JP4138397B2 - 動画に対応する画像フレームの印刷方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、動画のデジタル画像ファイルから画像フレームを印刷する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタル画像は、液晶表示(Liquid Crystal display:LCD)を変調器(モジュレータ)として使い、感光性媒体上に印刷される。LCD変調器上に表現された画像は、光学的な焦点を媒体上に結ばせるように配置され、1または複数の光源によりLCD変調器が照明されることで、媒体上に潜像が生成される。デジタル画像ファイル内のデータによって意図された色と密度を有する画像を生成するために、媒体の分光感度に合わせて光源の波長を慎重に選択または調整する必要がある。従来、カラー動画フィルム上に画像を印刷する場合、画像を生成するためのLCD変調器の照明光源として、赤、緑、青の単色の三原色光源が用いられている。各原色のそれぞれは、デジタル画像データおよび媒体上の色面(カラープレーン)における、3つに分離可能な色記録(カラーレコード)の中の1つに対応している。1個のLCD変調器を用いるときは、媒体上における3つの色面の各々が、その各色面に対応する画像ファイルの色記録とそれに対応する照明光源によって、逐次的に露光される。一般的に、これらの光源の波長は、ほぼ650nm(赤)、540nm(緑)および450nm(青)の範囲である。モノクロ画像の場合、媒体上には1つの色画像面しかないため、3光源の中の1つだけを用いて画像を作ることができる。照明光源の波長の選択は、媒体の波長スペクトラム感度によって異なる。
【0003】
今日用いられているデジタル動画像プリンタにはさまざまな技術が用いられている。これらのシステムは、陰極管(Cathod Ray Tnbe:CRT)、ラスター走査レーザービームおよび電子ビームの書き込みエンジンに基づく技術を採用している。現時点の成熟レベルでのこのようなテクノロジーには、固有の限界があることが知られている。米国特許第4,754,334号等に記載されているCRTシステムは、スピードが遅く、さらにCRTの放射輝度出力が低いので、動画の全露光範囲を利用できる画像生成能力を一般的には有していない。このシステムを使用した場合、フルアパーチャで2k解像度を有する画像を印刷するのに約20秒かかる。ラスター走査システムは、スキャナーと呼ばれる回転ミラーを使用し、焦点を絞った変調レーザービームに動きを付与して、1回に1画素を露光し画像を構築する。2k解像度を有する画像は600万個以上の画素が含まれる場合がある。ラスター走査システムには、シングルミラーまたはマルチミラーのスキャナーを備えるものを用いることができる。米国特許第5,296,958号等に記載されるこの方式のシステムの限界は、主としてスキャナーのスピードの制限による。また、ラスター走査システムは構造が比較的複雑である。シングルビーム、シングルスキャナーシステムの最高印刷速度は、現在の商業的コンポーネントとテクノロジーを使い、2k解像度を有する画像につき約0.2秒である。電子ビームシステムは複雑で、特殊なフィルムを使わなければならない欠点がある。
【0004】
スピードを改善する目的でこれらのシステムを単純に大型化するのは現実的ではない。例えば、ラスター走査レーザービームレコーダを用いてより高速に印刷するためには、スキャナーの速度を高めればよい。最新のシングルミラースキャナー(モノゴン)は、約65,000RPMで動作し、ほぼその最高能力に達している。また、今日用いられている16ミラー面マルチミラースキャナー(ポリゴン)は、約6,500RPMで動作する。印刷速度を上げるために、スキャナーはより速く動作しなければならないが、速度、スキャナーミラーの数、スキャナーディスクの直径およびコストに関する実用上の制約がある。例えば、スキャナーモータの負荷は、その直径の5乗と速度の2乗の関数で変化する。速度を上げることはできるが、そのためにスキャナーを真空チャンバーに入れて保護しまた回転による引きずりを低減する等、より複雑な結果となる。書き込み点へのパワー密度を増加する必要の可能性があり、また露光時間を短縮する必要の可能性もあり、これらは感光性媒体において解決策が相反して不良につながる可能性がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
1つの2時間動画フィルムにおける一連の場面には、高解像度の172,800個の画像が含まれる。デジタルソースに基づいた動画フィルムをより多く見ることが一般的となってきている。このために、これらの画像全体をデジタル複製市場の需要を満たすごく短時間で印刷することを可能にするニーズが存在する。最新で最高の技術を用いて、これらの2k解像度の画像を35mmフィルム上に印刷するのに、1台の機械で約192時間かかる。この時間を10時間以下に、工業的に減らすニーズがある。
