JPH08157056A - 仕切板挿入装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 箱詰めした荷物をパレット上に多段状に積載
して運搬する際、その積み上げた荷物の倒壊を防止する
ための仕切板を挿入する仕切板挿入装置を提供する。 【構成】 荷積みパレット１０ｂの搬送路１０ｃと仕切
板マガジンパレット１１ｂの搬送路１１ｃとを平行に設
置し、さらにこの双方の搬送路１０ｃと１１ｃとを跨ぐ
門型ゲート１２を設置し、この門型ゲート１２の上部水
平フレーム１２ａに前記荷積みパレット１０ｂの搬送路
１０ｃと仕切板マガジンパレット１１ｂの搬送路１１ｃ
に対し直交する方向に往復水平移動自在なスライド架台
１３を装架させ、このスライド架台１３には、垂直方向
に昇降自在な水平吊りアーム１３ｂを垂設し、さらに水
平吊りアーム１３ｂの左右両端には、仕切板の左右上端
縁を挟着把持するクランプ式吊り具１３ｄを装備させ
た。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、箱詰めした荷物をパ
レット上に多段状に積載してトラック等で運搬する際、
その積み上げた荷物の倒壊を防止するための仕切板を挿
入する仕切板挿入装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】運搬作業の効率化のため、製品を段ボー
ル箱等にパッケージングし、これを図７で示すようにパ
レット上に多段状に積み上げてトラックや貨車に積み込
み運搬することは、通常一般的に採用されている方法で
ある。

【０００３】このような方法による場合、パレット上に
おける積荷高さ等にも関係するが、積み込み作業の途中
や、特に搬送の途中で荷崩れを起こすことがあった。そ
こでこれまでは、その荷崩れを防止する手段として、積
み上げた荷物の間、例えば前記図７で示すような場合
は、Ａ−Ａ矢視する隙間に荷崩れ防止のためにベニヤ板
等で作った仕切板を挿入して、その荷崩れを防止するよ
うにしていた。さらに、その仕切板の挿入セットの作業
は、パレット毎、作業員の手作業であり、その結果、次
のような問題点があった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】仕切板のセット作業が
手作業のため、作業者の労働負荷が大きく、その上多く
の時間を必要とし、総じてパレット搬送の効率性を低下
させる要因となっていた。この発明は、このような搬送
作業上の問題点を解決する手段として、前記手作業によ
る仕切板の挿入セット作業が自動的に行える装置を提供
することを目的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】そこで前記目的を達成す
る手段として、まず、荷積みパレットの搬送路と仕切板
を一定ピッチで垂直に収納する仕切板マガジンパレット
の搬送路とを平行に設置した。

【０００６】ついで、前記荷積みパレットの搬送路と仕
切板マガジンパレットの搬送路とを跨ぐ門型ゲートを設
置した。そして、この門型ゲートの上部水平フレームに
前記荷積みパレットの搬送路と仕切板マガジンパレット
の搬送路に対し、直交する方向に往復水平移動自在なス
ライド架台を装架させた。

【０００７】さらに前記スライド架台には、垂直方向に
昇降自在な水平吊りアームを垂設し、この水平吊りアー
ムの左右下面には、仕切板の左右上端縁を挟着把持する
クランプ式吊り具を装備させた構成としたことにある。

【０００８】また、前記荷積みパレットの搬送路には、
荷積みパレットをその搬送路側の前記門型ゲートにおけ
るスライド架台直下の所定位置に停止制御する停止位置
検出センサーを設けた。

【０００９】そして、前記仕切板マガジンパレットの搬
送路側の前記門型ゲートには、仕切板マガジンパレット
内の仕切板を検出することにより、仕切板マガジンパレ
ットをその搬送路側の前記門型ゲートにおけるスライド
架台直下の所定位置に停止制御する停止位置検出センサ
ーを設けた。

