JP4150828B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、球噛みしにくい第3種始動装置を備えた遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
遊技機において、その盤面に配置される液晶表示装置は、徐々に大型化され、これに比例して盤面は狭くなる結果、球が盤面を流下する領域は、同様にして狭くなる。例えば、図柄表示装置を遊技構成に含んだ第3種機においては、盤面に前記図柄表示装置の他に、権利発生装置、第3種始動装置、大入賞口装置等の多くの装置が配置され、遊技領域が狭くなる問題は、特に大きい。
【0003】
ここで、従来の第3種始動装置の一つとして、図20に示されるものが知られている。この入賞装置は、モータM’により低速で連続回転される円盤状の回転誘導体51の周方向の一部に、外周に開口した球受部52が形成され、該回転誘導体51の回転により、後述の入賞口55に待機している球Bを受け入れて、略半回転させた後に、直下の球検出スイッチS’の球通過口53の部分を通過し得るように排出させる構成である。前記回転誘導体51は、遊技盤面に固定されたリング状のガイド部材54の内部に配置されていて、前記ガイド部材54の最上部には、1個の球Bが通過可能な入賞口55が設けられ、遊技盤面における前記入賞口55の直上には、遊技盤面上を転動する球Bを前記入賞口55に誘導するための左右一対の誘導釘56が設けられている。
【0004】
このため、従来の入賞装置では、回転誘導体51の回転と入賞口55を通過する球Bとのタイミングによっては、図20(イ)に示されるように、回転誘導体51の球受部52の開口端縁部と、ガイド部材54の入賞口55に臨む端縁部との間に、通過途中の球Bが噛み込まれて、そのままの状態で回転誘導体51が停止する「球噛み」現象が所定頻度で発生する不具合がある。また、回転誘導体51が円盤状であって、その外周部に球受部52を設けた構成であって、回転誘導体51の直径は、球Bの直径の2倍以上となるために、盤面の占有面積が大きくなる不具合もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、小型で、しかも球噛みを生じにくい第3種始動装置を備えた遊技機の提供を課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための請求項1に記載の発明は、遊技盤の遊技領域内に、大当り遊技の権利発生条件中に遊技球の入賞検出に基づき大当り遊技の開始条件を発生し得る第3種始動装置が配設された遊技機において、前記第3種始動装置は、前記遊技盤の所定部位に装着されて遊技球を入賞し得る入賞箱と、該入賞箱内の空間室に前後横向きに嵌挿されて該入賞箱の裏側に設置されたモ−タの回転・停止駆動制御により基準停止位置から一方向に1回転毎に停止されて回転時間差を以て遊技球の入賞と入賞球の裏側排出とをなすほぼ横長円筒状の回転誘導体と、前記入賞箱の裏側開口部の下方に設置されて前記回転誘導体から排出された入賞球を検出し得る球検出器とを備え、前記入賞箱では、前記遊技盤の前面に取着される取付板部の前側に設けられて前記遊技領域に臨む第3種始動口を上向きに開口した正面ほぼU字状の球受け部分と、取付板部の後側に連設されて前記遊技盤の貫通孔内に嵌挿されて後側下部に球排出口を開口した嵌合筒部を有し、前記回転誘導体では、入賞球を挿通し得る円筒孔を有し、前端部側に軸心方向に対して斜状交差する形状で楕円形に開口されて前記入賞箱の第3種始動口と連絡し得る球受口が形成され、軸方向の後端部側に前記球検出器の球通過口と連通し得る球排出口が形成されるとともに、円筒孔内の後部で球排出口とは反対側の角度位置に円筒孔内に誘導された入賞球を暫時停止させるための制止部が突出され、前記回転誘導体は、前端側外周部を前記入賞箱の第3種始動口の入口直下方の球止め位置に臨ませ、かつ球排出口を前記球検出器の球通過口の直上方の連通位置に臨ませた状態の前記基準停止位置において、前記モ−タの駆動制御に従い一方向に1回転される過程で、球受口が第3種始動口と連絡した時点で、第3種始動口に入った入賞球を受入れて円筒孔内の後側に誘導して制止部で暫時停留し、1回転終了の前記基準停止位置で球排出口が前記球検出器の球通過口と連通した時点で、制止部から離れた前記入賞球を排出して球検出器で検出するように構成したことを特徴としている。
【0007】
【0007】
