JP4145559B2 - シート後処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等のシート前処理装置に付設され、シート前処理装置で処理されたシートを積載収容する、特にシート前処理装置で処理されたシートにステープル処理を加えるシート後処理装置又はフィニッシャに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機等のシート前処理装置に付設されるシート後処理装置(フィニッシャ)として、図12に示すものが提案されている。このシート後処理装置100は、箱型のフレーム102と、シート搬送方向(図面の右側から左側に向かう方向)に関してフレーム下流側に、昇降自在なトレイ104を有する。また、トレイ104の昇降を制御するために、トレイ104上にシートを排出するローラ対106の両端部近傍(トレイの上限位置近傍)に配置され、トレイ104を挟んで対向する一対の発光部と受光部からなる検出センサ108を備えている。さらに、トレイ104上に積載されるシートの右側端部(後端)を規制するため、ローラ対106の直ぐ下から下方に伸びる端部規制板110が設けてある。トレイ104のシート積載面は右下がりに傾斜しており、ローラ対106から排出されたシートは、トレイ104上またはトレイ104に既に積載されたシート上を自重で右斜め下方に滑り、後端が規制板110に当接するようになっている。
【0003】
このシート後処理装置100では、ホームポジションにあるトレイ104にシートが積層され、その積層量(嵩)が所定量(最上シートの高さが所定の高さ)に達すると、検出センサ108の発光部から出射された光がシートに遮られて受光部が光を検出しなくなる。このとき、この受光部から出力される信号がオンからオフに変化して検出センサ108がオンに切り換わり、トレイ104は下降を開始する。トレイ104が所定量下降した時点で、検出センサ108の出力がオンからオフに切り換わり下降を停止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
シート後処理装置100は、前処理装置から排出された複数のシートを所定枚数ごとにステープルして複数のステープルされたシート束Sを得るステープル処理モードを有する。このステープル処理モードにおいて、シート束Sが連続して排出される場合、図12(a)に示すようにトレイ104上に積載された枚数が少ないと、シート束Sは、先にトレイ104上に排出されたシート束上を自重で右斜め下方に滑り、後端が規制板110に到達する。しかしながら、図12(b)に示すようにトレイ104上に積載された枚数が多くなると、シート束Sを束ねるステープルの厚みにより、トレイ104に積層された最上シート束の上面の傾斜角が小さくなる。その結果、図13に示すように、新たに排出されるシート束Sがトレイ104上に排出されてもシート束が右斜め下方に十分滑らずに、後端が規制板110に当接しない状態(本願ではシート束の「飛出し」という。)が生じる場合がある。このようなシート束Sの飛出しが連続的に発生すると、規制板108の近傍に配置されシートの上面位置を検出する検出センサ108がオフのままでトレイ104が下降せず、シートが排出ローラ対106の排出口を塞いでジャムが生じる可能性がある。
【0005】
また、ステープル処理を行わない場合であっても、トレイ104にカールの大きいシートを大量に積載すると、トレイ104の最上シート上に排出されたシートが自重で右斜め下方に十分滑らず、上記と同様の問題が発生する可能性がある。
【0006】
