JP4148425B1 - 高圧発生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】脈動がなく、高圧を発生できる安価なポンプまたは圧縮機を提供すること。
【解決手段】 ピストン1の往復動により流体が供給されて加圧される加圧室3(31、32、33)をピストン1の外部に備え、上記加圧室3を連結してなる。加圧室は逆流防止手段(81、82、83)を介して流体が供給され、流体の加圧及び吐出が行われる。第2室32では、ハウジング2の外部へ流体の吐出と、第1室31からの流体の供給がなされる。第3室33では、第2室32からの流体の供給と、ハウジング2の外部への流体の吐出が行われる。
【選択図】図1

Description

本発明は 高圧の液体を連続吐出する高圧ポンプ装置に関わる技術分野に属する。
従来、液体を高圧で吐出するためには、プランジャポンプ(ピストンポンプとも呼ばれる)が使用される。このプランジャポンプは吸入圧縮排出手段を成すピストンが外部からの動力源によりシリンダ内を往復動されて、外部より流体を吸入し、圧縮した高圧の液体を吐出する構造である。
該ピストンを往復動する駆動装置は電気,エンジン又は圧力流体を利用した装置であり、動力軸の回転を往復運動に変換して利用したり、圧力流体を流体圧シリンダに供給して 内部の制御用ピストンを往復動させ、該ピストンと一体のピストンロッドと吸入圧縮排出手段を成すピストンを接続して往復動させる様々な態様がある。
液体を一定の圧力にするには ピストンにより液体を圧縮する必要がある。したがって、ピストンは液体を一定の圧力にするために圧縮行程を経た後に、圧縮した高圧の液体を吐出している。吐出圧力の脈動を少なくするために複数のピストンを備えたり、アキュムレータを併用したり、補助タンクを設けて使用されている。
日本機械学会流体工学部門講演会講演論文集(1998.8.27,28長野市)往復動型無脈動ポンプの脈動異常の解析 小西義昭,小倉哲彦 特公昭62−21994号公報 特公第3650031号公報 US特許US7165951B2号公報
従来のプランジャポンプにおいては 吐出圧力に変動のない いわゆる無脈動のものが理想的であり、ピストンの数を多くするほど吐出圧力の脈動は少なくなり、またアキュムレータや補助タンクを備えて圧力の変動を少なくしているが、大型化し構造が複雑になり、コストが増大する課題があった。
液体を加圧する場合、大気圧の状態から圧縮すると必要な圧力に達するまでに無駄な時間を要し、液体を超高圧にするには液体に混入している空気も圧縮するために圧力の立ち上がりに長い時間を要するという課題があった。
図9に示されている前出願特許(US7165951B2号公報)の発明は本願発明とは一見類似しているが、ピストンの内部に3つの加圧室を備えているために構造が複雑で、生産する場合 要求される精度内に部品を加工するのはきわめて難しいという課題があった。
ハウジング内にピストンが同一軸上で往復動するためには、構成部品は高精度な同芯度と直角度を要求される。構成部品が多いほど誤差は集積されて拡大する。また、機械加工の際に加工物をチャッキングし直して加工すると、初めの加工箇所との同芯度と直角度に大きな誤差を生じる。
そして、高圧発生装置が小型の場合には 逆流防止手段はピストンの内部に設けることが不可能になり、態様が整わないという課題がある。
本発明はこれらの問題を解決しようとするものであり、3つの加圧室をピストンの外側に設けることにより、高精度な同芯度と直角度を有した部品による構成品とし、小型で簡易な構造の低価格の高圧発生装置を得ることを目的とする。
なお、駆動装置による作動の初動段階より圧縮した高圧の液体を連続して吐出する高圧発生装置を得ることを目的とする。
本発明は前記の目的を達成するためになされたものであり、ハウジングの内部で嵌合して往復動するピストンの外側に3つの加圧室を備え、吸入圧縮排出手段を成す前記の3つの加圧室を連通し、ピストンを往復動することにより液体を吸入し、圧縮した高圧の液体を連続して吐出する効果を発揮することで解決する。
機械のチャックやテーブル面そのものを利用する従来の加工方法では本発明の請求項1、請求項2の高圧発生装置の主要部品に必要な精度を確保することが極めて困難であった。
請求項1の解決の手段による作用は次の通りである。
吸入圧縮排出手段のピストンの一方向の作動によりハウジングの吸入口を通して液体が第1室に吸入され、他方向の作動により圧縮される第1室から膨張する第2室へ吐出される。第1室の圧縮容積を第2室の膨張容積よりも大きいために第2室へは圧縮した液体が流入する。一方向の作動により第2室から膨張する第3室へ圧縮した液体を吐出し、残りの圧縮した液体をハウジングの吐出口から吐出する。また、他方向の作動により第3室からハウジングの吐出口を通して圧縮した高圧の液体を吐出する。