【００１０】さらに、前記仕切板マガジンパレットの搬
送路側の前記門型ゲートには、仕切板マガジンパレット
内の仕切板の姿勢を垂直に調整する姿勢調整器を設け
た。

【００１１】また、前記荷積みパレットの搬送路側の門
型ゲートには、荷積みパレットにおける仕切板挿入個所
を確認する挿入個所確認センサーを設けた。

【００１２】なお、前記仕切板挿入装置には、仕切板マ
ガジンパレット内の仕切板を荷積みパレットの仕切板挿
入個所に挿入するための一連の動作をシーケンス制御す
るプログラムを内蔵した制御機器を装備した構成とし
た。

【００１３】

【作用】そこで、仕切板挿入装置における仕切板マガジ
ンパレットに、予め仕切板の複数枚を一定ピッチで収納
し、搬送路に沿って門型ゲートの真下に送り込む。仕切
板マガジンパレットの搬送路の門型ゲートには、仕切板
マガジンパレットに収納した仕切板を検出すると、その
仕切板マガジンパレットを停止制御する停止位置検出セ
ンサーが設定されているため、この停止検出センサーの
検出信号に基づいて、仕切板マガジンパレットを所定停
止位置に停止させる。さらに具体的に言うと、仕切板マ
ガジンパレットに収納された最前端部の仕切板、すなわ
ち一枚目の仕切板を検出すると、門型ゲートにおけるス
ライド架台直下の所定位置、つまり、原点位置に仕切板
マガジンパレットは停止する。

【００１４】仕切板マガジンパレットが停止すると、そ
の搬送路側の門型ゲートに設けた姿勢調整器が作動し
て、先に検出した、つまり一枚目の仕切板の姿勢を垂直
に調整し、いわゆるスタンバイした体勢をとる。

【００１５】そこで、搬送すべき荷物を積載した荷積み
パレット、具体的には前記図７で例示したように段ボー
ル箱等にパッケージした荷物を積載したパレットＰを門
型ゲート側へ送り込む。その際、積荷には予め仕切板挿
入個所を決め、その個所に仕切板の板厚を考慮した適度
の隙間を設けておくことが好ましい。図７の場合は、パ
レットの中心に相当する位置（Ａ−Ａ位置）に隙間を設
けておいた。そして門型ゲート側に送り込むと、荷積み
パレットの搬送路には停止位置検出センサーが設置して
あるため、荷積みパレットは、その停止位置検出センサ
ーの検出信号に基づいて、門型ゲートにおけるスライド
架台直下の所定位置で停止する。

【００１６】荷積みパレットが門型ゲートの所定位置で
停止すると、その停止信号に連動して、門型ゲートの上
部水平フレームに装架させたスライド架台の水平吊りア
ームが下降し、その左右両端に設けたクランプ式吊り具
が、その下降位置で前記垂直に調整された仕切板の上端
縁を挟着把持する。ついで仕切板を挟着把持した水平吊
りアームは上昇し、仕切板を吊り上げる。

【００１７】門型ゲートには、仕切板挿入個所の確認セ
ンサー（仕切板挿入個所に異常がないか確認する）が設
定されているため、挿入個所をチェックする。

【００１８】荷積みパレットの仕切板挿入個所のチェッ
クが完了すると、前記仕切板を吊り上げたスライド架台
が荷積みパレットの搬送路側へ水平移動し、荷積みパレ
ットの仕切板挿入個所で停止する。

【００１９】仕切板挿入個所で停止した水平吊りアーム
が下降し、仕切板を挟着把持していたクランプ式吊り具
のクランプが解除され、仕切板は荷積みパレットの仕切
板挿入個所に落とし込まれ、仕切板の荷積みパレットへ
のセットが完了する。

【００２０】仕切板のセットが完了すると、水平吊りア
ームは上昇し、スライド架台が元の仕切板マガジンパレ
ットの搬送路側へ水平移動し、原点位置に復帰する。

【００２１】スライド架台が原点位置に復帰すると、仕
切板挿入済の荷積みパレットは、その搬送路に沿って所
定位置、つまり、トラック等への積み込み位置まで搬送
される。

