JP2002187309A - 空間光変調器を用いた単色画像印刷装置 - Google Patents

空間光変調器を用いた単色画像印刷装置

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JP2002187309A JP2001229639A JP2001229639A JP2002187309A JP 2002187309 A JP2002187309 A JP 2002187309A JP 2001229639 A JP2001229639 A JP 2001229639A JP 2001229639 A JP2001229639 A JP 2001229639A JP 2002187309 A JP2002187309 A JP 2002187309A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光媒体上に単色画像を形成するための空間
光変調器を使った印刷装置を提供する。 【解決手段】 デジタル画像データから感光媒体(16
0)に画像を記録する単色印刷の方法および装置を開示
する。この装置は、以下のものを備える。光源(29)
は単色照明を提供する。均等化手段は、光源(29)か
ら放出される光の波面を均等化する。均等化された光を
ろ光する偏光子(134)は、所定の偏光状態を有する
偏光ビームを供給する。空間光変調器(52)は、それ
ぞれ偏光ビームの偏光状態を変えることのできる複数の
素子を有し、印刷用露光ビームを供給する。各素子の状
態は、デジタル画像データに応じて制御される。光学ア
センブリ(11)は、変調器への偏光ビームと空間光変
調器(52)からの露光ビームを方向付けるのに使用さ
れる。レンズアセンブリ(132)は、感光媒体(16
0)へと露光ビームを方向付けるのに使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に、光線を空間
的に一時的に変調することにより、感光媒体上に単色画
像を形成する印刷装置および方法、特に、感光媒体上に
高解像度の単色画像を形成することのできるフィルム記
録装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般的
にデジタルデータから供給された画像を感光媒体上に記
録するのに適合している従来のプリンタは、さまざまな
光源から発せられ、さまざまな方法で変調できる露光エ
ネルギーを使用する。たとえば、写真処理装置におい
て、露光エネルギーはCRTベースのプリンタから使用
することができる。CRTベースのプリンタにおいて
は、デジタルデータは陰極線管(CRT)を変調するの
に使用され、CRTは、そのりん光スクリーンに沿っ
て、強度の異なる電子ビームを走査することにより、露
光エネルギーを供給する。あるいは、露光エネルギーを
レーザーベースのプリンタから使用することもでき、こ
れは米国特許第4,728,965号(ケスラー他)に
開示されている。レーザーベースのプリンタにおいて
は、デジタルデータは、光線が回転する多角形によって
画像形成面上に走査される時、その時のレーザーのオン
状態継続時間または強度を変調するのに使用される。
【0003】CRTおよびレーザーベースのプリンタ
は、写真処理分野、つまり消費者および商業市場向け写
真印刷においては満足な性能を示す。しかしながら、コ
ストを削減し、より簡素化しようとする努力において、
写真処理プリンタ用の別の技術が検討されてきた。その
候補となる現在開発中の適当な技術は二次元空間光変調
器である。
【0004】テキサス州ダラスのテキサス・インスツル
メンツのデジタルマイクロミラーデバイス(DMD)ま
たは液晶デバイス(LCD)を使用する二次元空間光変
調器は、画像形成用に供給される光学ビームを変調する
のに使用することができる。空間光変調器は、基本的に
ライトバルブ素子の二次元アレイとして考えられ、各素
子は画像ピクセルに対応する。各アレイ素子は別々にア
ドレスでき、光の偏光状態に影響を与えることにより、
光源からの入射光を透過させたり、その透過をブロック
することによって光を変調するようデジタル的に制御さ
れる。したがって、空間光変調器用サポート光学部の全
体的設計において、偏光に関する検討は重要である。
【0005】現在使用されている空間光変調器には基本
的に2つのタイプがある。開発された第一のタイプは透
過型空間光変調器で、これはその名前が示すように、個
々のアレイ素子を通じて、光学ビームを選択的に透過さ
せることによって動作する。その後開発された第二のタ
イプは、反射空間光変調器である。その名のとおり、反
射空間光変調器は、個々のアレイ素子を通じた光学ビー
ムの選択的反射によって動作する。本願に関連するLC
