JP2007034378A - 文書処理方法及び装置及びプログラム - Google Patents

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Atsushi Katayama
淳 片山
Kenji Nakazawa
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Abstract

【課題】 文書を配布する際に、文書中の特定の情報を秘匿することを自動的に行い、また、電子透かしの読み取りの方法を予め知っている者に限り、特定情報が秘匿された文書から元の情報を読み出すことを可能にする。
【解決手段】 本発明は、秘匿したい特定情報に目印を付けた文書が入力されると、目印を付けた文書を隠蔽用イメージに置換し、電子透かし埋め込み技術を用いて、隠蔽用イメージに、置換する前の特定情報を埋め込む。特定情報置換文書が入力されると、文書内で隠蔽用のイメージの存在する部分を抽出し、隠蔽用のイメージに対して、電子透かし検出技術を用いて、該隠蔽用のイメージに埋め込まれていた特定情報を取得し、隠蔽用のイメージを、透かし検出ステップで得られた前記埋め込まれていた特定情報で置換する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、文書処理方法及び装置及びプログラムに係り、特に、文書に含まれる特定の情報を別の情報に書き換えるための文書処理方法及び装置及びプログラムに関する。
従来、個人情報などを開示してはならない情報が含まれている文書を配布する場合は、人手を介して当該文書を開示してはならない情報を隠蔽する作業を行っている(例えば、非特許文献1参照)。
http://www.trueteller.net/filter/index.shtml1
特定情報を人手で隠蔽する場合は、ケアレスミスにより隠蔽漏れが発生する可能性がある。また、文書の量が多い場合は人手では定められた有効期間内に処理しきれない場合がある。
特定情報を知りうる権利がある者であっても、隠蔽処理された文書からは元の特定情報を知り得ないという問題がある。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、文書を配布する際に、文書中の特定の情報を秘匿することを自動的に行うことが可能で、また、電子透かしの読み取りの方法を予め知っている者に限り、特定情報が秘匿された文書から元の情報を読み出すことが可能な文書処理方法及び装置及びプログラムを提供する
図1は、本発明の原理を説明するための図である。
本発明(請求項1)は、文書に含まれる特定の情報を別の情報に書き換える文書処理方法であって、
秘匿したい特定情報に目印を付けた文書が入力されると(ステップ1)、特定情報置換手段において、隠蔽用イメージDBを参照して、該目印を付けた文書を隠蔽用イメージに置換する特定情報置換ステップ(ステップ2)と、
透かし埋め込み手段において、電子透かし埋め込み技術を用いて、隠蔽用イメージに、置換する前の特定情報を埋め込む透かし埋め込みステップ(ステップ3)と、を行う。
本発明(請求項2)は、文書に含まれる特定の情報を別の情報に書き換える文書処理方法であって、
秘匿したい特定情報に目印を付けた文書が入力されると、特定情報置換手段において、隠蔽用イメージDBを参照して、該目印を付けた文書を隠蔽用イメージに置換する特定情報置換ステップと、
透かし埋め込み手段において、電子透かし埋め込み技術を用いて、隠蔽用イメージに、任意かつ一意のIDを埋め込む透かし埋め込みステップと、
DB登録手段において、埋め込んだIDと、置換する前の特定情報を対にして、埋め込みID<−>特定情報対応DBに登録するDB登録ステップと、を行う。
本発明(請求項3)は、文書に含まれる特定の情報を別の情報に置き換える文書処理方法であって、
秘匿したい情報を含む文書が入力されると、語照合手段において、入力された該文書に含まれる語と、特定情報辞書に登録されている語の照合を行い、入力された該文書に含まれる語が該特定情報辞書に登録されている語と一致した場合は、一致した語の属性を記録する語照合ステップと、
語配置照合手段において、記録した語の属性の並びと、特定情報辞書に登録されている語の属性の並びの照合を行い、記録した語の属性の並びが特定情報配置辞書に登録されている語の属性の並びと一致した場合は、語照合ステップにおいて一致した語に目印を付ける語配置照合ステップと、
特定情報置換手段において、隠蔽用イメージDBを参照して、語配置照合ステップで目印を付けた情報を隠蔽用イメージに置換する特定情報置換ステップと、
透かし埋め込み手段において、電子透かし埋め込み技術を用いて、隠蔽用イメージに、置換する前の目印を付けた情報を埋め込む透かし埋め込みステップと、を行う。
本発明(請求項4)は、文書に含まれる特定の情報を別の情報に置き換える文書処理方法であって、
秘匿したい情報を含む文書が入力されると、語照合手段において、入力された文書に含まれる語と、特定情報辞書に登録されている語の照合を行い、入力された該文書に含まれる語が該特定情報辞書に登録されている語と一致した場合は、一致した語の属性を記録する語照合ステップと、
語配置照合手段において、記録した語の属性の並びが特定情報配置辞書に登録されている語の属性の並びと一致した場合は、語照合ステップにおいて一致した語に目印を付ける語配置照合ステップと、
特定情報置換手段において、隠蔽用イメージDBを参照して目印を付けた情報を隠蔽用イメージに置換する特定情報置換ステップと、
透かし埋め込み手段において、電子透かし埋め込み技術を用いて、隠蔽用イメージに、任意かつ一意のIDを埋め込む透かし埋め込みステップと、
DB登録手段において、埋め込んだIDと、置換する前の目印を付けた情報を対にして埋め込みID<−>特定情報対応DBに登録するDB登録ステップと、を行う。
