JP4146575B2 - 印刷装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット・プリンタに関し、更に詳細に記せば、フィルタ支持体を利用してフィルタの取付け工程を簡単にしたインク配給装置が付属している走査印字ヘッドを有するインクジェット・プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
プリンタ、図形プロッタ、ファクシミリ機械および複写機のような感熱式インクジェット・ハードコピー装置は、広く受け入れられている。これらハードコピー装置は、W.J.LloidおよびH.T.Taubにより「出力ハードコピー装置」(編集者R.C.DurbeckおよびS.Sherr、1998年、サン・ディエゴトのアカデミック・プレス発行)の第13章、「インクジェット装置」で、および米国特許第4,490,728号および第4,313,684号に説明されている。この記述の基礎は更に「ヒューレット・パッカード・ジャーナル」の幾つかの巻号{36巻5号(1985年5月)、39巻4号(1988年8月)、39巻5号(1988年9月)、43巻4号(1992年8月)、43巻6号(1992年12月)、および45巻1号(1994年2月)}の色々な論文に開示されており、ここに参考のため記載しておく。インクジェット・ハードコピー装置は、高品質の印刷を作り、コンパクトで可搬であり、またインクが紙を打つだけであるから急速に且つ静かに印刷する。
【0003】
インクジェット・プリンタは、印刷媒体に対して規定された配列の特定の場所に個別ドットのパターンを印刷することにより印刷画像を形成する。場所は、直線配列を成す小さいドットとして便利に可視化される。場所は、時に、「ドット・ロケーション」、「ドット位置」、または「画素」といわれる。したがって、印刷動作を、ドット・ロケーションのパターンをインクのドットで埋めるここと見ることができる。
【0004】
インクジェット・ハードコピー装置は、インクの非常に小さい滴を印刷媒体上に放出することによりドットを印刷し、通常、各々がインク放出ノズルを有する1つ以上の印字ヘッドを支持する可動往復台を備えている。往復台は、印刷媒体の表面の上方を横断し、ノズルは、マイクロプロセッサまたは他の制御器の命令に従ってインク滴を適切な時期に放出するよう制御され、この場合インク滴を施すタイミングは、印刷される画像の画素に対応するよう計画される。
【0005】
通常のインクジェット印字ヘッド(すなわち、シリコン基板、基板上に構成された構造、および基板との接続)は、液体インク(すなわち、溶解着色剤または溶媒内に分散した顔料)を使用している。インクジェット印字ヘッドは、液体インクをインク貯蔵容器から受けるインク放出室の配列を組込んだ印字ヘッド基板に取付けられた精密に形成されたオリフィスまたはノズルの配列を備えている。各室は、ノズルと反対に設置されているので、インクは室とノズルとの間に集まることができる。インク小滴の放出は通常、マイクロプロセッサの制御により行われ、その信号は、電気線路により抵抗器要素に運ばれる。電気的印刷パルスがインクジェット発射室抵抗器を加熱すると、抵抗器に隣接するインクの小部分が蒸発し、インク滴を印字ヘッドから放出する。適切に設置されたノズルが、ドットの行列パターンを形成する。各ノズルの動作を適切な順序で行なうと、印字ヘッドが紙を通って移動するにつれて、文字または画像が紙の上に印刷される。
【0006】
ノズルを備えたインク・カートリッジをその上に印刷しようとする媒体の幅を横断して反復移動させる。媒体を横断するこの移動の歩進の所定数ごとに、各ノズルにインクを放出させるか、または制御用マイクロプロセッサのプログラム出力に従ってインクの放出を控える。媒体を横断する移動が完了するごとに、インク・カートリッジの列として配置されたノズルの数にノズル中心間距離を乗じた幅にほぼ等しいスウォースを印刷することができる。このような移動またはスウォースの各完了後に、媒体はスウォースだけ前進し、インク・カートリッジは次のスウォースを開始する。信号の適切な選択およびタイミングにより、媒体上に所要印刷が得られる。
【0007】
インクジェット印字ヘッドは通常、印字カートリッジのハウジングまたは本体に取付けられている。インクジェット印字ヘッドのインクは、印字カートリッジに組込まれた内部貯蔵容器から、または印字カートリッジとインク供給源とを接続する管によりインクを印字カートリッジに供給する「軸外」インク供給源から供給される。通常「軸外」インク供給源を有する印字カートリッジも非常に小さい内部インク貯蔵容器を備えている。いずれの場合でも、ハウジングは、インクを内部インク貯蔵容器から印字ヘッドに供給するインク導管を備えている。それでインクは、基板の底部の中心に形成された細長い穴を通して(「中心送り」)または基板の外縁の周りを通して(「縁送り」)様々な蒸発室に送られる。中心送りではインクは、基板にある中心スロットを通って基板とノズル部材との間の障壁層に形成された中心マニホルド域に、次にインク入口溝に、そして最後に様々なインク蒸発室に流入する。縁送りではインクは、インク貯蔵容器から基板の外縁の周りをインク入口溝に流入し、最後にインク蒸発室に流入する。インクジェット印字ヘッドは、微粒子汚染に非常に敏感である。この問題を処理するのに通常フィルタがインク貯蔵容器と印字ヘッドとの間のインク流路に設置される。