そこで、本発明は、トレイ上へのシートの積載不良によるジャムを防止するシート後処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るシート後処理装置の第1の態様は、シート前処理装置から供給された複数のシートを集積してシート束を形成する集積手段と、昇降可能なトレイと、前記シート束をトレイ上に排出する排出手段と、前記トレイ上の最上シートが所定の高さに積載されていることを検出する検出手段と、前記シート束が排出手段により前記トレイ上に連続して排出される回数を判定する判定手段と、前記トレイ上の最上シートが所定の高さに積載されていることを前記検出手段が検出した場合に前記トレイを下降させるとともに、前記判定手段により判定された回数が所定回数に達し前記トレイへ所定量のシート束が排出されたにも拘わらず前記トレイ上の最上シートが所定の高さに積載されていることを前記検出手段が検出しない場合に前記排出手段の排出動作を停止させる制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】
かかる装置では、トレイ上でシート束が所定回数以上連続して検出手段が最上シートを検出しない場合であっても、排出手段の排出動作を停止することで、トレイ上に既に積載されたシート束が排出手段の排出口を遮ってジャムが生じるのを防止できる。
【0009】
判定手段は、シート束が所定枚数以上からなる場合に連続して排出される回数を判定するようにし、これにより、所定枚数に満たない場合に、シート束の飛出しが実質的に生じないとして通常の排出動作制御を行い、シート束積載不良が生じない場合の不用意な排出動作の停止を防止するようにしてもよい。
【0010】
検出手段は、排出手段の排出口の近傍に設け、これによりシート束の飛出しが所定量以内である場合に限って最上シートを検出するようにするのが好ましい。
【0011】
本発明に係るシート後処理装置の第2の態様は、昇降可能なトレイと、シート前処理装置から供給されたシートをトレイ上に排出する排出手段と、前記トレイ上の最上シートが所定の高さに積載されていることを検出する検出手段と、前記排出手段により前記トレイ上に連続して排出されるシートの枚数を判定する判定手段と、前記トレイ上の最上シートが所定の高さに積載されていることを前記検出手段が検出した場合に前記トレイを下降させるとともに、前記判定手段により判定された枚数が所定枚数に達し前記トレイへ所定量のシートが排出されたにも拘わらず前記トレイ上の最上シートが所定の高さに積載されていることを前記検出手段が検出しない場合に前記排出手段の排出動作を停止させる制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】
かかる装置では、トレイ上でシートが所定枚数以上連続して検出手段が最上シートを検出しない場合であっても、排出手段の排出動作を停止することで、トレイ上に既に積載されたシートが排出手段の排出口を遮ってジャムが生じるのを防止できる。
【0013】
トレイ上のシートの有無を検出する第2の検出手段をさらに備え、
制御手段は、排出手段の排出動作を停止させた後、トレイからシートが取り除かれたことが第2の検出手段により検出された場合に、排出手段の排出動作を再開させるようにしてもよい。
【0014】
トレイからシートが取り除かれたことが第2の検出手段により検出された場合に、制御手段は、トレイを所定の高さまで上昇させた後、排出手段の排出動作を再開させるようにしてもよい。これにより、トレイが下方にある状態でトレイ上にシートが排出され、トレイの上方でカールしたまま留まり、その後に排出されるシートがジャムしたりするのを防止できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。なお、本願明細書では、方向を表す用語(例えば、「上」、「下」、「右」、「左」、およびこれらの用語を含む別の用語)を用いるが、説明に用いる図面中の方向を示すだけのものであって、これらの用語によって本発明が限定的に解釈されるべきでない。
【0016】
1.画像処理システム
