JP4147437B2 - 栓抜き使用の分別回収耐熱ヒンジキャップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は容器の回収に際して栓抜きを用い、容易に容器から外すことのできる栓抜き使用の分別回収耐熱ヒンジキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来上記のような加熱液体を収容する容器に用いる栓抜き使用の分別回収耐熱ヒンジキャップ(以下キャップと略称する)は周知のため図示を省略するが一般に合成樹脂製の中蓋と、これに装着する合成樹脂製の外蓋とから成っており、このキャップを容器の回収の際、容器の口部から取り外すには外蓋に形成されている栓抜きの掛止部に栓抜きをかけ、普通の栓抜き動作で取り外す。そしてこのような場合通常前記中蓋と外蓋はこの両者に設けられた係合部によって相互に上下方向に係合させられてあり、このため前記外蓋を容器の口部から取り外すと前記中蓋は外蓋と共に一度に外しとられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし上記従来のキャップは次に述べるような難点を有していた。それは栓抜きを前記掛止部にかけてこのキャップを容器から外す場合、外蓋だけが外れてしまい、中蓋は容器に嵌着したまま残ってしまう場合のることである。通常中蓋と外蓋は前記の様に一度に共に容器から外せる筈であるが、実際には前記のように外蓋だけが外れてしまうのである。
これは中蓋に外蓋を上方から圧着する際にこの両者の各係合部を上下に係合させるのである。しかしこのような場合係合の容易さと、係合の強さとは反比例するのが普通である。このため容器からのキャップを外した場合に外蓋だけが外れてしまい、中蓋は容器の口部に装着したまま残ってしまう現象が生じる。
この発明は上記のような問題を解決するためになされたもので、その目的は前記のような、中蓋及び外蓋から成り、外蓋に栓抜きをかけてこれを外す場合に、外蓋と中蓋を一度に、確実に共に外すことのできる。栓抜き使用の分別回収耐熱ヒンジキャップを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記の問題を解決するこの発明について述べるとそれは、合成樹脂により形成され、容器の口部に圧接する外筒1、内筒2、及び上壁3により成る容器に装着する装着部4;該装着部4の内側に形成された、スコア線5で区画された遮断壁6;前記上壁3上に設けられた立上り部7;該立上り部7と一体又はその内側に別体に設けられた注出筒8;前記立ち上り部7から、前記上壁3との間に間隙9を隔てて外側に突出させられた、下面が水平面10を形成し、上面に先端に至る程下方となる上向き斜面11を形成した係合突条12;上記各構成1〜12により構成される中蓋13;前記外筒1の外側に圧接嵌合する最外筒14とヒンジ15を介して結合した蓋体16を有し、前記中蓋13より高い剛性と水の沸点より高い軟化点を有する合成樹脂製の外蓋17:前記最外筒14の上部で内側に突出して設けられた、前記係合突条12の下に入る係止突条18;該係止突条18の上面に形成された水平面19、及び下面に形成された先端に至る程上位となる下向き斜面20;前記最外筒14に設けられた栓抜きを掛止する掛止部21;から成ることを特徴とする栓抜き使用の分別回収耐熱ヒンジキャップである。又、中蓋13は係合突条12の下面の一部に、中蓋13に外蓋17を嵌装する際に外蓋17の係止突条18にくい込む、上下方向のリブ22を有している前記栓抜き使用の分別回収耐熱ヒンジキャップである。又、外蓋17は係止突条18の上面の一部に、中蓋13に外蓋17を嵌装する際に、中蓋13の係合突条12にくい込む、上下方向のリブ23を有している前記栓抜き使用の分別回収耐熱ヒンジキャップである。又、注出筒8は掛止部21に対応する側を切欠き24に形成する前記栓抜き使用の分別回収耐熱ヒンジキャップである。又、注出筒8は掛止部21に対応する側を薄肉25に形成する前記栓抜き使用の分別回収耐熱ヒンジキャップである。又、注出筒8は掛止部21に対応する側に二本の縦スコア26を形成する前記栓抜き使用の耐熱ヒンジキャップである。又、係合突条12及び又は係止突条18は周方向において間隔27をおいて複数個設けられている前記栓抜き使用の耐熱ヒンジキャップである。又、掛止部21はヒンジ15の下部又は下方に形成されている前記栓抜き使用の耐熱ヒンジキャップである。
