JP4147012B2 - 電子内視鏡の画素信号伝送回路装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は電子内視鏡の固体撮像素子から読み出された一連の画素信号を伝送するための画素信号伝送回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、電子内視鏡(電子スコープ)は固体撮像素子として例えばCCD(charge-coupled device)撮像センサを備え、映像信号処理ユニット及びTVモニタ装置と共に用いられる。即ち、CCD撮像センサで撮られた光学的内視鏡像は一連の画素信号に光電変換され、その一連の画素信号は適宜処理された後に映像信号として映像信号処理ユニットに送られ、映像信号は映像信号処理ユニットで更に処理された後にTV信号としてTVモニタ装置に送られ、これにより光学的内視鏡像がTVモニタ装置の表示画面上に再現される。
【0003】
電子内視鏡は剛性構造の操作部と、この操作部と一体的形成された可撓性の身体挿入部と、該操作部から映像信号処理ユニット側に向けて延びる信号ケーブルとから構成される。該操作部から映像信号処理ユニット側に向けて延びる信号ケーブルの先端にはコネクタが装着され、このコネクタは映像信号処理ユニット側のソケットに着脱自在に接続される。即ち、電子内視鏡は操作部からの信号ケーブルのコネクタを介して映像信号処理ユニットに着脱自在に接続されるようになっている。というのは、電子内視鏡即ち電子スコープには、種々の種類のもの、例えば胃スコープ、大腸スコープ、気管支スコープ等のものがあり、これら種々の電子スコープによって映像信号処理ユニットが共用されるからである。
【0004】
CCD撮像センサは電子内視鏡の身体挿入部の先端に装着されるが、しかしCCD撮像センサを駆動させるCCD駆動回路は例えばその操作部内に設けられ、CCD撮像センサとCCD駆動回路とは電子内視鏡の身体挿入部及び操作部に挿通させられた複数の信号ラインによって互いに接続される。というのは、身体挿入部、特にその先端部側については、電子内視鏡の使用時に患者の苦痛を和らげるために、できるだけ小さくしかも細くすることが要求されるからである。電子内視鏡の身体挿入部の長さについては、その種類にもよるが、1メートル未満のものから数メートルに達することもある。従って、電子内視鏡の身体挿入部、操作部に挿通させられる信号ラインの長さについては通常は1メートルを越えるものとなる。なお、CCD駆動回路は上述した信号ケーブルを介して映像信号処理ユニットに接続される。
【0005】
CCD撮像センサとCCD駆動回路とを接続する複数の信号ラインにはCCD撮像センサから一連の画素信号を読み出すためにCCD駆動回路からCCD撮像センサにCCD駆動信号を伝送するCCD駆動信号伝送ラインと、CCD撮像センサから読み出された画素信号をCCD駆動回路に伝送する画素信号伝送ラインとが含まれる。この場合、画素信号に対するノイズの混入を阻止するためには、画素信号の伝送を低インピーダンスで行うことが必要である。なお、CCD撮像センサとCCD駆動回路との間には上述したような信号ラインの他にCCD撮像センサに給電する電源ライン等も含まれる。
【0006】
従来では、画素信号の伝送を低インピーダンスで行うために、CCD撮像センサからCCD駆動回路への画素信号の伝送についてはバッファ回路を介して行うことが一般的に行われ、そのようなバッファ回路は単一トランジスタ増幅回路即ちエミッタフォロワとして構成される。詳述すると、例えば、トランジスタとしてPNPタイプのものが使用されるとき、トランジスタのベースにはCCD撮像センサの出力端子が接続され、そのエミッタは適当な抵抗を介してCCD駆動回路側の電源ラインに接続されると共にそのコレクタは接地され、画素信号伝送ラインの一端は該エミッタと該抵抗との間に接続される。このような回路構成によれば、CCD撮像センサからCCD駆動回路に画素信号を低インピーダンスで伝送することが可能となる。
【0007】
