JP4150456B2 - ドリルビット、ドリル工具、およびドリルビットの製造方法 - Google Patents

ドリルビット、ドリル工具、およびドリルビットの製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドリルとこのドリルを保持したドリル保持部材とからなるドリルビット、このドリルビットを備えたドリル工具、およびドリルビットの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ドリルビットとしては、例えば特公平8−18213号公報に示されるように、周面に螺旋状のドリル刃が形成されたドリル部と、このドリルよりも大径の保持部とを有するものが知られている。かかるドリルビットは、上記保持部が例えば電動の回転駆動源に保持された状態で回転駆動される。
【0003】
従来、このようなドリルビットを製造するにあたっては、単一の金属材料を旋盤等で切削加工することにより上記ドリル部と保持部とを一体に形成するといった手法が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記のようなドリルビットの製造では、切削加工が非常に面倒で、しかも必要加工量が多い。従って、コストが著しく高くなる不都合がある。
【0005】
このような不都合を解消する手段として、上記ドリルビットを上記ドリル部に相当するドリルと上記保持部に相当するドリル保持部材とに分割し、このドリル保持部材に設けた嵌挿孔にドリル基端部のシャンクを嵌挿して一体化することが考えられる。そのための構造の一例を図11(a)〜(c)に示す。
【0006】
同図(a)に示すドリルビット100では、ドリル200が、先端側のドリル本体201と、基端側の円柱状シャンク202とを一体に有し、ドリル本体201に螺旋状のドリル刃203が形成され、シャンク202の端部に雄ねじ204が螺設されている。
【0007】
一方、ドリル保持部材300は、ドリル200より大径の円柱状に形成され、先端面から軸心と同心のねじ孔301が螺設されている。このねじ孔301に上記シャンク202の雄ねじ204が螺着されることによってドリル200がドリル保持部材300に装着されるようになっている。
【0008】
同図(b)に示すドリルビット101では、前記雄ねじ204及びねじ孔301を設けるのに代え、ドリル保持部材310に設けられた通常の嵌挿孔311にシャンク202を嵌挿した後、その接合部分を銀やニッケル合金からなるろう材312でろう付けすることにより、ドリルビット101が形成されている。
【0009】
同図(c)に示すドリルビット101では、シャンク202の外周面に偏平部204を形成する一方、ドリル保持部材320の外周面からシャンク嵌挿孔321に向けて上記偏平部204に通ずる圧入孔(またはねじ孔)322を設け、偏平部204が圧入孔(またはねじ孔)322に対向するようにシャンク202を嵌挿孔321に嵌挿した状態で圧入孔(またはねじ孔)322に金属片(またはおねじ)400を挿入することにより、ドリル200の回り止めが行われる。
【0010】
しかしながら、前記図11(a)に示すドリルビット100では、ドリル200とドリル保持部材300とが単にねじ結合されているだけであるため、穿孔作業時の振動によって螺着状態が弛み、ドリル保持部材300に対してドリル200が振動したり、場合によってはドリル200がドリル保持部材300から外れてしまうおそれがある。
【0011】
また、同図(b)に示すドリルビット101では、作業中にドリル200に大きなトルクが作用した場合、ろう付け部分の強度がもたずに当該部分が破損するおそれがあり、この場合にはドリル200がドリル保持部材310に対して空転してしまう(すなわちトルクが伝達されなくなる)状態となり、使用不能となるおそれがある。特に、上記シャンク202と嵌挿孔311との間へのろう材の充填が不完全な状態(ろう付け不良状態)では、少しのトルクが作用しただけでもろう付け部分が破損するおそれがあり、高い信頼性は得にくい。
【0012】
