JP4153419B2 - 乗用田植機 - Google Patents

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Description

本発明は、乗用田植機に関する。
従来、乗用田植機の一形態として、走行部の後方に昇降機構を介して植付部を昇降自在かつ着脱自在に連結し、同植付部にセンサーフロートを設けると共に、同センサーフロートと上記昇降機構の油圧駆動部との間に連動ワイヤを介設して、同連動ワイヤによりセンサーフロートの昇降動作に連動して昇降機構を昇降作動させることにより、植付部による苗の植付深さを一定に保持可能としたものがある。
そして、連動ワイヤは、アウターワイヤと、同アウターワイヤ中に挿通したインナーワイヤとから形成して、アウターワイヤの先端部を上下方向に伸延する筒状の案内体の上端部に連結し、同案内体の下端部を連結ピンを介してセンサーフロートに連結している。
また、案内体の左右側壁にはそれぞれ上下方向に伸延する案内用長孔を形成する一方、植付部に設けたワイヤ固定枠体に左右方向に伸延するワイヤ固定ピンを設け、同ワイヤ固定ピンを両案内用孔中に抜き差し自在かつ上下摺動自在に貫通させて、同ワイヤ固定ピンの中途部にインナーワイヤの先端部を案内体内にて連結している。
このようにして、センサーフロートが昇降動作すると、案内体を介してアウターワイヤが押し引き摺動され、それに連動してインナーワイヤが押し引き摺動されて、昇降機構の油圧駆動部を作動させる結果、植付部が昇降されるようにしている。
そして、インナーワイヤの先端部は、筒状の案内体内により被覆して保護している。
また、ワイヤ固定ピンとセンサーフロートとの間にはフロート吊りバネを着脱自在に介設して、センサーフロートの前下がりモーメントを軽減している。
(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−56438号公報
ところが、上記した乗用田植機では、走行部から植付部を離脱させる際に、連動ワイヤの先端部もセンサーフロートから離脱させるようにしているが、同連動ワイヤの先端部の離脱作業が煩雑になっている。
すなわち、連動ワイヤの先端部を離脱させる際には、まず、フロート吊りバネを取り外し、その後に、左右側のガイド孔とワイヤ固定枠体とからワイヤ固定ピンを軸線方向に引き抜くことにより、ワイヤ固定枠体からアウターワイヤの先端部に連結している案内体と、アウターワイヤ中に挿通しているインナーワイヤとを分離し、さらに、同案内体の下端をセンサーフロートに連結している連結ピンを引き抜くことにより、センサーフロートから案内体を分離するようにしている。
このように、フロート吊りバネを取り外し、その後に、ワイヤ固定ピンや連結ピンを逐一引き抜かなければならない上に、取り外したフロート吊りバネや引き抜いたこれらのピンを紛失しないように管理しなければならないという煩わしさがある。
その結果、植付部を他の作業機(例えば、直播機、除草機、溝切機等)に交換する作業が非常に煩雑になっている。
そこで、本発明では、走行部の後方に昇降機構を介して植付部を昇降自在に連結し、同植付部にセンサーフロートを設けると共に、同センサーフロートと上記昇降機構の油圧駆動部との間に連動ワイヤを介設して、同連動ワイヤによりセンサーフロートの昇降動作に連動して昇降機構を昇降作動させることにより、植付部による苗の植付深さを一定に保持可能とした乗用田植機において、連動ワイヤは、アウターワイヤと、同アウターワイヤ中に挿通したインナーワイヤとから形成して、アウターワイヤの先端部を着脱側案内体形成片に連結する一方、センサーフロートに固定側案内体形成片を連結して、同固定側案内体形成片に着脱側案内体形成片を着脱自在に取り付けて筒状の案内体を形成すると共に、両形成片の側端部にそれぞれ上下方向に伸延させて形成した案内用長孔形成用凹部を前後方向に対向させて案内用長孔を形成し、植付部に設けたワイヤ固定枠体には左右方向に軸線を向けたワイヤ固定ピンを設け、同ワイヤ固定ピンを上記案内用長孔中に上下摺動自在に挿通して、同ワイヤ固定ピンの中途部にインナーワイヤの先端部を係脱自在に係合して案内体内にて連結したことを特徴とする乗用田植機を提供するものである。
また、本発明は、以下の構成にも特徴を有する。
