JP4145890B2 - スイッチング電源回路 - Google Patents

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Description

本発明は、スイッチング電源回路に関する。
近年、電子機器の小型化に伴い、その電子機器の電力供給源として、2次電池や乾電池が一般に使用されてきている。2次電池や乾電池の電圧は、その放電時間(使用時間)によって変化するため、通常は電子機器に電源回路を内蔵し、電圧を安定化する必要がある。また、長時間動作を達成するために、より低い2次電池又は乾電池の電圧での動作が、近年ますます強く要望されている。
このような要望を満たす従来例1のスイッチング電源回路が、特許第3138218号公報に開示されている。この従来例1のスイッチング電源回路を図3を用いて説明する。図3の入力電源102は、2次電池または乾電池である。図3において、入力電源102以外の構成要素は、従来例1のスイッチング電源回路を構成する。従来例1のスイッチング電源回路の各構成要素の接続について説明する。
従来例1のスイッチング電源回路の入力端子111は、電池であるところの入力電源102の一端に接続されて、入力電圧Vinを印加される。入力電源102の他端は接地点に接続されている。入力端子111と接地点との間には、チョークコイル107とNPNトランジスタ311(スイッチングNPNパワートランジスタ)が直列に接続されている。
チョークコイル107とNPNトランジスタ311との接続点J31には、ダイオード312のアノードが接続される。ダイオード312のカソードは、出力端子112に接続されている。
入力平滑キャパシタ103は、一端を入力端子111とチョークコイル107との間の接続点J32に接続され、他端を接地点に接続される。出力キャパシタ106は、一端をダイオード312と出力端子112との間の接続点J33に接続され、他端を接地点に接続されている。
ダイオード314のアノードは、ダイオード312のカソードと出力端子112との間の接続点J34に接続される。ダイオード314のカソードは、抵抗316の一端に接続される。抵抗316の他端は、接地点に接続される。
PNPトランジスタ315は、エミッタを前記入力端子111に接続され、ベースをダイオード314と抵抗316との接続点J35に接続され、コレクタを電源制御回路101の電源端子Vccに接続される。PNPトランジスタ315は、入力端子111から電源制御回路101の電源端子Vccに電力を供給する経路となる。
ダイオード313は、アノードを出力端子112に接続され、カソードを電源制御回路101の電源端子Vccに接続される。ダイオード313は、出力端子112から電源制御回路101の電源端子Vccに電力を供給する経路となる。
電源制御回路101の電源端子Vccには、ダイオード313のカソードとPNPトランジスタ315のコレクタがともに接続されて、電力が供給される。電源制御回路101の制御端子VBには、NPNトランジスタ311のベースが接続され、NPNトランジスタ311のスイッチング動作を制御する。
出力端子112は、出力電圧Voutを出力する。この出力電圧Voutは、電源制御回路101の負帰還端子(FB端子)にフィードバックされる。
上記のような構成の従来例1のスイッチング電源回路の動作を説明する。まず、昇圧動作開始時(スイッチング動作開始時)について説明する。入力電源102から入力端子111に入力電圧Vinが印加されると、PNPトランジスタ315はオンとなり、入力電圧VinはPNPトランジスタ315を通って、電源制御回路101の電源端子Vccに印加される。
PNPトランジスタ315のオン状態のコレクタ・エミッタ間電圧は、非常に小さな値のため、入力電圧Vinとほぼ等しい値の電圧が電源端子Vccに印加される。例えば、電源制御回路101の動作開始下限電圧V0が3.0V、PNPトランジスタ315のコレクタ・エミッタ間の飽和電圧Vceが50mVとすると、入力電源102が3.05Vの入力電圧Vinを出力すれば、電源制御回路101は動作を開始する。
電源制御回路101が動作を開始すると、電源制御回路101の制御端子VBからの駆動信号により、NPNトランジスタ311はスイッチング動作する。NPNトランジスタ311がオンすることによりNPNトランジスタ311は、チョークコイル107に供給電流を与えてエネルギーを蓄積する。整流用のダイオード312は、その蓄積されたエネルギーに基づいて、その電流がカットオフされるときに接続点J31に発生する逆起電力を整流する。その逆起電力によって発生する電流は、整流ダイオード312を通って出力キャパシタ106に流入する。出力キャパシタ106はこれを充電するので、出力端子112における出力電圧Voutは昇圧する。
出力電圧Voutは、電源制御回路101のFB端子にフィードバックされる。電源制御回路101は、FB端子に入力された出力電圧Voutに基づいて、出力電圧Voutが一定電圧となるようにNPNトランジスタ311のスイッチング動作を制御する。このように、出力電圧Voutは、負帰還制御されて一定電圧となる。