同図(c)に示す構造も、作業時に生じる振動や遠心力によって金属片(またはおねじ)400が圧入孔(またはねじ孔)322から抜け出すおそれがあり、ドリル200の回り止めを確実にするための有効な解決手段とはなっていない。
【0013】
その他、上記シャンク202を嵌挿孔311内に焼きばめや圧入等の手段でしまりばめすることも考えられるが、このようなしまりばめによる固定のみでは、ドリル使用時に発生する大きなトルクに対抗することが難しく、ドリル200がドリル保持部材300に対して相対回転してしまうおそれがある。
【0014】
本発明は、上記のような問題点を解消するためになされたものであり、簡単かつ製造容易な構造で、ドリルとドリル保持部材との相対回転を確実に規制できるドリルビット、および当該ドリルビットを備えたドリル工具およびドリルビットの製造方法を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための手段として、本発明は、ドリル刃およびシャンクを有するドリルと、シャンク嵌挿用の嵌挿孔が軸方向に穿設されたドリル保持部材とからなるドリルビットであって、上記シャンクに被係止部を設け、上記ドリル保持部材には、外周面から上記嵌挿孔と交差する有底のラジアル孔を設け、このラジアル孔の底部に回り止め部材を挿入し、この回り止め部材の頭部と上記被係止部との係合により上記ドリル保持部材に対するドリルの相対回転を規制しているものである。
【0016】
このドリルビットによれば、ドリルのシャンクをドリル保持部材の嵌挿孔に嵌挿し、当該シャンクの被係止部をラジアル孔に挿入されている回り止め部材の頭部に係合するだけで、ドリルとドリル保持部材との相対回転を確実に規制することができる。従って、この状態で上記ドリル保持部材を所定の回転駆動源に装着して回転させることにより、ドリルビット全体を一体に回転させて穿設作業を行うことができる。
【0017】
また、回り止め部材はラジアル孔の底部に挿入された状態でその頭部がシャンクの被係止部と係合されているので、ドリルビットに振動等の外力が加えられても回り止め部材がラジアル孔から抜け出すおそれがなく、ドリルとドリル保持部材とが相対回転するのを長期にわたって確実に規制することができる。
【0018】
特に、上記被係止部の形状を、上記回り止め部材の頭部の少なくとも一部を上記ラジアル孔の底部と反対の側から覆う形状とすることにより、ラジアル孔からの回り止め部材の抜けがより確実に阻止される。
【0019】
例えば、上記回り止め部材の頭部の端面を、上記嵌挿孔の軸心またはその近傍を通る平面とすれば、当該回り止め部材と被係止部との係合、及び回り止め効果をより確実にできる。
【0020】
上記被係止部は、例えば上記シャンクを上記回り止め部材の頭部と係合可能な形状に切り欠くことによって、簡単に形成することができる。
【0021】
上記シャンクは、上記嵌挿孔にすきまばめしてろう付け等で固定するようにしてもよいし、圧入あるいは焼きばめ、冷やしばめ等の手段でしまりばめするようにしてもよい。また、シャンク全体と嵌挿孔とをしまりばめしなくても、例えばその被係止部を上記回り止め部材の頭部と嵌挿孔との間に圧入するだけでも、ドリル保持部材に対するドリルの相対回転を確実に規制できる。この場合には、上記のようにシャンク全体をしまりばめしたり、ろう付けを行ったりする場合に比べ、極めて簡単な作業でドリルビット全体の組上げができ、コストはさらに削減される。
【0022】
上記シャンクは、その被係止部が上記回り止め部材の頭部に対して軸方向に当接するまで上記嵌挿孔内に嵌挿するのが、より好ましい。これにより、ドリル保持部材に対するドリルの軸方向相対位置がより確実に固定されることになる。
【0023】
この場合、上記シャンクの基端面を、上記回り止め部材の頭部に対して軸方向に面接触する形状に形成することにより、シャンクの固定状態をより安定させることができる。
【0024】
上記ラジアル孔及び回り止め部材の径は適宜設定可能であるが、これらの径を上記嵌挿孔の径以上にすれば、ドリルビット組立段階で回り止め部材が嵌挿孔から誤って抜け出るおそれがなくなり、当該組立作業はさらに容易化する。
【0025】
