JP4145724B2 - レーダ装置および類似装置 - Google Patents

レーダ装置および類似装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4145724B2
JP4145724B2 JP2003156955A JP2003156955A JP4145724B2 JP 4145724 B2 JP4145724 B2 JP 4145724B2 JP 2003156955 A JP2003156955 A JP 2003156955A JP 2003156955 A JP2003156955 A JP 2003156955A JP 4145724 B2 JP4145724 B2 JP 4145724B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wake
image data
data
time
pixel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003156955A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004361126A (ja
Inventor
巧 冨士川
武広 山下
彩衣 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furuno Electric Co Ltd
Original Assignee
Furuno Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furuno Electric Co Ltd filed Critical Furuno Electric Co Ltd
Priority to JP2003156955A priority Critical patent/JP4145724B2/ja
Publication of JP2004361126A publication Critical patent/JP2004361126A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4145724B2 publication Critical patent/JP4145724B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、極座標系で受信される探知信号を直交座標系に変換して表示器に出力するレーダ装置やソナー装置、特に、航跡表示を行う装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
舶用のレーダ装置には、他船の位置、進行方向、および船速を把握する方法として、レーダアンテナで受信した探知信号を所定時間分蓄積しておき、表示器に尾引状に表示することで、航跡表示を行う装置がある。また、ソナー装置では、魚群の動向を知る方法として、トランスデューサで受信した探知信号を蓄積しておき表示器に表示する装置がある。
【0003】
このような航跡表示を行う機能を有するレーダ装置の従来の構造について図8を参照して説明する。
【0004】
図8は従来の航跡表示機能付きレーダ装置の主要部を表すブロック図である。
【0005】
レーダアンテナ1は、所定回転周期で水平面を回転しながら、所定送受信周期でパルス状電波を外部に送信するとともに、物標で反射した電波を極座標系で受信し、受信部2に受信信号を出力し、描画アドレス発生部5にスイープ角度データを出力する。受信部2はレーダアンテナ1からの受信信号を検波して増幅し、AD変換部3に出力する。AD変換部3は、このアナログ形式の受信信号を複数ビットからなるディジタル信号(受信データ)に変換する。スイープメモリ4は、ディジタル変換された1スイープ分の受信データを実時間で記憶し、次の送信により得られる受信データが再び書き込まれるまでに、この1スイープ分のデータを現在画像用メモリ6と物標データ検出部7とに出力する。
【0006】
描画アドレス発生部5は、スイープの中心を開始番地として、中心から周囲に向かって、所定方向(例えば船首方向)を基準としたアンテナの角度θとスイープメモリ4の読み出し位置rとから、対応する直交座標系で配列された画像メモリの画素を指定する番地を作成する。この描画アドレス発生部5は、具体的には次式を実現するハードウェアにより構成される。
【0007】
X=Xs+r・sinθ
Y=Ys+r・cosθ
ただし、
X,Y:画像メモリの画素を指定する番地
Xs,Ys:スイープの中心番地
r:中心からの距離
θ:スイープ(アンテナ)の角度
現在画像用メモリ6は、レーダアンテナ1の1回転(1スキャン)で得られる受信データを記憶する容量を備えるメモリである。現在画像用メモリ6は、描画アドレス発生部5からの指定番地に従って、直交座標系で示された各画素に、スイープメモリ4から出力された極座標系の受信データを1回転分、現在画像データとして記憶する。そして、現在画像用メモリ6は、図示していない表示制御部により表示器14の走査と同期して、記憶されている現在画像データを読み出し、表示出力合成部13に出力する。
【0008】