D反射空間光変調器の適正な例では、集積CMOSバッ
クプレーンを用い、設置スペースの縮小と均一性特性の
改善を実現している。
【0006】従来、LCD空間光変調器は、米国特許第
5,325,137号(コンノ他)において開示されて
いるような画像表示用デジタルプロジェクションシステ
ムおよび米国特許第5,808,800号(ハンドスキ
ー他)において開示されているようなヘルメットまたは
眼鏡搭載用として適した小型画像表示装置のために開
発、採用されてきた。使用されているLCDプロジェク
タとディスプレイのデザインは、典型的には1つまたは
複数の空間光変調器を採用しており、たとえば、米国特
許第5,743,610号(ヤジマ他)の開示によれ
ば、原色1つにつき1個の変調器を使用している。
【0007】プロジェクタやディスプレイに使用する場
合の画像形成要件(米国特許第5,325,137号、
第5,808,800号、第5,743,610号にお
いて具体的に記載されている)は写真処理装置による印
刷のための画像形成要件と大きく異なる点に注意すべき
である。プロジェクタはスクリーンに最大の光束を供給
するよう最適化されており、コントラストや解像度とい
った、印刷において重要な特性に置かれる重点はその次
である。プロジェクタおよびディスプレイ用の光学シス
テムは、人間の目の反応に合わせて設計されており、人
間の目は、ディスプレイを見る場合に画像のアーチファ
クトや収差および画像の不均等性には比較的鈍感であ
る。これは、表示される画像が常に新しくなるため、そ
して離れて見ているためである。しかし、高解像度印刷
システムで印刷したものを見る場合、人間の目はアーチ
ファクトや収差および不均等性に対してとうてい「寛
容」とはいえない。というのも、光学反応の不規則性
は、印刷されたものにおいてはより目につきやすく、不
快に感じられるからである。このため、印刷用の均等な
露光エネルギーを供給する光学システムは非常に複雑な
ものとなりうる。さらに重要なのは、解像度に対する要
件の違いである。人間の目に合わせたプロジェクション
および表示システムは、たとえば72dpiまたはそれ
以下という典型的解像度で見るのに最適化されている。
これに対して、写真印刷装置ははるかに高い解像度を実
現しなければならず、特に顕微鏡写真用に設計された装
置については、システムによっては8,000dpiを
提供できることが期待される場合もある。このように、
LCD空間光変調器は、プロジェクションおよびディス
プレイから高解像度印刷まで幅広い画像形成装置におい
て使用することができる一方で、これをサポートする光
学装置に関する要件は大きく異なることがある。
【0008】空間光変調器はコストとサイズの面で大き
な利点を提供することを主な理由として、これらの装置
は、米国特許第5,521,748号(サラフ)に記載
されているプリンタのようなライン印刷システムから、
米国特許第5,652,661号(ガリポー他)に記載
されているシステムのようなエリア印刷システムまで、
種類の異なる印刷システム用に提案されてきた。米国特
許第5,461,411号に示されるテキサス・インス
ツルメンツDMDを用いたひとつの方法は、米国特許第
5,504,514号が開示するように、光源として発
光ダイオードを使った長時間露光のような空間光変調器
印刷に共通の利点を提供している。しかし、DMDテク
ノロジーは非常に専門的で、広く普及していない。その
結果、DMDは高価となり、高解像度要件を満たすため
の拡張を容易に行うことができない。DMDを用いた場
合の現在実現可能な解像度は、すべての印刷ニーズにつ
いて満足だとは言えない。さらに、DMDで解像度を上
げる技術的経路は明確になっていない。
【0009】写真処理印刷の好ましい方法では、LCD
ベースの空間光変調器が採用されている。液晶変調器
は、空間光変調器を必要とする用途については、低コス
トのソリューションとなりうる。一般的に入手可能なL
CD技術を用いた写真プリンタは、米国特許第5,65
2,661号、第5,701,185号(リース他)お
よび第5,745,156号(フェデリコ他)において
開示されている。本発明は主としてLCD空間光変調器
の使用に関するものであるが、以下の説明におけるLC
Dへの言及は、ほとんど、上記のDMDのような異なる
タイプの空間光変調器についても一般論的説明としてあ
てはめることができる。
【0010】空間光変調器は、デジタル画像のスクリー
ンプロジェクションのために早期に開発され、これに関
連していることから、連続トーン(コントーン)のカラ
ー画像形成分野に広く適合してきた。上記のような、二
次元パターンでビームを走査するCRTおよびレーザー
ベースのデバイスのような他のタイプのデジタル印刷装