つまり、ピストンがどちらに作動されても作動当初より圧縮した高圧の液体を吐出する効果を発揮する。
ここで圧縮容積とはピストンの作動により加圧室が圧縮される容積を意味し、膨張容積とは加圧室が膨張する容積を意味する。
この手段による作用は 圧力流体,電気あるいはエンジンなどを利用した一般的な動力手段による駆動装置により吸入圧縮排出手段のピストンを往復動させ、ハウジングの吸入口を通して液体を外部から吸入し、圧縮した高圧の液体をハウジングの吐出口から連続して吐出する効果を発揮する。
図11に示す高圧発生装置610の例は駆動装置の回転する動力軸に偏芯したカム又は軸受を一体化して構成し、該カム又は軸受を凹状の動力伝達手段によって挟み、吸入圧縮排出手段のピストンと連結した前記の動力伝達手段を往復動させる構成となっている。
図12に示す高圧発生装置640の例は駆動装置の回転する動力軸にクランク機構を用いてピストンを往復動させる構成となっている。
また、図にはないが 吸入圧縮排出手段のピストンと連結したボールネジを備え、該ボールネジに螺合するナットを電気モータ又はエンジンの回転する動力軸よりベルト又は歯車を介して回転することにより吸入圧縮排出手段のピストンを往復動させ無脈動ポンプとして提供できる。
この手段は駆動装置の推力に対応して、第1室,第2室と第3室に液体の作用する受圧面面積に応じた圧力が発生することを利用するものである。
駆動装置の推力に均衡する力は、加圧室の液体の作用するピストンの受圧面面積と発生圧力との積で表される。
駆動装置の推力による一方向(左方向)への作動の場合 第2室が圧縮され、圧縮した液体が膨張する第3室へ吐出され、同時に残余の圧縮した液体を吐出口から吐出する。駆動装置の推力に均衡するために、第2室において液体の作用する受圧面面積と反対方向に作用する第3室の液体の作用する受圧面面積とに応じた圧力が発生する。該圧力の液体が吐出口より外部へ吐出される。
また、駆動装置の推力による他方向(右方向)への作動の場合 第3室が圧縮され、圧縮した液体が吐出される。駆動装置の推力に均衡するために、第3室における液体の作用する受圧面面積に応じた圧力が発生する。該圧力の液体が吐出口より外部へ吐出される。さらに、第1室と第2室の受圧面面積の面積差によって圧力が発生する。
したがって、一方向(左方向)への作動の際の吐出圧力と他方向(右方向)への作動の際の吐出圧力を等しくするには、駆動装置の推力に対応して第2室の液体の作用する受圧面面積と第3室の液体の作用する受圧面面積とを選定することになる。
他方向(右方向)へ作動する場合液体の作用する第1室と第2室の受圧面面積の差の値によって作動が進むにつれて第1室の圧力が上昇する。このために第3室からの吐出圧力は作動とともに下がっていく、又は駆動側の推力に余裕がある場合は吐出圧力は変化せずに駆動側の推力が上昇する。
吐出口から吐出する圧力は吐出先の負荷により決まる。
最高圧力で吐出する場合、例えば 本発明の高圧発生装置において微少な口径のノズルから噴射するときの吐出口における圧力は 低い吐出圧力の場合は変動はわずかであり、吐出圧力が高いほど変動は大きい。
駆動装置により他方向(右方向)へ作動される場合、液体が作用する第1室の受圧面面積と第2室の受圧面面積の差によって発生する第1室内の圧力により吐出口から外部へ吐出される液体の圧力は作動にともなって変化する。この変化する吐出圧力を30%以内にするには液体の圧縮率に基づいて第1室と第2室の液体の作用する受圧面面積の差を選定することによる。
請求項2の解決手段による作用は次の通りである。
この手段ではハウジング内に第1室又は第2室に連通する補助室を設け、該補助室の容積を増減する手段を備えることにより液体の圧縮率を増減して発生圧力を正確に制御する効果を発揮する。
ピストンの作動による第1室の圧縮容積と第2室の膨張容積によって液体の圧縮率は定まる。構成部品は加工誤差が生じ、このために発生圧力はバラツキを生じる。
補助室の容積を増加させると圧縮率が小さくなり発生圧力は低くなる。容積を減少させると圧縮率が大きくなり発生圧力は高くなる。
請求項1、請求項2の高圧発生装置の主要部品の製造における加工方法は次の通りである。
高精度を必要とする高圧発生装置の主要部品は、再固定することなく1回の取付固定(ワンチャック)により加工箇所を切削加工して、最終仕上げ加工において被削物が変形するような負荷を与えずに極微少な均一のとりしろ(加工時の切落とし部分)などを切削加工することにより課題は解決する。
以上のように 本発明に係る高圧発生装置によれば、吸入圧縮排出手段を成す第1室,第2室と第3室をピストンの外側に備えることで、構成部品の重要箇所の機械加工は1回のチャッキングで加工することになり、このために構成部品は同一軸上を往復動するために要求される同芯度と直角度を有する加工が容易になる。