また、上記回り止め部材は上記ラジアル孔の底部に遊嵌してもよいが、当該底部に圧入して回り止め部材を予め固定しておけば、ドリルビット組立段階で回り止め部材がラジアル孔から誤って抜け出るおそれがなくなり、当該組立作業はさらに容易化する。また、この回り止め部材と被係止部との係合によるドリルの固定もより確実なものとなる。
【0026】
上記嵌挿孔は、上記ドリル保持部材の軸方向片側部分に設けるようにしてもよいし、軸方向両側部分に設けるようにしてもよい。後者の場合、両嵌挿孔にそれぞれドリルを嵌めることにより、両刃のドリルビットとなる。そして、各嵌挿孔に嵌挿されるシャンクの被係止部を共通の回り止め部材に係合することにより、構造をより簡素化できる。
【0027】
ドリル保持部材の具体的な形状、構造は適宜設定が可能である。例えば、このドリル保持部材の軸方向両端部を互いに同形で上記ドリルよりも大きな直径をもつ円形部とし、これら円形部の間の部分をその外接円の直径が上記円形部の直径以下である多角形または略多角形の断面形状をもつ異形部とすれば、後側円形部とこれよりも断面形状の小さい異形部との段差を係止することにより、所定のドリル工具に対してドリルビットの抜け止めができるとともに、その回転規制を行ってトルク伝達を行うことが可能になる。
【0028】
また本発明は、上記のドリルビットと、このドリルビットを同心で収納し得る収納孔とを有するドリルビットホルダーとを備えたドリル工具である。
【0029】
また本発明は、ドリル刃およびシャンクを有するドリルと、シャンク嵌挿用の嵌挿孔が軸方向に穿設されたドリル保持部材とからなるドリルビットの製造方法であって、上記シャンクに被係止部を形成し、上記ドリル保持部材に外周面から上記嵌挿孔と交差する有底のラジアル孔を設け、このラジアル孔の底部に回り止め部材を挿入した後、上記シャンクを上記嵌挿孔に嵌挿してその被係止部を上記回り止め部材の頭部に係合するものである。
【0030】
この方法によれば、ラジアル孔に回り止め部材を挿入してからその頭部と被係止部とが係合するようにシャンクを嵌挿孔に嵌挿するだけの簡単な工程で、ドリル保持部材に対するドリルの相対回転を確実に規制することができる。
【0031】
例えば、被係止部を上記回り止め部材の頭部と嵌挿孔との間に圧入することにより、極めて簡単な作業でドリルとドリル保持部材とを一体化できる。
【0032】
この方法でも、上記シャンクの端部が回り止め部材の頭部に対して軸方向に当接するまで嵌挿孔に嵌挿することにより、ドリル保持部材に対するドリルの軸方向相対位置を確実に固定できる。
【0033】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態を図1〜図9に基づいて説明する。
【0034】
この実施の形態にかかるドリルビット10は、ドリル保持部材12と、その両端に結合されるドリル14とからなっている。
【0035】
まず、ドリル保持部材12の外形について説明する。このドリル保持部材12の軸方向両端部には、互いに同形でドリル14よりも大きな直径をもつ円形部18が設けられ、これら円形部18で挟まれる中間部分は、4つの平面15が周方向に並ぶ略四角形状の異形部16とされている。この実施の形態では、異形部16の4つのコーナー部が円弧状であって両円形部18と連続している。すなわち、このドリル保持部材12は、円柱の軸方向両端(円形部18)を残してその中間部分の周方向複数個所を平面15で切除した形状となっている。
【0036】
また、上記ドリル保持部材12と両ドリル14との間には、ドリル14よりも大径で円形部18よりも小径の円柱状の芯出し軸部19が形成されている。
【0037】
次に、ドリル保持部材12の内部構造について説明する。このドリル保持部材12には、その軸心部を軸方向に貫く嵌挿孔11が設けられるとともに、異形部16の1つの平面15の中央部から径方向内側に向けて嵌挿孔11に交差するように有底のラジアル孔13が穿設されている。
【0038】
ラジアル孔13の底部には、例えば金属片からなる円柱状の回り止め部材40が挿入(この実施の形態では圧入)されている。この回り止め部材40の外径は、図4および図5に示すように、ラジアル孔13の内径と同一もしくはこれよりも僅かに大きく、ハンマーおよびポンチ等の工具を使って打ち込むことによってラジアル孔13内に圧入されている。このようにして回り止め部材40をラジアル孔13の底部に固定しておくことにより、回り止め部材40が誤って抜け出るおそれがなくなり、その後のドリル嵌め込み作業がより簡単になる。
