JP4149966B2 - 半導体基板と半導体基板の製造方法 - Google Patents

半導体基板と半導体基板の製造方法 Download PDF

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本発明は、半導体基板およびその製造方法に関する。特に同一基板上に異なる半導体層構造を形成してなる、いわゆる部分SOI(Silicon on insulator)基板およびその製造方法に関する。
バルクシリコン(Si)とシリコンオンインシュレーター(SOI)を同一基板上に形成するいわゆる部分SOI基板は、同一チップ上にロジックLSIとメモリーを混載できるシステムオンチップ(SoC)への適用に注目されている。
図15は、従来の部分SOI基板の一例を示す断面模式図である。Si支持基板1の一領域に例えばシリコン酸化物からなる埋め込み絶縁層2と、例えばSi半導体層3からなるSOI領域とが形成されている。つまりバルクSi領域とSOI領域が同一基板に形成されている。
従来の部分SOI基板の作成は、例えば非特許文献1で提案しているように、SIMOX法(Separation by Implanted Oxygen)と呼ばれるSi支持基板に酸素イオン注入後、酸化することによって基板内部に埋め込み絶縁層を形成する手法によって選択的に埋め込み絶縁層を形成していた。
ところで、格子緩和したSiGe層上にエピタキシャルに形成されたSi層の格子は、SiGe層との格子不整合によって2軸性の引っ張りひずみを受ける。このひずみSi層中のキャリアはバンド変調によって移動度が向上する。よってMISFETトランジスタに適用すると電流駆動力が向上することから、ひずみSi層は高速CMOSデバイスへの応用に注目されている。さらにSOI構造にしたひずみSOIは、SOIによる効果も有するため低消費電力・高速LSI化が期待されている。
したがって前述した部分SOI基板のSOI層としてひずみSi層を適用した部分ひずみSOI基板が求められる。
従来提案されたひずみSOI基板の作成は、例えば非特許文献2に示されるように、まずSi支持基板上にSiGe層をエピタキシャル成長した基板にSIMOX法によって埋め込み絶縁層を形成する。SIMOX法により形成された埋め込み絶縁層上のSiGe層の格子は緩和されている。次にSiGe層上にひずみSi層を形成することによってひずみSOI基板を得るというものである。
また他に、非特許文献3に示されるように、まず市販のSOI基板のSi上にSiGeをエピタキシャル成長した後、SiGe層の融点に達しない程度の高温で乾燥酸化することによって格子緩和したSiGe層が埋め込み絶縁層上に形成された構造を得る。さらにこのSiGe層上にひずみSi層を形成することによってひずみSOI基板を得る方法がある。
しかしながら、部分ひずみSOI基板を製造するにあたり、このような従来のひずみSOI基板の作成方法を適用しただけでは以下のような不具合が生じることがわかった。
図16は従来手法を適用して形成した部分ひずみSOI基板の一例を示す断面模式図である。Siからなる支持基板1上のひずみSOIとする領域(ひずみSOI領域)にSiGe層4をエピタキシャル成長し、さらにSiGe層4下に酸素イオンを注入した後、酸化してシリコン酸化膜からなる埋め込み絶縁層2を形成する。そしてSiGe層4表面にSiをエピタキシャル成長して半導体層5を形成する。このときSiGe層上の半導体層5は格子ひずみを有するひずみSi層5Aとなり、その他の領域(バルクSi領域)の半導体層5は格子ひずみのないSi層5Bとなる。
このようにして得られた基板においては以下のような問題点がある。
すなわちこの用いて半導体デバイスを得た場合、例えばアナログデジタル混載SoCの場合のCMOSロジックの動作など半導体デバイス動作時に生じる過渡的電流変化とその基板伝播によって起こる基板クロストークノイズが、バルクSi領域と部分ひずみSOI領域間で生じる恐れがある。
