JP4146475B2 - 登記簿データ電子化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、商号、目的、役員等の会社や法人を設立する上で必要な情報を登記所に登記する登記システムに係わり、特に、この登記システム内に組込まれ、過去の登記簿に記載された各種データを電子化して登記ファイルに書込む登記簿データ電子化装置に関する。
会社を含む法人を登記する登記所においても、登記情報(登記データ)を紙ではなくて電子ファイル化して、登記、変更、閲覧の効率化を図るようにしている。このような登記データを電子化して管理する登記システムは図13に示すように構成されている。
ホスト装置1のデータベース内には登記ファイル2が形成されている。この登記ファイル2内には、図14に示すように、多数の登記データが記録されている。例えば会社を設立するための1つの登記データは、大きく分けて商号区3、目的区4、役員区5で構成されている。商号区3には、商号、本店所在地、公告をする方法、会社設立の年月日が設定され、目的区4には目的(業務内容)が設定されている。さらに、役員区5には、この会社の各「役員に関する事項」が設定されている。「役員に関する事項」の具体的内容として、取締役、代表取締役、監査役等の資格、氏名、住所、原因年月日等が書込まれる。
図13において、ホスト装置1に対してLAN等の伝送路6を介して複数の記入端末7が接続されている。この各記入端末7には、OCR8やキーボード9が接続されている。OCR8は登記申請者が持参した所定形式の登記申請用紙に記載された各区画3〜5の各項目名及び各項目データを読取って、記入端末7へ送出する。なお、キーボード9は、例えば、登記申用紙に各項目名及び各項目データが手書きで記載されていた場合等のように、OCR8で読取らせることが不可能な場合、操作者がマニュアル操作で、各項目名及び各項目データをキー入力するためのものである。
各記入端末7は、OCR8又はキーボード9から入力された各区画3〜5の各項目名及び各項目データに誤りが有るか否かを確認して、そして、正常な項目名及び各項目データを1つの登記データに編集して、伝送路6を介してホスト装置1へ送信する。ホスト装置1は、各記入端末7から受信した登記データを登記ファイル2へ登録する。
このような登記システムにおいては、新規に登記申請された登記データが登記ファイル2に登録されているので、登記済みの登記データを簡単に検索できる。また、新規に申請された商号が既に他に登録済みの商号であるか否が簡単に検査でき、登記所における登記事務作業能率を大幅に向上できる。
しかしながら、図13に示す登記システムにおいてもまだ改良すべき次のような課題があった。
すなわち、新規に登録する場合は、登録する時点で登記データを電子化して登記ファイルに書込めばよい。しかし、登記所には、電子化される前に登記された膨大な数の登記データが登記簿に記載された状態で保管されている。これらの膨大な数の登記データを電子化して登記ファイルに書込む登記データの移行作業を実施しなければ、登記データの検索を実地する場合に、登記ファイルの電子検索の他に登記簿の手作業検索を実施する必要があり、非常に煩雑である。
登記簿に記載された登記データを電子化して登記ファイルに書込むための最も簡単な手法は、登記簿に記載された登記データをOCRで読取って、電子化して登記ファイルに書込めばよい。
図15に示すように、登記所に保管されている登記簿10には、登記ファイル2に記憶された登記データと同様に、商号区11と、目的区12と、1個又は複数の役員区13とで構成されている。
商号区11においては、この商号区11に記載されている各項目名及び各項目データの数や大きさは固定であるので、この商号区11における各項目名及び各項目データの位置や数のフォーマットは図14に示す登記ファイル2上の各項目名及び各項目データの位置や数のフォーマットに等しいので、OCR8で読取った登記簿の各項目データをそのまま登記ファイル2上の各項目名の欄にそのまま書込めばよい。
しかし、目的区12と役員区13とにおいては、目的数(文字列数)や役員数や、記載されている項目名や項目データの種類が異なる。したがって、たとえ、OCR8で登記簿10の各データを読取ったとしても、操作者(作業者)が表示画面上を見ながら、この読取った項目名及び項目データを、図14に示す登記ファイル2のフォーマットに編集したのち登記ファイル2に書込む必要がある。