物標データ検出部7は、スイープメモリ4から出力された受信データの内、所定閾値以上の受信データがあれば、物標が存在するとして物標検出データを生成して航跡データ発生部11に出力する。
【0009】
FIRST/LAST検出部8は、スイープ(レーダアンテナ1)の1回転内において、それぞれ現在画像用メモリ6および航跡画像用メモリ12上における描画アドレス発生部5で設定された直交座標系の各画素に、このスイープが最初にアクセスした時点、または最後にアクセスした時点を検出し、このいずれかのタイミングを航跡データ発生部11に与える。これにより、直交座標系であるメモリ(航跡画像用メモリ)12の各画素に、スイープ1回転に1回のみアクセスすることになる。アクセスするタイミングを、最初にアクセスした時点、または最後にアクセスした時点とするのは、これらのタイミングが検出しやすいからである。なお、直交座標系であるメモリ(航跡画像用メモリ)12の各画素には、極座標系の受信データが複数個対応している(特に、受信データが密集するスイープの中心付近)。
【0010】
航跡時間設定部9はオペレータにより入力された航跡時間を減算タイミング発生部10に出力し、減算タイミング発生部10はこの航跡時間と航跡画像用メモリ12の構成画素数に応じて減算タイミング信号の周期を決定し、この周期毎に減算タイミング信号をスイープの1回転期間に亘って航跡データ発生部11に出力する。
【0011】
航跡データ発生部11は、物標データ検出部7からの物標検出データと、FIRST/LAST検出部8からのタイミング信号と、減算タイミング発生部10からの減算タイミング信号と航跡画像用メモリから読み出したデータとに基づいて、次に示す方法で航跡画像用メモリ12に記憶されているスイープ1回転分の航跡画像データを更新して、再び航跡画像用メモリ12に出力する。
【0012】
航跡画像用メモリ12は、記憶されている航跡画像データを、図示していない表示制御部により表示器14の走査と同期して航跡画像データを表示出力合成部13に出力する。
【0013】
表示出力合成部13は現在画像データと航跡画像データとを合成して、表示器14に出力する。
【0014】
このようなレーダ装置では、航跡を所定時間分だけ表示させる方法として、次に示す方法が用いられている。
【0015】
航跡時間設定部9で航跡を表示させる時間(T)を設定すると、減算タイミング発生部10に出力する。減算タイミング発生部10は、航跡画像用メモリ12の階調度(N)を用いて(階調度(N)は、画素数で表現できる最大値である。)、(T/N)秒毎にスイープを1回転に亘って、減算タイミング信号を航跡データ発生部11に出力する。航跡データ発生部11は、航跡画像データの画素毎に物標検出データの有無を判断して、物標検出データがある場合は、その画素の階調を最大値(N)に設定し、減算タイミング信号が入力されるタイミングで物標検出データがない画素の階調を1段階減算する。
【0016】
これにより、物標の移動等により物標検出データがない画素は、航跡時間(T秒)後に階調値が「0」となり、航跡時間よりも長い(過去の)航跡が消え、現時点から以前の航跡時間(T時間)分の航跡画像データのみが表示される、さらに、各画素の階調度に比例して輝度を設定することにより、新しい航跡から古い航跡に段階的に輝度が変化する表示を行っている(例えば、特許文献1参照。)。
【0017】
【特許文献1】
特開昭64−50981号公報
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前述の従来の航跡表示機能を有するレーダ装置では、設定された航跡時間に応じて、上記の減算タイミング(周期)が決定される。そして、この減算タイミングにより航跡画像データの各画素データの階調が減算されていくため、航跡時間に応じて階調の変化率が異なる。例えば、航跡時間が3分の場合の減算周期t’は航跡時間が30分の場合の減算周期tよりも短い。このため、航跡時間を変更した場合、変更前の航跡画像データを利用することができない。
【0019】
また、航跡時間を長時間方向に変更した場合、それまでに蓄積された航跡画像データをそのまま利用すると、前回設定された航跡時間と今回設定した航跡時間との間の航跡画像データが蓄積されていないため、表示することができない。航跡時間を短時間方向に変更したい場合には、(必要以上の)長時間分のデータが記憶されているけれども、不必要なデータのみを消去するのは困難である。このため、航跡時間の設定を変更する毎に最初から再度航跡画像データを航跡時間分蓄積しなおして形成しているが、このようにすると、その蓄積のための時間を待たなければならず、その間、所望の画像が蓄積されるまで待たなければならないという問題があった。
【0020】
例えば、航跡時間を3分から30分に変更した場合、この航跡時間が30分に設定された航跡画像データを得るには最低30分は必要となり、その間の物標(他船等)の動きを観測できなくなる。また、逆に、航跡時間を30分から3分に変更した場合、最低3分は所望の画像が蓄積されるまで待たなければならない。
【0021】
この発明の目的は、航跡時間を変更しても、変更された航跡時間に応じた航跡画像データを即座に形成して表示することができるレーダ装置および類似装置を構成することである。
【0024】
【課題を解決するための手段】