また基板製造工程においては、埋め込み絶縁層2を形成するための酸化に1300℃もしくはSiGeの融点以下の高温での熱処理を行うため、埋め込み絶縁層2が形成されるまでにGeが支持基板へ拡散し埋め込み絶縁層2の下にSiGe層6が形成される。このSiGe層6の形成はGe拡散により生成するため隣接するバルクSi領域に及び、バルクSi領域と部分ひずみSOI領域との間にマージンを取る必要が生じるため、高集積化の妨げとなる。同様のGeの拡散はデバイス製造時の熱処理工程においても生じ得る。
また、ひずみSOI領域(5A)とSi領域(5B)の表面に段差が大きくなり、それに係わる不具合、例えばリソグラフィの焦点ずれによる加工ばらつきや多層配線における配線の段切れなどが発生する。
非特許文献3に記載された手法を適用して部分ひずみSOI基板を製造した場合にも、
同様の問題が生じる。そして従来、部分ひずみSOI基板の形成において、かかる不具合を解決した基板製造方法はまだ提案されていない。
R. Hannon,"0.25μm merged bulk DRAM and SOI logic using patterned SOI" VLSI Technology, 2000. Digest of Technical Papers. 2000 Symposium on 13-15 June 2000, Pages: 66 ? 67 N. Sugiyama,"Formation of strained-silicon layer on thin relaxed-SiGe/SiO2/Si structure using SIMOX technology" Thin Solid Films, vol.369, no.1-2, P.199-202 (2000) T. Tezuka,"Fabrication of strained Si on an ultrathin SiGe-on-insulator virtual substrate with a high-Ge fraction" Appl. Phys. Lett., vol.79, no.12, P.P.1798-800 (2001)
以上述べたように、従来方法にて得られる部分ひずみSOI基板においては基板クロストークノイズを低減することが求められる。また、さらにこれに加えて埋め込み絶縁層下のGe拡散の抑制、表面平坦性を改善することができる製造方法が求められている。
本発明は、部分ひずみSOI基板においてバルクSi領域と部分ひずみSOI領域間で起こる可能性のある基板クロストークノイズを低減することが可能な新規で良好な特性を有する部分ひずみSOI基板を提供することを目的とする。
また、本発明は部分ひずみSOI基板においてバルクSi領域と部分ひずみSOI領域間で起こる可能性のある基板クロストークノイズを低減することが可能とすると共に、絶縁層下の拡散物の発生を抑制し、バルクSi領域と部分ひずみSOI領域との間にマージンを取る必要なく高集積化が可能であり、また、ひずみSOI領域とSi領域の表面の段差を小さくし、加工ばらつきや配線の段切れなどの発生が抑制された部分ひずみSOI基板を製造可能な半導体基板の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、
第4の半導体層と、
第1の絶縁膜、前記第1の絶縁膜上の第1の半導体層、及び前記第1の半導体層表面にある格子定数が前記第1の半導体層の格子定数よりも小さく格子ひずみが導入された第2の半導体層を備え、前記第4の半導体層上にある第1の領域と、
前記第1の半導体層とは異なる組成の第3の半導体層を備え、前記第4の半導体層上にある第2の領域と、
前記第1の領域の第1の半導体層の側壁に接するようにこの第1の半導体層と前記第2の領域の第3の半導体層とを分離する第2の絶縁膜と、
前記第2の絶縁膜で囲まれる領域の下方にのみ位置し、前記第1の絶縁膜と前記第4の半導体層に挟まれ、前記第4の半導体層とは異なる組成を有する第5の半導体層とを具備するとことを特徴とする半導体基板である。
前記第1の絶縁膜はシリコン酸化物膜であり、前記第1の半導体層はSiGe若しくはGe層であり、
前記第2の半導体層は格子ひずみが導入されたSi層であり、前記第3の半導体層,及び第4の半導体層はSi層であり、前記第5の半導体層はSiGe層であることが望ましい。
