JP4155165B2 - パワーモジュール構造 - Google Patents

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本発明は、パワー半導体モジュールに関するものである。より詳しくは、ハイブリッド車や燃料電池車などのインバータ用パワーモジュールに関するものである。
インテリジェントパワーモジュール(IPM)は絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタ(以下IGBT)等の半導体スイッチング(パワー半導体)素子を高速スイッチングすることにより、バッテリから供給される高圧直流電流を交流電流に変換しモーターを駆動するものである。この際、IGBT素子の発熱量は非常に大きいため、素子の放熱が非常に重要な課題となる。
そこで、従来、IPMの放熱性を確保するため、放熱板と冷却ユニットの間には高熱伝動率の材料(シリコーン系グリス等)を介在させる手法が一般的に用いられている。しかし、介在させたグリスの一部にエアの巻き込み等が発生すると、そこがヒートスポットとなり過熱等異常の原因となることが知られている。このため、放熱板と冷却ユニットとの密着性を確保することが重要視されている。
IGBTなどのパワー半導体素子を絶縁容器に封入したパワーモジュールにおいての、冷却対策としてモジュールと放熱板との固定個所を多くするものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
これは、放熱を兼ねたベースと絶縁基板とを接合して樹脂ケースで覆ったパワーモジュールにおいて、モジュール周辺部以外にモジュールに放熱板を固定するための1つ以上の孔を設け、ボルトにより、直接ベースを固定するものである。
また、電子部品をマウントした導電板を封止したモジュールを放熱部材に取付けた電子部品モジュールにおいて、モジュールの樹脂封止部に溝またはスリットを形成して、反りと放熱性を向上させる構成も知られている(例えば、特許文献2を参照)。
特開2000−228490号公報 特開2001−320185号公報
特許文献1に示されるような技術においては、配線構成が複雑となる。回路への配線取付けが複雑となるとともに、高い取付け精度を要求されるものである。特許文献1に記載された配線は、素子の上方を通って配線がなされており、基板に接続した配線が上部カバーより上方に突出した構成となっている。また、モジュール内におけるリードが長くなりサージが大きくなる可能性が高い。
特許文献2に示されるような技術においては、IPM放熱板の裏面を凸形状にするものであり、スクリーン印刷により放熱板全面に均一にグリスを塗布するなど製造上の工夫を施し、製造能力の確保によりグリスの密着性を保証していた。しかし、熱膨張などにより基板に発生する応力は基板の肉薄部に集中し、基板の耐久性を低下させる可能性があり、締め付けは放熱板両端のみで行われるため中央部における密着性の確保が困難である。
そして、ハイブリッド車や燃料電池車では、走行用と充電用に6インチのインバータモジュールを2つ以上搭載されることが多い。
この2つのモジュールを1つのモジュール内に収納してコンパクトかつ低コストに構成することが試みられている。2つのインバータモジュールを1のパッケージ内にまとめる上で、モジュールの放熱対策は1つのインバータを1つのパッケージ内に収納するものとは配線および放熱対策の上で大きく異なるものである。
2つのモジュールを一つにまとめる場合、大きさが1つのものよりも大きくなる。そして、1つの部材により2つのモジュールの熱的変化に対応する必要があるために、放熱板の面積を大きくする必要がある。しかし、モジュールをコンパクトに構成することも要求される。
このため、限られた面積のなかでインバータモジュールを2つ配設する必要があり、パワーモジュールにおける熱勾配が大きくなる。さらに、パワーモジュールのサイズが1つのインバータモジュールを収納する場合と比べると大きくなるのでモジュールおよび放熱板の反り量が大きくなり、モジュールと放熱板とのグリス密着性確保が困難になる。
すなわち、限られた面積内において、複雑な配線構成を考慮するとともに、放熱性を確保する必要がある。
本発明は、インバータ用パワーモジュール構造において、走行用と充電用の2つのモジュール間にPNバスバーを配置し、このPNバスバーの両側にU、V、W出力端子を、PNそれぞれの入力端子を2箇所に配置させてモジュール中央部にバスバーの無い領域を形成し、前記モジュールの周辺部と前記領域とにボルト孔を形成し、ボルト固定したモジュール構造をとるものである。