本発明(請求項5)は、特定の情報を別の情報に置き換えた文書から元の文書を復元する文書処理方法であって、
特定情報が、電子透かし技術を用いて特定情報を埋め込んだ隠蔽用イメージで置換された文書が入力される(ステップ4)と、透かし埋め込み領域候補抽出手段において、隠蔽用イメージDBを参照して、該文書内で隠蔽用のイメージの存在する部分を抽出する透かし埋め込み領域候補抽出ステップ(ステップ5)と、
透かし検出手段において、透かし埋め込み領域候補抽出ステップで抽出した隠蔽用のイメージの存在する部分に対して、電子透かし検出技術を用いて、該隠蔽用のイメージに埋め込まれていた特定情報を取得する透かし検出ステップ(ステップ6)と、
特定情報復元手段において、透かし埋め込み領域候補抽出ステップで抽出した隠蔽用のイメージの存在する部分を、透かし検出ステップで得られた、埋め込まれていた特定情報で置換する特定情報復元ステップ(ステップ7)と、を行う。
本発明(請求項6)は、特定の情報を別の情報に置き換えた文書から元の文書を復元する文書処理方法であって、
特定情報が、電子透かし技術を用いて特定情報を埋め込んだ隠蔽用イメージで置換された文書が入力されると、透かし埋め込み領域候補抽出手段において、隠蔽用イメージDBを参照して、該文書内で隠蔽用イメージの存在する部分を抽出する透かし埋め込み領域候補抽出ステップと、
透かし検出手段において、透かし埋め込み領域候補抽出ステップにおいて抽出した隠蔽用イメージの存在する部分に対して、電子透かし検出技術を用いて、該隠蔽用イメージに埋め込まれていたIDを取得する透かし検出ステップと、
DB参照手段において、透かし検出ステップで得られたIDをキーにして、埋め込みID<−>特定情報対応DBに登録された情報の中から、該IDと対応する特定情報を検索するDB参照ステップと、
特定情報復元手段において、透かし埋め込み領域候補抽出ステップで抽出した隠蔽用イメージを、DB参照ステップで得られた特定情報で置換する特定情報復元ステップと、を行う。
図2は、本発明の原理構成図である。
本発明(請求項7)は、文書に含まれる特定の情報を別の情報に書き換える文書処理装置であって、
元の特定情報を秘匿するための隠蔽用イメージが格納された隠蔽用イメージDB120と、
秘匿したい特定情報に目印を付けた文書が入力されると、隠蔽用イメージDB120を参照して、該目印を付けた文書を隠蔽用イメージに置換する特定情報置換手段110と、
電子透かし埋め込み技術を用いて、隠蔽用イメージに、置換する前の特定情報を埋め込む透かし埋め込み手段120と、を有する。
本発明(請求項8)は、文書に含まれる特定の情報を別の情報に置き換える文書処理装置であって、
語と属性からなる特定情報辞書と、
語の属性の並びを格納した特定情報配置辞書と、
元の特定情報を秘匿するための隠蔽用イメージが格納された隠蔽用イメージDBと、
秘匿したい情報を含む文書が入力されると、該文書に含まれる語と、特定情報辞書に登録されている語の照合を行い、入力された該文書に含まれる語が該特定情報辞書に登録されている語と一致した場合は、一致した語の属性を記憶手段に記録する語照合手段と、
記憶手段に記録した語の属性の並びと、特定情報辞書に登録されている語の属性の並びの照合を行い、記録した語の属性の並びが特定情報配置辞書に登録されている語の属性の並びと一致した場合は、語照合手段において一致した語に目印を付ける語配置照合手段と、
隠蔽用イメージDBを参照して、語配置照合手段で目印を付けた情報を隠蔽用イメージに置換する特定情報置換手段と、
電子透かし埋め込み技術を用いて、隠蔽用イメージに、置換する前の目印を付けた情報を埋め込む透かし埋め込み手段と、を有する。
本発明(請求項9)は、特定の情報を別の情報に置き換えた文書から元の文書を復元する文書処理装置であって、
元の特定情報を秘匿するための隠蔽用イメージが格納された隠蔽用イメージDB220と、
特定情報が、電子透かし技術を用いて特定情報を埋め込んだ隠蔽用イメージで置換された文書が入力されると、隠蔽用イメージDB220を用いて、該文書内で隠蔽用のイメージの存在する部分を抽出する透かし埋め込み領域候補抽出手段210と、
透かし埋め込み領域候補抽出手段210で抽出した隠蔽用のイメージの存在する部分に対して、電子透かし検出技術を用いて、該隠蔽用のイメージに埋め込まれていた特定情報を取得する透かし検出手段230と、
透かし埋め込み領域候補抽出手段210で抽出した隠蔽用のイメージの存在する部分を、透かし検出ステップで得られた、埋め込まれていた特定情報で置換する特定情報復元手段240と、を有する。
本発明(請求項10)は、少なくとも元の特定情報を秘匿するための隠蔽用イメージが格納された隠蔽用イメージDBを有するコンピュータを、
請求項7乃至9のいずれか記載の文書処理装置として機能させる文書処理プログラムである。
上記のように、本発明によれば、文書を配布する際に、文書中の特定の情報を秘匿することを自動的に行うことができる。
また、電子透かしの読み取り方法を予め知っている者に限り、特定情報が秘匿された文書から元の情報を読み出すことができる。
以下、図面と共に本発明の実施の形態を説明する。
以下では、原文書に含まれる秘密情報や個人情報などの特定の情報を別の情報に書き換えた特定情報置換文書の作成と、特定情報置換文書から原文書への復元とを可能にする文書処理装置・方法について説明する。
[第1の実施の形態]
本実施の形態は、請求項1,7に対応する。
本実施の形態では、特定情報置換文書の作成処理について説明する。
図3は、本発明の第1の実施の形態における文書処理装置(埋め込み)の構成を示す。
同図に示す文書処理装置100Aは、データベース等から特定情報(目印付き文書)を読み込んで入力する文書入力装置10と、特定情報置換文書(特定情報透かし入り)をデータベース等の記憶手段や、ネットワークに出力する文書出力装置20に接続されている。