置とは異なり、空間光変調器は1回に完全な1フレーム
の画像を形成する。LCDを使用した場合、1フレーム
に照射される総露光時間と総露光エネルギーは必要に応
じて変えることができ、所望の画像密度を達成し、媒体
相反性特性を制御することができる。有利な点として、
写真処理分野において、各ピクセルのタイミングと強度
を制御できることから、LCDプリンタはグレイスケー
ル画像を形成することが可能である。
【0011】LCDテクノロジーを採用したほとんどの
プリンタデザインは、米国特許第5,652,661号
および第5,701,185号に開示されているよう
に、LCDを透過型空間光変調器として使用している。
しかし、反射型LCDアレイのサイズおよび性能面での
改善により、この技術は従来のカラー写真印刷に好まし
い代替技術となっており、これはラマヌアン他により1
998年11月19日に出願され、共通に譲渡された審
査中の米国特許出願第09/197,328号、"Refle
ctive Liquid Crystal Modulator Based Printing Syst
em"において開示されている。ラマヌアン出願に記載さ
れているように、カラー写真印刷には、連続的に適用さ
れる複数のカラー光源が必要となる。広帯域ビームスプ
リッタキューブの使用等、広帯域光源を扱うために支持
用照明光学装置が必要となる。このようなプリンタのた
めの光学システムは、カラー印刷用にテレセントリック
照明を提供しなければならない。つまり、フィルム印刷
用写真処理システムの革新において、上述のように、カ
ラー画像形成のためのコントーン画像形成要件は、LC
D空間光変調器をソリューションとして採用すること
で、適正に満たされることがわかる。
【0012】顕微鏡写真またはコンピュータアウトプッ
トマイクロフィルム(COM)画像形成、診断用画像形
成、その他専門的単色画像形成用印刷システムは、光学
システムに関する独特の課題を多数提示している。CO
M環境において、画像は長期間、検索可能な状態で保存
される。従来のカラー写真画像とは異なり、たとえばマ
イクロフィルムアーカイブは、環境によっては何百年も
保存する予定とされる場合もある。このような永久保存
の必要性により、今度は画像品質に関するさまざまな関
連要件が発生している。たとえば、画像再生品質につい
て、顕微鏡写真に対する主な期待事項のひとつは、永久
保存媒体上に記録された画像がすべて高いコントラスト
の白黒画像で書かれることである。カラーフィルムは、
永久保存用としてはあまりにも急速に劣化し、必要な解
像度を提供することができないため、COM用の媒体に
は使用されない。一方、グレイスケールの表示は、従来
の顕微鏡写真プリンタでは実現することができなかっ
た。明らかに、英数字の文字の保存および、たとえばエ
ンジニアリングやユーティリティ環境で使用されるよう
な標準的タイプのラインドローイングには、バイトーン
の表示が適している。バイトーンの画像を感光媒体上に
記録するためには、プリンタが印加する露光エネルギー
はオンまたはオフのいずれかで、中間レベル、つまりグ
レイスケール表示のない、高コントラストの画像を形成
する。
【0013】優れたコントラストに対する要件に加え、
COMのアウトプットには高解像度が求められる。たと
えば、COM画像は通常、40×またはそれ以上に縮小
されて媒体上に印刷される。全体として、顕微鏡写真媒
体は、カラー写真印刷画像形成用に従来のダイベースの
媒体が提供するものよりずっと高い解像度を提供するよ
うデザインされている。高解像度を提供するために、顕
微鏡写真媒体はその感光エマルジョンの中にはるかに小
さなAgX粒子を使っている。COMシステムの光学コ
ンポーネントも、これに対応して、従来のカラー写真処
理装置用にデザインされた光学コンポーネントより高い
最高の解像度を実現できるようデザインされている。
【0014】従来のCOMプリンタはCRTベースとレ
ーザーベースの両方の画像形成光学装置を使用し、ある
程度の成功を収めているものの、改善の余地はある。た
とえば、米国特許第4,624,558号(ジョンソ
ン)が開示しているような、COM用のCRTベースプ
リンタは比較的コストが高く、大型になる。米国特許第
4,777,514号(ティア他)が開示しているよう
なレーザーベースのプリンタにはサイズおよびコストの
面で制約があり、しかも旋回する多角形の部材とビーム
成形光学装置を備えたレーザー画像形成システムをプリ
ンタ用に特にデザインしなければならないため、機械的
により複雑となる。さらに、レーザープリンタは従来の
感光媒体と併用した場合に重度の相反性不良を起こすた
め、COM用の特別な媒体をデザインする必要性が生じ
る。
【0015】COM画像形成に用いられるより最近のテ