この発明のレーダ装置および類似装置は、スイープが1回転して得られる受信データに基づく現在画像データと、前記受信データに基づいて得られる航跡画像データとを合成して、現在の物標の位置と物標の航跡とを同時に出力するレーダ装置および類似装置において、
前記航跡画像データを記憶する航跡画像データ記憶手段と、
前記航跡画像データを構成する各画素データを所定周期で変化させながら前記航跡画像データ記憶手段に出力する航跡画像データ生成手段と、
前記航跡画像データの航跡を時間で任意に設定する航跡時間設定手段と、
設定された航跡時間に応じて、前記航跡画像データ生成手段から出力される航跡画像データを変換して、合成画像記憶手段に出力する航跡画像データ変換手段と、
前記航跡画像データ変換手段で変換された航跡画像データと受信データとを合成して記憶する合成画像記憶手段とを備えたことを特徴とする。
【0025】
この構成では、設定された航跡時間に関係なく、航跡画像データ生成手段において、所定(一定)のタイミングで航跡画像データを構成している各画素の値を変化させる。そして、このタイミングを、航跡画像データ記憶手段の画素数で決まる、設定し得る最長の航跡時間に対応させる。これにより、常に、設定し得る最長の航跡時間分だけ航跡画像データ記憶手段に記憶される。
【0026】
そして、航跡時間設定手段で、所定の航跡時間が入力されると、航跡画像データ記憶手段に記憶されている航跡画像データは、航跡画像データ変換手段により該入力された航跡時間に応じた分の航跡画像表示データに変換される。この変換された航跡画像表示データと受信(現在)データとが合成されて航跡を含む合成画像データが形成され、合成画像記憶手段に記憶される。そして、この記憶された合成画像データは表示器の表示形式に変換されて表示器に出力される。このように、予め航跡を含む合成画像データを形成して記憶した後に出力することで、通常処理速度の遅い合成画像記憶手段の入力側に航跡画像データ変換手段を配置することができる。このため、航跡画像データ変換手段の処理速度を遅くでき、比較的低い処理能力で低価格の回路部品で装置を構成することができる。
【0027】
また、この発明のレーダ装置および類似装置においては、前記画素データは、前記所定周期で一段階ずつ減算することで、所定段階数に階調化されていることを特徴としている。
【0028】
この構成では、航跡画像データ生成手段は、減算処理により航跡画像データの各画素データを階調化させて変化させることができる。すなわち、減算という簡素な演算処理で各画素データ間の変化をつけるので、航跡画像データ生成手段の構成が簡素となる。また、減算することで、最新の位置から古い位置に向けて徐々に階調値が減少していく。このような画素データで構成された航跡画像データを出力することで、オペレータは容易に航跡を確認することができる。
【0029】
なお、航跡画像データの演算は減算に限らず、加算、乗算等の他の演算で行っても良い。
【0030】
また、この発明のレーダ装置および類似装置は、画素データの値に応じてそれぞれ異なる輝度または色を出力することを特徴としている。
【0031】
この構成では、合成画像データの各画素データの値に応じて異なる輝度または色が関連付けされて出力されるので、オペレータは出力された画像の輝度関係や配色を見ることで容易に航跡を確認することができる。
【0032】
また、この発明のレーダ装置および類似装置は、航跡画像データ変換手段で、設定された航跡時間に応じて、前記航跡画像データの各画素データの階調値の比率を変換することを特徴としている。
【0033】
この構成では、航跡画像データ変換手段は、各画素が表現し得る階調度と設定された航跡時間とに基づいて現在から航跡時間に近づくに従い、物標が存在した画素の階調を低下させる方向に変化させる。すなわち、設定された航跡時間が短ければ航跡時間に対する階調度の変化率を大きくし、設定された航跡時間が長ければ航跡時間に対する階調度の変化率を小さくする。これにより、変換された航跡画像データが現在位置から設定航跡時間(過去)に向かって、設定航跡時間に応じた階調値変化をするので、航跡時間を変更後の航跡表示は、変更前の航跡表示の影響を受けない。すなわち、長い航跡時間から短い航跡時間に変更した場合における航跡時間の時点までの階調が殆ど変化しなくなることや、短い航跡時間から長い航跡時間に変更した場合における変更前の航跡時間の時点での階調値の変化が連続的でなくなる(現在から変更前の航跡時間までの階調値変化が変更前の航跡時間で変換された航跡画像データからなり、これ以降の階調値変化が航跡画像データ記憶手段に記憶されている画像データとなる)ことが防止される。
【0036】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施形態に係るレーダ装置について、図1〜図6を参照して説明する。
【0037】
図1は本実施形態に係るレーダ装置の主要部の構成を示すブロック図である。
【0038】
レーダアンテナ1は、所定回転周期で水平面を回転しながら、所定送受信周期でパルス状電波を外部に送信するとともに、物標で反射した電波を極座標系で受信し、受信部2に受信信号を出力し、描画アドレス発生部5にスイープ角度データを出力する。受信部2はレーダアンテナ1からの受信信号を検波して増幅し、AD変換部3に出力する。AD変換部3は、このアナログ形式の受信信号をディジタル信号(受信データ)に変換する。スイープメモリ4は、ディジタル変換された1スイープ分の受信データを実時間で記憶し、次の送信により得られる受信データが再び書き込まれるまでに、この1スイープ分のデータを現在画像用メモリ6と物標データ検出部7とに出力する。
