JP4142751B2 - 建物ユニットの組立方法及び組立設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物ユニットの組立方法及び組立設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9に示す建物ユニット1は、特開昭61-260942 号公報記載の発明のように、一般に、床パネル2上に妻壁パネル3や桁壁パネル4等の壁パネルを立設し固定して組み立てられる。
【0003】
上述の建物ユニット1の組立は、床パネル2をユニット組立治具(図示せず)に設置し、建物ユニットの短辺方向と平行な妻壁パネル3、及び長辺方向と平行な桁壁パネル4をホイスト等の懸吊用具(図示せず)を用いて吊り上げて搬送し、ユニット組立治具内で更にホイスト等を走行させて、妻壁パネル3及び桁壁パネル4を床パネル2の所定位置に位置付けて固定する。上記妻壁パネル3及び桁壁パネル4は、ホイスト等のフック(不図示)に係止された吊具5(図10(A)及び(B))の爪5Aが、妻壁パネル3及び桁壁パネル4の上枠7に引っ掛けられて吊り上げられ搬送される。
【0004】
尚、図10(A)及び(B)中の符号8は、妻壁パネル3、桁壁パネル4の面材であり、符号9は受木桟であり、符号6は縦枠である。また、図9及び図10(B)の符号8Aは、妻壁パネル3及び桁壁パネル4の面材8に形成された窓等の開口部である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述の建物ユニット1の組立では、妻壁パネル3及び桁壁パネル4は、ホイスト等によって 1枚づつ吊り上げられて搬送されるものであるため、必要枚数の妻壁パネル3、桁壁パネル4を搬送するのに多大な時間を要する。
【0006】
また、ユニット組立治具内でもホイスト等を走行させるため、ユニット組立治具内での作業も多大な時間を要する。
【0007】
更に、ユニット組立治具内で妻壁パネル3及び桁壁パネル4を吊り下ろしてから、ホイスト等を、妻壁パネル3及び桁壁パネル4のストック装置まで走行させて戻し、再び妻壁パネル3或いは桁壁パネル4を吊り上げさせるため、必要な妻壁パネル3、桁壁パネル4を吊り上げるまでの時間的ロスが多い。
【0008】
本発明の課題は、上述の事情を考慮してなされたものであり、建物ユニットの組立時間を大幅に短縮できる建物ユニットの組立方法及び組立設備を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、ライン外で、複数の妻壁パネルを互いに平行に仮配置するとともに、桁壁パネルをそれらの妻壁パネルに挟まれるように仮配置する工程と各妻壁パネルの幅方向両端面を両側から挟み付けて保持する複数の妻壁吊具と、桁壁パネルの横方向部材をクランプして保持する桁壁吊具とを有する壁パネル搬送装置により、仮配置された妻壁パネルと桁壁パネルを仮配置の状態で一括して吊り上げて搬送する工程と、ライン上に位置付けられている床パネルの上に、壁パネル搬送装置により搬送された妻壁パネルと桁壁パネルを仮配置の状態で吊りおろし、それらの妻壁パネルを床パネルに固定するとともに、桁壁パネルを床パネルに固定する工程とを有してなるようにしたものである。
【0010】
請求項2に記載の発明は、ライン外で、複数の妻壁パネルを互いに平行に仮配置するとともに、桁壁パネルをそれらの妻壁パネルに挟まれるように仮配置する仮配置装置と、各妻壁パネルの幅方向両端面を両側から挟み付けて保持する複数の妻壁吊具と、桁壁パネルの横方向部材をクランプして保持する桁壁吊具とを有し、仮配置装置により仮配置された妻壁パネルと桁壁パネルを仮配置の状態で一括して吊り上げて搬送する壁パネル搬送装置と、ライン上に位置付けられている床パネルの上に、壁パネル搬送装置により搬送された妻壁パネルと桁壁パネルを仮配置の状態で吊りおろし、それらの妻壁パネルを床パネルに固定するとともに、桁壁パネルを床パネルに固定する小組立装置を有してなるようにしたものである。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において更に、上記仮配置装置は、複数枚の壁パネルのそれぞれを直立状態で移動可能にする複数の壁パネル移動装置を有してなるものである。
【0012】
【作用】
請求項1、2又は3に記載の発明には、次の作用がある。
