JP4145439B2

JP4145439B2 - 電子部品装着装置

Info

Publication number: JP4145439B2
Application number: JP27707599A
Authority: JP
Inventors: 勝幸瀬戸
Original assignee: Hitachi High Tech Instruments Co Ltd
Current assignee: Hitachi High Tech Instruments Co Ltd
Priority date: 1999-09-29
Filing date: 1999-09-29
Publication date: 2008-09-03
Anticipated expiration: 2019-09-29
Also published as: JP2001102797A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、部品供給部から装着ヘッドが電子部品を取出し、プリント基板に装着する電子部品装着装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
この種、部品供給部から装着ヘッドが電子部品を取出し、プリント基板に装着する電子部品装着装置の例を、図４、５に基づき説明する。この電子部品装着装置によれば、部品供給部８０には部品供給ユニット８１が配設され、該部品供給ユニット８１から装着ヘッドに取出された電子部品の位置を認識する認識カメラ８２は部品供給部８０が固定された基台に固定されていた。また、搬送コンベア８４により搬送されたプリント基板８５も固定されたテーブル上に載置されて装着ヘッドが１つの部品供給ユニット８１から電子部品を取出し、装着ヘッド自体の移動で認識カメラ８２上に部品を移動させ、プリント基板８５の所定の位置に装着する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記従来技術では図５に示すように、認識カメラ８２に近い部品供給ユニット８１から部品を取出す場合と遠い部品供給ユニット８１から取出す場合ではその移動距離が異なり、カメラ８２から遠い部品供給ユニット８１から部品を取出す場合には、長い経路を移動してその分装着タクトタイムが落ちていた。
【０００４】
このため本発明は、電子部品を供給する部品供給ユニットの位置により装着ヘッドが電子部品を搬送する距離が長くならないようにすることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
このため本発明は、ＸＹ方向に移動する装着ヘッドが基台上に設けられた部品供給部へ移動して前記部品供給部から装着ヘッドが電子部品を取出し、プリント基板に装着する電子部品装着装置において、プリント基板を載置し、少なくとも前記部品供給部の部品供給ユニットの配設方向に移動するプリント基板載置テーブルと、該テーブル上に設けられ前記装着ヘッドが保持する電子部品の位置を認識する部品認識装置とを備え、前記プリント基板載置テーブルは前記装着ヘッドが取出す電子部品を供給する前記部品供給ユニットに近い位置に前記部品認識装置が停止するように移動するものである。
【０００６】
このようにしたので、プリント基板及び部品認識装置を、電子部品を取出すべき部品供給ユニットの近傍に移動させることができる。
【０００７】
また本発明は、好ましくは、部品認識装置を前記テーブルのプリント基板に対して部品供給部側であって、プリント基板の部品供給ユニットの配設方向の中央位置に設けたものである。
【０００８】
このようにしたので、部品認識装置上から基板上への装着ヘッドの移動経路を短くすることができる。
【０００９】
また本発明は、好ましくは、プリント基板を前記部品供給ユニットの配設方向に搬送する搬送装置を設けたものである。
【００１０】
このようにしたので、基板を搬送装置から受取るとき受取り位置に基板載置テーブルを移動させ、また搬送装置に移載するときにテーブルを搬送装置への移載位置に移動させることができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】
図に基づき本発明の実施の形態を説明する。
【００１２】
図１に示す電子部品装着装置は基台上に部品供給部２が設けられており、部品供給部２と別の位置にプリント基板３が載置されている。該基板３は搬送コンベア６に搬送されＸ移動載置テーブル８上に位置決めされる。また、テーブル８上の基板３は搬送コンベア７上に移載される。前記部品供給部２には部品供給ユニット４が並べられて配設されている。Ｘ移動載置テーブル８は基板３の搬送方向であり、部品供給ユニット４の配設方向であるＸ方向に移動する。
【００１３】
部品供給ユニット４は夫々が通常は同種の図示しない電子部品を多数個収納し、所定の供給位置に該部品を供給するものであり、異なる部品供給ユニット４は異なる種類の電子部品を収納するので、部品供給ユニット４が多数集まった全体として多数の種類の部品を供給するものである。各部品供給ユニット４の供給位置は部品供給部２に取付けられた状態で、Ｘ方向に向かう直線上に並ぶようにされており、黒丸で示されている。部品供給ユニット４が供給する電子部品はＸＹ方向に移動する装着ヘッド９が供給位置で取出しプリント基板３上の装着位置まで搬送する。
【００１４】
前記Ｘ移動載置テーブル８上には基板３を搬送コンベア６から受取り、載置する１対のシュート１１が設けられ、またこのシュート１１より部品供給部２側には部品認識カメラ１２が固定されている。また、プリント基板３はシュート１１のＸ方向の中央位置に載置されるが、カメラ１２もシュート１１に対してＸ方向の中央位置に固定されている。
【００１５】
以上の構成により以下動作について説明する。
【００１６】
