JP4154210B2 - ディスクチェンジャ用マガジン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数枚のディスクを保持してディスクチェンジャ本体に装填されるディスクチェンジャ用マガジンに係り、特に、ディスクを保持する複数のトレイがハウジング内に引き出し自在に収納されているディスクチェンジャ用マガジンに関する。
【0002】
【従来の技術】
図14は従来より知られているディスクチェンジャの構成図であり、このディスクチェンジャの本体を構成する筐体20の内部にはマガジンMの設置領域21とディスク駆動領域22とが形成されている。マガジンMは図14の紙面直交方向の手前側から筐体20内に装填され、このマガジンMには図示せぬ複数のトレイが積層状態で収納されている。各トレイはマガジンMに対して引き出し自在となっており、個々のトレイにはCDやDVD等のディスクDが保持されている。一方、ディスク駆動領域22にはディスク駆動ユニット23が配設されており、このディスク駆動ユニット23は図14の上下方向へ昇降可能であり、この昇降動作によってマガジンM内のいずれかのディスクDが選択される。ディスク駆動ユニット23には、スピンドルモータ24およびターンテーブル25と、ディスクDの中心をターンテーブル25に押圧するクランパ26と、光ピックアップ27等が搭載されており、光ピックアップ27はディスクDの半径方向に移送される。
【0003】
このように概略構成されたディスクチェンジャにおいて、マガジンM内のいずれかのディスクDを選択して再生または記録する場合は、まず、ディスク駆動ユニット23が図14の上下方向へ昇降してマガジンM内のいずれかのトレイが選択される。次に、選択されたトレイが図示せぬ移送手段によりマガジンMから引き出され、このトレイに保持されたディスクDの中心がターンテーブル25とクランパ26間にチャッキングされる。そして、スピンドルモータ24によりターンテーブル25とディスクDが回転駆動され、光ピックアップ27によりディスクDの再生または記録が行われる。
【0004】
従来、この種のディスクチェンジャに使用されるマガジンMとして、箱形形状のハウジング内に設けられた共通軸に複数のトレイを回転可能に支承し、個々のトレイのディスクDと干渉しない部位に弾性舌片を一体形成したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。かかる従来のディスクチェンジャ用マガジンMでは、各トレイがハウジング内に積層状態で収納されている時に、弾性舌片の自由端部が隣接するトレイの板面に圧接されるようになっているため、各トレイがハウジング内でガタ付いて衝突することを弾性舌片の変形によって抑制することができる。したがって、車載用ディスクチェンジャのように外部振動が作用しやすい環境下においても、ハウジング内に収納されたトレイのガタ付きが緩和され、各トレイ同士が衝突することによって発生するラットルノイズと称せられる異音を抑制することができる。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−37315号公報(第4−5頁、図2)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来のディスクチェンジャ用マガジンでは、共通軸に支承された各トレイを回転操作してハウジングから引き出すように構成されているが、ハウジングの相対向する内側壁に複数組のガイドレールを設け、これらガイドレールに沿って各トレイをスライド操作してハウジングから引き出すように構成されたディスクチェンジャ用マガジンも知られている。
【0007】
このようにトレイをガイドレールに沿って摺動させるタイプのマガジンにおいては、トレイとガイドレールとの間に摺動用のクリアランスが不可欠となるため、トレイに特許文献1に開示されたような弾性舌片を形成して各トレイ同士の衝突を抑制するようにしても、ハウジング内に収納されたトレイに外部振動が加わると、トレイが上記クリアランス内でガタ付いてガイドレールの天面または底面に衝突し、当該部位でラットルノイズが発生するという問題があった。なお、トレイのガイドレールと摺動する部分に弾性舌片を形成し、この弾性舌片の自由端部をガイドレールの天面または底面に圧接させれば、トレイとガイドレールの衝突に起因するラットルノイズの発生を抑制できるが、その場合、トレイの摺動中に常に弾性舌片のテンションが加わるため、トレイのスムーズな収納または引き出し動作が妨げられるという問題が生じる。また、ガイドレールに圧接された弾性舌片は度重なる摺動によって摩耗しやすく、しかも、片持ち梁状の弾性舌片は高温に対するクリープ変形を伴うため、弾性舌片のばね特性が経年的に著しく低下してラットルノイズを抑制できなくなるという問題も生じる。
