JP4138973B2 - バリ取り機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばタレットパンチプレスやレーザ加工機等の板材加工機で板材加工された製品の外形や中抜き部に発生したバリを除去せしめるバリ取り機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えばタレットパンチプレスやレーザ加工機等の板材加工機で板材加工された製品の外形や中抜き部にはバリが発生する。このバリを除去せしめるためにバリ取り機が用いられている。このバリ取り機としては、製品の全面を研磨するものや、単機能が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこのような従来の技術にあっては、製品の全面バリをとるために、例えば塗装鋼板、SUSヘアーライン、SUS鏡面板、ボンデ鋼板などの表面処理用鋼板に発生したバリを除去するには不向きである。
【0004】
また、全縁に発生したバリを除去するには工数がかかると共に、中抜き部に発生したバリを除去せしめることができない。さらに、表面以外のバリ取りやR付けができないという問題がある。
【0005】
この発明の目的は、以上のような従来の技術に着目してなされたものであり、表面に傷を付けずに外形や中抜き部に発生したバリを除去すると共に板厚部のエッジに丸みを付けることができるようにしたバリ取り機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述のごとき問題に鑑みてなされたもので、バリ取りを行うワーク(W)を吊り下げるためのワーク吊り下げ機(3)と、前記ワーク(W)に対して相対的に前後移動自在かつ横方向へ移動自在に備えられたスプリング台(41)に、ベースブロック(33)を上下動自在かつ上方向へ付勢して備え、前記ベースブロック(33)に備えたローラフレーム(F)の上部に、水平な軸心回りに回転するバリ取り用ヤスリを備え、このバリ取り用ヤスリがベルトサンダー(25)である場合には当該ベルトサンダー(25)を巻回した従動ローラ(29)の径よりも小径で、前記バリ取り用ヤスリがホイールタイプのヤスリ(65)の場合には当該ヤスリ(65)の径よりも小径で前記バリ取り用ヤスリの上部よりも上方に突出したガイドローラ(61)を前記ローラフレーム(F)に備えていることを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0017】
図1には、この発明に係るバリ取り機1が示されている。このバリ取り機1では、バリ取りを行うワークWを吸引して水平に吊り下げるためのワーク吊り下げ機3が上側に設けられており、フレーム5に取り付けられている軸受け7により回転自在に吊り下げられている。
【0018】
ワーク吊り下げ機3は、ワークWを吸着して吊り下げるための複数のバキュームパット9が下面に設けられている架台11を有している。この架台11の上面中央には前述の軸受け7により回転自在に支持されている回転軸13を有している。なお、架台11の下面でバキュームパット9以外の部分には、全面にわたってブラシ15が設けられている。
【0019】
前記回転軸13にはピニオン17が取り付けられており、このピニオン17に噛合するラック19をピストンロッド21の先端に装着した回転機構の一例としての回転用シリンダ23がフレーム5に取り付けられている。
【0020】
上記構成により、バキュームパット9によりワークWを吸着して、回転用シリンダ23がピストンロッド21を前後方向(図中左右方向)に往復移動させることによりラック19およびピニオン17の作用で、ワーク吊り下げ機3により吊り下げられたワークWを、例えば90度回転させる。
【0021】
一方、ワーク吊り下げ機3の下方では、バリ取り用ヤスリの一例としてのベルトサンダー25が駆動ローラ27と従動ローラ29との間に巻回されており、図示省略のベルトサンダー駆動モータにより駆動ローラ27を回転駆動してベルトサンダー25が回転走行するようになっている。このベルトサンダー25は、横方向(図1中紙面直交方向)に複数個並んで設けられている。
【0022】
前記駆動ローラ27はローラフレームFの下部にあって径の大きなものであり、一方従動ローラ29はローラフレームFの上部にあって径の小さなものである。駆動ローラ27および従動ローラ29を回転自在に支持しているローラフレームFは、付勢手段の一例としてのスプリング31により常時上方へ付勢されているベースブロック33に取り付けられている。
【0023】
前記ベースブロック33は、内部に前述のスプリング31を含むガイドフレーム35の内部において上下動自在に設けられており、下端にストッパ部37を有している。また、ガイドフレーム35の上端には上限ストッパ39が設けられている。
【0024】
従って、スプリング31により上方へ付勢されているベースブロック33は、ストッパ部37が上限ストッパ39に当接する高さ位置より上方へは上昇しないようになっている。
【0025】
前記ガイドフレーム35はスプリング台41の上面に設けられており、スプリング台41の下面には複数の前後スライダ43が設けられている。この前後スライダ43は、ベースプレート45の上に前後方向(図1中左右方向)に設けられている前後ガイドレール47に沿って前後移動自在となっており、ベースプレート45にブラケット49を介して固定されている前後移動機構の一例としての前後シリンダ51により往復移動する。
【0026】