【0006】
二次元空間光変調器、例えばテキサス州ダラスのテキサス・インスツルメンツによるデジタルマイクロミラーデバイス(DMD)、あるいは日本ビクター株式会社による液晶ディスプレイ(LCD)を、画像形成用入射光学ビームを変調するのに用いることができる。空間光変調器は、本質的には、各々の素子が1つの画素に対応するライトバルブ素子の二次元アレイと考えることができる。アレイの各素子はそれぞれ個別にアドレスされ、光の偏光状態を変調させることで、光源からの入射光に対する変調をデジタル的に制御することができる。したがって、空間光変調器のための支援光学系の全体的設計において、偏光に関する考慮が重要である。
【0007】
現在用いられているLCD空間光変調器には、透過型と反射型の2つの基本的タイプがある。空間光変調器は、テレビやヘルメットディスプレイといった携帯機器のデジタル投影システムおよびイメージディスプレイ等の、比較的解像度の低い用途のために開発され用いられている。その応用や技術は、米国特許第5,325,137号、第5,808,800号、第5,743,610号の記載に見出すことができる。この投影およびディスプレイシステムの要件は、高解像度印刷、例えば動画業界において必要とされる感光性媒体への印刷に関する要件と大きく異なる。第1世代の高解像度感光性媒体を用いた画像は、最終的に、劇場のスクリーン上への投影に用いられる印刷フィルムを作るのに使われる。最終的な投影可能感光性媒体を作る工程においては、投影可能な媒体を作るに先立ち、コンピューターシステムによっていくつかの複製版や修正版が作成される。これらの中間的な高解像度感光性媒体の出力を見るとき、あるいは高解像度のスキャナーでオリジナルの媒体を電子的に走査するときに、画像のアーチファクト、収差および不均一性がより明らかにされる。
【0008】
プロジェクターやディスプレイについての光学システムは、表示される画像が連続的に更新されまた離れた場所から見られることから、ディスプレイを見たときに画像のアーチファクト、収差、不均一性に対して比較的鈍感な人間の目に対応して設計されている。もっと重要なのは、解像度要件の違いである。人間の目に合わせて調整された投影およびディスプレイシステムは、およそ2.83ドット/mm(72dpi)またはそれ以下という見るための代表的解像度で最適化されているが、動画業界で用いられる写真印刷は一般に、およそ74.8ドット/mm(1900dpi)を上回る解像度で印刷される。こうした要求条件の相違の結果、動画業界で要求される動画プリンタ用の光学、照明および画像処理システムは、上記のシステムとは大きく異なる可能性がある。
【0009】
デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)は、米国特許第5,061,049号および第5,461,411号に開示されているように、現在実現可能な解像度は動画フィルム業界の印刷ニーズから見て十分ではなく、また解像度を増加させる技術的な見通しが明確でない。DMDは高価であり、より高い解像度のために大型化することも容易ではない。
【0010】
LCD変調器を使用した安価なソリューションは、米国特許第5,652,661号、第5,701,185号、第5,745,156号に記載されている。たいてい、透過型LCD変調器の使用を含んでいる。かかる方法は、印刷用光学設計の容易さの面でいくつかの利点を有するが、従来の透過型LCD技術の使用にはいくつかの欠点もある。透過型LCD変調器は一般的に開口率が小さく、ガラス基板上の透過型電界効果型トランジスタ(Thin Film Transistor:TFT)を用いる技術は、多くの印刷用途、特に高解像度の動画形成に求められる画素間の均一性が改善できない。高解像度を実現するために、透過型LCD変調器の設置面積は、縦横およそ数十mm(例えば数インチ)でなければならず、このための実用的な出力投影レンズの設計は、コスト、サイズ両面で妥当とはいえないものとなる。透過型LCD変調器には、低解像度または小さな画像のいずれかの制約があり、この点は動画業界での使用に適さない。
【0011】
使用可能な別の空間光変調器は、単一デジタル画像光増幅器(Single Image Light Amplifier:SD−ILA)LCDである。この機器は、一体型RGB色分離ホログラフィーフィルターを用いることで、照明光源の白色光スペクトル全体におけるRGB成分を、変調器の各画素のRGBサブピクセルに焦点を合わせることができる。かかる機器は、日本ビクター株式会社から入手できる。この機器の明白な利点は、媒体を露光し、像を形成するために、RGBの各単色を備えた照明光源の代わりに、ただ1個の白色照明光源を使用することができることである。動画プリンタにこれらの機器を使用する場合の問題は、35mmの動画フィルム上に6から12マイクロメートルの画素ピッチの要求高解像度を実現するために、LCD変調器がかなり大きくなることである。このため出力投影レンズの設計が高価かつ複雑となる。画素内における3色の収束もまた、画像中にはっきり見えて受け入れがたいカラーシフトその他のアーチファクトを形成する問題となりうる。