【0008】
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、トレイとガイドレール間に発生するラットルノイズを長期に亘って確実に抑制することができるディスクチェンジャ用マガジンを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ガイドレールに挿入されるトレイの収納方向の後端側に凸状段部を形成すると共に、この凸状段部とガイドレールの開口端部との少なくとも一方にテーパ部を設け、トレイをハウジング内に収納する時に、上記テーパ部とハウジング内に配設したばね部材の引き込み力とを利用して、トレイをガイドレールの天面または底面に圧接するようにした。このような構成を採用すると、トレイがハウジング内に完全に収納されない搬送途中では、トレイをガイドレールに沿ってスムーズに移動することができ、トレイがハウジング内に収納された時だけ、トレイをガイドレールに十分な力で圧接してラットルノイズを確実に抑制することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明のディスクチェンジャ用マガジンは、一側面を開口し相対向する内側壁に複数組のガイドレールが設けられた箱形形状のハウジングと、このハウジング内の奥部に配設されたばね部材と、前記ガイドレールに沿って移動可能な複数のディスク保持用トレイとを備え、前記トレイの収納方向の先端側に係合部が設けられ、この係合部が前記ばね部材に係止されることにより前記トレイを前記ハウジングの内部に引き込んで収納状態に保持し、前記トレイを前記開口から引き出した時に前記係合部と前記ばね部材との係合が解除されるディスクチェンジャ用マガジンにおいて、前記ガイドレールに摺動する前記トレイの収納方向の後端側に凸状段部を形成すると共に、この凸状段部と前記ガイドレールの開口端部との少なくとも一方にテーパ部を設け、前記トレイを前記ハウジングに収納した時に、前記凸状段部と前記ガイドレールの開口端部とが当接し、前記係合部が前記ばね部材に係止されることで生じる引き込み力の反力が前記テーパ部に作用することにより、前記トレイを前記ガイドレールの天面または底面に圧接するように構成した。
【0011】
このように構成されたディスクチェンジャ用マガジンでは、トレイをハウジング内に収納する時に、ばね部材の引き込み力の反力がテーパ部に作用してトレイがガイドレールの天面または底面に圧接されるため、トレイをハウジングから引き出したりハウジング内に収納する途中の搬送時には、トレイをガイドレールに沿ってスムーズに移動することができ、トレイがハウジング内に収納された時だけ、トレイをガイドレールに十分な力で圧接してラットルノイズを確実に抑制することができる。その際、テーパ部はガイドレールの開口端部やトレイの凸状段部に十分な剛性を持つ構造物として形成できるため、弾性舌片に比べるとクリープ変形しにくくなり、上記ラットルノイズを長期に亘って確実に抑制することができる。
【0012】
上記の構成において、テーパ部をガイドレールの天面および底面と該ガイドレールの側面との両方に対して傾斜させることが好ましく、このような構成を採用すると、トレイが3次元方向で位置規制されるため、ラットルノイズをより確実に抑制することができる。
【0013】
【実施例】
実施例について図面を参照して説明すると、図1はディスクチェンジャ用マガジンの斜視図、図2は該マガジンの内部構造を示す横断面図、図3は該マガジンに備えられるハウジングの正面図、図4は該ハウジングの縦断面図、図5は該ハウジングに設けられるガイドレールの説明図、図6は図5のA−A線に沿う断面図、図7は図5のB−B線に沿う断面図、図8は該マガジンに備えられるトレイの平面図、図9は該トレイの側面図、図10は該トレイの底面図、図11は該マガジンの要部を示す斜視図、図12と図13はテーパ面の動作説明図である。