ライン外の仮配置装置にて、壁パネルを、その相対的配置が床パネルに立設されると略同一の状態となるように仮配置し、この仮配置された壁パネルを壁パネル搬送装置にて一括してライン上の総組立装置上へ搬送することから、複数枚の壁パネルを壁パネル搬送装置にて一度に吊り上げて搬送できるので、必要な枚数の壁パネルの搬送時間を短縮でき、又、総組立装置内で壁パネルを移動させる必要がないので、総組立装置内での作業時間を短縮できる。更に、総組立装置にて建物ユニットを組立中に、仮配置装置で壁パネルを並行して仮配置できるので、時間を節約できる。これらのことから、建物ユニットの組立時間を大幅に短縮することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る建物ユニットの組立方法を実施する建物ユニットの組立設備の一つの実施の形態を示す斜視図である。図2は、図1の建物ユニットの組立設備を示す平面図である。図3(A)は、図1の仮配置装置でなされる壁パネルの仮配置状態を示す平面図であり、図3(B)は、図1の総組立装置内で組み立てられた建物ユニットを示す平面図である。図4は、図1のIV矢視図である。図5は、図4の一部を拡大して示す正面図である。図6(A)は、図5のVIA-VIA 線に沿う断面図であり、図6(B)は、図5のVIB-VIB 線に沿う断面図であり、図6(C)は図5の係止ピンの作動を示す作動断面図である。図7は、図1のVII 矢視図である。図8(A)は、図7のVIIIA 矢視図であり、図8(B)は、図7のVIIIB 矢視図であり、図8(C)は、図8(A)のチャック装置の作動を示す作動断面図である。図9は、建物ユニットを示す斜視図である。
【0014】
(A) 全体構成
図1及び図2に示すように、建物ユニットの組立設備10は、総組立装置11、壁パネルストック装置12、仮配置装置13及び壁パネル搬送装置14を有して構成される。このうち、総組立装置11は、建物ユニット1の組立ライン15上に設置され、他の壁パネルストック装置12、仮配置装置13及び壁パネル搬送装置14は、組立ライン15外に設置されている。
【0015】
(B) 壁パネルストック装置
上記壁パネルストック装置12は、妻壁ストック箱16及び桁壁ストック箱17を備えてなる。妻壁ストック箱16は多数の室を有し、各室に前妻壁パネル3A、中妻壁パネル3B及び後妻壁パネル3Cが収納されてストック可能とされる。また、桁壁ストック箱17も多数の室を有し、各室に桁壁パネル4が収納されてストック可能とされる。更に、これらの妻壁ストック箱16、桁壁ストック箱17は、各室毎に、収納した上述の妻壁パネル3や桁壁パネル4を仮配置装置13側へ搬送するストックコンベア18を備えている。
【0016】
このような壁パネルストック装置12の妻壁ストック箱16及び桁壁ストック箱17に壁パネル供給装置19から妻壁パネル3、桁壁パネル4が搬入される。この壁パネル供給装置19は、図示しない昇降機から搬送機コンベア20を経て妻壁パネル3、桁壁パネル4を搬送し、倒立機21にて妻壁パネル3、桁壁パネル4を90°回転させた後、昇降供給機22にて妻壁パネル3を妻壁ストック箱16に、桁壁パネル4を桁壁ストック箱17に搬入する。
【0017】
(C) 仮配置装置
上記仮配置装置13は、壁パネル移動装置としての前妻壁待機箱23、中妻壁待機箱24、後妻壁待機箱25及び桁壁待機箱26を有して構成される。前妻壁待機箱23内に前妻壁パネル3Aが、中妻壁待機箱24内に中妻壁パネル3Bが、後妻壁待機箱25内に後妻壁パネル3Cが、桁壁待機箱26内に桁壁パネル4がそれぞれ収容可能とされる。
【0018】
これらの前妻壁待機箱23、中妻壁待機箱24、後妻壁待機箱25及び桁壁待機箱26は待機箱コンベア27を備える。桁壁待機箱26の待機箱コンベア27は、妻壁ストック箱16のストックコンベア18と協働して、桁壁ストック箱17内の桁壁パネル4を桁壁待機箱26内へ搬入する。また、前妻壁待機箱23、中妻壁待機箱24及び後妻壁待機箱25の待機箱コンベア27は、妻壁ストック箱16のストックコンベア18と協働して、妻壁ストック箱16内の前妻壁パネル3Aを前妻壁待機箱23内へ搬入する。中妻壁待機箱24及び後妻壁待機箱25の待機箱コンベア27は、妻壁ストック箱16のストックコンベア18と協働して、妻壁ストック箱16内の中妻壁パネル3Bを中妻壁待機箱24内へ搬入する。更に、後妻壁待機箱25の待機箱コンベア27は、妻壁ストック箱16のストックコンベア18と協働して、妻壁ストック箱16内の後妻壁パネル3Cを後妻壁待機箱25内へ搬入する。
【0019】
また、桁壁待機箱26は、図1のX方向に移動可能とされ、桁壁ストック箱17から所望の桁壁パネル4を取り出すとき移動する。また、前妻壁待機箱23、中妻壁待機箱24、後妻壁待機箱25は、正方向A及び逆方向Bに90°回転可能に構成され、搬入し収容した前妻壁パネル3A、中妻壁パネル3B、後妻壁パネル3Cのそれぞれを、桁壁待機箱26に収容された桁壁パネル4に対し直角方向に配置する。更に、後妻壁待機箱25は、桁壁待機箱26と同様に、図1のX方向に移動可能とされ、妻壁ストック箱16から所望の妻壁パネル3(前妻壁パネル3A、中妻壁パネル3B、後妻壁パネル3C)を取り出すときに移動する。中妻壁待機箱24は、図1のY方向に移動可能とされ、建物ユニット1の種類に対応して、中妻壁待機箱24に収容される中妻壁パネル3Bの配置位置を変更する。
