JP4148432B2 - エンジン始動制御装置およびエンジン始動制御装置用表示装置 - Google Patents

エンジン始動制御装置およびエンジン始動制御装置用表示装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遠隔操作による遠隔始動や、タイマ操作に基づく設定時間に例えば自動車のエンジンを始動するエンジン始動制御装置およびエンジン始動制御装置用表示装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種のエンジン始動制御装置のなかには、例えば特開平5−215052号公報に示すように、送信機を遠隔操作することで室内等の自動車から離れた場所から自動車のエンジンを始動できるようにしたものが知られている。そしてこのものでは、送信機からのエンジン始動指令に基づいて自動車が所定の条件(例えばパーキングブレーキが作動していること、オートマチックトランスミッションのギヤポジションがパーキング(P)かニュートラル(N)位置にあること等)が満たされていることを検出したときに、イグニッション回路への通電がなされ、スタータモータが駆動してエンジンの始動がなされるように構成されている。しかるにこのものでは、送信機を用いて遠隔操作するものであるが故に、周囲の状況(騒音の激しい場所)によっては、遠隔操作する者がエンジンの運転状態を確認できないことがある。
そこで、例えば実用新案登録第3057270号公報に示すように、エンジン始動制御装置の一部であるアンテナユニットに発光ダイオードを設け、遠隔操作によるエンジンの始動中には前記発光ダイオードが点灯するように構成し、これによって、遠隔操作者にエンジン運転中の確認が得られるようにしたものが提唱されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記アンテナユニットに発光ダイオードを設けたものでは、アンテナユニットが自動車の車室内部に配置されることになるため、該アンテナユニットの配置される場所が必ずしも車外から視認しやすい場所とは限らず、見る位置によっては発光ダイオードを車外から確認できないことがあり、アンテナユニットの配置場所の確保が難しいという問題がある。
またこのものでは、エンジン始動制御装置の制御回路中に、発光ダイオードを点灯させる点灯回路に出力供給するための出力回路が別途必要になるが、制御回路からは自動車のアクセサリー回路、イグニッション回路、スタータモータ等複数の出力回路が設けられているためその回路構成が複雑になってしまうという問題があり、さらには、このように専用回路が設けられるエンジン始動制御回路や、アンテナユニットが汎用性に欠けるという問題もあり、ここに本発明が解決しようとする課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の如き実情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、エンジン始動指令の入力に基づいて、アクセサリー回路、イグニッション回路、スタータ回路に電力供給してエンジン始動をするエンジン始動制御装置に、エンジンが始動状態になることに基づいて点灯する点灯装置を設けるにあたり、前記点灯装置は、エンジン始動制御装置がアクセサリー回路またはイグニッション回路に電力供給することに伴い点灯するように構成されているものである。
そして、このようにすることにより、エンジンの運転状態を発光体により運転者に知らせる際に、その回路構成をきわめて簡単なものとし、しかも汎用性を有したエンジン始動制御装置にできる。
このものにおいて、本発明のエンジン始動指令は遠隔操作用の送信機から出力されるものとし、エンジン始動制御装置には、前記出力を受信するための受信回路が設けられているものとすることができる。
さらにこのものにおいて、本発明のエンジン始動制御装置とアクセサリー回路とのあいだには、エンジン始動制御回路からの電源供給に伴い閉成するスイッチ手段が設けられているものとすることができ、これによって、エンジン始動制御装置に基づくエンジン始動時にのみ点灯装置の点灯がなされる。