文書処理装置100Aは、特定情報置換部110、隠蔽用イメージDB120,電子透かし埋め込み部130から構成される。
以下に、上記の構成における動作を説明する。
図4は、本発明の第1の実施の形態における文書処理装置の動作のフローチャートである。
ステップ101) 特定情報置換部110は、文書入力装置10より特定情報指定済み文書を受け取る。特定情報指定済み文書とは、特定情報に目印が付いた文書である。特定情報とは秘匿したい情報のことである。例えば、秘密情報や個人情報であるが、これらに限定されない。目印は、語が特定情報かどうかを示すフラグの働きをするものであればよく、データ表現形式としては、例えばデータ形式XML形式で指定タグで囲む、文字のフォントを変える、あるいは、文字に下線などの属性を付加するなどがあるが、表現形式はこれに限らない(特定情報指定済み文書入力ステップ)。
ステップ102) 特定情報置換部110は、受け取った特定情報指定済み文書を特定情報の目印が付いた語を隠蔽用イメージDB120を参照して隠蔽用イメージに置換する。隠蔽用イメージは、元の特定情報が秘匿できるものであれば何でもよく、例えば、黒い四角形などがあるが、これに限定されない(特定情報置換ステップ)。
ステップ103) 電子透かし埋め込み部130は、ステップ102で置換された隠蔽用イメージに電子透かし技術を用いて置換する前の特定情報を埋め込む。これにより、特定の情報のみを秘匿した特定情報置換文書を文書出力装置20に出力する。
[第2の実施の形態]
本実施の形態は、請求項2に対応する。
本実施の形態でも、特定情報置換文書の作成処理について説明する。
図5は、本発明の第2の実施の形態における文書処理装置(埋め込み)の構成を示す。
同図において、前述の図3の構成と同一構成部分については同一符号を付し、その説明を省略する。
図5に示す文書処理装置100Bは、特定情報置換部110、隠蔽用イメージDB120、電子透かし埋め込み部130、DB登録部140、埋め込みID特定情報対応DB150から構成される。
文書処理装置100Bは、図の3構成にDB登録部140、埋め込みID<−>特定情報対応DB150が付加された構成である。図6に、本発明の第2の実施の形態における埋め込みID<−>特定情報対応DBの構成を示す。
図7は、本発明の第2の実施の形態における文書処理装置の動作のフローチャートである。
ステップ201) 特定情報置換部110は、文書入力装置10より特定情報指定済み文書を受け取る。当該ステップは、前述の第1の実施の形態と同様である。
ステップ202) 特定情報置換部110は、受け取った特定情報指定済み文書を特定情報の目印が付いた語を隠蔽用イメージDB120を参照して隠蔽用イメージに置換する。
当該ステップは、前述の第1の実施の形態と同様である。
ステップ203) 電子透かし埋め込み部130は、上記の隠蔽用イメージに電子透かし技術を用いて任意かつ一意のIDを埋め込む。
ステップ204) DB登録部140は、埋め込んだIDと埋め込んだ隠蔽用イメージに置換する前の特定情報を対にして埋め込みID<−>特定情報対応DB150内に記憶する。
[第3の実施の形態]
本実施の形態は請求項3、8に対応する。
本実施の形態でも、特定情報置換文書の作成処理について説明する。
図8は、本発明の第3の実施の形態における文書処理装置(埋め込み)の構成を示す。
本実施の形態では、文書入力装置10から入力される文書は、前述の第1、第2の実施の形態とは異なり、特定情報の目印が付いていない一般文書である。また、文書出力装置20からは、特定情報置換文書(特定情報透かし入り)が出力される。
同図に示す文書処理装置100Cは、図3の構成に照合部160、特定情報辞書170と特定情報配置辞書180を付加した構成である。照合部160は、語照合部161と語配置照合部162を有する。
図9は、本発明の第3の実施の形態における文書処理装置の動作のフローチャートである。
ステップ310) 照合部160の語照合部161は、入力された文書に含まれる語と特定情報辞書170に登録されている語の照合を行い、入力された文書に含まれる語が特定情報辞書170に登録されている語と一致する場合には、当該語をメモリ(図示せず)に記録する。
ステップ320) 照合部160の語配置照合部162は、語照合部161のメモリに記録されている語の属性の並びと、特定情報配置辞書180に登録されている語の属性の並びの照合を行い、メモリに記録した語の属性の並びが特定情報配置辞書180に登録されている語の属性の並びと一致した場合は、一致した語に目印を付ける。
ステップ330) 特定情報置換部110は、隠蔽用イメージDB120を参照し、ステップ320で目印を付けた情報を隠蔽用イメージに置換する。
ステップ340) 電子透かし埋め込み部130は、電子透かし埋め込み技術を用いて、隠蔽用イメージに、置換する前の特定情報を埋め込む。
次に、上記のステップ310の処理について詳細に説明する。
図10に、本発明の第3の実施の形態における特定情報辞書のデータ構造を示す。同図に示すように、特定情報辞書170は、語と属性からなり、属性は、品詞と品詞の小分類からなる。品詞は名詞、動詞等の一般的定義を用いるが、本発明の場合、特別に郵便番号と電話番号を表す数値とメールアドレスも品詞の分類に加える。語が特定かどうかのデータはないが、これは特定情報辞書170に含まれる語は全て“特定”である。即ち、辞書170に含まれているかどうかで特定かどうかを判断するため、不要だからである。
図11は、本発明の第3の実施の形態における語照合のフローチャートである。