【0020】
前妻壁待機箱23、中妻壁待機箱24、後妻壁待機箱25、桁壁待機箱26のそれぞれは、上述のように前妻壁パネル3A、中妻壁パネル3B、後妻壁パネル3C、桁壁パネル4を搬入して収容し、前妻壁待機箱23、中妻壁待機箱24、後妻壁待機箱25を回転させ、中妻壁待機箱24をY方向に移動して、これらの前妻壁パネル3A、中妻壁パネル3B、後妻壁パネル3C及び桁壁パネル4を、その相対的配置が総組立装置11にて床パネル2に立設されると略同一の状態になるよう仮配置する(図3(A))。
【0021】
仮配置装置13にて仮配置された前妻壁パネル3A、中妻壁パネル3B、後妻壁パネル3C及び桁壁パネル4は、後に詳説する壁パネル搬送装置14によって一括して吊り上げられ、総組立装置11へ搬送される。
【0022】
(D) 総組立装置
この総組立装置11は、組立ライン15に沿って図1のY方向に付設された搬送コンベア22により、搬送用架台(図示せず)を介して搬送される床パネル2に、前妻壁パネル3A、中妻壁パネル3B、後妻壁パネル3C及び桁壁パネル4を立設して固定するものである。この総組立装置11は、図1に概略的に示すように、床位置決め治具30、妻壁位置決め治具31及び桁壁位置決め治具32を有して構成される。
【0023】
床位置決め治具30は、搬送コンベア28にて搬送された床パネル2を所定位置に位置決めする。また、妻壁位置決め治具31は、壁パネル搬送装置14にて総組立装置11内に搬入された前妻壁パネル3A、中妻壁パネル3B、後妻壁パネル3Cを、図3(B)に示すように位置決めする。この妻壁位置決め治具31による位置決め終了後、前妻壁パネル3A、中妻壁パネル3B及び後妻壁パネル3Cは手作業で床パネル2に釘打ち固定される。
【0024】
桁壁位置決め治具32は、妻壁位置決め治具31による位置決め及び前妻壁パネル3A、中妻壁パネル3B及び後妻壁パネル3Cの釘打ち固定作業中には、これらの前妻壁パネル3A、中妻壁パネル3B及び後妻壁パネル3Cと桁壁パネル4との干渉を防止するために桁壁パネル4を傾斜させて退避させ、その後、桁壁パネル4を床パネル2に対する所定位置に図3(B)に示すように位置決めする。この桁壁パネル4の傾斜退避は、壁パネル搬送装置14の後述の退避機構(クランプメンバー84、クランプ用シリンダ装置85)と協働して実施される。また、桁壁パネル4の位置決め後、手作業によりこの桁壁パネル4が床パネル2に釘打ち固定され、建物ユニット1が組み立てられる。このようにして組み立てられた建物ユニット1は、搬送コンベア28の作動によって総組立装置11から搬出される。
【0025】
(E) 壁パネル搬送装置
さて、壁パネル搬送装置14は、走行機構33、前妻壁吊具34、中妻壁吊具35、後妻壁吊具36及び桁壁吊具37を有して構成される。
【0026】
(E-1) 走行機構
走行機構33は、図1、図4及び図7に示すように、プレート形状の走行用ガーター38に、車輪39を備えた複数個例えば 4個の走行部40が設置されたものである。これらの走行部40の車輪39が、図1のX方向に付設された走行レール41に嵌合する。この走行部40のうち、例えば仮配置装置13側に配置されたものには駆動モータ42が設置され、車輪39を回転駆動する。この走行部40の駆動モータ42の作動により、走行部40の車輪39が走行レール41に嵌合して転動し、壁パネル搬送装置14は、総組立装置11と仮配置装置13との間で図1のX方向に走行される。
【0027】
(E-2) 妻壁吊具
前妻壁吊具34及び後妻壁吊具36は、図4に示すように、把持部43が、昇降機構44を介して走行機構33の走行用ガーター38に連結されたものである。中妻壁吊具35は、把持部43が昇降機構44及びスライド部45(図1)を介して走行機構33の走行用ガーター38に連結されたものである。
【0028】
前妻壁吊具34、中妻壁吊具35及び後妻壁吊具36の各把持部43はほぼ同様に構成され、図4及び図5に示すように、メイン把持部46、アイドル部47及びサブ把持部48を備えてなる。メイン把持部46、サブ把持部48に把持アーム46A、48Aがそれぞれ垂設される。これらの把持アーム46A及び48Aが、後述の如く妻壁パネル3(前妻壁パネル3A、中妻壁パネル3B、後妻壁パネル3C)の幅方向両端面58を両側から把持可能とする。
【0029】
図5及び図6(A)に示すように、メイン把持部46には第1レール49が固定され、この第1レール49にアイドル部47の第1スライダ50が摺動自在に嵌合される。更に、アイドル部47に第2レール51が固定され、この第2レール51にサブ把持部48の第2スライダ52が摺動自在に嵌合される。上記第1レール49及び第2レール51は、把持部43の長手方向に延在して設けられる。