また、吸入圧縮排出手段のピストンが作動される初動段階から圧縮した高圧流体を吐出するようになり、アキュムレータや補助タンクを備える必要性もなくなり、構造が簡単になり大幅なコストダウンが実現できる。
圧力室をピストンの外側に備える構成のために小型の高圧発生装置においても逆流防止手段を設けることができる。
吸入圧縮排出手段の構成部分と駆動装置との距離を隔てて構成することができるので、耐熱性やお互いの流体の純度の維持においても有利であり、様々な態様の高圧発生装置を提供できる。
高精度を要求される構成品は再固定をすることなく、1回の取付け固定(ワンチャック)状態において 重要箇所の加工を行い、最終仕上げにおいて 被削物に負担を与えないように極微少な均一の加工代を削除する高精度加工を行うことが重要である。
本発明によれば 特殊な加工機械を使わずに済み、加工時間も短くなり、高圧発生装置の主要部品の加工コストを大幅に安くできる。
以下、本発明に係る高圧発生装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明の請求項1に係る高圧発生装置の実施の形態(1)の例を図1〜8に示すものである。図1と図2は実施の形態の断面図を示し、図3〜8は作動を説明する断面図である。
高圧発生装置110は、ハウジング2の内部に嵌合して往復動するピストン1の外側に吸入圧縮排出手段を成す3つの加圧室(31,32,33)を連通して備え、液体を吸入し、圧縮した高圧の液体を連続して吐出する無脈動ポンプとして利用するものである。
ピストン1はアクチュエータ6により駆動される構成となっている。アクチュエータ6は作動流体Lを供給することにより往復動する片ロッド型流体圧シリンダによるものである。
ハウジング2は、内部に大径のシリンダ8aとシリンダ8aの奥の端面部の中央にピストン1の小径軸9と嵌合する小シリンダ9bを設け、シリンダ8aの手前の端面部材の中央にピストン1の中径のピストンロッド7と嵌合する貫通穴7aを設けている。
ピストン1はハウジング2の端面部材より突出する中径のピストンロッド7と小径軸9との中央に大径のピストン部8を一体となって形成され、ハウジング2内のシリンダ8aに大径のピストン部8が嵌合して、ピストン1が往復動されるように構成されている。大径のピストン部8の側室において小径軸9側の第1室31と、ピストンロッド7側に第2室32と、小径軸9の先端の空間に第3室33を設けている。
ハウジング2には液体が供給される吸入口257と第1室への第1流路254が設けられ、該流路に逆止め弁81が備えられている。逆止め弁はボール812とスプリング813で構成されている。ハウジング2には第1室31から第2室への第2流路311が設けられ、該流路に逆止め弁82が備えられている。又 第2室から第3室への第3流路271が設けられ、該流路に逆止め弁83が備えられている。第3室から液体が外部へ吐出される吐出口267への第4流路が設けられている。
図1のように、ピストン1の一方向(左方向)への作動で第1室31の容積は膨張(増大)し、該室内の圧力が外部の液体Fの圧力よりも低くなると、吸入口257より液体Fが供給(吸入)され、図2のようにピストン1の他方向(右方向)への作動で第1室31内の液体Fの加圧が行われる。そして、逆止め弁81を閉じて第1室31内の液体Fの圧力はさらに上がるが、後述するように第2室32は膨張するので逆止め弁82は開き、第2室32への液体Fの供給(吐出)が行われる。そして、図10に記載のように第1室31の小径軸9の外径D3を第2室32のピストンロッド7の外径D2よりも所定の値だけ小さくしているので、第1室31と第2室32は同時に加圧される構成となっている。
図1のようにピストン1が一方向(左方向)への作動する際、第2室32が圧縮し 第3室33が膨張するので逆止弁83が開き第2室32内の他方向(右方向)への作動により圧縮流入していた高圧の液体Fが第3室32へ供給されるのに加え、ハウジング2の吐出口267より外部へ圧縮した高圧の液体Fを吐出される構成となっている。
そして、図2のようにピストン1の他方向(右方向)へ作動する際、第3室33は圧縮され、吐出口267よりハウジングの外部へ圧縮した高圧の液体Fが吐出される。
したがって、ピストンの一方向(左方向)への作動では外部から吸入口257を通して液体を吸入するに加えて、第2室32から圧縮した高圧の液体Fが吐出口267より吐出され、ピストンの他方向(右方向)への作動では第3室33から圧縮した高圧の液体Fが吐出され、液体が連続的に吐出されるように構成されている。