【0012】
本発明の目的は、市販されている要素を用いながら、上記問題を最小限に抑えることができる装置を提供することである。
【0013】
本発明の別の目的は、動画から、感光性媒体上の白黒およびカラーのデジタル画像への変換において、反射型LCD変調器を利用できるようにすることである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、動画のデジタル画像ファイルから画像記録を印刷する方法であって、
a)入射光に応答し、単色の視覚可能な画像を提供するように選択的に駆動可能な所定の画素を有する二次元LCD変調器を提供する工程と、
b)デジタル画像ファイルに応答する工程であって、前記デジタル画像ファイルに含まれるデジタル情報を操作することで、感光性媒体上に印刷される画像において所望の効果を実現する情報操作ファイル応答工程と、
c)前記デジタル画像ファイルに応答する工程であって、前記デジタル画像ファイルに応答して前記LCD変調器のディスプレイにおける画素を駆動し、駆動された前記LCD変調器を逐次的に照明し、視覚可能な画像面を供給することで、動画の各フレームに対応する画像を提供する画素駆動ファイル応答工程と、
d)感光性媒体を移動させる工程であって、前記ディスプレイの先において前記感光性媒体を移動させることで、前記照明されたLCD変調器から前記感光性媒体の異なる部分を照明し、前記感光性媒体上に画像面を記録する移動工程と、
を含む方法によって実現できる。
【0015】
上記目的はさらに、カラー動画のデジタル画像ファイルから、各フレームが少なくとも3つの分離可能なカラー画像記録を含む複数のフレームを印刷する装置であって、
a)動画シーケンスのデジタル画像ファイルを受け取り、記憶する手段と、
b)各動画フレームに対応して異なる色の単色カラーの視覚可能な画像を生成できる所定の画素を有する駆動可能な二次元反射型LCD変調器と、
c)前記反射型LCD変調器を駆動する手段であって、前記デジタル画像ファイルに応答して前記反射型LCD変調器を駆動することで反射光が視覚可能な画像を生成する変調器駆動手段と、
d)少なくとも3個の、間隔を設けて設置されたLEDアレイであって、各アレイはそれぞれ異なる色の波長で作動し、各波長はそれぞれ1つの画像面に対応するLEDアレイと、
e)前記各アレイから光を受け取り、その光を分配して均一な光ビームを提供する光学アセンブリと、
f)前記均一な光ビームに応答し、前記均一な光ビームを偏光する第1の偏光器と、
g)前記偏光された均一な光ビームを受け取り、受け取った均一な偏光光ビームの一部の進路を前記駆動状態のLCD変調器上に方向付け、そのLCD変調器からの反射光を受け取り、受け取った反射光の進路を方向付けるビームスプリッターと、
h)前記方向付けられたLCD変調器からの反射光に応答し、ノイズを最小限にする第2の偏光器と、
i)感光性媒体を移動させる手段であって、前記第2の偏光器によって生成された反射光の先において前記感光性媒体を移動させることにより、前記感光性媒体を視覚可能な画像面で十分な時間照明し、前記感光性媒体の感度に適合する適正な露出で前記画像面を前記感光性媒体上に記録する移動手段と、
を備える装置によって実現できる。
【0016】
本発明は特に、白黒またはカラーの動画のフレームを印刷するのに適している。適用される動画は、例えばデジタルカメラによって生成したものでも、写真媒体上に記録した画像から走査されたものでも、あるいはコンピュータによって生成されたデジタル画像でもよい。
【0017】
本発明の好ましい実施形態において、反射型液晶ディスプレイは画像フレームを生成するのに効果的に使用することができる。本発明は、特定の波長を持つ発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)と、そのアレイによって生成される光を用いて反射型LCD変調器を効率的に照明する装置とを利用することができる。
【0018】
プリンタシステムにおいて反射型LCD変調器を用いる本発明は、現在の問題に対するいくつかの新規な解決策を提供する。先行技術において、コンピュータ上にあるデジタル画像はその代表的な色記録に分解でき、各色記録は単独でLCD変調器に書き込むことができる。米国特許第6,016,157号および第5,970,216号はこのような技術を使い、携帯印刷システムにおける1個の透過型LCD変調器を用いてカラー印刷を実現する。上記発明は、画像印刷に対する要求が構成部品および技術の限界を超えない特定の用途において有益である。上記特許に特有の限界は、透過型LCD変調器の解像度が比較的低くて非常に高速の下で感光性媒体を露光する際に必要な光エネルギーである。上記特許において指摘されているように、上記発明の目的は、コンパクトな低エネルギーの乾電池式システムを提供することである。