(1)インナーワイヤの先端部に係合用フックを設ける一方、ワイヤ固定ピンの中途部に上記係合用フックの開口部幅よりも短幅の小径部を形成して、係合用フックの開口部を小径部に符合させることにより係合可能となすと共に、同開口部を小径部と位置ずれさせることにより離脱不能となしたこと。
(2)固定側案内体形成片の側端部に形成した案内用長孔形成用凹部の上端縁部は、ワイヤ固定枠体に設けたワイヤ固定ピンに係脱自在に係止可能としたこと。
(1)請求項1記載の本発明では、連動ワイヤは、アウターワイヤと、同アウターワイヤ中に挿通したインナーワイヤとから形成して、アウターワイヤの先端部を着脱側案内体形成片に連結する一方、センサーフロートに固定側案内体形成片を連結して、同固定側案内体形成片に着脱側案内体形成片を着脱自在に取り付けて筒状の案内体を形成すると共に、両形成片の側端部にそれぞれ上下方向に伸延させて形成した案内用長孔形成用凹部を前後方向に対向させて案内用長孔を形成し、植付部に設けたワイヤ固定枠体には左右方向に軸線を向けたワイヤ固定ピンを設け、同ワイヤ固定ピンを上記案内用長孔中に上下摺動自在に挿通して、同ワイヤ固定ピンの中途部にインナーワイヤの先端部を係脱自在に係合して案内体内にて連結している。
このようにして、走行部から植付部を離脱させる際には、固定側案内体形成片から着脱側案内体形成片を取り外すと共に、ワイヤ固定ピンの中途部からインナーワイヤの先端部を係合解除することにより、連動ワイヤをセンサーフロートから簡単に取り外すことができる。
この際、連結解除するための工具を必要としないことから、植付部と他の作業機との交換作業も楽に行える上に、連結ピン等を抜き取ることもないことから、同連結ピン等を管理するという煩わしさもない。
(2)請求項2記載の本発明では、インナーワイヤの先端部に係合用フックを設ける一方、ワイヤ固定ピンの中途部に上記係合用フックの開口部幅よりも短幅の小径部を形成して、係合用フックの開口部を小径部に符合させることにより係合可能となすと共に、同開口部を小径部と位置ずれさせることにより離脱不能となしている。
このようにして、係合用フックの開口部を小径部に符合させることにより係合可能となすと共に、同開口部を小径部と位置ずれさせることにより離脱不能となしているため、係合用フックの使用姿勢において、少なくとも開口部と小径部とが位置ずれするように小径部を配置しておけば、係合用フックが離脱することがない。
しかも、インナーワイヤの先端部に設けた係合フックは、アウターワイヤを介して着脱側案内体形成片に支持されており、同着脱側案内体形成片は、固定側案内体形成片から取り外した状態であるため、係合用フックの開口部を小径部に符合させて係合する作業も楽に行うことができる。
また、上記した手順を反対にたどることにより、ワイヤ固定ピンから係合フックを楽に係合解除することができる。
(3)請求項3記載の本発明では、固定側案内体形成片の側端部に形成した案内用長孔形成用凹部の上端縁部は、ワイヤ固定枠体に設けたワイヤ固定ピンに係脱自在に係止可能としている。
このようにして、ワイヤ固定枠体に設けたワイヤ固定ピンに、固定側案内体形成片の側端部に形成した案内用長孔形成用凹部の上端縁部を係止することができるため、植付部を走行部から取り外した際には、センサーフロートに連結している固定側案内体形成片を、案内用長孔形成用凹部の上端縁部を介してワイヤ固定ピンに係止して、センサーフロートの前端部を吊下状態に支持させることができる。
従って、センサーフロートの前端部を支持させるための用具や工具を用意することなく、植付部の搬送等を楽に行うことができると共に、この際、センサーフロートの前端部が路面等に接触して損傷等するのを防止することができる。
図1に示すAは、本発明に係る乗用田植機であり、同乗用田植機Aは、走行部1の後方に昇降機構3を介して植付部2を昇降自在に連結している。
走行部1は、図1に示すように、機体フレーム4の前部に原動機部5を設け、同原動機部5の後方位置に運転部6を配設し、同運転部6の下方にミッション部7を配設して、同ミッション部7にフロントアクスルケース8を介して左右一対の前車輪9,9を連動連結する一方、ミッション部7の後方に伝動ケース10を介してリヤアクスルケース11を連動連設し、同リヤアクスルケース11に左右一対の後車輪12,12を連動連結している。