また、このものにおいて、本発明のエンジン始動制御装置とイグニッション回路とのあいだには、エンジン始動制御回路からの電源供給に伴い閉成するスイッチ手段が設けられているものとすることができ、これによって、エンジン始動制御装置に基づくエンジン始動時にのみ点灯装置の点灯がなされる。
さらにまたこのものにおいて、本発明のスイッチ手段はリレーまたはダイオードで構成されているものとすることができる。
また、本発明は、車両に配されるキーシリンダと、バッテリ、アクセサリー回路、イグニッション回路、スタータ回路とを接続する各配線に、エンジン始動制御装置側のバッテリ、アクセサリー回路、イグニッション回路、スタータ回路用の配線を接続してなるエンジン始動制御装置において、前記エンジン始動制御装置からアクセサリー回路あるいはイグニッション回路に接続される配線に点灯装置が接続されているものである。
これによって、汎用性の高いエンジン始動制御装置を提供できる。
さらに、本発明は、車両に配されるキーシリンダと、バッテリ、アクセサリー回路、イグニッション回路、スタータ回路とをそれぞれ接続する各配線に接続されてなるエンジン始動制御装置において、前記各配線とエンジン始動制御装置とを、バッテリの接続端子B、アクセサリー回路の接続端子ACC、イグニッション回路の接続端子IG、スタータ回路の接続端子STとをそれぞれ備えたコネクタを介して接続するにあたり、前記コネクタは第一コネクタと第二コネクタとに二分割され、該第一、第二コネクタのあいだの配線を分岐して接続された第三のコネクタを介してエンジン始動制御装置が接続されるものとし、該第三のコネクタと、エンジン始動制御装置側のアクセサリー回路の接続端子ACCまたはイグニッション回路の接続端子IGとのあいだに点灯装置が接続されているものである。
また、本発明は、エンジン始動制御装置によるエンジン始動がなされたことを表示するためのエンジン始動制御装置用の表示装置であって、該表示装置は、車両に配されるキーシリンダから、バッテリ、アクセサリー回路、イグニッション回路、スタータ回路に至る配線より分岐された各分岐配線と、エンジン始動制御装置側からの配線とのあいだに設けられ、前記アクセサリー回路またはイグニッション回路に接続される配線に接続されているものとすることができ、エンジン始動状態を視認させるための表示装置を専用の回路を必要とすることなく設けられる。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図1〜図4に示す図面に基づいて説明する。
図面において、1は遠隔操作用の送信機であって、該送信機1は自動車の運転者により操作され、その操作によって電波信号によるエンジン始動指令ならびにエンジン停止指令を送信する設定となっている。一方、2はエンジン始動制御装置であって、該エンジン始動制御装置2を構成する制御回路4には、送信機1からのエンジン始動指令ならびにエンジン停止指令が受信回路3を介して入力される設定となっている。
【0006】
前記制御回路4には、エンジン始動制御装置2の端子Bを介してバッテリ5が接続されており、該バッテリ5の電源は定電圧回路(図示せず)を介して制御回路4のCPUに提供されると共に、ACC用リレー6、IG用リレー7、スタータ起動用リレー8に接続されている。前記ACC用リレー6は、端子ACCを介して外部に配線されるが、端子ACCと自動車のアクセサリー回路とのあいだには、エンジン始動制御装置2側からの出力でスイッチ切換えしてアクセサリー回路に電力供給すると共に、後述する発光体11の点灯をするための切換え用リレー9(本発明のスイッチ手段に相当する)が配線されている。つまり、端子ACCには切換え用リレー9の励磁コイル9aの一端部が接続され、励磁コイル9aの他端部が接地されるように配線され、前記バッテリ5とアクセサリー回路とのあいだに切換え用リレー接点部9bが接続され、端子ACC側からの出力があったときのみ励磁コイル5aを励磁して接点部5bを閉成し、端子ACCとアクセサリー回路とを閉成状態にするように設定されている。
また、端子ACCからの配線には前記リレー9と並列となる関係で発光体点滅回路(本発明の点灯装置に相当する)10が接続され、発光体点滅回路10にはストロボ、ランプLED等の発光体11が接続されている。これによって、制御回路4側の端子ACCからの出力があった場合に、アクセサリー回路への電力供給がなされると共に発光体11の点滅がなされるように設定されている。
【0007】