まず、原文書を元に語照合部161内のメモリ上に空の属性地図を作成する(ステップ311)。なお、属性地図については後述する。原文書の語が特定辞書170内にあるかを判断する(ステップ312)。語の長さは一文字とは限らないので、語の区切りは一文字ずつ順にのばしていき、語の長さが特定情報辞書170内の最長語より長くなった時点で語をのばすのを止める。語が特徴情報辞書170内にあれば(ステップ313、Yes)、属性地図に語数と当該辞書170から参照した語を保存する(ステップ314)。語が特定情報辞書170になければ(ステップ313、No)、現在注目している文字の次の文字から同じことを繰り返す。全文字の処理が終了したら(ステップ312、Yes)本ステップを終了する。
メモリ上に作成される属性地図の例を図12に示す。同図ではわかりやすいように地図を表で表現したが、意味的に同じならば、データ構造は表に限定されない。原文書内の一文字毎に任意数の属性が記録できる。属性は文字数と属性値からなり、文字数はその文字が含まれる語を構成する文字数を、属性値は特定情報辞書170から参照した属性を収納する。空の属性地図とは、原文書の文字のみが収納され、属性は全て空欄の地図のことである。同じ語を構成する文字に対しては最初の一文字にのみ属性が収納され、残りの文字の属性は空欄とする。
同一の語が複数の属性を持つ場合があり、例えば、「山田」が固有名詞の人名と固有名詞の地名の2種類の形式で特定情報辞書170に登録されている場合である。この場合は、両方の属性をそれぞれ属性地図に収納する。属性数は任意であり、必要な分だけ増やすことができる。
図12の表の最右列は、後述する語配置照合ステップの結果を保持する欄である。
同一文字が複数の語を構成する場合があり、「東」「京」「都」の文字の並びがあったときに、「東京」と「東京都」と「京都」の3つの語が特定情報辞書170に登録されている場合である。この場合は最も文字数の長い語を採用する。
ステップ320の語配置照合処理では、ステップ310の語照合ステップで作成した属性地図を入力とし、属性地図内の語の並びが特定情報配置辞書180内に含まれるかどうかを調べ、含まれる語並びに対応する語に目印を付けて出力する。目印は前述の属性地図に付与すると便利であるが、目印の付け方はこれに限らない。
特定情報配置辞書180のデータ構造を図13に示す。同図では、表で表現したが、意味的に同じならばデータ構造は表に限定されない。図13に示す表の1行が1つの並びに相当する。図13の表からは例えば、固有名詞・人名ならばそれひとつだけで特定情報と判断でき、固有名詞住所は続いて固有名詞の人名が続けば特定情報と判断できる。
図14は、本発明の第3の実施の形態における語配置照合のフローチャートである。
全文書の属性の検索が終了したかを判定し(ステップ321)、終了していない場合は、属性の並びが特定情報配置辞書180にあるかを判定し(ステップ322)、ある場合は、(ステップ322、Yes)、属性地図上の対象語の特定情報結果フラグ欄に「真」フラグを追加し(ステップ323)、ステップ321に移行する。全文書の属性の検索が終了したら(ステップ321、Yes)、全文書の処理を終了する。
[第4の実施の形態]
本実施の形態は、請求項4に対応する。
本実施の形態でも、特定情報置換文書の作成処理について説明する。
図15は、本発明の第4の実施の形態における文書処理装置(埋め込み)の構成を示す。
本実施の形態では、前述の第3の実施の形態と同様に文書入力装置10から入力される文書は、特定情報の目印が付いていない一般文書である。文書出力装置20からは、特定情報置換文書(特定情報透かし入り)が出力される。
本実施の形態は、前述の第3の実施の形態と第2の実施の形態を組み合わせたものである。
図15に示す文書処理装置100Dは、語照合部161と語配置照合部162を有する照合部160、特定情報辞書170、特定情報配置辞書180、特定情報置換部110、隠蔽用イメージDB120、電子透かし埋め込み部130、DB登録部140、埋め込みID<−>特定情報対応DB150から構成される。
図16は、本発明の第4の実施の形態における文書処理装置の動作のフローチャートである。以下のステップ410〜ステップ430の処理については、前述の第3の実施の形態におけるステップ310〜ステップ330の処理と同様である。また、ステップ440〜ステップ450の処理は、前述の第2の実施の形態のステップ203〜ステップ204の処理と同様である。
ステップ410) 照合部160の語照合部161は、入力された文書に含まれる語と特定情報辞書170に登録されている語の照合を行い、入力された文書に含まれる語が特定情報辞書170に登録されている語と一致する場合には、当該語をメモリ(図示せず)に記録する。
ステップ420) 照合部160の語配置照合部162は、語照合部161のメモリに記録されている語の属性の並びと、特定情報配置辞書180に登録されている語の属性の並びの照合を行い、メモリに記録した語の属性の並びが特定情報配置辞書180に登録されている語の属性の並びと一致した場合は、一致した語に目印を付ける。
ステップ430) 特定情報置換部110は、隠蔽用イメージDB120を参照し、ステップ420で目印を付けた情報を隠蔽用イメージに置換する。
ステップ440) 電子透かし埋め込み部130は、上記の隠蔽用イメージに電子透かし技術を用いて任意かつ一意のIDを埋め込む。
ステップ450) DB登録部140は、埋め込んだIDと埋め込んだ隠蔽用イメージに、置換する前の特定情報を対にして埋め込みID<−>特定情報対応DB150内に記憶する。
[第5の実施の形態]
本実施の形態は、請求項5,9に対応する。
本実施の形態では、前述の第1、第3の実施の形態において、文書出力装置20から出力された特定情報透かし入りの特定情報置換文書を復元する処理について説明する。
図17は、本発明の第5の実施の形態における文書処理装置(復元)の構成図である。
同図に示す文書処理装置(復元)200Aは、特定情報置換文書(特定情報透かし入り)を入力する文書入力装置30と、原文書を出力する文書出力装置40に接続されている。