植付部2は、図1に示すように、植付ミッションケース13に前後方向に伸延する植付伝動ケース14の前端部を連動連設し、同植付伝動ケース14の左右側方に伝動軸ケース15,15を介して植付伝動ケース14,14を連動連設し、各植付伝動ケース14,14,14の後端部にロータリケース16,16,16を介して植付爪17,17,17を連動連結している。
そして、植付伝動ケース14,14,14上に摺動支持機枠18を介して苗載台19を載設する一方、各植付伝動ケース14,14,14の下方に中央部のセンサーフロート20と左右側方のサイドフロート21,21を配置している。33は、植付ミッションケース13とリヤアクスルケース11との間に介設した伝動シャフトである。
ここで、植付伝動ケース14,14,14の直下方には左右方向に伸延するフロート支持体22を設け、同フロート支持体22より後方へ向けてフロート支持アーム23,23,23を延設し、各フロート支持アーム23,23,23の先端部に連結ブラケット24,24,24を介して各フロート20,21,21の後部を連結している。25は連結ピンである。
このようにして、植付部2では、植付爪17により苗載台19上に載置した苗マット(図示せず)から苗を切り採って圃場に植え付けるようにしている。
昇降機構3は、図1に示すように、走行部1のリヤアクスルケース11上に立設した後部支持体26と、植付部2に設けたヒッチ体27との間に、前後方向に伸延するトップリンク28と左右一対のロワリンク29,29を架設すると共に、ロワリンク29,29の基部に昇降作動アーム30を立設し、同昇降作動アーム30の上端部と走行部1に設けた伝動ケース10の中途部との間に昇降用シリンダ31を介設している。32は補強体である。
このようにして、昇降用シリンダ31を伸縮作動させることにより、昇降機構3を介して植付部2を昇降作動させることができるようにしている。
また、昇降用シリンダ31を駆動する油圧駆動部の油圧バルブ(図示せず)と、前記センサーフロート20の前端部との間には、連動ワイヤ40を介設して、同連動ワイヤ40によりセンサーフロート20の前端部の昇降動作に連動して昇降機構3を昇降作動させることにより、植付部2による苗の植付深さを一定に保持可能としている。
上記のような構成において、本発明の要旨は、連動ワイヤ40の先端部の支持構造にあり、同支持構造を、以下に図2〜図9を参照しながら詳説する。
まず、連動ワイヤ40は、図1〜図3に示すように、アウターワイヤ41と、同アウターワイヤ41中に挿通したインナーワイヤ42とから形成している。
そして、アウターワイヤ41は、基端部(図示せず)を油圧駆動部の近傍に支持すると共に、先端部41aを案内体43の上端部に連結し、同案内体43の下端部を連結体44を介してセンサーフロート20の上面前端部に連結している。
ここで、連結体44は、図2〜図4に示すように、センサーフロート20の上面前部に固定ボルト45により固定した固定片46と、同固定片46より上方へ立ち上げて形成した左右一対の連結片47,47とから形成している。
また、案内体43は、図2〜図8に示すように、固定側案内体形成片50に着脱側案内体形成片51を着脱自在に取り付けて四角形筒状に形成している。
すなわち、固定側案内体形成片50は、上下方向に伸延する細幅板状の後壁片52の左右側縁部に左右一対の側壁片53,53の後端縁部を連設し、かつ、後壁片52の左側縁部の上部に連結用フック54を形成しており、各左右側壁片53,53の上部に後方へ切り欠き状に形成した係合用凹部55,55を形成すると共に、各左右側壁片53,53の前端縁部の中途部から下部にかけて上下方向に伸延する案内用長孔形成用凹部56,56を形成している。
そして、左右側壁片53,53の下端部に連結ピン挿通孔57,57を形成して、前記左右一対の連結片47,47の上端部に形成した連結ピン孔58,58に上記連結ピン挿通孔57,57を左右方向に符合させて、これらの孔58,58,57,57中に左右方向に伸延する連結ピン59を挿通して連結している。60は抜け止めピンである。
また、左右側壁片53,53の前側下部間には、左右方向に伸延する係合ピン61を横架状に貫通させている。61a,61bは左・右突出端部である。
着脱側案内体形成片51は、上下方向に伸延する細幅板状の前壁片62の左右側縁部に左右一対の側壁片63,63の前端縁部を連設して、両側壁片63,63の上端間にアウターワイヤ受片64を設け、左側壁片63の上部に係止・連結体65を設け、各左右側壁片63,63の上部に内方へ対向状態に突出する係合ピン66,66を設け、各左右側壁片63,63の後端縁部の中途部から下部にかけて上下方向に伸延する案内用長孔形成用凹部67,67を形成し、各左右側壁片63,63の下端に下方へ開口する係合用凹部68,68を形成している。