【００２２】荷積みパレットが搬送されると、仕切板マ
ガジンパレット内の仕切板が空になる。

【００２３】空になった仕切板マガジンパレットは、そ
の搬送路に沿って所定位置、すなわち仕切板の収納位置
まで搬送される。

【００２４】仕切板挿入装置には、これら一連の動作を
シーケンス制御するプログラムを内蔵した制御機器を装
備させてあるため、以上一連の動作は自動的に展開され
ることになる。

【００２５】

【実施例】次に、添付図面に基づきこの発明の仕切板挿
入装置を具体的に説明する。図１は、この発明の一実施
例である仕切板挿入装置の正面概観図を示す。

【００２６】まず、図１に示すように、荷積みパレット
１０ｂの搬送路１０ｃと仕切板マガジンパレット１１ｂ
の搬送路１１ｃをローラーコンベアーにより構成し、平
行に設置した。そして、この双方の搬送路１０ｃと１１
ｃを跨ぐように門型ゲート１２を設けた。なお、この門
型ゲート１２は、角パイプやアングル材等の軽量形鋼に
より構成している。

【００２７】そして、前記門型ゲート１２の上部水平フ
レーム１２ａには、前記荷積みパレット１０ｂの搬送路
１０ｃと仕切板マガジンパレット１１ｂの搬送路１１ｃ
に対し直交する方向に往復水平移動自在なスライド架台
１３を、油圧または空圧により作動するロッドレスシリ
ンダー１３ａを介して装架した。なお、前記スライド架
台１３は、前記上部水平フレーム１２ａに設けたリニア
モーションガイド１６を介して移動するように構成し
た。また、往復水平移動の手段としては、このロッドレ
スシリンダー１３ａに限定するものではない。例えば、
前記上部水平フレーム１２ａ側にラックギアを設け、他
方スライド架台１３側にモーターを設置し、このモータ
ーに前記ラックギアに噛合するピニオンを連係させ、い
わゆるモーター駆動方式の往復水平移動自在なスライド
架台１３に構成してもよい。

【００２８】さらに、前記スライド架台１３には、垂直
方向に昇降自在に垂下する水平吊りアーム１３ｂを、そ
の架台１３に設置した油圧または空圧により作動する操
作シリンダー１３ｃを介して垂設した。

【００２９】また、前記水平吊りアーム１３ｂには、そ
の左右両端にクランプ式吊り具１３ｄおよび１３ｄとし
て、油圧および空圧により作動する平行エアチャックを
装備した構成とした。つまり、これが仕切板１１の左右
上端縁を挟着把持するように構成した。なお、図１にお
いて仮想線で示すのは、前記スライド架台１３に垂設し
た水平吊りアーム１３ｂとその左右両端に装備したクラ
ンプ式吊り具１３ｄおよび１３ｄの作動の様子である。
（仕切板１１のチャッキング動作進行を示す。）

【００３０】さらに図１において、前記仕切板マガジン
パレット１１ｂの搬送路１１ｃ側の前記門型ゲート１２
には、仕切板マガジンパレット１１ｂ内の仕切板１１の
姿勢を垂直に調整する姿勢調整器１４を設けた。これ
は、仕切板１１の側面を保持しながら押して直立させる
役割である。

【００３１】なお、図示はしていないが、荷積みパレッ
ト１０ｂの搬送路１０ｃ側の門型ゲート１２には、荷物
１０に対する仕切板１１の挿入個所確認のためのセンサ
ーを設け、前記挿入個所の異物を事前にチェックするよ
うにした。

【００３２】次に、図２は、図１のＢ−Ｂ矢視側面概観
図を示す。図示の下面のローラーコンベアーは、荷積み
パレット１０ｂの搬送路１０ｃである。中央の門型ゲー
ト１２の右下の前記搬送路１０ｃには、荷積みパレット
１０ｂの停止ストッパー１５ａを設けた。図示はしてい
ないが、この停止ストッパー１５ａの手前に停止位置検
出センサーを設けた。センサーとしては、光電スイッチ
を使用した。この光電スイッチの検出信号に基づいて、
荷積みパレット１０ｂを前記門型ゲート１２におけるス
ライド架台１３直下の所定位置（具体的に言えば、荷積
みパレット１０ｂの仕切板１１挿入個所の中心線位置に
停止制御し、前記停止ストッパー１５ａで停止させるよ
うに構成した。