これにより、モジュール底部における反りを防止して密着性を確保でき、放熱性を維持できるものである。
本発明の概要について、図1および図2を用いて説明する。
図1はベース部の密着性の変化を示す図であり、図1(a)は放熱板の周部と中央部を係止した場合の変化を示す図であり、図1(b)は放熱板の周部を係止した場合の変化を示す図である。そして、図2はベース部の構成を示す図である。
IPMのモジュール底部であるベース部22には放熱板を取付けるものであり、従来のベース部22への放熱板3の取付け方法は、図1(b)に示すものである。
ベース部22と放熱板3とは、周部において互いに係止されている。ベース部22の周部には、放熱板3の周部がボルトなどにより固定される。
しかし、この場合には、モジュールが2つの3相交流用インバータモジュールを含む構成となっているので、モジュール自体が大きくなりベース部22が大きくなる。IGBT素子の発熱によりベース部22に反りが発生した場合には、ベース部22が大きいために反りによるベース部22と放熱板3との隙間量が大きくなる。
そこで、図1(a)に示すごとく、ベース部22と放熱板3とを周部において互いに係止するとともに、放熱板3の中央部をベース部22に固定するものである。これにより、ベース部22の中央部の変形を抑制して、ベース22の反りを抑制してベース部22と放熱板3との接触を十分に確保できるものである。ベース部22の中央と放熱板3の中央部とを固定することにより、放熱板3の反りを規制して放熱板3との接触面積を確保して冷却性を維持するものである。これにより、モジュールに2つの3相交流用モジュールを含め、モジュール自体が大きくなっても安定かつ信頼性の高いIPMを構成できる。
本発明においては、図2に示すごとく、IPMのモジュール底部を構成するベース部22の中央に放熱板3の係止部を確保すべく、2つ素子モジュール11・11を1つのモジュール底部に統合するとともに、素子モジュール11・11の間に放熱板係止用のスペースを設けるものである。素子モジュール11は3相交流用インバータモジュールであり、IGBT素子が配設されているものである。なお、後述するIGBTモジュール7は素子モジュール11・11を一体化したものである。
これらの素子モジュール11・11を1つのベース部22に配設するものであり、素子モジュール11・11の間に間隔を持たせて配置するものである。素子モジュール11・11間は放熱板3係止用の空間となるものである。そして、素子モジュール11・11間において、ベース部22に放熱板3を係止するための孔12を設け、ボルト10により放熱板3をベース部22に固定する。
2つの素子モジュール11・11の間にはPN配線を行い、素子モジュール11・11を接続する。PN配線の端子はベース部22の周部に設けるものである。PN配線の端子はベース部22において2箇所配設され、ベース部22の対辺部に位置する。そして、U、V、Wの端子はPN配線を挟んで両側に配置するものであり、UVW配線は素子モジュール11に接続し、素子モジュール11より外側に向けて配設される。U、V、Wの端子がベース部22の周部に配設され、モジュール11に接続する端子がそれぞれベース部22の対辺部に位置する構成となる。
これにより、ベース部22の周部にはPN配線の端子およびU、V、Wの端子が配設されるものである。
すなわち、本発明は請求項1に記載のごとく、モジュールベース部上にインバータモジュールを配設し、カバーケースを装着して、インバータモジュールを封止し、モジュールベース下面に放熱板を装着するパワーモジュール構造であって、前記モジュールベース部上には3相交流用インバータモジュールが2つ構成され、前記各3相交流用インバータモジュールにはUVW配線が接続され、前記2つの3相交流用インバータモジュールは、プレート上に一方の3相交流用インバータモジュールを構成する1つの素子セットと他方の3相交流用インバータモジュールを構成する1つの素子セットとを間隔をおいて配設するとともに、前記プレートを前記モジュールベース部上に3つ並設することにより構成され、前記3相交流用インバータジュールのP配線およびN配線がそれぞれ独立して2本ずつ設けられて、前記一方のP配線およびN配線は、中央に配置されるプレートの、プレート並設方向における一側端部より一側外方へ配置され、前記他方のP配線およびN配線は、中央に配置されるプレートの、プレート並設方向における他側端部より他側外方へ配置され、前記中央に配置されるプレートの一方の素子セットと他方の素子セットとの間に、モジュールベース部下面に接触する放熱板を係止する係止具配設部を設ける。