しかしながら、上述したエミッタフォロワの構成の問題点として、電子内視鏡の身体挿入部の先端側にトランジスタの他に抵抗を設けなくてはならないということが挙げられる。というのは、身体挿入部の細径化のためには、身体挿入部においてそのような抵抗の設置スペースすら排除することが要求されるからである。そこで、上述したようなエミッタフォロワのエミッタと電源ラインとの間に介在させるべき抵抗をCCD駆動回路側に設けることが提案されている。このような構成では、画像信号伝送ラインの一端がトランジスタのエミッタ側に接続され、その他端がCCD駆動回路側で分岐されて該抵抗を介して電源ラインに接続される。かくして、このような構成によれば、電子内視鏡の身体挿入部の先端側にはトランジスタだけを設ければよく、電子内視鏡の身体挿入部の細径化に寄与し得ることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、CCD撮像センサから出力される画素信号の基準電圧レベル(即ち、CCD撮像センサの基板電圧VSUB)には該CCD撮像センサの製品毎に変動があるので、個々の電子内視鏡のCCD撮像センサから常に安定した振幅で画素信号が得られるようにするためには、画素信号の基準電圧レベルの変動に応じて上述した抵抗の抵抗値を決めることが必要である。このことは、個々のCCD撮像センサの製品毎に専用のCCD駆動回路が用意されなければならないということを意味し、その結果、電子内視鏡の効率的な製造が阻害されるということになる。
【0009】
これとは反対に、画素信号の基準電圧レベルの変動に拘わらず、上述した抵抗の抵抗値を適当な値とした場合には、そのCCD駆動回路にはどのCCD撮像センサにも使用し得るという汎用性が与えられて、電子内視鏡の製造の効率化には寄与し得るが、しかしながら個々の電子内視鏡のCCD撮像センサから得られる画素信号の振幅は乱れたものとなるので、その後の画素信号の処理が面倒になる。
【0010】
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、電子内視鏡の固体撮像素子から読み出された一連の画素信号を伝送するための画素信号伝送回路装置であって、個々の固体撮像素子から得られる画素信号の基準電圧レベルの変動に拘わらず、その一連の画素信号の振幅に乱れを生じさせないように構成された画素信号伝送回路装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明による画素信号伝送回路装置は、電子内視鏡の固体撮像素子から読み出された一連の画素信号を伝送するためのものであって、該固体撮像素子から一連の画素信号を電子内視鏡内のCCD駆動回路に伝送するための画素信号伝送ラインと、この画素信号伝送ラインの一端と固体撮像素子の画素信号出力端子との間に介在するエミッタフォロワと、該CCD駆動回路内に設けられた電源から固体撮像素子に給電する電源ラインと、該CCD駆動回路内に設けられ、しかも画素信号伝送ラインの他端と電源ラインとの間に介在する定電流回路とを具備して成るものである。
【0012】
本発明の一実施形態にあっては、定電流回路は単一のトランジスタと複数の抵抗とから構成され得る。複数の抵抗は第1の抵抗、第2の抵抗及び第3の抵抗から成り、トランジスタのベースは一方では第1の抵抗を介して電源ラインに接続され、他方では第2の抵抗を介して接地される。また、トランジスタのエミッタは第3の抵抗を介して電源ラインに接続され、そのコレクタは画素信号伝送ラインに接続される。
【0013】
本発明の好ましい実施形態にあっては、定電流回路は一対のトランジスタから成る一体成形品のICチップと、複数の抵抗とを含み、しかも定電流回路の電流値が該一対のトランジスタの特性に依存しないように構成される。一対のトランジスタが第1及び第2のトランジスタから成り、複数の抵抗が第1、第2及び第3の抵抗から成る。第1のトランジスタのベースは第2のトランジスタのエミッタに接続され、第2のトランジスタのベースは第1のトランジスタのコレクタに接続される。第1のトランジスタのエミッタは第1の抵抗を介して電源ラインに接続され、そのコレクタは第2の抵抗を介して接地される。一方、第2のトランジスタのエミッタは第3の抵抗を介して電源ラインに接続され、そのコレクタは画素信号伝送ラインの他端に接続される。このような構成において、第1の抵抗と第2の抵抗とは同じ抵抗値を持つ。
【0014】
本発明の更に好ましい実施形態にあっては、定電流回路は一対のトランジスタから成る一体成形品の第1のICチップと、一対のトランジスタから成る一体成形品の第2のICチップと、複数の抵抗とを含み、しかもその電流値が第1のICチップの一対のトランジスタの特性に依存しないようにされる。第1のICチップの一対のトランジスタは第1及び第2のトランジスタから成り、第2のICチップの一対のトランジスタは第1及び第2のトランジスタから成り、複数の抵抗は第1、第2及び第3の抵抗から成る。第1のICチップの第1のトランジスタのベースは第1のICチップの第2のトランジスタのエミッタに接続され、第1のICチップの第2のトランジスタのベースは第1のICチップの第1のトランジスタのコレクタに接続され、第2のICチップの第1及び第2のトランジスタのベースは互いに接続される。第1のICチップの第1のトランジスタのコレクタは第1の抵抗介して電源ラインに接続され、そのエミッタは第2の抵抗を介して接地される。