前記IG用リレー7は、そのON状態において自動車のイグニッション回路に端子IGを介して電力を供給するためのものである。一方、スタータ起動用リレー8は、スタータ回路のスタータモータ12あるいはスタータリレーに接続され、そのON状態でエンジンを始動するべくスタータモータ12を駆動させるためのものであって、端子STよりオートマチックトランスミッションのインヒビタースイッチ13を介してスタータモータ12に接続されている。因みに、インヒビタースイッチ13は、ギヤポジションがパーキング(P)またはニュートラル(N)に位置していることに基づいて閉成する設定となっている。
また、スタータ起動用リレー8と端子STとのあいだにはオートマチックトランスミッションのギヤの位置を検出するギヤポジション検出回路14が接続されている。このギヤポジション検出回路14は、前記インヒビタースイッチ13が閉成したときスタータモータ12を介して接地状態になることを利用してギヤポジションが検知される設定となっており、前記接地状態、つまり、オートマチックトランスミッションのギヤポジションがパーキング(P)かニュートラル(N)であることを検知することに伴い、制御回路4に対して信号出力をするように設定されている。
【0008】
また、前記バッテリ5が接続されている端子Bと制御回路4とのあいだの配線にはエンジン始動検出回路15が接続されているが、該エンジン始動検出回路15は、スタータモータ12の起動前のバッテリ電圧(バッテリー電圧低下)とエンジン始動時のバッテリ電圧(バッテリ電圧上昇)とのあいだの変化からエンジンが始動状態であるか否かを検知して、エンジンが始動状態であると判断したときエンジン始動信号を制御回路4に出力する設定となっている。
さらに、IG用リレー7と端子IGとのあいだには電圧検出回路16が接続されており、その出力側が制御回路4に接続されている。これによって、制御回路4では、電圧検出回路16によりイグニッション回路の電圧を監視できるように構成されている。尚、制御回路4にはタイマ回路17が接続されている。
【0009】
次に、エンジン始動制御装置の自動車への配線状態について説明する。図2において、18は自動車側に従来設けられているキーシリンダであって、該キーシリンダ18は、バッテリ5に接続される端子B、アクセサリー回路に接続されるACC端子、イグニッション回路に接続されるIG端子、スタータモータ12に接続される端子STを備えた第一コネクタC1が接続されている。一方、車体側には、バッテリ5に接続される端子B、アクセサリー回路に接続されるACC端子、イグニッション回路に接続されるIG端子、スタータモータ12に接続されるST端子を備えた車体側の第二コネクタC2が設けられており、エンジン始動制御装置2が取付けられない状態であれば、前記第一コネクタC1と第二コネクタC2とが接続されている。
そして、本実施の形態では、キーシリンダ18側の第一コネクタC1に第三コネクタC3を接続し、バッテリ5、アクセサリー回路、イグニッション回路、スタータモータ12側の第二コネクタC2に第四コネクタC4を接続し、これら第三、第四コネクタC3、C4とのあいだの配線にエンジン始動制御装置2が接続されている。このとき、前記第三、第四コネクタC3、C4とのあいだの配線にそれぞれ分岐させた分岐配線が設けられ、該分岐配線に、雄端子ならびに雌端子からなる第五コネクタC5を接続し、該第五コネクタC5を介してエンジン始動制御装置2が接続される設定となっている。
【0010】
さらに、第五コネクタC5とエンジン始動制御装置の本体2とのあいだには、雄端子ならびに雌端子からなり、エンジン始動制御装置2の端子B、端子ACC、端子1G、端子ST、端子Gに接続するための第六コネクタC6が接続されており、該第五コネクタC5と第六コネクタC6とのあいだに、前記切換え用リレー9が配線接続されている。つまり、切換え用リレー9の励磁コイル9aの一端部は第六コネクタC6を介してエンジン始動制御装置2側の端子ACCに接続され、他端部が第五コネクタC5と第六コネクタC6のあいだの接地用の配線に接続され、切換え用リレー9の接点部9bの一端部が第五コネクタC5と第六コネクタ6のバッテリ5からの配線に接続され、他方は第五コネクタC5のアクセサリー回路の端子に接続されている。さらに、エンジン始動制御装置2側の端子ACCと、第五コネクタC5と第六コネクタC6のあいだの接地用の配線には、前記発行体点滅回路10が接続されており、これによって、第五、第六コネクタC5、C6のあいだに本発明の表示装置が構成されている。因みに、発光体11は、リード線11aにより第五、第六コネクタC5、C6のあいだの配線から引き出されており、該発光体11の基部を両面粘着テープ等の接着手段により取付けることができる構成となっている。このため、発光体11は、ユーザーが自動車の車室内外を問わず自由に取付け位置を設定して取付けできることになって、視認性に富んだものにすることができる。