また、請求項2に記載のごとく、前記各3相交流用インバータモジュールのUVWの配線は、各3相交流用インバータモジュールを構成する各素子セットよりも、プレート並設方向と直交する方向における外側に向けて配設される。
本発明は、請求項1に記載のごとく構成するので、中央部にバスバーのないエリアを確保でき、インバータモジュールに影響を与えることなく、放熱板をボルト固定することが可能となる。また、モジュール中央部に発熱体がないので反り発生を軽減できる。
そして、パワーモジュールのベースの反りを規制して、パワーモジュールベースからグリス層を介して確実な放熱経路を得ることが出来る。これにより、複数のインバータモジュールを収納したパワーモジュールの熱対策を簡便な構成により採ることが可能である。
請求項2に記載のごとく構成するので、配線経路を短くし、サージを抑制できる。そして、2つのインバータモジュールにおいて放熱板の共通化が可能となり、パワーモジュールをコンパクトかつ低コストで製作することができる。
IPMなどのパワーモジュールをコンパクトに構成するとともに冷却性を維持するという目的を、複数のインバータモジュールを1つのパッケージ内に配設し、インバータモジュールの配置およびインバータモジュールを接続する配線パターンにより放熱板取付け部を設けることを実現した。
まず始めに、パワーモジュールの構成について、図を用いて説明する。
図3はパワーモジュールの組立て構成を示す図であり、図4はパワーモジュールの平面図である。
パワーモジュールはモジュール底部2、シールド板4、制御基板5、カバー6と放熱板3とにより構成される。モジュール底部2にはIGBTモジュール7が配設されるものである。モジュール底部2はパワーモジュールのベースとなるものであり、カバー6はパワーモジュールのカバーケースとなるものである。
モジュール底部2上には制御基板5が取付けられ、制御基板5とモジュール底部2との間にはシールド板4が配設される。そして、モジュール底部2上にカバー6が配設されて、制御基板5が被装される。モジュール底部2上面にはIGBTモジュール7が配設されており、シールド板4によりIGBTモジュール7と制御基板5とが仕切られるものである。
モジュール底部2の下面には放熱板3が取付けられ、IGBTモジュールの冷却を行うものである。
モジュール底部2には、図4に示すごとく、上面にIGBTモジュール7を配設するものである。モジュール底部2上にIGBTモジュール7を配設してモジュール底部2に固定する。
IGBTモジュール7は、素子セットを配設したプレート18・18・18により構成されるものである。IGBTモジュール7には三相交流用の配線31・31・・が設けられており、三相交流用の配線端子はIGBTモジュール7の対向する側部に設けられている。IGBTモジュール7において、素子セットは共通のものを用いることができ、IGBTモジュール7を3つのプレート18・18・18により構成することにより、部品の共通化を図り、IGBTモジュール7の製造コストを低減できるものである。
IGBTモジュール7には、N配線16およびP配線15が接続されている。N配線16およびP配線15はIGBTモジュール7の下面において接続しており、IGBTモジ
ュール7の外側に向けて配設されている。
配線31・・・およびN配線16、P配線15はモジュール底部2に埋設されるものであり、IGBTモジュール7とIGBTモジュール7の下面において接続するものである。
配線31・・・の接続端子となる部分は、モジュール底部2の周部において、IGBTモジュール7を介して接続可能に構成されている。そして、N配線16、P配線15の接続端子となる部分は、モジュール底部2の周部において、それぞれ2箇所設けられており、モジュール底部2の上面に露出している。
そして、IGBTモジュール7の周部およびモジュール底部2の周部には孔が設けられており、この孔にボルトなどの締結部材を装着してモジュール底部2の下面に放熱板3を固定するものである。さらに、IGBTモジュール7の中央にも孔が設けられており、モジュール底部2に設けられた孔12に連通している。