【００３３】一方、仕切板マガジンパレット１１ｂは、
その搬送路１１ｃ側の前記門型ゲート１２の中央下棧に
停止位置検出センサー１７を設定し、この停止位置検出
センサーにより停止制御するように構成した。この場合
は、仕切板用マガジンラック１１ａ内の仕切板１１の始
めの一枚を検出すると、仕切板マガジンパレット１１ｂ
を門型ゲート１２におけるスライド架台１３直下の所定
位置、つまり、仕切板の一枚が中心線位置と合致する位
置に停止制御するように構成した。

【００３４】また、図３は、図２のＣ−Ｃ矢視平面概観
図を示す。この場合、荷積みパレット１０ｂの搬送路１
０ｃと仕切板マガジンパレット１１ｂの搬送路１１ｃと
は、図３に示すように同方向に搬送するようにしてい
る。なお、挿入する仕切板１１は、仕切板ガイド１８を
通ってスムーズに荷積みパレットにおける挿入個所へと
挿入されるようにした。

【００３５】次に、仕切板１１を把持し、吊り上げて荷
積みパレット１０ｂへ挿入セットする作動機構部分の説
明をする。図４は、その作動機構部分の拡大平面概観
図。図５は、同拡大右側面概観図である。

【００３６】まず図４に示すように、水平吊りアーム１
３ｂは平面形状が四辺形を呈する板材をもって構成し、
その左右両端部にクランプ式吊り具１３ｄおよび１３ｄ
として平行エアチャックを装備した構成とした。そし
て、上部中心位置に垂直方向に昇降する操作シリンダー
１３ｃのピストン部を取り付け、さらにその四方周りの
四ヶ所に、前記水平吊りアーム１３ｂをスムーズに昇降
させるためのリニアガイド１３ｆを介してシャフト１３
ｅを設けた。なお、前記水平吊りアーム１３ｂの上面部
材１３ｂｕ（操作シリンダー１３ｃとシャフト１３ｅが
取り付けられている。）と下面部材１３ｂｄ（クランプ
式吊り具１３ｄが取り付けられている。）とは、別の単
体として構成した。それは、図５で示すように前記下面
部材１３ｂｄにスライドユニット１９を取り付けるとと
もに、前記上面部材１３ｂｕには、リニアブロック２０
を取り付けたことによる。つまり、下面部材１３ｂｄは
上面部材１３ｂｕとスライドによるはめ込み式構造とす
るためである。この構造にした理由は、図５で示したク
ランプ式吊り具１３ｄおよび１３ｄの左右位置を水平吊
りアーム１３ｂの中心位置から均等に振り分けるためで
ある。なお、上面部材１３ｂｕの右側に設けたコイルス
プリング２１ａを内蔵した緩衝器２１は、仕切板１１を
吊り上げ横移動した場合における仕切板１１自体の横振
れを防止するためのものである。

【００３７】次に、仕切板マガジンパレット１１ｂ内の
仕切板１１を荷積みパレット１０ｂ内の仕切板挿入個所
に挿入するための一連の動作順序を説明する。図６は、
一連の動作順序を示す説明図である。