図3に示す昇圧型のスイッチング電源回路において、出力電圧Voutは入力電圧Vinよりも高い電圧値となる。ダイオード314は、出力端子112の電位が入力端子111の電位より高くなった時に導通し、PNPトランジスタ315のベース電位(接続点J35の電位)を上昇させて、PNPトランジスタ315を遮断する。こうして出力電圧Voutが入力電圧Vinよりも高くなるとPNPトランジスタ315はオフになり、電源制御回路101の電源端子Vccには、出力電圧Voutがダイオード313の順方向ダイオード電圧を介して供給される。
次に昇圧動作停止時(スタンバイ時)について説明する。昇圧動作停止時、電源制御回路101は制御端子VBから駆動信号を出力し、その駆動信号によりNPNトランジスタ311はスイッチング動作を停止し、オフ状態を保持する。
出力電圧Voutは、電源制御回路101の消費電流により放電され低下していく。昇圧動作停止から十分な時間が経過すると、出力電圧Voutは下記式(1)となる。ここで、Vf312は整流ダイオード312の順方向ダイオード電圧である。
Vout=Vin−Vf312 ・・・(1)
もしこの状態でダイオード314、PNPトランジスタ315、抵抗316の3つの素子が存在しなければ、電源制御回路101の電源端子Vccに印加される電圧V101は下記式(2)となる。ここで、Vf313はダイオード313の順方向ダイオード電圧である。
101=Vin−Vf312−Vf313 ・・・(2)
入力電源102から見た動作開始下限電圧Vsは、電源制御回路101の動作開始下限電圧をV0とすると、下記式(3)になる。
Vs=V0+Vf312+Vf313 ・・・(3)
入力電源102から見た動作開始下限電圧Vsは、電源制御回路101の実際の動作開始下限電圧V0より約1.2V〜1.4V(ダイオード312及びダイオード313の順方向ダイオード電圧Vf312及びVf313の電圧値)も高い電圧になってしまう。
従来例1のスイッチング電源回路は、ダイオード314、PNPトランジスタ315、抵抗316の素子を有することによって、より低い動作開始下限電圧Vsで電源制御回路の動作を可能にしている。これについて詳細に説明する。
昇圧動作停止時、式(1)のように、出力電圧Voutは入力電圧Vinより低い。PNPトランジスタ315のエミッタからベース、抵抗316を通って電流が流れる。PNPトランジスタ315のベース電圧Vb315は下記式(4)となる。式(4)のVbe315は、PNPトランジスタ315のベース・エミッタ間電圧である。
Vb315=Vin−Vbe315 ・・・(4)
式(1)の出力電圧Voutよりも、式(4)のPNPトランジスタ315のベース電圧(接続点J35の電圧)のほうが高いため、ダイオード314は遮断状態である。PNPトランジスタ315はフルオンし、飽和状態となる。PNPトランジスタ315が飽和することによって、電源制御回路101の電源端子Vccに印加される電圧V101は、下記式(5)となる。式(5)のVce315は、PNPトランジスタ315のコレクタ・エミッタ間の飽和電圧である。
101=Vin−Vce315 ・・・(5)
PNPトランジスタ315のコレクタ・エミッタ間の飽和電圧Vce315は、ダイオード312及び313の順方向ダイオード電圧Vf312及びVf313よりもはるかに小さい。式(5)の電圧V101は、式(2)の電圧V101と比較して、約2Vf=1.2V〜1.4V大きい。
入力電源102から見た動作開始下限電圧Vsは、電源制御回路101の動作開始下限電圧をV0とすると、下記式(6)になる。
Vs=V0+Vce315 ・・・(6)
飽和電圧Vce315は小さいため、入力電源102から見た動作開始下限電圧Vsは、電源制御回路101の実際の動作開始下限電圧V0とほぼ同じ値又はそれより少し大きい値である。式(3)と式(6)の電圧の差は2次電池または乾電池で動作する電子機器の場合、非常に大きな差となる。
このように、従来例1のスイッチング電源回路は、動作開始下限電圧を下げることができ、入力電源102が出力する入力電圧Vinを低い値にすることができる。例えば、電源制御回路101の動作開始下限電圧V0が3Vの場合、3.3Vの出力電圧を有する直列に接続された2本の乾電池を入力電源として、従来例1のスイッチング電源回路は起動できる。
入力電源102が乾電池の場合、出力キャパシタ106から入力電源102へ流れる逆流電流は、乾電池を劣化させ、寿命を短縮してしまうため、逆流電流は極力避ける必要がある。
従来例1のスイッチング電源回路は、入力電圧Vinが出力電圧Voutより高い場合に、電源制御回路101への電源供給経路を形成するPNPトランジスタ315を動作させる。従来例1のスイッチング電源回路は、出力電圧Voutが入力電圧Vinより高い場合に、電源制御回路101への電源供給経路を形成するダイオード313を動作させる。従来例1のスイッチング電源回路は、PNPトランジスタ315とダイオード313とを相補的にオンオフ動作するため、出力キャパシタ106から入力電源102へ向かって流れる逆流電流は発生しない。