請求項1の発明によれば、円筒状の回転誘導体が回転している途中において、入賞箱の第3種始動口に球が待機している場合には、前記回転誘導体の球受口と第3種始動口とが合致することにより、該第3種始動口で待機中の球は、前記球受口を通って回転誘導体内に受け入れられて収容される。そして、回転誘導体の内周面に設けられた制止部に球が制止されることにより、該球は、回転誘導体の回転中において、その軸方向に沿って転動することなく、即ち、奥側に転動することなく、そのままの位置を保っているため、1個の球が回転誘導体内に収容された状態では、回転誘導体の外部の別の球は、該回転誘導体に収容された球によって、回転誘導体の内部に受け入れられない。そして、回転誘導体の回転により、内部に収容された球の制止部による制止が解除されると、前記球は回転誘導体の奥側に転動して、球排出口から排出されると共に、次の球の受け入れが可能となる。よって、回転誘導体の1回転中につき1個のみの球が球受口から受け入れられて、球排出口から排出される。
【0008】
回転誘導体の内径は、その回転によって、制止部による制止が解除された状態で、球が奥側に転動できる寸法であれば足りるので、球の直径よりも僅かに大きければ足りる。このため、回転誘導体の内径、ひいては外径を小さくできて、この回転誘導体が構成部材となっている第3種始動装置の小型化が図られる。
【0009】
また、請求項1の発明は、回転する円筒状の回転誘導体が第3種始動口の下方に配置された第3種始動装置を備えた遊技機にあって、前記回転誘導体は、前記第3種始動口に合致する先端部分を斜めに切断して形成されて、前記第3種始動口を通過した球をその内部に受け入れる球受口と、前記球受口よりも後方に形成され、受け入れられた球を排出する球排出口と、前記球受口と前記球排出口との間の内周面に形成され、2個の球が同時に受け入れられるのを防止する制止部とを備え、前記回転誘導体の1回転中につき1個のみの球が受け入れられて排出される構成としている。
【0010】
請求項1の発明によれば、球受口が下方を向いた状態で、第3種始動口に最初の球が達すると、該最初の球は、回転中の回転誘導体の外周面に保持され、球受口が直下を向いた当初の状態から回転誘導体が所定角度、例えば90°を超えて回転すると、前記最初の球は、回転誘導体の球受口を通って、その内部に受け入れられると共に、回転誘導体の内部においては、その内周面に形成された制止部に制止され、これを超えて更に奥側に移動できなくなる。このため、次の球が球受口に達しても、回転誘導体に受け入れられている最初の球によって、次の球が受け入れられる状態とはならない。
【0011】
そして、回転誘導体が更に所定角度だけ回転すると、その途中において、制止部による最初の球の制止が解除された後に、該最初の球は、球排出口から排出されると共に、次の球は、球受口を通って回転誘導体の内部に受け入れられる。以後、上記作用が繰り返される。
【0012】
よって、回転誘導体の1回転中につき1個のみの球が回転誘導体内に受け入れられて、この状態から回転誘導体が所定角度だけ回転した後において、回転誘導体内に受け入れられて制止部に制止されている球は、その球排出口から排出される。また、回転誘導体の球受口は、先端部分を斜めに切断して形成されたものであるため、球受口の端縁と第3種始動口の周囲の固定部分との間で球が噛まれそうになっても、球が球受口内で逃げ易く、そのため、第3種始動装置を構成する回転誘導体と、他の固定部分との間で球噛みが生じにくく、回転誘導体の1回転につき1個ずつの球が受け入れられて排出される。また、回転誘導体の内径は、球の直径よりも僅かに大きければよいので、回転誘導体が小径となって、第3種始動装置が小型化される。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
また、請求項1の発明は、前記球排出口の周方向に沿った形成位置は、前記制止部と略反対側である構成を有している。これにより、球の排出時において、制止部は最も上方に位置していて、排出直前の球と制止部とが最も干渉しにくい位置となるために、回転誘導体の内径は、球の直径よりも僅かに大きくすれば足りて、回転誘導体の外径を最小にでき、その結果、第3種始動装置を一層小型化できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、実施形態を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。図1は、本発明に係るパチンコ機の正面図である。このパチンコ機は、「権利もの」と称される第3種パチンコ機であって、遊技盤1には、外側及び内側の各球案内レール2,3が取付けられて、各球案内レール2,3によって囲まれる領域が遊技領域4となっている。外側及び内側の各球案内レール2,3が内外で重なる部分は、球発射通路5を形成していて、球発射装置(図示せず)から発射された球は、前記球発射通路5を通って、前記遊技領域4に放たれる。遊技領域4には、多数の釘が適宜配置され、遊技領域4に放たれた球は、これらの釘により流れを変化させられ、或いは所定方向に誘導されながら、遊技領域4の下方に向かって流れる。
【0018】
また、遊技領域4の略中央部には、電動式の普通役物装置Aと権利発生装置(「センタ役物装置」と称されることもある)Eとが相上下して配置されている。電動式の前記普通役物装置Aは、モータ、ソレノイド等の電動アクチュエータを駆動源として開閉動作を行う一対の開閉部材6を備えていて、該一対の開閉部材6の間が可変入賞口7となっている。また、権利発生装置Eは、その中央部に2つの図柄表示部8が横方向に並んで配置されている。この実施形態では、前記図柄表示部8は、7セグメントの表示部で構成される。