【0039】
ただし、この回り止め部材40の挿入は、必ずしも圧入でなくてもよく、すきまばめにしても組上げは可能である。
【0040】
回り止め部材40及びラジアル孔13の孔径は、嵌挿孔11の孔径より小さくてもよいが、当該嵌挿孔11の孔径以上の径(図例では嵌挿孔11の径と同等の径)にすれば、ドリルビット組上げ過程で上記嵌挿孔11から回り止め部材40が外部に抜け出てしまうおそれがなくなり、組上げ作業はさらに簡単となる。
【0041】
この回り止め部材40の高さ寸法(図5における上下方向の寸法)は、ラジアル孔底部まで圧入された状態で、その頭部が嵌挿孔11内にその略半分ほど突出するように設定されている。
【0042】
ドリル14は、螺旋状のドリル刃14bの形成されたドリル本体14aと、円柱状のシャンク14cとを一体に有している。シャンク14cは、その外径が前記嵌挿孔11の内径と同一もしくはこれよりも僅かに大きく設定されており、長さ寸法が嵌挿孔11の長さ寸法の半分より若干長めに設定されている。
【0043】
シャンク14cの基端部には、その端面14dからさらに軸方向に突出する舌片状の被係止部14eが形成されている。この被係止部14eは、シャンク14cの基端部を径方向に略半分切り欠いた残りの部分であり、シャンク14cを嵌挿孔11の奥部にまで嵌挿することによって、図2、図4、図5および図6に示すように、シャンク14cの端面14dが回り止め部材40の周面に当接するとともに、被係止部14eが回り止め部材40の頂面に位置する(すなわち回り止め部材40の頭部をラジアル孔底部と反対の側から覆う)ようになっている。
【0044】
この状態で、ドリル14の軸心に対して偏心位置にある被係止部14eが回り止め部材40の頭部に係合されることにより、ドリル14とドリル保持部材12との間の軸心回りの相対回転が規制され、これによってドリル14とドリル保持部材12とは軸心回りに共回りし得るようになっている。また、回り止め部材40は、有底のラジアル孔13に挿入された状態で両被係止部14eと係合されているので、ドリル回転時の振動や遠心力が回り止め部材40に作用しても当該回り止め部材40がラジアル孔13から抜け出ないようになっている。
【0045】
このドリルビット10は、例えば次の要領で製造することが可能である。
【0046】
▲1▼ ドリル14のシャンク14cの基端部に切削加工で被係止部14eを形成する。ドリル保持部材12には、嵌挿孔11を穿設した後、異形部16のいずれかの平面15中央部に上記嵌挿孔と交差するように有底のラジアル孔13を穿設する。
【0047】
▲2▼ ラジアル孔13の孔底に回り止め部材40を挿入(例えば圧入)する。この回り止め部材40の寸法は、その挿入状態で頭部が嵌挿孔11に突出するように設定しておく。
【0048】
▲3▼ シャンク14cを、その被係止部14eが上記回り止め部材40に係合されて回転が規制されるように嵌挿孔11に嵌挿する。
【0049】
ここで、▲3▼の嵌挿の際、シャンク14cを嵌挿孔11にすきまばめしてからろう付け等で固定するようにしてもよいが、シャンク14cを嵌挿孔11にしまりばめすれば、特別な固定手段を用いずにドリルビットの一体化ができる。このしまりばめは、単なる圧入によって行うようにしてもよいし、許容温度範囲内での焼きばめあるいは冷やしばめによって行うようにしてもよい。
【0050】
また、このようにシャンク14c全体を嵌挿孔11にしまりばめしなくてもよく、例えば、シャンク14cと嵌挿孔11との間には僅かな隙間を確保しておいて被係止部14eのみを回り止め部材40の頭部と嵌挿孔11の内周面との隙間に圧入するようにしても、その固定が可能である。この場合には、ドリルビット全体の組上げ作業がさらに簡単になる。
【0051】
つぎに、上記ドリルビット10が装着されるドリルビットホルダー20を図7〜図9を基に説明する。
【0052】