【0008】
中心送りまたは縁送りのいずれにおいても、インク貯蔵容器から印字ヘッドまでの流路は、本来的にインク蒸発室へのインク流を制約する。インクジェット印刷に伴う関心事は、紙または他の印刷媒体へのインク流が十分であることである。印刷品質は、印字ヘッドを通過するインク流の関数である。印刷すべき紙または他の媒体の上でインクが少なすぎると、かすれた読みにくい文書が作られる。
【0009】
解像度および印刷品質を増大させるには、印字ヘッド・ノズルを共に近接して設置しなければならない。これにはヒータ抵抗器および関連蒸発室を共に近接して設置する必要がある。プリンタの処理量を増大させるには、更に多数のノズルを印字ヘッドに設けて印刷スウォースの幅を大きくする。また、プリンタの処理量は、ヒータ抵抗器を更に高い周波数で点火することにより増大する。共に近接して設置され且つより高い周波数で点火されるヒータ抵抗器の数を増すと、熱発生の集中がはるかに大きくなる。この熱を印字ヘッドから除去してインクを各蒸発室に急速に供給する際の困難を防止する必要がある。
【0010】
従来の印字ヘッドは、高いインク放出割合で動作するとき、印字ヘッドの裏面を横断するインクの流れが印字ヘッドを適切に冷却するには不十分であるから、冷却の問題を持っていた。印字ヘッドの温度が高くなりすぎると印刷品質が低下する。これは、印字ヘッドが、インクの性質および泡の核形成および成長の特性が温度に強く依存するので狭い温度範囲内で最適に動作するように精密に調整され、この温度範囲外では印字ヘッドが良く働かないからである。
【0011】
空気および他のガスの泡および微粒子もインク配給装置に大きな問題を生ずる可能性がある。インク配給装置は、ガスを解放して泡を発生することができ、それにより装置を泡で詰まらせ、劣化させる。良好なインク配給装置の構成では、泡の問題を排除するか軽減する技法を考慮することが重要である。したがって、印刷要素の寿命中に生ずる他の問題は、空気の除去である。空気は、印字ヘッドの動作中、フィルタと印字ヘッドとの間に集まる。使用度の高い型式を有するプリンタでは、フィルタと印字ヘッドとの間に空気を貯えるための大きい容積を備えることが好ましい。使用割合の低いプリンタでは、この容積を小さくする。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
卓上プリンタ、大様式プリンタ、ファクシミリ機械、および複写機のような、高速印刷装置の必要性が存在する。これまで、印字ヘッドには、発生した大量の熱を除去する能力が欠けていたため、高速印刷に必要な高速インク放出割合で動作する能力がなかった。
【0013】
したがって、高速印刷割合で動作するインク配給装置に用いる新しいインク流装置の必要性が存在する。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、印字ヘッドの更に良好な冷却を行なって熱発生により生ずる従来の印字ヘッドの熱的問題を克服し、印字ヘッドをインクの欠乏で苦しめる可能性のある印字ヘッド近辺の泡の蓄積を避け、印字ヘッドから離れた場所に空気の蓄積のための十分な容積を与える印刷装置である。この印刷装置は、外部ハウジング、インク放出室が形成されている前面と裏面とを有する基板、外側ハウジングの中に設けられ、基板の裏面近くに遠端を有するインク導管、を備えており、外部ハウジングおよび基板は、インク放出室までのインク流路を形成しており、印刷装置は更に、外側ハウジングとインク導管との間に、インク流路と連絡している泡蓄積室を備え、浮力がインク流路に溜まった泡を泡蓄積室の中に移動させるのに役立つようにする。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明を外部インク源を有する軸外プリンタの情況で下に説明することにするが、本発明は、印字カートリッジに組込まれたインク貯蔵容器を有する軸上インクジェット印字カートリッジを使用するインクジェット・プリンタにも等しく役立つことは明らかなはずである。図1は、本発明を利用するに適したインクジェット・プリンタ10の一実施形態の、カバーを取り外した状態の斜視図である。一般に、プリンタ10は、未使用紙を保持するトレイ12を備えている。印刷動作を開始すると、紙のシートがトレイ12Aからシートフィーダを使用してプリンタ10に送られ、次にU方向に回って今度は反対方向にトレイ12Bに向かって走行する。シートは、印刷領域14で止まり、1つ以上の印字カートリッジ18を支持する走査往復台16がシートを横断して走査され、その上にインクのスウォースを印刷する。単一走査または多数走査の後、シートは、通常のステッパモータおよび送りローラを使用して印刷領域14の中の次の位置まで歩進して移行し、往復台16が再びシートを横断して走査し、インクの次のスウォースを印刷する。シート上の印刷が終了すると、シートはトレイ12B上方の位置まで前進し、その位置に保持されてインクを確実に乾燥させてから解放される。