【００３８】まず、準備段階として次のことを行う。 （Ａ），仕切板マガジンパレット１１ｂに、予め仕切板
１１の複数枚を一定ピッチで垂直に収納し、搬送路１１
ｃに載置する。 （Ｂ），荷積みパレット１０ｂに、搬送すべき荷物を積
載し、搬送路１０ｃに載置する。なお、荷物積載に際し
ては、仕切板１１挿入個所に仕切板の板厚を考慮した適
度の隙間を設けておく。 （Ｃ），上記それぞれのパレット１１ｂ，１０ｂを搬送
路１１ｃ，１０ｃに載置すると、準備作業は完了する。
（Ｃ）の準備作業が完了すると、動作開始となる。動作
開始の指示は、図面上には表示していないが、シーケン
ス制御するプログラムを内蔵した制御器を組み込んだ制
御盤を介して行うように構成した。また、制御プログラ
ムは、次のような順序制御プログラムによって作動され
るようにした。 ，荷積みパレット１０ｂは、搬送路１０ｃに設けた停
止位置検出センサーによって検出されると、門型ゲート
１２におけるスライド架台１３の直下に停止される。一
方、仕切板マガジンパレット１１ｂは、門型ゲート１２
に設けた停止位置検出センサー１７によって仕切板１１
を検出する。この場合は、一番先頭にある仕切板１１を
検出する。すると、仕切板マガジンパレット１１ｂは、
その検出信号によって門型ゲート１２におけるスライド
架台１３直下位置、つまり、原点位置で停止される。仕
切板マガジンパレット１１ｂが停止すると、その搬送路
１１ｃ側の門型ゲート１２に設けた姿勢調整器１４が作
動し、先に検出した仕切板１１の姿勢を垂直に調整す
る。ついで、門型ゲート１２の上部水平フレーム１２ａ
に装架させたスライド架台１３に垂設した水平吊りアー
ム１３ｂが下降し、その左右両端に設けたクランプ式吊
り具１３ｄおよび１３ｄが作動し、前記垂直に調整され
た仕切板１１の上端縁を挟着把持する。続いて、仕切板
１１を挟着把持した水平吊りアーム１３ｂは上昇し、仕
切板１１を吊り上げる。 ，仕切板１１が吊り上げられると、それに先行して荷
積みパレット１０ｂの搬送路１０ｃ側の門型ゲート１２
に設けた仕切板挿入個所の確認センサー（仕切板挿入個
所に異常がないか確認する。）が、挿入個所をチェック
する。荷積みパレット１０ｂの仕切板挿入個所のチェッ
クが完了すると、仕切板１１を吊り上げたスライド架台
１３が、荷積みパレット１０ｂの搬送路１０ｃ側へ水平
移動し、荷積みパレット１０ｂの仕切板挿入個所で停止
する。同時に、仕切板１１挿入個所で停止した水平吊り
アーム１３ｂが下降し、仕切板１１を挟着把持していた
クランプ式吊り具１３ｄのクランプが解除される。その
結果、仕切板１１は 荷積みパレット１０ｂの仕切板１
１挿入個所に落とし込まれ、荷積みパレット１０ｂ上の
積荷の間にセットする。図６の作業手順である。 ，仕切板１１のセット作業が完了すると、水平吊りア
ーム１３ｂは、直ちに上昇し、スライド架台１３は元の
仕切板マガジンパレット１１ｂの搬送路１１ｃ側へ水平
移動し、原点位置に復帰する。 ，スライド架台１３が原点位置に復帰すると、仕切板
１１挿入済の荷積みパレット１０ｂは、その搬送路１０
ｃにより所定位置、つまりトラック等への積み込み位置
へ搬送される。荷積みパレット１０ｂが搬送されると、
仕切板マガジンパレット１１ｂは、収納した仕切板１１
の一枚分だけ前進し、仕切板１１が空になるまで以上の
一連の動作を繰り返す。 ，空になった仕切板マガジンパレット１１ｂは、その
搬送路１１ｃに沿って所定位置、つまり新規の仕切板１
１の収納位置に搬送される。図６の作業手順である。

【００３９】これが、一連の動作順序で、この一連の動
作をシーケンス制御のプログラムとして制御機器に内蔵
させ、仕切板の挿入セットを自動的かつ連続的に行うよ
うに構成した。

【００４０】

【発明の効果】この発明は、以上実施例に基づいて説明
したように構成しているため、次のような効果を奏す
る。 （１），この仕切板挿入装置により、仕切板マガジンパ
レット内の仕切板を荷積みパレットの仕切板挿入個所に
自動的に挿入できるので、無人化が可能となった。 （２），この仕切板挿入装置により、パレット搬送での
荷崩れが簡単に防止できることとなった。 （３），この仕切板挿入装置により、挿入作業が短時間
で可能となった。 （４），この仕切板挿入装置と同時出願に係る簡易型パ
レット積込装置（特願平６−２９７１４２号）とを連動
させると、荷積みからトラック等への積み込みまでの一
連の作業を完全に自動化することが可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例である仕切板挿入装置の正
面概観図。

