JP4144087B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は撮像装置に関し、特に、被写体の動画像を撮像して記録媒体に記録するとともに、前記被写体の静止画像を半導体メモリに記録する撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ビデオカメラ等の撮像装置においては、従来は、被写体からの光画像をCCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子によって映像信号に変換して記録媒体であるビデオテープ等に記録するものが主流であった。
【0003】
しかし、近年では、パーソナルコンピュータの家庭への浸透に伴って、ビデオカメラによって撮像した画像(動画像または静止画像)をパーソナルコンピュータ等に取り込むことへのニーズが増大してきた。そこで、撮像した画像を、ビデオテープに記録するだけでなく、着脱可能な半導体メモリ等に記憶させ、この半導体メモリを介してパーソナルコンピュータに画像データを取り込むことができるビデオカメラも出現しつつある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年のビデオカメラ等の撮像装置は、実装技術や画像処理技術の進歩に伴って装置のサイズが非常に小型化されているため、上述のような半導体メモリを配置するスペースを確保することが困難になっている。
【0005】
一般的な方法としては、ビデオカメラの本体内部に半導体メモリを内蔵させる方法が考えられるが、このような方法ではユーザがその製品を初めて手にした場合に、半導体メモリがどこに格納されているかを理解するのに時間を要するという問題点があった。
【0006】
また、本体内部に内蔵した場合には、半導体メモリを外部から視覚的に確認することが困難であるので、何らかの補助的手段を設けない限りは、半導体メモリが装着されているか否かを容易に判断することが困難であるという問題点もあった。
【0007】
更に、半導体メモリを内蔵する場所によっては、他の部品や部材との関係から、装置の小型化の阻害要因になる場合があるという問題点もあった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、半導体メモリの装着位置と装着状況を容易に確認することができるとともに、装置の小型化を阻害することなく半導体メモリを装備することを可能とする撮像装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記課題を解決するために、所定の厚みを有する矩形の筐体と、筐体の前部に設けられた光学系を内蔵する鏡筒部と、筐体の後部に設けられたビューファインダとを有し、ビューファインダを正面に見て筐体の右側面が所定の膨らみを有するように形成された装置本体と、筐体の右側面に開口され、被写体からの光画像を動画像または静止画像として記録する記録媒体が装着される装着部と、筐体の右側面に対応して所定の膨らみを有するように形成され、装着部を覆う蓋部と、蓋部に設けられ、被写体からの光画像を動画像または静止画像として記録する半導体メモリを着脱可能に収納すると共に、半導体メモリの着脱を確認するための窓を有する収納部と、を備えることを特徴とする撮像装置が提供される。
【0009】
ここで、記録媒体が装着される装着部を覆う蓋部に対して、半導体メモリを着脱可能に収納する収納部を設けるようにしたので、メモリの収納位置と、メモリの収納状態がユーザに理解しやすくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態の構成例を示す外観図である。
【0011】
図1(A)に示すように、本発明に係るビデオカメラ20は、回路基板等が内蔵された本体21、光学系が内蔵された鏡筒部22、被写体の撮像状況を確認するためのビューファインダ23、ビデオテープが装着される装着部を覆う蓋部24、蓋部24の一部に設けられ、半導体メモリ(以下、単にメモリという)を収納するメモリ収納部25等によって構成されている。
【0012】
蓋部24は、図1(B)に示すように、本体21と回転軸24aを介して接続されており、この回転軸24aを中心として矢印Cの方向に開閉可能とされている。蓋部24が開かれた状態においては、矢印Dの方向にビデオテープを取り出すことができる。