【0019】
また、権利発生装置Eの左斜下方には、普通役物作動器9が配置されている。この普通役物作動器9は、その入賞口に球が入ると、この入賞検出信号に基づいて、電動式の前記普通役物装置Aを構成する一対の開閉部材6が所定時間(例えば、0.5秒)だけ開放した後に、元の閉塞状態に戻るようになっている。権利発生装置Eの右斜上方には、後に詳述する第3種始動装置F1 が配置され、該第3種始動装置F1 の直下には、大入賞口装置Gが配置されている。大入賞口装置Gは、大入賞口10とこの大入賞口10を開閉する開閉扉11とを備えている。上記した「大当り遊技」の権利が発生している状態で、第3種始動装置F1 に球が入賞すると、大入賞口装置Gの開閉扉11が所定条件の間のみ開く構成になっている。また、開閉扉11の直下には、大入賞口10への入賞球数をカウントするカウント表示器12が設けられている。
【0020】
また、普通役物装置Aの直上と左方とには、それぞれ普通入賞器13が配置され、最上部の普通入賞器13の両側、及び普通役物装置Aの両側には、遊技領域4を流れる球の方向を変化させる風車14がそれぞれ配置されている。遊技領域4の中央最下部には、いずれの入賞口にも入賞しなかった球を流入させて外部に排出させるアウト口15が配置されている。
【0021】
次に、上記した第3種始動装置F1 について、更に詳細に説明する。図2は、回転角が180°の状態における第3種始動装置F1 の一部を破断した斜視図であり、図3ないし図12は、第3種始動装置F1 の異なる回転角における球Bの状態を示す作用説明図である。図1ないし図3において、第3種始動装置F1 は、正面形状が略U字状をしていて、遊技盤1の盤面1aから突出して固定配置される入賞箱21と、先端部のみが遊技盤1の盤面1aから突出し、残りの部分は遊技盤1内に収容された状態で回転可能に水平配置される円筒状の回転誘導体R1 と、該回転誘導体R1 を低速で連続回転させるためのモータMと、前記回転誘導体R1 の球排出口25から排出された球Bの通過を検出する球検出器22とを備えている。入賞箱21は、遊技盤1の盤面1aに密着してビス等で固定して取付けられる取付板部21aと、周方向の一部が欠落されて、遊技盤1に貫通形成された貫通孔1bに嵌合される嵌合筒部21bとを備えており、その前面は、遊技者から回転誘導体R1 の回転状態、及び球Bの状態を視認可能とするために、透明板から成る閉塞板部21cで閉塞されている。このため、遊技盤1の盤面1aから突出して固定された入賞箱21は、その上面開口が第3種始動口23となっている。入賞箱21の底板部21eは半円筒状になっていて、前記回転誘導体R1 は、遊技盤面1aが突出した略前半部の球受口24が形成された部分が、入賞箱21の底部と同心状となって配置されている。
【0022】
また、円筒状の回転誘導体R1 における遊技盤1の盤面1aから突出する略前半部は斜め切断されて、球受口24が形成されていると共に、回転誘導体R1 における遊技盤1の貫通孔1b内に配置される略後半部には、球排出口25が形成されている。この球排出口25の周方向に沿った形成位置は、前記球受口24の周縁の遊技盤面1aに最も近い部分である。従って、球排出口25は、回転誘導体R1 の先端の最も突出した部分に対しては、周方向の位相が180°異なっており、その大きさは、1個の球Bが通過可能な最小寸法である。また、回転誘導体R1 の内周面における前記球排出口25に対して周方向に沿って略反対位置(周方向の位相が180°異なる位置)であって、しかも軸方向に沿って略同一位置には、2個の球Bが同時に回転誘導体R1 の内部に収容されるのを制止する制止部26が所定の中心角でもって一体に設けられている。図2及び図11に示されるように、制止部26の縦断面視において、先端側の端面26aは、回転誘導体R1 内に収容された球Bが安定して当接し得るように、内周面に対して裏面側に傾斜して形成されていると共に、内周面26bは、球排出を容易にするために、回転誘導体R1 の軸心Cとの距離が奥方に向けて漸次短くなるように傾斜して形成されている。そして、制止部26の先端側の端面26aと内周面26bとの交線27と、球排出口25の内周縁のうち回転誘導体R1 の最も先端に近い部分25aとの距離Lは、球Bの直径Dよりも僅かに大きくしてある。このような寸法設計を行うことにより、回転誘導体R1 の外径を最小にできる。
【0023】