【0016】
往復台16走査機構は、それに沿って往復台16が滑る滑り棒22、およびプリンタのマイクロプロセッサからの電気信号を往復台16の電気接点に伝えるフレキシブル電気ケーブル(図示せず)を備えている。また図示されているのは、往復台16にある光検出器により光学的に検出されて往復台16を空間的に精密に位置決めするための符号ストリップ24である。往復台16に接続されているモータ(図示せず)は、往復台16を滑り棒22に沿って印刷領域14を横断して移動させるために使用される。
【0017】
インクジェット・プリンタ10の特徴には、加圧することができ、または大気圧でよい、取換え可能インク供給カートリッジ31,32,33、および34が入っている軸外インク供給ステーション30から、インクを印字カートリッジ18に、および究極的に印字ヘッドのインク放出室に、供給するインク配給装置もある。カラープリンタの場合には、通常、黒インク、黄色インク、マゼンタインク、およびシアンインクのための別々のインク供給カートリッジが存在する。4本の管36がインクを四つの取換え可能インク供給カートリッジ31−34から印字カートリッジ18に運ぶ。
【0018】
図2は、印字カートリッジ18の一実施形態の斜視図である。印字ヘッド・ノズル配列が位置58にある。集積回路チップ78は、印字カートリッジ18の一定のパラメータに関してフィードバックをプリンタに与える。フレキシブル電気テープ回路80には、電気接触パッド86、電気リード84(図5に示してある)、およびテープ80を貫通してレーザ・アブレートされたノズル82(図5に示してある)が入っている。フレキシブル電気テープ回路80印字ヘッド基板88に、および障壁層104に固定されて印字ヘッド組立体83を形成している。印字ヘッド組立体83は、図7に関して下に説明するように印字カートリッジ18に固定されている。接触パッド86は、印字カートリッジ18が往復台16に設置されたとき往復台16の電気接点(図示せず)と整列して係合する。好適には、往復台16の電気接点は、印字カートリッジ18の方に弾力的に片寄せられて確実な接触を確保している。
【0019】
隔壁エルボ71は、インクを往復台16から隔壁25に向けるとともに隔壁を支持している。印字カートリッジ18の最上部に形成された通気穴74は、印字カートリッジ18に設置された、下に説明する圧力調整器により使用される。代わりの実施形態では、別々の調整器を軸外インク供給源と各印字カートリッジ18との間に接続することができる。印字カートリッジ18を往復台16に設置すると、印字カートリッジ18は、インク供給ステーション30に解放可能に取付けられた往復台外インク供給源31−34と流体連通する。
【0020】
図3は、印字カートリッジ18の下側を示す。偏りノズル82の2つの平行な列がテープ80を貫通してレーザ・アブレートされている。
【0021】
図4は、図2のA−A線で切った、テープ80を除去した状態の、印字カートリッジ18の断面斜視図である。囲い板76が中空針60を囲んで針60との不注意の接触を防止し、また印字カートリッジ18を往復台16に設置したときの隔壁52と針60との整列を補助している。囲い板76を、隔壁52および中心隔壁52を針60に対して受ける内部円錐形またはテーパ部分75を備えているように図示してある。プラスチック導管62が針60から穴65により室61に導かれている。
【0022】
走査往復台および印字カートリッジの実施形態は、1996年8月30日に出願された「印字カートリッジの上方に広がらないインク経路を有する軸外インク供給源を備えたインクジェット印刷装置」という名称の米国特許出願、08/706121に説明されており、これを参考のためここに記載しておく。
【0023】
印字カートリッジ18内部の調整器弁(図示せず)は、印字カートリッジ18の内部インク室61への入口穴65を開閉することにより圧力を調整する。調整器弁を開くと、中空針60がカートリッジ18内部のインク室61と流体連絡する。針60は、隔壁52の中心を貫いて形成されている自己封止穴を貫通している。穴は、針を除去すると、ゴム隔壁52の弾力により自動的に封止される。
【0024】