クノロジーには、ニューヨーク州ロチェスターのイース
トマン・コダック社が製造したModel 4800 Document Ar
chive Writerのような、リニア発光ダイオード(LE
D)アレイを使用するものがある。また、もうひとつ別
のテクノロジーとして、米国特許第5,030,970
号(ロー他)において開示されるように、リニアライト
バルブアレイを使用するものがある。しかし、LEDア
レイとリニアライトバルブアレイの両方を備えたCOM
ライターはやはり、支持用コンポーネントのコストと駆
動電子部品の複雑さを主な理由として比較的高価とな
る。性能または堅牢性を犠牲にすることなく、COM装
置を低コスト化、小型化、簡素化することが長い間望ま
れてきた。
【0016】多くの従来のCOMプリンタの欠点は、マ
イクロフィルム媒体に水性(AgX)現像技術を使用し
なければならない点であった。従来のCOMプリンタの
ほとんどは、乾式媒体との使用には適していない。室内
の照明条件下で扱うことができ、化学処理、鉛管敷設、
換気、暗室を必要としない乾式COMマイクロフィルム
は、顕微鏡写真システムにとって環境的に有利なソリュ
ーションを提供できる。
【0017】乾式マイクロフィルムには、従来の水性媒
体に供給しなければならないものより高いレベルの露光
エネルギーが必要となることに注目しなければならな
い。たとえば、最大の密度を実現するのに使用する相対
的露光レベルを大まかに示すものとして、従来の写真カ
ラー媒体には1erg/cm2(公称)であるのに対
し、乾式マイクロフィルムは200ergs/cm
2(公称)が必要となる。このように必要とされる高い
露光レベルは、多くの従来のCOM画像形成光学装置が
提供できる範囲を超えている。現在まで、乾式マイクロ
フィルムへの印刷には、レーザーベースの画像形成のみ
が採用されてきた。環境問題を考えると、開発されたど
のCOM画像形成技術も乾式マイクロフィルムを使用で
きることが非常に望ましい。
【0018】前述の理由により、空間光変調器はCOM
印刷分野に採用されてこなかった。連続トーンカラー画
像形成に広く使用される空間光変調器は、COMおよび
関連する診断用画像形成などの単色用としては看過され
ている。LCD空間光変調器を容易に適用できるグレイ
スケール表示能力はCOMには求めらてこなかった。そ
の理由のひとつは、使用する従来の画像形成技術の限界
から、顧客がずっと期待していなかったからである。カ
ラー印刷用にLCD変調器を使用する光学システムは、
これらのシステムがCOM画像形成に理想的なものでは
なくなるようなデザインの複雑さと性能のトレードオフ
という広帯域画像形成の問題に対処する。たとえば、ラ
マヌアン出願で開示されているカラー画像形成システム
は、連続カラーフレーム画像形成技術を使用し、必然的
にフルカラー印刷能力のために速度を犠牲にしている。
さらに、COM印刷に求められる相対的解像度の要件
は、標準的カラー印刷に求められるものより高いオーダ
ーである。LCD変調器ベースのカラープラリンタで使
用される光学サブシステムでは、解像能力に不利な影響
を与える複数の波長を扱うために、設計上の妥協が行わ
れている。
【0019】重要なことに、フレームベースのカラー印
刷に適合している既存のLCD変調器は、水性媒体のみ
に十分な露光レベルを提供するよう設計されているた
め、既存のLCD光学システムデザインを直接適合させ
ようとしても、COMプリンタがそのままサポートコス
トや環境面での利点を有する乾式マイクロフィルムを利
用することはできない。
【0020】今まで、レーザー、CRTまたはその他の
技術を使用した従来のCOMプリンタはグレイスケール
表示能力を提供しておらず、また、この能力を永久保存
用媒体に提供するよう最適化されていない。グレイスケ
ール画像形成能力はまだCOMユーザの要求事項とはな
っていない一方で、インターネットの普及や画像転送、
画像フォーマットの標準化、文書におけるグレイスケー
ル画像の全体的使用の拡大といった発展は、この能力が
求められる可能性を示唆している。
【0021】このように、低コスト化、簡素化、グレイ
スケール画像形成能力の提供に対する要件を追加した、
COM環境における環境的に改善された画像形成ソリュ
ーションが求められる。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、感光媒
体上に単色画像を形成するための空間光変調器を使った
印刷装置を提供することであり、この印刷装置はグレイ
スケール画像記録能力を有する。
【0023】上記の目的を念頭に、本発明は感光媒体上
にデジタル画像データを記録するための印刷装置を提供
する。
【0024】本発明のデジタル画像データから感光媒体