近年、携帯電話、DSC(Digital Still Camera)等の電子機器の低消費電力化はますます進み、スイッチング電源回路の電力変換効率は非常に重要なファクターとなっている。
日本国特許第3138218号公報に開示されている従来例1のスイッチング電源回路は、NPNトランジスタ311のスイッチング時のベース電流(スイッチング素子駆動電流)の消費と、整流ダイオード312の順方向ダイオード電圧Vf312による電力損失(整流時の電力損失)とが存在するため、電力変換効率の面で不利である。
そのため、現在では、NPNトランジスタ311と整流ダイオード312とに代えて、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field-Effect Transistor)スイッチング素子とMOSFET同期整流とを用いた構成の従来例2のスイッチング電源回路が主流となってきている。
図4を用いて、従来例2のスイッチング電源回路を説明する。図4は、従来例2のスイッチング電源回路の構成を示す図である。従来例2のスイッチング電源回路は、電池であるところの入力電源102の一端に接続された入力端子111、入力端子111とチョークコイル107との間に一端を接続され、他端を接地点に接続された入力平滑キャパシタ103、入力端子111と接地点との間に直列に接続されたチョークコイル107とNチャネルMOSFET104、ドレインをチョークコイル107とNチャネルMOSFET104との接続点J41に接続されたPチャネルMOSFET105、PチャネルMOSFET105のソースに接続された出力端子112、電源端子Vccを出力端子112に接続され、制御端子VG1をNチャネルMOSFET104に接続され、制御端子VG2をPチャネルMOSFET105に接続された電源制御回路101、PチャネルMOSFET105と出力端子112との間の接続点J43に一端を接続され、他端を接地点に接続された出力キャパシタ106を有する。図4において、図3と同一の構成要素には、同一番号を付している。
従来例2のスイッチング電源回路には、同期整流用のPチャネルMOSFET105での[オン抵抗×電流]で決定される電圧降下に起因する電力損失(整流時の電力損失)が存在する。
PチャネルMOSFET105での降下電圧は、図3の整流ダイオード312の順方向ダイオード電圧と較べてはるかに低い。PチャネルMOSFET105の整流動作による電力損失は、整流ダイオード312による電力損失よりも小さい。従って、従来例2のスイッチング電源回路は、従来例1のスイッチング電源回路よりも電力変換効率が改善される。
次に従来例2のスイッチング電源回路の昇圧動作開始時(スイッチング動作開始時)について説明する。入力電源102から入力端子111に入力電圧Vinが印加されると、PチャネルMOSFET105の寄生ダイオードを通って電流が流れる。この時の出力電圧Voutは、下記の式で表される。下記の式において、VdはPチャネルMOSFET105の寄生ダイオードの順方向ダイオード電圧である。Vdは約0.7Vである。
Vout=Vin−Vd
出力電圧Voutが、電源制御回路101の動作開始下限電圧V0に達すると(V0=Vin−Vd)、電源制御回路101が駆動信号を発生することにより、NチャネルMOSFET104及びPチャネルMOSFET105はスイッチング動作する。すると、出力電圧Voutが所定の電圧に昇圧される。PチャネルMOSFET105の寄生ダイオードは、昇圧された出力電圧Voutによって逆バイアスされるため、スイッチング電源回路が昇圧動作を開始すると遮断状態になる。
従来例2のスイッチング電源回路は、入力電圧Vinが電源制御回路101の動作開始下限電圧V0より寄生ダイオードの順方向ダイオード電圧Vd(約0.7V)以上高くないと、動作しなかった(Vin=V0+Vd)。例えば電源制御回路101の動作開始下限電圧V0が3Vの場合、3.3Vの出力電圧を有する直列に接続された2本の乾電池では、従来例2のスイッチング電源回路は起動しなかった。
特許第3138218号公報
従来例1のスイッチング電源回路は、動作開始下限電圧を低くすることはできるが、高電力変換効率を実現することができない。従来例2のスイッチング電源回路は、高電力変換効率を実現できるが、動作開始下限電圧を低くすることができない。
そこで、高電力変換効率を実現する従来例2のスイッチング電源回路に、動作開始下限電圧を低くすることができる従来例1の回路素子(ダイオード313、ダイオード314、PNPトランジスタ315、及び抵抗316)を組み込むことが考えられる。しかし、従来例2のスイッチング電源回路に従来例1の回路素子(ダイオード313、ダイオード314、PNPトランジスタ315、及び抵抗316)を組み込むと、下記に説明するように回路は正常に動作しない。
従来例2のスイッチング電源回路において、出力端子112から電源制御回路101の電源端子Vccに至る経路にダイオード313を挿入したとする。昇圧された出力電圧Voutが入力電圧Vinより高くなると、電源制御回路101の電源端子Vccに供給される電圧は、[出力電圧Vout−ダイオード313の降下電圧Vf313]となる。