【0039】
描画アドレス発生部5は、スイープの中心を開始番地として、中心から周囲に向かって、所定方向(例えば船首方向)を基準としたアンテナの角度θとスイープメモリ4の読み出し位置rとから、対応する直交座標系で配列された画像メモリの画素を指定する番地を作成する。この描画アドレス発生部5は、具体的には次式を実現するハードウェアにより構成される。
【0040】
X=Xs+r・sinθ
Y=Ys+r・cosθ
ただし、
X,Y:画像メモリの画素を指定する番地
Xs,Ys:スイープの中心番地
r:中心からの距離
θ:スイープ(アンテナ)の角度
現在画像用メモリ6は、レーダアンテナ1の1回転(1スキャン)で得られる受信データを記憶する容量を備えるメモリである。現在画像用メモリ6は、描画アドレス発生部5からの指定番地に従って、直交座標系で示された各画素に、スイープメモリ4から出力された極座標系の受信データを1回転分、現在画像データとして記憶する。そして、現在画像用メモリ6は、図示していない表示制御部により表示器14の走査と同期して、記憶されている現在画像データを読み出し、表示出力合成部13に出力する。
【0041】
物標データ検出部7は、スイープメモリ4から出力された受信データの内、所定閾値以上の受信データがあれば、物標が存在するとして物標検出データを生成して航跡データ発生部11に出力する。
【0042】
FIRST/LAST検出部8は、スイープ(レーダアンテナ1)の1回転内において、それぞれ現在画像用メモリ6および航跡画像用メモリ12上における描画アドレス発生部5で設定された直交座標系の各画素に、このスイープが最初にアクセスした時点、または最後にアクセスした時点を検出し、このいずれかのタイミングを航跡データ発生部11に与える。これにより、直交座標系であるメモリ(航跡画像用メモリ)12の各画素に、スイープ1回転に1回のみアクセスすることになる。アクセスするタイミングを、最初にアクセスした時点、または最後にアクセスした時点とするのは、これらのタイミングが検出しやすいからである。なお、直交座標系であるメモリ(航跡画像用メモリ)12の各画素には、極座標系の受信データが複数個対応している(特に、受信データが密集するスイープの中心付近)。
【0043】
航跡時間設定部9は、オペレータにより入力された航跡時間を航跡画像データ変換部15に出力する。
【0044】
減算タイミング発生部10は、予め設定された時間(例えば、航跡表示を行う最長時間)と航跡画像用メモリ12の各画素データの階調度に応じて減算周期を決定し、この周期毎に減算タイミング信号をスイープの1回転期間に亘って航跡データ発生部11に出力する。
【0045】
航跡データ発生部11は、物標データ検出部7からの物標検出データと、FIRST/LAST検出部8からのタイミング信号と、減算タイミング発生部10からの減算タイミング信号と、航跡画像用メモリ12から読み出された以前の航跡画像データとに基づいて、次に示す方法で航跡画像用メモリ12に記憶されているスイープ1回転分の航跡画像データを更新して、再び航跡画像用メモリ12に出力する。
【0046】
図2は、図1に示す航跡データ発生部11の動作を説明するための概略ブロック図であり、図3は航跡画像データの変移状態を表す概要図である。なお、この説明では、航跡画像用メモリ12の各画素の記憶ビットを8ビットとし、256階調(0〜255)で画像データが記憶されるものとする。
【0047】
図1に示す航跡データ発生部11は、FIRST信号(またはLAST信号)が入力されなければ(図2におけるC=0の場合)、航跡画像用メモリ12から入力された航跡画像データの各画素データは更新されない。
【0048】
一方、FIRST信号(またはLAST信号)が入力されれば(図2におけるC=1の場合)、次の処理が行われる。
【0049】
(1)物標検出データが存在する場合(図2におけるA=1)
FIRST信号(またはLAST信号)が入力されるとともに物標検出データが入力されると、航跡データ発生部11は物標検出データが入力された位置に対応する画素の階調値を最大値「255」に設定して、航跡画像用メモリ12に書き込み、航跡画像データを更新する。
【0050】
(2)物標検出データが存在しない場合(図2におけるA=0)
(2−1)減算タイミング信号が入力されない場合(図2におけるD=0)
FIRST信号(またはLAST信号)が入力されるとともに、物標検出データが入力されず、さらに減算タイミング信号が入力されないと、航跡データ発生部11は、航跡画像用メモリ12から入力された航跡画像データの画素データに変換を加えず、航跡画像用メモリ12に書き込む。
【0051】
(2−2)減算タイミング信号が入力される場合(図2におけるD=1)
FIRST信号(またはLAST信号)が入力されるとともに、物標検出データが入力されず、さらに減算タイミング信号が入力されると、航跡データ発生部11は、航跡画像用メモリ12から入力された航跡画像データの画素データの階調値から所定値(この場合は「1」)を減算して航跡画像用メモリ12に書き込み更新する。ここで、減算前の階調値が「0」の場合には、階調値をそのまま「0」とする。