システムを単純に拡張することは、速度の問題の現実的な解決とはいえず、技術と設計における改良をさらに開発しなければならない。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1には、動画のデジタル画像ファイルから少なくとも3つの分離可能な画像面を印刷するための装置10が示される。デジタル画像ファイルは、コンピュータ12のローカルディスク14上、あるいはコンピュータがアクセスできる好適のデジタルファイル記憶手段に記憶される。この記憶手段は外部ネットワーク16の記憶手段であってもよい。以下の説明から明らかになるように、画像デジタルファイルは、デジタル画像面を提供するLCD変調器を駆動するのに用いられる。ネットワークインタフェース18は、外部ネットワーク16から読み取られるデジタル画像ファイルのための、共通の入力ポイントを提供する。ローカルディスク14からの画像ファイルは、直接にフレーム記憶装置20に入力される。装置10は、個別のデジタル化されたカラー動画または個別のデジタル化された白黒動画を含むデジタル画像ファイルに応答し、デジタル画像ファイルから、感光性媒体22に記録されるべき光の画像、すなわち視覚で捉えることができる画像が生成される。この光の画像は、カラーまたは白黒動画フレームのデジタル画像ファイルからの、少なくとも1つまたは複数の分離可能な単色カラーの画像の記録に対応する。この光の画像、すなわち視覚で捉えられる画像を、視覚可能な画像と呼ぶことにする。
【0020】
デジタル画像は、デジタル動画または静止画カメラの出力から、あるいはコンピュータにより生成されたグラフィクスまたは感光性媒体上からデジタル走査によって読取られた写真画像から作ることができる。デジタル画像を記憶する手段にはさまざまあり、例えばコンパクト光ディスク、磁気テープ、従来のコンピュータディスク等である。いったんファイルに記憶されると、コンピュータシステムによりこれらにアクセスして、操作し閲覧できる。デジタル画像は、作成し記憶されるとき、JPEG,TIFF,DPXといった標準的なグラフィク画像フォーマットで記憶されるということが重要である。フォーマットは、画像を再構築するために、デジタル情報をどのように解釈すべきかを定義する。それぞれフレームと呼ばれる一連の画像は、小さな順序付けされたシーケンスにおいて相互に異なり、特定のフレームレートによりこのシーケンスで閲覧され、観察者にとって動きの効果を与える。これは、90年以上も前からクリーン上に映画を投影する方法として用いられてきたプロセスである。
【0021】
装置10は、印刷エンジン24と呼ばれる光学アセンブリ内に収納された駆動可能な二次元反射型LCD変調器23を備える。LCD変調器23は所定の複数の画素を有し、この複数の画素によって、各動画フレームに対応した視覚可能な画像が生成される。視覚可能な画像は、単色の画像で、異なる単色カラーの画像がある。各画素は選択的に駆動することができる。かかる反射型LCD変調器デバイスは日本ビクター株式会社、アリゾナ州テンピーのスリーファイブ・システムズ社その他によって製造される。印刷エンジン24は、カラー光源からの光を受け取り、比較的一様の光ビームを供給するための光として分配する。LCD変調器23は入射光に応答して、感光性媒体に記録される視覚可能な画像を作る。
【0022】
駆動可能な二次元反射型LCD変調器を駆動するために、以下の回路が次のように記憶されたデジタル画像に対して応答する。デジタルカラー画像フレームは、1つまたは複数の視覚可能な画像面で構成され、それぞれの画像面は、アパーチャを限界付ける2次元に配置された画素で構成される。この業界で用いられる標準規格であるSMPTE59−1998標準は、35mm動画フィルムで使用するアパーチャを定義している。各画素は、デジタルデータを用いて、分離可能な単色のカラー記録の1つまたは複数から、媒体上に作られる。デジタルデータの分離可能な単色のカラー記録は、感光性媒体22上の1つまたは複数の分離可能なカラー画像面に対応したものが用いられる。白黒感光性媒体22用の白黒画像の場合は、1つの単色画像面しかないため、1つのデータファイル記録のみが必要となる。実カラー画像の場合、一般には、3つのデータファイル色記録と、感光性媒体22上の3つの画像面が存在する。
【0023】
各色記録はその色面における画素密度を決定する。密度は、例えばステータスM、ステータスAのように、使用する感光性媒体22の種類に応じた印刷密度で、メートル法の単位で測定できる。画素密度はある大きさの値で表現でき、これはカラービットデプスと呼ばれる。この大きさは、nビットのデジタル値で表すことができる。8ビット値は256の離散的密度レベルのビットデプスを持ち、10ビット値は1024の離散的密度レベルを持つ。
【0024】