【0013】
メモリ収納部25は、図1(A)に示すように、蓋部22に対して回転軸25bを介して接続されており、この回転軸25bを中心として矢印Bの方向に開閉可能とされている。メモリ収納部25が開かれた状態においては、矢印Aの方向にメモリを取り出すことができる。
【0014】
なお、本実施の形態において用いられているメモリは、ガム型のメモリとされており、その一部に設けられた端子を介して本体21との間でデータを授受することが可能である。
【0015】
図1(C)に示すように、メモリ収納部25の一部には、アクリル等の透明部材によって形成された窓部25aが設けられているので、ユーザは、メモリが装着されているか否かをこの窓部25aを通じて確認することができる。
【0016】
メモリ収納部25の左上部には、メモリイジェクトボタン25cが具備されており、図1(A)に示すように、メモリ格納部25が開かれた状態において、このメモリイジェクトボタン25cが操作されると、メモリの一部が突出するので、その部分を把持することによりメモリを容易に取り出すことができる。
【0017】
図2は、図1に示すメモリ収納部25の詳細な構成例を示す断面図である。図2(A)に示すように、メモリ収納部25は、メモリホルダ40、ポップアップバネ42、および、本体側端子43等によって構成されている。
【0018】
メモリホルダ40は、ガム型のメモリ30が挿入され、これを保持するための筒状形状を有している。
メモリホルダ40の内部には、メモリ30が装着された場合に、メモリ30の端部に設けられているメモリ側端子30aと接触してデータを授受するための本体側端子43が設けられている。
【0019】
以上のようなメモリ収納部25は、回転軸25bによって蓋部25の一部に形成された凹部24bに対して回転軸25bを介して係止されている。
ポップアップバネ42は、メモリ収納部25に対して図の下向きの力を印加し、ロックアーム45が操作されてロックが解除された場合には、メモリ収納部25を凹部24bから外側へ押し出す働きを有する。
【0020】
ロックアーム45は、図の左右方向にスライド可能であり、ロック爪45aがメモリ収納部25の上部側面に設けられたロックピン(後述する)と係合することにより、メモリ収納部25が開かないようにロックする。
【0021】
ロックバネ45bは、復元力によりロックアームを図の左側に向けて押圧し、ロック爪45aによりロックピンをロックさせる。
位置検出スイッチ46は、メモリ収納部25が凹部24bに収納されたことを検知するためのスイッチである。
【0022】
図2(B)は、メモリ30がメモリ収納部25に収納された状態を示す断面図である。この図に示すように、メモリ収納部25にメモリ30が収納されると、メモリ側端子30aに本体側端子43が接触する。本体側端子43は、図示せぬフレキシブル基板によって本体内の回路基板と接続されているので、これらの間でデータの授受が可能となる。
【0023】
図3(A)は、メモリ30が収納されたメモリ収納部25が、蓋部24の凹部24bに格納された場合の様子を示す断面図である。
この図に示すように、メモリ収納部25は凹部24b内にその全体が収容されるので、蓋部24に対する操作の障害となることはない。
【0024】
メモリ収納部25が凹部24b内に格納されると位置検出スイッチ46のトグル部が押圧されるので、位置検出スイッチ46の状態を監視することにより、メモリ収納部25が凹部24bに確実に格納されたか否かを知ることができる。
【0025】
図3(B)は、図3(A)の状態におけるロックアーム45の状態を示す図である。この図に示すように、ロックアーム45はロックバネ45bによって図の左方向への力を受けているので、ロック爪45aはメモリ収納部25の上部側面に設けられているロックピン44と係合してメモリ収納部25が開くのを防止する。
【0026】
なお、このような状態において、ロックアーム45が図示せぬアクチュエータ等によって駆動されて図の右方向へ移動された場合には、ロックが解除され、ポップアップバネ42の復元力によって図2(B)に示すようにメモリ収納部25が開くことになる。そのような状態において、メモリイジェクトボタン25cをユーザが操作すると、メモリ30の一部がメモリ収納部25から突出して図2(A)の状態となるので、突出部分を把持することによりメモリ30を容易に取り出すことができる。