第1のICチップの第2のトランジスタのエミッタは第3の抵抗を介して接地され、そのコレクタは第2のICチップの第1及び第2のトランジスタのベースに接続されると共に第2のICチップの第1のトランジスタのコレクタに接続される。第2のICチップの第1及び第2のトランジスタの双方のエミッタは電源ラインに接続され、第2のICチップの第2のトランジスタのコレクタは画素信号伝送ラインに接続される。このような構成において、第1の抵抗と第2の抵抗とが同じ抵抗値を持つ。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照して、本発明による画素信号伝送回路装置の幾つか実施形態について説明する。
【0016】
先ず、図1を参照すると、本発明による画素信号伝送回路装置が組み込まれた電子内視鏡(電子スコープ)が参照符号10で全体的に示される。同図に示すように、電子内視鏡10は映像信号処理ユニット12及びTVモニタ装置14と共に用いられる。
【0017】
電子内視鏡10は剛性構造の操作部10Aと、可撓性の身体挿入部10Bとから成る。身体挿入部10Bの先端側には固体撮像素子として例えばCCD(charge-coupled device)撮像センサ16が装着され、一方操作部10B内にはCCD駆動回路18が設けられる。CCD撮像センサ16とCCD駆動回路18とは複数の信号ラインによって互いに接続され、図1では、CCD撮像センサから一連の画素信号を読み出すためにCCD駆動回路からCCD撮像センサにCCD駆動信号を伝送するCCD駆動信号伝送ラインが参照符号20で示され、またCCD撮像センサから読み出された画素信号をCCD撮像センサに伝送する画素信号伝送ラインが参照符号22で示される。
【0018】
なお、CCD駆動信号には後述するように第1のCCD水平レジスタ転送クロックパルスH1、第2のCCD水平レジスタ転送クロックパルスH2及びリセットゲートクロックパルスRG等が含まれるが、図1では、それら信号ラインが唯一本の信号ライン20によって纏めて図示されている。
【0019】
図1には図示されないが、電子内視鏡10の操作部10Aからは映像信号処理ユニット12側に向けて信号ケーブルが延び、その信号ケーブルの先端にはコネクタが装着され、このコネクタは映像信号処理ユニット12側のソケットに着脱自在に接続される。要するに、このような信号ケーブルを介して、CCD駆動回路18は映像信号処理ユニット12内の映像信号処理回路24に接続される。
【0020】
CCD撮像センサ16から読み出された一連の画素信号は後述するようにCCD駆動回路18で適宜サンプリング等の処理がなされた後に映像信号VSとして映像信号処理回路24に送られ、そこで映像信号VSは一旦増幅された後に種々の信号処理を受けた後にTV信号としてTVモニタ14に送られ、そこでCCD撮像センサ16によって撮られた内視鏡像がTV信号に基づいてTVモニタ装置14によって再現される。なお、電子内視鏡10では、従来周知の面順次カラー方式或いは同時カラー方式のいずれかが採用されており、このためTVモニタ装置14による内視鏡像の再現はカラー表示で行われる。
【0021】
また、CCD駆動回路18と映像信号処理回路24との間では、映像信号VSの他に種々の信号やデータの遣り取りが行われる。図1では、映像信号処理回路24からCCD駆動回路18に信号やデータを送信するための送信ラインが参照符号26で代表的に示され、またCCD駆動回路18から映像信号処理回路24に信号やデータを送信するための送信ラインが参照符号28で代表的に示されている。
【0022】
映像信号処理回路24からCCD駆動回路18に送信される信号としては、例えば、CCD駆動回路18からCCD撮像センサ16に出力されるCCD駆動信号の出力タイミングを決定するタイミング信号や、CCD撮像センサ16で得られた画素信号から映像信号VSを生成する際の設定データが挙げられる。
【0023】
一方、CCD駆動回路18から映像信号処理回路24に送信される信号としては、例えば映像信号処理ユニット12に対する電子内視鏡10の接続を知らせる接続検出信号や、CCD駆動信号に含まれるクロックパルス(H1、H2、GR)の周波数データが挙げられる。なお、電子内視鏡10のタイプが異なった場合には、CCD撮像センサ16の一フレーム分の画素数が異なることがあり、このとき映像信号VSを映像信号処理回路24で処理する際の処理タイミングはかかる周波数データに基づいて決められる。
【0024】