【0030】
また、メイン把持部46にはボールねじ53が配置される。このボールねじ53に、アイドル部47に固定されたナット部54が螺合される。ボールねじ53は、メイン把持部46に固定された駆動モータ55により、ベルト56及びプーリ57を介して回転駆動される。このボールねじ53の回転駆動により、アイドル部47を介して、サブ把持部48が把持部43の長手方向に移動し、メイン把持部46の把持アーム46Aとサブ把持部48の把持アーム48Aとの把持間隔寸法が、妻壁パネル3の幅方向両端面58間の寸法に適合して調整される。
【0031】
更に、アイドル部47には挟持用シリンダ装置59が設置され、この挟持用シリンダ装置59のピストンロッド60がサブ把持部48のロッド受け61を押圧することにより、サブ把持部48の把持アーム48Aがメイン把持部46の把持アーム46A側へ移動して、これらの把持アーム48A及び46Aにより妻壁パネル3の幅方向両端面58が挟持される。
【0032】
これらの把持アーム46A及び48Aには、嵌合用シリンダ装置62が設置される。この嵌合用シリンダ装置62のピストンロッド63に取り付けられた嵌合突部としての嵌合ピン64(図6(C))が、妻壁パネル3の幅方向両端面58に形成された嵌合孔65に嵌合可能とされる。これにより、把持部43による妻壁パネル3の保持が確実化され、妻壁パネル3の落下が防止される。尚、把持アーム46A及び48Aには、針状部材66が突設されて摩擦係数が増大され、把持アーム46A及び48Aによる妻壁パネル3の幅方向両端面58の保持が確実化される。
【0033】
上記昇降機構44は、図4、図5及び図6(B)に示すように、ボールねじ67、ナット68、駆動モータ69、ガイドロッド70及び直動式軸受71を有して構成される。
【0034】
駆動モータ69は、把持部43におけるメイン把持部46の取付部材72に設置される。ボールねじ67は、プーリ73及びベルト74を介して駆動モータ69に連結される。更に、ボールねじ67はナット68に螺合され、このナット68が走行用ガーター38側に固定される。また、ガイドロッド70は取付部材72に立設され、走行用ガーター38側に固定された直動式軸受71に挿通される。従って、駆動モータ69の回転駆動によりボールねじ67が回転し、ガイドロッド70が直動式軸受71に摺動して、把持部43は走行機構33の走行用ガーター38に対し昇降可能とされる。
【0035】
前妻壁吊具34及び後妻壁吊具36の昇降機構44では、ナット68及び直動式軸受71が、走行用ガーター38に固定された支持部材75に設置されるが、中妻壁吊具35の昇降機構44では、ナット68及び直動式軸受71が図1に示すスライド部45に設置される。このスライド部45は、走行機構33の走行用ガーター38に対しY方向に移動可能とされて、建物ユニット1の種類により立設位置の異なる中妻壁パネル3Bを、中妻壁吊具35の把持部43により保持させるものである。前妻壁吊具34、中妻壁吊具35及び後妻壁吊具36のいずれの場合も、昇降機構44は把持部43を走行機構33に対し昇降させて、把持部43にて保持された妻壁パネル3を吊り上げ、吊り下げ可能とする。
【0036】
(E-3) 桁壁吊具
一方、桁壁吊具37は、図1、図4及び図7に示すように、複数組のチャック装置76及び77が取付部材78を介して昇降機構79に連結され、この昇降機構79が支持部材80を介して走行機構33の走行用ガーター38に連結されたものとして構成される。
【0037】
チャック装置76及び77は取付部材78に垂設され、桁壁パネル4の幅方向に複数組配置される。これらのチャック装置76及び77の配列間隔寸法P1 、P2 は、桁壁パネル4の縦方向部材としての縦枠6(図8(C))の配列間隔寸法に近い寸法に設定される。例えば、縦枠6の配列間隔寸法が 455mmのとき、チャック装置76、77の配列間隔寸法P1 は 450mmに、配列間隔寸法P2 は 500mmにそれぞれ設定される。このように、チャック装置76及び77の配列間隔寸法P1 、P2 を桁壁パネル4の縦枠6の配列間隔寸法に近い寸法に設定したことにより、できるだけ多くのチャック装置76及び77が桁壁パネル4の縦枠6間に配置されるよう考慮されている。
【0038】
ここで、チャック装置76は図8(A)に示すように、爪81を桁壁パネル4の縦方向に複数個有するものであり、チャック装置77は図8(B)に示すように、爪81を 1個有するものである。これらのチャック装置76及び77は、取付部材78に固定されたステー82に、軸83を介してクランプメンバー84が回転自在に軸支され、このクランプメンバー84に固定されたクランプ用シリンダ85のピストンロッド86に、爪81を枢支する支持バー87が取り付けられたものである。
【0039】