文書処理装置200Aは、透かし埋め込み領域候補抽出部210、隠蔽用イメージDB220,透かし検出部230、及び、特定情報復元部240から構成される。
次に、上記の構成における動作を説明する。
図18は、本発明の第5の実施の形態における文書処理装置(復元)の動作のフローチャートである。
ステップ501) 透かし埋め込み領域候補抽出部210は、入力装置30から入力された特定情報置換文書が入力されると、隠蔽用イメージDB220を参照して、入力された文書中の隠蔽用イメージのみを抽出する。抽出には、一般的な文字認識あるいは、画像認識技術を用いる。例えば、隠蔽用イメージが黒い四角形である場合は、文字認識あるいは、画像認識技術の認識対象テンプレートに黒い四角形をセットし、これを探す。
ステップ502) 透かし検出部230は、透かし埋め込み領域候補抽出部210で抽出された隠蔽用イメージに対し、電子透かし検出処理を行い、埋め込まれていた情報を得る。
ステップ503) 特定情報復元部240は、透かし検出部230で得られた埋め込み済み情報と、対応する特定情報置換文書中の隠蔽用イメージを置換し、元文書を得る。
[第6の実施の形態]
本実施の形態は、請求項6に対応する。
本実施の形態では、前述の第2、第4の実施の形態で出力された埋め込みID透かし入りの特定情報置換文書を復元する処理について説明する。
図19は、本発明の第6の実施の形態における文書処理装置(復元)の構成図である。
同図に示す文書処理装置(復元)200Bは、前述の第5の実施の形態における構成に、DB参照部250、埋め込みID<−>特定情報対応DB260を付加した構成であり、図17と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。なお、埋め込みID<−>特定情報対応DB260は、第2、第4の実施の形態で示した埋め込みID<−>特定情報対応DB150と同一のDBである。
次に、上記の構成における動作を説明する。
図20は、本発明の第6の実施の形態における文書処理装置(復元)の動作のフローチャートである。
ステップ601) 透かし埋め込み領域候補抽出部210は、入力装置30から入力された特定情報置換文書が入力されると、隠蔽用イメージDB220を参照して、入力された文書中の隠蔽用イメージのみを抽出する(前述のステップ501と同様の処理)。
ステップ602) 透かし検出部230は、透かし埋め込み領域候補抽出部210で抽出された隠蔽用イメージに対し、電子透かし検出処理を行い、埋め込まれていた情報を得る。得られた埋め込み済情報はIDである。
ステップ603) DB参照部250は、電子透かし検出部230により得られたIDをインデックスとして、埋め込みID<−>特定情報対応DB260を検索し、対応する特定情報を得る。
ステップ604) 特定情報復元部240は、DB参照部250で得られた埋め込み済情報と、対応する特徴情報置換文書中の隠蔽用イメージを置換し、元文書を得る。
以下、図面と共に、本発明の実施例を説明する。
[第1の実施例]
本実施例では、図3、図4を再び用いて説明する。
特定情報指定済み文書は、前述の第1の実施の形態の説明で述べたように、秘匿したい情報に目印が付いた文書である。以下、目印の付け方について具体的に説明する。
図21は、本発明の第1の実施例のタグを用いた目印の例である。同図に示す例は、XML形式で記載しているが、特定のXML処理系を想定しているものではない。XML形式中のauthorで始まるタグ部分が個人情報、すなわち、秘匿したい情報である。
図22は、本発明の第1の実施例の文書編集ソフトの文字飾り機能を用いた目印の例である。同図に示す例は、文字飾りの一つである下線を用いて目印を付けている。他にも文字のフォントを変える、色を変える、サイズを変える、背景を変える等の目印の付け方があり、文字編集ソフトの機能に依存する。これらの文字飾りは、文書データの中では文字を表すコードに付随する属性として記憶されている。記憶の形式は、文書編集ソフトに依存するが、その記憶形式のルールを知り、どの文字飾りを目印に使うのを決めれば、文書データを処理して秘匿したい情報の目印を付与したり、検出したりするのは可能である。
図4の特定情報指定済み文書入力ステップ(ステップ101)では、秘匿したい情報を隠蔽用データで置換するが、以下隠蔽用データの例を説明する。
図23は、本発明の第1の実施例の隠蔽用データに黒い四角形を用いた例を示す。図24は、本発明の第1の実施例の黒い四角形を用いた例であるが、連続した四角形を一つの四角形で代用したものである。
図25は、本発明の第1の実施例の隠蔽用データに属性名を用いた例である。属性名自体を記載しても問題ない場合、あるいは、文書の理解の上で属性名を記載した方が望ましい場合などに有効である。
図26は、本発明の第1の実施例の隠蔽用データに架空の語を用いた例である。
図4の透かし埋め込みステップ(ステップ103)では、隠蔽用データに秘匿したい情報を電子透かし技術を用いて埋め込む。この場合に使用可能な電子透かし技術は、画像に情報を埋め込むものと文字に電子透かしを埋め込むものである。図23と図24のように、隠蔽用データが画像の場合は、画像に情報を埋め込むタイプの電子透かし技術が利用できる。図25と図26のように隠蔽用データが文字の場合は、文字に埋め込むタイプの電子透かし技術が利用できるが、文字の背景を画像と捉えれば画像に情報を埋め込むタイプも利用できる。
[第2の実施例]
本実施例では、前述の第2の実施の形態で用いた図5、図7を再び用いて説明する。
図7の特定情報置換ステップ(ステップ202)までは、第1の実施例と同様であるのでその説明は省略する。