図1は、画像処理システム10の全体を示す。この画像処理システム10は、前処理装置12と後処理装置14とを有する。前処理装置12は、シート(紙又は透明フィルム等のシート)に対して所定の前処理(例えば、画像を形成する処理)を行なうための装置で、複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの機能を複合的に行なう複合機が含まれる。後処理装置14は、前処理装置12で前処理が施されたシートを、積層したり、所定枚数ごとに束ねてステープルする等の後処理を行うフィニッシャである。この画像処理システム10によれば、前処理装置12においてシートに所定の前処理(画像形成等)が行なわれる。次に、前処理の施されたシートは、前処理装置12から後処理装置14に供給され、この後処理装置14でステープル処理などが施される。そして、前処理と後処理の施されたシートは、後処理装置14に設けた昇降トレイ16に積層収容される。トレイ16のシート積載面は右下がりに傾斜している。
【0017】
2.後処理装置
(1)基本構成および動作
図2に示すように、後処理装置14は、略箱形のフレーム18又はハウジングを有する。フレーム18の内部には、図3に詳細に示すように、図面の右側から左側に伸びる第1の搬送路20と、第1の搬送路20に沿ってシートを搬送する第1の搬送ローラ対22が設けてあり、前処理装置12から排出されたシートは第1の搬送ローラ対22により第1の搬送路20を右側から左側に向かって搬送される。
【0018】
第1の搬送路20の左端(出口)は、この左端に対向する位置から上方に湾曲して左側に向かって伸びる第2の上部搬送路24と下方に湾曲して左側に向かって伸びる第2の下部搬送路26に接続されており、これら第2の上部搬送路24と第2の下部搬送路26はそれらの左端で合流している。第2の上部搬送路24と第2の下部搬送路26に分岐する部分には分岐爪28が設けてある。分岐爪28は、実線位置と点線位置との間を移動できるように設定されており、分岐爪28が実線位置に設定されているとき、第1の搬送路20から排出されたシートは第2の上部搬送路24に送り込まれ、分岐爪28が点線位置に設定されているとき、第1の搬送路20から排出されたシートは第2の下部搬送路26に送り込まれる。第2の上部搬送路24と第2の下部搬送路26にはそれぞれ第2の上部搬送ローラ対30と第2の下部搬送ローラ対32が設けてあり、第2の上部搬送路24と第2の下部搬送路26に供給されたシートは、これら第2の上部搬送ローラ対30と第2の下部搬送ローラ対32により左側に送られる。
【0019】
通常、すなわち前処理された複数のシートを一定の時間間隔をあけてトレイ16に排出して積載する場合、分岐爪28は実線位置に設定され、前処理装置12から連続的に排出されたシートは順次第2の上部搬送路24に導かれる。一方、第2の下部搬送路26は、その中間位置から右斜め下方に曲線状に伸びる分岐路34を有し、これら第2の下部搬送路26と分岐路34は、後に説明するように、前処理装置12から排出された複数のシートを所定枚数ごとにステープルして複数のステープルされたシート束を得るステープル処理に利用される。これらの処理及びそのために設けた構成については、後に説明する。
【0020】
第2の上部搬送路24と第2の下部搬送路26の合流部の左側には、第3の搬送ローラ対36が設けてある。また、第3の搬送ローラ対36の左斜め下方には、左側から右側に向かって斜め下方に伸びるベルトコンベア38が配置されている。このベルトコンベア38は、無端状のベルトと、このベルトを支持する2つ又はそれ以上のローラで構成される。第3の搬送ローラ対36の下方であって、ベルトコンベア38の右端近傍には、シート束をステープルするステープラ40と、ステープルするシート束の先端を揃えるための規制部材42が設けてある。また、ベルトコンベア38の上方には、このベルトコンベア38上に落下したシートの上面に接触して該シートを規制部材42に向って搬送する回転パドル46が設けてある。さらに、ベルトコンベア38の左側ローラの上方には、該ローラに支持されているベルトの外周面に接触・離反可能な接触ローラ44が配置されている。
【0021】
通常、すなわち前処理された複数のシートを一定の時間間隔をあけてトレイ16に排出して積載する場合、接触ローラ44は、図3に示すように、ベルトコンベア38に接触する。また、ベルトコンベア38のベルトは反時計回り方向に回転する。これにより、第3の搬送ローラ対36から送り出されたシートは、ベルトコンベア38により左側に搬送され、該ベルトコンベア38と接触ローラ44との接触部(以下、排出口という。)を介して、トレイ16上に排出される。