デジタル画像は、一度に1フレームずつ、記憶手段14または16から画像処理サブシステム17の中のフレーム記憶装置20に転送される。画像処理サブシステム17は、内蔵プロセッサ19によって規定され制御されるいくつかの処理機能の集合を提供する。データの処理には、一般的なコンピュータ12内では提供されない非常に高速なデータパスが必要となる。画像処理サブシステム17は、特殊化された高速外置きコンピュータ、またはコンピュータ12内の1または複数の周辺処理カードで構成することができる。FPGAまたはASIC等の高速処理素子を用いて、ファームウェアプログラムコントロールに従って画像を処理することもできる。
【0025】
フレーム記憶装置20は、設計および操作上で必要とされる数に応じて、同時に複数の画像を保有することができるが、一般には、一度に1つの画像のみが印刷のために処理される。フレーム記憶装置は単純なデータ操作、例えばポジとネガの画像とで媒体上の画像の物理的位置が異なっているときにポジまたはネガ画像印刷用のライン反転等を行うことができる。
【0026】
次に、フレームの分離可能な色記録の各々は、ユーザーのニーズに応じて、フレーム記憶装置から1つまたは複数の画像処理素子に転送される。画像処理要素26,28,30,32はデジタル画像データを操作し、媒体上に特定の結像を実現する。かかる技術は当業界で公知である。また、媒体上の物理的アパーチャサイズを増減するために、デジタル画像のサイズ変更という工程を含んでもよい。アパーチャ修正として知られる別の工程が、デジタル画像データのデータ転送の結果として生じるかもしれない画素の欠陥を修正するのに用いられる。アパーチャ修正はまた、画像を鮮明化したり、ぼかしたりするのにも用いることができる。
【0027】
デジタル画像データに行われる色修正処理ステップは色修正と呼ばれる。色修正は、同じ画像をストックまたはバッチが異なる感光性媒体22上に印刷する場合、あるいは媒体の分光感度に適合させる必要性からきている。ある場合には、画像データを操作して画像の色混合において特別な効果を実現する。
【0028】
トーンスケール較正手段32は、媒体ストック乳剤、媒体の化学処理の違いおよびLCD変調器または光学装置の少なくともいずれか一方の違いを修正するための、デジタル画像データの補償を行う。トーンスケール較正の目的は、媒体ストック、プリンタ、媒体処理の違いにかかわらず、デジタル画像が表現する内容と一致する画像を作ることである。デジタル画像データは、すべて同じ色、同じ密度の画像における画素で表示することがあり、これはフラットフィールド画像と呼ばれ、しばしば画像解析に用いられる。トーンスケール較正を行わずに印刷すると、フラットフィールド画像は、デジタル画像ファイルにおいて定義されたものに比較して密度がより高く、あるいはより低くなることがある。トーンスケール較正はまた、期待される結果を得るために、上記の差異に関する予め分かっている知識を用いて印刷に先立ってデータを調整することもできる。デジタル画像データによって定義される密度および色要件を満たすように、媒体上の画像が調整される。
【0029】
画像処理において他に必要なものはファイル変換である。前述のように、デジタル画像ファイルはさまざまな標準的フォーマット(例えばTIFF,JPG,DPX等)で記憶できる。これらの標準的フォーマットの多くは、圧縮されていれば圧縮情報、カラービットデプス、カラーデータオーダーシーケンス、時にはサブサンプル画像等、ファイルの構成や内容に関する情報を含む付加的なデータを含む。このような付加的情報は、画像をLCD変調器に表現できるようにする前に取り除く必要がある。画像処理サブシステム17は、入力されるすべてのデジタル画像ファイルを、上記の付加的な非画像内容情報を排除して、内部に固有の標準的なフォーマットに変換する必要がある。これらの多くのフォーマットの間で変換することも可能である。内蔵プロセッサ19は、記憶手段からデジタル画像ファイルフレームを受け取ると、画像処理サブシステムにとり必要な内部フォーマットへファイルの変換を実行することができる。
【0030】
LCD変調器の画像形成領域は、画像フレームのアパーチャフォーマットに類似した画素位置(サイト)の集合である。画素位置の数とそれらの間の二次元的間隔がデバイスの解像度を決定する。現在のデバイスは、2048×1536画素の解像度を持つ。高解像度画像形成においては、すべての画素位置にわたり均一な反射変換特性を持っていることが非常に重要である。理想的には、変調器のすべての画素が、特定の許容誤差範囲内で、有効な動的反射率の範囲全体について同じ反射率を持つことが望ましい。これが満たされないと、障害となるアーチファクト(虚像)が生じ、媒体上に認識されることがある。ネガ動画フィルム(例えばイーストマン・コダック社ECN5244)において、密度の相対値で0.002ばらつくと、それが印刷フィルムに印刷され、スクリーン上に投影された場合、観察者には障害として認知されることがある。フィルムにおける密度の相対値で0.002のばらつきは、画素位置間における0.5%の反射の差から生じる。LCD変調器の反射率のばらつきは、製造時の工程の違いに起因する静特性である。