ここで、第一、第二コネクタC1、C2は車種によってそれぞれ異なる形状となっており、これら第一、第二コネクタC1、C2に対応する状態で第三、第四C3、C4コネクタを形成し、これらのあいだに分岐状の形成された配線に、所定の形状の第五コネクタC5を構成する雌雄何れか一方の端子を接続し、エンジン始動制御装置2側からの端子に、前記端子とは対向する雌雄何れかの端子からなる第五コネクタC5に接続しておくことで、エンジン始動制御装置2を、異なる車種にも対応できて、汎用性の高いものにすることができる。
【0011】
次に本発明のエンジン始動制御装置2の制御手順について図3、4に示すフローチャート図に基づいて説明する。
まず、運転者が送信機1によりエンジン始動指令を送信すると、制御回路4は、ギヤポジション検出回路14によりオートマチックトランスミッションのギヤポジションがパーキング(P)かニュートラル(N)か否かが判断される。そして、エンジンが始動可能状態、つまりギヤポジションがパーキング(P)かニュートラル(N)であると判断された場合では、制御回路4はACC用リレー6に出力し、ACC用リレー6をON状態とする。これによって、ACC用リレー6側の切換え用リレー9がON状態となって自動車のアクセサリー回路に電力が供給されると共に、発光体点滅回路10に電力が供給され、発光体11が点滅する。
前記ACC用リレー6のON状態に続いて制御回路4はIG用リレー7に出力してON状態としイグニッション回路に電力を供給する。さらに、制御回路4は第一タイマ時間の経過後に、スタータ起動用リレー8に出力してON状態とし、スタータモータ12を駆動すると共に、ACC用リレー6への出力を停止してOFF状態にしてアクセサリー回路および発光体11への電力を遮断する。このとき、エンジン始動検出回路15は、スタータモータ12の駆動前のバッテリ5の電圧値が記憶されている。
【0012】
そうして、スタータモータ12が駆動してエンジンが始動した場合、自動車の発電機が回転してバッテリ5の電圧値が上昇し、これによって、エンジン始動検出回路15がスタータモータ12の駆動前のバッテリ5の電圧値に対して所定の電圧値が上昇したことを検出すると制御回路4にエンジン始動信号を出力し、これに基づいて、制御回路4はスタータモータ12の駆動を停止する。この状態となると、制御回路4は、ACC用リレー6に再び出力してON状態とし、アクセサリ回路および発光体点滅回路10に電力供給を行い、発光体11の点滅を行い、さらに、制御回路4は前記エンジンの運転状態を予め設定される第二タイマ時間のあいだ保持する設定となっている。このエンジンの運転状態において、送信機1からエンジン停止指令が送信された場合では、制御回路4はエンジンの運転状態を直ちに停止するように設定されている。
【0013】
一方、制御回路4は、予め設定される第三タイマ時間のあいだスタータモータ12を駆動してもエンジンの始動が検出できない、即ちエンジンの始動に失敗した場合はスタータモータ12の駆動を停止し、所定時間後に再度エンジンの始動を行う。そして、設定回数(本実施の形態では3回)エンジン始動に失敗した場合は、エンジンに何らかの異常により始動しにくい状況にあるとして以降の始動動作を停止する設定となっている。
【0014】
ここで、本実施の形態のエンジン始動制御装置2は、自動車の走行を終えてエンジンのアフターアイドリングを行うことができる構成であるが、この場合に、イグニッションキーがOFFとなりイグニッション回路が開放されて電圧低下したことを電圧検出回路16により検出し、これによって、制御回路4はACC用リレー6およびIG用リレー7をON状態としてエンジンの運転状態を維持するように構成されている。そして、予め設定されるアフターアイドリング時間の終了後、ACC用リレー、IGリレー7をOFF状態とすることでエンジンが停止するように設定されている。