各チャック装置76、77の爪81は、スプリング88の付勢力によりM方向に付勢されて、常時飛出位置に位置付けられるが、走行機構33による桁壁吊具37のX方向移動時に、桁壁パネル4の縦枠6や、横方向部材としての受木桟9(図10(B))又はまぐさ9A(図8(C))と干渉した場合には、スプリング88の付勢力に抗してN方向に回動し、これらの縦枠6、受木桟9又はまぐさ9Aを逃げるよう構成される。
【0040】
更に、各チャック装置77の爪81、並びにチャック装置76の上枠7、受木桟9又はまぐさ9Aの直下に位置する爪81は、クランプ用シリンダ装置85の収縮作動により桁壁パネル4の上枠7、受木桟9、まぐさ9Aを係止し、クランプメンバー84のクランプ面89との間で、これらの上枠7、受木桟9、まぐさ9Aをクランプし、桁壁パネル4を保持する。
【0041】
また、それぞれのチャック装置76、77には確認センサ92が設置される。この確認センサ92は、そのON作動により、クランプ用シリンダ装置85のピストンロッド86の収縮動作を検出して、爪81とクランプメンバー84のクランプ面89とが桁壁パネル4の上枠7、受木桟9、まぐさ9Aをクランプしたことを確認する。上記走行機構33及び桁壁吊具37の昇降機構79は、複数組(例えば 2組)以上のチャック装置76、77の確認センサ92がON作動したときのみ作動して、チャック装置76、77にて保持された桁壁パネル4を搬送するよう構成される。
【0042】
ステー82には、軸101を介して退避用シリンダ装置90が支持される。上記クランプメンバー84は、この退避用シリンダ装置90のピストンロッド91に連結され、退避用シリンダ装置90の伸長作動により、軸83を中心に矢印O方向に回動されて支持バー87を傾斜可能に構成される。このクランプメンバー84及び退避用シリンダ装置90は退避機構として機能し、チャック装置76及び77のクランプメンバー84及び爪81が桁壁パネル4をクランプ保持した状態で、総組立装置11の桁壁位置決め治具32と協働して、総組立装置11において妻壁パネル3が妻壁位置決め治具31により位置決めされ且つこの妻壁パネル3が床パネル2に釘打ち固定される間、上記桁壁パネル4を傾斜させて桁壁パネル4と妻壁パネル3との干渉を防止する。
【0043】
上記昇降機構79は、図4及び図7に示すように、ボールねじ93、ナット94、駆動モータ95、ガイドロッド96及び直動式軸受97を有して構成される。
【0044】
ボールねじ93は、その上端が支持部材80に、下端が支持ステー98にそれぞれ支持されるとともに、チェーン99及びスプロケット100を介して駆動モータ95に連結される。また、上記ナット94は取付部材78に固定されるとともに、上記ボールねじ93に螺合される。更に、ガイドロッド96は、取付部材78に立設され、支持部材80に固定された直動式軸受97内に摺動自在に挿通される。従って、駆動モータ95の作動によりボールねじ93が回転し、ガイドロッド96が直動式軸受97に摺動して、取付部材78を介し複数組のチャック装置76及び77が同期して、支持部材80を介し走行機構33の走行用ガーター38に対し昇降可能に構成される。
【0045】
(F) 作用
次に、上述の建物ユニットの組立設備10の作用を説明する。
図1に示す壁パネルストック装置12における妻壁ストック箱16のストックコンベア18と仮配置装置13における前妻壁待機箱23、中妻壁待機箱24及び後妻壁待機箱25の待機箱コンベア27とを作動させて、妻壁ストック箱16内の前妻壁パネル3A、中妻壁パネル3B、後妻壁パネル3Cのそれぞれを前妻壁待機箱23、中妻壁待機箱24、後妻壁待機箱25内へ搬入する。と同時に、壁パネルストック装置12における桁壁ストック箱17のストックコンベア18と、仮配置装置13における桁壁待機箱26の待機箱コンベア27とを作動させて、桁壁ストック箱17内の桁壁パネル4を桁壁待機箱26内へ搬入する。
【0046】
次に、仮配置装置13において、前妻壁待機箱23、中妻壁待機箱24及び後妻壁待機箱25を正方向A或いは逆方向Bに回転させ、中妻壁待機箱24をY方向に移動して、前妻壁パネル3A、中妻壁パネル3B、後妻壁パネル3C及び桁壁パネル4を、その相対的配置が総組立装置11にて床パネル2に立設されると略同一の状態(即ち、図3に示すように、平面視でE字状の状態)となるように仮配置する。
【0047】