【0031】
LCDドライバーの均一性修正部34において、単純な修正では、LCD変調器内の各画素に関するゲインとオフセットの調整により、所定の修正係数が適用され、システムの反射率ばらつきを画像印刷時において特定限度以下まで低減させる。同分野のこの教示に関する特許は、米国特許第5,047,861号である。この特許では、上記の修正を提供する方法と手段をプラグラム可能なルックアップテーブルで実現することができる。各画素の修正係数を得るための1つの方法では、LCD変調器に修正補償を適用せずに、媒体上にフルアパーチャのフラットフィールド画像を印刷する必要がある。フラットフィールド画像は、すべての画素が同じ密度のデジタル画像である。画像の密度はほぼ中間程度であることが望ましい。媒体上のフラットフィールド画像は、1つの色面内におけるすべての画像の密度データを得るために、最大の画像アパーチャサイズおよび解像度の下でデジタル化される。画像のデジタル化には、高解像度スキャナーまたはマイクロデンシトメーターを用いることができる。こうして均一性データマップデジタルファイルが得られ、そこからLCD変調器上での画素反射率の相対的ばらつきを決定することができる。データは対数空間(密度)から線形空間(輝度)に変換され、中央値(メディアン)の反射率レベルが決定される。各画素の修正係数は、色フレームの各画素の中央値(メディアン)からの偏差を百分率で示したものである。この修正係数が、LCDドライバーの均一性修正部34によって画像印刷時において画像データに適用される。
【0032】
データが対数空間(密度)にある時、これをデジタル画像ファイルに直接適用することで、均一性データマップからの修正係数を画像の修正に用いることもできる。この方法は、長い処理時間と、デジタルファイルの記憶またはオリジナルのデジタル画像ファイルに対する修正を要し、好ましい場合もあればそうでない場合もある。
【0033】
均一性修正部34によって用いられる反射率修正値は、LCD変調器23上の特定の画素、その画素のカラービットデプスの関数として、また特定の色面の関数として変化する。LCD変調器上の画素位置の反射率は、デジタル画像ファイルの密度コード値によって制御される。したがって、多くの修正値を提供することが必要であり、修正値の数は、LCD変調器の画素数と分離可能な色面の数と各画素のカラービットデプスとの積に等しい。このことは、非常に多数の個別の修正値が、コンピュータ12に記憶され、またパワーアップ時にLCDドライバーにロードされることを意味する。この修正を適用するための、より効率的な手段が数多くあるが、これは本発明の範囲ではないし、当業界でよく知られていることである。修正された画像データは、デバイス製造者の具体的な要件に従って、LCD変調器23へ提示される。
【0034】
好ましい実施の形態においては、照明光源と呼ばれる、少なくとも3つの、間隔を設けて設置された赤、緑、青のLEDのアレイ36,38,40がある。各アレイについて、ライトパワーの出力絶対値とともに、各アレイが点灯して光を放射している継続時間を管理することが必要である。ライトパワー出力の大きさと時間との組み合わせは、フィルム露出値として知られる。露出値の対数は、媒体上の画像の密度を決定する。標準的な等式、D=logHが、業界においてこの関係を決定するのに一般的に用いられており、Dは密度、Hは露出値(ルックス・秒)である。照明光源の大きさと時間の制御は、各色面の最大密度をそれぞれ画定し、その一方で、LCD変調器はこの露出制御限度内で、各色面に関する各画素の密度を動的に制御する。
【0035】
これらのLEDは、次の要素によって制御される。LEDは、ダイオード接合を通る順方向電流に比例した放射エネルギーを放出する。順方向電流と放出された放射エネルギーとの間の関係は、一次関数にきわめて近い。最大順方向電流は、デバイスとその製造者によって限定される。ニチア・アメリカ社製デバイスの代表的最大連続値は30から50ミリアンペアの範囲で、放射パワー出力は、波長400から700ナノメートルで約3から5ミリワットである。これらのデバイスは、パルス継続時間とデューティーサイクルが超過しないかぎり、パルスモードで駆動することができる。パルスモードにおいて、パルスの短い継続時間については、その放射出力レベルを50%上げることができる。
【0036】