図2を参照すると、CCD撮像センサ16及びCCD駆動回路18がブロック図として図示される。同図に示すように、CCD駆動回路18にはマイクロコンピュータ30が設けられ、そこには中央処理ユニット(CPU)、種々のルーチンを実行するためのプログラム、定数等を格納する読出し専用メモリ(ROM)、データ等を一時的に格納する書込み/読出し自在なメモリ(RAM)及び入出力インターフェース(I/O)等が設けられ、CCD駆動回路18の動作全般を制御する。
【0025】
また、CCD駆動回路18にはマイクロコンピュータ30の他に種々の構成要素が設けられるが、図2では、特に本発明と関連する構成要素として、タイミング回路32、バッファ回路34、相関二重サンプリング(CDS)回路36、カウンタ38、CCDプロセス処理回路40、書込み可能な不揮発性メモリ即ちEEPROM42及び定電流回路44が示されている。
【0026】
タイミング回路32はマイクロコンピュータ30の制御下で動作させられ、そこからは種々の制御クロックパルスが出力される。例えば、上述したようなCCD駆動信号、即ち第1のCCD水平レジスタ転送クロックパルスH1、第2のCCD水平レジスタ転送クロックパルスH2及びリセットゲートクロックパルスRGがそれぞれ適当な抵抗R1及びバッファ回路34を介してCCD撮像センサ16に対して出力される。このような駆動信号がCCD撮像センサ16に入力されると、一連のカラー画素信号がCCD撮像センサ16から読み出されて、高周波電圧信号として画素信号伝送ライン22を通して出力される。図2に示すように、画素信号伝送ライン22は適当な容量のキャパシタCを介してCDS回路36に接続され、CCD撮像センサ16から読み出された一連のカラー画素信号はキャパシタCを介してCDS回路36に入力される。
【0027】
一方、図2から明らかなように、リセットゲートクロックパルスRGはカウンタ38にも入力され、その個々のパルス信号がカウンタ38に入力される度毎にカウンタ38はリセットされてカウントを開始する。カウンタ38のカウント数が所定の設定値に到達すると、即ち所定の時間が経過すると、タイミング回路32からクランプパルスCP及びサンプル・ホールド・パルスSHがCDS回路36に対して出力され、このとき一連の画素信号から映像信号VSが順次サンプリングされる。即ち、CCD撮像センサ16から読み出された一連のカラー画素信号がCDS回路36に到達するまでの時間は画素信号伝送ライン22の長さによって異なり(換言すれば、使用される電子内視鏡のタイプによって異なり)、カウンタ38はその時間遅れをカウントし、これにより一連のカラー画素信号から映像信号VSが適正にサンプリングされるようになっている。
【0028】
CDS回路36から出力された映像信号VSはCCDプロセス処理回路40に送られ、そこで適当な処理例えばホワイトバランス処理やカラーバランス処理等を受けた後に映像信号処理ユニット12の映像信号処理回路24に送られる。なお、ホワイトバランス処理やカラーバランス処理等のための設定データは上述したように映像信号処理回路24から送信ライン26を通して送信される。
【0029】
EEPROM42にはCCD駆動信号に含まれるクロックパルス(H1、H2、GR)の周波数データが格納され、この周波数データは送信ライン28を通して映像信号処理回路24に送られ、映像信号VSを映像信号処理回路24で処理する際の処理タイミングはその周波数データに基づいて決められる。なお、図2には図示されていないが、映像信号処理ユニット12に対する電子内視鏡10の接続を検出する検出回路も設けられ、この検出回路から出力される接続検出信号も送信ライン28を通して映像信号処理回路24に送られる。
【0030】
画素信号伝送ライン22及び定電流回路44は本発明による画素信号伝送回路装置の一部を構成し、本発明によれば、画素信号伝送ライン22がCCD駆動回路18側で分岐させられて定電流回路44を介して電源ラインの電源BTに接続されるている点が特徴とされる。
【0031】
図3を参照すると、本発明による画素信号伝送回路装置の第1の実施形態の全体の構成が示される。同図に示すように、CCD撮像センサ16側にはPNPタイプのトランジスタTR1が設けられ、そのベースはCCD撮像センサ16の画素信号出力端子に接続される。トランジスタTR1のエミッタには画素信号伝送ライン22の一端が接続され、そのコレクタは接地される。上述したように、画素信号伝送ライン22の他端は一方ではキャパシタCを介してCDS回路36に接続され、他方では定電流回路44を介して電源BTに接続される。要するに、トランジスタTR1は単一トランジスタ増幅回路即ちエミッタフォロワとして構成される。なお、図3では、画素信号伝送ライン22は同軸ケーブルとして構成され、CCD撮像センサ16からCCD駆動回路18までの画素信号伝送ライン22の長さに対応した抵抗がR2として示される。
【0032】