【0022】
所定枚数のシート束をステープルする場合、接触ローラ44は、ベルトコンベア38から離れた場所に置かれる(図2参照)。また、ベルトコンベア38のベルトは時計回り方向に回転する。これにより、第3の搬送ローラ対36から排出された第1枚目のシートは、ベルトコンベア38により右下方に搬送され、先端が規制部材42に接触した位置で停止する。この状態で、ベルトコンベア38は停止する。次に、第3の搬送ローラ対36から排出された第2枚目のシートは、自重によって第1枚目のシート上を右斜め下方に滑って移動する。このとき、回転パドル46が回転しながら第2枚目のシートの上面に接触し、第2枚目のシートの端を確実に規制部材42の位置まで移動させ、これにより第1枚目のシートと第2枚目のシートが整合される。以上の操作を第3枚目以後のシートに対して繰り返すことにより所定の枚数のシートがベルトコンベア38上に積層されると、ステープラ40が起動し、積層されたシート束の予め決められた場所(例えば後端から10mm)をステープルする。ステープルが完了すると、接触ローラ44がシート束の上面に接触し、次にベルトコンベア38のベルトが反時計回り方向に回転し、シート束をトレイ16上に排出する。
【0023】
(2)複数のステープル処理
一つのシート束だけを得る場合、上述のようにして問題なくステープル処理及びシート搬送処理が行なえる。しかし、前処理装置12から連続して送り出されてくる複数のシートを所定枚数ごとにステープルして複数のシート束を得る場合、特別の工夫が必要である。具体的に説明すると、複数のシート束をステープルする場合、ある一つのシート束をステープルしている最中に後続のシートがベルトコンベア38上に排出されると、ベルトコンベア38からトレイ16に排出するシート束に前記後続のシートが載り、次のシート束にステープルされることなく、既にステープルされたシート束と共にトレイ16に排出されてしまう恐れがある。この問題は、前処理装置12における処理をシート束の枚数ごとに中断することにより解消することも可能であるが、前処理を中断すると中断時間の分だけシステムの処理速度が低下する。また、前処理装置12の制御が複雑になる。そこで、本実施形態の後処理装置14では、後続のシート束の最初のシートを一時的に第2の下部搬送路26に収容しておき、その間に前のシート束に対するステープル処理およびステープルされたシート束の排出を行なう待機処理を採用している。
【0024】
この待機処理について説明すると、まず一つのシート束を構成するすべてのシートがベルトコンベア38上に排出されると、またはこのシート束に続く別のシート束の最初のシートが第1の搬送路20から排出される前に、分岐爪28が実線位置から点線位置に切り換わる。これにより、後続のシート束の最初のシートは第2の下部搬送路26に送り込まれ、第2の下部搬送ローラ対32で第3の搬送ローラ対36に向けて搬送される。次に、第2の下部搬送路26に送り込まれたシートの後端部が分岐路34の入口(左端)を通過すると、第2の下部搬送ローラ対32の回転が逆方向に切り替えられる。これにより、第2の下部搬送路26にあるシートはその後端から分岐路34に入る。一方、分岐爪28は、後続のシート束の第2枚目のシートが第1の搬送路20の出口に到達する前に、点線位置から実線位置に戻る。これにより、第2枚目のシートは第2の上部搬送路24に送り込まれる。その後、第2の上部搬送ローラ対30と第2の下部搬送ローラ対32が所定のタイミングで回転し、最初のシートと2枚目のシートがほぼ先端合わせされた状態で、第3の搬送ローラ対36からベルトコンベア38上に排出される。ただし、このとき排出される第1枚目と第2枚目のシートの先端は正確に整合している必要はない。その後、必要であれば、第3枚目以降のシートが、ベルトコンベア38上で第2枚目のシート上に積層される。そして、所定の枚数のシートが積層されると、シート束はステープラ40によって所定の場所にステープルされてトレイ16に排出される。これにより、前処理装置12における前処理を中断することなく、すなわち前処理装置12では連続的に前処理を実行しつつ、後処理装置14においてステープル処理ができる。