照明制御手段42の機能は、照明光源36,38,40を制御することで、その制御は、アプリケーションソフトウェアの管理下にあるコンピュータ12によって、デバイスの限度内においていかなるパワー出力の所望のレベルでも設定できるように行われる。照明制御手段への入力値は、各色チャンネルについての、媒体面での0から100%のパワー出力を表すコンピュータからのアナログ電圧を用いることができる。照明光源36,38,40のパワー出力を特定の数値に設定するために、入力電圧対パワー出力のデータ応答プロフィールがコンピュータ上で生成され、記憶される。媒体面でのライトパワーは、光学アセンブリ中のフォトセンサ44によって検出され、コンピュータ12によってその数値が読み取られて記憶される。この工程においては、LCD変調器は最大有効反射率に設定され、照明制御手段42へのアナログ電圧入力は離散的ステップで0から最大値まで変えられて、各ステップにおけるライトパワーが記録される。この結果得られる変換関数は、単純なルックアップテーブルの形でコンピュータにより用いられ、照明光源のパワー出力の大きさを任意に設定することができる。
【0037】
照明制御手段42は、コンピュータ12からのコマンドおよびフォトセンサ44の測定パワー出力とに応答して、アレイの全体的動作を制御する。コンピュータからのプログラム制御の下で、感光性媒体22は、媒体の露光されていない部分がフィルムゲート46内に位置するように位置決めされる。画像フレームの1つまたは複数の色記録が、場合に応じて単独で、または逐次的に、LCD変調器23を駆動するのに用いられる。LCD変調器23上の画像が安定すると、照明制御手段42は、所定の露出時間とパワー出力レベルを用いて、各色記録についての照明光源を駆動させ、これによってLCD変調器上の画像の潜像が媒体上に創り出される。各フレームについてその各色記録を露光するこのシーケンスが、すべての色記録について繰り返される。そして、次の画像フレームを受け取るために、媒体の露光されていない領域が再び位置決めされ、上記のシーケンス全体が繰り返される。この工程は、デジタル画像動画シーケンスファイルのすべての画像が媒体上に像形成されるまで繰り返される。
【0038】
印刷エンジン24は、図2に、より詳細に示されている。図2に示すように、印刷エンジンは、LEDアレイ50,52,54として、分離して設置された赤、緑、青の照明光源を含む。これらは、さまざまな製造業者から容易に入手でき、狭い波長範囲の光を放射する。分離して設置されたLEDアレイの放射波長範囲は、感光性媒体22の個々のカラーエマルジョン層におけるクロストーク露光の可能性を低下させるよう、スペクトルトリムフィルター66,68,70によってさらに狭められ、媒体の分光感度にマッチするよう特定される。赤、緑、青のLEDアレイ50,52,54は、デジタル画像ファイルに含まれる色情報に応じて逐次的に駆動され、照明制御手段42によって供給される制御信号に応答し、媒体上の画像を一度に1つのカラーエマルジョン層ずつ露光する。
【0039】
コンデンサレンズ56,58,60は、光を集めて、これを光学経路に沿って効率的に投影する。Xキューブプリズム72の各内側表面には、特定の波長の光を通過または通過させない特定の光学コーティングが施されている。これらの表面コーティングは、3つの定義された光線が、Xキューブプリズム72から同軸の光学経路で出ることができるようにする上で必要である。
【0040】
当業者にとって、システムからスペクトルトリムフィルター66,68,70を取り除き、Xキューブプリズム72の外側表面をフィルターに代わるものとして波長範囲を狭めるコーティングで被覆する可能性を認めることができるだろう。
【0041】
照明システムの均一性光学部74は、Xキューブプリズム72から出た光を集め、レンズによって、平行で均一な光線を生成するよう条件付けられる。均一性光学部にあるインテグレーターは、均一な照明を提供するのに役立ち、放射される光線を長方形のアパーチャに成形する。入力偏光光学装置76は、投影された光線を受け取り、二次元LCD変調器78によって好適な直線偏光で受け取られるようにこれを条件付ける。光ビームリレーおよび集束光学装置80は、均一化された光ビームを集め、二次元LCD変調器78を効率的に照明するよう適正なサイズにする。光ビームリレーおよび集束光学装置によって条件付けがされると、光は偏光ビームスプリッター82に入り、内側表面を横切り、このとき、光はS面、P面と呼ばれる2つの個別の偏光に分けられる。P偏光の光は偏光ビームスプリッターを通過して消滅する。S偏光の光は、偏光ビームスプリッターの内側表面によって90度の角度で反射され、二次元LCD変調器78を照明して動画フレームの像を生成する。
【0042】
二次元LCD変調器78は、LCDドライバー34の動作により、デジタル画像信号に応答して電子的に駆動される。LCDドライバーの信号により、均一化され偏光された光に比例した部分が、二次元LCD変調器78の各画素位置から反射される。反射の割合はLCDドライバー34のデジタル画像信号に応答しているため、シーンの内容に依存する。この反射において、二次元LCD変調器78に最初に投影されたS偏光は、実質的にP面まで回転され、これによって偏光ビームスプリッター82を通過する。画像を含む光線が偏光ビームスプリッターを通過すると、画像のわずかな一部はランダムに偏光されることがある。出力偏光光学装置84を取り入れることで、このエネルギーを排除し、画像のコントラストを改善できる。