仮配置装置における上述の仮配置が終了するまでの間に、壁パネル搬送装置14の走行機構33を作動させて、壁パネル搬送装置14をX方向に走行させ、この壁パネル搬送装置14を仮配置装置13の直上位置に停止させる。その後、前妻壁吊具34、中妻壁吊具35及び後妻壁吊具36の昇降機構44を作動させて、これらの前妻壁吊具34、中妻壁吊具35及び後妻壁吊具36の把持部43を下降させ、各把持部43の把持アーム46A及び48A並びに嵌合ピン64を用いて、前妻壁パネル3A、中妻壁パネル3B、後妻壁パネル3Cの幅方向両端面58を保持し、昇降機構44の作動で把持部43を上昇させて、これらの前妻壁パネル3A、中妻壁パネル3B及び後妻壁パネル3Cを吊り上げる。前妻壁吊具34、中妻壁吊具35及び後妻壁吊具36の作動と相前後して、桁壁吊具37の昇降機構79を作動させて、この桁壁吊具37のチャック装置76及び77を下降させ、走行機構33及びチャック装置76、77の作動により桁壁パネル4を保持し、昇降機構79の作動でチャック装置76及び77を上昇させて桁壁パネル4を吊り上げる。
【0048】
次に、桁壁パネル搬送装置14の走行機構33をX方向に走行させ、前妻壁パネル3A、中妻壁パネル3B、後妻壁パネル3C及び桁壁パネル4を仮配置の状態で総組立治具11の直上位置まで搬送し、この直上位置に壁パネル搬送装置14を停止させる。その後、前妻壁吊具34、中妻壁吊具35及び後妻壁吊具36の昇降機構44を作動して、これらの前妻壁吊具34、中妻壁吊具35及び後妻壁吊具36の把持部43を下降させ、前妻壁パネル3A、中妻壁パネル3B及び後妻壁パネル3Cを、組立ライン15に沿って総組立装置11に搬送され位置付けられた床パネル2上に吊り下ろす。総組立装置11の妻壁位置決め治具31がこれらの前妻壁パネル3A、中妻壁パネル3B及び後妻壁パネル3Cを位置決めした後、作業者がこれらの前妻壁パネル3A、中妻壁パネル3B及び後妻壁パネル3Cを床パネル2に釘打ち固定する。
【0049】
前妻壁パネル3A、中妻壁パネル3B及び後妻壁パネル3Cの位置決め時及び釘打ち固定時には、桁壁吊具37の退避用シリンダ装置90及びクランプメンバー84並びに総組立装置11の桁壁位置決め治具32の作用で、桁壁パネル4が前妻壁パネル3A、中妻壁パネル3B及び後妻壁パネル3Cに対し傾斜される。前妻壁パネル3A、中妻壁パネル3B及び後妻壁パネル3Cの固定後、退避用シリンダ装置90を収縮作動させて桁壁パネル4を直立状態とし、桁壁吊具37の昇降機構79を作動してチャック装置76及び77を下降させ、桁壁パネル4を総組立装置11内の床パネル2上に吊り下ろす。この桁壁パネル4は総組立装置11の桁壁位置決め治具32にて位置決めされ、作業者にて床パネル2に釘打ち固定されて、建物ユニット1が組み立てられる。
【0050】
その後、前妻壁吊具34、中妻壁吊具35、後妻壁吊具36による前妻壁パネル3A、中妻壁パネル3B、後妻壁パネル3Cの保持、並びに桁壁吊具37による桁壁パネル4の保持が解除され、昇降機構44の作動で前妻壁吊具34、中妻壁吊具35及び後妻壁吊具36が上昇し、昇降機構79の作動で桁壁吊具37が上昇して、壁パネル搬送装置14は走行機構33の作動により、空の状態で仮配置装置13の直上位置まで戻る。
【0051】
壁パネル搬送装置14の前妻壁吊具34、中妻壁吊具35、後妻壁吊具36、桁壁吊具37が前妻壁パネル3A、中妻壁パネル3B、後妻壁パネル3C、桁壁パネル4を吊り下ろし、これらの壁パネル3A、3B、3C及び4が総組立装置11にて位置決めされて釘打ち固定され、更に壁パネル搬送装置14が仮配置装置13に戻される間に、仮配置装置13では、次の建物ユニット1における前妻壁パネル3A、中妻壁パネル3B、後妻壁パネル3C及び桁壁パネル4を前妻壁待機箱23、中妻壁待機箱24、後妻壁待機箱25及び桁壁待機箱26を用いて仮配置状態にし、戻された壁パネル搬送装置14にて直ちに吊り上げられるようにしておく。
【0052】
(G) 効果
上記実施の形態は、次の効果を奏する。
(1) 組立ライン15外に配置された仮配置装置13において、前妻壁パネル3A、中妻壁パネル3B、後妻壁パネル3C及び桁壁パネル4を、その相対的配置が総組立装置11にて床パネル2に立設されると略同一の状態となるように仮配置し、この仮配置された壁パネル3A、3B、3C及び4を壁パネル搬送装置14にて一括して組立ライン15上の総組立装置11へ搬送することから、複数枚の壁パネル3A、3B、3C及び4を壁パネル搬送装置14にて一度に吊り上げて搬送できるので、必要枚数の壁パネル3A、3B、3C及び4の搬送時間を短縮でき、又、総組立装置11内で壁パネル3A、3B、3C及び4を移動させる必要がないので、総組立装置11内での作業時間も短縮できる。更に、総組立装置11にて建物ユニット1を組立中に、仮配置装置13で壁パネル3A、3B、3C及び4を並行して仮配置できるので、時間を節約できる。これらのことから、建物ユニット1の組立時間を大幅に短縮できる。
【0053】
(2) 壁パネル搬送装置14における前妻壁吊具34、中妻壁吊具35又は後妻壁吊具36の把持部43が妻壁パネル3A、3B、3Cの幅方向両端面58を両側から挟み付けて保持することから、搬送中にこれらの妻壁パネル3A、3B及び3Cが揺れず、又、妻壁パネル3A、3B、3Cに開口部8Aが形成されて重量バランスが狂っていても、これらの妻壁パネル3A、3B、3Cを平衡状態で搬送できる。これらのことから、妻壁パネル3A、3B、3Cの種類に拘らず、妻壁パネル3A、3B、3Cを安全且つ高速で搬送できる。