これらの図に示すように、ドリルビットホルダー20は、図略の回転駆動源に連結されるシャンク部22と、ドリルビット10が装着されるドリルビット装着部24とを一体に有している。ドリルビット装着部24には、円形断面のドリル収納孔26が形成され、このドリル収納孔26内に一方のドリル14が収納可能であるとともに、当該ドリル収納孔26内に上記芯出し軸部19が略隙間なく嵌入されることにより、ドリルビット10の芯出しが行われるようになっている。すなわち、この実施の形態では、ドリル収納孔26が芯出し用嵌入孔を兼ねている。
【0053】
さらに、このドリル収納孔26の入口側には、ドリル保持部材12の両円形部18が略隙間なく嵌入可能な円形断面をもつ嵌入孔27が形成され、この嵌入によってもドリルビット10の芯出しが行われるようになっている。そして、この嵌入孔27の周囲に、ドリルビット10の装着状態をロックするためのロック部30が設けられている。
【0054】
具体的には、図8および図9に示すように、上記嵌入孔27を囲むドリルビット装着部24の周壁には、これを径方向に貫通する複数(図例では2つ)の貫通孔28が等間隔(図例では180°間隔)で設けられ、各貫通孔28内にボール(係止部)32が収納されている。各ボール32は、貫通孔28が設けられている周壁の肉厚よりも大きな直径を有しており、図7および図8の(a)および(b)に示すように嵌入孔27内に突出する係止位置と、この係止位置から径方向外側に待避する解放位置との間で移動可能とされている。そして、図7および図8の(a)、(b)に示すように両円形部18が嵌入孔27内に嵌入され、かつ、上記係止位置にボール32が位置する状態で、当該ボール32が異形部16と後側円形部18との段差17に係合するように、貫通孔28およびボール32の配設位置が設定されている。
【0055】
上記周壁の外周面は、ドリルビット装着部24における他の外周面よりも僅かに直径の小さい小径部25とされ、この小径部25に保持スリーブ(保持部)34が軸方向にスライド可能にかつ略隙間なく外嵌されている。
【0056】
この保持スリーブ34の内周面には、先端側に開放された周溝34aと、この周溝34aから後方(図8の(a)および図9の(a)では右方)に間隔をおいて形成された周溝34bとが形成されている。周溝34a内には圧縮コイルばね36が収納され、その先端側(図8の(a)および図9の(a)では左側)が、ドリルビット装着部24の外周面に固定された抜け止めリング38によって規制されている。この圧縮コイルばね36の弾発力で保持スリーブ34は後方に付勢されており、外力を受けない状態では当該保持スリーブ34の後端が小径部25の後端の段差25aに当たる位置に保持されるようになっている。そして、この状態では、保持スリーブ34における両周溝34a,34bの間の部分がボール32を外側から規制して図8の(a)および(b)に示す上記係止位置に拘束する一方、当該状態から保持スリーブ34に外力が加えられて当該スリーブ34が前方に移動することにより、ボール32が周溝34b内に待避して図9の(a)および(b)に示す上記解放位置へ動けるように、保持スリーブ30の形状が設定されている。
【0057】
次に、このドリル工具の作用を説明する。
【0058】
まず、図7および図8の(a)、(b)に示すようにドリルビット10をドリルビットホルダー20に装着した状態では、係止位置に拘束されたボール32が、異形部16と後側円形部18との段差17に係合することにより、ドリルビット10の抜け止めが行われる。しかも、このボール32の存在によって嵌入孔27内でのドリル保持部材12の回転が阻止されるため、この状態で回転駆動源からドリルビットホルダー20にトルクが与えられると、このトルクは確実にドリルビット10に伝達され、ドリル工具全体が一体に回転する。このため、ドリルビット10の先端側のドリル14を用いて良好な孔開け作業を行うことができる。
【0059】
この使用しているドリル14に破損等が生じて孔開け作業が不能となった場合には、一旦ドリルビット10をドリルビットホルダー20から外す。具体的には、保持スリーブ34を指で把持する等してこれに軸方向先端側への外力を与え、圧縮コイルばね36の弾発力に抗して図9の(a)の位置までスライドさせる。これにより、ボール32は周溝34b内に逃げ込むことが可能となり、係止位置への拘束が解除される。この状態でドリルビット10をドリルビットホルダー20から抜き取ることができる。