そして、係止・連結体65は、左側壁片63の上部に突設した枢支片70と、同枢支片70に上下方向に軸線を向けた枢支ピン71を介して枢支した操作片72と、同操作片72の中途部に基端部を連結したリング状の係止・連結片73とを具備している。
また、着脱側案内体形成片51の前壁片62は、固定側案内体形成片50の後壁片52よりも左右広幅に形成して、着脱側案内体形成片51の左右側壁片63,63を固定側案内体形成片50の左右側壁片53,53の外側面に重合させた状態にて連結するようにしており、連結状態において、前後方向に対向する案内用長孔形成用凹部56,56と案内用長孔形成用凹部67,67とから案内用長孔74,74を形成している。
植付部2に設けたフロート支持体22の中途部と植付ミッションケース13の左側壁との間には、図2〜図4に示すように、ワイヤ固定機枠75を介設して、同ワイヤ固定機枠75によりインナーワイヤ42の先端部を固定している。
すなわち、ワイヤ固定機枠75は、フロート支持体22の中途部より前方へ延設した支持アーム76と、同支持アーム76の先端部に連結したワイヤ固定枠体77と、同ワイヤ固定枠体77と植付ミッションケース13の左側壁との間に介設した補強枠体78とを具備している。
そして、ワイヤ固定枠体77は、前後方向に伸延する左右一対の固定枠形成片79,80の前端部間に左右方向に伸延するワイヤ固定ピン81を架設し、両固定枠形成片79,80の中途部間に板状連結片82を架設しており、左側の固定枠形成片79を後方へ伸延させて、支持アーム76の先端部に連結ピン83を介して連結している。
ここで、左右一対の固定枠形成片79,80は、前記した案内体43の左右幅よりも広幅に間隔を保持させている。
また、補強枠体78は、上下方向に伸延する左右一対の補強枠形成片84,84の下端部を、上記左右側固定枠形成片79,80の外側面後部に重合させると共に、左右方向に伸延する連結片85により連結し、両補強枠形成片84,84の中途部と上端部とをそれぞれ左右方向に伸延する連結・固定片86,87により連結すると共に、植付ミッションケース13の左側壁に固定している。
ワイヤ固定ピン81は、前記案内用長孔74,74中に上下摺動自在に挿通して、同ワイヤ固定ピン81の中途部にインナーワイヤ42の先端部を係脱自在に係合して案内体43内にて連結している。
ここで、図8にも示すように、インナーワイヤ42の先端部には、緩衝用スプリング体90の基端部を連結し、同緩衝用スプリング体90の先端部に係合用フック91を設ける一方、ワイヤ固定ピン81の中途部に上記係合用フック91の開口部92の開口部幅W1よりも短幅の小径部93を形成している。W2は小径部93の左右幅、W3はワイヤ固定ピン81の外径であり、W2<W1<W3の関係を持たせている。
このようにして、係合用フック91の開口部92を小径部93に符合させることにより係合可能となすと共に、同開口部92を小径部93と位置ずれさせることにより離脱不能となしている。
なお、本実施の形態では、図8(a)に示すように、緩衝用スプリング体90を横向きにして、係合用フック91の開口部92を小径部93下方ないしは上方から符合させることにより係合可能となすと共に、図8(b)に示すように、緩衝用スプリング体90を縦向きの使用形態にして、上下方向に開口部92を小径部93と位置ずれさせることにより離脱不能となしている。
また、固定側案内体形成片50に形成した案内用長孔形成用凹部56,56の上端縁部56a,56aは、図9(a)に示すように、上方へ凹状のフック状に形成して、両上端縁部56a,56aをワイヤ固定ピン81に係脱自在に係止可能としている。
このようにして、植付部2を走行部1から取り外した際には、センサーフロート20に連結している固定側案内体形成片50を、案内用長孔形成用凹部56,56の上端縁部56a,56aを介してワイヤ固定ピン81に係止して、センサーフロート20の前端部を吊下状態に支持させることができる。
従って、センサーフロート20の前端部を支持させるための用具や工具を用意することなく、植付部2の搬送等を楽に行うことができる。