【0054】
(3) また、前妻壁吊具34、中妻壁吊具35、後妻壁吊具36の把持部43は、妻壁パネル3A、3B、3Cの幅方向両端面58を両側から挟み付けて保持するので、壁パネルの上枠7の下方に受木桟9やまぐさ9A等の横方向部材が配置されていても、これらの横方向部材9、9Aと干渉せず、妻壁パネル3A、3B、3Cを確実に保持できる。このため、保持位置の判断を作業者がなす必要がなく、妻壁パネル3A、3B、3Cの搬送を自動化できる。
【0055】
(4) 更に、前妻壁吊具34、中妻壁吊具35、後妻壁吊具36の把持部43は、駆動モータ55及びボールねじ53の作用でサブ把持部48をメイン把持部46に対し移動できることから、妻壁パネル3A、3B、3Cの幅方向寸法に応じて、メイン把持部46の把持アーム46Aとサブ把持部48の把持アーム48Aとの間隔寸法を調整できる。このため、前妻壁吊具34、中妻壁吊具35、後妻壁吊具36にて、幅方向寸法が異なる異なった種類の妻壁パネル3A、3B、3Cを搬送することができる。
【0056】
(5) また、前妻壁吊具34、中妻壁吊具35、後妻壁吊具36の把持部43には、メイン把持部46の把持アーム46Aとサブ把持部48の把持アーム48Aとに嵌合ピン64が形成され、この嵌合ピン64が妻壁パネル3A、3B、3Cの幅方向両端面58に形成された嵌合孔65に可能可能とされたので、挟持用シリンダ装置59の作動に基づくメイン把持部46の把持アーム46Aとサブ把持部48の把持アーム48Aとの挟持による壁パネル3A、3B、3Cの保持が万一不十分な場合にも、これらの妻壁パネル3A、3B、3Cの落下を確実に防止することができる。
【0057】
(6) また、壁パネル搬送装置14における桁壁吊具37のチャック装置76、77が桁壁パネル4の幅方向に複数組配置され、これらのチャック装置76、77が桁壁パネル4の横方向部材(上枠7、受木桟9、まぐさ9A等)を保持することから、搬送中に桁壁パネル4が揺れず、又、桁壁パネル4に開口部8Aが形成されて重量バランスが狂っていても、桁壁パネル4を平衡状態で搬送できる。これらのことから、壁パネル搬送装置14における桁壁吊具37は、桁壁パネル4の種類に拘らず、桁壁パネル4を安全且つ高速で搬送できる。
【0058】
(7) 更に、壁パネル搬送装置14における桁壁吊具37のチャック装置76、77が桁壁パネル4の幅方向に複数組配置され、それぞれのチャック装置76、77の複数個の爪81が、桁壁パネル4の上枠7、受木桟9、まぐさ9A等の横方向部材或いは縦枠6等の縦方向部材に干渉したときに逃げる方向(N方向)に回動し、上記横方向部材7、9、9Aの直下の爪81がこの横方向部材7、9、9Aを保持するので、保持位置の判断を作業者がなす必要がない。このため、壁パネル搬送装置14における桁壁吊具37は、桁壁パネル4の搬送を自動化できる。
【0059】
(8) また、桁壁吊具37におけるチャック装置76、77は、桁壁パネル4の縦枠6の配列ピッチに近い配列ピッチP1 、P2 で複数組配置されたので、桁壁パネル4の縦枠6に干渉するチャック装置76、77の数を極力少なくでき、できるだけ多くのチャック装置76、77を桁壁パネル4における縦枠6の間に設置できる。このため、桁壁吊具37における複数組のチャック装置76、77による桁壁パネル4の保持を確実化でき、この桁壁パネル4を安全搬送することができる。
【0060】
(9) また、チャック装置76が、桁壁パネル4の縦方向に複数個の爪81を支持バー87に枢支して有することから、桁壁パネル4に上枠7、受木桟9或いはまぐさ9A等複数本の横方向部材を備えていても、上記いずれかの爪81を用いて上記横方向部材を保持することができる。
【0061】
(10)更に、桁壁吊具37のチャック装置76、77の各々には、桁壁パネル4の上枠7、受木桟9、まぐさ9A等の横方向部材を保持したことを検出する確認センサ92が設置され、壁パネル搬送装置14の桁壁吊具37は、複数の確認センサ92がON作動して桁壁パネルの上枠7、受木桟9、まぐさ9Aが複数箇所で保持されたときのみ、走行機構33及び昇降機構79を作動させて桁壁パネル4を搬送するよう構成されたので、チャック装置76、77による桁壁パネル4の保持が不十分な状態での桁壁パネル4の搬送を防止できる。この結果、壁パネル搬送装置14の桁壁吊具37は、桁壁パネル4を安全に搬送することができる。
【0062】
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、壁パネル搬送装置14における走行機構33の全ての走行部40に駆動モータ42が設置されていてもよい。