【0025】
なお、上述した待機処理、ステープル処理を正確に行なうために、第1の搬送路20、第2の上部搬送路24、第2の下部搬送路26、規制部材42の近傍には適宜シート検出センサ48、50、52、54を設け、これらシート検出センサ48、50、52、54からの信号に基づいて、第1の搬送ローラ対22、第2の上部搬送ローラ対30、第2の下部搬送ローラ対32、第3の搬送ローラ対36、ベルトコンベア38、及び接触ローラ44のそれぞれの駆動機構23、31、33、37、39、45(図4参照)を制御するのが好ましい。
【0026】
(3)トレイの昇降動作の基本的制御
図2に示すように、後処理装置14は、上下方向に移動するトレイ16をガイドするため、シート搬送方向と直交する方向に所定の間隔をあけて対向する一対の側部ガイド部70(図面には一方のガイド部だけが表示してある。)を備えており、昇降モータ72(図4参照)の駆動に基づいて、トレイ16が側部ガイド70の間に形成された通路71を昇降できるようにしてある。また、トレイ16上に積載されるシートの右側端部を規制するため、ベルトコンベア38の下には該ベルトコンベア38の直ぐ下から下方に伸びる端部規制板73が設けてある。さらに、トレイ16に積載されたシートの量に応じてトレイ16の高さ(昇降)を制御するため、後処理装置14には複数の検出手段が設けてある。この検出手段には、図示する複数の検出センサ74、76、78が含まれる。
【0027】
第1の検出センサ74は、トレイ16がホームポジション(図2に示す高さ)にあるとき、このトレイ16の存在は検出しない(オフ状態を保つ)が、トレイ16に所定量(所定高さ)のシートが積載された場合に該シートを検出する(オン状態に切り換わる)非接触型検出器(同一水平位置にある発光部と受光部からなる光検出器)で、トレイ16を挟んで対向する一対の側部ガイド70に固定されている。第1の検出センサ74の発光部及び受光部は、排出口から水平方向に所定距離(例えば40mm)離れた位置に設定されており、シートの飛出し量が上記所定距離以下の状態でトレイ16上に積載された場合に限って該シートを検出するようになっている。
【0028】
第2の検出センサ76は、トレイ16からシートが除去されるのを検出するための接触型又は非接触型の検出器で、第1の検出センサ74よりも下方に設けられており、センサ76の配置されている高さでシートを検出するとオンし、シートが無ければオフする。
【0029】
第3の検出センサ78は、トレイ16が昇降し得る範囲の下限位置にあるとき該トレイ16を検出する接触型又は非接触型の検出器で、トレイ16が下限位置にあるときオンし、この下限位置よりも上にあるときはオフする。
【0030】
これら複数の検出センサ74、76、78は、図4に示すように、制御装置86に接続されている。また、制御装置86には、トレイ昇降モータ72が接続されている。そして、制御装置86は、以下に詳細に説明するように、検出センサ74、74、76からのオン/オフ信号を受信し、それらの信号(オン又はオフ)に応じてトレイ昇降モータ72を駆動する。制御装置86にはさらに、排出口を介して連続的に排出されるシートの枚数あるいはシート束の数をカウント(判定)するカウンタ88が接続されている。
【0031】
以下、検出センサ74、76、78の出力とトレイ16の動作について説明する。いま、図5(a)に示すように、トレイ16がホームポジションに存在する場合、第1の検出センサ74はオフ、第2の検出センサ76はオフ、第3の検出センサ78はオフしている。通常、この状態からトレイ16上にシートが積層され、積層されたシートの量(嵩)に応じて、トレイ16が下降する。具体的に、ホームポジションにあるトレイ16にシートが積層され、その積層量(嵩)が所定量になると、第1の検出センサ74の出力がオフからオンに切り換わる。第1の検出センサ74がオンすると、トレイ16は下降を開始し、トレイ16が所定量下降した時点で第1の検出センサ74がオンからオフに切り換わり下降を停止する。第2の検出センサ76は、トレイ16上にシートが積層されてセンサ76の配置されている高さでシートを検出するとオンを出力する。