本発明の第3の製造方法は、
第4の半導体層の所定の領域にトレンチを形成する工程と、
前記トレンチ内側面に絶縁膜を形成する工程と、
前記絶縁膜とトレンチ底面に囲まれた領域内に第1の半導体層を形成する工程と、
前記第1の半導体層内に埋め込み絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の半導体層表面に格子定数が前記第1の半導体層の格子定数よりも小さい第2の半導体を形成して格子ひずみが導入された第2の半導体層を形成する工程と、を備えることを特徴とする半導体基板の製造方法である。
前記本発明の第3の製造方法において、前記第1の絶縁膜はシリコン酸化物膜であり、前記第1の半導体層はSiGe若しくはGe層であり、前記第2の半導体層は格子ひずみが導入されたSi層であり、前記第4の半導体層はSi層であることが望ましい。
前記本発明の第3の製造方法において、前記トレンチ内側面に絶縁膜を形成する工程の後、前記第1の半導体層を形成する工程の前に、
前記絶縁膜とトレンチ底面に囲まれた領域内にSi層を形成する工程を備えることが望ましい。
本発明の半導体基板を用いた場合、素子領域がそれぞれ絶縁層で囲われる形態になるので、部分SOI領域とバルクSi領域間の基板クロストークノイズを低減でき、形成される半導体デバイスの信頼性が向上する。
また、本発明の半導体基板の製造方法によれば、得られる半導体基板は、素子領域が絶縁層で囲われる形態になるので、部分SOI領域とバルクSi領域間のクロストークノイズを低減できる。また、基板製造時や半導体デバイス製造時の熱処理時等に発生する絶縁層下の拡散物を抑制し、バルクSi領域と部分ひずみSOI領域との間にマージンを取る必要なく高集積化が可能であり、デバイス特性の面内ばらつきを抑制できるため、LSI歩留まりも向上に寄与する。また、ひずみSOI領域とSi領域の表面の段差を小さくできるので、形成される半導体デバイスの加工ばらつきや配線の段切れなどの発生が抑制される部分ひずみSOI基板を製造可能である。
このように、本発明は、産業界への高い寄与が期待される。
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態にかかわる部分ひずみSOI基板の断面概略図である。
この部分ひずみSOI基板は、例えばSiからなる支持基板(第4の半導体層)1の所定の領域(部分ひずみSOI領域、以下「第1の領域」とする。)に、例えばシリコン酸化物である第1の絶縁層2と、この第1の絶縁層2上の第1の半導体層4、例えばSiGeもしくはGe層と、この第1の半導体層4上に形成された、格子定数が前記第1の半導体層の格子定数よりも小さく引っ張り格子ひずみが導入された第2の半導体層5、例えばひずみSi層と、支持基板(第4の半導体層)1上の前記第1の領域以外の領域にある領域(バルクSi領域、以下「第2の領域」とする)に、支持基板1に直接接して形成された第3の半導体層12、例えばひずみの導入されていないSi層、を備えている点は従来の部分ひずみSOI基板と同様である。なお第1の半導体層4は格子緩和している。また、SiGe若しくはGe層のGe濃度はSi層に格子ひずみを導入するため、0.5atomic%以上100atomic%以下の範囲であることが望ましい。また第1の絶縁層2はシリコン酸化物に限らず、例えばシリコン窒化物など他の絶縁材料でも構わない。
さらにこの部分ひずみSOI基板は、第1の半導体層4の側壁に、つまり側面に隣接しこの側面を囲む第2の絶縁層(拡散抑制層)7を備えており、第3の半導体層12はこの第2の絶縁層7を介して第1の半導体層4と隣接している。第2の絶縁層7は例えばシリコン酸化物層などの絶縁層であり、前記第1の半導体層4と、前記第3の半導体層12とを分離しており、基板若しくは半導体デバイス製造過程において発生する第1の半導体層4からの拡散物、例えばGe、の横方向への拡散を抑制する。
なお、図1では第2の半導体層5の側面は、第2の絶縁層7の側面に隣接しておらず第2の絶縁層7に囲まれた構造になっていないが、第2の絶縁層7がさらに上部に伸長し第1の半導体層4上の半導体層5の外周面に接し、これを囲み、第2の半導体層5と第3の半導体層12とを分離する構造であっても良い。