調整器の構成および動作の説明については1996年8月30日に出願された「印字カートリッジの上方に広がらないインク経路を有する軸外インク供給源を備えたインクジェット印刷装置」という名称の米国特許出願、08/706121を参照されたい。この出願を参考のためここに記載しておく。
【0025】
図5は、図2および図3に示した印字ヘッド組立体83の簡易概略図を示す。電気リード84がテープ80の裏に形成され、接触パッド86まで延長して往復台16の電気接点と係合している。電気リード84の他端は、窓84を通して、様々なインク放出室およびインク放出要素が形成されている基板88の端子に結合されている。インク放出要素は、ヒータ抵抗器または圧電要素でよい。
【0026】
基板88の上にあるデマルチプレクサは、接触パッド86に加えられる到来電気信号を多重解除し、印字ヘッド83が印刷領域を横断して走査するにつれて様々なインク放出要素を選択的に付勢してインク小滴をノズル82から放出する。一実施形態では、インチあたりのドット(dpi)解像度は、600dpiであり、512個のノズル82が存在する。
【0027】
図6は、印字ヘッド組立体83を取り外した状態の印字カートリッジ18の斜視図である。接着剤/封止剤を突端区域174および176、および突端壁178および179の頂部に沿って施し、印字ヘッド組立体83を印字カートリッジ本体110に固定する。区域174および176の接着剤/封止剤は、上方ににじみ出て基板88の端を印字カートリッジ本体110に固定し、テープ80の裏の電気リードを絶縁するので、それらは電気リード84の近傍でインクにより短絡することはない。
【0028】
図7は、図2の線B−Bで切った断面図であり、印字カートリッジ18の内部のインク室61から、本発明の一実施形態を使用している縁送り印字ヘッドのインク放出室94までのインクの流れ92を示している。他の図の場合と同じ数字で区別した要素は、同一であり、重複して説明しないことにする。
【0029】
障壁層104、フレキシブルテープ80、および基板88は、インク入口溝90およびインク蒸発室94を形成している。インク放出要素96および98を付勢すると、インクの小滴101,102がインク放出室94に関連するノズル82から放出される。フレキシブルテープ80の導体部分は、接着剤108でプラスチック印字カートリッジ本体110に糊付けされている。インク入口溝132を形成する障壁層、インク蒸発室94、インク蒸発室94の内部のヒータ抵抗器96,98、および印字ヘッドの電気回路の説明については、1997年10月31に出願された「高速印刷用インク配給装置」という名称の米国特許出願08/962,031を参照されたい。
【0030】
印字カートリッジ18のプラスチック本体110は、インク導管63がインク流92を印字カートリッジ18内部のインク室61から基板88の裏側まで導くように形成される。インク導管63は、フィルタ支持体200、インク導管壁162,163、およびカートリッジ本体110の壁により形成されている。壁162,163は、基板88の裏面に垂直な方向に実質上整列している。導管63には基板88の裏面に近い遠端がある。インク導管63は、基板88の裏面と連絡する狭いインク送りスロットのある区画を備えている。インク送りスロットは、基板88の裏面に隣接する遠方導管開口を形成している。インク導管壁162,163は、基板88の近くに共に近接して基板88の裏面に衝突するインクの速度を増大させる。インク導管壁162,163の間の距離を約0.5mmと5mmとの間にすることができる。一好適実施形態では、導管63の遠端は基板88の裏面の3ミルと12ミルとの間の距離以内まで延長している。壁162,163の間の距離は、好適実施形態では、約1mmである。基板88の大きさ、インク粘度、およびインク流量によっては他の距離も適している。遠端には横に広がる部分167がある。一好適実施形態では、横に広がる部分は、基板88の裏面に平行になっている。ハウジング内の横に広がる流れ指導子165を基板88の近くに設けてよい。
【0031】
インク導管壁162,163の厚さは、約0.5mmであるが、より薄い壁も使用してよい。下限は、装置の熱適性能より製造公差の方に多く依存する。0.5mmより厚い壁も良く動作する。より厚い壁は熱的性能が更に良好であるが、圧力降下および泡許容度が悪い。
【0032】
インク導管壁162,163は、インク流92を基板88の裏面とインク導管壁162,163との間の狭い間隙を通して基板88の裏面に沿って導く。狭い間隙は、従来の印字カートリッジ構成のものよりはるかに狭い。それで流れ指導子165は、インク流92を基板88の縁の周りをインク溝132の中に導く。流体がインク導管63から流れて基板88に衝突するにつれて、インクが、温かいインクが媒体上に放出される場所である滴放出室の方に流れるとき、熱が基板88からインク内に伝わる。流体指導子165は、泡蓄積室内のインクの加温を減らし、基板88とインクとの間の伝熱を改善する。
