JP2001024918A - モニタ付きカメラ一体型記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置本体からモニタ部を開成（回動）した時
に、モニタ部が収納されていた装置本体の空間を有効に
活用する。 【解決手段】 記録担体に情報を記録する記録部を備え
る装置本体部１と、この装置本体部１に対して回動可能
に設けられるモニタ部２と、この装置本体部１の側部に
回動可能または固定的に取り付けられるカメラ部３とを
備えたモニタ付きカメラ一体型記録装置において、前記
装置本体部１は前記モニタ部２を収納する収納部６を備
え、前記モニタ部２を開成した時に形成される前記収納
部空間に、操作可能な電子機器ユニット２０，３０を装
脱着可能に設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、回動自在なモニタ
部を有するビデオテープレコーダや電子カメラ等のモニ
タ付きカメラ一体型記録装置に係わり、特に、装置本体
からモニタ部を開成（回動）した時に形成されるモニタ
部が収納されていた装置本体の空間を有効に活用したモ
ニタ付きカメラ一体型記録装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来技術の一例として、特開平８−１３
９９８１号公報に示されるビデオカメラの外観図を図５
に示す。

【０００３】同図において、１０１はテープカセットを
収納し、バッテリーを装着して、記録再生を行う記録再
生手段を有するビデオカメラ本体、１０２は表示部１０
３を備えビデオカメラ本体部１０１上に開閉自在に設け
られるモニタ部、１０４はビデオカメラ本体１０１の側
部において回動自在に設けられるカメラ部である。

【０００４】同図に示すように、このビデオカメラは、
撮影時や再生時には、ビデオカメラ本体１上に閉成され
ていたモニタ部１０２を開成して、被写体の撮影や再生
画像の表示を行うように構成されている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のビデ
オカメラ等は、同図に示すように、モニタ部１０２の収
納時等は、モニタ部１０２がビデオカメラ本体１上に出
っ張った状態で閉成されるものであり、またこれに、チ
ューナーやプリンタ等の外部ユニットを取り付けようと
すると、装置全体が大型化してしまうという問題があっ
た。

【０００６】本発明の目的は、上記の問題点に鑑みて、
装置本体にモニタ部の収納可能な収納部を設けて、モニ
タ部の開成時、この収納部に外部ユニットを装脱着可能
に設けたり、またこの収納部に設けられる操作スイッチ
等をせり上がらせて収納部を有効に活用することを可能
にしたモニタ付きカメラ一体型記録装置を提供すること
にある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、次のような手段を講じた。

【０００８】第１の手段は、記録担体に情報を記録する
記録部を備える装置本体部と、この装置本体部に対して
回動可能に設けられるモニタ部と、この装置本体部の側
部に回動可能または固定的に取り付けられるカメラ部と
を備えたモニタ付きカメラ一体型記録装置において、前
記装置本体部は前記モニタ部を収納する収納部を備え、
前記モニタ部を開成した時に形成される前記収納部空間
に、操作可能な電子機器ユニットを装脱着可能に設けた
ことを特徴とする。

【０００９】第２の手段は、第１の手段において、前記
電子機器ユニットがチューナーであることを特徴とす
る。

【００１０】第３の手段は、第１の手段において、前記
電子機器ユニットがプリンタであることを特徴とする。

【００１１】第４の手段は、記録担体に情報を記録する
記録部を備える装置本体部と、この装置本体部に対して
回動可能に設けられるモニタ部と、この装置本体部の側
部に回動可能または固定的に取り付けられるカメラ部と
を備えたモニタ付きカメラ一体型記録装置において、前
記装置本体部は前記モニタ部を収納する収納部を備える
とともに、前記収納部の底部に上下動可能な操作パネル
を備え、前記モニタ部を開成した時に形成される前記収
納部空間に、前記操作パネルを上昇させることを特徴と
する。

【００１２】

【発明の実施の形態】本発明の第１の実施形態を図１お
よび図２を用いて説明する。

【００１３】図１は本実施形態に係るモニタ部が閉成さ
れている状態を示すモニタ付きカメラ一体型記録装置の
外観を示す斜視図、図２（ａ）は本実施形態に係るモニ
タ部が開成されている状態を示すモニタ付きカメラ一体
型記録装置の外観を示す斜視図、図２（ｂ）、（ｃ）は
それぞれモニタ部が収納される収納部に装脱着可能に設
けられる外部ユニットとしてのチューナーおよびプリン
タの外観を示す斜視図である。

【００１４】これらの図において、１は図示していない
テープカセット等の記録媒体を装脱着可能に設けた記録
部や、装着されるチューナー、プリンタ等の電子機器か
らなる外部ユニットと電気的機械的に接続可能に設けら
れる装置本体、２は画像表示部５を備え装置本体１に対
して開閉（回動）可能に設けられるモニタ部、３は装置
本体１の側面において回動自在に設けられるカメラ部、
４はモニタ部２を装置本体１から開成可能にするための
ロック解除レバー、５は液晶表示パネル等からなる画像
表示部、６は装置本体１に設けられ、モニタ部２や外部
ユニットを収納する収納部、７は外部ユニットと電気的
に接続するための接続端子、８はホップアップカバー、
９はスプリングＡ、１０はモニタ部２を開閉可能にする
ための回転軸、１１は外部ユニットと機械的接続を図る
ための係合孔、１２はロック孔、１３はスプリングＢで
ある。