この部分ひずみSOI基板の製造方法の一実施形態を示す。図2〜図5に主要工程の概略図を示す。
まず、例えばSi基板などの支持基板(第4の半導体層)1上に例えば厚さ1nm以上5μm以下のシリコン酸化物等からなる第1の絶縁層2と、前記絶縁層2上に形成された第1の半導体層4である、例えば厚さ1nm以上5μm以下、Ge組成0.5atomic%以上100atomic%以下のSiGe若しくはGe層と、前記第1の半導体層4上に形成された第2の半導体層5、例えば厚さ1nm以上1μm以下のSi層を備えるいわゆるひずみSOI基板を従来技術によって用意する。
第1の半導体層4は格子緩和しており、第2の半導体層5はひずみSiとなっている。また、第1の絶縁層2はシリコン酸化物に限らず、例えばシリコン窒化物など他の絶縁材料から構成される層でも構わない。
次にこのひずみSOI基板の部分ひずみSOI領域となる領域(第1の領域)以外の領域(第2の領域)の第2の半導体層5、第1の半導体層4、そして第1の絶縁層2を図2に示すように支持基板1が露出するまでエッチングする。エッチングは例えばシリコン酸化物やシリコン窒化物などのマスク層8を用いて選択的エッチングなどの方法で行うことができる。マスク層8はシリコン酸化物層もしくはシリコン窒化物層を前記ひずみSOI基板の第2の半導体層5上に堆積後、フォトリソグラフィーと異方性エッチング(RIE)でパターンニングすることによって第2の半導体層5上に形成することができる。
次に図3(a)もしくは(b)に示すように、第1の半導体層4の周囲に第2の絶縁層(拡散抑制層)7を形成する。第2の絶縁層7としては例えばシリコン酸化物などの絶縁層を用いる。第2の絶縁層7の、第1の半導体層4の壁面からの厚さは例えば幅1nm以上10μm以下の範囲内にあるものが望ましい。
シリコン酸化膜からなる第2の絶縁層7の形成には、まず図3(a)に示すようにこの基板に例えば600℃以上1100℃以下の温度条件でWet酸化をする方法がある。Wet酸化でSiGe若しくはGe層を酸化する場合、SiGe若しくはGeはSiに比べ高い酸化レートを有するため、第1の半導体層4の側面周囲と、露出した支持基板1上にシリコン酸化物が形成される。第1の半導体層4の側面周囲にはSiからなる支持基板1表面に形成されるシリコン酸化物層より厚いシリコン酸化物層7が形成される。なお、この時のシリコン酸化物層7にはGeが含まれる。そして、支持基板1上に形成されたシリコン酸化物の膜厚だけシリコン酸化物層をエッチングすると第1の半導体層4の側面周囲のシリコン酸化物層7のみが残り、第2の絶縁層7すなわち拡散抑制層として用いることが可能である。
あるいは、図3(b)に示すようにこの基板に例えば600℃以上1300℃以下の温度条件で乾燥酸化をする方法がある。乾燥酸化の場合、Wet酸化と異なり第1の半導体層4すなわちSiGe若しくはGe表面とSiからなる支持基板1表面とで形成されるシリコン酸化膜の膜厚はほぼ同じである。そのため、異方性エッチングにより支持基板1上に形成されたシリコン酸化物のみエッチングすることによって第1の半導体層4周囲のシリコン酸化物層を残し、これが第2の絶縁層7となる。
図4は支持基板1上の第1、第2絶縁層7以外の絶縁層を剥離した断面図を示す。
次に図5に示すように、支持基板1上に直接シリコンからなる第3の半導体層12を例えば10μm以下の厚さでエピタキシャルに成長する。なお、第3の半導体層12とひずみ第2の半導体層5との表面高さがほぼ同じとなるように成長させることが望ましい。なお、第1の絶縁層2、第1の半導体層4、及び第2の半導体層5の厚さが薄く、支持基板1表面との段差が小さくなり支障がない場合は第3の半導体層12の形成を行わない場合もありえる。
最終的にマスク層8を剥離することで、図1に示すような部分ひずみSOI基板を作成する。
なお、本実施例では出発基板にひずみSi層5を有するひずみSOI基板を用いる例に述べたが、ひずみSi層5のないSiGe on Insulator基板でもほぼ同様の手順で作成可能である。この場合、第1の半導体層4と第3の半導体層12とをほぼ同じ平面となるよう形成して、マスク層8を剥離後、表面にSiをエピタキシャル成長することによってひずみSOIを形成することで部分ひずみSOI基板を実現する。