尚、エンジン始動制御装置2によりエンジン始動がなされた場合、該エンジン駆動中に運転者がキーシリンダ18にキーを差し込み運転操作を開始すると、ギヤポジションがパーキング(P)あるいはニュートラル(N)から他のポジションに切り換えられることになり、これによって、インヒビタースイッチ13が開成し、エンジン始動制御装置2側の出力が停止されて発光体11の消灯がなされるように設定されている。
【0015】
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、送信機1からのエンジン始動指令に伴いエンジン始動制御装置2が作動してエンジンを始動させたとき、アクセサリー回路に対して出力しているが、このとき、エンジン始動制御装置2側のアクセサリー回路に接続するための端子ACCには発光体点滅回路10が接続されており、アクセサリー回路側に向けて出力することに伴い、発光体点滅回路10にも自動的に出力されることになって、発光体11が点灯する。この結果、エンジンが始動したとき、該始動状態を示すための表示となる発光体11を点灯するための専用の回路を別途設ける必要がなくなって、構成の簡略化を計ることができる。
しかもこの場合に、エンジン始動制御装置2からアクセサリー回路とのあいだにはスイッチ手段となる切換え用リレー9が設けられ、該切換え用リレー9が制御回路4からアクセサリー回路に出力されたときのみ閉成となる結果、キーシリンダ18側からの操作でエンジン始動がなされたような場合、つまりエンジン始動制御装置2側からの出力がない場合では、たとえエンジンが始動状態となっても発光体11が点灯することがない。
【0016】
さらに、このものでは、エンジン始動制御装置2が、キーシリンダ18側の第一コネクタC1とアクセサリー回路等に接続するための第二コネクタC2とのあいだの配線を分岐させて接続した第五コネクタC5を介して接続される構成としているため、接続作業が容易で簡略化されるばかりでなく、汎用性に富んだものにできる。そのうえ、発光体11はリード線11aを介してエンジン始動制御装置2から引き出される構成であるので、運転者が自由に取付け場所を設定でき、従来のアンテナに設けるもののように限られた場所に配設する必要がなくなって、視認性の向上を計ることができる。
しかも、発光体点滅回路10は、エンジン始動制御装置2の出力端子となる第六コネクタC6と第五コネクタC5とのあいだに配線接続されるため、エンジン始動制御装置2に発光体点滅回路10が組込まれていないものであっても、第五コネクタ5と第六コネクタ6とのあいだの配線に発光体点滅回路10を組込むことで、何らエンジン始動制御装置の構成を変更することなく、エンジン始動状態が表示されたものに構成することができる。
【0017】
尚、本発明は前記実施の形態に限定されるものでは勿論なく、スイッチ手段はアクセサリー回路ではなく、イグニッション回路に接続する端子IG側に接続してもよい。さらには、スイッチ手段としては、制御回路の端子ACCの出力でONするトランジスタでバッテリーとアクセサリーのあいだを接続してもよい。
次に、図5に示す第二の実施の形態について説明する。図において、第一の実施の形態と同様の構成のものについては説明を省略する。本実施の形態においては、コネクタC5のキーシリンダ18とアクセサリー回路とを結ぶ配線と第六コネクタC6とエンジン始動制御装置2の端子ACCに接続される配線に、スイッチ手段として第六コネクタC6側からアクセサリー回路に対してのみ電流を流すことを可能とするダイオードDが接続されている。そして、発光体11は発光体点滅回路10を介してコネクタC6とダイオードDのあいだに接続されている。このものにおいて、送信機1からエンジン始動指令を受けてエンジン始動制御装置2からアクセサリー回路に出力された場合は、ダイオードDによりそのままアクセサリー回路に対して出力されるが、キーシリンダ18の操作によりバッテリ5とアクセサリー回路とが接続されてもダイオードDにより電流が規制されるため、バッテリ5から発光体11に電源供給されることがなく、キーシリンダ18によるエンジンの始動においては発光体11の点滅を禁止できる。
【0018】