次に このように構成された高圧発生装置110の動作について説明する。図3〜図5は ピストン1が他方向(右方向)へ作動する状態から一方向(左方向)へ作動する状態に変化する断面図であり、図3は ピストン1が他方向(右方向)へ作動している状態を示し、図4は 停止した瞬間の状態を示し、図5は 反転してピストン1が一方向(左方向)へ作動している状態を示している。
図3は ピストン1が他方向(右方向)へ作動しているので、第1室は加圧されて逆止め弁81は閉じるが、第2室32は膨張して逆止め弁82が開放されるので、第1室31の加圧される容積(圧縮容積)をΔV,第2室の膨張する容積(膨張容積)をΔVとすると、(ΔV+ΔV)の容積がピストンの他方向(右方向)への作動で容積変化する(加圧される)。
したがって、この容積変化する分に応じて第1室31の圧力Pと第2室32の圧力 Pが高められる。
一方、第3室33はピストン1が他方向(右方向)へ作動することで加圧され、吐出口267の外部に設けられている図示しない絞りや圧力負荷などで決まる吐出圧力Pまで高められた状態の液体が吐出される。ここで、第3室33からの吐出圧力Pに等しくなるように 第1室31の圧縮容積ΔVを第2室の膨張容積より大きくしたので、ピストンが他方向(右方向)へ作動すると第2室の圧力Pが第3室の圧力Pに近づいてゆき、ピストンが逆方向に反転する際には 吐出圧力の変化をほとんどなくすことが可能となる。
なお、第1室の小径軸の外径Dと第2室のピストンロッド径Dとの差は、使用する吐出圧力Pに応じて決められ、大きな吐出圧力PとするほどDをより大きくすることになる。
ここで、加圧(圧縮)される液体が水の場合、20℃の水の圧縮率βは1.01325×10Pa〜500×1.01325×10Paの圧力範囲においてβ=0.428×10−9/Nという値である。このように圧縮率βが小さいということは、わずかに圧縮するだけで圧力が急激に増大することを意味している。ただし 実際には液体に空気が混入することが多く、空気の混入率に応じて圧縮率は低下することになる。
図3から図4の位置付近までは、圧力源Pよりの一定の圧力が第1制御室36に作用してピストンに推力を加えるので、第3室33から一定の吐出圧力Pで吐出が行われる。この場合、第1室の圧縮容積と第2室の膨張容積の差により、両室の圧力が徐々に高まることにより、アクチュエータの推力が消費され、吐出圧力Pはわずかであるが圧力が下がっていく,または駆動側の推力に余力がある場合は吐出圧力Pは下がらない。
図4のように ピストン1が行程端に達する際に方向制御弁を切換えてピストン1を逆方向(左方向)に移動させるようにする。
この切換時はピストン1は瞬間停止の状態となる。しかし、第2室32は吐出圧力Pにほぼ等しい圧力に高められているので、吐出圧力Pの低下はほとんどなく、ピストン1が一方向(左方向)へ作動することで第3室33は膨張するので、第2室32の加圧により吐出した液体Fは その一部が第3室33の容積拡大に費やされる。
図5は 図4で反転したピストン1が一方向(左方向)へ作動中の状態を示しており、逆止め弁83が開放されて、第2室32から圧縮して高圧になった液体Fが吐出されている。一方、第2室32の高圧により逆止め弁82は閉じられ、第1室31が膨張状態にあり負圧になっているので逆止め弁81は開放されて、吸入口257から液体Fが吸入されている。この状態はピストン1が一方向(左方向)へ作動中の間、継続される。
図6〜図8は ピストン1が一方向(左方向)へ作動している状態から他方向(右方向)へ作動する状態に変化するのを説明する断面図である。
図6は ピストン1が一方向(左方向)へ作動している状態を示し、図7は停止した瞬間の状態を示し、図8は反転してピストン1が他方向(右方向)へ作動している状態を示している。図6は図5の状態のまま、ピストン1が左方に寄った状態であるが、逆止め弁の開き方などは図5の状態が継続されている。
図7の位置のように ピストン1が行程端に作動した際に、方向制御弁60を切換えてピストン1を逆方向(右方向)へ作動させるようにする。
この切換時はピストン1は瞬間停止する状態となる。しかし、第3室33は吐出圧力 Pに等しい圧力に高められているので、吐出圧力Pの低下はほとんどなく、ピストン1が他方向(右方向)へ作動するとともに第3室33からの吐出が行われることになる。そして、第2室32はピストン1が他方向(右方向)へ作動することで膨張するが、逆止め弁82が開放され、第3室33からの吐出圧力に等しくなるように第1室31の圧縮容積を第2室の膨張容積よりも大きくしているので、第2室32の圧力Pは第1室31の圧力Pと等しく、第3室33の圧力Pと等しい圧力に近づいていく。
図8は 図3と同じ状態を示しており、図3から図8までで1サイクルが形成される。