電源制御回路101が出力する同期整流MOSFET105のHighレベルのゲート電圧は、MOSFET105のソース電圧よりVf313(約0.7V)低くなり、PチャネルMOSFET105はOFFにならない。電源制御回路101はPチャネルMOSFET105を正常に駆動できず、PチャネルMOSFET105はオンしたままになる。
従来例2のスイッチング電源回路に従来例1の回路素子のうち、ダイオード314、PNPトランジスタ315、抵抗316のみを組み込むと(ダイオード313を短絡した回路)、下記に説明するように回路は正常に動作しない。
昇圧された出力電圧Voutが入力電圧Vinより高くなると、PNPトランジスタ315のコレクタ電圧はVoutとなり、PNPトランジスタ315のベース電圧は、[出力電圧Vout−ダイオード314の降下電圧Vf314]となる。すると、PNPトランジスタ315のベース・コレクタ電圧Vbcは、約0.7Vとなり、PNPトランジスタ315は常にON状態となる。PNPトランジスタ315のコレクタからエミッタに向かって不要な電流が、入力電源102へ向かって逆流する。特に入力電源102が乾電池等の1次電池である場合、1次電池102へ逆流する現象は1次電池102の寿命を急速に縮めることになる。
従って、高電力変換効率を実現する従来例2のスイッチング電源回路に、動作開始下限電圧を低くすることができる従来例1の回路素子(ダイオード313、ダイオード314、PNPトランジスタ315、及び抵抗316)を組み込んで、高い電力変換効率と低い動作開始下限電圧の両方を実現することはできなかった。従来、高い電力変換効率と低い動作開始下限電圧の両方を実現するスイッチング電源回路は存在しなかった。
本発明は、高電力変換効率を達成し、且つ低い動作開始下限電圧を実現するスイッチング電源回路を提供することを目的とする。
本発明は、電源制御回路に駆動電圧を供給するための手段において生じる電圧降下を低減するスイッチング電源回路を提供することを目的とする。
本発明は、乾電池の劣化原因となる逆流電流を防ぐスイッチング電源回路を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は下記の構成を有する。
本発明の1つの観点によるスイッチング電源回路は、入力電圧を入力する入力端子と、出力電圧を出力する出力端子と、前記入力端子と前記出力端子との間に直列に接続し、前記入力電圧を入力して前記出力電圧を出力するチョークコイルと整流用Pチャネル型MOSFETと、前記チョークコイルと前記整流用Pチャネル型MOSFETとの間に一端を接続し、接地点に他端を接続する昇圧用スイッチング素子と、前記出力電圧を電源供給源として動作し、前記昇圧用スイッチング素子と前記整流用Pチャネル型MOSFETとを制御する電源制御回路と、前記チョークコイル及び前記整流用Pチャネル型MOSFETと並列に、前記入力端子と前記出力端子との間に接続されたトランジスタと、前記入力電圧又は前記入力電圧から導出した電圧である第1の電圧を反転入力端子に入力し、前記出力電圧又は前記出力電圧から導出した電圧である第2の電圧に所定のオフセット電圧を加算した電圧を非反転入力端子に入力し、前記第1の電圧が前記第2の電圧に前記所定のオフセット電圧を加算した電圧より高い場合は前記トランジスタを導通させ、前記第1の電圧が前記第2の電圧に前記所定のオフセット電圧を加算した電圧より低い場合は前記トランジスタを遮断する差動増幅器と、を有し、前記整流用Pチャネル型MOSFETは、ゲートを前記電源制御回路に、ドレインを前記チョークコイルに、ソースを前記出力端子に接続する。
この発明によれば、高電力変換効率を達成し、且つ動作開始下限電圧を低くすることができるスイッチング電源回路を実現できる。
この発明によれば、電源制御回路に駆動電圧を供給するための手段において生じる電圧降下を低減するスイッチング電源回路を実現できる。
この発明によれば、乾電池の劣化原因となる逆流電流を防ぐスイッチング電源回路を実現できる。
本発明の他の観点による上記のスイッチング電源回路において更に、前記トランジスタはPチャネル型MOSFET又はPNPトランジスタであって、前記差動増幅器出力電圧は前記Pチャネル型MOSFETのゲート又は前記PNPトランジスタのベースに印加される。
この発明によれば、高電力変換効率を達成し、且つ動作開始下限電圧を低くすることができるスイッチング電源回路を実現できる。
好ましくは、所定のオフセット電圧は、差動増幅器の入力オフセット電圧の最大値より大きく、且つできるだけ低く設定する。少なくともダイオードのON電圧(約0.7V)より低く設定する。
この発明のスイッチング電源回路によれば、同期整流用のPチャネルMOSFETでの電圧降下に起因する電力損失(整流時の電力損失)を非常に小さくすることが出来る。これにより、高電力変換効率を達成し、且つ動作開始下限電圧を低くすることができるスイッチング電源回路を実現できる。
明の新規な特徴は添付の請求の範囲に特に記載したものに他ならないが、構成及び内容の双方に関して本発明は、他の目的や特徴と共に、図面と共同して理解されるところの以下の詳細な説明から、より良く理解され評価されるであろう。