【0060】
次いで、ドリルビット10を反対方向に向け(すなわち、それまでドリルビット装着部24に収納されていた破損していないドリル14を先端側に向け)、破損したドリル14をドリル収納孔26に挿入するとともに芯出し軸部19および両円形部18をそれぞれドリル収納孔26および嵌入孔27に嵌入した後、上記保持スリーブ34を解放する。これにより、保持スリーブ34は圧縮コイルばね36の弾発力によって段差25aに当たる位置まで後退し、ボール32を再び係止位置に拘束する。このボール32によってドリルビット10の装着状態が再びロックされ、新しいドリル14を用いて孔開け作業を再開することが可能になる。
【0061】
この実施の形態にかかる構造では、ドリルビット10におけるドリル保持部材12の中間部に略四角形状の異形部16を形成するだけでよく、従来のように抜け止め用のボールが嵌まり込むための周溝等を形成する必要がない。一方、ドリルビットホルダー20においては、円形断面のドリル収納孔26および嵌入孔27を形成するだけでよく、従来のように多角形状の孔を形成する必要がないので、単純な工程でドリルビットホルダー20の製作ができる。従って、ドリル工具全体のコストを大幅に低減させることが可能となる。
【0062】
特に、図示の構造では、ドリル保持部材12の全体形状が、円柱の軸方向両端(円形部18)を残してその中間部分の周方向複数個所を平面15で切除した形状となっているので、円柱部分の周方向複数個所を切削等の除去加工で切除するだけで簡単にドリル保持部材12を形成することが可能であり、しかも、このような単純な形状でありながら、ドリルビット10の抜け止めと回り止め(トルク伝達)とを同一個所で行うことが可能となっている。
【0063】
しかも、両円形部18は同一形状であり、これら円形部18を円形断面の嵌入孔27に嵌入することによりドリルビット10の芯出しができる。すなわち、ドリル保持部材12を芯出し軸部として兼用しているので、コンパクトな構造で確実な芯出しができる。さらに、この実施の形態に示すようにドリル保持部材12とは別の芯出し軸部19を形成することにより、芯出しはより確実になる。
【0064】
なお、本発明において、ドリルビットホルダー20の具体的な構造、及びドリルビット10の具体的な装着構造は適宜設定が可能であり、図示の実施形態に限られるものではない。
【0065】
第2の実施の形態を図10に示す。この実施の形態では、嵌挿孔11がドリル保持部材12の一方の端部のみに形成されている。また、シャンク14cがその基端側に向かうに従って縮怪するテーパー状に形成され、このシャンク14cが嵌挿される嵌挿孔11も略同一のテーパー状に形成されている。
【0066】
このように、本発明では一方の端部のみにドリル14が設けられるドリルビット10にも適用が可能である。また、図示のようにシャンク14cをテーパー状とすることにより、嵌挿孔11への圧入が容易となる。この場合、圧入による固定度合いを高めるには、シャンク14cを嵌挿孔11内に深く挿入する必要があるので、図示のように、シャンク端面14dが回り止め部材40に突き当たらないように余裕をもって寸法設定しておくことが好ましい。
【0067】
ただし、この第2の実施の形態にかかる構造においても、圧入でなく焼きばめや冷やしばめ等の他の固定手段が採用できることはいうまでもない。
【0068】
本発明は、その他、次のような実施形態をとることも可能である。
【0069】
(1)本発明において、回り止め部材40の頭部の具体的な形状や突出量は適宜設定が可能である。ただし、図示のように回り止め部材40をその頭部端面が嵌挿孔11の軸心またはその近傍を通る平面となるように形状設定することにより、回り止め部材40およびこれに対応した被係止部14eの形状を簡単なものにすることができるとともに、十分な係合力を確保することが可能になる。また、回り止め部材40は、それをハンマー等による叩打でラジアル孔13に圧入しても、平面である頭部の端面が変形することはほとんどなく、変形させない状態での回り止め部材40のラジアル孔13に対する圧入操作を容易に行うことができる。