【0032】
このようにしてトレイ16上にはシートS0が順次積層され、図5(b)に示すように、トレイ16が下限位置に到達すると、第3の検出センサ78がトレイ16を検出してオンする。このとき、制御装置86は表示部87(図6参照)にシート除去指令(例えば、「トレイ上の用紙を除去して下さい。」という表示)を表示するとともに、トレイ16へのシートS0の排出動作を停止させる。表示部86は、前処理装置12に設けてもよいし、後処理装置14に設けてもよい。
【0033】
例えば、図5(c)に示すようにシートがトレイ16から除去された場合、第2の検出センサ76がオフする。この場合、制御装置86はトレイ昇降モータ72を駆動してトレイ16を上昇し、トレイ16をホームポジションに復帰させる〔図5(a)参照〕。続いて、制御装置86は、トレイ16へのシート排出動作を再開させる。
【0034】
トレイ16が下限位置まで下降していない状態でトレイ16からシートが除去された場合、図5を参照して説明した場合と同様にトレイ16が制御される(図7参照)。
【0035】
(4)ステープル処理されたシート束の排出動作制御
シート束の排出動作の制御について、図8、9に示すフローチャートを参照して説明する。この制御は、シート束が連続してトレイ16に排出される際に、シート束が飛出した状態で積載されるために後端規制板73近傍に配置された第1の検出センサ74が所定回数、例えば3回連続してシート束を検出しない場合に、トレイ16のシート積載容量がオーバーしたとして後処理装置14の排出動作を停止するものである。また、所定枚数以上、例えば30枚以上のシート束の場合に、シート束用の排出動作制御を行い、所定枚数に満たない場合は、シート束の飛出しが実質的に生じないとして通常の排出動作制御を行い、シート束積載不良が生じない場合の不用意な排出動作の停止を防止するようになっている。
【0036】
詳しくは、ステップS1で、トレイ16にシート束が積載されていない状態で、束排出カウンタを0に設定する。ステップS2で、トレイ16上に一つのシート束が排出された場合ステップS3に進む。ステップS3では、排出されたシート束の枚数が30枚以上であるか否かを、入力部90(図6参照)を介したユーザの指令値に基づいて判断し、30枚以上であればステップS4に進み、束排出カウンタをインクリメントし、ステップS5に進む。ステップS3で、排出されたシート束の枚数が30枚に満たない場合は、束排出カウンタは0のままステップS5に進む。
【0037】
ステップS5で、シート束がトレイ16上に排出されてから所定時間、例えば1秒経過後に第1の検出センサ74がシート束を検出した場合、ステップS6に進みトレイ16の下降を開始する。ステップS4でシート束排出から所定時間経過後に第1の検出センサ74がオンになっているか否かを判断している理由は、シート束が自重で右斜め下方に滑り、後端が規制板73に当接するまでの時間を考慮しているためである。ステップS7で束排出カウンタを0にリセットする。そして、第1の検出センサ74がシート束を検出しなくなるまで、トレイ16の下降を行い(ステップS8、S9)、フローを終了する。
【0038】
ステップS5で、シート束がトレイ16上に排出されてから1秒経過しても第1の検出センサ74がシート束を検出しない場合(すなわちシート束が飛び出した状態のままトレイ16上に収容される場合)、ステップS10に進み、束排出カウンタが3か否かを判断する。3未満、すなわちシート束の飛出しが生じても最大で2回連続までの場合、次のシート束は、トレイ16に既に搭載されたシート束により遮げられることはなくトレイ16上に排出され、排出口でのジャムは実質的に発生しないとして、フローはステップS2に戻る。図10(a)は、シート束Sの飛出しが連続して行われなかった場合の積載例を示す。
【0039】
ステップS10で束排出カウンタが3、すなわちシート束Sの飛出しが3回続いた場合[図10(b)参照]、ステップS11に進み、後処理装置14のシート束連続排出動作を停止させる。
【0040】