【0052】
これらの動作を船の航跡と画素データとで具体的に表すと、図3に示すようになる。ここでは、FIRST信号を基準にした場合を説明する。ある時点(FIRST信号入力時点)でA船が画素1に対応する位置にある場合、物標検出データが入力され、この画素1の画素データ(階調値)は「255」となる。
【0053】
A船が進行し、次のFIRST信号入力時点で、A船が画素2に達して物標検出データが入力されると、画素2の画素データは「255」になるとともに、減算タイミング信号が入力されていないので、画素1もそのまま「255」となる。
【0054】
そして、次のFIRST信号入力時点でA船が画素3に対応する位置に達して物標検出データが入力されるとともに、減算タイミング信号が入力されると、画素3の画素データは「255」となるが、画素1,2の画素データは、すでにA船が通過しており対応位置に存在しないので、「254」に減算される。
【0055】
このような処理を、予め設定された航跡表示を行う最長時間まで行うことで、この最長時間に対する航跡画像データを形成して、航跡画像用メモリ12に記憶する。この処理は時間の進行に応じて随時更新され続け、その時点から過去に対して最長時間分の画像データからなる最新の航跡画像データを航跡画像用メモリ12に随時記憶する。
【0056】
航跡画像用メモリ12は、前述のように更新される航跡画像データを記憶し、図示していない表示制御部により表示器14の走査に同期して航跡画像データを読み出し、航跡画像データ変換部15に出力する。
【0057】
航跡画像データ変換部15は、入力された航跡画像データに基づいて次に示す処理を行う。
【0058】
図4は航跡画像データ変換部15の動作を説明するための概略ブロック図である。また、図5は変換処理の内容を説明するための階調値と減算周期と航跡時間との関係を示した図である。
【0059】
図4において、nは変換前の画素データの階調値、Tは航跡時間、dは変換出力値である。航跡画像データ変換部15には、入力値n,Tに対する出力値dとの関係を表すテーブルが備えられている。
d=D−(D・(N−n)・t/T) −(1)
(1)式はテーブルを求めるための関係式であり、Dは変換後の最大階調値、Nは予め設定された変換前の最大階調値であり、tは減算タイミング周期で、設定し得る最長航跡時間Tmaxと、変更前の最大階調値Nとから(2)式により決まる。
t=Tmax/N −(2)
ここで、階調値dが「0」よりも小さくなる場合にはd=0とする。また、階調値dを正の整数とするため、算出したdを近似して整数化する。
【0060】
この変換を行うことで、図5に示すように、航跡時間を変更すると、これに応じた階調値の変化率で、航跡画像データ変換部15に入力された各画素データが変換される。すなわち、変換前の最大階調値である画素データは変換後の最大階調値に変換され、他の画素データは図5に示す直線に沿って段階的(離散的)に変換される。
【0061】
ここで、具体例として、変換前の最大階調値(航跡画像用メモリ12の各画素データのビット数に依存)を「255」とし、変換後の最大階調値(要求される装置仕様に依存)を「15」(4ビット)とし、また、航跡時間を最長航跡時間Tmaxとした30分から3分に変更する場合について説明する。
【0062】
この場合、航跡画像データ変換部15は、変換前の最大階調値「255」である画素データを変換後の最大階調値「15」に変換し、これ以外の階調値「14以下」を、次の(2)式で表されるa直線に準じた階調値の変化率から、(3)式で表されるb直線に準じた階調値の変換率に変換する。
【0063】
ここで、変換前の航跡時間が30分であるので、dは、
Figure 0004145724
で表されており、
変換後の航跡時間が3分であるので、dは、
Figure 0004145724
で表される。
【0064】
ここで、各画素データの階調値は、整数とするため、(3)式に従い算出された階調値dは四捨五入等を用いて整数化される。これにより変換後の各画素データの階調値は、現時点から3分前までが「15」から「1」までの所定値(整数値)に変換され、3分以前が全て「0」に変換される。
【0065】
一方、航跡時間を30分に変更した場合には、現時点から30分前までが「15」から「1」までの所定値(整数値)に変換され、30分以前が全て「0」に変換される。
【0066】
このような構成とすることにより、航跡時間に対応した変化率で現時点から過去に向けて徐々に階調値が低くなる航跡画像データを形成することができる。
【0067】
また、航跡画像データは、前述のように航跡画像データを変換する航跡画像データ変換部15よりも前段の航跡画像データ用メモリ12により、最長航跡時間に応じて記憶されている。このため、航跡時間を変更しても、航跡画像用メモリ12に記憶されている航跡画像データは変化しない。これにより、航跡時間を変更しても、即座に航跡時間に応じた航跡の長さの航跡画像表示データを形成することができる。
【0068】