また、回転誘導体R1 は、水平配置されるために、内部に収容された球Bを重力作用により奥方に転動可能にすべく、手前側(先端)から奥側に向けて肉厚が漸次薄くなっているため、回転誘導体R1 の内周面は、軸方向に沿って傾斜している。これにより、回転誘導体R1 の内部に収容された球Bは、この回転誘導体R1 の回転作用と相俟って、制止部26に制止されない回転位置において、自然に奥側に転動して移動可能にしてある。回転誘導体R1 は、遊技盤1の背面に固定配置されたモータMの回転軸28に対して直結され、該モータMを駆動源として、軸心Cを水平にして低速で連続回転する構成になっている。また、球検出器22の球通過口22aは、回転誘導体R1 の球排出口25が最も下方に達した状態において、該球排出口25の直下に配置されている。なお、筒状の回転誘導体R1 の奥側は、閉塞されている。
【0024】
次に、上記構成の第3種始動装置F1 の作用について説明する。回転誘導体R1 の球受口24が下方を向く位置を原点位置(回転角:0°)と定めた場合において、図3ないし図12は、それぞれ回転角が0°,45°,90°,135°,180°,225°,270°,315°,360°,495°の位置における状態を示す図である。また、本実施形態の第3種始動装置F1 の第3種始動口23には、最大で3個の球Bが入り込んで順次入賞させることが可能であるので、以下の説明においては、取り込まれた順番を説明する必要がある場合には、その球Bには、順次(B1,B2,B3)の符号を付すこととする。
【0025】
図3に示される原点位置においては、第3種始動口23に1個の球B1 が入り込んで、回転中の回転誘導体R1 の外周面に支持された状態で待機している。図4に示される位置(回転角:45°)においては、下方を向いてい球受口24が僅かに斜下方を向くが、この位置においても、球B1 は、そのまま回転中の回転誘導体R1 の外周面に支持された状態で待機している。図5に示される位置(回転角:90°)においても、第3種始動口23には、1個の球B1 のみが待機可能であって、この球B1 は、入賞箱21を構成する閉塞板部21cと、同様の一方の側板部21dと、回転中の回転誘導体R1 の外周面との3つの部分で支持されているが、この位置から回転誘導体R1 が僅かに回転すると、該回転誘導体R1 の支持がなくなって、その球受口24に受け入れられる直前の位置である。
【0026】
そして、図6に示される位置(回転角:135°)においては、回転角が90°の位置においては、回転誘導体R1 の外周面に僅かに支持されていた最初の球B1 は、その支持を失って、徐々に上方に向いている球受口24内に落下した後に、軸心Cの方向の奥側に向けて僅かに低くなっている回転誘導体R1 の内周面を該軸心Cの方向に沿って転動して、その一部が制止部26の端面26aに当接することにより、その位置で制止される。このように、第1実施形態の第3種始動装置F1 では、回転誘導体R1 の外周面で支持されていた球B1 は、その支持を失うことにより、球受口24に落下する。
【0027】
また、回転誘導体R1 の連続回転により、その球受口24が斜上方を向いているために、後続の2個の球B2,B3 が第3種始動口23から入賞箱21の内部に入り込んで、2番目の球B2 は、回転誘導体R1 の内部に全てが受け入れられた最初の球B1 に当接した状態で、その一部が回転誘導体R1 の内部に入り込んでいると共に、3番目の球B3 は、その大部分が回転誘導体R1 の内部に入り込んでいる2番目の球B2 により下部を支持された状態で、第3種始動口23の部分に待機している。このように、回転角が135°の位置では、3個の球B1,B2,B3 が第3種始動口23に受け入れられて、該第3種始動口23から回転誘導体R1 の内部の制止部26との間において連なった状態を維持している。
【0028】
また、図7に示される位置(回転角:180°)においては、球受口24及び球排出口25の双方が上方を向いて、2番目の球B2 は、その略半分が回転誘導体R1 の内部に受け入れられた状態で、3個の球B1,B2,B3 は、第3種始動口23から回転誘導体R1 の内部の制止部26との間において連なった状態を維持している。この回転角が180°の位置において、回転誘導体R1 に対する2番目の球B2 の受入れ量は、最も大きくなっていて、回転角が180°を超えると、2番目の球B2 の回転誘導体R1 の軸心Cの方向に沿った位置はほぼ同一であっても、該回転誘導体R1 の前半部には、斜め切断された球受口24が形成されているために、2番目の球B2 は、相対的に回転誘導体R1 の内部から徐々に脱出させられることとなる。そして、図8に示される位置(回転角:225°)を経て、図9に示される位置(回転角:270°)に達すると、2番目の球B2 は、回転誘導体R1 の内部からほぼ脱出すると共に、3番目の球B3 は、2番目の球B2 と分離して上方に移動させられて、回転誘導体R1 の外周面で支持されるに至る。そして、図10に示される位置(回転角:315°)においては、2番目の球B2 は、回転誘導体R1 の内部から完全に脱出させられて、入賞箱21のわん曲した底板部21eで支持される。この間において、最初の球B1 は、回転誘導体R1 の内部に受け入れられて、制止部26に当接したままである。