本発明によれば、高電力変換効率を達成し、且つ動作開始下限電圧を低くすることができるスイッチング電源回路を実現できるという有利な効果が得られる。
本発明によれば、電源制御回路に駆動電圧を供給するための手段において生じる電圧降下を低減するスイッチング電源回路を実現できるという有利な効果が得られる。
本発明によれば、乾電池の劣化原因となる逆流電流を防ぐスイッチング電源回路を実現できるという有利な効果が得られる。
以下本発明の実施をするための最良の形態を具体的に示した実施の形態について、図面とともに記載する。
《実施の形態》
図1及び図2を用いて、本発明の実施の形態のスイッチング電源回路について説明する。図1は、本発明の実施の形態のスイッチング電源回路の構成を示す回路図である。図1において、入力電源102は、2次電池又は1次電池(例えば乾電池)等の電源である。入力電源102の一端は接地点に接続され、他端は本発明の実施の形態のスイッチング電源回路の入力端子111に接続されている。
本発明の実施の形態のスイッチング電源回路は、電池であるところの入力電源102と接続される入力端子111、入力端子111とPチャネルMOSFET108との間の接続点J11に一端を接続され、他端を接地点に接続される入力平滑キャパシタ103、入力端子111とPチャネルMOSFET108との間の接続点J12に一端を接続されたチョークコイル107、チョークコイル107の他端と接地点との間に接続されたNチャネルMOSFET104、ドレインをチョークコイル107とNチャネルMOSFET104との接続点J13に接続されたPチャネルMOSFET105、PチャネルMOSFET105のソースに接続された出力端子112、チョークコイル107とPチャネルMOSFET105との直列接続と並列になるように、入力端子111と出力端子112との間に接続されるPチャネルMOSFET108、を含む出力電圧制御回路117、PチャネルMOSFET108と出力端子112との間の接続点J14に電源端子Vccを接続され、NチャネルMOSFET104のゲートに制御端子VG1を接続され、PチャネルMOSFET105のゲートに制御端子VG2を接続される電源制御回路101、PチャネルMOSFET105と出力端子112との間の接続点J15に一端を接続され、他端を接地点に接続される出力キャパシタ106、を有する。
出力電圧制御回路117は、入力端子111と接地点との間に接続された分圧回路114、出力端子112と接地点との間に接続された分圧回路113、分圧回路113の2つの抵抗の中間接続点に一端を接続されたオフセット電圧源110、オフセット電圧源110の他端を非反転入力端子に接続され、分圧回路114の2つの抵抗の中間接続点を反転入力端子に接続される差動増幅器109、ゲートを差動増幅器109の出力端子に接続され、ドレインを入力端子111に接続され、ソースを出力端子112に接続されたPチャネルMOSFET108、を有する。図1(実施の形態)において、図3(従来例1)及び図4(従来例2)と対応する構成要素には、同一番号を付している。
本発明の実施の形態のスイッチング電源回路を構成する各構成要素について説明する。入力端子111は、入力電源102が出力する入力電圧Vinを入力する。入力電圧Vinは、入力平滑キャパシタ103によって平滑され、チョークコイル107とPチャネルMOSFET108とに印加される。
実施の形態において、入力電源102から入力端子111に入力され、入力平滑キャパシタ103によって平滑され、チョークコイル107及びPチャネルMOSFET108のドレインに印加される電圧を「入力電圧Vin」と呼ぶ。PチャネルMOSFET105のソース及びPチャネルMOSFET108のソースから出力され、出力キャパシタ106によって平滑され、出力端子112から出力する電圧を「出力電圧Vout」と呼ぶ。
電源制御回路101は、電源端子Vccに出力電圧Voutを印加されて駆動し、制御端子VG1及び制御端子VG2から駆動信号を出力して、NチャネルMOSFET104とPチャネルMOSFET105のスイッチング動作を制御する。
NチャネルMOSFET104は、ゲートを電源制御回路101の制御端子VG1に接続され、ソースをチョークコイル107とPチャネルMOSFET105との間の接続点J13に接続され、ドレインを接地点に接続される。NチャネルMOSFET104は、電源制御回路101の制御端子VG1から出力される駆動信号に基づいて、チョークコイル107への通電をオンオフするスイッチング動作を行う。
入力端子111に接続されたチョークコイル107は、NチャネルMOSFET104のスイッチング動作により、入力電圧Vinを入力してエネルギーを蓄積する動作と、蓄積したエネルギーを放出する動作を繰り返し行う。
PチャネルMOSFET105は、ゲートを電源制御回路101の制御端子VG2に接続され、ソースを出力キャパシタ106及び出力端子112の接続点J15に接続され、ドレインをチョークコイル107との接続点J13に接続される。PチャネルMOSFET105は、チョークコイル107に蓄積されたエネルギーに基づいてその電流がカットオフされるときに接続点J13に発生する逆起電力を整流して、出力キャパシタ106に伝達する。