図3に示すように、定電流回路44にはPNPタイプのトランジスタTR2が設けられ、そのベースは一方では抵抗R3を介して電源BTの正側に接続され、他方では抵抗R4を介して接地される。また、トランジスタTR2のエミッタは抵抗R5を介して電源BTの正側に接続され、そのコレクタは画素信号伝送ライン22に接続される。なお、図3から明らかなように、CCD撮像センサ16は電源BTから電源ライン46を介して給電される。
【0033】
定電流回路44から画素信号伝送ライン22に流れる定電流i1は以下の式によって表される。即ち、
i1=(Vcc×r3−r3×Vb+r4×Vb)/[(r3+r4)×r5]ここで、Vccは電源BTの電源電圧を示し、VbはトランジスタTR2のベース−エミッタ間の電圧を示し、r3、r4及びr5はそれぞれ抵抗R3、R4及びR5の抵抗値を示す。
【0034】
要するに、トランジスタTR1のベースに印加される画素信号の基準電圧レベル(即ち、CCD撮像センサ16の基板電圧VSUB)が個々のCCD撮像センサ16の製品毎に変動したとしても、画素信号伝送ライン22には定電流回路44から定電流i1が常に流れるので、個々のCCD撮像センサ16から画素信号伝送ライン22を通して出力される一連の画素信号に振幅の乱れが生じることはない。
【0035】
図4を参照すると、本発明に対する比較のために、従来の画素信号伝送回路装置の全体の構成が示されている。図4に示すように、従来では、画素信号伝送ライン22は単に適当な抵抗値の抵抗R6を介して電源BTの正側に接続されているだけである。従って、このような回路構成では、トランジスタTR1のベースに印加される画素信号の基準電圧レベル(基板電圧VSUB)が個々のCCD撮像センサ16の製品毎に変動すると、電源BTから抵抗R6を介して画素信号伝送ライン22に流れる電流が変化し、このため個々のCCD撮像センサ16から画素信号伝送ライン22を通して出力される一連の画素信号に振幅の乱れが生じることになる。従って、個々のCCD撮像センサ16の製品毎に抵抗R6の抵抗値を基準電圧レベルの変動に応じて個別に設定することが必要となるか、或いは抵抗R6の抵抗値を個別に設定しない場合には、一連の画素信号の振幅の乱れを補正する処理が必要となる。
【0036】
ところで、市販されているトランジスタは同じ型番の製品であっても、その特性に所謂バラツキがあることは知られている。従って、図3に示す第1の実施形態においては、定電流回路44を構成するトランジスタTR2の特性のバラツキのために、そのベース−エミッタ間の電圧Vbが変動し得ることがある。そのような場合には、電流i1は一定であっても、個々のトランジスタTR2毎に変化し得るので、一連の画素信号のその後の処理については、電子内視鏡10の製品毎に定電流i1の変化に応じて変更することが要求される。
【0037】
図5を参照すると、本発明による画素信号伝送回路装置の第2の実施形態の全体の構成が示され、この第2の実施形態では、トランジスタの特性のバラツキに起因する上述の問題を回避することができる。
【0038】
第2の実施形態では、定電流回路は参照符号44Aで示され、この定電流回路44Aは第1の実施形態の場合とは異なった態様で構成される。即ち、定電流回路44Aでは、一対のPNPタイプのトランジスタTR3及びTR4から成る一体成形品のICチップ48が使用され、同図に示すように、トランジスタTR3のベースはトランジスタTR4のエミッタに接続され、トランジスタTR4のベースはトランジスタTR3のコレクタに接続される。トランジスタTR3のエミッタは抵抗R7を介して電源ライン46に接続され、そのコレクタは抵抗R8を介して接地される。一方、トランジスタTR4のエミッタは抵抗R9を介して電源ライン46に接続され、そのコレクタは画素信号伝送ライン22に接続される。
【0039】
なお、一対のトランジスタがICチップとして一体成形された製品の場合でも、ICチップ毎にその特性のバラツキはあるが、しかし各ICチップに含まれる一対のトランジスタは同じ特性を示す。
【0040】
図5に示す第2の実施形態にあっては、定電流回路44Aから画素信号伝送ライン22に流れる定電流i2は以下の式によって表される。即ち、
i2=(Vcc×r7−r7×Vb+r8×Vb)/[(r7+r8)×r9]
ここで、Vccは電源BTの電源電圧を示し、VbはトランジスタTR3及びTR4のベース−エミッタ間の電圧を示し、r7、r8及びr9はそれぞれ抵抗R7、R8及びR9の抵抗値を示す。
【0041】
もし抵抗R7及びR8の抵抗値が共に等しいとき、定電流i2は以下の式で表される。
i2=(Vcc×r7)/[(r7+r8)×r9]
=Vcc/(2×r9)