【0070】
(2)本発明では、嵌挿孔11内にシャンク14cをすきまばめし、その後にろう付け等の手段で固定することも可能である。この場合も、従来のようにろう付けのみによる固定では当該固定部分が大きなトルクに耐えきれなくなるおそれがあるのに対し、本発明では回り止め部材40と被係止部14eとの係合によって確実に回転規制できる(すなわち上記トルクに対抗できる)効果が得られる。
【0071】
(3)上記の実施形態において、シャンク14cの端面14dを、回り止め部材40の周面に面接触するように円弧状に形成すれば、シャンク14cの端面14dと回り止め部材40の周面との接触面積が大きくなり、これによってドリル14のドリル保持部材12に対する装着状態をより安定したものにすることができる。
【0072】
(4)本発明では、ドリル保持部材12の具体的な形状を特に問わない。例えば、特公平8−18213号公報によって開示されているようなものであってもよい。
【0073】
(5)ドリルビット10両端にドリル14を設ける場合、両ドリル14は、必ずしも同形でなくてもよく、例えば両ドリル刃の径を異ならせて使い分けができるようにしてもよい。
【0074】
(6)ドリルビット10の芯出し軸部19は、適宜省略が可能である。また、この芯出し軸部19を形成する場合、前記実施形態では相手方のドリルビットホルダー20のドリル収納孔26を芯出し用嵌入孔として兼用しているが、これらドリル収納孔26と芯出し用嵌入孔とを別々に形成するようにしてもよい。
【0075】
(7)ドリルビットホルダー20の具体的な構造は全く問わない。例えば係止部材の内側端(ドリルビット10側に当接する端部)のみ球状とし、貫通孔28に収納される部分は柱状にするようにしてもよい。保持部の具体的な構造も特に問わず、例えばリング状ばねで外側から係止部を係止位置に拘束するようにしてもよい。
【0076】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、簡単な構造で、ドリル保持部材に対するドリルの相対回転を確実に規制することができ、また、かかるドリルビットを容易に製造できてコストの低減化に寄与できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るドリルビットの一部切欠き分解斜視図である。
【図2】図1に示すドリルビットの一部切欠き組立て斜視図である。
【図3】図1に示すドリルビットを縦置きした組立て斜視図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】図3のB−B線断面図である。
【図6】図5のC−C線断面図である。
【図7】ドリルビットおよびそのドリルビットホルダーを備えたドリル工具の全体構造を示す正面視の断面図である。
【図8】図7の要部の拡大図であり、(a)はドリルビットホルダーに対するドリルビットの装着状態がロックされている状態を示す断面正面図、(b)は(a)のD−D線断面図である。
【図9】図7の要部の拡大図であり、(a)は上記ロックが解除された状態を示す断面正面図、(b)は(a)のE−E線断面図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係るドリルビットの断面正面図である。
【図11】(a)、(b)および(c)は、本発明以外のドリルビットを例示する断面視の説明図である。
【符号の説明】
10 ドリルビット
11 嵌挿孔
12 ドリル保持部材
13 ラジアル孔
14 ドリル
14a ドリル本体
14b ドリル刃
14c シャンク
14d 端面
14e 被係止部
15 平面
16 異形部
17 異形部と後側円形部との段差
18 円形部
19 芯出し軸部
20 ドリルビットホルダー
24 ドリルビット収納部
26 ドリル収納孔(芯出し用嵌入孔を兼用)
30 ロック部
32 ボール(係止部)
34 保持スリーブ(保持部)
40 回り止め部材

Claims (17)