出力キャパシタ106には、チョークコイル107に蓄積されたエネルギーによる電圧(逆起電力)と入力電圧Vinとが伝達される。出力キャパシタ106は、その伝達された電圧を平滑して、出力端子112に出力する。出力端子112は入力電圧Vinよりも昇圧された出力電圧Voutを出力する。電源制御回路101の負帰還端子(FB端子)は、出力端子112に接続されて出力電圧Voutを入力し、出力電圧Voutが一定電圧となるように負帰還制御する。
出力電圧制御回路117を構成する各構成要素について説明する。分圧回路114は、2つの抵抗によって入力電圧Vinを分圧する。分圧された電圧は、差動増幅器109の反転入力端子に入力される。
分圧回路113は、2つの抵抗によって出力電圧Voutを分圧する。
オフセット電圧源110は、所定のオフセット電圧(上昇電圧)Voffを生じる回路である(図1においては、等価回路で表示している。)。オフセット電圧源110は、分圧回路113によって分圧された電圧を所定のオフセット電圧Voffだけ高くして、差動増幅器109の非反転入力端子に入力する。オフセット電圧Voffは、差動増幅器109の入力オフセット電圧バラツキよりも大きい値であって、且つその条件を満たす範囲で、できるだけ小さく設定する。オフセット電圧Voffは、少なくともダイオードのON電圧(約0.7V)より低くする。詳細は後述する。
差動増幅器109は、電源端子に出力電圧Voutを印加されて、動作する。差動増幅器109は、電源制御回路101と比較して内部構成がはるかに簡単である故に、通常、差動増幅器109の動作開始下限電圧は、電源制御回路101の動作開始下限電圧よりもPチャネルMOSFET108に付随する寄生のボディダイオードの順方向ダイオード電圧Vf108以上低い。実施の形態において、差動増幅器109の動作開始下限電圧は、電源制御回路101の動作開始下限電圧(例えば3V)よりも、PチャネルMOSFET108のボディダイオードの順方向ダイオード電圧Vf108(約0.7V)以上低い。
差動増幅器109は、非反転入力端子に出力電圧Voutとオフセット電圧Voffとを加算した電圧値を入力され、反転入力端子に入力電圧Vinを入力され、その差を増幅した電圧値を出力する。
差動増幅器109の出力端子は、PチャネルMOSFET108のゲートに接続されている。差動増幅器109は、 [出力電圧Vout]<[入力電圧Vin−オフセット電圧Voff] の場合のみ、PチャネルMOSFET108を導通させる。PチャネルMOSFET108はオンの時、差動増幅器109の出力電圧により[入力電圧Vin−オフセット電圧Voff]を出力する。
オフセット電圧Voffは、差動増幅器109の入力オフセット電圧バラツキよりも大きい値である故に、PチャネルMOSFET108が導通する時、必ず入力端子111から出力端子112に向かって電流が流れる。PチャネルMOSFET108を通って、出力端子112から乾電池等の入力電源102に電流が逆流するおそれはない。
[図1のスイッチング電源回路の昇圧時の動作]
上記のように構成されたスイッチング電源回路の昇圧時の動作を説明する。実施の形態のスイッチング電源回路は、入力電源102から出力された入力電圧Vinが入力端子111から入力される。入力電圧Vinを入力した当初は、差動増幅器109が動作していないため、PチャネルMOSFET108のスイッチはオフしている。PチャネルMOSFET108はボディダイオードを通して、[入力電圧Vin−ボディダイオードの順方向ダイオード電圧Vf108]を出力する。その電圧が、差動増幅器109の電源端子に印加され、差動増幅器109は動作を直ぐに開始する。
差動増幅器109は、[出力電圧Vout(=入力電圧Vin−ボディダイオードの順方向ダイオード電圧Vf108)]が[入力電圧Vin−オフセット電圧Voff]よりも小さいため、PチャネルMOSFET108を導通させる。差動増幅器109の出力電圧により、PチャネルMOSFET108はオンし、[入力電圧Vin−オフセット電圧Voff]を出力電圧Voutとして出力する。その出力電圧Voutが電源制御回路101の電源端子Vccに印加され、電源制御回路101は動作を開始する。
昇圧動作時、電源制御回路101は、NチャネルMOSFET104とPチャネルMOSFET105のオンオフのスイッチング動作を制御端子VG1と制御端子VG2を通して交互に繰り返す。
NチャネルMOSFET104がオンの時、チョークコイル107はエネルギーを蓄積する。この時のNチャネルMOSFET104のゲート・ソース間電圧Vgsは、電源制御回路101の電源電圧、つまりスイッチング電源回路の出力電圧Voutまで到達する。例えば、出力電圧Voutが3.3Vであれば、NチャネルMOSFET104のゲート・ソース間電圧Vgsは3.3Vとなる。