即ち、ベース−エミッタ間の電圧Vbを含む項は排除され、このため定電流i2は一対のトランジスタのそれぞれのベース−エミッタ間の電圧Vbに依存しないと共に、定電流i2をR9の抵抗値のみで定めることができる。
【0042】
かくして、一対のトランジスタを含むICチップ毎の特性(特に、ベース−エミッタ間の電圧Vb)にバラツキがあったとしても、そのことによって定電流i2は影響されない。従って、図3に示した第1の実施形態の場合のように、一連の画素信号のその後の処理については、電子内視鏡10の製品毎に変更する必要はない。
【0043】
図6のグラフを参照すると、定電流回路44Aの定電流特性が示されている。例えば、定電流回路44Aにおいて、抵抗R7、R8及びR9の抵抗値r7、r8及びr9がそれぞれ0.68kΩ、4.3kΩ及び0.82kΩであり、かつ電源BTの電源電圧Vccが15Vであるとすると、その定電流特性は図6のグラフに示すようなものとなる。同グラフにおいて、縦軸は定電流i2の数値を示し、上述した条件下では定電流i2は2.86mA程度となり、横軸はトランジスタTR4のコレクタに印加される電圧を示す。図6のグラフから明らかなように、トランジスタTR4のコレクタに印加される電圧が12Vを越えると、定電流回路44Aからの出力電流i2は次第に低下し、その定電流特性は維持されなくなる。
【0044】
一方、抵抗R8の抵抗値r8を4.3kΩから2.7kΩに変えて、その他の条件については同じとすると、その定電流特性は図7のグラフに示すようなものとなる。図7のグラフから明らかなように、この場合では、定電流i2は4.37mA程度となり、トランジスタTR4のコレクタに印加される電圧が11Vを越えると、定電流回路44Aからの出力電流i2は次第に低下し、その定電流特性は維持されなくなる。かくして、抵抗R8の抵抗値r8を2.7kΩから更に抵抗R7の抵抗値r8(0.68kΩ)まで低下させたとき、その定電流特性が維持され得るコレクタ印加電圧の限界電圧は11Vから一層低下することになる。
【0045】
要するに、定電流回路44Aの定電流特性が維持されるためには、トランジスタTR4のコレクタに印加される電圧については、抵抗R7による電圧降下分の電圧と、トランジスタTR3のエミッタ−コレクタ間電圧と、トランジスタTR4のエミッタ−コレクタ間電圧とを合計した電圧以下とされなければならない。
【0046】
ところで、トランジスタTR4のコレクタに印加される電圧はCCD撮像センサ16から得られる画素信号の基準電圧レベル(基板電圧VSUB)に他ならない。従って、例えば、電子内視鏡に用いられるCCD撮像センサ16の製品において、基準電圧レベル(基板電圧VSUB)が11Vから12Vの範囲内で変動するようなときには、上述したような条件下では、定電流回路44Aの定電流特性は得られないことになる。このような場合に定電流回路44Aの定電流特性を得るためには、電源BTの電源電圧Vccを15Vから大巾に引き上げることが必要となるが、しかし電源BTの電源電圧Vccを上げることは電子内視鏡の消費電力を増大させる結果となるので望ましくない。要するに、第2の実施形態のように、抵抗R7及びR8の抵抗値r7及びr8を共に等しくしたときには、電源BTの電源電圧Vccに対して定電流回路44Aの定電流回路としての動作範囲が制限される。
【0047】
図8を参照すると、本発明による画素信号伝送回路装置の第3の実施形態の一部が示され、この第3の実施形態では、図5に示した第2の実施形態での定電流回路44Aが定電流回路44Bによって置き換えられ、これにより電源BTの電源電圧VccがCCD撮像センサ16から得られる画素信号の基準電圧レベル(基板電圧VSUB)に対して比較的低くても、その定電流特性を維持することが可能となる。
【0048】
定電流回路44Bでは、一対のNPNタイプのトランジスタTR5及びTR6から成る一体成形品の第1のICチップ50と、一対のPNPタイプのトランジスタTR7及びTR8から成る一体成形品の第2のICチップ52とが使用される。同図に示すように、第1のICチップ製品50では、トランジスタTR5のベースはトランジスタTR6のエミッタに接続され、トランジスタTR6のベースはトランジスタTR5のコレクタに接続される。一方、第2のICチップ52では、一対のトランジスタTR7及びTR8の双方のベースが互いに接続される。
【0049】
第1のICチップ50においては、トランジスタTR5のコレクタは抵抗R10を介して電源ライン46に接続され、そのエミッタは抵抗R11を介して接地される。また、トランジスタTR6のエミッタは抵抗R12を介して接地され、そのコレクタは第2のICチップのトランジスタTR7及びTR8のベースに接続されると共にトランジスタTR7のコレクタに接続される。