本実施形態によって得られた部分ひずみSOI基板は、第2の絶縁層7を備えていることにより、基板製造時に第3の半導体層12や第4の半導体層1へGeが拡散することはなく、また半導体デバイス形成時の熱工程などにより第3の半導体層12や第4の半導体層1へGeが拡散することもないため高集積化に極めて適している。
さらに、第2の半導体層5と第3の半導体層12若しくは第4の半導体層1の表面高さをほぼ同じ高さにすることが可能であることから表面段差に係わる不具合を小さくすることが可能である。
[第2の実施形態]
図6は、第1の実施形態に係わる部分ひずみSOI基板の断面概略図である。
この部分ひずみSOI基板は、例えばSiの支持基板(第4の半導体層)1上の所定の領域(部分ひずみSOI領域、以下「第1の領域」とする。)に、例えばシリコン酸化物の第1の絶縁層2と、この第1の絶縁層2上の第1の半導体層4、例えばSiGe若しくはGe層と、この第1の半導体層4上に形成され格子定数が前記第1の半導体層の格子定数よりも小さく引っ張り格子ひずみが導入された第2の半導体層5、例えばひずみSi層と、支持基板(第4の半導体層)1上の前記第1の領域以外の領域にある領域(バルクSi領域、以下「第2の領域」とする)上にある第3の半導体層12、例えばひずみが導入されていないSi層、を備えている点は従来の部分ひずみSOI基板と同様である。なお、第1の半導体層4は格子緩和している。また、SiGe若しくはGe層のGe濃度は0.5atomic%以上100atomic%以下の範囲であることが望ましい。また第1の絶縁層2はシリコン酸化物に限らず、例えばシリコン窒化物など他の絶縁材料の層でも構わない。
さらにこの部分ひずみSOI基板は、第1の絶縁層2と第1の半導体層4の側壁、つまり側面に隣接し、この側面を囲む第2の絶縁層(拡散抑制層)7を備えている。第2の絶縁層7は前記第1の半導体層と、前記第3の半導体層12とを分離しており、第3の半導体層12は第2の絶縁層7を介して第1の半導体層4および第1の絶縁層2と隣接している。第2の絶縁層7は例えばシリコン酸化物などの絶縁層であり、基板若しくは半導体デバイス製造過程において発生する第1の半導体層4からの拡散物、例えばGe、の横方向への拡散を抑制する。
なお、図6では第2の半導体層5の側面は第2の絶縁層7の側面に隣接しておらず第2の絶縁層7に囲まれた構造になっていないが、第2の絶縁層7がさらに上部に伸長し第1の半導体層4上の第2の半導体層5の外周面に接し、これを囲み、第2の半導体層5と第3の半導体層12を分離している構造であっても良い。
前記部分ひずみSOI基板の製造方法の一実施形態を示す。図7〜図10に主要工程の概略図を示す。
まず図7に示すように、例えばSiの支持基板1のひずみSOIを形成する第1の領域(部分ひずみSOI領域)にトレンチを形成する。トレンチの深さは例えば5nm以上20μm以下であることが望ましい。トレンチの形成には、例えばシリコン酸化物やシリコン窒化物などのマスク層8を用いて部分ひずみSOI領域を選択的にエッチングすることによって形成することが可能である。マスク層8はシリコン酸化物層もしくはシリコン窒化物層を支持基板1上に堆積後、フォトリソグラフィーと異方性エッチング(RIE)でパターンニングして形成することができる。トレンチ以外の領域は、第2の領域(バルクシリコン領域)となり、この領域の支持基板1(第4の半導体層)上には第3の半導体層12が残存する。なお本実施形態では第4の半導体層1と第3の半導体層12とは特に境界は形成されない。
次に図8に示すように、トレンチの壁面に第2の絶縁層7(拡散抑制層)を形成する。第2の絶縁層7はトレンチ壁面からの厚さが例えば1nm以上10μm以下の範囲内にあるものが望ましい。トレンチ壁面に第2の絶縁層7を形成するには、例えばChemical Vaper Deposition(CVD)などの方法によってトレンチ表面に拡散抑制層、例えばシリコン酸化膜などの絶縁層を0.1μm以上20μm以下の厚さとなるよう堆積した後、異方性エッチングする方法など、一般に側壁を形成する要領で行うことができる。あるいは、トレンチ壁面を0.1μm以上10μm以下の厚さのシリコン酸化膜が形成されるよう酸化した後、異方性エッチングすることによって行うこともできる。