に画像を記録するための単色印刷装置であって、(a)
単色光源と、(b)前記光源から放出される光の波面を
均等化する均等化装置と、(c)前記均等化装置によっ
て均等化された光をろ光し、所定の偏光状態を有する偏
光ビームを供給する偏光子と、(d)前記偏光ビームの
前記偏光状態を変えて、印刷のための露光ビームを供給
することができ、各々の個別要素の状態は前記デジタル
画像データに従って制御される複数の個別要素を有する
空間光変調器と、(e)前記変調器へ前記偏光ビームの
方向付けを行い、及び前記空間光変調器からの前記露光
ビームの方向付けを行う光学アセンブリと、(f)前記
露光ビームを前記感光媒体上へと方向付けるレンズアセ
ンブリと、を備えることを特徴とする。
【0025】本発明のひとつの面によれば、光は均等化
(均一化)装置またはインテグレータを通過し、印刷装
置用の空間的に均等(均一)な単色光の発生源となる。
単色光は偏光され、ビームスプリッタを通過し、これに
よって偏光された光の成分が空間光変調器上に向けられ
る。空間光変調器の各アレイ素子はデジタル画像データ
に従って制御され、入射光の偏光回転を変調するために
オンとなる。各ピクセルの変調は、空間光変調器におけ
る各ピクセルへの駆動電圧の制御あるいは各アレイ素子
のオン状態継続時間の制御により、光源からの光のレベ
ルを制御することによって実行できる。この光が次にレ
ンズアセンブリを通過し、感光媒体を露出する。
【0026】本発明の特徴のひとつが、入射光の偏りを
ろ光するための偏光子(偏光手段)および出力光の偏り
をろ光する出口の偏光子である。
【0027】本発明の利点は、既存の印刷方法に対する
低コストの代替技術を提供することである。空間光変調
器は、感光媒体用印刷装置を製造するための適合が容易
な一般的コンポーネントである。
【0028】本発明の別の利点は、COM媒体上にグレ
イスケールの画像を形成する能力を提供することであ
る。
【0029】本発明のさらに別の利点は、広帯域コンポ
ーネントおよびコーティングを必要とせず、また多色画
像形成に必要なテレセントリシティを考慮せずに、感光
媒体上への単色画像形成に特に適した単純なデザインを
提供することである。
【0030】本発明の他の利点は、初期のCOM印刷シ
ステムに使用される既存の媒体を利用できることであ
る。したがって、適正な応答特性を有する新規の媒体を
開発することなく、本発明によるプリンタを導入するこ
とができる。
【0031】本発明の別の利点は、乾式COM媒体上に
画像を形成することができる画像形成装置を提供し、環
境面での利点も得られることである。
【0032】本発明の上記およびその他の目的、特徴、
利点は、以下の詳細な説明を、本発明の実施例が示され
説明されている図面と併せて読めば、当業者にとって自
明となる。
【0033】
【発明の実施の形態】この説明は特に本発明による装置
の一部を構成する、あるいは本発明による装置とより直
接的に協働する要素に関するものである。具体的に示さ
れていない、あるいは説明されていない要素は、当業者
に良く知られているさまざまな形態を取ることができる
ことを理解すべきである。
【0034】明細書は、本発明の主旨を特に指摘し、明
確に請求する請求の範囲と本発明は添付された下記の図
面と併せて以下の説明を読むことでよりよく理解でき
る。
【0035】図に関し、複数の図面において、類似する
参照番号は同一または対応する部品を表わしており、図
1は、全体を通じて100の参照番号を付したCOMプ
リンタ等の永久的プリンタを示す。プリンタ100は光
学コンポーネント10と媒体取扱いサブシステム212
とを備える。媒体取扱いサブシステム212は、フィル
ム供給装置202、露光部204、光学フィルムプロセ
ッサ206、フィルム保管ユニット208を備える。制
御論理プロセッサ210はプリンタ100用の画像デー
タを受信して処理し、光学コンポーネント10と媒体取
扱いサブシステム212コンポーネントの全体的動作を
制御する。
【0036】プリンタ100の動作は直接的であり、C
OMプリンタに使用される一般的パターンに従う。印刷
するには、感光媒体160の未現像セクションがフィル
ム供給装置202から露光部204に進められる。光学
コンポーネント10は制御論理プロセッサ210と協働
し、画像データを感光媒体160に印刷する。これにつ
いては、以下に詳しく説明する。すると、感光媒体16
0の露光セクションは現像するために処理できる状態と
なる。好ましい実施形態において、プリンタ100は乾
式媒体を使用しており、フィルムプロセッサ206は図
1のように、プリンタ100そのものに内蔵させること
ができる。感光媒体160の露光セクションはフィルム
プロセッサ206に進められ、ここで加熱処理により、