駆動装置であるアクチュエータの実施の形態の例として、片ロッド型流体圧シリンダの構成を図1と図2に示すものである。
アクチュエータとして、1つの制御用ピストン43を有する片ロッド型流体圧シリンダを用いており、シリンダチューブ47をヘッドカバー44と,ピストンロッド46との嵌合穴を中央に持つロッドカバー45とで閉塞し、ロッドカバー45とヘッドカバー44の一部分がシリンダチューブと嵌合し、嵌合部分にパッキン48を設けて、作動流体Lの外部への漏れを防いでいる。
シリンダチューブ47内に嵌合して往復動する制御用ピストン43にパッキン49を設け、該ピストンと一体のピストンロッド46の外周面をシールするパッキン50をロッドカバー45内に設ける。ロッドカバー45をハウジング2に接し、ヘッドカバー44の外側よりボルト4によってハウジング2にネジ込み、固定している。
ピストン1は ハウジング2の端面部材より突出したピストンロッド7の延長部がアクチュエータ6のピストンロッド46と連結し、アクチュエータの作動と連動する構成である。アクチュエータ6のロッドカバー45とヘッドカバー44には作動流体Lの供給及び排出を行う第1制御ポート221と第2制御ポート222が設けられ、第1制御ポート221は第1制御室35に連通している。また、第2制御ポート222は第2制御室36に連通している。第1制御室35の圧力P35は、制御用ピストン43の作用面112に作用し、第2制御室36の圧力P36は制御用ピストン43の作用面122に作用する構成となっている。
圧力源Pに接続され作動流体Lの作動方向を切換える方向制御弁60は電気的手段などで流路を切換える弁であり、図1の状態では601の流路状態が選択され、作動流体Lは流路61から第1制御ポート221に入り、第1制御室35の作用面112に作用する。一方、流路62は流路64を通してドレンタンクDにつながり、第2制御室36には圧力が作用せず、ピストン1を図1のように一方向(左方向)へ作動させる駆動形態となる。
また、図2に示すように方向制御弁60が602の流路状態に切換えられると、作動流体Lは流路62から第2制御ポート222に入り、第2制御室36の作用面122に作用する。逆に第1制御室35の作動流体Lはドレンされるので、ピストン1は図2のように他方向(右方向)へ作動される駆動形態となるように構成されている。
駆動装置として流体圧シリンダを用いる場合は、作動流体Lの流量が一定であると、ピストンは一定の速度で作動することになる。したがって、吐出する液体Fは変動のない一定の流量を得ることになる。
圧力を有する作動流体Lを発生させる圧力源Pと、圧力源から作動流体の流れる方向を切換える方向制御弁60を介して制御用ピストンの作用面112,122に交互に作動流体を作用させて制御用ピストンを往復動させる。
作動流体の通路として、圧力源から方向制御弁60への流路63と,ヘッドカバーとロッドカバーに設けられた制御用ピストンの側室に連通する制御ポート222,221への流路62,61と方向制御弁60からドレンタンクDへの流路64とを備えている。
1つの制御用ピストン43を有する片ロッド型シリンダは 作動流体を受ける制御用ピストン43の両作用面112,122の受圧面面積は異なるので、制御用ピストン43の外径とピストンロッド46の外径寸法は ピストン1の外側の加圧室の液体Fが作用する受圧面面積との関係で定められる。(後述の請求項2の実施例の(4)式に基づいて決められている。)
図13は、以上説明した高圧発生装置110による吐出圧力Pの圧力波形を従来のものに比べて理論検討したグラフである。図13(a)は、従来の技術(例えば特公昭62−21994号公報)による圧力波形Pの理論検討結果であり、本発明の高圧発生装置において第1室がない装置に相当するものである。一方、図13(b)が高圧発生装置110による吐出圧力Pの理論検討結果である。
高圧発生装置110による吐出圧力P図13(b)に示すように、運転開始時は圧力ゼロから加圧が1回だけあるものの、その後は常に加圧された液体Fを吐出するので、ピストンの作動方向が切換わる瞬間停止状態Sを除き、圧力は一定に保持されることになる。したがって、この高圧発生装置110では吐出圧力Pの低下がほとんどないのでアキュムレータを用いる必要がなく、脈動のない高圧ポンプを得られる。
高圧発生装置の実施の形態(2)は図1と図2と図10(図1の部分拡大した断面図)に基づいて説明する。
吸入圧縮排出手段のピストンの一方向(左方向)への作動によりハウジングの外部へ吐出される液体の圧力と、他方向(右方向)への作動によりハウジングの外部へ吐出される液体の圧力の差を30%以内にするには、駆動装置による一方向(左方向)への推力と他方向(右方向)への推力が働いた場合に 第1室31,第2室32と第3室33に液体Fの作用する受圧面面積に応じた圧力が発生することを基本として第1室31,第2室32と第3室33の受圧面面積を決定することにある。