本発明の表示出力合成手段に対応する表示出力合成部13は、このように航跡画像データ変換部15で形成された航跡画像表示データと、現在画像用メモリ6から出力された現在画像データとを合成して、この合成データの各画素データの階調値に応じて輝度を変化させたり、現在映像データと航跡画像データとの色を区別して表示器14に出力する。これにより、図6に示すように、航跡時間(トレイル時間)に応じた航跡の長さの表示画像を得ることができる。すなわち、航跡時間が長ければ、これに応じて長い航跡で表示され、設定された航跡時間内で古い航跡ほど輝度が低く表示される。
【0069】
このような構成とすることで、航跡時間を変更しても、即座にこの航跡時間に応じた航跡の長さの航跡画像データを表示することができる。さらに、航跡時間に応じて航跡の階調値(輝度)が変化するので、航跡における時間関係(古い航跡と新しい航跡)とを明確に表示することができ、オペレータは他船等の物標の動きおよび移動速度を正確に把握することができる。
【0070】
また、航跡時間の変更による階調度の変換とともに、各画素データの階調値を大きな階調度から小さな階調度に変換することで、即座に表示を行うことができる。
【0071】
なお、本実施形態の説明では、現在画像用メモリと航跡画像用メモリとを別の物理メモリで構成したが、これらを同じ物理メモリ内に構成してもよい。これにより、レーダ装置の構成部品を削減することができ、装置のコストダウンを計ることができる。
【0072】
次に、第2の実施形態に係るレーダ装置について、図7を参照して説明する。
【0073】
図7は本実施形態に係るレーダ装置の主要部の構成を表すブロック図であり、図1と同じ構成部分には同じ記号を付し、説明は省略する。
【0074】
図7に示すレーダ装置は、航跡画像データ変換部15が航跡画像用メモリ12の書き込み側と合成部16との間に配置され、航跡画像用メモリ12に書き込むデータを変換して合成部16に入力する。合成部16において変換後の航跡画像表示データと、スイープメモリ4からの現在画像用入力である受信データとを合成し、合成したデータを表示用画像メモリ17に書き込む。
【0075】
合成された合成画像データは表示用画像メモリ17に書き込まれるとともに、表示器14の走査と同期して読み出される。読み出された合成画像データは、表示出力変換部18で、各画素データの階調値に応じて輝度を変化させたり、現在画像データと航跡画像データとの表示色を変化させて表示器14に出力する。
【0076】
このように、表示用画像メモリからの読み出し速度より通常遅い表示用画像メモリへの書き込み側(表示用画像メモリの入力側)に航跡画像データ変換部を配置することにより、航跡画像データ変換部の処理速度を遅くすることができ、この部分を比較的低い処理能力で低価格の回路部品で構成することができる。これにより、レーダ装置を安価に構成できる。
【0077】
なお、本実施形態では、表示用画像メモリと航跡画像用メモリとを別の物理メモリで構成したが、これらを同じ物理メモリ内に構成してもよい。これにより、レーダ装置の構成部品を削減することができ、装置のコストダウンを計ることができる。
【0078】
また、前述の各実施形態ではレーダ装置について説明したが、極座標系で得られる受信データを直交座標系で表示する装置について、前述の構成は適用でき、これによる効果を期待することができる。
【0079】
【発明の効果】
この発明によれば、航跡画像データの各画素データを、予め設定した周期で変化させていき、航跡時間を別途設定することで、航跡時間の設定変更を行った直後でも航跡画像データを得ることができる。すなわち、所望の航跡画像データを即座に表示することができる。
【0080】
また、この発明によれば、航跡画像データの各画素データを減算処理や乗算処理に階調化することで、最近の位置から古い位置に向けて徐々に階調値が減少していく航跡画像データを形成できる。この階調値に応じて輝度を変化させることにより、オペレータは容易に航跡を確認することができる。
【0081】
また、この発明によれば、設定した航跡時間に応じて航跡画像データの各画素データ間の階調差が決定されるので、どの航跡時間であっても、最近の航跡から航跡時間分前の航跡まで、最適に階調度を変化させることができる。これにより、航跡時間に関わらず、航跡を正確に表示出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るレーダ装置の主要部の構成を表すブロック図
【図2】航跡データ発生部の動作を説明するための概要ブロック図
【図3】航跡画像データの変移状態を表す概要図
【図4】航跡画像データ変換部の動作を説明するための概要ブロック図
【図5】本実施形態の航跡画像データの階調値と航跡時間との関係を表す図
【図6】航跡時間毎の航跡(トレイル)の様子を表す図
【図7】第2の実施形態に係るレーダ装置の主要部の構成を表すブロック図
【図8】従来のレーダ装置の主要部の構成を表すブロック図
【符号の説明】
1−レーダアンテナ
2−受信部
3−AD変換部
4−スイープメモリ
5−描画アドレス発生部
6−現在画像用メモリ
7−物標データ検出部
8−FIRST/LAST検出部
9−航跡時間設定部
10−減算タイミング発生部
11−航跡データ発生部
12−航跡画像用メモリ
13−表示出力合成部
14−表示器
15−航跡画像データ変換部
16−合成部
17−表示用画像メモリ
18−表示出力変換部