【００１５】なお、本実施形態では、カメラ部３は装置
本体１に対して相対回動可能に設けたが、カメラ部３を
装置本体１に固定的に設けてもよい。

【００１６】２０は外部ユニットの一例としてのテレビ
を受像するためのチューナー、２１はロック孔、２２は
装置本体１の接続端子７と電気的に接続するための接続
端子、２３はチューナーを操作するための操作スイッ
チ、２４は装置本体１の係合孔１１と係合する係合突起
である。

【００１７】３０は外部ユニットの一例としてのプリン
タ、３１はロック孔、３２はプリンタを操作するための
操作スイッチ、３３は装置本体１の接続端子７と電気的
に接続するための接続端子、３４は装置本体１の係合孔
１１と係合する係合突起、３５はプリント紙である。

【００１８】図１および図２（ａ）に示すように、モニ
タ部２が装置本体１の収納部６に収納された、モニタ部
２の閉成状態では、スプリングＡ９によりモニタ部１の
方向に付勢されているロック解除レバー４の一部とモニ
タ部２のロック孔１２とが係合してロック状態となる。

【００１９】また、図２（ａ）に示すように、モニタ部
２が装置本体１の収納部６から取り出された、モニタ部
２の開成状態とするためには、ホップアップカバー８が
スプリングＢ１３によりモニタ部２側に付勢されている
ので、スプリングＡ９の付勢力に抗してロック解除レバ
ー４を移動させ、モニタ部２のロック孔１２との係合を
解除すると、スプリングＢ１３の付勢力によつて、モニ
タ部２は回転軸１０を中心に矢印Ｃ方向に開成（回動）
する。この状態で装置本体１の記録部に収録されている
画像の再生等を行うことができる。

【００２０】また、図２（ａ）、（ｂ）に示すように、
外部ユニットとしてのチューナー２０を装置本体１の収
納部６に装着する場合は、チューナー２０の係合突起２
４を装置本体１の係合孔１１に係合するとともに、ホッ
プアップカバー８を押し下げて、チューナー２０のロッ
ク孔２１にロック解除レバー４を係合させる。チューナ
ー２０が装着されると、装置本体１の接続端子７とチュ
ーナー２０の接続端子２２とが接触し電気的接続が図ら
れる。この状態で、モニタ部２の画像表示部５を見なが
ら操作スイッチ２３を操作することにより画像表示部５
にテレビ画像を写し出すことができる。

【００２１】また、図２（ａ）、（ｃ）に示すように、
外部ユニットとしてのプリンタ３０を装置本体１の収納
部６に装着する場合は、チューナー２０の場合と同様
に、プリンタ３０の係合突起３４を装置本体１の係合孔
１１に係合するとともに、ホップアップカバー８を押し
下げて、プリンタ３０のロック孔３１にロック解除レバ
ー４を係合させる。プリンタ３０が装着されると、装置
本体１の接続端子７とプリンタ３０の接続端子３３とが
接触し電気的接続が図られる。この状態で、モニタ部２
の画像表示部５を見ながら操作スイッチ３２を操作する
ことによりプリンタ３０から印刷されたプリント紙３５
を出力させることができる。

【００２２】このように、本実施形態の発明によれば、
装置本体１からモニタ部２が開成（回動）された時、収
納部６に形成される空間にチューナー２０やプリンタ３
０等の電子機器からなる外部ユニットを収納できるの
で、装置本体１の外部に装脱着可能に設ける場合に比べ
て装置全体を小型化することができ、また、開成された
モニタ部２の直下に外部ユニットが位置することになる
ので、モニタ部２の表示画面を見ながら外部ユニットを
操作することが可能であり、装置外部に装着する場合に
比べて操作性を向上させることができる。また、外部ユ
ニットと接続される接続端子７が収納部６内に設けられ
るので、外部に設けられる場合に比べて保護の点で優れ
ている。

【００２３】次に、本発明の第２の実施形態を図３およ
び図４を用いて説明する。

【００２４】図３（ａ）、（ｂ）はそれぞれ本実施形態
に係るモニタ部の開成途中および開成後の状態における
モニタ付きカメラ一体型記録装置の外観を示す斜視図で
ある。

【００２５】また、図４（ａ）、（ｂ）はそれぞれ本実
施形態に係るモニタ部の閉成時および開成時における装
置本体１の要部断面図である。

【００２６】これらの図において、１４は操作パネル、
１５は操作パネル１４に設けられる操作スイッチ、１６
はスプリングＣ、１７はストッパ片、１８は連結部材、
１９は図示していないテープカセット等の記録媒体を装
脱着可能に設けられる記録部や当該モニタ付きカメラ一
体型記録装置を操作する操作パネルを備える装置本体で
ある。なお、その他の構成は図２に示す同符号の構成に
対応するので説明を省略する。