【0029】
そして、図11に示される位置(回転角:360°)においては、回転中の回転誘導体R1 の内部の制止部26の端面26aに当接することにより、更に奥側への移動が制止されていた最初の球B1 は、その制止が失われて、該球B1 の直径Dよりも僅かに大きな前記交線27と球排出口25の前記内周縁部25aとの間を通過して、球排出口25から直下に排出される。球排出口25から排出された最初の球B1 は、球検出器22の球通過口22aを通過することにより、その検出信号が発せられて、前記大入賞口装置Gの開閉扉11が開いて、大入賞口10が開口する。
【0030】
また、図12は、回転誘導体R1 が2回転目に入った状態であって、原点位置を基準にすると回転角が495°の位置である。回転誘導体R1 の回転角が450°を超えると、入賞箱21の底板部21eで支持されていた2番目の球B2 は、回転誘導体R1 の球受口24の開口端面24aにより、その軸心Cと直交する方向に押しやられながら、球噛みを生ずることなく、回転誘導体R1 の内部に掬い上げるようにして受け入れられると共に、回転誘導体R1 の外周面で支持されていた3番目の球B3 は、その支持を失って球受口24の内部に徐々に落下して、その一部が回転誘導体R1 の内部に受け入れられた状態となる。
【0031】
このように、本発明に係る第3種始動装置F1 の上記作用が繰り返されることにより、回転誘導体R1 の内部に形成された制止部26により、2個の球Bが同時に回転誘導体R1 の内部に受け入れられるのを制止して、回転誘導体R1 の1回転中において1個の球Bのみが球排出口25から排出されることとなる。
【0032】
このように、第1実施形態の第3種始動装置F1 は、上記した理由により球噛みを生じないと共に、回転誘導体R1 の内径は、球Bの直径Dよりも僅かに大きくなっていればよいので、回転誘導体R1 の外径が小さくなって、第3種始動装置F1 の全体が小型化される。
【0033】
また、上記した第3種始動装置F1 において、回転誘導体R1 に形成される球排出口25の位置を制止部26に対して周方向に沿ってほぼ反対側にすると、最小内径の回転誘導体R1 でもって、制止部26との当接を解除して球Bを球排出口25から排出可能となる利点があるが、制止部26に対する球排出口25の周方向に沿った位置は、両者が周方向に沿って重複しない限り、いずれの位置であっても可能である。
【0034】
この実施形態に係る遊技機としてのパチンコ機は上記したように構成される。従って、図1において、パチンコ遊技の際に、発射装置(図示せず)から発射通路5に発射された球Bは、遊技領域4の上部に打ち出され、多数の釘や風車14に当たって遊技領域4の下部に向けて流れる。また、遊技領域4に打ち出された球Bのうちの一部は、普通役物作動器9、普通入賞器13、電動式の普通役物装置A等の入賞口に流入する。また、入賞口に流入しなかった球Bは、遊技領域4の最下部のアウト口15に流入して、機外に排出される。
【0035】
普通役物作動器9の入賞口に球Bが入賞すると、その球Bが球検出器(図示せず)によって検出され、その検出信号が主制御装置(図示せず)に伝達される。これに基づいて主制御装置から出力される信号が電動式の普通役物装置Aに伝達され、これによって、一対の開閉部材6が所定時間(例えば、0.5秒)開放された後に、元の状態に閉じられる。普通役物装置Aの一対の開閉部材6の開放時には、その可変入賞口7に球Bが入賞し易くなる。
【0036】
また、前記普通役物装置Aに球が入賞すると、その信号が主制御装置(図示せず)に伝達され、これに基づいて主制御装置から出力される信号に基づいて、権利発生装置Eの図柄表示部8の各抽選図柄が変動を開始して、設定時間後に停止して抽選図柄が確定する構成になっている。そして、確定された抽選図柄が特定の表示態様(例えば、「1・1」,「3・3」,「5・5」,「7・7」)となると、大当りが確定し、いわゆる「大当り遊技」の権利が発生する。
【0037】
そして、前記大当りが確定して「大当り遊技」の権利が発生した状態で、遊技領域4を流れる球Bが、前記第3種始動装置F1 を構成する回転誘導体R1 の球受口24からその内部に受け入れられた後に、球排出口25から排出された後に球検出器22によって検出されると、その検出信号は主制御装置に伝達される。これに基づいて主制御装置から大入賞口装置Gに信号が伝達されると、開閉扉11が開放されて大入賞口10が開かれる。この大入賞口10に球Bが最大で10個流入するか、或いは開閉扉11の開放後10秒経過すると、開閉扉11によって大入賞口10が閉じられ、これで大当たり遊技の1ラウンドが終了する。開閉扉11によって大入賞口10が閉じられた後に、再び、遊技領域4を流れる球Bが第3種始動口23に流入すると、開閉扉11が再び開放されて大入賞口10が開かれる。このように大当り遊技が最大で16ラウンド行われて、大当り遊技が終了する。
【0038】