したがって、登記簿に記載された各種データを電子化して登記ファイル2に書込む作業に多大の時間と手間が必要となり、事務処理効率が大幅に低下する懸念がある。特に、役員区13においては、大きな会社や団体においては、役員数は100人を超えることもしばしばあり、場合によっては、400人を超えることもある。このような場合、さらに作業能率が低下する。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、登記ファイルの各項目データの入力位置を指定する複数種類のひな型を用いることによって、OCRで読取られた登記簿における各項目名及び各項目データを確実にかつ自動的に登記ファイルへ書込むことができ、事務作業効率を大幅に向上できる登記簿データ電子化装置を提供することを目的とする。
上記課題を解消するために、本発明は、登記簿に記載されている各区の各項目の各項目名及び各項目データをOCRで読取って登記ファイルに登録するとともに、前記登記ファイルの少なくとも役員区における各項目の有無、及び項目名と項目データのフォーマットは複数種類許可されている、登記簿データ電子化装置であって、登記簿に存在する少なくとも商号区、目的区、第一の役員区、第二の役員区の各区に含まれる各項目の項目名を記憶する登記簿フォーマットメモリと、登記ファイルの商号区、目的区、第一の役員区、第二の役員区の各区毎に、該当区に含まれる各項目の項目データの入力位置、及び該当入力位置に入力すべき項目データの項目の一部を指定する1つ又は複数の編集用のマークが記憶されたひな型を記憶する登記データフォーマットメモリと、OCRにて読取られて文字認識された登記簿の各文字を文字列単位のテキストデータとして記憶するテキストファイルと、登記簿フォーマットメモリに記憶された各区の各項目名で前記テキストファイルに記憶された各文字列を検索して、登記簿に記載された各区の各項目名及び各項目データを抽出する区データ抽出手段と、この区データ抽出手段で抽出された各区に対応するひな型を登記データフォーマットメモリから読出すひな型読出手段と、抽出された各区の各項目の項目データを読出された各ひな型の各項目を指定する編集用のマークが付された各入力位置に埋込む項目データ埋込手段と、この各項目データが各項目に対応する入力位置に埋込まれた各区のひな型を登記ファイルへ登記データとして書込む登記データ書込手段とを備えている。
このように構成された登記簿データ電子化装置においては、登記簿に記載された各項目名及び各項目データはOCRで読取られる。登記簿フォーマットメモリには、各区の項目名が記憶されているので、OCRで読取られた各項目名及びこれに続く各項目データがどの区に所属するかが自動的に特定される。どの区に所属するかが特定されると、その区のひな型が読出されて、各項目データがこのひな型の指定位置へ埋込(書込)まれる。この各項目データが埋込(書込)まれた各ひな型が登記ファイルに登記データとして書込まれる。よって、操作者は、OCRで読取った各項目名や項目データをマニアル操作で編集する必要がないので事務処理効率を大幅に向上できる。
さらに、登記簿及び登記ファイルの各区において、項目名や項目データの項目が異なることも許可されている。したがって、1つの登記データの中で、又は異なる登記データ相互間で、異なったフォーマットが存在する。
したがって、上述したように構成された登記簿データ電子化装置においては、このような同一区で複数フォーマットが存在する場合であっても、登記簿のフォーマットを判定して、対応したひな型が読出されて、このひな型に項目データが自動的に埋込まれる。
さらに別の発明においては、上述した発明の登記簿データ電子化装置に対して、さらに、登記ファイルに記憶された区を指定した該当区に含まれる項番が付された1個又は複数の文字列に対する変更要求をOCRを介して入力する変更要求入力手段と、登記ファイルに記憶された該当区に含まれる各文字列に対する変更要求入力手段で指定された変更を実施する変更実施手段と、この変更実施手段による変更実施後の各文字列に対して項番を振り直す項番再設定手段とを備えている。