図10において シリンダ8aの内径をD,ピストンロッド7の外径をD,小径軸9の外径をDとすると、第1室31の受圧面面積Bと第2室32の受圧面面積Bと第3室の受圧面面積Bは次のように表される。
Figure 0004148425
図2に記載の高圧発生装置において、アクチュエータ6によりピストン1が他方向(右方向)へ作動される場合、駆動装置による推力fはアクチュエータの制御用ピストン43の制御室36内の作用面122の受圧面面積Aと該受圧面面積Aに作用する作動流体Lの圧力P36との積によって表される。該推力に対して第3室33に液体Fの圧力が発生することによる力で釣り合うことになる。該力は第3室の受圧面面積Bと発生圧力Pとの積である。 該発生圧力Pが吐出圧力Pとなる。
Figure 0004148425
Figure 0004148425
実際にピストン1が他方向(右方向)へ作動する場合 第1室31が圧縮されて逆止め弁82が開き、膨張する第2室32に液体Fが流入する。第1室31の圧縮容積を第2室32の膨張容積より大きくしているために、第1室31の圧力はアクチュエータ6の行程に伴い徐々に上昇する。このため、アクチュエータの推力をわずかであるが、費やすことになる。
したがって、ピストン1が他方向(右方向)へ作動する場合、吐出口267からの吐出圧力Pはわずかであるが徐々に低くなる。またはアクチュエータ6の制御室36の圧力P36にゆとりがある場合には吐出圧力Pdは変化せずに制御室36の圧力P36が高くなる。
第1室31の受圧面面積Bと第2室32の受圧面面積Bとの差、すなわちB−Bと発生圧力との積の値がアクチュエータの推力を費やす力である。
Figure 0004148425
ピストン1が他方向(右方向)へ作動するに従い零から徐々に大きくなっていく。この結果、吐出圧力Pは低くなっていくのである。
ただし、上述の吐出圧力の変動が生じるのは 吐出先の負荷により発生することであり、例えば最高吐出圧力で吐出する場合には吐出圧力Pは変動する。
図1に記載の高圧発生装置において、アクチュエータによりピストンが一方向(左方向)へ作動される場合、駆動装置による推力fはアクチュエータの制御用ピストンの作用面112の受圧面面積Aと該受圧面面積に作用する作動流体Lの圧力P35との積で表される。この推力に対して第2室32に液体Fの圧力Pが発生し、該圧力により逆止め弁83が開放して第2室32と反対方向に力が働く第3室33に圧力Pが作用して釣り合うことになる。 該発生推力Pが吐出圧力Pとなる。
Figure 0004148425
ここで、アクチュエータの制御室35と36に流入する作動流体Lの圧力P35と P36は等しく、また液体Fの吐出口267よりの吐出圧力Pについて他方向(右方向)時の吐出圧力Pと一方向(左方向)時の吐出圧力Pとが等しいとすると
(1)式と(3)式より
Figure 0004148425
となる。該(4)式は本発明の高圧発生装置の基本となるものである。
したがって、ピストン1の一方向(左方向)時と他方向(右方向)時の吐出圧力を等しくするにはアクチュエータ6の制御用ピストン43の作動流体Lが作用する受圧面面積に対してピストン1の第2室31の受圧面面積Bと第3室33の受圧面面積Bを前述の(4)式が成立するように選定することが重要である。
(4)式に記載の値は 高圧発生装置の吐出口267より吐出する液体Fの圧力Pに対するアクチュエータへの作動流体Lの供給圧力P35とP36は 増圧比である。
圧縮率n%は、ピストンの他方向(右方向)への作動前の第1室と第2室の総容積Vと他方向(右方向)への作動後の総容積Vによって定まる。
Figure 0004148425
−Bによって流体の圧縮率は定まる。しかし、流体が液体の場合 第1室と第2室の容積に余分の容積が少ないほど圧縮率は高くなり、実際は構造上余分な容積があり、また空気が混入しているため(B−B)/Bは小さくしたいが大きく設定することになる。
流体が水の場合 水は圧縮することにより高い圧力になり、75℃のとき200MPaに昇圧するには6.79%,3.9℃のとき4.39%圧縮して得られる。水の中に混入空気があると更に圧縮することになる。
吐出圧力に対して如何に総圧縮率を小さくするかが構造上において重要なことである。
また、本発明による駆動装置が前述の(4)式に基づく液体圧シリンダの高圧発生装置に作動流体Lを供給して、液体圧シリンダを作動させて仕事をする場合、駆動側の推力に余裕があると吐出口267から吐出する液体Fの吐出圧力は変動しないで高圧発生装置に供給する作動流体Lの圧力が上昇することになる。すなわち、高圧発生装置の第1室を圧縮しながら第3室の圧縮により液体Fを吐出する際に吐出圧力は変動しないで作動流体Lの圧力が上昇することになる。そして、吐出口267からの吐出する液体Fと作動流体Lの流量は変動しない。