図7の透かし埋め込みステップ(ステップ203)では、一意のIDを埋め込む。埋め込むIDは一意であれば形式は問わない。IDとしてはbitの並びとして表現できる数値データが一般的である。画像を埋め込むタイプの電子透かし技術を用いる場合は、画像がIDとなる。図23の例のように、隠蔽用データの一つが秘匿したい情報の文字ひとつに対応する場合は、文字に対応するIDを埋め込む。図24、図25、図26のように、隠蔽用データのひとかたまりが、秘匿したい情報の文字の並びひとかたまりに対応する場合は、文字の並びとひとかたまりに対応するIDを埋め込む。
図7のDB登録ステップ(ステップ204)では、IDと秘匿したい情報である特定情報を対にして埋め込みID<−>特定情報対応DB150に登録する。IDが数値データの場合は一般的なDB技術を用いる。IDが画像の場合は画像を扱えるDB技術を用いる。
[第3の実施例]
本実施例は、請求項3,9に対応する実施例である。
図27は、本発明の第3の実施例の特定情報抽出技術を説明するための図である。同図における語照合ステップ310と、語配置照合ステップ320については、前述の第3の実施の形態で説明した以外に、既存技術でも実現できる。例えば、文献「http://trueteller.net/filter/index.shtml」では、原文書から個人情報を半自動的に抽出する技術について述べている。
[第4の実施例]
図28は、本発明の第4の実施例の原文書が紙に印刷されたものの場合の特定情報抽出処理を示す。この場合は、文書を電子ファイル化するために既存の文字認識技術(ステップ300)を用いる。文字認識技術はスキャナやカメラでキャプチャした画像から文字を認識する技術であり、一般に、OCR(Optical Character Reader)と呼ばれる技術である。一般的であるので説明は省略する。
印刷文書が電子ファイル化した後は、前述の第3の実施例と同様の手順で特定情報置換文書を得る。
[第5の実施例]
本実施例では、前述の第5の実施の形態で用いた図18を用いて説明する。
図18の透かし埋め込み領域候補抽出ステップ(ステップ501)では、上記の第4の実施例で述べた文字認識技術を用いて、透かし領域候補を抽出する。隠蔽用データが図23、図24のように黒い四角形の場合は、文字認識技術の文字テンプレートの一つに黒い四角形を登録しておけば抽出可能である。図25、図26のように隠蔽用データが文字の場合は、その文字が文字認識技術の文字テンプレートとして未登録であれば登録する。文字認識技術で文字を抽出した後で、文字の並びが隠蔽用データの文字の並びと一致すれば、その文字の並びを透かし領域候補とする。
隠蔽用データが文字の場合の透かし領域候補抽出手順を図29に示す。文字認識を行い(ステップ701)、文字並びと隠蔽用データ文字並びが一致する場合(ステップ703、Yes)は、文字並びを透かし領域候補とする(ステップ704)。
図18の透かし検出ステップ(ステップ502)では、透かし領域候補から透かし情報を読み出す。どのような透かし方式で情報を埋め込んだかは、読み出し側には予め知られているものとする。
図18の特定情報復元ステップ(ステップ503)では、透かし検出ステップで読み出した情報を隠蔽用データと置換して元文書を得る。透かし領域候補であるにも関わらず、透かし検出ステップ(ステップ502)で透かしが読み出せなかった場合は置換を行わない。これは、例えば、元の文書にはじめから隠蔽用データと同じもの、例えば、黒い四角形が存在していた場合に相当する。
[第6の実施例]
図30は、本発明の第6の実施例の文書印刷システムを示す。
文書印刷システムにおけるプリンタ801には、前述の第3の実施の形態で示した機能が内蔵されている。パーソナルコンピュータ(PC)から個人情報入り文書データ802Aを当該プリンタ801で印刷する際に、個人情報非開示フラグを同時に指定する。非開示フラグがOFFの場合は文書をオリジナルのまま印刷する。非開示フラグがONの場合は個人情報802Bを隠蔽用データで置き換え、隠蔽用データに電子透かしにて個人情報を埋め込んだ個人情報置換文書804を出力する。
[第7の実施例]
図31は、本発明の第7の実施例の文書コピーシステムを示す。
コピー機901には、前述の第3の実施の形態で示した機能が内蔵されている。個人情報入り文書データ802Aを当該コピー機でコピーする際に、個人情報非開示フラグを同時に指定する。非開示フラグがOFFの場合は文書902Aをオリジナルのままコピーする。非開示フラグがONの場合は、個人情報を隠蔽用データで置き換え、隠蔽用データに電子透かしにて個人情報を埋め込んだ個人情報置換文書904を出力する。
また、上記の実施の形態における文書処理装置の動作をプログラムとして構築し、文書処理装置として利用されるコンピュータにインストールして実行する、または、ネットワークを介して流通させることが可能である。
また、構築されたプログラムをディスク装置や、フレキシブルディスク、CD−ROM等の可搬記憶媒体に格納し、配布するまたは、コンピュータにインストールすることが可能である。
なお、本発明は、上記の実施の形態及び実施例に限定されることなく、特許請求の範囲内において種々変更・応用が可能である。
本発明は、秘匿する情報が含まれている文書を流通させるシステムに適用可能である。