また、前記第3種始動装置F1 においは、回転誘導体R1 の1回転に要する時間は、大入賞口装置Gを構成する開閉扉11の最大開放時間(10秒)よりも僅かに長くなっており、しかも回転誘導体R1 の1回転においては1個のみの球Bが受け入れられて、同時に2個の球Bが受け入れられることはない。このため、第3種始動口23に入り込んだ球は、その球毎に必ず大入賞口装置Gが作動し、その作動途中で開閉扉11が閉じられて獲得賞数が少なくなることはない。
【0039】
引き続いて、本発明の第2実施形態の第3種始動装置F2 について説明する。図13は、回転角が180°の状態における第3種始動装置F2 の一部を破断した斜視図であり、図14及び図15は、それぞれ回転角が0°,180°の状態を示す図である。なお、第2実施形態の第3種始動装置F2 の説明において、重複説明を避けるために、第1実施形態のそれと同一又は同等部分には、同一又は同等の符号を付して図示のみ行い、第2実施形態の独自の部分についてのみ説明する。
【0040】
第1実施形態の第3種始動装置F1 を構成する回転誘導体R1 は、その略前半部が斜め切断されて球受口24が形成されているが、第2実施形態の第3種始動装置F2 を構成する回転誘導体R2 は、両端面が閉塞された円筒体における遊技盤面1aから突出した略前半部の周面に球受口34が形成されている。また、回転誘導体R2 の内周面には、該球受口34から受け入れられて収容された球Bを、回転誘導体R2 が所定角度だけ回転する間のみ、軸方向に沿ってその位置で待機させておくための制止部36が形成され、回転誘導体R2 の周面における前記制止部36よりも軸方向に沿って奥側であって、しかも前記球受口34と周方向の位相が180°異なる位置に球排出口35が形成されている。
【0041】
回転誘導体R2 の軸方向に沿って前記制止部36の位置は、球受口34から受け入れられた球Bが軸方向の奥側に移動するのを制止した状態において、回転誘導体R2 の前面閉塞壁37との間に所定の隙間が形成される位置であると共に、回転誘導体R2 の周方向に沿って前記制止部36の位置は、前記球受口34の略反対側の位相が略180°異なる部分である。また、図15及び図16に示されるように、制止部36は、球受口34が上方の位置から斜上方の位置に変化する際に、最初に受け入れられた球B1 を回転誘導体R2 の軸方向に沿って待機させておいて、待機中の最初の球B1 に支持されて、2番目の球B2 が受け入れられるのを防止すると共に、回転誘導体R2 の回転により2番目の球B2 がその外周面で支持されて受け入れ不能になった場合には、最初の球B1 の制止を解除して奥側に移動可能にするための部材である。従って、上記した2つの条件を満足させるために、制止部36の回転誘導体R2 の半径方向に沿った突出長は、回転誘導体R2 の回転方向に沿って漸次大きくしてある。
【0042】
第3種始動装置F2 の他の構成は、第1実施形態の前記第3種始動装置F1 と同様であって、回転誘導体R2 の肉厚は、奥側に向けて漸次薄くなっていて、球受口34から内部に受け入れられた球Bは、重力作用によって奥側に転動可能にしてある。また、回転誘導体R2 は、球受口34が形成された略前半部のみが入賞箱21内に収容されている。また、回転誘導体R2 の後面閉塞壁38には、モータMの回転軸28が直結されて、該回転誘導体R2 は、低速で連続回転する。更に、最も下方に達した球排出口35の直下には、球検出器22が配置されている。
【0043】
次に、第2実施形態の第3種始動装置F2 の作用について簡単に説明する。回転誘導体R1 の球受口24が下方を向く位置を原点位置(回転角:0°)と定めた場合において、図14ないし図19は、それぞれ回転角が0°,180°,225°,270°,360°,540°の位置における状態を示す図である。
【0044】
図14に示される原点位置においては、第3種始動口23に1個の球B1 が入り込んで、回転中の回転誘導体R2 の外周面に支持された状態で待機している。図15に示される位置(回転角:180°)において、球受口34が上方を向いて、回転誘導体R2 の外周面で支持された状態で第3種始動口23で待機中の最初の球B1 が球受口34から回転誘導体R2 に受け入れられた後に、制止部36に制止されて、これを超えて更に奥側に移動できなくなっていると共に、第3種始動口23に入り込んだ2番目の球B2 は、制止部36により奥側への移動が制止された状態で回転誘導体R2 に受け入れられている最初の球B1 に支持されるために、球受口34から回転誘導体R2 の内部に受け入れられない。
【0045】
図15から図16に示される位置(回転角:225°)に至る間においては、回転誘導体R2 の回転により、その球受口34が徐々に斜上方を向くために、最初の球B1 により支持されていた2番目の球B2 は、回転誘導体R2 の外周面に乗り上がって、両球B1,B2 が分離されることにより、2番目の球B2 は、回転誘導体R2 が1回転する間は、その位置で待機している。ここで、図15から図16に示される位置に回転誘導体R2 が回転する際に、2番目の球B2 は、その下部が球受口34の周縁部に僅かに引っ掛けられる。しかし、球B2 の引っ掛けられる部分は、下部であるために、該球B2 が回転誘導体R2 と逆方向に僅かに回転する等して、球噛みを生ずることはない。