このように構成された登記簿データ電子化装置においては、登記ファイルに記憶された項番が付された1個又は複数の文字列の追加、削除、書き替え、順序入れ替え等の変更を、例えば用紙に区を指定した変更指令のみで簡単に実施できる。
本発明の登記簿データ電子化装置においては、登記簿に記載された各項目名と各項目データを特定するために必要な登記簿データフォーマットメモリと、登記簿から読取った各項目データの登記ファイル内における入力位置を指定する複数種類のひな型を採用しているので、OCRで読取られた各項目名及び各項目データを確実にかつ自動的に登記ファイルへ書込むことができ、登記簿記載のデータを電子化して登記ファイルに書込む事務処理作業能率を大幅に向上できる。
また、登記ファイルの各区に登録済みの各内容を項番の振り直しを含めて簡単に変更できる。
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明の実施形態に係る登記簿データ電子化装置の概略構成を示すブロック図である。この登記簿データ電子化装置は例えば図13におけるOCR8とホスト装置1との間に設けられた記入端末7に対応し、コンピユータ等の一種の情報端末で構成されている。
図15に示した登記簿10はOCR14にセットされる。OCR14のスキャナ15はセットされた登記簿10のイメージを読取り次の文字認識部16へ送出する。文字認識部16はイメージデータを文字データに変換して、例えばCSV(Comma Separated Value)方式のテキストデータに編集してテキストファイル17へ書込む。このCSV方式のテキストデータの説明を図15及び図3を用いて行う。図15の登記簿10の各役員区13の各文字を読取った場合のテキストファイル17の記憶内容を図3に示す。この図3に示すように、各役員区13の各枠内に記載された文字列が“ ”の記号で囲まれて記憶される。
また、この登記簿データ電子化装置内には、登記簿フォーマットメモリ18、登記データフォーマットメモリ19、編集バッファ20、及び変更バッファ21が形成されている。
登記簿フォーマットメモリ18内には、図2に示すように、図15に示す登記簿10の商号区11、目的区12、各役員区13で使用される各項目名が記憶されている。例えば商号区の領域22内には、商号、本店、公告をする方法、会社設立の年月日が記憶され、目的区の領域23には、目的が記憶されている。
そして、登記簿10の各役員区13は、図15示すように、[住所+資格(代表取締役、取締役、監査役)+氏名)]のフォーマット(1)と、[資格(代表取締役、取締役、監査役)+氏名)]のフォーマット(2)との2種類のフォーマットが存在する。両者の異なるところは、住所の有無のみである。この中で項目名に代るものとしては、代表取締役、取締役、監査役等の「資格」のみである。そして、両者間の差は、資格が先頭に位置しているか中間に位置しているかの相違のみである。
したがって、登記簿フォーマットメモリ18の役員区(1)の領域24aには、中間に資格(代表取締役、取締役、監査役)が記憶されている。また。登記簿フォーマットメモリ18の役員区(1)の領域24bには、先頭に資格(代表取締役、取締役、監査役)が記憶されている。
登記データフォーマットメモリ19内には、図4に示すように、図14の登記ファイル2の各区3,4,5毎に各項目データの入力位置を特定するひな型25、26、27a、27bが記憶されている。
例えば、商号区のひな型25においては、商号、本店、公告をする方法、会社設立の年月日等の項目名に続いて、インデントマーク28、項目データの入力マーク29、及び改行マーク30が記憶されている。目的区のひな型26においては、目的の項目名に続いてインデントマーク28、タブセット改行マーク31、……に続いて項目データの入力マーク29.及びタブセット改行マーク31等の各編集用のマークが記憶されている。
役員区(1)のひな型27aにおいては、役員に関する事項の項目名に続いてインデントマーク28、タブセット改行マーク31、……に続いて住所マーク32.住所の項目データの入力マーク29、及びタブセット改行マーク31、……に続いて資格マーク33、資格の項目データの入力マーク29、及びタブセット改行マーク31、……、氏名マーク34、氏名の項目データの入力マーク29.及びタブセット改行マーク31、が記憶されている。さらに、原因年月日の項目名に続いてインデントマーク28、項目データの入力マーク29.及び改行マーク30等の各編集用のマークが記憶されている。