【0043】
次に、画像投影光学装置86は投影された画像を集め、所望の画像サイズを得るために画像を縮小または拡大し、媒体搬送システム88とフィルムゲート90内で印刷位置に合わせられた媒体表面上に焦点をあわせて像を結ばせ、これにより露光を行う。媒体搬送システム88は、フィルムゲート90を備え、これにより、媒体の露光点および、露光されていない媒体をゲートに送り出し露光された媒体を収集するカセットの供給と取り出しについて、印刷位置が正しく合わせられる。また、媒体搬送システム88には、張力システムが含まれ、露光された媒体を損傷の心配なく安全にカセットの中に巻き取ることができる。
【0044】
個別のLEDアレイ照明光源50,52,54について他の実施例を図3に詳細に示す。図3において、分離して設置された赤、緑、青のLED(図示せず)は、1つのRGB−LEDアレイ100にまとめられている。この種の照明光源は、さまざまな製造業者から容易に入手可能で、波長幅の狭い光を放射する。分離して設置されたLEDから放出された波長範囲は、感光性媒体22の個々のカラーエマルジョン層におけるクロストーク露光の可能性を低減するために、個別の各LED(図示せず)のスペクトルトリムフィルターによってさらに狭められ、媒体の分光感度にマッチするよう特定される。RGB−LEDアレイ100における赤、緑、赤のLEDは、デジタル画像ファイルに含まれる色情報に応じて逐次的に駆動され、照明制御手段42が供給する制御信号に応答して、一度に1つのカラーエマルジョン層ごとに、媒体上の画像を露光する。コンデンサレンズ102は光を集め、光学経路に沿ってこれを効率的に投影する。この点以降、システムの残りの部分は図2に示すものと同様に機能する。
【0045】
図2と図3についてこれまで説明した照明の構成は、白黒媒体への露光のみが必要な場合は、小型化することができる。このような場合、図2における3つのLEDアレイのうちの1つだけ、あるいは図3におけるRGB−LEDアレイのカラーLEDグループの1つだけが必要とされる。光学設計を縮小し簡素化するための他の変更を加えた光学要素によって、図3に示すものと同様のシステムを実現してもよい。要素が削減されることに加え、システムの印刷速度が改善される。
【0046】
【発明の効果】
本発明に係る動画に対応する画像フレームの印刷によれば、高い解像度を維持しながら高速で、動画に対応する画像フレームを印刷することができる。本発明に係る動画に対応する画像フレームの印刷によれば、動画から、感光性媒体上の白黒およびカラーのデジタル画像への変換において、反射型LCD変調器を利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る動画に対応する画像フレームの印刷装置のブロック図である。
【図2】 本発明に係る動画に対応する画像フレームの印刷装置における光学アセンブリを詳細に示す略図である。
【図3】 他の実施の形態における、動画に対応する画像フレームの印刷装置の照明システムを詳細に示す略図である。
【符号の説明】
10 印刷装置、12 コンピュータ、14 ローカルディスク(記憶装置)、17 画像処理サブシステム、20 フレーム記憶装置、22 感光性媒体、23,78 二次元LCD変調器、24 印刷エンジン、34 LCDドライバーの均一性修正部、36,38,40,50,52,54 LEDのアレイ、42 照明制御手段、46,90 フィルムゲート、56,58,60 コンデンサレンズ、66,68,70 スペクトルトリムフィルター、72 Xキューブプリズム、76 入力偏光光学装置、80 光ビームリレーおよび集束光学装置、82 偏光ビームスプリッター、84 出力偏光光学装置、86 画像投影光学装置、88 媒体搬送システム、100 RGB−LEDアレイ。

Claims (1)

  1. デジタル画像ファイルの画素が修正された、媒体上の画像における不均一性を修正する方法であって、
    a)デジタル画像ファイルから中間密度のフラットフィールド画像により未修正のLCD変調器を駆動させ、前記媒体上に画像フレームを記録する工程と、
    b)高解像度デジタルスキャナー又はマイクロデンシトメーターを用いて、前記画像フレームの全単色画像面における各画素についての密度の読込値を得るために、前記LCD変調器における最大の画像アパーチャ及び解像度の下で前記画像フレームをデジタル化する工程と、
    c)前記画像フレームの全単色画像面での画像の全画素について、関連する面の全画素の中間密度点と比較した、密度の読込値の偏差を百分率で示す均一性データマップデジタルファイルを作成する工程と、
    d)前記LCD変調器の動作の際に、前記データマップデジタルファイルを用いて前記媒体上の密度の偏差を許容範囲内に減少させるために各画像面の全画素を修正する工程と、
    を含むことを特徴とする方法。
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