潜在露光画像が現像される。水性(AgX)媒体用に設
計されたプリンタ100の場合、フィルムプロセッサ2
06の現像機能は、別の現像装置(図示せず)により、
従来の銀ハライドフィルム現像化学薬品およびテクニッ
クを使って実行される。水性媒体を用いるプリンタ10
0の場合、フィルム保管ユニット208は典型的にはカ
セットであり、露光した感光媒体160を外光から保護
し、感光媒体160を別の現像装置に移送する手段を提
供するよう設計される。
【0037】図2において、照明光学装置11を備える
光学アセンブリ10が示されている。照明光学装置11
は、たとえばハロゲンランプ、1つまたは複数のLE
D、1つまたは複数のレーザー、またはこれらの組み合
わせ等、さまざまな光源から選択することのできる光源
を備える。光源29から放出される光はレンズ37に向
けられ、インテグレータアセンブリ35に向けられる。
インテグレータアセンブリ35は、2つの視野レンズ3
6と42、レンズレットアレイアセンブリ40を備え、
光の均等化装置として作用する。レンズレットアレイア
センブリ40は2つのレンズレットアレイ40aと40
bを備える。レンズ36、37は単色光をレンズレット
アレイアセンブリ40の入口の中に入るよう方向付け
る。光学アセンブリ10内の共役像面は点線28で示
す。
【0038】光は中間照明面で、レンズレットアレイ4
0a内の素子数と等しい数の部分に分割される。その
後、個々の部分は第二のレンズレットアレイ40bと第
二の視野レンズ42によって画像形成され、拡大され
る。光はオプションの開口絞り46とリレーレンズ48
を通過する。リレーレンズ48は偏光ビームスプリッタ
素子50の直前に配置される。また、リレーレンズ4
8、視野レンズ44、視野レンズ42は図2において別
の要素として示されているが、均等な照明を提供できる
単体の複合レンズを、図2に示される3つの別個のレン
ズ素子、48,44,42の代わりに使用することがで
きる。
【0039】照明用光学装置11は単色光を供給しなけ
ればならないため、光学パスに単色フィルタ33を設置
することが必要な場合がある。(これは、光源29がた
とえばハロゲンランプである場合に必要となる)ハロゲ
ンランプを光源29として使用する場合、図2に示され
るように、アセンプリ内のランプの後に赤外線拒絶フィ
ルタ31を設置するのがよい。
【0040】本願解釈において、全体を通じて光学アセ
ンブリと称される偏光ビームスプリッタ素子50の代わ
りに別のコンポーネントを使用することができる。たと
えば、光学アセンブリは、以下に詳しく述べるように、
偏光ビームスプリッタ素子50ではなく皮膜を備えても
よい。
【0041】偏光ビームスプリッタ素子50は光のs偏
光状態(図示せず)と光のp偏光状態(図示せず)との
間で十分な吸光を提供しないことがあるため、光学線形
偏光子(偏光手段)38を偏光ビームスプリッタ素子5
0の前に設置する。線形偏光子38を設置できる場所は
何ヵ所かある。そのひとつがレンズレットアレイアセン
ブリ40の直前である。線形偏光子38は、偏光ビーム
スプリッタ素子50の軸に平行な偏光状態を隔離するの
に使用される。これは、偏光ビームスプリッタ素子50
が決定する偏光状態を強化し、光の漏れを低減し、これ
によって結果として得られるコントラスト比を増大させ
るのに役立つ。再び図2を見ると、偏光ビームスプリッ
タ素子50を通過したs偏光状態の光は反射空間光変調
器52の平面に方向付けられ、これは好ましい実施の形
態においては反射型LCDである。p偏光状態は、偏光
ビームスプリッタ素子50を通過する。
【0042】図3において、示される実施の形態の空間
光変調器52は、二次元反射偏光ベースの空間光変調器
である。空間光変調器52は、複数の変調器サイト53
を備え、その各々は個々に変調することができる。光は
空間光変調器52を通過し、空間光変調器52の後方反
射面で反射され、空間光変調器52を通過して戻り、印
刷レンズアセンブリ132を通過して画像平面150へ
と方向付けられる(図2)。変調器サイト53が「オ
ン」、つまり明るい場合、空間光変調器52を通過して
往復する間、光の偏光状態は回転する。理想的な場合、
光は90度回転する。しかしながら、この理想的な回転
角度を達成するのは容易でない。ある変調器サイトが
「オフ」、つまり暗い場合、光は回転しない。回転しな
い光は偏光ビームスプリッタ素子50を通過しないが、
偏光ビームスプリッタ50により、媒体平面から遠くに
再度方向付けられる。空間光変調器52によって回転さ
せられた光は楕円偏光されることがある点に注意すべき
である。線形偏光子を通過すると、光は再び線形とな
る。しかし、線形偏光子を通過しない光は、楕円のまま
である。
【0043】上記のように、最も容易に入手できる反射