さらに、役員区(2)のひな型27bは、役員区(1)のひな型27aにおける住所の項目データの入力位置の行を除去したものであり、その他は役員区(1)のひな型27aと同じである。
図1における登記簿データ電子化装置において、編集バッファ20は、登記データフォーマットメモリ19から読出したひな型25〜27bにテキストファイル17から読出した項目データを埋込んでホスト装置35の登記ファイル2へ登記データとして書込むためのワークメモリである。
また、変更バッファ21は、登記ファイル2に記憶された目的区4の内容を変更するためのワークメモリである。
さらに、この登記簿データ電子化装置においては、登記簿データを電子化して編集するためのアプリケーションプログラム上に形成された、区データ抽出部36、区データ種別判定部37、ひな型読出部38が設けられている。
また、OCR14で変更指示書40を読取った場合に動作する目的区読出部41、項番取外部42、目的変更部43、項番付与部44、及び目的書込部45が設けられている。
このような構成の登記簿データ電子化装置は、図5及び図6の流れ図に従って登記簿10の記載データを電子化して登記ファイル2に書込む処理を実施する。
先ず、OCR14のスキャナ15で登記簿10のイメージデータを読取り(S1)、文字認識部16で文字認識して(S2)、各枠の文字すなわちテキストデータをCSV形式に編集して、図3に示すようにテキストファイル17へ書込む(S4)。
次に、区データ抽出部36及び区データ判定部37が起動して、登記簿フォーマットメモリ18の商号区の領域22内に記憶されている商号区の各項目名でテキストファイル17の各文字を検索して、「商号」、「本店」等の各項目名が含まれる枠、すなわち“ ”で囲まれた文字群(テキストデータ)を商号区のテキストデータと判断して、この商号区のテキストデータを抽出する(S5)。
ひな型読出部38が起動して、登記データフォーマットメモリ19の商号区のひな型25を読出して、編集バッファ20へ書込む(S6)。先にテキストファイル17から抽出した商号区のテキストデータの各項目データを商号区のひな型25の各項目データの入力マーク29位置へ埋込む。そして、項目データの入力マーク29を削除する(S7)。具体的には、テキストデータにおける各項目名に続く文字データを該当項目名に対応する項目データと見なして、この項目データを商号区のひな型25における該当項目名の行の入力マーク29位置へ書込む。
テキストファイル17内における商号区のテキストデータに対するひな型25への埋込み処理が終了すると、次に、登記簿フォーマットメモリ18の目的区の領域23内に記憶されている目的区の項目名、すなわち「目的」でテキストファイル17の各文字を検索して、「目的」の項目名が含まれる枠、すなわち“ ”で囲まれた文字群(テキストデータ)を目的区のテキストデータと判断して、この目的区のテキストデータを抽出する(S8)。
ひな型読出部38が起動して、登記データフォーマットメモリ19の目的区のひな型26を読出して、編集バッファ20へ書込む(S9)。先にテキストファイル17から抽出した目的区のテキストデータの各項目データを目的区のひな型26の各項目データの入力マーク29位置へ埋込む。そして、項目データの入力マーク29を削除する(S10)。
テキストファイル17内における目的区のテキストデータに対するひな型26への埋込み処理が終了すると、テキストファイル17内には、1個又は複数の役員区13のテキストデータのみが残っていないので、この役員区13のテキストデータのうちの1つの役員区のテキストデータを登記簿フォーマットメモリ18の各役員区(1)、(2)に記憶されている資格で検索して抽出する(S11)。
そして、抽出したテキストデータに含まれる代表取締役、取締役、監査役等の資格の位置が“ ”で囲まれた文字群(テキストデータ)のなかの中間位置か、先頭位置であるかを判定して、この抽出したテキストデータが役員区(1)のフォーマットを有するか、役員区(2)のフォーマットを有するかを調べる(S12)。