現在、携帯電話、DSC等に搭載されている一般的なMOSFETで十分低いオン抵抗を達成するためには、ゲート・ソース間電圧を3V以上で使用しなければならない。出力電圧Voutが3.3Vであれば、ゲート・ソース間電圧が3V以上になるため、NチャネルMOSFET104は十分低いオン抵抗を達成できる。NチャネルMOSFET104での[(オン抵抗)×(電流の2乗)]で発生する電力損失を低減することができる。
NチャネルMOSFET104がオンの時、同期整流用PチャネルMOSFET105は、電源制御回路101の制御端子VG2により、ゲート電圧が出力電圧Voutと同一の電圧値になるように制御されているので、オフしている。
NチャネルMOSFET104がオフの時、電源制御回路101は、PチャネルMOSFET105をオンにして、チョークコイル107に蓄積されたエネルギーと入力電圧Vinとを出力キャパシタ106に伝達する。この時、出力キャパシタ106からPチャネルMOSFET105を通ってNチャネルMOSFET104の向きに貫通電流が流れるのを防止するために、NチャネルMOSFET104のオフから、PチャネルMOSFET105のオンまでの間、両者がオフになるデッドタイムを設けるのが一般的である。
NチャネルMOSFET104及びPチャネルMOSFET105がオフであるデッドタイムの間、チョークコイル107に蓄積されたエネルギーは、PチャネルMOSFET105のボディダイオードを通って、出力キャパシタ106に伝達される。この時、PチャネルMOSFET105に順方向ダイオード電圧Vf105が発生するので、電力損失は大きい。従って、デッドタイムは、短く設定される。
デッドタイム後、PチャネルMOSFET105は、ゲート電圧が0Vとなり(出力電圧Vout=3.3Vの場合、ゲート・ソース間電圧Vgs105=−3.3Vとなり)、オンする。PチャネルMOSFET105での電力損失を低減した上で、チョークコイル107に蓄積されたエネルギーを出力キャパシタ106に伝達できる。
このように実施の形態のスイッチング電源回路は、NチャネルMOSFET104とPチャネルMOSFET105とをデッドタイムを経由して交互にオンオフさせることによって、チョークコイル107に蓄積されていたエネルギーを効率よく出力キャパシタ106に伝達する。
チョークコイル107に蓄積されていたエネルギーにより発生する電圧(逆起電力)は入力電圧Vinに重畳されて、出力キャパシタ106に伝達される。出力キャパシタ106は、その伝達されたエネルギーを充電する。その結果、出力端子112における出力電圧Voutは、入力電圧Vinより高い所定の値まで上昇する。
出力電圧Voutが[入力電圧Vin−オフセット電圧Voff]よりも大きくなった時点で、差動増幅器109の出力により、PチャネルMOSFET108はオフになる。出力電圧Voutが入力電圧Vinより高くなった場合には、PチャネルMOSFET108は必ずオフなので、出力端子112から入力端子111への逆流電流は流れない。
[図1のスイッチング電源回路の昇圧動作停止時の動作]
次に昇圧動作停止時の動作について説明する。昇圧動作停止時、NチャネルMOSFET104及びPチャネルMOSFET105は、電源制御回路101の制御端子VG1及び制御端子VG2からの制御によってオフ状態に固定される。
スイッチング電源回路が昇圧動作を停止している間、出力キャパシタ106の出力電圧Voutは、電源制御回路101の消費電流によって放電されていく。昇圧動作停止時からの出力電圧Voutの時間変化を図2に示す。
昇圧動作の停止直後、出力電圧Voutは入力電圧Vinよりも大きい。図2のA区間において、電源制御回路101の消費電流によって出力キャパシタ106の出力電圧Voutは低下していき、昇圧動作を停止してから時間が経過すると、出力電圧Voutは入力電圧Vinよりも小さくなる。
出力電圧Voutが[入力電圧Vin−オフセット電圧Voff]よりも高いA区間の間、差動増幅器109の出力は出力電圧Voutと同一になり(Highレベル)、PチャネルMOSFET108はオフ状態を保持する。出力キャパシタ106から入力電源102に向かって、入力電源102の劣化の原因となる逆流電流は流れない。
出力電圧Voutが更に低下して、[入力電圧Vin−オフセット電圧Voff]に達すると、出力電圧制御回路117は、出力電圧Vout(=電源制御回路101の電源電圧V101)がそれ以上低下しないように動作する。具体的には、出力電圧Voutが[入力電圧Vin−オフセット電圧Voff]と等しくなった時点で、差動増幅器109がLowレベルを出力する。
差動増幅器109の出力電圧(=PチャネルMOSFET108のゲート電圧)は、[入力電圧Vin−オフセット電圧Voff]になるようにリニアに負帰還制御される。PチャネルMOSFET108のゲート電圧が差動増幅器109によりリニアに負帰還制御される故に、電源制御回路101の放電電流により、出力電圧Voutは[入力電源102の電圧Vin−オフセット電圧Voff]の設定電圧を保持する(B区間)。
このように昇圧動作停止時には、出力電圧制御回路117の負帰還制御により、出力電圧Vout(=電源制御回路101の電源電圧V101)が下記式(7)の値に保持される。
Vout=Vin−Voff ・・・(7)