図2において アクチュエータの制御用ピストン43の側室である第2制御室36に作動流体Lが流量Qで流入し、第2制御室の制御用ピストン43の受圧面面積Aに作用し、制御用ピストン43を他方向(右方向)へ移動速度υで作動させる。この作動により第3室33は圧縮し、第3室の受圧面面積Bが作用して、 圧の液体Fを流量qで吐出口267を通して吐出する。
Figure 0004148425
また、図1において アクチュエータの制御用ピストン43の側室である第1制御室35に作動流体Lが流量Qで流入し、第1制御室の制御用ピストン43の受圧面面積Aに作用し、制御用ピストン43を一方向(左方向)へ移動速度υで作動させる。 この作動により第2室32は圧縮し、第2室の受圧面面積Bが作用して高圧の液体Fの一部を膨張する第3室33へ吐出し、他の高圧の液体Fを流量qで吐出口267より吐出する。
Figure 0004148425
上記の(5)式と(6)式より
Figure 0004148425
アクチュエータが他方向(右方向)へ作動する際に 吐出口267から吐出される流量qと,一方向(左方向)へ作動する際に吐出される流量qを等しいとすると、
(7)式より
Figure 0004148425
前述の(4)式と同じ結果を得られる。
したがって、ピストンの他方向(右方向)の際と一方向(左方向)の際の吐出圧力Pが等しいということは吐出流量も等しいということでもある。
駆動装置による推力が他方向(右方向)と一方向(左方向)の際の推力が等しい場合には(4)式より
Figure 0004148425
したがって、第2室32の流体Fが作用する受圧面面積Bを第3室33の液体Fが作用する受圧面面積Bの2倍にすれば、吐出口267から等しい圧力,等しい流量の高圧の液体Fを吐出することが可能となる。
したがって、例えば 電気又はエンジンなどを利用した回転する動力を駆動装置とする高圧発生装置の場合には上記の(8)式によることになる。
本発明の請求項2に係る高圧発生装置の実施の形態(3)を図1の部分拡大した断面図である図10に基づいて説明する。
第2室32に連通する補助室52のために、ハウジング2に円筒穴53を形成し、該円筒穴の口元にネジを施し、円筒穴は流路521によって第2室に連通している。
前記の円筒穴53に嵌合する円筒軸と該円筒軸に連なる延長部に外径ネジを施したアジャストスクリュウ54を、ハウジング2の円筒穴53に挿入してネジ込み、ハウジングより突出した雄ネジ部に廻り止め用ナット93を螺合して固定する。アジャストスクリュウ54の先端の円筒穴の空間が補助室52である。アジャストスクリュウの円筒軸の外周部のパッキン装着用溝にパッキング51を装着して、補助室から外部へ流体が洩れないようにしている。
アジャストスクリュウ54を回転することにより、螺合に沿って円筒軸が円筒穴53を前進したり、後進して補助室の内容積を増減することが可能な構成である。
ピストンの他方向(右方向)への作動により第1室31が圧縮し、逆止め弁82が開放し、同時に第2室32は膨張する。その際に圧縮容積の方が膨張容積よりも大きいので、液体の圧力は上昇する。
圧縮容積から膨張容積を引いた容積に対する第1室と第2室と補助室と導通路の総容積の比によって、第2室に発生する圧力Pが定まる。
したがって、補助室52の容積をアジャストスクリュウ54の回転により増やすと発生圧力Pは低くなり、容積を減らすと発生圧力Pは高くなる。液体の場合、発生圧力は混入空気量,又温度によっても左右される。しかし、補助室の容積を増減する手段により室内に生じる最高圧力Pを正確に設定することが可能となる。
以下、請求項1、請求項2に係る高圧発生装置の生産方法を説明する。
高圧発生装置の主要部分は0.0015〜0.015mmの公差を基準とする同芯度,直角度と真円度において 0.008以内の精度の仕上げが必要である。従来の方法では、図面指示の例として 2カ所の加工面の同芯度は1回の固定(ワンチャック)手段による加工において最大0.02mm、再固定(トンボ)加工の際は最大0.05mmとして指示される例がある。実際の仕上がりは前述の値の半分以下で仕上がり、本発明の高圧発生装置の主要部品の加工には不十分である。
本発明の加工方法は次のように実施する。
旋盤,ミーリング,マシニング,研削による加工は被削物を1回の取り付け(ワンチャック)状態にて行う。旋盤加工の際は回転する被削物とバイトの間で反発力を生じたり、引き合う力が生じたりすることのない中間の状態にバイトをセットし、また刃物(バイト)の形状選定においても前述のように中間の状態を保持する刃先形状にして加工を行う。切削中に被削物の固定部分に余分な負荷を与えたり、振動の発生,熱発生,構成刃先の発生を極力抑えるようにする。また研削加工の際は被削物の表面に残留応力を残さないために下向き研削加工にて 研削速度が速いと引張応力,遅いと圧縮応力を残すので中間の速度の設定と切込み量を定めて、残留応力を残しにくいポラゾン砥石を使用して仕上げ加工を行う。