【0063】
また、壁パネルの仮配置状態は平面視でE字状に限られず、コ字状、L字状、二字状等に仮配置したものも本発明に含まれる。
【0064】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る建物ユニットの組立方法及び組立設備によれば、建物ユニットの組立時間を大幅に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る建物ユニットの組立方法を実施する建物ユニットの組立設備の一つの実施の形態を示す斜視図である。
【図2】図2は、図1の建物ユニットの組立設備を示す平面図である。
【図3】図3(A)は、図1の仮配置装置でなされる壁パネルの仮配置状態を示す平面図であり、図3(B)は、図1の総組立装置内で組み立てられた建物ユニットを示す平面図である。
【図4】図4は、図1のIV矢視図である。
【図5】図5は、図4の一部を拡大して示す正面図である。
【図6】図6(A)は、図5のVIA-VIA 線に沿う断面図であり、図6(B)は、図5のVIB-VIB 線に沿う断面図であり、図6(C)は図5の係止ピンの作動を示す作動断面図である。
【図7】図7は、図1のVII 矢視図である。
【図8】図8(A)は、図7のVIIIA 矢視図であり、図8(B)は、図7のVIIIB 矢視図であり、図8(C)は、図8(A)のチャック装置の作動を示す作動断面図である。
【図9】図9は、建物ユニットを示す斜視図である。
【図10】図10(A)及び(B)は、従来の吊具による壁パネルの保持状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 建物ユニット
2 床パネル
3 妻壁パネル
3A 前妻壁パネル
3B 中妻壁パネル
3C 後妻壁パネル
4 桁壁パネル
6 縦枠
7 上枠
9 受木桟
9A まぐさ
10 建物ユニットの組立設備
11 総組立装置
12 壁パネルストック装置
13 仮配置装置
14 壁パネル搬送装置
15 組立ライン
16 妻壁ストック箱
17 桁壁ストック箱
23 前妻壁待機箱(壁パネル移動装置)
24 中妻壁待機箱(壁パネル移動装置)
25 後妻壁待機箱(壁パネル移動装置)
26 桁壁待機箱
33 走行機構
34 前妻壁吊具
35 中妻壁吊具
36 後妻壁吊具
37 桁壁吊具
43 把持部
44 昇降機構
46 メイン把持部
48 サブ把持部
46A、48A 把持アーム
53 ボールねじ
54 ナット部
55 駆動モータ
59 挟持用シリンダ装置
62 嵌合用シリンダ装置
64 嵌合ピン
65 嵌合孔
67 ボールねじ
68 ナット
69 駆動モータ
70 ガイドロッド
71 直動式軸受
76、77 チャック装置
79 昇降機構
81 爪
84 クランプメンバー
85 クランプ用シリンダ装置
89 クランプ面
92 確認センサ
93 ボールねじ
94 ナット
95 駆動モータ
96 ガイドロッド
97 直動式軸受

Claims (3)

  1. ライン外で、複数の妻壁パネルを互いに平行に仮配置するとともに、桁壁パネルをそれらの妻壁パネルに挟まれるように仮配置する工程と
    各妻壁パネルの幅方向両端面を両側から挟み付けて保持する複数の妻壁吊具と、桁壁パネルの横方向部材をクランプして保持する桁壁吊具とを有する壁パネル搬送装置により、仮配置された妻壁パネルと桁壁パネルを仮配置の状態で一括して吊り上げて搬送する工程と、
    ライン上に位置付けられている床パネルの上に、壁パネル搬送装置により搬送された妻壁パネルと桁壁パネルを仮配置の状態で吊りおろし、それらの妻壁パネルを床パネルに固定するとともに、桁壁パネルを床パネルに固定する工程とを有してなる建物ユニットの組立方法。
  2. ライン外で、複数の妻壁パネルを互いに平行に仮配置するとともに、桁壁パネルをそれらの妻壁パネルに挟まれるように仮配置する仮配置装置と
    各妻壁パネルの幅方向両端面を両側から挟み付けて保持する複数の妻壁吊具と、桁壁パネルの横方向部材をクランプして保持する桁壁吊具とを有し、仮配置装置により仮配置された妻壁パネルと桁壁パネルを仮配置の状態で一括して吊り上げて搬送する壁パネル搬送装置と、
    ライン上に位置付けられている床パネルの上に、壁パネル搬送装置により搬送された妻壁パネルと桁壁パネルを仮配置の状態で吊りおろし、それらの妻壁パネルを床パネルに固定するとともに、桁壁パネルを床パネルに固定する小組立装置を有してなる建物ユニットの組立設備。
  3. 上記仮配置装置は、複数枚の壁パネルのそれぞれを直立状態で移動可能にする複数の壁パネル移動装置を有してなる請求項2に記載の建物ユニットの組立設備。
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