  1. ドリル刃およびシャンクを有するドリルと、シャンク嵌挿用の嵌挿孔が軸方向に穿設されたドリル保持部材とからなるドリルビットであって、上記シャンクに被係止部を設け、上記ドリル保持部材には、外周面から上記嵌挿孔と交差する有底のラジアル孔を設け、このラジアル孔の底部に回り止め部材を挿入し、この回り止め部材の頭部と上記被係止部との係合により上記ドリル保持部材に対するドリルの相対回転を規制していることを特徴とするドリルビット。
  2. 上記被係止部は、上記シャンクの所定部分を上記回り止め部材の頭部と係合可能な形状に切り欠くことによって形成したものであることを特徴とする請求項1記載のドリルビット。
  3. 上記被係止部の形状を、上記回り止め部材の頭部の少なくとも一部を上記ラジアル孔の底部と反対の側から覆う形状としたことを特徴とする請求項1または2記載のドリルビット。
  4. 上記回り止め部材の頭部の端面を、上記嵌挿孔の軸心またはその近傍を通る平面としたことを特徴とする請求項3記載のドリルビット。
  5. 上記被係止部を上記回り止め部材の頭部と嵌挿孔との間に圧入したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のドリルビット。
  6. 上記シャンクをその被係止部が上記回り止め部材の頭部に対して軸方向に当接するまで上記嵌挿孔内に嵌挿したことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のドリルビット。
  7. 上記シャンクの基端面を、上記回り止め部材の頭部に対して軸方向に面接触する形状に形成したことを特徴とする請求項6記載のドリルビット。
  8. 上記ラジアル孔及び回り止め部材の径を上記嵌挿孔の径以上にしたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のドリルビット。
  9. 上記回り止め部材を上記ラジアル孔の底部に圧入したことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のドリルビット。
  10. 上記嵌挿孔を、上記ドリル保持部材の軸方向片側部分に設けたことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のドリルビット。
  11. 上記嵌挿孔を、上記ドリル保持部材の軸方向両側部分に設け、各嵌挿孔に嵌挿されるシャンクの被係止部を共通の回り止め部材に係合したことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のドリルビット。
  12. 請求項11記載のドリルビットにおいて、上記ドリル保持部材の軸方向両端部を互いに同形で上記ドリルよりも大きな直径をもつ円形部とし、これら円形部の間の部分をその外接円の直径が上記円形部の直径以下である多角形または略多角形の断面形状をもつ異形部としたことを特徴とするドリルビット。
  13. 請求項1〜12のいずれかに記載のドリルビットと、このドリルビットを同心で収納し得る収納孔とを有するドリルビットホルダーとを備えたことを特徴とするドリル工具。
  14. ドリル刃およびシャンクを有するドリルと、シャンク嵌挿用の嵌挿孔が軸方向に穿設されたドリル保持部材とからなるドリルビットの製造方法であって、上記シャンクに被係止部を形成し、上記ドリル保持部材に外周面から上記嵌挿孔と交差する有底のラジアル孔を設け、このラジアル孔の底部に回り止め部材を挿入した後、上記シャンクを上記嵌挿孔に嵌挿してその被係止部を上記回り止め部材の頭部に係合することを特徴とするドリルビットの製造方法。
  15. 上記シャンクの所定部分を一部切り欠くことによって上記被係止部を形成することを特徴とする請求項14記載のドリルビットの製造方法。
  16. 上記被係止部を上記回り止め部材の頭部と嵌挿孔との間に圧入することを特徴とする請求項14または15記載のドリルビットの製造方法。
  17. 上記シャンクの端部が回り止め部材の頭部に対して軸方向に当接するまで嵌挿孔に嵌挿することを特徴とする請求項14〜16のいずれかに記載のドリルビットの製造方法。
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