この孔12を介してモジュール底部2の中央部において、放熱板3の中央部を固定できるものである。すなわち、モジュール底部2と放熱板3とは、中央部および周部においてボルトなどにより接続されるものであり、互いに中央部および周部を固定するので反り量を抑えるとともに、反りによりモジュール底部2と放熱板3間に隙間ができるのを抑制するものである。これにより、モジュール底部2と放熱板3間に塗布した放熱グリスを介しての熱の排出を維持できるものである。
図5はIGBTモジュールの平面図である。
IGBTモジュール7はプレート18および2つの素子セット19・19とにより構成される。素子セット19・19はプレート18上に配設されるものであり、プレート18において締結部材を配設するのに十分な間隔をあけて配設されている。
素子セット19にはUVW配線の内の1つが接続されるものである。素子セット19とUVW出力との接続は配線31により行われるものである。配線31は、平面視において素子セット19の中央であってプレート18の長手方向に向けて配設されている。そして、配線31の端部は素子セット19よりモジュール底部2の外側に位置するものである。
素子セット19にはN配線16およびP配線15が接続されるものである。素子セット19とN配線16およびP配線15の接続は、平面視において、プレート18の側部において素子セット19と接続するものであり、N配線16およびP配線15はプレート18に配設された2つの素子セット19・19をプレート18の長手方向に沿った配線により接続するものである。
プレート18上に配設される1つの素子セット19は、3相交流用インバータモジュールを構成するものであり、3つの素子セット19を隣り合わせて配設して接続することにより、3相交流用インバータモジュールが構成されるものである。プレート18には、パワーモジュール内に収納される2つの3相交流用インバータモジュールをそれぞれ3つに分割し、一方の3相交流用インバータモジュールを構成する素子セット19と他方の3相交流用インバータモジュールを構成する素子セット19とが配設されるものである。
素子セット19・19はプレート18上において、間隔をおいて配設されている。一方の素子セット19がプレート18の一端側に、他方の素子セット19がプレート18の他端側に配設されている。すなわち、一方の3相交流用インバータモジュールの構成要素と他方の構成要素とが1つのプレート18上において間隔をおいて配設されるものである。
このようなプレート18を3つ並べることにより、3相交流に対応したパワーモジュールを構成できるものであり、素子セット19・19間に放熱板3を取付けるための空間を確保することができる。
次に、IGBTモジュール7の配線の状態について説明する。
図6はパワーモジュールモジュール底部のA−A線断面図であり、図7はパワーモジュールモジュール底部のB−B線断面図であり、図8はモジュール底部における配線構成を示す図である。
IGBTモジュール7の下面には、P配線15、N配線16、三相交流のUVW端子にそれぞれ接続する配線31・・が配設されている。
そして、パワーモジュールにおいて、P配線15は2つ設けられている。
一方のP配線15は、図8に示すごとく、平面視においてT字を時計回りに90度回転させた形状となっている。そして、IGBTモジュール7の3つ並んだプレート18・・において、中央に配置されたプレート18左側辺と左側プレート18の右側辺に重なるように配設され、それぞれのプレート18に配設された素子セット19・19に接続している。P配線15の残りの端部はIGBTモジュール7の左側端より突出した構成となっている。
他方のP配線15はIGBTモジュール7の右端に沿って配設され、右側のプレート18の素子セット19・19に接続し、一端部をIGBTモジュール7の右側端より突出させた構成としている。
パワーモジュールにおいて、N配線16も2つ設けられている。
一方のN配線16は、図8に示すごとく、平面視においてT字を反時計回りに90度回転させた形状となっている。そして、IGBTモジュール7の3つ並んだプレート18の中央に位置するプレート18右側辺と右側のプレート18の左側辺とに重なるように配設され、それぞれのプレート18に配設された素子セット19・19に接続している。N配線16の残りの端部はIGBTモジュール7の右側端より突出した構成となっている。