【0005】
【作用】
請求項1の発明は前記のように構成されたことにより、容器に飲料等を殺菌して充填する場合、又は充填するものが酒類等であって、充填後の醗酵を停止させるため、それ等の各理由により高温に加熱した液体商品を容器に充填し、これに前記キャップを打栓しても、中蓋13の外側に、水の沸点より高い軟化温度の外蓋17が設けられていて、中蓋13の、前記液体の熱による、外筒1の圧接する弾性の減少は、外筒1に圧接する水の沸点より高い軟化点を有する最外筒14により圧接力が補充されるから、前記弾性の減少による密閉力の減少は防止することができる。
次に消費者等は遮断壁6のスコア線5を破断して容器の内溶液体等を注出して使用する。そして消費後容器の回収の場合、蓋体16を持って外方に引っ張り、ヒンジ15を破断する。そうして栓抜きを掛止部21にかけ、かつ栓抜きの上部を中蓋13上にかけ、その栓抜きの下部を上方に回動して、このキャップを容器から外すのである。この場合説明が前後するが中蓋13に外蓋17を装着する際、前記中蓋13の係合突条12は、上向き斜面11が形成されており、又外蓋17の係止突条18は下向き斜面20が形成されているため、中蓋13上から外蓋17を加圧して嵌着させると、前記両突条12、18は互いに先端に至る程撓み易く形成されていることになり、係止突条18による係合突条12の乗り越しは容易に行なわれる。このため上記乗り越しの際重なり合う部分の長さを長く形成することができる。従って上記乗り越しが終了した際の係止突条18の、係合突条12の下方の中に入る入り量を大きくすることができる。
しかもその係止は互いに水平な面によって行なわれるから充分に係止できる。従って両突条12、18の上下方向の係止を充分にさせることができるから、栓抜きによって外蓋17を外す場合、中蓋13も共に、確実に一度に外すことができる。
【0006】
請求項2の発明は前記のように構成され、中蓋13はその係合突条12の下面の一部に上下方向のリブ22を設けたことにより、該リブ22は中蓋13に外蓋17を嵌装する際に、外蓋17の係止突条18にくい込むから、中蓋13に装着した外蓋17は互いに緩み(いわゆるガタ)がなく装着することができる。
請求項3の発明は前記のように構成され、外蓋17はその係止突条18の上面一部に、上下方向のリブ23を設けたことにより、該リブ23は、中蓋13に外蓋17を嵌装する際に中蓋13の係合突条12にくい込むから、中蓋13に装着した外蓋17は互いに緩み(いわゆるガタ)がなく装着することができる。
【0007】
請求項4の発明は前記のように構成されたことにより、このキャップに栓抜きをかける場合、従来は注出筒が邪魔になって栓抜きが垂直に近い状態となり、栓抜き操作が困難であったが、この発明においては栓抜きは水平方向に近く充分に斜めに傾かせて、掛止させることができ、従って容易にかつ外蓋17と注蓋13を一度に、共に外すことができる。
【0008】
請求項5の発明は前記のように構成されたことにより、栓抜きをキャップの掛止部21にかけ、かつその上部を注出筒8の上部にかけて、抜栓方向に力を加えると、注出筒8の薄肉部25を押圧することになり、その部分を変形させることができるから、注出筒8が邪魔にならずに栓抜きを水平方向に傾かせてその掛止部21に充分深く掛止させることができるから、容易に、かつ外蓋17と中蓋13を一度に、共に外すことができる。
【0009】