偏光ベースの変調器は反射型液晶変調器である。このよ
うな変調器は、もともとプロジェクションディスプレイ
用に開発されたものであり、その解像度は4000×2
000変調器サイト程度である。現在、2.3センチメ
ートル(0.9インチ)(ダイアゴナル)という小型の
設置面積で1200×1600サイトの解像度が実現で
きる。これらの高解像度反射LCDは、しばしばツイス
テッドネマチックLCDまたはホメオトロピックに配列
された反射LCDであるが、プロジェクションディスプ
レイにおいては、強誘電等、他のタイプの反射LCDが
しばしば使用される。これらのLCDの主な特徴として
は、高解像度、高コントラスト(>100:1)、毎秒
70フレーム以上という高速なフレーム率、高開口率
(>90%)等が上げられる。さらに、CMOSバック
プレーンの利用により、アレイ全体の均等性が改善され
る。LCDはまた、パルス幅変調またはアナログ動作の
いずれかを通じて、8ビットグレイスケールを生成する
ことができる。いずれの場合も、データは制御論理プロ
セッサ210によって制御されるため、印刷システムに
デジタル的に導入される(図1)。これらの特徴によ
り、反射LCDは反射印刷システムに使用するものとし
て優れている。
【0044】空間光変調器52は、何種類もの構成でデ
ザインすることができる。低コスト印刷システムを実現
する可能性が最も大きいのは、シングルチップシステム
である。好ましい実施の形態において、空間光変調器5
2は特に単色用にデザインされた、最適なフレーム速度
を有するシングルチップとすることができる。
【0045】コストと入手可能性に関する制約により、
使用する波長に合わせて最適化されていない、空間光変
調器52の特定のデザインを使用する必要があるかもし
れない。この場合、最適な性能を実現する方法がいくつ
かある。たとえば、ある液晶化合物、厚さ、印加電圧の
場合、結果的に得られる入射ビームの偏光回転は波長の
関数として変化する。明るい、つまり「オン」状態の
時、このような回転の差はシステムの効率に影響を与え
る可能性がある。つまり、入射光のうち、実際に回転さ
れ、媒体表面上に画像形成されるもののパーセンテージ
が異なる。このような波長効率の違いには、画像形成分
野において周知の技術を使って、媒体が必要とする出力
密度を得るために、波長に基づいて照明強度と露光時間
を調整することによって対応できる。問題は特に、暗
い、つまり「オフ状態」の時に大きくなる。この状態に
おいて、光は回転せず、偏光ビームスプリッタ素子50
を通過し、画像形成するよう方向付けを行うべきでな
い。光が実際に回転すると、光は画像形成システムから
漏れ、コントラストが劣化する。
【0046】別の実施の形態において、コントラストを
波長に合わせて調整し、偏光補償または選択デバイスを
使用することができる。図4において、空間光変調器5
2の断面図が示されているが、偏光補償装置76を空間
光変調器52の表面に設置してもよい。図4が示すよう
に、最上表面または層には偏光補償装置76が設置さ
れ、第二の表面または層は空間光変調器52のカバーガ
ラス74、第三層は空間光変調器52そのもので反射バ
ックプレーンを有する。空間光変調器52の背後に、ア
クチュエータ70,72あるいは空間光変調器52の位
置付けを行うためのアクチュエータ用マウントが設置さ
れている。
【0047】コントラスト調整の別の方法は、光の偏光
状態を修正するために、光学ビームの経路に偏光補償装
置を組み込むことである。ひとつの補償装置を光学経路
に設置し、特に光のオフ状態を修正することができる。
しかしながら、偏光補償デバイスは高価である。これと
同じ効果を得るための効率的でありながら安価な手段
は、線形偏光子を使用することで実現できる。前述のよ
うに、1枚のLCDは照明の色に応じて、偏光回転角度
を変える。最大限のコントラストを実現するためには、
本当の意味で暗い、「オフ状態」を提供するために特別
な注意を払わなければならない。空間光変調器52から
の光の回転は、常に完璧に偏光ビームスプリッタ素子5
0がオフ状態の時に通過するとはかぎらないため、光学
経路に偏光選別手段を追加する必要がある。また、偏光
ビームスプリッタ素子50は完全ではなく、光の一部が
漏れる。このため、印刷レンズアセンブリ132の直前
または直後に追加のシート偏光子を設置することができ
る。この追加偏光子は、偏光ビームスプリッタ素子50
を通過した光の漏れを拒絶する役割を果す。特に、特別
なLCD変調器について、光の暗い状態は実際には、偏
光ビームスプリッタ素子50の偏光透過方向から7度回
転される。好ましい実施の形態においてこれを修正する
ために、第二の偏光子134(図2)を設置し、オフア