役員区(1)のフォーマットを有するテキストデータの場合(S13)、登記データフォーマットメモリ19の役員区(1)のひな型27aを読出して編集バッファ20へ書込む(S14)。先にテキストファイル17から抽出した1つの役員区のテキストデータの各項目データを役員区(1)のひな型27aの各項目データの入力マーク29位置へ埋込む。そして、項目データの入力マーク29を削除する(S15)。具体的には、資格の前のデータを住所として、住所マーク32の後の入力マーク29位置へ書込む。さらに、代表取締役、取締役、監査役等の資格を資格マーク33の後の入力マーク29位置へ書込む。さらに、資格の後のデータを氏名として、氏名マーク34の後の入力マーク29位置へ書込む。最後に、原因年月日の項目名の後のインデントマーク28に続く入力マーク29位置に年月日及び就任や退任等の原因を書込む。図7(a)は、各項目データが書込まれた状態の役員区(1)のひな型27aの記憶内容を示す図である。
一方、役員区(2)のフォーマットを有するテキストデータの場合(S13)、登記データフォーマットメモリ19の役員区(2)のひな型27bを読出して編集バッファ20へ書込む(S16)。先にテキストファイル17から抽出した1つの役員区のテキストデータの各項目データを役員区(2)のひな型27bの各項目データの入力マーク29位置へ埋込む。そして、項目データの入力マーク29を削除する(S17)。具体的には、先頭の代表取締役、取締役、監査役等の資格を資格マーク33の後の入力マーク29位置へ書込む。さらに、資格の後のデータを氏名として、氏名マーク34の後の入力マーク29位置へ書込む。最後に、原因年月日の項目名の後のインデントマーク28の後の入力マーク29位置に年月日及び就任や退任等の原因を書込む。図7(b)は、各項目データが書込まれた状態の役員区(2)のひな型27bの記憶内容を示す図である。
1つの役員区のテキストデータのひな型27a、27bに対する書込が終了すると、テキストファイル17にまだテキストデータが残っている場合(S18)、S11へ戻り、残りのテキストデータのうちの1つの役員区のテキストデータを登記簿フォーマットメモリ18の役員区(1)、(2)に記憶されている資格で検索して抽出する(S11)。そして、このテキストデータの役員区のひな型27a、27bに対する書込処理を開始する。
S18にて、テキストファイル17にテキストデータが残っていない場合、テキストファイル17に書込まれた登記簿10の各区3、4、5に記載された各項目名及び各項目データは、編集バッファ20に書込まれた各ひな型25、26、27s、27b上に埋込まれているので、この編集バッファ20に書込まれた各ひな型25、26、27s、27bをホスト装置35の登記ファイル2へ新規の登記データとして書込む(S19)。
このような手法で登記簿10の記載データを電子化して登記ファイル2に書込む登記簿データ電子化装置においては、登記簿10に記載された各項目名及び各項目データはOCR14で読取られてCSV形式で一旦テキストファイル17に書き込まれる。一方、登記簿フォーマットメモリ18には、図15に示す登記簿10の各区11、12、13、13、…の項目名が記憶されているので、OCR14で読取られテキストファイル17に書き込まれテキストデータにおける各項目名及びこれに続く各項目データがどの区11、12、13、13、…に所属するかが自動的に特定される。
各項目名及びこれに続く各項目データがどの区に所属するかが特定されると、その区11、12、13、13、…のひな型25、26、27a、27bが登記データフォーマットメモリ19から読出されて、一旦編集バッファ20内へ書込まれたのち、各項目データがこのひな型25、26、27a、27bの指定位置(入力マーク29位置)へ自動的に書込まれる。
そして、この各項目データが書込まれた各ひな型25、26、27a、27bが登記ファイル2に登記データとして自動的に書込まれる。よって、操作者は、OCR14で読取った登記簿10の各項目名や項目データをマニアル操作で編集する必要がないので事務処理効率を大幅に向上できる。
特に、会社や団体の各役員の情報を記載した各役員区13、13、…においては、住所の有無に起因して複数種類のフォーマット[役員区(1)、役員区(2)]が存在するが、この実施形態装置においては、この複数種類のフォーマット[役員区(1)、役員区(2)]に対応する複数種類のひな型27a、27bを準備して、OCR14で読取ったテキストデータがどのフォーマットで記載されているかを自動的に判断し、この判断結果に基づいて採用するひな型27a、27bを自動的に決定している。