【0014】
本実施例に係るディスクチェンジャ用マガジンは前述したディスクチェンジャ(図14参照)に装填されて使用されるものであり、図1と図2に示すように、このマガジンMは、前面を開口した箱形形状のハウジング1と、このハウジング1に引き出し自在に収納された複数のトレイ2とを備えている。
【0015】
ハウジング1は合成樹脂材料により射出成形されたものであり、図3と図4に示すように、このハウジング1の相対向する左右内側壁には複数組のガイドレール3,4が一体成形されている。各ガイドレール3,4はハウジング1の開口側から奥側(X1−X2方向)に延びており、ハウジング1の上下方向(Z1−Z2方向)において、各ガイドレール3,4の間にはそれぞれガイド溝5が形成されている。このガイド溝5によってトレイ2が前後方向(X1−X2方向)に案内されるようになっており、本実施例の場合、6枚のトレイ2に対応して6組のガイド溝5が形成されている。また、図2に示すように、ハウジング1内の奥部にはΩ形状にフォーミングされた板ばね6が配設されており、この板ばね6はその自由端側がZ1−Z2方向で6組に分割されており、これら各組が各ガイド溝5に対応する複数の平面内で独立して変形できるようになっている。
【0016】
図示右側の各ガイドレール3の前面から底面にかけてテーパ面3aが形成されており、図5〜図7に示すように、このテーパ面3aは一組のガイド溝5を含む平面(X−Y平面)に対してガイドレール3の前面から奥側に向かって角度θ1で傾斜している。また、このテーパ面3aは上記X−Y平面に対してガイドレール3の側面からガイド溝5の内側面に向かって角度θ2で傾斜している。
【0017】
トレイ2は合成樹脂材料により射出成形されたものであり、図8〜図10に示すように、このトレイ2は、左右一対の平行部7,8と、これら平行部7,8を橋絡する上面板9と、この上面板9の左右両側部に対してZ2方向へ所定間隔を存して対向する一対の支持片10と、上面板9の先端から左側の平行部7に沿ってX1方向へ突出する係合突部11とを有している。図2に示すように、トレイ2がハウジング1内に収納された状態において、トレイ2の係合突部11は板ばね6に係止されるようになっている。また、ディスクDはトレイ2の上面板9と両支持片10との間に保持されるようになっており、本実施例の場合、6枚のトレイ2にそれぞれディスクDを保持可能な6枚対応のディスクチェンジャ用マガジンとなっている。
【0018】
両平行部7,8はハウジング1のガイド溝5内にX1−X2方向へ摺動自在に挿入されており、ガイド溝5の高さ寸法H1(図4参照)を平行部7,8の高さ寸法H2(図12参照)よりも若干大きく設定することにより、平行部7,8とガイド溝5との間に摺動をスムーズにするためのクリアランスCが確保されている。また、右側の平行部8の前方(X2方向)の端部側には凸状段部12が形成されており、この凸状段部12の高さ寸法H3は前述したガイド溝5の高さ寸法H1よりも大きく設定されている。図11に示すように、凸状段部12のX1方向の端面にはテーパ面12aが形成されており、トレイ2がハウジング1内に収納された時点で、凸状段部12のテーパ面12aとガイドレール3のテーパ面3aが当接するようになっている。
【0019】
上面板9の左右両側部には一対の弾性片13が片持ち梁状に一体形成されており、これら弾性片13の自由端には突出部13aが形成されている。また、両支持片10には加圧部14が突出形成されており、それぞれの突出部13aと加圧部14はZ1−Z2方向の同一位置に形成されている。トレイ2がハウジング1から引き出された無負荷状態において、弾性片13は上面板9と同一面上に延びてトレイ2に保持されたディスクDと非接触であるが、トレイ2がハウジング1内に収納されると、突出部13aがその上方に位置するトレイ2の加圧部14に押圧されることにより、弾性片13は上面板9に対して下方へ変形する。これによって弾性片13がディスクDの周縁部に当接し、ディスクDはトレイ2にガタ付きを生じることなく安定的に保持される。さらに、左側の平行部7の内部には板ばね15が取り付けられており、この板ばね15がディスクDの周縁部に弾接することにより、ディスクDが不用意にトレイ2から飛び出さないようになっている。