請求項6の発明は前記のように構成されたことにより、栓抜きをキャップの掛止部21にかけ、その上部を注出筒8の上に掛け、抜栓方向に力を加えると、注出筒8は二本のスコア線26によって破断される。従って栓抜きを水平方向に傾かせて、前記掛止部21に充分深く掛止させることができ、このため容易にかつ外蓋17と中蓋13を一度に、共に外すことができる。
【0010】
請求項7の発明は前記のように構成され、係合突条12及び又は係止突条18は間隔をおいて周方向に複数個設けられたことにより、各係合突条12及び又は係止突条18はそれぞれ独立しているため、その分上下方向に撓み易く形成されたことになり係止突条18による乗り越し、即ちその後の係止を容易にすることができる。
【0011】
請求項8の発明は前記のように構成され、掛止部21はヒンジ15の下部又は下方に形成されているため、外蓋17をヒンジ15から破断しなければ前記掛止部21に栓抜きを掛けることができない。従ってこのキャップの不正開放を防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1において13は中蓋であり、合成樹脂、一例としてポリエチレンにより形成されている。1は外筒であり、容器29の口部30外周に圧接させられている。2は内筒であり同様に口部30内周に圧接させられている。3は上壁であり、この三者1、2、3は前記口部30への装着部4を構成している。6は前記上壁3の内側に形成された、容器29内の図示しない液体商品等の流出を遮断する遮断壁であり、これに薄肉状のスコア線5で区画され、ここに通口が形成されるようになっている。
31はスコア線5の内側の前記遮断壁6上に設けられた裂取り部材である。
次に7は前記上壁3上に設けられた筒状の立上がり部であり、8は該立ち上り部7と一体に設けられた注出筒を示す。但し該注出筒8は図示は省略するが前記立上り部7と別体に、立上り部7の内側の前記上壁3上に設けられていてもよい。そして前記立上り部7に、前記上壁3との間に間隙9を隔てて半径方向外方に向い係合突条12が突出して設けられている。該係合突条12はその下面が水平面10を形成しており、上面に先端に至る程下方となる上向き斜面11が形成されている。
【0013】
次に、17は中蓋13を構成する合成樹脂よりも剛性が高く、かつ水の沸点よりも高い軟化温度をもつ合成樹脂、一例としてポリプロピレンにより形成された外蓋であり、最外筒14にヒンジ15により結合した蓋体16から成っている。そして前記最外筒14は前記外筒1の外面に圧接して設けられている。18は該最外筒14の上部内側に突出して設けられた係止突条であり、前記係合突条12の下に位置し、前記間隙9内に収容されている。そして該係止突条18はその上面を水平面19とし、下面には先端に至る程上位となる下向き斜面20が形成されている。
次に21は最外筒14のヒンジ15の下部又は下方に設けられた栓抜きを掛止する掛止部であり、この実施の形態においては前記ヒンジ15と一体に設けられている。但しこの掛止部21はこの外、図示は省略するが前記のようにヒンジ15の下方で、最外筒14外周に突起を設けたものでもよく、又は凹溝を形成したものでもよく、或いは切欠きを形成したものでもよく、これらをすべて含むものである。
次に図3、図4に示す22は前記係合突条12の下面一部から、上下方向に設けられたリブであり、その下端は前記上壁3に達し、かつ立上り部7に亘って一体に設けられている。このリブ22によれば中蓋13に外蓋17を嵌装する際に、図4に示すように外蓋17の前記係止突条18にくい込んでこれにより中蓋13と外蓋17を緩みなく装着させることができる。
又図5、図6に示す23はこの発明の他の実施例を示すリブであり、前記係止突条18の上面に、かつ蓋体16の閉止の際に蓋体16と掛合する掛合部33の内側に亘って形成されたリブであり、中蓋13に外蓋17を装着する際に、該リブ23は図6に示すように中蓋13の係合突条12にくい込み、中蓋13と外蓋17を緩みなく装着させることができる。