本発明の原理を説明するための図である。 本発明の原理構成図である。 本発明の第1の実施の形態における文書処理装置(埋め込み)の構成図である。 本発明の第1の実施の形態における文書処理装置(埋め込み)の動作のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における文書装置装置(埋め込み)の構成図である。 本発明の第2の実施の形態における埋め込みID<−>特定情報対応DBデータ構造である。 本発明の第2の実施の形態における文書処理装置(埋め込み)の動作のフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態における文書処理装置(埋め込み)の構成図である。 本発明の第3の実施の形態における文書処理装置(埋め込み)の動作のフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態における特定情報辞書のデータ構造を示す図である。 本発明の第3の実施の形態における語照合のフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態における文書属性地図の例である。 本発明の第3の実施の形態における特定情報配置辞書のデータ構造を示す図である。 本発明の第3の実施の形態における語配置照合のフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態における文書処理装置(埋め込み)の構成図である。 本発明の第4の実施の形態における文書処理装置(埋め込み)の動作のフローチャートである。 本発明の第5の実施の形態における文書処理装置(復元)の構成図である。 本発明の第5の実施の形態における文書処理装置(復元)の動作のフローチャートである。 本発明の第6の実施の形態における文書処理装置(復元)の構成図である。 本発明の第6の実施の形態における文書処理装置(復元)の動作のフローチャートである。 本発明の第1の実施例のタグを用いた目印例である。 本発明の第1の実施例の文字飾りを用いた目印例である。 本発明の第1の実施例の隠蔽用データに黒い四角形を用いた例である。 本発明の第1の実施例の隠蔽用データに黒い四角形を用いた例である。 本発明の第1の実施例の隠蔽用データに属性名を用いた例である。 本発明の第1の実施例の隠蔽用データに架空語を用いた例である。 本発明の第3の実施例の特定情報抽出技術を説明するための図である。 本発明の第4の実施例の原文書が紙に印刷されたものの場合の特定情報抽出処理を示す図である。 本発明の第5の実施例の文字隠蔽用データの透かし領域候補抽出手順のフローチャートである。 本発明の第6の実施例の文書印刷システムの例である。 本発明の第7の実施例の文書コピーシステムの例である。
符号の説明
10,30 文書入力装置
20,40 文書出力装置
100 文書処理装置(埋め込み)
110 特定情報置換手段、特定情報置換部
120 隠蔽用イメージDB
130 透かし埋め込み手段、電子透かし埋め込み部
140 DB登録部
150 埋め込みID<−>特定情報対応DB
160 照合部
161 語照合部
162 語配置照合部
170 特定情報辞書
180 特定情報配置辞書
200 文書処理装置(復元)
210 透かし埋め込み領域候補抽出手段、透かし埋め込み領域候補抽出部
220 隠蔽用イメージDB
230 透かし検出手段、透かし検出部
240 特定情報復元手段、特定情報復元部
250 DB参照部
260 埋め込みID<−>特定情報対応DB
801 プリンタ
802 個人情報入り文書データ
803 オリジナル文書
804 個人情報置換文書
901 コピー機
902 個人情報入り文書
903 オリジナル文書
904 個人情報置換文書

Claims (10)

  1. 文書に含まれる特定の情報を別の情報に書き換える文書処理方法であって、
    秘匿したい特定情報に目印を付けた文書が入力されると、特定情報置換手段において、隠蔽用イメージDBを参照して、該目印を付けた文書を隠蔽用イメージに置換する特定情報置換ステップと、
    透かし埋め込み手段において、電子透かし埋め込み技術を用いて、前記隠蔽用イメージに、置換する前の特定情報を埋め込む透かし埋め込みステップと、
    を行うことを特徴とする文書処理方法。
  2. 文書に含まれる特定の情報を別の情報に書き換える文書処理方法であって、
    秘匿したい特定情報に目印を付けた文書が入力されると、特定情報置換手段において、隠蔽用イメージDBを参照して、該目印を付けた文書を隠蔽用イメージに置換する特定情報置換ステップと、
    透かし埋め込み手段において、電子透かし埋め込み技術を用いて、前記隠蔽用イメージに、任意かつ一意のIDを埋め込む透かし埋め込みステップと、
    DB登録手段において、前記埋め込んだIDと、置換する前の特定情報を対にして、埋め込みID<−>特定情報対応DBに登録するDB登録ステップと、
    を行うことを特徴とする文書処理方法。
  3. 文書に含まれる特定の情報を別の情報に置き換える文書処理方法であって、
    秘匿したい情報を含む文書が入力されると、語照合手段において、入力された該文書に含まれる語と、特定情報辞書に登録されている語の照合を行い、入力された該文書に含まれる語が該特定情報辞書に登録されている語と一致した場合は、一致した語の属性を記録する語照合ステップと、
    語配置照合手段において、記録した前記語の属性の並びと、前記特定情報辞書に登録されている語の属性の並びの照合を行い、記録した語の属性の並びが特定情報配置辞書に登録されている語の属性の並びと一致した場合は、前記語照合ステップにおいて一致した語に目印を付ける語配置照合ステップと、
    特定情報置換手段において、隠蔽用イメージDBを参照して、前記語配置照合ステップで目印を付けた情報を隠蔽用イメージに置換する特定情報置換ステップと、
    透かし埋め込み手段において、電子透かし埋め込み技術を用いて、前記隠蔽用イメージに、置換する前の目印を付けた情報を埋め込む透かし埋め込みステップと、
    を行うことを特徴とする文書処理方法。
  4. 文書に含まれる特定の情報を別の情報に置き換える文書処理方法であって、
    秘匿したい情報を含む文書が入力されると、語照合手段において、入力された文書に含まれる語と、特定情報辞書に登録されている語の照合を行い、入力された該文書に含まれる語が該特定情報辞書に登録されている語と一致した場合は、一致した語の属性を記録する語照合ステップと、
    語配置照合手段において、記録した前記語の属性の並びが特定情報配置辞書に登録されている語の属性の並びと一致した場合は、前記語照合ステップにおいて一致した語に目印を付ける語配置照合ステップと、