Claims (3)

  1. スイープが1回転して得られる受信データに基づく現在画像データと、前記受信データに基づいて得られる航跡画像データとを合成して、現在の物標の位置と物標の航跡とを同時に出力するレーダ装置および類似装置において、
    前記航跡画像データを記憶する航跡画像データ記憶手段と、
    前記受信データから物標を検出したとき物標検出データを出力する物標データ検出手段と、
    前記物標検出データが無い場合に前記航跡画像データを構成する画素の値を初期値から所定周期で順次変化させる航跡画像データ生成手段と、
    前記航跡画像データの航跡を時間で任意に設定する航跡時間設定手段と、
    前記航跡画像データ生成手段により変化する前記航跡画像データの画素の値を、前記航跡時間設定手段により設定された時間に応じて、前記航跡画像データ記憶手段が記憶する前記航跡画像データを構成する画素のビット数より少ない予め定められた固定ビット数の画素の値へ変換する航跡画像データ変換手段と、
    前記航跡画像データ変換手段によって変換された航跡画像データと前記受信データとを合成して記憶する合成画像記憶手段と、
    前記合成画像記憶手段から出力された航跡画像データを入力し、該航跡画像データの各画素の値に対応した輝度または色に変換する表示出力変換手段と、
    を備えたことを特徴とするレーダ装置および類似装置。
  2. 前記航跡画像データ生成手段は、前記航跡画像データを構成する各画素のうち、前記受信データから求められた物標検出データが存在しない航跡画像データの画素の値を前記所定周期で一段階ずつ減算することで、所定段階数に階調化する請求項1に記載のレーダ装置および類似装置。
  3. 前記航跡画像データ変換手段は、前記航跡時間設定手段により設定された前記時間に応じて、前記航跡画像データの各画素の階調の時間変化比率を変換する請求項1または2に記載のレーダ装置および類似装置。
JP2003156955A 2003-06-02 2003-06-02 レーダ装置および類似装置 Expired - Lifetime JP4145724B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003156955A JP4145724B2 (ja) 2003-06-02 2003-06-02 レーダ装置および類似装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003156955A JP4145724B2 (ja) 2003-06-02 2003-06-02 レーダ装置および類似装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004361126A JP2004361126A (ja) 2004-12-24
JP4145724B2 true JP4145724B2 (ja) 2008-09-03