【0027】
以上に示す実施の形態によれば、ビデオテープを装着する装着部を覆う蓋部24の一部に対して凹部24bを設け、そこにメモリ収納部25を設けるようにしたので、デザイン上の理由から膨らみを有することが多い蓋部24のスペース(膨らんだ部分)を有効に利用することが可能となるので、装置の小型化を阻害することなくメモリ30を装備することが可能となる。
【0028】
また、メモリ収納部25は、透明部材による窓部25aを設けるようにしたので、メモリ30の格納位置を容易に知ることが可能となるとともに、メモリ30が装着されているか否かを簡単に確認することが可能となる。
【0029】
次に、本発明の他の実施の形態について説明する。
図4は、本発明に係るビデオカメラの他の構成例を示す外観図である。なお、この図において、図1に示す場合と対応する部分には同一の符号を付してあるので、その説明は適宜省略する。
【0030】
この実施の形態においては、図4(B)に示すように、蓋部24はポップアップ構造を有しており、図示せぬパンタグラフ機構により本体21の側面から所定の距離だけ突出するように構成されている。
【0031】
また、メモリ収納部25も同様にポップアップ構造とされており、蓋部24から所定の距離だけ突出するように構成されている。
なお、その他の構成は図1の場合と同様である。
【0032】
図5は、図4に示すメモリ収納部25の詳細な構成例を示す断面図である。なお、この図において、図2の場合と対応する部分には同一の符号を付してあるので、その部分の説明は適宜省略する。
【0033】
図5(A)に示すように、本実施の形態においては、板状部材60,61によって構成されるパンタグラフ機構により、メモリ収納部25が蓋部24に設けられた凹部24bから所定の距離だけ突出するように構成されている。
【0034】
板状部材61は、その一端が凹部24bの内側上部面の左隅に設けられたピン61aによって回転自在に固定されている。また、他端には図5(B)に示すように楕円孔61cが設けられており、メモリ収納部25の上部側面の右隅に設けられたピン61bがこの楕円孔61cに挿入され、板状部材61の長手方向に移動可能に固定されている。
【0035】
板状部材60も同様に、その一端が凹部24bの内側上部面の右隅に設けられたピン60aによって回転自在に固定されている。また、他端には楕円孔60cが設けられており、メモリ収納部25の上部側面の左隅に設けられたピン60bがこの楕円孔60cに挿入され、板状部材60の長手方向に移動可能に固定されている。
【0036】
板バネ62は、メモリ収納部25が凹部24bに格納されている状態において、ロックアーム45が操作された場合には、メモリ収納部25に対して図の下側へ向かう力を印加してメモリ収納部25が所定の距離だけ突出するようにする。
【0037】
以上のようなパンタグラフ機構を有するメモリ収納部25に対して、図の上方向への力(メモリ収納部25を格納する方向への力)が印加されると、板状部材60,61は、ピン60a,61aをそれぞれ回転中心として回転し、楕円孔60c,61cによってその長手方向に移動するので、あたかもパンタグラフのように動作してメモリ収納部25が凹部24bに格納される。
【0038】
図5(B)は、メモリ収納部25が凹部24bに格納された場合における、板状部材60,61の状態を示す図である。
この図に示すように、メモリ収納部25が凹部24bに格納された状態では、板状部材60,61は所定の距離だけずれを有して重ね合わされている。なお、これらの板状部材60,61は、ロックアーム45の上部に設けられており、これらは相互に干渉しないように設定されている。
【0039】
図5(B)に示す状態において、ロックアーム45が図の右側へ移動された場合には、ロック爪45aによるロックが解除されるとともに、板バネ62によって図の下側へ向かう力が印加されることにより、メモリ収納部25が凹部24bから所定の距離だけ突出され、図5(A)の状態となる。ユーザはこのような状態においてメモリイジェクトボタン25cを操作することにより、メモリ30を取り出すことが可能となる。
【0040】
なお、以上の説明では、記録媒体としてビデオテープを用いる場合を例に挙げて説明を行ったが、例えば、DVD(Digital Versatile Disk:商標)やMD(Mini Disk:商標)等を用いる場合においても、本発明を適用することが可能であることはいうまでもない。