次に前記注出筒8は図1に示すように、掛止部21に対応する側に切欠き24を形成している。これは栓抜きを掛止部21に掛ける場合に、蓋体16を、ヒンジ15から破断して行うので、このように形成することにより注筒8が栓抜きを掛け易くすることができるのである。
又同様な理由で、注出筒8の掛止部21に対応する側は薄肉部25(図7)に形成してもよい。
このように形成することにより、栓抜きを掛止部21にかけ、栓抜きの上部を注出筒8にかけ、該注出筒8を斜め下方に押圧すれば前記薄肉部25は容易に変形し、これにより栓抜きを掛け易くすることができる。
【0014】
又同様な理由で、図7に示すように注出筒8の、前記掛止部21に対応する側に2本の縦スコア26を設けてもよい。この縦スコア26は薄肉状に形成しても又はミシン目等に形成してもよく、栓抜きを前記掛止部21にかけ、該栓抜きの上部で前記2本の縦スコア26の間を斜下方に押圧した場合に、前記縦スコア26から破断又は変形が起り、これにより注出筒8が邪魔にならず栓抜きの掛止を容易にすることができる。
次に前記係合突条12は、図7に示すように間隔27をおいて、複数個が設けられている。このように形成することにより、前記係止突条18がこれを下方に乗り越す際に撓み易くすることができ、従って容易に乗り越すことができるから、その分係合の長さ(深さ)を大きくできるのである。又このような構成は、図示は省略するが前記係止突条18にも間隔27を形成してもよく、又は係止突条18に間隔27を形成して、係合突条12には間隔27を形成しないでもよく、これらの各場合を含むものである。そしてこの効果は前記係合突条12、係止突条18にそれぞれ上向き斜面11、下向き斜面20を形成してそれぞれ上下方向に撓み易く形成した構成も前記同様な効果、即ち乗り越し易くすることができ、従ってその分係合長さ(深さ)を大きくすることができるのである。
なお35は外筒の下端部に形成された、前記最外筒17の下端部を受ける受け部である。
【0015】
次に前記のように、栓抜きを掛止する掛止部21はヒンジ15の下部又は下方に形成されている。
このように構成したことにより蓋体16をヒンジ15から裂き取らなければ栓抜きを掛止部21に掛けることができないため、不正な開放を防止することができる。
このキャップは前記のように構成されたことにより、このキャップを容器に打栓すると、その容器に加熱液体を収容して、前記外筒1がその液体の熱により圧接が弱められても、最外筒14の圧接がそれを補充するから密閉力の低下を防止できる。
【0016】
消費者等は裂取部材31を引っ張り、スコア線5を裂切って内溶液体を注出する。容器の回収の際は蓋体16を、ヒンジ15から破断して取り除き、掛止部21に栓抜きを掛け、その上部を注出筒8の切欠き24に当てがい、又は薄肉部25に当てがい、又は二本の縦スコア26の間に当てがい、下方を押し上げるように回動させて取り外すのである。そうすると、前記係合突条12と係止突条18が係止し、中蓋13と外蓋17は一度に、共に外すことができる。なお図8において36は栓抜きを示す。
【0017】
【発明の効果】
の発明は前記のように構成されたことにより、容器に飲料等を殺菌して充填する場合、又は充填するものが酒類等であって、充填後の醗酵を停止させるため、それ等の各理由により高温に加熱した液体商品を容器に充填し、これに前記キャップを打栓しても、中蓋13の外側に、水の沸点より高い軟化温度の外蓋17が設けられていて、中蓋13の、前記液体の熱による、外筒1の圧接する弾性の減少は、外筒1に圧接する水の沸点より高い軟化点を有する最外筒14により圧接力が補充されるから、前記弾性の減少による密閉力の減少は防止することができる。次に消費者等は遮断壁6のスコア線5を破断して容器の内溶液体等を注出して使用する。そして消費後容器の回収の場合、蓋体16を持って外方に引っ張り、ヒンジ15を破断する。そうして栓抜きを掛止部21にかけ、かつ栓抜きの上部を中蓋13上にかけ、その栓抜きの下部を上方に回動して、このキャップを容器から外すのである。