次に図9に示すように、トレンチ底面にシリコンからなる半導体層9を0μm以上10μm以下の厚さでエピタキシャルに成長する。この半導体層9はその上部に形成される第1の半導体層4から拡散物の抑制効果を高めるために形成するものである。トレンチ側面の第2の絶縁層7が十分厚い場合は、半導体層9は薄くとも、あるいは形成せずともかまわない。
さらに半導体層9もしくはトレンチ底面上に第1の半導体層4、例えばGe組成0.1atmic%以上50atmic%以下のSiGe層を例えば1nm以上10μm以下の厚さとなるようエピタキシャル成長する。
また、第1の半導体層4上にシリコンからなる半導体層10を例えば0μm以上1μm以下の厚さでエピタキシャル成長してもよい。この半導体層10は後の工程におけるGeの外方拡散の抑制や表面平坦性を確保するために設けられる。
次に図10に示すように、ひずみSOI領域の第1の半導体層中に第1の絶縁層2を形成する。このときの第1の絶縁層2の形成はSIMOX法や乾燥酸化により第1の半導体層中に埋め込み絶縁層4を形成する方法が挙げられる。このとき加熱温度は例えば1150℃以上1300℃以下であれば良く、残った第1の半導体層(SiGe層)4の格子緩和も同時になされる。さらに高いGe組成のSiGe層を形成するには、埋め込み絶縁層が形成された後、再び高温の乾燥酸化を施す。このときの加熱温度はGeの濃度によって異なるが1000℃程度が望ましい。乾燥酸化の際、SiGe層中のGeは酸化されずSiGe層4中に拡散、蓄積される一方、シリコンは酸素と反応して第1の半導体層4表面に形成されるシリコン酸化物層11となり、第1の半導体層4はGe組成の高い薄膜のSiGe若しくはGe層となる。
そしてシリコン酸化物層11及びマスク層8を剥離した後、最表面に第1の半導体層44より格子定数の小さい第2の半導体層5、例えばSiをエピタキシャル成長することで、図6に示すような第1の半導体層4上の第2の半導体層5にひずみSi層、ひずみが導入されていないSiである第3の半導体層12表面には、同じくひずみが導入されてないSi層が形成された部分ひずみSOI基板が作成できる。なお、マスク層8の剥離は、第2の半導体層5の形成後でも良い。
本実施形態で形成された部分ひずみSOI基板は、図6に示すとおり、SIMOX法若しくは乾燥酸化といういずれも高温処理によって第1の絶縁層2を形成するためGeの拡散物によるSiGe層(第5の半導体層)6が形成される。しかしながら、第2の絶縁層7を形成することと、望ましくはSiGe若しくはGe層4下にシリコン層9を設けることによって、隣接するSi領域表面へのGe拡散は抑制されるので、従来の不具合を解消し高集積化を実現できる基板を提供することが可能である。
また、Geの拡散はSiGe層4下部からのみから起こり側面への拡散はなくなるため、Geが均一に拡散されることからSiGe若しくはGe層4のGe組成の均一性を維持することが可能である。
さらに、トレンチの深さと各層の膜厚を調整することによって、Si層5とSi層12の高さとをほぼ同じ高さにすることが可能であることから表面段差に係わる不具合を小さくすることが可能である。
[第3の実施形態]
図11は、第3の実施形態にかかわる部分ひずみSOI基板の断面概略図である。
この部分ひずみSOI基板は、例えばSiからなる支持基板(第4の半導体層)1に形成された例えばシリコン酸化膜からなる絶縁層(第1の絶縁層2)と、前記絶縁層(第1の絶縁層2)の所定の領域(部分ひずみSOI領域、以下「第1の領域」とする)上に形成された第1の半導体層4、例えばSiGe若しくはGe層と、この第1の半導体4上に形成され格子定数が前記第1の半導体層の格子定数よりも小さく引っ張り格子ひずみが導入された第2の半導体層5、例えばひずみSi層と、第1の絶縁層2上の前記第1の領域以外の領域にある領域(バルクSi領域、以下「第2の領域」とする)に形成された第3の半導体層12、例えばひずみの導入されていないSi層を備えている。なお、第1の半導体層4は格子緩和している。また、SiGe若しくはGe層のGe濃度は0.5atomic%以上100atomic%以下の範囲であることが望ましい。また第1の絶縁層2はシリコン酸化物に限らず、例えばシリコン窒化物など他の絶縁材料の層でも構わない。