【0033】
インク導管63のインク導管壁162,163は、基板88の裏面から約0.127mm(5ミル)で終わり、それにより狭い間隙を形成する。この間隙の受容可能な範囲は、インク粘度および流量により、約3ミルから約12ミルである。
【0034】
従来の印字カートリッジの場合と同じ体積のインクがノズル82から放出されるが、基板88の裏面を横断するインク粘度は、インク導管63の端で基板88とインク導管壁162,163との間に存在する、インク導管63のどこでも流れに対して利用できる大きな区域に比較して狭い間隙のため、はるかに高い。インク導管壁162,163が基板88の裏面および流れ指導子165に近いことにより生ずる速度の増大により基板88の裏面から移動インクへの比較的大きい熱の伝達が生ずる。加熱されたインクは、基板88の周りをインク入口溝132におよび次にインク放出室94に流入する。
【0035】
インクジェット印字ヘッドは、特定の汚染に非常に敏感である。この問題を処理するには、インクの貯蔵容器61と印字ヘッド83との間にフィルタが必要である。フィルタは、特定の汚染物がインク貯蔵容器61から印字ヘッド83に流れて印字ヘッドノズル82を詰まらせることがないようにする。
【0036】
印刷要素の寿命中に生ずる他の問題は、空気ガス放出である。空気は、印字ヘッドの動作中フィルタ202と印字ヘッド83との間に集まる。図7に示したのは、フィルタ支持体200の壁、インク導管壁162,163、およびカートリッジ本体110により規定され形成された泡蓄積室168,170である。インクが加熱されるにつれて、インク内への空気の溶解度は減少し、空気が泡112の形でインクから外に拡散する。これら泡112がインクの流れを制限しないようにするためには、泡蓄積室168,170を印字カートリッジ本体に形成してこれらの泡を蓄積させる。泡蓄積室168,170は、フィルタ支持体200の壁、インク導管壁162,163、およびカートリッジ本体110の流体指導子165により規定され形成される。泡蓄積室168,170は、印字ヘッドを印刷装置に取付けたとき基準の重力枠に対して基板88の上方に設置される。図7に示した実施形態では、2つの泡蓄積室168,170は、導管63の反対側に形成されている。一方の室168は、壁163と印字ヘッド・ハウジング110の外側部分との間に形成されている。他方の室170は、壁162と印字ヘッド・ハウジング110の外側部分との間に形成されている。
【0037】
各横に広がる流れ指導子165と導管63の遠端との間の空間は、泡逃がし開口を形成している。泡逃がし開口は、インク流路と泡蓄積室との間に連絡している。示した実施形態では、流れ指導子165は、基板88の裏面に対して一定角度または収束形態を形成している。したがって、泡112は、導管63および基板88の周りを通って入口溝132に次にインク放出室94に入るインクの流れ92を妨害しない。
【0038】
高い使用割合のプリンタの場合には、フィルタと印字ヘッドとの間に空気貯蔵用の大きい体積を設けるのが好ましい。低い使用割合のプリンタでは、この体積を減らすことができる。フィルタ支持体200の高さを、予想されるガス放出により、泡蓄積室168,170に対して体積を変えるのに役立つように調節することができる。好適実施形態では、これら泡蓄積室168,170は、各々2〜3立法センチメートルの容量を備えているが、容量を、予想ガス放出により、この好適体積より大きくまたは少なくすることができる。受容可能範囲は、約1〜5立法センチメートルである。泡蓄積室168,170は、基板88の長さ方向に広がって基板88の障壁層に形成されたすべてのインク溝132と流体連絡するようになっている。
【0039】
フィルタ202の網目の大きさは、インクが網目の通路を通過できるが、正常空気圧にある気泡がインクで湿っている網目通路を通過しないように十分小さい。その結果、網目は、印字カートリッジについて空気逆止め弁の機能にも役立つ。
【0040】
インクは、貯蔵容器61から導管63を通り、導管63の遠端開口から出る。一好適実施形態では、インク流92は、基板88に実質的に垂直な第1の方向にある。インク流は、導管63の遠端をこの第1の方向に出、基板88に実質的に水平な第2の方向に向けなおされる。図7に示した実施形態では、インクは、2叉に別れた流れパターンを形成し、インクの実質的に半分が第2の方向を通り、残りのインクが第2の方向とは実質的に反対の第3の方向を通る。好適実施形態では、インクはね約3〜12ミルの距離以内で方向変換を完了している。それは、伝熱の大部分が行なわれる、インクが方向を変える基板の表面に沿っている。横に広がる部分167は、伝熱を増大させ、第2および第3の方向にインクの流れを導く。
【0041】