【0050】
一方、第2のICチップ52においては、トランジスタTR7及びTR8の双方のエミッタは電源ライン46に接続され、トランジスタTR8のコレクタは画素信号伝送ライン22に接続される。
【0051】
図8に示す第3の実施形態にあっては、第1のICチップ50のトランジスタTR6のコレクタから定電流i3が出力され、その定電流i3は以下の式によって表される。即ち、
i3=(Vcc×r11−r11×Vb+r10×Vb)/[(r11+r10)×r12]
ここで、Vccは電源BTの電源電圧を示し、VbはトランジスタTR5及びTR6のベース−エミッタ間の電圧を示し、r10、r11及びr12はそれぞれ抵抗R10、R11及びR12の抵抗値を示す。
【0052】
定電流i3が第2のICチップ52のトランジスタTR7及びTR8のベースに印加されると、トランジスタTR8のコレクタには同じ定電流i3がコレクタ電流として発生して画素信号伝送ライン22に流される。なお、図8に示す第2のICチップ52の接続態様は一般的にカレントミラー(CURRENT MIRROR)と言われるものである。
【0053】
図5に示す第2の実施形態の場合と同様に、図8に示す第3の実施形態においても、もし抵抗R10及びR11の抵抗値が共に等しいとき、定電流i3は以下の式で表される。
i3=(Vcc×r11)/[(r11+r10)×r12]
=Vcc/(2×r12)
即ち、トランジスタTR5及びTR6のそれぞれのベース−エミッタ間の電圧Vbを含む項は排除され、このため定電流i3は該ベース−エミッタ間の電圧Vbに依存しないと共に、定電流i3をR12の抵抗値r12のみで定めることができる。
【0054】
図9を参照すると、PNPタイプのトランジスタの一般的な特性がグラフとして例示されている。グラフの縦軸はコレクタ電流を示し、その横軸はコレクタ−エミッタ間の電圧を示す。同グラフから明らかなように、一般的には、コレクタ−エミッタ間の電圧が概ね0.2V以上であれば、コレクタ電流は一定に維持され、コレクタ−エミッタ間の電圧が0.2Vより低下すると、コレクタ電流は次第に低下することになる。
【0055】
そこで、第1のICチップ52のトランジスタTR8に注目した場合、例えば電源BTの電源電圧Vccが15Vであるとすると、CCD撮像センサ16から出力される画素信号の基準電圧レベル、即ち、CCD撮像センサ16の基板電圧VSUBが14.8V以下であれば、定電流回路44Bの定電流特性が維持され得ることになる。
【0056】
従って、図5に示した第2の実施形態の場合とは異なり、電子内視鏡に用いられるCCD撮像センサ16の製品において、例えば、基準電圧レベル(基板電圧VSUB)が11Vから12Vの範囲内で変動するような場合であっても、電源BTの電源電圧Vccを15Vから無用に引き上げることなしに定電流回路44Bから定電流が得られるということになる。
【0057】
【発明の効果】
以上の記載から明らかなように、本発明によるCCD駆動回路内に設けられた画素信号伝送ライン端が定電流回路を介して電源ラインに接続される画素信号伝送回路装置においては、画素信号伝送ラインを通して伝送される一連の画素信号の振幅に乱れを生じさせることはないので、その後の画素信号の処理回路の構成が簡単化され、ひいては電子内視鏡のコストの低減化を図ることができる。
【0058】
また、定電流回路を構成する一対の抵抗の抵抗値を等しくすることにより、定電流回路から画素信号伝送ラインに供給される電流値を他の一つの抵抗の抵抗値のみにより定めることができるので、回路設計が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画素信号伝送回路装置を組み込んだ電子内視鏡を用いる電子内視鏡システムの全体構成を示す概略ブロック図である。
【図2】図1に示す電子内視鏡のCCD駆動回路の詳細ブロック図である。
【図3】本発明による画素信号伝送回路装置の第1の実施形態を示す回路図である。
【図4】従来の画素信号伝送回路装置を示す回路図である。
【図5】本発明による画素信号伝送回路装置の第2の実施形態を示す回路図である。
【図6】図5に示す定電流回路の定電流特性の一例を示すグラフである。
【図7】図5に示す定電流回路の定電流特性の別の例を示すグラフである。
【図8】本発明による画素信号伝送回路装置の第3の実施形態を示す部分回路図である。
【図9】図8の定電流回路で用いられるPNPタイプのトランジスタの一般的特性を示すグラフである。
【符号の説明】
10 電子内視鏡
12 映像信号処理ユニット
14 TVモニタ装置
16 CCD撮像センサ
18 CCD駆動回路
20・22 信号ライン
24 映像信号処理回路
26・28 送信ライン