    特定情報置換手段において、隠蔽用イメージDBを参照して目印を付けた情報を隠蔽用イメージに置換する特定情報置換ステップと、
    透かし埋め込み手段において、電子透かし埋め込み技術を用いて、前記隠蔽用イメージに、任意かつ一意のIDを埋め込む透かし埋め込みステップと、
    DB登録手段において、埋め込んだ前記IDと、置換する前の前記目印を付けた情報を対にして埋め込みID<−>特定情報対応DBに登録するDB登録ステップと、
    を行うことを特徴とする文書処理方法。
  5. 特定の情報を別の情報に置き換えた文書から元の文書を復元する文書処理方法であって、
    特定情報が、電子透かし技術を用いて特定情報を埋め込んだ隠蔽用イメージで置換された文書が入力されると、透かし埋め込み領域候補抽出手段において、隠蔽用イメージDBを参照して、該文書内で隠蔽用のイメージの存在する部分を抽出する透かし埋め込み領域候補抽出ステップと、
    透かし検出手段において、前記透かし埋め込み領域候補抽出ステップで抽出した前記隠蔽用のイメージの存在する部分に対して、電子透かし検出技術を用いて、該隠蔽用のイメージに埋め込まれていた特定情報を取得する透かし検出ステップと、
    特定情報復元手段において、前記透かし埋め込み領域候補抽出ステップで抽出した前記隠蔽用のイメージの存在する部分を、前記透かし検出ステップで得られた前記埋め込まれていた特定情報で置換する特定情報復元ステップと、
    を行うことを特徴とする文書処理方法。
  6. 特定の情報を別の情報に置き換えた文書から元の文書を復元する文書処理方法であって、
    特定情報が、電子透かし技術を用いて特定情報を埋め込んだ隠蔽用イメージで置換された文書が入力されると、透かし埋め込み領域候補抽出手段において、隠蔽用イメージDBを参照して、該文書内で隠蔽用イメージの存在する部分を抽出する透かし埋め込み領域候補抽出ステップと、
    透かし検出手段において、前記透かし埋め込み領域候補抽出ステップにおいて抽出した前記隠蔽用イメージの存在する部分に対して、電子透かし検出技術を用いて、該隠蔽用イメージに埋め込まれていたIDを取得する透かし検出ステップと、
    DB参照手段において、前記透かし検出ステップで得られた前記IDをキーにして、埋め込みID<−>特定情報対応DBに登録された情報の中から、該IDと対応する特定情報を検索するDB参照ステップと、
    特定情報復元手段において、前記透かし埋め込み領域候補抽出ステップで抽出した前記隠蔽用イメージを、前記DB参照ステップで得られた特定情報で置換する特定情報復元ステップと、
    を行うことを特徴とする文書処理方法。
  7. 文書に含まれる特定の情報を別の情報に書き換える文書処理装置であって、
    元の特定情報を秘匿するための隠蔽用イメージが格納された隠蔽用イメージDBと、
    秘匿したい特定情報に目印を付けた文書が入力されると、前記隠蔽用イメージDBを参照して、該目印を付けた文書を隠蔽用イメージに置換する特定情報置換手段と、
    電子透かし埋め込み技術を用いて、前記隠蔽用イメージに、置換する前の特定情報を埋め込む透かし埋め込み手段と、
    を有することを特徴とする文書処理装置。
  8. 文書に含まれる特定の情報を別の情報に置き換える文書処理装置であって、
    語と属性からなる特定情報辞書と、
    語の属性の並びを格納した特定情報配置辞書と、
    元の特定情報を秘匿するための隠蔽用イメージが格納された隠蔽用イメージDBと、
    秘匿したい情報を含む文書が入力されると、該文書に含まれる語と、前記特定情報辞書に登録されている語の照合を行い、入力された該文書に含まれる語が該特定情報辞書に登録されている語と一致した場合は、一致した語の属性を記憶手段に記録する語照合手段と、
    前記記憶手段に記録した前記語の属性の並びと、前記特定情報辞書に登録されている語の属性の並びの照合を行い、記録した語の属性の並びが特定情報配置辞書に登録されている語の属性の並びと一致した場合は、前記語照合手段において一致した語に目印を付ける語配置照合手段と、
    前記隠蔽用イメージDBを参照して、前記語配置照合手段で目印を付けた情報を隠蔽用イメージに置換する特定情報置換手段と、
    電子透かし埋め込み技術を用いて、前記隠蔽用イメージに、置換する前の目印を付けた情報を埋め込む透かし埋め込み手段と、
    を有することを特徴とする文書処理装置。
  9. 特定の情報を別の情報に置き換えた文書から元の文書を復元する文書処理装置であって、
    元の特定情報を秘匿するための隠蔽用イメージが格納された隠蔽用イメージDBと、
    特定情報が、電子透かし技術を用いて特定情報を埋め込んだ隠蔽用イメージで置換された文書が入力されると、前記隠蔽用イメージDBを参照して、該文書内で隠蔽用のイメージの存在する部分を抽出する透かし埋め込み領域候補抽出手段と、
    前記透かし埋め込み領域候補抽出手段で抽出した前記隠蔽用のイメージの存在する部分に対して、電子透かし検出技術を用いて、該隠蔽用のイメージに埋め込まれていた特定情報を取得する透かし検出手段と、
    前記透かし埋め込み領域候補抽出手段で抽出した前記隠蔽用のイメージの存在する部分を、前記透かし検出ステップで得られた前記埋め込まれていた特定情報で置換する特定情報復元手段と、
    を有することを特徴とする文書処理装置。
  10. 少なくとも元の特定情報を秘匿するための隠蔽用イメージが格納された隠蔽用イメージDBを有するコンピュータを、
    前記請求項7乃至9のいずれか記載の文書処理装置として機能させることを特徴とする文書処理プログラム。
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