したがって、たとえ登記簿10に多数の役員が異なるフォーマットで記載されていたとしても、操作者のマニュアル操作で編集を実施する必要がないので、事務処理効率をさらに向上できる。
次に、この登記簿データ電子化装置におけるホスト装置35の図2に示す登記ファイル2に登録済みの目的区4の内容の変更を変更指示書40を用いて実施する手法を説明する。
会社や団体の事業内容を記載した目的区4には、図14に示すように、項番が付された複数の目的(文字列)が記憶されている。この目的区4に記憶された目的の数、目的の内容、目的の順番は、会社や団体の事業内容の変更に伴って、頻繁に変更されることがある。したがって、この目的区4の内容を簡単に変更できることが望まれている。
変更申請者が記載した変更指示書40には、図11(a)に示す項番及び目的の文字列を指定した「追加」の変更指示書40a、図11(b)に示す項番を指定した「削除」の変更指示書40b、図11(c)に示す項番及び目的の文字列を指定した「書替」の変更指示書40c、図11(d)に示す二つの項番を指定した目的の「入替」の変更指示書40dがある。
図8は、この登記簿データ電子化装置が実施する目的区4の変更処理を示す流れ図である。
OCR14を介して、図11(a)〜(d)に示すいずれかの変更指示書40a〜40dのデータが入力されると、先ず「目的」が検出される(Q1)。「目的」が検出されると、目的読出部41が起動して、登記ファイル2の目的区4のデータを読出して(Q2)、図10(a)に示すように変更バッファ21へ書込む(Q3)。次に、項番取外部42が起動して、図10(b)に示すように変更バッファ21へ書込まれた、各目的の文字列における先頭の項番を削除する(Q4)。
次に、OCR14で変更指示書40の全文を読取り、変更指示書40の種別を判定する。そして、Q5において、図11(a)に示す「追加」の変更指示書40aの場合、変更バッファ21の各目的の文字列に対して、この変更指示書40aで指定された目的の文字列を同じく指定された項番の位置へ挿入する(Q6)。図12(a)は、図10(b)に示す項番を削除した各目的の文字列の2番目に「アプリケーションの開発」の目的の文字列を挿入した状態を示す。
また、Q7において、図11(b)に示す「削除」の変更指示書40bの場合、変更バッファ21の各目的の文字列のうち、変更指示書40bで指定された項番に位置する目的の文字列を削除する(Q8)。
さらに、Q9において、図11(c)に示す「書替」の変更指示書40cの場合、変更バッファ21内におけるこの変更指示書40cで指定された項番に位置する目的の文字列を同じく変更指示書40cで指定された目的の文字列で書替える(Q10)。
さらに、Q11において、図11(d)に示す「項番入替」の変更指示書40dの場合、変更バッファ21内におけるこの変更指示書40dで指定された項番に位置する目的の文字列と同じく変更指示書40dで指定された指定された項番に位置する目的の文字列とを入れ替える(Q12)。
そして、変更バッファ21内の各目的の文字列に対する変更指示書40にて指定された変更処理が終了すると、項番再付与部44が起動して、この変更バッファ21内の変更済みの各文字列に対して先頭から順番に項番を振り直す(S13)。その後、目的書込部45が起動して、変更バッファ21内に記憶された項番が振り直された各目的の文字列のデータをホスト装置35の登記ファイル2の目的区4内に書込む(Q14)。
図12(b)は、図12(a)に示す変更バッファ21内の変更済みの各文字列に対して先頭から順番に項番を振り直した状態を示す図であり、図12(c)は、項番が振り直された各目的の文字列のデータが登記ファイル2の目的区4内に書込まれた状態を示す図である。
このような手法でホスト装置35の登記ファイル2の目的区4に登録済みの各目的を変更するようにしたので、登記内容の変更申請者は、追加、削除、書替、入替等の変更種別と、項番を指定した具体的変更内容を記載した図11に示す変更指示書40a〜40dを作成して提出するのみでよい。