さらにこの部分ひずみSOI基板は、第1の半導体層4の側面に隣接し、この側面を囲む第2の絶縁層(拡散抑制層)7を備えている。第2の絶縁層7は例えばシリコン酸化物などの絶縁層であり、前記第1の領域にある第1の半導体層4と第2の領域にある第3の半導体層12を分離し、半導体デバイス製造過程において発生する第1の半導体層4からの拡散物、例えばGeの横方向への拡散を抑制する。
なお、図11では第2の半導体層5の側面は第2の半導体層7の側面に隣接しておらず拡散抑制層7に囲まれた構造になっていないが、第2の半導体層7がさらに上部に伸長し第1の半導体層4上の半導体層5の側面に接し、これを囲み、第2の半導体層5と第3の半導体層12を分離する構造であっても良い。
前記ひずみSOI基板の製造方法の一実施形態を示す。図12〜図13に主要工程の概略図を示す。
まず図12に示すように例えばSiよりなる支持基板(第4の半導体層)1上に例えば厚さ1μm以上10μm以下のシリコン酸化膜等からなる第1の絶縁層2と、前記絶縁層2上に形成された例えば厚さ1μm以上10μm以下のシリコンからなる半導体層12が積層されたSOI基板を用意し、この基板の半導体層12に部分ひずみSOI領域およびバルクSi領域とを分離する第2の絶縁層(拡散抑制層)7を形成する。第2の絶縁層7は例えばシリコン酸化膜などの絶縁物からなり、その形成はいわゆるLOCOS、STI等の素子分離形成技術を応用して形成することができる。
次に図13に示すように、半導体層12表面にマスク層8を堆積しマスク層8の第1の領域を開口する。マスク層8はシリコン酸化膜もしくはシリコン窒化膜を前記ひずみSOI基板の半導体層12上に堆積後、フォトリソグラフィーと異方性エッチング(RIE)でパターンニングすることによって形成することができる。
次にこの基板表面に対し、第1の半導体層4である、例えば厚さ1μm以上10μm以下、Ge組成0.5atomic%以上100atomic%以下のSiGe若しくはGe層を実施形態1と同様をエピタキシャル成長する。
次にこの基板に対して例えば600℃以上1300℃以下の温度条件で乾燥酸化を施す。酸化温度はSiGeの融点より低い範囲内で高温であるのが望ましい。この酸化により、基板最表面に表面シリコン酸化膜が形成されると共にGeはマスク層8の開口部にある半導体層12´へ拡散する。このときGeは酸素と反応しないため開口部にある半導体層12´がSiGe若しくはGe層(第1の半導体層4)に変化する。次に表面シリコン酸化膜及びマスク層8をエッチングした後、この第1の半導体層4表面と第3の半導体層12にSiをエピタキシャル成長することによって第1の半導体層4表面にはひずみSiである第2の半導体層5、ひずみの導入されていないSiである第3の半導体層12表面にはひずみの導入されていないSi層が形成される。以上のようにして図11に示す部分ひずみSOI基板が得られる。
本実施形態によって得られた部分ひずみSOI基板には、第2の絶縁層7の存在によって、基板製造時、及び半導体デバイス製造工程中においてバルクSi領域の第3の半導体層12への拡散物が生じにくいため高集積化に極めて適している。さらに、第2の半導体層5と第3の半導体層12の表面高さをほぼ同じ高さにすることが可能であることから表面段差に係わる不具合を小さくすることが可能である。
さらに、図14(a)、(b)に示す第3の実施形態の応用例のように、部分SOI領域を選択的にエッチング、Siをエピタキシャル成長することによって、ひずみSOI、無ひずみSiからなるSOI、そしてバルクSiからなる多種の膜構造を含んだ部分ひずみSOI基板を提供することが可能となる。なお、図14(a)と(b)とでは、第2の半の導体層の形成深さを変えている。