【0041】
また、以上の実施の形態においては、メモリ収納部25に対して本体側端子43を設けてメモリ30との間でデータを授受するようにしたが、例えば、非接触式のメモリを用いるようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、所定の厚みを有する矩形の筐体と、筐体の前部に設けられた光学系を内蔵する鏡筒部と、筐体の後部に設けられたビューファインダとを有し、ビューファインダを正面に見て筐体の右側面が所定の膨らみを有するように形成された装置本体と、筐体の右側面に開口され、被写体からの光画像を動画像または静止画像として記録する記録媒体が装着される装着部と、筐体の右側面に対応して所定の膨らみを有するように形成され、装着部を覆う蓋部と、蓋部に設けられ、被写体からの光画像を動画像または静止画像として記録する半導体メモリを着脱可能に収納すると共に、半導体メモリの着脱を確認するための窓を有する収納部と、を備えるようにしたので、メモリの収納位置と、メモリの収納状態がユーザに理解しやすい撮像装置を提供することが可能となる。
【0043】
また、記録媒体を装着する装着部を覆う蓋部は、デザイン上の理由等によって、膨らみを有する場合が多いので、この部分のスペースを有効利用することにより、装置の小型化を阻害することなく半導体メモリを装備することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るビデオカメラの実施の形態の構成例を示す図であり、(A)は上方向から眺めた図であり、(B)は後方向から眺めた図であり、(C)は横方向から眺めた図である。
【図2】図1に示すメモリ収納部の詳細な構成例を示す断面図であり、(A)はメモリの一部を挿入した状態を示し、(B)はメモリを完全に挿入した状態を示す。
【図3】図1に示すメモリ収納部の詳細な構成例を示す断面図であり、(A)はメモリ収納部を凹部に格納した状態を示し、(B)はメモリ収納部を凹部に格納した状態におけるロックアームの状態を示す。
【図4】本発明に係るビデオカメラの他の実施の形態の構成例を示す図であり、(A)は上方向から眺めた図であり、(B)は後方向から眺めた図であり、(C)は横方向から眺めた図である。
【図5】図4に示すメモリ収納部の詳細な構成例を示す断面図であり、(A)はメモリ収納部が突出した状態を示し、(B)はメモリ収納部を凹部に格納した状態にを示す。
【符号の説明】
20……ビデオカメラ,21……本体,22……鏡筒部,23……ビューファインダ,24……蓋部,24a……回転軸,25……メモリ収納部,25a……窓部,25b……回転軸,25c……メモリイジェクトボタン,30……メモリ,30a……メモリ側端子,40……メモリホルダ,42……ポップアップバネ,43……本体側端子,45……ロックアーム,45a……ロック爪,45b……ロックバネ,46……位置検出スイッチ,60,61……板状部材,60a,60b,61a,61b……ピン,60c,61c……楕円孔,62……板バネ

Claims (2)

  1. 所定の厚みを有する矩形の筐体と、前記筐体の前部に設けられた光学系を内蔵する鏡筒部と、前記筐体の後部に設けられたビューファインダとを有し、前記ビューファインダを正面に見て前記筐体の右側面が所定の膨らみを有するように形成された装置本体と、
    前記筐体の前記右側面に開口され、被写体からの光画像を動画像または静止画像として記録する記録媒体が装着される装着部と、
    前記筐体の前記右側面に対応して所定の膨らみを有するように形成され、前記装着部を覆蓋部と、
    前記蓋部に設けられ、被写体からの光画像を動画像または静止画像として記録する半導体メモリを着脱可能に収納すると共に、前記半導体メモリの着脱を確認するための窓を有する収納部と、
    を備える撮像装置。
  2. 前記蓋部は、前記収納部を収納する凹部と、前記半導体メモリを脱着する際に操作されるロックアームと、前記ロックアームを操作することにより前記収納部を前記凹部から所定の距離だけ突出させる収納部移動機構と、
    を有する請求項1記載の撮像装置。
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