30 マイクロコンピュータ
32 タイミング回路
34 バッファ回路
36 CDS回路
38 カウンタ
40 CCDプロセス回路
42 EEPROM
44・44A・44B 定電流回路
46 電源ライン
TR1〜TR8 トランジスタ
R1〜R12 抵抗
C キャパシタ
BT 電源
Claims (7)
- 電子内視鏡の固体撮像素子から読み出された一連の画素信号を伝送するための画素信号伝送回路装置であって、
前記固体撮像素子から前記一連の画素信号を前記電子内視鏡内のCCD駆動回路に伝送するための画素信号伝送ラインと、
前記画素信号伝送ラインの一端と前記固体撮像素子の画素信号出力端子との間に介在するエミッタフォロワと、
前記CCD駆動回路内に設けられた電源から前記固体撮像素子に給電する電源ラインと、
前記CCD駆動回路内に設けられ、しかも前記画素信号伝送ラインの他端と前記電源ラインとの間に介在する定電流回路とを具備して成る画素信号伝送回路装置。 - 請求項1に記載の画素信号伝送回路装置において、前記定電流回路が単一のトランジスタと複数の抵抗とから構成されることを特徴とする画素信号伝送回路装置。
- 請求項2に記載の画素信号伝送回路装置において、前記複数の抵抗が第1の抵抗、第2の抵抗及び第3の抵抗から成り、前記トランジスタのベースが一方では前記第1の抵抗を介して前記電源ラインに接続され、他方では前記第2の抵抗を介して接地され、前記トランジスタのエミッタが前記第3の抵抗を介して前記電源ラインに接続され、前記トランジスタのコレクタが前記画素信号伝送ラインに接続されることを特徴とする画素信号伝送回路装置。
- 請求項1に記載の画素信号伝送回路装置において、前記定電流回路が一対のトランジスタから成る一体成形品のICチップと、複数の抵抗とを含み、しかも前記定電流回路の電流値が該一対のトランジスタの特性に依存しないように構成されていることを特徴とする画素信号伝送回路装置。
- 請求項4に記載の画素信号伝送回路装置において、前記一対のトランジスタが第1及び第2のトランジスタから成り、前記複数の抵抗が第1、第2及び第3の抵抗から成り、前記第1のトランジスタのベースが前記第2のトランジスタのエミッタに接続され、前記第2のトランジスタのベースが前記第1のトランジスタのコレクタに接続され、前記第1のトランジスタのエミッタが前記第1の抵抗を介して前記電源ラインに接続され、前記第1のトランジスタのコレクタが前記第2の抵抗を介して接地され、前記第2のトランジスタのエミッタが前記第3の抵抗を介して前記電源ラインに接続され、前記第2のトランジスタのコレクタが前記画素信号伝送ラインの他端に接続され、前記第1の抵抗と前記第2の抵抗とが同じ抵抗値を持つことを特徴とする画素信号伝送回路装置。
- 請求項1に記載の画素信号伝送回路装置において、前記定電流回路が一対のトランジスタから成る一体成形品の第1のICチップと、一対のトランジスタから成る一体成形品の第2のICチップと、複数の抵抗とを含み、しかも前記定電流回路の電流値が前記第1のICチップの一対のトランジスタの特性に依存しないように構成されていることを特徴とする画素信号伝送回路装置。
- 請求項6に記載の画素信号伝送回路装置において、前記第1のICチップの一対のトランジスタが第1及び第2のトランジスタから成り、前記第2のICチップの一対のトランジスタが第1及び第2のトランジスタから成り、前記複数の抵抗が第1、第2及び第3の抵抗から成り、前記第1のICチップの第1のトランジスタのベースが前記第1のICチップの第2のトランジスタのエミッタに接続され、前記第1のICチップの第2のトランジスタのベースが前記第1のICチップの第1のトランジスタのコレクタに接続され、前記第2のICチップの第1及び第2のトランジスタのベースが互いに接続され、前記第1のICチップの第1のトランジスタのコレクタが第1の抵抗介して前記電源ラインに接続され、前記第1のICチップの第1のトランジスタのエミッタが第2の抵抗を介して接地され、前記第1のICチップの第2のトランジスタのエミッタが第3の抵抗を介して接地され、前記第1のICチップの第2のトランジスタのコレクタが前記第2のICチップの第1及び第2のトランジスタのベースに接続されると共に前記第2のICチップの第1のトランジスタのコレクタに接続され、前記第2のICチップの第1及び第2のトランジスタの双方のエミッタが前記電源ラインに接続され、前記第2のICチップの第2のトランジスタのコレクタが前記画素信号伝送ラインに接続され、前記第1の抵抗と前記第2の抵抗とが同じ抵抗値を持つことを特徴とする画素信号伝送回路装置。
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