第1の実施形態に係わる部分ひずみSOI基板の断面模式図 第1の実施形態に係わる部分ひずみSOI基板の主要工程の概略図 第1の実施形態に係わる部分ひずみSOI基板の主要工程の概略図 第1の実施形態に係わる部分ひずみSOI基板の主要工程の概略図 第1の実施形態に係わる部分ひずみSOI基板の主要工程の概略図 第2の実施形態に係わる部分ひずみSOI基板の断面模式図 第2の実施形態に係わる部分ひずみSOI基板の主要工程の概略図 第2の実施形態に係わる部分ひずみSOI基板の主要工程の概略図 第2の実施形態に係わる部分ひずみSOI基板の主要工程の概略図 第2の実施形態に係わる部分ひずみSOI基板の主要工程の概略図 第3の実施形態に係わる部分ひずみSOI基板の断面模式図 第3の実施形態に係わる部分ひずみSOI基板の主要工程の概略図 第3の実施形態に係わる部分ひずみSOI基板の主要工程の概略図 第3の実施形態に係わる部分ひずみSOI基板の断面模式図 従来の部分SOI基板の一例を示す断面模式図 従来手法を適用して形成した部分ひずみSOI基板の一例を示す断面模式図
符号の説明
1 支持基板(第4の半導体層)
2 第1の絶縁層
3 半導体層
4 第1の半導体層
5 第2の半導体層
6 SiGe層
7 第2の絶縁層
8 マスク層
9 半導体層
10 半導体層
11 シリコン酸化膜
12 第3の半導体層

Claims (6)

  1. 第4の半導体層と、
    第1の絶縁膜、前記第1の絶縁膜上の第1の半導体層、及び前記第1の半導体層表面にある格子定数が前記第1の半導体層の格子定数よりも小さく格子ひずみが導入された第2の半導体層を備え、前記第4の半導体層上にある第1の領域と、
    前記第1の半導体層とは異なる組成の第3の半導体層を備え、前記第4の半導体層上にある第2の領域と、
    前記第1の領域の第1の半導体層の側壁に接するようにこの第1の半導体層と前記第2の領域の第3の半導体層とを分離する第2の絶縁膜と、
    前記第2の絶縁膜で囲まれる領域の下方にのみ位置し、前記第1の絶縁膜と前記第4の半導体層に挟まれ、前記第4の半導体層とは異なる組成を有する第5の半導体層とを具備するとことを特徴とする半導体基板。
  2. 前記第1の絶縁膜はシリコン酸化物膜であり、前記第1の半導体層はSiGe若しくはGe層であり、
    前記第2の半導体層は格子ひずみが導入されたSi層であり、前記第3の半導体層,及び第4の半導体層はSi層であり、前記第5の半導体層はSiGe層であることを特徴とする請求項1記載の半導体基板。
  3. 前記第2の絶縁膜下端が、前記第1の絶縁膜下面よりも下方にあることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体基板。
  4. 第4の半導体層の所定の領域にトレンチを形成する工程と、
    前記トレンチ内側面に絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜とトレンチ底面に囲まれた領域内に第1の半導体層を形成する工程と、
    前記第1の半導体層内に埋め込み絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1の半導体層表面に格子定数が前記第1の半導体層の格子定数よりも小さい第2の半導体を形成して格子ひずみが導入された第2の半導体層を形成する工程と、を備えることを特徴とする半導体基板の製造方法。
  5. 前記第1の絶縁膜はシリコン酸化物膜であり、前記第1の半導体層はSiGe若しくはGe層であり、前記第2の半導体層は格子ひずみが導入されたSi層であり、前記第4の半導体層はSi層であることを特徴とする請求項4記載の半導体基板の製造方法。
  6. 前記トレンチ内側面に絶縁膜を形成する工程の後、前記第1の半導体層を形成する工程の前に、
    前記絶縁膜とトレンチ底面に囲まれた領域内にSi層を形成する工程を備えることを特徴とする請求項5記載の半導体基板の製造方法。
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