この場合初めに中蓋13に外蓋17を装着する際、前記中蓋13の係合突条12は、上向き斜面11が形成されており、又外蓋17の係止突条18は下向き斜面20が形成されているため、中蓋13上から外蓋17を加圧して嵌着させると、前記両突条12、18は互いに先端に至る程撓み易く形成されていることになり、係止突条18による係合突条12の乗り越しは容易に行なわれる。このため上記乗り越しの際重なり合う部分の長さを長く形成することができる。従って上記乗り越しが終了した際の係止突条18の、係合突条12の下方の中に入る入り量を大きくすることができる。しかもその係止は互いに水平な面によって行なわれるから充分に係止できる。従って両突条12、18の上下方向の係止を充分にさせることができるから、栓抜きによって外蓋17を外す場合、中蓋13も共に、確実に一度に外すことができる。
【0018】
の発明は前記のように構成され、中蓋13はその係合突条12の下面の一部に上下方向のリブ22を設けたことにより、該リブ22は中蓋13に外蓋17を嵌装する際に、外蓋17の係止突条18にくい込むから、中蓋13に装着した外蓋17は互いに緩み(いわゆるガタ)がなく装着することができる。
またこの発明は前記のように構成され、外蓋17はその係止突条18の上面一部に、上下方向のリブ23を設けたことにより、該リブ23は、中蓋13に外蓋17を嵌装する際に中蓋13の係合突条12にくい込むから、中蓋13に装着した外蓋17は互いに緩み(いわゆるガタ)がなく装着することができる。
の発明は前記のように構成されたことにより、このキャップに栓抜きをかける場合、従来は注出筒が邪魔になって栓抜きが垂直に近い状態となり、栓抜き操作が困難であったが、この発明においては栓抜きは水平方向に近く充分に斜めに傾かせて、掛止させることができ、従って容易にかつ外蓋17と中蓋13を一度に、共に外すことができる。
【0019】
またこの発明は前記のように構成されたことにより、栓抜きをキャップの掛止部21にかけ、かつその上部を注出筒8の上部にかけて、抜栓方向に力を加えると、注出筒8の薄肉25の部分を押圧することになり、その部分を変形させることができるから、注出筒8が邪魔にならずに栓抜きを水平方向に傾かせてその掛止部21に充分深く掛止させることができるから、容易に、かつ外蓋17と中蓋13を一度に、共に外すことができる。
【0020】
の発明は前記のように構成されたことにより、栓抜きをキャップの掛止部21にかけ、その上部を注出筒8の上に掛け、抜栓方向に力を加えると、注出筒8は二本のスコア線26によって破断される。従って栓抜きを水平方向に傾かせて、前記掛止部21に充分深く掛止させることができ、このため容易にかつ外蓋17と中蓋13を一度に、共に外すことができる。
【0021】
またこの発明は前記のように構成され、係合突条12及び又は係止突条18は間隔をおいて周方向に複数個設けられたことにより、各係合突条12及び又は各係止突条18はそれぞれ独立しているため、その分上下方向に撓み易く形成されたことになり係止突条18による乗り越し、即ちその後の係止を容易にすることができる。
【0022】
の発明は前記のように構成され、掛止部21はヒンジ15の下部又は下方に形成されているため、外蓋17をヒンジ15から破断しなければ前記掛止部21に栓抜きを掛けることができない。従ってこのキャップの不正開放を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示し、栓抜き使用の分別回収耐熱ヒンジキャップの容器に装着した場合の断面図である。
【図2】図1に示すキャップの部分の拡大図である。
【図3】図1に示すキャップの部分の側面図である。
【図4】図1に示すキャップの部分の一部断面図である。
【図5】この発明の他の実施例を示し、栓抜き使用の分別回収耐熱ヒンジキャップの部分の斜視断面図である。
【図6】図5に示す他の実施例のキャップの部分の断面図である。
【図7】この発明の更に他の実施例を示すキャップの部分の側面図である。
【図8】図1に示すキャップを容器から外す場合の説明図である。