また、ワイヤ固定ピン81の左右側端部と、前記連結ピン59の左右側端部との間には、左右一対の引張スプリングであるフロート吊りバネ95,95を介設して、両フロート吊りバネ95,95によりセンサーフロート20の前端部を上方へ引き上げ方向に弾性付勢して、同センサーフロート20の前下がりモーメントを軽減することにより、同センサーフロート20が感度良く昇降動作するようにしている。
次に、連動ワイヤ40をセンサーフロート20に連結する作業手順を、図8及び図9を参照しながら説明する。
(1)図9(a)に示すように、固定側案内体形成片50に形成した案内用長孔形成用凹部56,56の上端縁部56a,56aを、ワイヤ固定ピン81に係止して、センサーフロート20の前端部を吊下状態に支持する。
(2)図9(b)及び図8(a)に示すように、スプリング体90を横向きにして、係合用フック91の開口部92を小径部93に下方から符合させて係合する。
(3)図9(c)に示すように、着脱側案内体形成片51の下端に形成した係合用凹部68,68を、固定側案内体形成片50の下端部に横架した係合ピン61の左・右突出端部61a,61bに上方から係合させ、両突出端部61a,61bを中心に着脱側案内体形成片51を固定側案内体形成片50側に回動させる。
そして、着脱側案内体形成片51の上部に内方へ対向状態に突出させた係合ピン66,66を、固定側案内体形成片50の上部に後方へ切り欠き状に形成した係合用凹部55,55に係合させる。
続いて、着脱側案内体形成片51に設けた係止・連結体65の係止・連結片73を、固定側案内体形成片50上部に形成した連結用フック54に係止すると共に、操作片72を回動操作して連結する(図2参照)。
この際、スプリング体90は、図8(b)に示すように、縦向きの使用形態となり、開口部92が小径部93と位置ずれした状態となって、ワイヤ固定ピン81から離脱不能となる。
また、連動ワイヤ40をセンサーフロート20から連結解除する際には、上記した(1)〜(3)の作業手順を反対にたどることにより、工具なしに楽に連結解除作業を行うことができる。
本発明に係る乗用田植機の側面図。 案内体の側面図。 同案内体の正面図。 同案内体の平面図。 図2のI-I線断面図。 図2のII-II線断面図。 図2のIII-III線断面図。 係合用フックの係合操作説明図。 連動ワイヤの連結作業説明図。
符号の説明
A 乗用田植機
1 走行部
2 植付部
3 昇降機構
4 機体フレーム
5 原動機部
6 運転部
7 ミッション部
8 フロントアクスルケース
9 前車輪

Claims (3)

  1. 走行部の後方に昇降機構を介して植付部を昇降自在に連結し、同植付部にセンサーフロートを設けると共に、同センサーフロートと上記昇降機構の油圧駆動部との間に連動ワイヤを介設して、同連動ワイヤによりセンサーフロートの昇降動作に連動して昇降機構を昇降作動させることにより、植付部による苗の植付深さを一定に保持可能とした乗用田植機において、
    連動ワイヤは、アウターワイヤと、同アウターワイヤ中に挿通したインナーワイヤとから形成して、アウターワイヤの先端部を着脱側案内体形成片に連結する一方、センサーフロートに固定側案内体形成片を連結して、同固定側案内体形成片に着脱側案内体形成片を着脱自在に取り付けて筒状の案内体を形成すると共に、両形成片の側端部にそれぞれ上下方向に伸延させて形成した案内用長孔形成用凹部を前後方向に対向させて案内用長孔を形成し、
    植付部に設けたワイヤ固定枠体には左右方向に軸線を向けたワイヤ固定ピンを設け、同ワイヤ固定ピンを上記案内用長孔中に上下摺動自在に挿通して、同ワイヤ固定ピンの中途部にインナーワイヤの先端部を係脱自在に係合して案内体内にて連結したことを特徴とする乗用田植機。
  2. インナーワイヤの先端部に係合用フックを設ける一方、ワイヤ固定ピンの中途部に上記係合用フックの開口部幅よりも短幅の小径部を形成して、係合用フックの開口部を小径部に符合させることにより係合可能となすと共に、同開口部を小径部と位置ずれさせることにより離脱不能となしたことを特徴とする請求項1記載の乗用田植機。
  3. 固定側案内体形成片の側端部に形成した案内用長孔形成用凹部の上端縁部は、ワイヤ固定枠体に設けたワイヤ固定ピンに係脱自在に係止可能としたことを特徴とする請求項1又は2記載の乗用田植機。
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