Family

ID=34050872

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003156955A Expired - Lifetime JP4145724B2 (ja) 2003-06-02 2003-06-02 レーダ装置および類似装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4145724B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5159056B2 (ja) * 2006-07-18 2013-03-06 古野電気株式会社 レーダ装置および類似装置
JP2008157884A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Furuno Electric Co Ltd レーダ装置および類似装置
JP5159121B2 (ja) * 2007-02-26 2013-03-06 古野電気株式会社 レーダ装置、類似装置、および探知画像表示方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004361126A (ja) 2004-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011099836A (ja) 信号処理装置、レーダ装置及び信号処理プログラム
JP5180543B2 (ja) レーダ装置または該レーダ装置に類似する装置
CN102540149B (zh) 回波图像显示装置、回波图像显示方法
JP5416935B2 (ja) レーダ装置および類似装置、画像表示方法
JP2006112973A (ja) レーダ装置および類似装置
WO2000011492A1 (fr) Dispositif radar, dispositif similaire et procede d'ecriture de donnees reçues
JP4145724B2 (ja) レーダ装置および類似装置
JP4164406B2 (ja) レーダ装置および類似装置
JPWO2017163716A1 (ja) レーダ装置及び航跡表示方法
US7679548B2 (en) Radar apparatus
JP3880216B2 (ja) レーダー装置及び類似装置
JP4504646B2 (ja) レーダ装置および類似装置
JP3711204B2 (ja) レーダ装置
JP4197635B2 (ja) レーダ装置および類似装置
JP6006750B2 (ja) 信号処理装置、レーダ装置及び信号処理方法
JPH09189755A (ja) 均一梯子方式を用いた超音波スキャンシステムのディジタルスキャンコンバータ
JP4108230B2 (ja) レーダー装置及び類似装置並びに受信データとスイープラインの書込方法
JPH1144753A (ja) 移動目標追尾方法及びレーダビデオ処理装置
JP3773913B2 (ja) 移動軌跡表示装置
JP3682423B2 (ja) 移動軌跡表示装置
JP2687300B2 (ja) 座標変換器
JP2004354301A (ja) レーダー装置及び類似装置並びに受信データの書込方法
WO2006072254A1 (en) Target history and trails for digital radar system
JP2001033541A (ja) 距離探知装置およびその距離表示方法
JPH10123232A (ja) レーダ映像表示方法及びレーダ映像表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050805

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070327

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070904

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071105

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080325

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080522

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080530

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080617

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080618

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4145724

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130627

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140627

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term