N配線16の他方はIGBTモジュール7の左端に沿って配設され、左側のプレート18の左側辺において素子セット19・19に接続し、一端部をIGBTモジュール7の左側端より突出させた構成としている。
そして、三相交流のUVW端子にそれぞれ接続する配線31・・は、素子セット19において素子間に配設されるものであり、IGBTモジュール7において外側に向けて配設されるものである。図8の紙面において、IGBTモジュール7の上側に配設された配線31・・・は、IGBTモジュール7の上側辺より上方に突出した構成となっており、下側に配設された配線31・・・は下側辺より下方に突出した構成となっている。
モジュール底部2の中央には孔12が設けられており、孔12においてモジュール底部2の中央部と放熱板3の中央部とが接続される。孔12にはボルト10が挿嵌され、放熱板3の中央部に設けた孔にボルト10が螺装される。ボルト10はカラー14を装着した状態で、放熱板3の固定を行うものであり、モジュール底部2に放熱板3の装着による局所的な荷重がかかるのを防ぎ、モジュール底部2、放熱板3およびIGBTモジュール7にボルト10の装着による影響を与えない構成となっている。
このように配線することにより、IGBTモジュール7の中央部に配線や素子が配設されない部位を設けることができるものである。この部位を放熱板3とモジュール底部2とを接続するための係止部材もしくは締結部材を配設するための部位とすることにより、モジュール底部2の中央部と放熱板3の中央部とを接続して、モジュール底部2と放熱板3との接触性を確保して冷却性能を維持できる。
さらに、IGBTモジュール7の中央部をあけて、配線を外側に向けて配設するので配線距離を短く構成できる。とくにPN配線においては、配線を短く構成することにより、サージ対策を行うことができる。
また、パワーモジュール底部の平面視中央部に発熱体が配設されておらず、配線が外側に向けて設けられているので、パワーモジュール底部において発生した熱が外側へと伝達されやすく、パワーモジュール底部の中央部に供給される熱量が減少してパワーモジュール底部に発生する反りを軽減できる。
ベース部の密着性の変化を示す図。 ベース部の構成を示す図。 パワーモジュールの組立て構成を示す図。 パワーモジュールの平面図。 IGBTモジュールの平面図。 パワーモジュールモジュール底部のA−A線断面図。 パワーモジュールモジュール底部のB−B線断面図。 モジュール底部における配線構成を示す図。
符号の説明
3 放熱板
4 シールド板
5 制御基板
6 カバー
7 IGBTモジュール
10 ボルト
12 孔
14 カラー
15 P配線
16 N配線
18 プレート
19 素子セット
22 ベース部
31 配線

Claims (2)

  1. モジュールベース部上にインバータモジュールを配設し、カバーケースを装着して、インバータモジュールを封止し、モジュールベース下面に放熱板を装着するパワーモジュール構造であって、
    前記モジュールベース部上には3相交流用インバータモジュールが2つ構成され、
    前記各3相交流用インバータモジュールにはUVW配線が接続され、
    前記2つの3相交流用インバータモジュールは、プレート上に一方の3相交流用インバータモジュールを構成する1つの素子セットと他方の3相交流用インバータモジュールを構成する1つの素子セットとを間隔をおいて配設するとともに、前記プレートを前記モジュールベース部上に3つ並設することにより構成され、
    前記3相交流用インバータジュールのP配線およびN配線がそれぞれ独立して2本ずつ設けられて、
    前記一方のP配線およびN配線は、中央に配置されるプレートの、プレート並設方向における一側端部より一側外方へ配置され、前記他方のP配線およびN配線は、中央に配置されるプレートの、プレート並設方向における他側端部より他側外方へ配置され、
    前記中央に配置されるプレートの一方の素子セットと他方の素子セットとの間に、モジュールベース部下面に接触する放熱板を係止する係止具配設部を設けることを特徴とするパワーモジュール構造。
  2. 前記各3相交流用インバータモジュールのUVWの配線は、
    各3相交流用インバータモジュールを構成する各素子セットよりも、プレート並設方向と直交する方向における外側に向けて配設されることを特徴とする請求項1記載のパワーモジュール構造。
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