入力電源102側から見た動作開始下限電圧Vsは、下記式(8)となる。下記式(8)のV0は、電源制御回路101の動作開始下限電圧である。
Vs=V0+Voff ・・・(8)
オフセット電圧Voffは、差動増幅器109の入力オフセット電圧のバラツキ幅よりも大きい値である。差動増幅器109の入力オフセット電圧のバラツキがあったとしても、必ず入力電源102の電圧Vinを出力電圧Voutより大きくして逆流電流を防ぐためである。
上記条件を満たす範囲で、オフセット電圧Voffをできるだけ小さく設定すれば、入力電源102側から見た動作開始下限電圧Vsを低くすることができる。一般に、差動増幅器の入力オフセット電圧は6〜7mV程度である。例えばオフセット電圧Voffを0.1V以下に設定する。
以上説明したように、本発明のスイッチング電源回路は、高電力変換効率を実現でき、且つスイッチング電源回路の起動が可能な最低入力電圧を低くすることができる。
実施の形態のオフセット電圧源110に代えて、下記の構成であっても良い。入力電圧Vinと出力電圧Voutをそれぞれ分圧回路114,113で分圧して直接差動増幅器109に入力する。
入力電圧Vinと出力電圧Voutとが同一電圧である場合、出力電圧Voutを分圧して差動増幅器109の非反転入力端子に入力した電圧が、入力電圧Vinを分圧して差動増幅器109の反転入力端子に入力した電圧より所定の電圧だけ又は所定の割合で高くなるように、分圧回路113,114の分圧比を定める。又は、入力端子111から差動増幅器109の反転入力端子に至る経路に、所定の降下電圧(オフセット電圧)Voffを生じる回路を挿入する。
PチャネルMOSFET108に代えて、PNPトランジスタを用いても良い。
この場合、差動増幅器109の出力電圧がPNPトランジスタのベースに印加されて、PNPトランジスタは導通又は遮断する。
同期整流用のPチャネルMOSFET105に代えて、アノードをチョークコイル107と接続し、カソードを出力端子112と接続するダイオードを整流用デバイスとして用いても良い。
発明をある程度の詳細さをもって好適な形態について説明したが、この好適形態の現開示内容は構成の細部において変化してしかるべきものであり、各要素の組合せや順序の変化は請求された発明の範囲及び思想を逸脱することなく実現し得るものである。
本発明は、スイッチング電源回路に有用である。
本発明の実施の形態のスイッチング電源回路の構成を示す回路図 本発明のスイッチング電源回路における昇圧動作停止時の出力電圧の時間変化を示す図 従来例1のスイッチング電源回路の構成を示す回路図 従来例2のスイッチング電源回路の構成を示す回路図
符号の説明
101 電源制御回路
102 入力電源
103 入力平滑キャパシタ
104 NチャネルMOSFET
105 PチャネルMOSFET
106 出力キャパシタ
107 チョークコイル
108 PチャネルMOSFET
109 差動増幅器
110 オフセット電圧源
111 入力端子
112 出力端子
117 出力電圧制御回路
311 NPNトランジスタ
312 整流ダイオード
313、314 ダイオード
315 PNPトランジスタ
316 抵抗

Claims (2)

  1. 入力電圧を入力する入力端子と、
    出力電圧を出力する出力端子と、
    前記入力端子と前記出力端子との間に直列に接続し、前記入力電圧を入力して前記出力電圧を出力するチョークコイルと整流用Pチャネル型MOSFETと、
    前記チョークコイルと前記整流用Pチャネル型MOSFETとの間に一端を接続し、接地点に他端を接続する昇圧用スイッチング素子と、
    前記出力電圧を電源供給源として動作し、前記昇圧用スイッチング素子と前記整流用Pチャネル型MOSFETとを制御する電源制御回路と、
    前記チョークコイル及び前記整流用Pチャネル型MOSFETと並列に、前記入力端子と前記出力端子との間に接続されたトランジスタと、
    前記入力電圧又は前記入力電圧から導出した電圧である第1の電圧を反転入力端子に入力し、前記出力電圧又は前記出力電圧から導出した電圧である第2の電圧に所定のオフセット電圧を加算した電圧を非反転入力端子に入力し、前記第1の電圧が前記第2の電圧に前記所定のオフセット電圧を加算した電圧より高い場合は前記トランジスタを導通させ、前記第1の電圧が前記第2の電圧に前記所定のオフセット電圧を加算した電圧より低い場合は前記トランジスタを遮断する差動増幅器と、を有し、
    前記整流用Pチャネル型MOSFETは、ゲートを前記電源制御回路に、ドレインを前記チョークコイルに、ソースを前記出力端子に接続することを特徴とするスイッチング電源回路。
  2. 前記トランジスタがPチャネル型MOSFET又はPNPトランジスタであって、
    前記差動増幅器出力電圧が前記Pチャネル型MOSFETのゲート又は前記PNPトランジスタのベースに印加されることを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源回路。
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