【0046】
図17に示される位置(回転角:270°)においては、球受口34と制止部36とがいずれも側方に位置する状態となって、該制止部36による最初の球B1 の制止が解除されて、最初の球B1 は、回転誘導体R2 の内周面の傾斜に沿って奥側に転動開始して移動し、後面閉塞壁38に当接した状態で待機している。
【0047】
そして、球受口34が下方を向いた図18に示される位置(回転角:360°)を経て、回転誘導体R2 が図19に示される位置(回転角:540°)に達すると、後面閉塞壁38に当接した状態で待機中の最初の球B1 は、球排出口35から直下に排出された後に、球検出器22の球通過口22aを通過して検出されると共に、第3種始動口23で待機中の2番目の球B2 は、上方を向いた球受口34から回転誘導体R2 の内部に受け入れられた後に、制止部36に当接して、奥側への移動が制止される。
【0048】
このように、第2実施形態の第3種始動装置F2 においても、上記作用が繰り返されることにより、球受口34の部分で球噛みを生ずることなく、該球受口34から内部に確実に球Bが受け入れられると共に、回転誘導体R2 の内周面に形成された制止部36の作用によって、2個の球が同時に回転誘導体R2 の内部に受け入れられるのが制止されて、回転誘導体R2 の1回転中において1個の球Bのみが球排出口35から排出されることになる。
【0049】
また、第2実施形態の第3種始動装置F2 においても、これを構成する回転誘導体R2 の内径は、球Bの直径Dよりも僅かに大きくすればよいので、回転誘導体R2 の外径が小さくなって、第3種始動装置F2 が小型化される。
【0050】
また、前記第3種始動装置F2 においては、回転誘導体R2 に形成される球受口34と制止部36との周方向に沿った位置関係は、上記した条件を満たす必要があるが、球排出口35の周方向に沿った位置に関しては、制約はない。
【0051】
なお、第1及び第2の各実施形態の第3種始動装置F1,F2 において、内部に収容された球Bを重力作用により奥側に移動させる構成として、手前側から奥側に向けて肉厚を漸次薄くするのに替えて、回転誘導体R1,R2 の全体形状を、奥側に向けて内径(外径)が漸次大きくなるようなテーパー円筒状にすることも可能である。この構成では、遊技盤面1aから突出していない回転誘導体R1,R2 の奥側の部分の外径が大きくなるのみであるので、盤面の占有面積が大きくなることはない。
【0052】
また、上記各実施形態では、本発明を第3種機を構成する第3種始動装置に対して実施した例であるが、所定の入球インターバルをおいて順次に入賞される構成の入賞装置であれば、いかなる入賞装置に対しても実施可能である。
【0053】
【発明の効果】
請求項1の発明は、回転する円筒状の回転誘導体が第3種始動口の下方に配置された第3種始動装置を備えた遊技機にあって、前記回転誘導体は、前記第3種始動口に合致した位置に形成され、前記第3種始動口を通過した球をその内部に受け入れる球受口と、前記球受口よりも後方に形成され、受け入れられた球を排出する球排出口と、前記球受口と前記球排出口との間の内周面に形成され、2個の球が同時に受け入れられるのを防止する制止部とを備え、前記回転誘導体の1回転中につき1個のみの球が受け入れられて排出される構成であるので、回転誘導体の内径は、球の直径よりも僅かに大きければよいために、第3種始動装置が小型化される。
【0054】
このように、第3種始動装置が小型化されるので、遊技盤面における第3種始動装置の占有面積が小さくなって、盤面配置設計が容易となる。
【0055】
また、請求項1の発明は、回転誘導体の球受口が、第3種始動口に合致する先端部分を斜めに切断して形成されているために、球受口の端縁と周辺の固定部分との間で球が噛まれそうになっても、この球は球受口内で逃げ易いために、球噛みしにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るパチンコ機の正面図である。
【図2】 回転角が180°の状態における第3種始動装置F1 の一部を破断した斜視図である。
【図3】 (イ), (ロ) は、それぞれ回転誘導体R1 の回転角が0°(原点位置)における第3種始動装置F1 の縦断面図及び正面図である。
【図4】 (イ), (ロ) は、それぞれ回転誘導体R1 の回転角が45°における第3種始動装置F1 の縦断面図及び正面図である。
【図5】 (イ), (ロ), (ハ) は、それぞれ回転誘導体R1 の回転角が90°における第3種始動装置F1 の縦断面図、正面図及び平面断面図である。