横に広がる部分167は、流体指導子165と協同して動作し、インク流路92を基板88の周りに向けて放出インク小滴への伝熱を極大にする。換言すれば、この形態は、基板88から泡蓄積室に入っているインクに伝わる熱の量を極小にする。横に広がる部分は、インク流路に収束形態を与え、インクをインク流路に一層良く導く。
【0042】
しかし、泡逃がし開口が設けられて泡をインク流路から泡蓄積室に逃がして、泡が詰まるか、またはインク流路の流れ抵抗が実質的に増大しないようにしている。
【0043】
図8は、図2の線B−Bで切った断面図であり、本発明の他の実施形態を使用する縁送り印字ヘッドのインク放出室までのインクの流れを示している。この実施形態では、インク導管壁162,163は、基板88の裏側に構造的に接触している。インク溝または開口166がインク導管壁162,163の遠端に設けられ、インクがインク導管壁162,163のインク溝166を通って基板88の裏側に沿って流れることができるようにしている。インク導管壁162,163を基板88に対して接触させることにより、流体の衝突円柱と基板の裏面との間の距離が極小になる。これによりインクの冷却効果が極大になる。インク導管壁162,163のインク溝166を、孤立した壁部分を基板の各端に置いて、または個別のインク溝を基板の長さに沿って配置して、ほとんど基板の長さの単一溝とすることができる。
【0044】
泡がインク導管を閉塞する可能性を回避しながら基板を横断して流れるインクの速度を増大させることについて上に述べた本発明の概念は、他の形式の印字ヘッドに適用できる。
【0045】
図9は、図2の線B−Bで切った断面図であり、本発明の他の実施形態を使用する中心送り印字ヘッドのインク放出室までのインクの2叉流れを示している。図9は、衝突流を使用する中心送り印字ヘッドを示しており、これではインク導管63’が壁162’,163’およびカートリッジ本体110の内壁により形成されている。このとき流れ指導子167は、インク流92を基板88の中心インクスロット87の方に導く。基板88の裏と壁162’,163’との間に形成された狭い間隙65’および流れ指導子167は、インク92を比較的高い速度で基板88の大きい表面域に沿って流す。インク導管壁162’,163’の近くで生じた基板88および流れ指導子167までのインク速度の増大により基板88の裏から移動インクへの比較的大きい熱の伝達が生ずる。図9は壁162’,163’と基板88との間に狭い間隙を示してあるが、インク導管壁162’,163’を基板88に接触させ、図8に関して説明したように、インク溝にインクをインク導管壁162,163のインク溝を通しておよび基板88の裏側に沿って流させることができる。インク導管壁162,163を基板88に対して接触させることにより、流体の衝突カラムと基板の裏との間の距離が距離が極小になる。これによりインクの冷却効果が極大になる。インク導管壁162,163のインク溝166を、孤立した壁部分を基板の各端に置いて、または個別のインク溝を基板の長さに沿って配置して、ほとんど基板の長さの単一溝とすることができる。
【0046】
インクが基板88により加熱されるにつれてインクから外に拡散した泡112を蓄積する中心泡蓄積室171を図示してある。泡蓄積室171は、基準の重力枠に対して基板88の実質的に上方に設置され、基板88の裏面の近くで発生した泡を集める。横に広がる流れ指導子169がインク供給スロットの上方に設置されている。泡逃がし開口が流れ指導子165と導管壁162’の遠端との間に形成されている。インク流路92の中に発生した泡は、泡逃がし開口を通して泡蓄積室に逃げる。流体指導子169とインク導管壁162,163との間に開口が設けられて泡を泡蓄積室169に逃がしている。したがって、泡112はインク導管63’を通ってインク放出室94に入るインク流92を妨害しない。流れ指導子167はまた、泡蓄積室169にあるインクの加温を減らし、基板88とインクとの間の伝熱を向上させる。図9に示した印字ヘッドの完全構造を当業者は容易に理解するであろう。
【0047】
新奇なインク導管63’のため基板から引き出される付加熱は、印字ヘツドを、印刷品質に悪影響を与えずに高い速度で動作させる。高められた熱性能は、熱交換器のような、基板に取付けたどんな付属品にも頼っていない。このような付属品ははるかに複雑で効果であるように思われる。印字カートリッジを単一使用使い捨てカートリッジ、再充填可能カートリッジ、または外部インク供給源に接続されたカートリッジとすることができる。
【0048】
図10は、テープ80を除去した状態の、図2の線B−Bで切った、図7の印字カートリッジの断面、斜視図である。図示してあるのは、インクおよび圧力調整器を入れるためのインク貯蔵容器61、フィルタ支持体200(フィルタの網を除去してある)、インク導管壁162および163、基板88の裏面に至るインク導管63(フィルタ支持体200および壁162,163により形成されている)、およびフィルタ支持体200およびインク導管壁162,163およびおよびカートリッジ本体110により形成された泡蓄積室168,170である。