【符号の説明】
1 外筒
2 内筒
3 上壁
4 装着部
5 スコア線
6 遮断壁
7 立上り部
8 注出筒
9 間隙
10 水平面
11 上向き斜面
12 係合突条
13 中蓋
14 最外筒
15 ヒンジ
16 蓋体
17 外蓋
18 係止突条
19 水平面
20 下向き斜面
21 掛止部
22 リブ
23 リブ
24 切欠き
25 薄肉部
26 縦スコア
27 間隔

Claims (7)

  1. 合成樹脂により形成され、容器の口部に圧接する外筒1、内筒2、及び上壁3により成る容器に装着する装着部4;該装着部4の内側に形成された、スコア線5で区画された遮断壁6;前記上壁3上に設けられた立上り部7;該立上り部7と一体又はその内側に別体に設けられた注出筒8;前記立ち上り部7から、前記上壁3との間に間隙9を隔てて外側に突出させられた、下面が水平面10を形成し、上面に先端に至る程下方となる上向き斜面11を形成した係合突条12;上記各構成1〜12により構成される中蓋13;前記外筒1の外側に圧接嵌合する最外筒14とヒンジ15を介して結合した蓋体16を有し、前記中蓋13より高い剛性と水の沸点より高い軟化点を有する合成樹脂製の外蓋17:前記最外筒14の上部で内側に突出して設けられた、前記係合突条12の下に入る係止突条18;該係止突条18の上面に形成された水平面19、及び下面に形成された先端に至る程上位となる下向き斜面20;前記最外筒14に設けられた栓抜きを掛止する掛止部21;から成り、
    前記中蓋13は前記係合突条12の下面の一部に、前記中蓋13に前記外蓋17を嵌装する際に前記外蓋17の前記係止突条18にくい込む、上下方向のリブ22を有していることを特徴とする栓抜き使用の分別回収耐熱ヒンジキャップ。
  2. 合成樹脂により形成され、容器の口部に圧接する外筒1、内筒2、及び上壁3により成る容器に装着する装着部4;該装着部4の内側に形成された、スコア線5で区画された遮断壁6;前記上壁3上に設けられた立上り部7;該立上り部7と一体又はその内側に別体に設けられた注出筒8;前記立ち上り部7から、前記上壁3との間に間隙9を隔てて外側に突出させられた、下面が水平面10を形成し、上面に先端に至る程下方となる上向き斜面11を形成した係合突条12;上記各構成1〜12により構成される中蓋13;前記外筒1の外側に圧接嵌合する最外筒14とヒンジ15を介して結合した蓋体16を有し、前記中蓋13より高い剛性と水の沸点より高い軟化点を有する合成樹脂製の外蓋17:前記最外筒14の上部で内側に突出して設けられた、前記係合突条12の下に入る係止突条18;該係止突条18の上面に形成された水平面19、及び下面に形成された先端に至る程上位となる下向き斜面20;前記最外筒14に設けられた栓抜きを掛止する掛止部21;から成り、
    前記外蓋17は前記係止突条18の上面の一部に、前記中蓋13に前記外蓋17を嵌装する際に、前記中蓋13の前記係合突条12にくい込む、上下方向のリブ23を有していることを特徴とする栓抜き使用の分別回収耐熱ヒンジキャップ。
  3. 注出筒8は平面視掛止部21に対応する側を切欠き24に形成する請求項1又は2記載の栓抜き使用の分別回収耐熱ヒンジキャップ。
  4. 注出筒8は平面視掛止部21に対応する側を薄肉25に形成する請求項1又は2記載の栓抜き使用の分別回収耐熱ヒンジキャップ。
  5. 注出筒8は平面視掛止部21に対応する側に二本の縦スコア26を形成する請求項1、2又は4記載の栓抜き使用の耐熱ヒンジキャップ。
  6. 係合突条12及び又は係止突条18は周方向において間隔27をおいて複数個設けられている請求項1、2、3、又は5記載の栓抜き使用の耐熱ヒンジキャップ。
  7. 掛止部21はヒンジ15の下部又は下方に形成されている請求項1、2、3、4、5又は6記載の栓抜き使用の耐熱ヒンジキャップ。
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