【0020】
このように構成されたディスクチェンジャ用マガジンMにおいて、ハウジング1から引き出した個々のトレイ2にディスクDを保持した後、このトレイ2の平行部7,8をハウジング1のガイド溝5に挿入してX1方向へ押し込むと、係合突部11の先端が板ばね6に当接する。この状態からトレイ2をX1方向へさらに押し込むと、係合突部11が板ばね6を押し拡げて内部に入り込むことにより、板ばね6にトレイ2をX1方向へ引き込む力が発生する。その際、ガイド溝5の上方に位置するガイドレール3に形成されたテーパ面3aとトレイ2の凸状段部12に形成されたテーパ面12aとが当接すると、図12に示すように、板ばね6によるトレイ2をX1方向へ引き込む力の反力Fがテーパ面12aの垂直方向に与えられ、下向き(Z2方向)の分力Pが生じる。また、テーパ面3aはガイド溝5の内側面から開放端に向かって拡がるように傾斜しているため、図13に示すように、板ばね6による引き込む力の反力Fが左向き(Y2方向)の分力Qとして生じる。その結果、トレイ2がハウジング1内に収納された時点で、トレイ2は上記分力Pによってガイド溝5の下方に位置するガイドレール3の天面に圧接されると共に、上記分力Qによって反対側のガイドレール4間に形成されたガイド溝5の内側面に圧接される。
【0021】
したがって、ハウジング1内に全てのトレイ2を収納したマガジンMが図14に示す筐体20内に装填された状態において、車両振動等の外部振動が作用した場合であっても、トレイ2がハウジング1のガイド溝5内で上記分力P,Qによって上下方向と左右方向に規制されていると共に、テーパ面12aに板ばね6の引き込み力の反力Fが作用しているため、トレイ2とガイドレール3,4間のラットルノイズは3次元方向で防止されている。
【0022】
また、マガジンM内のいずれかのディスクDを選択して再生または記録する場合は、前述したように選択されたトレイ2がハウジング1から引き出され、このトレイ2に保持されたディスクDがチャッキングされた直後に、引き出されたトレイ2がハウジング1に戻されて収納状態となる。この場合もマガジンM内にディスクDを収納する時と同様に、トレイ2の係合突部11が板ばね6を押し拡げて内部に入り込み、板ばね6にトレイ2をX1方向へ引き込む力が発生する過程で、テーパ面12aの当接部分に下向き(Z2方向)の分力Pと左向き(Y2方向)の分力Qが発生するため、トレイ2がハウジング1内に収納された時点で、トレイ2とガイドレール3,4間のラットルノイズが3次元方向で防止される。
【0023】
このように本実施例に係るディスクチェンジャ用マガジンMでは、引き出されたトレイ2をハウジング1に収納する時に、板ばね6がトレイ2をハウジング1に引き込む力の反力Fがテーパ面12aの垂直方向に作用し、この反力Fの下向き(Z2方向)の分力Pによってトレイ2をガイド溝5の下方に位置するガイドレール3の天面に圧接することができる。したがって、トレイ2をハウジング1から引き出したりハウジング2内に収納する途中の搬送時には、平行部7,8とガイド溝5との間に確保されたクリアランスCによりトレイ2をX1−X2方向へスムーズに移動することができ、トレイ2がハウジング1内に収納された時だけ、トレイ2をガイドレール3に十分な力で圧接してラットルノイズを確実に抑制することができる。その際、テーパ面3a,12aはガイドレール3の開口端やトレイ2の凸状段部12に十分な剛性を持つ構造物として形成できるため、ラットルノイズを長期に亘って確実に抑制することができる。
【0024】
また、テーパ面3aをガイド溝5の内側面から開放端に向かって拡がるように傾斜させたため、板ばね6による引き込み力の反力Fの左向き(Y2方向)の分力Qによってトレイ2を水平方向にも位置規制することができる。その結果、トレイ2がハウジング1内に収納された時点で、トレイ2を3次元方向(上下方向と左右方向および前後方向)に位置規制してより確実にラットルノイズを抑制することができる。
【0025】
なお、上記実施例では、ガイドレール3の開口端とトレイ2の凸状段部12の両方にテーパ面3a,12aを形成した場合について説明したが、いずれか一方のテーパ面3a,12aを省略することも可能である。
【0026】