【0049】
本発明は、図2に示したもの以外の広範囲の製品の実施を可能にする。たとえば、このようなインク配給装置を、図11に示したようなファクシミリ機械500に使用されるインクジェット・プリンタに組込むことができ、この場合、走査カートリッジ502、および管506により接続された軸外インク供給源504を仮想輪郭線で示してある。
【0050】
図12は、ここに説明したインク配給装置を組込んだ、組合せファクシミリ/複写器としてよい、複写機械510を示す。走査印字カートリッジ502および管506により接続された軸外インク供給源504を仮想輪郭線で示してある。
【0051】
図13は、トレイ518により支持された広い、連続紙ロールに印刷する大様式プリンタ516を示す。走査印字カートリッジ502が管506により軸外インク供給源504に接続されて図示されている。
【0052】
以下に、本発明の実施形態を要約列挙する。
【0053】
<1> 外側ハウジング110と、
その上にインク放出室94が形成されている前面、および裏面を有する基板88と、
基板88の裏面に近い遠端を有するインク導管63であって、導管63、外側ハウジング110、および基板88がインク放出室94までのインク流路92を形成しているインク導管63と、
インク流路92に連通し、浮力がインク流路92に蓄積した泡を泡蓄積室168,170に移動させるのに役立つようにした泡蓄積室168,170と、
を備えている印刷装置。
【0054】
<2> 溝166がインク導管63の遠端と基板88の裏面との間に形成されてインクをインク放出室94に流すようにした、前記<1>に記載の印刷装置。
【0055】
<3> インク導管63の遠端が基板88の裏面に対して接触し、開口166がインク導管63の遠端に形成されてインクを基板88の裏面に沿ってインク放出室94に流す、前記<1>に記載の印刷装置。
【0056】
<4> インク導管63の遠端に、基板88の裏面の一部に沿って基板88の裏面に実質的に平行に広がり、基板88の裏面に沿ってインク放出室94に至るインク流路92を更に形成している少なくとも1つの横に広がる壁167を備えたいる、前記<1>に記載の印刷装置。
【0057】
<5> ハウジング110からインク導管63の方に横に広がって、
基板88の裏面に沿ってインク放出室94に至るインク流路92を形成する流れ指導子169を備えている、前記<1>に記載の印刷装置。
【0058】
<6> ハウジング110からインク導管63の方に横に広がっている流れ指導子169を備え、
流れ指導子およびインク導管63がそれらの間に、泡逃がし窓を形成してインク流路92に形成された泡のための逃げ道92を与える間隙備えている、前記<1>に記載の印刷装置。
【0059】
<7> インク導管63が外側ハウジング110および基板88と協同してインク流路92を形成し、
インク流路92が、基板88の裏面に近付くまで基板に実質的に垂直な第1の方向に導かれ、
インク流路92が、次にほぼ直角に曲がって基板88に実質的に平行に流れ、
インク流路92が、次に基板88の縁の周りに延長してからインク放出室94に入る、前記<1>に記載の印刷装置。
【0060】
<8> ハウジング110を取付ける走査往復台16を備えている、前記<1>に記載の印刷装置。
【0061】
<9> インク導管63に関するインク供給源30を備えている、前記<1>に記載の印刷装置。
【0062】
本発明の特定の実施形態を図示し説明してきたが、当業者には本発明からその広い局面に関して逸脱せずに変更および修正を行い得ることが明らかであり、したがって、付記した特許請求の範囲は、その範囲に、そのようなすべての変更および修正を含み本発明の真の精神および範囲に入るものとして包含するものとする。
【0063】
【発明の効果】
上述のように本発明は、
外側ハウジングと、その上にインク放出室が形成されている前面、および裏面を有する基板と、前記基板の裏面に近い遠端を有するインク導管であって、前記導管、前記外側ハウジング、および前記基板がインク放出室までのインク流路を形成している前記インク導管と、インク流路に連通し、浮力が前記インク流路に蓄積した泡を泡蓄積室に移動させるのに役立つようにした当該泡蓄積室とを備えていることを特徴とする印刷装置である。
したがって、本発明によれば、印字ヘッドの更に良好な冷却を行なって熱発生により生ずる従来の印字ヘッドの熱的問題を克服し、印字ヘッドをインクの欠乏で生じる可能性のある印字ヘッド近辺の泡の蓄積を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を取入れたインクジェット・プリンタの一実施形態の斜視図である。
【図2】フレキシブル電子回路およびその電気接触パッド、および往復台との流体接続を示す単独印字カートリッジの斜視図である。