【図6】 (イ), (ロ), (ハ) は、それぞれ回転誘導体R1 の回転角が135°における第3種始動装置F1 の縦断面図、正面図及び平面断面図である。
【図7】 (イ), (ロ) は、それぞれ回転誘導体R1 の回転角が180°における第3種始動装置F1 の縦断面図及び正面図である。
【図8】 (イ), (ロ) は、それぞれ回転誘導体R1 の回転角が225°における第3種始動装置F1 の縦断面図及び正面図である。
【図9】 (イ), (ロ), (ハ) は、それぞれ回転誘導体R1 の回転角が270°における第3種始動装置F1 の縦断面図、正面図及び平面断面図である。
【図10】 (イ), (ロ) は、それぞれ回転誘導体R1 の回転角が315°における第3種始動装置F1 の縦断面図及び正面図である。
【図11】 (イ), (ロ) は、それぞれ回転誘導体R1 の回転角が360°における第3種始動装置F1 の縦断面図及び正面図である。
【図12】 (イ), (ロ), (ハ) は、それぞれ回転誘導体R1 の回転角が495°における第3種始動装置F1 の縦断面図、正面図及び平面断面図である。
【図13】 回転角が180°の状態における第3種始動装置F2 の一部を破断した斜視図である。
【図14】 (イ), (ロ) は、それぞれ回転誘導体R2 の回転角が0°における第3種始動装置F2 の縦断面図及び球受口34の部分の横断面図である。
【図15】 (イ), (ロ) は、それぞれ回転誘導体R2 の回転角が180°における第3種始動装置F2 の縦断面図及び球受口34の部分の横断面図である。
【図16】 (イ), (ロ) は、それぞれ回転誘導体R2 の回転角が225°における第3種始動装置F2 の縦断面図及び球受口34の部分の横断面図である。
【図17】 (イ), (ロ),( ハ)は、それぞれ回転誘導体R2 の回転角が270°における第3種始動装置F2 の縦断面図、球受口34の部分の横断面図及び制止部36の分の横断面図である。
【図18】 (イ), (ロ) は、それぞれ回転誘導体R2 の回転角が360°における第3種始動装置F2 の縦断面図及び球受口34の部分の横断面図である。
【図19】 (イ), (ロ) は、それぞれ回転誘導体R2 の回転角が540°における第3種始動装置F2 の縦断面図及び球受口34の部分の横断面図である。
【図20】 (イ), (ロ) は、それぞれ従来の第3種始動装置の一部を破断した正面図及び縦断面図である。
【符号の説明】
F1,F2 :第3種始動装置
R1,R2 :回転誘導体
23:第3種始動口
24,34:球受口
25,35:球排出口
26,36:制止部
Claims (1)
- 遊技盤1の遊技領域4内に、大当り遊技の権利発生条件中に遊技球の入賞検出に基づき大当り遊技の開始条件を発生し得る第3種始動装置F 1 が配設された遊技機において、
前記第3種始動装置F 1 は、前記遊技盤1の所定部位に装着されて遊技球を入賞し得る入賞箱21と、該入賞箱21内の空間室に前後横向きに嵌挿されて該入賞箱21の裏側に設置されたモ−タMの回転・停止駆動制御により基準停止位置から一方向に1回転毎に停止されて回転時間差を以て遊技球の入賞と入賞球の裏側排出とをなすほぼ横長円筒状の回転誘導体R 1 と、前記入賞箱21の裏側開口部の下方に設置されて前記回転誘導体R 1 から排出された入賞球を検出し得る球検出器22とを備え、
前記入賞箱21では、前記遊技盤1の前面に取着される取付板部21aの前側に設けられて前記遊技領域4に臨む第3種始動口23を上向きに開口した正面ほぼU字状の球受け部分と、取付板部21aの後側に連設されて前記遊技盤1の貫通孔1b内に嵌挿されて後側下部に球排出口25を開口した嵌合筒部21bを有し、
前記回転誘導体R 1 では、入賞球を挿通し得る円筒孔を有し、前端部側に軸心方向に対して斜状交差する形状で楕円形に開口されて前記入賞箱21の第3種始動口23と連絡し得る球受口24が形成され、軸方向の後端部側に前記球検出器22の球通過口22aと連通し得る球排出口25が形成されるとともに、円筒孔内の後部で球排出口25とは反対側の角度位置に円筒孔内に誘導された入賞球を暫時停止させるための制止部26が突出され、
前記回転誘導体R 1 は、前端側外周部を前記入賞箱21の第3種始動口23の入口直下方の球止め位置に臨ませ、かつ球排出口25を前記球検出器22の球通過口22aの直上方の連通位置に臨ませた状態の前記基準停止位置において、前記モ−タMの駆動制御に従い一方向に1回転される過程で、球受口24が第3種始動口23と連絡した時点で、第3種始動口23に入った入賞球を受入れて円筒孔内の後側に誘導して制止部26で暫時停留し、1回転終了の前記基準停止位置で球排出口25が前記球検出器22の球通過口22aと連通した時点で、制止部26から離れた前記入賞球を排出して球検出器22で検出するように構成したことを特徴とする遊技機。
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