登記所の係員は、この変更指示書40a〜40dをOCR14で読取らせるのみで、登記ファイル2の目的区4に登録済みの各目的が指示通りに変更されるとともに、変更後の各目的の項番が自動的に振り直される。したがって、登記所の係員の事務処理負担を大幅に軽減できる。
本発明の一実施形態に係わる登記簿データ電子化装置の概略構成を示すブロック図 同登記簿データ電子化装置内に形成された登記簿フォーマットメモリの記憶内容を示す図 同登記簿データ電子化装置内に形成されたテキストファイルの記憶内容を示す図 同登記簿データ電子化装置内に形成された登記データフォーマットメモリの記憶内容を示す図 同登記簿データ電子化装置における登記簿データの電子化処理動作を示す流れ図 同じく同登記簿データ電子化装置の登記簿データの電子化処理動作を示す流れ図 登記データフォーマットメモリから読出した役員区のひな型に各項目データを埋込んだ状態を示す図 同登記簿データ電子化装置における登記ファイルの目的区の内容変更処理動作を示す流れ図 同じく同登記簿データ電子化装置における登記ファイルの目的区の内容変更処理動作を示す流れ図 同登記簿データ電子化装置内に形成された変更バッファの記憶内容を示す図 同登記簿データ電子化装置で用いられる各変更指示書の記載内容を示す図 同登記簿データ電子化装置内に形成された変更バッファ及び登記ファイルの目的区の記憶内容を示す図 一般的な登記システムの概略構成を示すブロック図 一般的な登記ファイルの記憶内容を示す図 従来の登記簿の記載内容を示す図
符号の説明
2…登記ファイル、3,11…商号区、4、12…目的区、5,13…役員区、10…登記簿、14…OCR、15…スキャナ、17…テキストファイル、18…登記簿フォーマットメモリ、19…登記データフォーマットメモリ、20…編集バッファ、21…変更バッファ、35…ホスト装置、25,25,27a,27b…ひな型、40,40a,40b,40c,40d…変更指示書

Claims (2)

  1. 登記簿に記載されている各区の各項目の項目名及び項目データをOCRで読取って登記ファイルに登録するとともに、前記登記ファイルの少なくとも役員区における各項目の有無、及び項目名と項目データのフォーマットは複数種類許可されている、登記簿データ電子化装置であって、
    前記登記簿に存在する少なくとも商号区、目的区、第一の役員区、第二の役員区の各区に含まれる各項目の項目名を記憶する登記簿フォーマットメモリと、
    前記登記ファイルの前記商号区、目的区、第一の役員区、第二の役員区の各区毎に、該当区に含まれる各項目の項目データの入力位置、及び該当入力位置に入力すべき項目データの項目の一部を指定する1つ又は複数の編集用のマークが記憶されたひな型を記憶する登記データフォーマットメモリと、
    前記OCRにて読取られて文字認識された登記簿の各文字を文字列単位のテキストデータとして記憶するテキストファイルと、
    前記登記簿フォーマットメモリに記憶された各区の各項目名で前記テキストファイルに記憶された各文字列を検索して、前記登記簿に記載された各区の各項目名及び各項目データを抽出する区データ抽出手段と、
    この区データ抽出手段で抽出された各区に対応するひな型を前記登記データフォーマットメモリから読出すひな型読出手段と、
    前記抽出された各区の各項目の項目データを前記読出された各ひな型の各項目を指定する編集用のマークが付された各入力位置に埋込む項目データ埋込手段と、
    この各項目データが各項目に対応する入力位置に埋込まれた各区のひな型を前記登記ファイルへ登記データとして書込む登記データ書込手段と
    を備えた登記簿データ電子化装置。
  2. 前記登記ファイルに記憶された区を指定した該当区に含まれる項番が付された1個又は複数の文字列に対する変更要求を前記OCRを介して入力する変更要求入力手段と、
    前記登記ファイルに記憶された該当区に含まれる各文字列に対する前記変更要求入力手段で指定された変更を実施する変更実施手段と、
    この変更実施手段による変更実施後の各文字列に対して項番を振り直す項番再設定手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の登記簿データ電子化装置。
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