ステップS12で、第2の検出センサ76がシート束を検出している場合、フローはステップS13に進む。ステップS12で、第2の検出センサ76がシート束を検出しない場合、すなわち図10(b)に示すように、第2の検出センサ76の高さにあるシート束が飛出している場合、第2の検出センサ76がシート束を検出するまでトレイ16を上昇させる(ステップS14、S12)。
【0041】
ステップS13でユーザによりトレイ16からシート束が除去されると、ステップS14で第2の検出センサ76はオンからオフに切り換えられ、ステップS15でトレイ16をホームポジションまで上昇させる。ステップS17で束排出カウンタを0にリセットし、フローはステップS2に戻る。
【0042】
ステップS12、S14で排出動作を停止した段階で第2の検出センサ76がオフの場合、オンになるまでトレイ16を移動させるのは、本実施形態に係る後処理装置14が、ユーザがトレイ16に搭載されたシート束を除去することで第2の検出センサ76を再度オンからオフに切り換え、これに連動して後処理装置14のシート束排出動作を再開させる構成を有することによる。
【0043】
(5)その他の実施形態
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限るものではなく種々改変可能である。例えば、上記実施形態では、トレイ16の傾斜が排出口側が低い「後端下がり」となっているが、本発明は、排出口とは反対側の部分が低くこの反対側にシート先端を規制する規制板が設けられた場合にも適用できる。この場合、最上シートが所定の高さの所定の位置に積載されているかを検出する第1の検出センサは、先端規制板の近傍に配置される。
【0044】
また、上記実施形態では、トレイ上にシート束が排出される場合の後処理装置の動作制御を説明したが、シートが一枚ずつシート上に排出する場合においても、カールなどが原因でシートが飛出しが発生する可能性があるため、トレイ上に排出する枚数をカウントし、これが所定枚数に達しても第1の検出センサが最上シートを検出しない場合に、トレイへのシート排出動作を停止するようにしてもよい。
【0045】
さらに、図11(a)に示すように第1の検出センサ74がシート束Sを連続して検出する場合であっても、シート束の飛出しが生じる可能性がある。この場合、第1の検出センサ74からの信号に基づいてトレイ16を下降させるのでシート束Sが排出口を塞いでジャムが生じることはないが、飛出したシート束の積載量が多すぎると、シート束が崩れる可能性がある。これを防止するために、第1の検出センサ74がオンであっても、第2のセンサ76がオフである状態が所定排出回数続く場合に、トレイ16のシート積載容量がオーバーしたとして後処理装置14の排出動作を停止するようにしてもよい。この場合、上記実施形態と同様に、図11(b)に示すように排出動作を停止した段階で第2の検出センサ76がオンになるまでトレイ16を移動させた上で、ユーザがトレイ16に搭載されたシート束を除去することで第2の検出センサ76をオンからオフに切り換え、これに連動して後処理装置14のシート束排出動作を再開させるようにしてもよい。なお、シート崩れを防止するこの制御は、シート束の排出動作に限らず、一枚ずつシートを排出する場合にも適用可能である。
【0046】
【発明の効果】
本発明によれば、トレイ上へのシートの積載不良によるジャムを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るシート後処理装置を有する画像処理システムの正面図。
【図2】 本発明に係るシート後処理装置の断面図。
【図3】 本発明に係るシート後処理装置の部分拡大断面図。
【図4】 本発明に係るシート後処理装置においてトレイの昇降を制御する制御装置及び該制御装置に接続された複数の検出センサを示す制御回路図。
【図5】 本発明に係るシート後処理装置におけるトレイの昇降制御を説明する概略断面図で、図5(a)はトレイが上限位置にある状態、図5(b)はトレイにシート束が満載されている状態、図5(c)はトレイからシート束が取り除かれた状態を示す。