【図3】カートリッジの下面にある印字ヘッド部分および往復台との流体接続を示す別の斜視図である。
【図4】図2の印字カートリッジの線A−Aで切った断面斜視図であり、往復台の流体接続に接続された印字カートリッジを示す。
【図5】印字ヘッド組立体の裏側の簡略斜視図である。
【図6】図2の印字カートリッジの斜視図であり、基板およびフレックステープを取付ける突端区域を示す。
【図7】図2の線B−Bで切った断面図であり、本発明の一実施形態を使用する縁送り印字ヘッドのインク放出室へのインクの流れを示す。
【図8】図2の線B−Bで切った断面図であり、本発明の一実施形態を使用する縁送り印字ヘッドのインク放出室へのインクの流れを示す。
【図9】図2の線B−Bで切った断面図であり、本発明の一実施形態を使用する中心送り印字ヘッドのインク放出室へのインクの流れを示す。
【図10】図2の線B−Bで切った断面斜視図であり、圧力調整器を入れるインク室、フィルタ支持体、および基板の裏面に至るインク流導管を示す。
【図11】インク配給装置の一実施形態を仮想輪郭線で示したファクシミリ機械の斜視図である。
【図12】ファクシミリ機械およびプリンタと組み合わせることができる複写機の斜視図であり、インク配給装置の一実施形態を仮想輪郭線で示している。
【図13】インク配給装置の一実施形態を示す大様式インクジェット・プリンタの斜視図である。
【符号の説明】
10 インクジェット・プリンタ
16 往復台
30 インク供給源
63 インク導管
88 基板
92 インク流路
94 インク放出室
110 外側ハウジング
166 溝
167 壁
168 泡蓄積室
170 泡蓄積室

Claims (9)

  1. 外側ハウジングと、
    インク放出室がその上に形成されている前面、および裏面を有する基板と、
    前記外側ハウジングの中に設けられ、前記基板の裏面に近い端部を有するインク導管であって、このインク導管、前記外側ハウジング、および前記基板が前記インク放出室までのインク流路を形成している、インク導管と、
    前記外側ハウジングと前記インク導管との間に設けた泡蓄積室であって、前記インク流路に蓄積した泡が浮力によってこの泡蓄積室に移動するように前記インク流路に連通する、泡蓄積室と、
    を備えていることを特徴とする印刷装置。
  2. 複数の溝が前記インク導管の端部と前記基板の裏面との間に形成されてインクを前記インク放出室に流すようにしたことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記インク導管の端部が前記基板の裏面に接触し、複数の開口が前記インク導管の端部に形成されてインクを前記基板の裏面に沿って前記インク放出室に流すことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  4. 前記インク導管の端部に、前記基板の裏面の一部に沿って前記基板の裏面に略平行に広がり、前記基板の裏面に沿って前記インク放出室に至るインク流路を更に形成する少なくとも1つの横方向に広がる壁を備えたことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  5. 前記ハウジングから前記インク導管に向けて横方向に広がり、前記基板の裏面に沿って前記インク放出室に至るインク流路を形成する流れ指導子を備えたことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  6. 前記ハウジングから前記インク導管に向けて横方向に広がる流れ指導子を備え、前記流れ指導子および前記インク導管がそれらの間に、前記インク流路内で形成された泡の逃げ道を与える泡逃がし窓を形成する間隙を備えたことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  7. 前記インク導管と前記外側ハウジングと前記基板とによってインク流路を形成し、前記インク流路は、前記基板の裏面に近付くまで前記基板に略垂直な第1の方向に導かれ、次に、略直角に曲がって前記基板に実質的に平行に延び、次に、前記基板の縁の周りまで延びて前記インク放出室に入ることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  8. 前記ハウジングが取り付けられる走査往復台を備えることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  9. 前記インク導管に接続するインク供給源を備えたことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
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