前記ベースプレート45の下面には複数の横スライダ53が設けられており、この横スライダ53は左右方向(図1中紙面直交方向)に設けられている横ガイドレール55の上を移動自在となっている。また、ベースプレート45には、ベースプレート45を左右方向に移動せしめる横移動機構の一例としての横シリンダ57が取り付けられている。
【0027】
図2を併せて参照するに、前述の従動ローラ29が設けられているローラフレームFの上端部両外側には、ブラケット59を介して従動ローラ29よりも径の小さなガイドローラ61が各々軸受けにより回転自在に設けられている。このガイドローラ61の上端部は、ベルトサンダー25の上端部よりも所定量α(図3参照)だけ突出している。
【0028】
従って、図3に示されているように、バリ取りを行っていない通常時においては、ガイドローラ61がワークWの下面に当接するのでベルトサンダー25はワークWに接触しない。このため移動時にワークWを徒に傷つけるのを防止することができる。
【0029】
一方、図4に示されているように、ベルトサンダー25がワークWの外形またはワークWに設けられている加工穴Hの位置にある場合には、ベルトサンダー25はスプリング31の付勢力により上昇し、ガイドローラ61は加工穴Hの内部に入り込み、あるいは外形の外側に外れるので、ベルトサンダー25が加工穴Hの内周面、あるいはワークWの外形面に当接してバリ取りを行う。
【0030】
この時、図5に示されているように、ワークWはガイドローラ61の接触角30度以内に当たるようにしてあるので、スムーズにガイドローラ61は加工穴H等を通過することができる。
【0031】
上記構成により、バリ取りを行う場合には、図示省略のベルトサンダー駆動モータによりベルトサンダー25を回転走行せしめ、前後シリンダ51によりスプリング台41をワークWの全長にわたって前後移動させる。
【0032】
ガイドローラ61がワークWの外形から外れたら(図5に示されている状態)、横シリンダ57によりベースプレート45をベルトサンダー25のピッチの半分だけワークWの幅方向へ移動させて、再度前後シリンダ51によりスプリング台41を前後移動させる。なお、ガイドローラ61がワークWの外形から外れると、ワーク吊り下げ機3の架台11に当たるのでそれ以上上昇しない(図6に示されている状態)。
【0033】
その後、フレーム5に設けられている回転用シリンダ23により、ワークWが吊り下げられている架台11を90度回転させて、上述した工程と同様にしてワークWの下面に沿って移動しながらバリ取りを行う。
【0034】
以上の結果から、ガイドローラ61をベルトサンダー25よりも上方に突出させたので、表面処理鋼板Wの表面を傷つけることなく移動することができる。また、ベルトサンダー25の上限ストッパ39を設けたので、板厚に応じて外形および加工穴Hのバリを定量的に取り除くようにすることができる。これにより、表面処理鋼板Wのバリ取りを自動化することができる。
【0035】
また、ベルトサンダー25を使用しているので、切削力が強く経済的である。
【0036】
なお、この発明は前述の発明の実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他の態様で実施し得るものである。すなわち、前述の発明においてはバリ取り用ヤスリとしてベルトサンダー25を用いたが、これに代わって、例えば図6に示されているバリ取り機63のように、フラップホイールやヤスリ等のホイールタイプのヤスリ65を使用することもできる。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ワークの外形や加工された穴のバリを自動で取り除くことができる。この場合においてバリ取りを行っていないときは、ガイドローラによってワークの下面を移動するので、ワークを傷つけるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のバリ取り機を示す断面図である。
【図2】ガイドローラとベルトサンダーとの位置関係を示す断面図である。
【図3】ガイドローラによりワークの下面を移動する状態を示す断面図である。
【図4】ワークの加工穴のバリ取りを行っている状態を示す断面図である。
【図5】ワークの加工穴等に入り込むベルトサンダーの状態を示す説明図である。
【図6】この発明に係るバリ取り機の別の実施の形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1、63 バリ取り機
3 ワーク吊り下げ機
23 回転用シリンダ(回転機構)
25 ベルトサンダー(バリ取り用ヤスリ)
31 スプリング(付勢手段)
39 上限ストッパ
51 前後シリンダ(前後移動機構)
57 横シリンダ(横移動機構)
61 ガイドローラ
65 ヤスリ(バリ取り用ヤスリ)
W ワーク
Claims (1)
- バリ取りを行うワーク(W)を吊り下げるためのワーク吊り下げ機(3)と、前記ワーク(W)に対して相対的に前後移動自在かつ横方向へ移動自在に備えられたスプリング台(41)に、ベースブロック(33)を上下動自在かつ上方向へ付勢して備え、前記ベースブロック(33)に備えたローラフレーム(F)の上部に、水平な軸心回りに回転するバリ取り用ヤスリを備え、このバリ取り用ヤスリがベルトサンダー(25)である場合には当該ベルトサンダー(25)を巻回した従動ローラ(29)の径よりも小径で、前記バリ取り用ヤスリがホイールタイプのヤスリ(65)の場合には当該ヤスリ(65)の径よりも小径で前記バリ取り用ヤスリの上部よりも上方に突出したガイドローラ(61)を前記ローラフレーム(F)に備えていることを特徴とするバリ取り機。
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