先ず、プリント基板３が搬送コンベア６により上流装置より搬送されると、その搬送に合わせて載置テーブル８はＸ方向に搬送コンベア６側に移動し、搬送コンベア６より基板３を受取る。さらに、プリント基板３はシュート１１上を搬送されシュート１１のＸ方向の中央位置に位置決めされ固定される。また、載置テーブル８は基板３を受取った後に搬送コンベア７側に移動して、最初に装着ヘッド９が取出す電子部品を供給する部品供給ユニット４に最も近い位置に部品認識カメラ１２が停止するように移動する。但し、通常は、最初に取出される部品を供給する部品供給ユニット４は図１の左端に位置されているため、認識カメラ１２が左端のユニット４に一番近い位置になるように停止する。さらに、テーブル８の左側への移動可能範囲が図２に示す位置であれば、結局、基板３を受取った後はテーブル８は移動しない。
【００１７】
次に、図示しない装着順序毎に基板３の装着すべきＸＹ座標位置、鉛直軸線回りへの回転角度位置及び装着すべき部品種が指定された装着データに従って、装着ヘッド９が吸着すべき電子部品を左端の部品供給ユニット４から図２に示すように吸着する。
【００１８】
次に、装着ヘッド９は部品認識カメラ１２上に移動して電子部品が装着ヘッド９に対してどれだけ位置ずれして保持されているかがＸＹ方向及び回転角度について認識される。
【００１９】
次に、装着ヘッド９が移動してプリント基板３の前述する装着データが示す装着位置に電子部品を装着する。この時、テーブル８が移動せず、装着ヘッド９のみがＸＹ方向に移動して装着データで示す位置に電子部品を停止させるようにしてもよいが、Ｘ方向についてはテーブル８のみが移動するか、またはテーブル８及び装着ヘッド９の両者が移動して位置決めしてもよい。但し、テーブル８が移動する場合には、認識カメラ１２により電子部品の撮像が終了してからテーブル８を移動させるようにしなければならない。また、部品装着前に装着ヘッド９に吸着された電子部品の回転角度の位置ずれが各ヘッド９に搭載された図示しない自転駆動機構により装着ヘッド９自体が自転して補正される。
【００２０】
次に、装着ヘッド９は次に取出すべき部品を供給するユニット４に向かって移動する。通常は左端から２番目のユニット４に向かって移動する。この時の移動距離を短くするためには１番目の部品を装着する際にテーブル８のみを移動させてＸ方向の部品の位置決めをすることがよい。
【００２１】
また、テーブル８はカメラ１２が左から２番目のユニット４に最短の位置になるように移動されるが、図２のように移動可能範囲外になってしまう場合には図２の位置で停止している。
【００２２】
このようにして、電子部品のプリント基板３への装着が続けられ、例えば、図３に示すように中央の供給ユニット４から電子部品が供給される場合認識カメラ１２をその中央の部品供給ユニット４に最短になるよう、カメラ１２中央とユニット４の部品取出し位置のＸ方向位置を一致させ、部品を取出し、装着ヘッド９をＹ方向にのみ移動させ、カメラ１２上に電子部品を位置させ撮像を行う。
【００２３】
次に、部品の認識処理をして、装着データに指定された位置に電子部品を位置決めするように装着ヘッド９のみがまたはテーブル８も移動して、電子部品が装着される。
【００２４】
次に、さらに右側の供給ユニット４より電子部品が取出され、基板３に装着されていく。
【００２５】
次に、装着データが示す最後の部品が基板３に装着されると、プリント基板３は、テーブル８から搬送コンベア７に移載されるが、テーブル８はプリント基板３を搬送コンベア７に移載できる位置までコンベア７側に移動することになる。
【００２６】
但し、最後の電子部品を装着した時のテーブル８の位置がこのような位置であれば、そのまま基板３を移載することになる。
【００２７】
尚、本実施形態では、認識カメラ１２を部品を取出すべき供給ユニット４の一番近くになるように移動させたが、カメラ１２の位置ではなく基板３上の部品を装着すべきＸ方向の位置を最初から部品を取出すべき供給ユニット４に一番近い位置に位置決めしておいてもよい。このようにしても、カメラ１２がテーブル８上に（しかも中央に）固定されているのでカメラ１２までの移動距離が長すぎることはない。
【００２８】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、基台上に設けられ装着ヘッドが移動して電子部品を取出す部品供給部の部品供給ユニットの配設方向に移動するプリント基板載置テーブルを備え、該テーブル上に前記装着ヘッドが保持する電子部品の位置を認識する部品認識装置を設けたのでプリント基板及び部品認識装置を、電子部品を取出すべき部品供給ユニットの近傍に移動させることができる。
【００２９】
また本発明は、基板を搬送装置から受取るとき受取り位置に基板載置テーブルを移動させ、また搬送装置に移載するときにテーブルを搬送装置への移載位置に移動させることができ、プリント基板の移載時間を短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】電子部品装着装置を示す平面図である。
【図２】電子部品装着装置の装着ヘッドの移動経路を示す平面図である。
【図３】電子部品装着装置の装着ヘッドの移動経路を示す平面図である。
【図４】従来技術の電子部品装着装置を示す平面図である。
【図５】従来技術における電子部品装着装置の装着ヘッドの移動経路を示す平面図である。
【符号の説明】
２部品供給部
３プリント基板
４部品供給ユニット
６搬送コンベア（搬送装置）
７搬送コンベア（搬送装置）
８Ｘ移動載置テーブル（プリント基板載置テーブル）
９装着ヘッド
１２部品認識カメラ（部品認識装置）

Claims

ＸＹ方向に移動する装着ヘッドが基台上に設けられた部品供給部へ移動して前記部品供給部から電子部品を取出し、プリント基板に装着する電子部品装着装置において、
プリント基板を載置し、少なくとも前記部品供給部の部品供給ユニットの配設方向に移動するプリント基板載置テーブルと、該テーブル上に設けられ前記装着ヘッドが保持する電子部品の位置を認識する部品認識装置とを備え、前記プリント基板載置テーブルは前記装着ヘッドが取出す電子部品を供給する前記部品供給ユニットに近い位置に前記部品認識装置が停止するように移動することを特徴とする電子部品装着装置。
前記部品認識装置を前記テーブルのプリント基板に対して部品供給部側であって、プリント基板の部品供給ユニットの配設方向の中央位置に設けたことを特徴とする請求項１に記載の電子部品装着装置。
前記プリント基板を前記部品供給ユニットの配設方向に搬送する搬送装置を設けたことを特徴とする請求項１又は２に記載の電子部品装着装置。