【図6】 シート前処理装置又はシート後処理装置に設けた表示部の平面図。
【図7】 本発明に係るシート後処理装置におけるトレイの昇降制御を説明する概略断面図で、図7(a)はトレイが上限位置にある状態、図7(b)はトレイにシート束が積載されている状態、図7(c)はトレイからシート束が取り除かれた状態を示す。
【図8】 本発明に係るシート後処理装置におけるシート束排出動作処理の第1の部分を示すフローチャート。
【図9】 本発明に係るシート後処理装置におけるシート束排出動作処理の第2の部分を示すフローチャート。
【図10】 (a)シート束の飛出しが連続して生じなかった場合の積載例を示す概略断面図。(b)第2の検出センサの高さに位置するシート束が飛出している場合の積載例を示す概略断面図。
【図11】 (a)第1の検出センサがシート束を連続して検出する場合であっても、シート束の飛出しが生じ第2の検出センサがシート束を検出しない場合の積載例を示す概略断面図。(b)図11(a)の場合に、第2の検出センサがシート束を検出するまでトレイを上昇させた状態を示す概略断面図。
【図12】 従来のシート後処理装置における問題を指摘するための概略断面図。
【図13】 従来のシート後処理装置においてシート束の飛出しが生じた状態の一例を示す概略断面図。
【符号の説明】
10:画像処理システム
12:前処理装置
14:後処理装置
16:昇降トレイ
40:ステープラ
74:第1の検出センサ
76:第2の検出センサ
78:第3の検出センサ
86:制御装置
Claims (5)
- シート前処理装置から供給された複数のシートを集積してシート束を形成する集積手段と、昇降可能なトレイと、前記シート束をトレイ上に排出する排出手段と、前記トレイ上の最上シートが所定の高さに積載されていることを検出する検出手段と、前記シート束が排出手段により前記トレイ上に連続して排出される回数を判定する判定手段と、前記トレイ上の最上シートが所定の高さに積載されていることを前記検出手段が検出した場合に前記トレイを下降させるとともに、前記判定手段により判定された回数が所定回数に達し前記トレイへ所定量のシート束が排出されたにも拘わらず前記トレイ上の最上シートが所定の高さに積載されていることを前記検出手段が検出しない場合に前記排出手段の排出動作を停止させる制御手段とを備えたシート後処理装置。
- 昇降可能なトレイと、シート前処理装置から供給されたシートをトレイ上に排出する排出手段と、前記トレイ上の最上シートが所定の高さに積載されていることを検出する検出手段と、前記排出手段により前記トレイ上に連続して排出されるシートの枚数を判定する判定手段と、前記トレイ上の最上シートが所定の高さに積載されていることを前記検出手段が検出した場合に前記トレイを下降させるとともに、前記判定手段により判定された枚数が所定枚数に達し前記トレイへ所定量のシートが排出されたにも拘わらず前記トレイ上の最上シートが所定の高さに積載されていることを前記検出手段が検出しない場合に前記排出手段の排出動作を停止させる制御手段とを備えたシート後処理装置。
- 前記トレイ上のシートの有無を検出する第2の検出手段をさらに備え、前記制御手段は、前記排出手段の排出動作を停止させた後、前記トレイからシートが取り除かれたことが前記第2の検出手段により検出された場合に、前記排出手段の排出動作を再開させることを特徴とする請求項2記載のシート後処理装置。
- 前記トレイからシートが取り除かれたことが前記第2の検出手段により検出された場合に、前記制御手段は、前記トレイを所定の高さまで上昇させた後、前記排出手段の排出動作を再開させることを特徴とする請求項3記載のシート後処理装置。
- 前記第2の検出手段は、シートが所定の高さにある場合に該シートを検出し、前記制御手段は、前記排出手段の排出動作を停止させた際に、前記第2の検出手段がシートを検出しない場合は、前記第2の検出手段がシートを検出する高さまで前記トレイを上昇させることを特徴とする請求項3または4に記載のシート後処理装置。
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