【図２】図１のＢ−Ｂ矢視側面概観図。

【図３】図２のＣ−Ｃ矢視平面概観図。

【図４】仕切板１１をチャックする機構部分の拡大平面
概観図。

【図５】仕切板１１をチャックする機構部分の拡大右側
面概観図。

【図６】この仕切板挿入装置の一連の動作順序を示す説
明図。

【図７】荷積みパレットの一般的な一例を示す外観斜視
図。

【符号の説明】

１０・・・荷物（段ボール箱等） １０ｂ・・荷積みパレット １０ｃ・・荷積みパレットの搬送路（ローラーコンベア
ー） １１・・・仕切板 １１ａ・・仕切板用マガジンラック １１ｂ・・仕切板マガジンパレット １１ｃ・・仕切板マガジンパレットの搬送路（ローラー
コンベアー） １２・・・門型ゲート １２ａ・・上部水平フレーム １３・・・スライド架台 １３ａ・・ロッドレスシリンダー １３ｂ・・水平吊りアーム １３ｃ・・操作シリンダー １３ｄ・・クランプ式吊り具（平行エアチャック） １３ｅ・・シャフト １３ｆ・・リニアガイド １３ｂｕ・上面部材 １３ｂｄ・下面部材 １４・・・姿勢調整器 １５ａ・・停止ストッパー １６・・・リニアモーションガイド １７・・・停止位置検出センサー １８・・・仕切板ガイド １９・・・スライドユニット ２０・・・リニアブロック ２１・・・緩衝器 ２１ａ・・コイルスプリング Ｐ・・・パレット

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 荷積みパレットの搬送路と仕切板を一定
   ピッチで垂直に収納する仕切板マガジンパレットの搬送
   路とを平行に設置し、さらにこの双方の搬送路を跨ぐ門
   型ゲートを設置し、この門型ゲートの上部水平フレーム
   に前記荷積みパレットの搬送路と仕切板マガジンパレッ
   トの搬送路に対し直交する方向に往復水平移動自在なス
   ライド架台を装架させ、このスライド架台には、垂直方
   向に昇降自在な水平吊りアームを垂設し、さらに水平吊
   りアームの左右両端には、仕切板の左右上端縁を挟着把
   持するクランプ式吊り具を装備させたことを特徴とする
   仕切板挿入装置。
2. 【請求項２】 前記荷積みパレットの搬送路には、荷積
   みパレットをその搬送路側の前記門型ゲートにおけるス
   ライド架台直下の所定位置に停止制御する停止位置検出
   センサーを設けていることを特徴とする請求項１記載の
   仕切板挿入装置。
3. 【請求項３】 前記仕切板マガジンパレットの搬送路側
   の前記門型ゲートには、仕切板マガジンパレット内の仕
   切板を検出することにより、仕切板マガジンパレットを
   その搬送路側の前記門型ゲートにおけるスライド架台直
   下の所定位置に停止制御する停止位置検出センサーを設
   けていることを特徴とする請求項１記載の仕切板挿入装
   置。
4. 【請求項４】 前記仕切板マガジンパレットの搬送路側
   の前記門型ゲートには、仕切板マガジンパレット内の仕
   切板の姿勢を垂直に調整する姿勢調整器を設けているこ
   とを特徴とする請求項１記載の仕切板挿入装置。
5. 【請求項５】 前記荷積みパレットの搬送路側の門型ゲ
   ートには、荷積みパレットにおける仕切板挿入個所を確
   認する挿入個所確認センサーを設けていることを特徴と
   する請求項１記載の仕切板挿入装置。
6. 【請求項６】 前記仕切板挿入装置には、仕切板マガジ
   ンパレット内の仕切板を荷積みパレットの仕切板挿入個
   所に挿入するための一連の動作をシーケンス制御するプ
   ログラムを内蔵した制御機器を備えていることを特徴と
   する請求項１記載の仕切板挿入装置。