【００２７】ここで、操作パネル１４をホップアップす
る時は、図３（ａ）、（ｂ）に示すように、モニタ部２
のロック孔１２と装置本体１９のロック解除レバー４の
一部との係合を解除してモニタ部２を矢印Ｃ方向に開成
（回動）させる。この時の動作は、図４（ａ）、（ｂ）
に示すように、圧縮されていたスプリングＣ１６の付勢
力により操作パネル１４は矢印Ｄ方向にせり上がり（隆
起し）、モニタ部２が約９０度開成（回動）する。モニ
タ部２の回動に連動してストッパ片１７も回動して操作
パネル１４の裏面部分に係止し、図示していないロック
機構によりロックされる。これにより操作パネル１４上
の操作スイッチ１５を強く押しても操作パネル１４は沈
下することはない。

【００２８】このように、本実施形態の発明によれば、
モニタ部２を装置本体１９に収納している状態では、操
作パネル１４は装置本体１９の収納部６の底部に位置す
るが、モニタ部２を開成（回動）すると、それに伴って
操作パネル１４も収納部６の底部から上部にせり上が
り、操作スイッチ１５の操作性を向上させることができ
る。

【００２９】

【発明の効果】本発明によれば、モニタ部が開成した時
に形成される収納部空間に電子機器ユニットを収納でき
るので、装置本体等の外部に装脱着可能に設ける場合に
比べて装置全体を小型化することができ、また、開成さ
れたモニタ部の直下に外部ユニットが位置することにな
るので外部ユニットの操作性を向上させることができ
る。

【００３０】また、本発明によれば、モニタ部が開成し
た時に形成される収納部空間に、操作パネルが収納部の
底部から上部にせり上がるので、操作パネルの操作性を
向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施形態に係わるモニタ部が閉
成されている状態におけるモニタ付きカメラ一体型記録
装置の外観を示す斜視図である。

【図２】本発明の第１の実施形態に係わるモニタ部が開
成されている状態におけるモニタ付きカメラ一体型記録
装置の外観を示す斜視図および装置本体の収納部に装脱
着可能に設けられるチューナーおよびプリンタの外観を
示す斜視図である。

【図３】本発明の第２の実施形態に係わるモニタ部が開
成途中および開成後の状態におけるモニタ付きカメラ一
体型記録装置の外観を示す斜視図である。

【図４】本発明の第２の実施形態に係わるモニタ部の閉
成時および開成時の装置本体の要部断面図である。

【図５】従来技術に係わるビデオカメラの外観を示す斜
視図である。

【符号の説明】

１，１９ モニタ付きカメラ一体型記録装置本体 ２ モニタ部 ３ カメラ部 ４ ロック解除レバー ５ 画像表示部 ６ 収納部 ７，２２，３３ 接続端子 ８ ホップアップカバー ９ スプリングＡ １０ 回転軸 １１ 係合孔 １２ ロック孔 １３ スプリングＢ １４ 操作パネル １６ スプリングＣ １７ ストッパ片 １８ 連結部材 ２０ チューナー ２１，３１ ロック孔 １５，２３，３２ 操作スイッチ ２４，３４ 係合突起 ３０ プリンタ ３５ プリンタ紙

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 記録担体に情報を記録する記録部を備え
   る装置本体部と、この装置本体部に対して回動可能に設
   けられるモニタ部と、この装置本体部の側部に回動可能
   または固定的に取り付けられるカメラ部とを備えたモニ
   タ付きカメラ一体型記録装置において、 前記装置本体部は前記モニタ部を収納する収納部を備
   え、前記モニタ部を開成した時に形成される前記収納部
   空間に、操作可能な電子機器ユニットを装脱着可能に設
   けたことを特徴とするモニタ付きカメラ一体型記録装
   置。
2. 【請求項２】 請求項１において、 前記電子機器ユニットがチューナーであることを特徴と
   するモニタ付きカメラ一体型記録装置。
3. 【請求項３】 請求項１において、 前記電子機器ユニットがプリンタであることを特徴とす
   るモニタ付きカメラ一体型記録装置。
4. 【請求項４】 記録担体に情報を記録する記録部を備え
   る装置本体部と、この装置本体部に対して回動可能に設
   けられるモニタ部と、この装置本体部の側部に回動可能
   または固定的に取り付けられるカメラ部とを備えたモニ
   タ付きカメラ一体型記録装置において、 前記装置本体部は前記モニタ部を収納する収納部を備え
   るとともに、前記収納部の底部に上下動可能な操作パネ
   ルを備え、前記モニタ部を開成した時に形成される前記
   収納部空間に、前記操作パネルを上昇させることを特徴
   とするモニタ付きカメラ一体型記録装置。