前記の取付治具にあらかじめ加工した基準面に被削物に設けた基準面を密着させながら被削物の加工部に歪みを与えないようにして被削物を取付治具に固定する。この状態において被削物の切削加工を行い又研削加工を行う。
両端にセンター受けを設けた主要部品の最終研削加工は被削物を両端よりセンターにて挟んだ状態で回転を与え、側面より下向き研削加工にて仕上げ加工を行う。
必要な加工精度を確保する上記の加工方法により加工した主要部品は加工完了後の精度検査も容易にする。
組立作業の際に構成部品に損傷を与えることなく短時間内に容易に組み立てられることが必要であり、ピストンの端部に案内部を設けて極微少すきまの嵌合作業を容易にする。この案内部を設ける加工方法は限界ゲージである円筒形プラグゲージにも使用できる。
本発明に係る高圧発生装置の実施の形態(1)の例を示す断面図である。 本発明に係る高圧発生装置の実施の形態(1)を示す断面図で、作動状態の異なるものである。 本発明に係る高圧発生装置の実施の形態(1)において、作動を説明する断面図である。 本発明に係る高圧発生装置の実施の形態(1)において、作動を説明する断面図である。 本発明に係る高圧発生装置の実施の形態(1)において、作動を説明する断面図である。 本発明に係る高圧発生装置の実施の形態(1)において、作動を説明する断面図である。 本発明に係る高圧発生装置の実施の形態(1)において、作動を説明する断面図である。 本発明に係る高圧発生装置の実施の形態(1)において、作動を説明する断面図である。 前出願特許(US7165951B2号公報)の高圧発生装置の実施の形態を示す断面図である。 図1の中心部の拡大図において、実施の形態(2)及び実施の形態(3)を示す断面図である。 本発明に係る高圧発生装置の実施の形態の例を示す断面図である。 本発明に係る高圧発生装置の実施の形態の例を示す断面図である。 本発明と従来の高圧発生装置による吐出圧力の理論検討結果を示すグラフである。
符号の説明
1 ピストン
2 ハウジング
3 加圧室
6 アクチュエータ
7 ピストンロッド
7a 貫通穴
8 ピストン部
8a シリンダ
9 小径軸
9b 小シリンダ
17 延長部
31 第1室
32 第2室
33 第3室
35 第1制御室
36 第2制御室
43 制御用ピストン
44 ヘッドカバー
45 ロッドカバー
46 ピストンロッド
47 シリンダチューブ
48,49,50,51 パッキン
52 補助室
54 アジャストスクリュウ
60 方向制御弁
81,82,83 逆流防止手段(逆止め弁)
112,122 作用面
221 第1制御ポート
222 第2制御ポート
254 第1流路
257 吸入口
267 吐出口
271 第3流路
311 第2流路
110,610,640 高圧発生装置

Claims (2)

  1. 液体の吸入口と吐出口を有し内部に大径のシリンダを形成したハウジングと、該ハウジング内に嵌合して往復動されるピストンを備え、ピストンはハウジングの端面部材より突出する中径のピストンロッドと、他方の端面部の小シリンダに嵌合する小径軸との中央に大径のピストン部が一体となって形成され、大径のピストン部は前記の大径のシリンダに嵌合し、ハウジング内の前記のピストン部の側室において小径軸側の空間にピストンの往復動により吸入圧縮排出手段を成す第1室と、ピストンロッド側のピストン部の側室に吸入圧縮排出手段を成す第2室と、ハウジング内の小径軸の先端の空間に吸入圧縮排出手段を成す第3室とを備え、吸入口から第1室への第1流路と、第1室から第2室への第2流路と、第2室から第3室への第3流路と、第3室から吐出口への第4流路とを備え、前記の第1流路,第2流路と第3流路とに逆流防止手段を具備し、ピストンが他方向へ作動するときの推力に対する前記第3室の液体の作用するピストンの受圧面面積との比と、前記他方向とは逆の一方向へ作動するときの推力に対する前記第2室、及び前記第3室双方の液体の作用するピストンの受圧面面積の差分との比に等しくなるように、該第2室及び該第3室双方の前記受圧面面積を設定したものであることを特徴とする高圧発生装置。
  2. 吸入圧縮排出手段を成す第1室又は第2室に連通する補助室を備え、該補助室の容積を増減する手段を具備することを特徴とする請求項1に記載の高圧発生装置。
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