また、板ばね6と係合突部11の凹凸関係は上記実施例と逆でも良く、つまり、トレイ2のX1方向端面にΩ形状の係合凹部を形成し、板ばね6の自由端部がこの係合凹部に嵌入することでトレイ2の引き込み力を発生させるようにしても良い。
【0027】
また、上記実施例では、トレイ2の上面側に突出するように凸状段部12とテーパ面12aを形成し、ガイドレール3の底面側にテーパ面3aを形成した場合について説明したが、トレイ2の底面側に凸状段部およびそのテーパ面を設け、ガイドレール3の天面側にテーパ面を設けるようにしても良い。この場合、トレイ2は収納時にその上側に位置するガイドレール3の底面に圧接されることになる。
【0028】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0029】
ガイドレールに摺動するトレイの収納方向の後端側に凸状段部を形成すると共に、この凸状段部とガイドレールの開口端部との少なくとも一方にテーパ部を設け、トレイをハウジング内に収納する時に、上記テーパ部とハウジング内に配設したばね部材の引き込み力とを利用して、トレイをガイドレールの天面または底面に圧接するようにしたので、トレイがハウジング内に完全に収納されない搬送途中では、トレイをガイドレールに沿ってスムーズに移動することができ、トレイがハウジング内に収納された時だけ、トレイをガイドレールに十分な力で圧接してラットルノイズを確実に抑制することができる。その際、テーパ部はガイドレールの開口端部やトレイの凸状段部に十分な剛性を持つ構造物として形成できるため、トレイとガイドレール間に発生するラットルノイズを長期に亘って確実に抑制可能なディスクチェンジャ用マガジンを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るディスクチェンジャ用マガジンの斜視図である。
【図2】該マガジンの内部構造を示す横断面図である。
【図3】該マガジンに備えられるハウジングの正面図である。
【図4】該ハウジングの縦断面図である。
【図5】該ハウジングに設けられるガイドレールの説明図である。
【図6】図5のA−A線に沿う断面図である。
【図7】図5のB−B線に沿う断面図である。
【図8】該マガジンに備えられるトレイの平面図である。
【図9】該トレイの側面図である。
【図10】該トレイの底面図である。
【図11】該マガジンの要部を示す斜視図である。
【図12】テーパ面の動作説明図である。
【図13】テーパ面の動作説明図である。
【図14】該マガジンが使用されるディスクチェンジャの構成図である。
【符号の説明】
1 ハウジング
2 トレイ
3,4 ガイドレール
3a テーパ面(テーパ部)
5 ガイド溝
6 板ばね(ばね部材)
7,8 平行部
9 上面板
10 支持片
11 係合突部(係合部)
12 凸状段部
12a テーパ面(テーパ部)
13 弾性片
14 加圧部
M ディスクチェンジャ用マガジン
D ディスク

Claims (2)

  1. 一側面を開口し相対向する内側壁に複数組のガイドレールが設けられた箱形形状のハウジングと、このハウジング内の奥部に配設されたばね部材と、前記ガイドレールに沿って移動可能な複数のディスク保持用トレイとを備え、前記トレイの収納方向の先端側に係合部が設けられ、この係合部が前記ばね部材に係止されることにより前記トレイを前記ハウジングの内部に引き込んで収納状態に保持し、前記トレイを前記開口から引き出した時に前記係合部と前記ばね部材との係合が解除されるディスクチェンジャ用マガジンにおいて、
    前記ガイドレールに摺動する前記トレイの収納方向の後端側に凸状段部を形成すると共に、この凸状段部と前記ガイドレールの開口端部との少なくとも一方にテーパ部を設け、前記トレイを前記ハウジングに収納した時に、前記凸状段部と前記ガイドレールの開口端部とが当接し、前記係合部が前記ばね部材に係止されることで生じる引き込み力の反力が前記テーパ部に作用することにより、前記トレイを前記ガイドレールの天面または底面に圧接するように構成したことを特徴とするディスクチェンジャ用マガジン。
  2. 請求項1の記載において、前記テーパ部が前記ガイドレールの天面および底面と該ガイドレールの側面との両方に対して傾斜していることを特徴とするディスクチェンジャ用マガジン。
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