さらに、前記各実施の形態においては、エンジン始動指令を送信機により遠隔操作した場合について述べたが、本発明が実施されたエンジン始動制御装置は、送信機と受信回路に換えてタイマ装置を設けることにより、該タイマ装置による設定時間になったとき、エンジン始動指令を出力する既存のエンジン始動制御装置にも適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジン始動制御装置の制御状態を示すブロック図である。
【図2】エンジン始動制御装置を車両に配線した状態の配線図である。
【図3】制御回路における制御手順を示すフローチャート図である。
【図4】制御回路における制御手順を示すフローチャート図である。
【図5】第二の実施の形態を示すエンジン始動制御装置を車両に配線した状態の配線図である。
【符号の説明】
1 送信機
2 エンジン始動制御装置
3 受信回路
4 制御回路
5 バッテリ
6 ACC用リレー
9 切換え用リレー
9a 励磁コイル
9b 接点部
10 発光体点滅回路
11 発光体
12 スタータモータ
13 インヒビタースイッチ
14 ギヤポジション検出回路
15 エンジン始動検出回路
16 電圧検出回路
17 タイマ回路
18 キーシリンダ

Claims (8)

  1. エンジン始動指令の入力に基づいて、アクセサリー回路、イグニッション回路、スタータ回路に電力供給してエンジン始動をするエンジン始動制御装置に、エンジンが始動状態になることに基づいて点灯する点灯装置を設けるにあたり、前記点灯装置は、エンジン始動制御装置がアクセサリー回路またはイグニッション回路に電力供給することに伴い点灯するように構成されているエンジン始動制御装置。
  2. 請求項1において、エンジン始動指令は遠隔操作用の送信機から出力されるものとし、エンジン始動制御装置には、前記出力を受信するための受信回路が設けられているエンジン始動制御装置。
  3. 請求項1において、エンジン始動制御装置とアクセサリー回路とのあいだには、エンジン始動制御回路からの電源供給に伴い閉成するスイッチ手段が設けられているエンジン始動制御装置。
  4. 請求項1において、エンジン始動制御装置とイグニッション回路とのあいだには、エンジン始動制御回路からの電源供給に伴い閉成するスイッチ手段が設けられているエンジン始動制御装置。
  5. 請求項3、4において、スイッチ手段はリレーまたはダイオードで構成されているエンジン始動制御装置。
  6. 車両に配されるキーシリンダと、バッテリ、アクセサリー回路、イグニッション回路、スタータ回路とを接続する各配線に、エンジン始動制御装置側のバッテリ、アクセサリー回路、イグニッション回路、スタータ回路用の配線を接続してなるエンジン始動制御装置において、前記エンジン始動制御装置からアクセサリー回路あるいはイグニッション回路に接続される配線に点灯装置が接続されているエンジン始動制御装置。
  7. 車両に配されるキーシリンダと、バッテリ、アクセサリー回路、イグニッション回路、スタータ回路とをそれぞれ接続する各配線に接続されてなるエンジン始動制御装置において、前記各配線とエンジン始動制御装置とを、バッテリの接続端子B、アクセサリー回路の接続端子ACC、イグニッション回路の接続端子IG、スタータ回路の接続端子STとをそれぞれ備えたコネクタを介して接続するにあたり、前記コネクタは第一コネクタと第二コネクタとに二分割され、該第一、第二コネクタのあいだの配線を分岐して接続された第三のコネクタを介してエンジン始動制御装置が接続されるものとし、該第三のコネクタと、エンジン始動制御装置側のアクセサリー回路の接続端子ACCまたはイグニッション回路の接続端子IGとのあいだに点灯装置が接続されているエンジン始動制御装置。
  8. エンジン始動制御装置によるエンジン始動がなされたことを表示するためのエンジン始動制御装置用の表示装置であって、該表示装置は、車両に配されるキーシリンダから、バッテリ、アクセサリー回路、イグニッション回路、スタータ回路に至る配線より分岐された各分岐配線と、エンジン始動制御装置側からの配線とのあいだに設けられ、前記アクセサリー回路またはイグニッション回路に接続される配線に接続されているエンジン始動制御装置用表示装置。
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