クシスで7度回転し、光の漏れを抑制する。偏光子13
4を設置すべき特定の角度は、印刷システムについて選
択された特定の反射LCDの関数である。光学経路にお
ける偏光子134の設置場所として提案されるものを図
2に示す。
【0048】ディザリング プリンタ100の別の実施の形態において、固有のLC
D解像度を向上させ、変調器サイトの欠陥を補償するた
めに、ディザリングを使用することができる。標準的な
高開口率LCD空間光変調器52のディザリングパター
ンを図5(a)〜図5(d)に示す。
【0049】全開口LCDのディザリングは1ヵ所で空
間光変調器52を画像形成し、空間光変調器52を変調
器サイトの距離の何分の一かずらし、画像形成する。こ
うする中で、同じ画像の複数のコピーが作成され、重ね
られる。複数の画像を重ねることにより、システムは変
調器サイトの不良またはドロップアウトを修正する冗長
性を得る。さらに、各位置間のデータを補間、更新する
ことにより、有効解像度が向上する。図5(a)〜図5
(d)に示されるデザリングの例を見ると、空間光変調
器52は最初に第一の変調器位置61に位置付けられて
おり、変調器サイト63は画像である(図5(a))。
次に、空間光変調器52は第二の変調器位置62に画像
形成される。さらに、空間光変調器52は、前の第二の
変調器位置62から縦方向に変調器サイトの半分だけず
れる。つまり、当初の第一の変調器位置61から第三の
変調器位置64まで対角線上を移動する(図5
(d))。変調器サイト63には照明が当てられ、媒体
は再び露光する。空間光変調器52は次に、第三の変調
器位置64から横方向に移動した第四の変調器位置65
に移動する(図5(c))。媒体はこの位置で露光す
る。このパターンを使い、書き込まれるデータの量は事
実上4倍になる。これは、画像の解像度を向上させ、さ
らに鮮明な画像を実現する手段を提供することにつなが
る。あるいは、開口率が高いと、1つの対角線方向にの
みディザリングするだけで十分となる場合もある(つま
り、たとえば、図5(a)に示す第一の変調器位置61
から図5(d)に示す第三の変調器位置64に移動し、
適正な結果を実現する)。
【0050】ディザリングには、変調器の2方向への運
動が必要となる。1回の移動幅は典型的な反射LCDモ
ジュレータで、ほぼ5μmから20μmの範囲である。
この幅の移動を実現するために、図2に図式化して示さ
れるさまざまなアクチュエータ54または運動アセンブ
リを使用することができる。たとえば、アセンブリは2
つの圧電アクチュエータを使用できる。
【0051】ディザリングの別の実施の形態において、
プロジェクションディスプレイ用に設計された反射LC
Dデバイスをなるべく変更せずにすむよう、サブ開口部
を設けた(sub-apertured)デバイスとすることができ
る。解像度を大幅に上げようとする中で、変調器に比較
的小さな開口率を持たせることができる。理想的には、
この開口部は各変調器サイト内の対称となる位置に設け
なければならない。この結果、一部の領域だけが光を透
過させる変調器サイトが得られる。図6はサブ開口部を
持つ変調器を示す。黒い部分80はデバイスの反射、透
過のない部分を表わし、白い部分82は、LCDのサブ
開口部透過部分を表わす。
【0052】図7は、別の二次元LCD空間光変調器5
2’の断面図である。フレーム78’は、CMOSバッ
クプレーンとすることができ、その上にLCD76’が
設置される。LCD76’の上はカバーガラス74’で
ある。図6のパターンを実現するサブ開口部は、フレー
ム78’中のマスクとして、LCD76’のパターンと
して、あるいはLCD76’に最も近いカバーガラス7
4’の表面上のパターンとして設けることができる。各
方向への解像度を2倍にしようとする場合、約25%の
サブ開口部を利用する。開口率25%のデバイスをディ
ザリングすることにより、画像の解像度を2倍にするこ
とが可能である。
【0053】図8(a)〜図8(d)は、サブ開口部を
持つデバイスのディザリングを示す。空間光変調器52
は第一の変調器位置84にあり(図8(a))、サブ開
口部を持つ変調器サイト92は、暗い(反射しない)部
分94が感光媒体160上に画像形成されない時に設置
され、露光する。空間光変調器52は、前の位置84か
ら横方向に、変調器サイト1つの半分の距離にある(サ
ブ開口部を持ち、反射しない領域を囲む部分)第二の変
調器位置86(図8(b))に移動する。空間光変調器
52は、第二の変調器位置86で露光する。空間光変調
器52は次に、前の位置86から縦方向に変調器サイト
1つの半分だけ移動し、第三の変調器位置88に来る
(図8(c))。つまり、第一の変調器位置84のスタ
ート位置から対角線状に移動したことになる。その次
に、空間光変調器52には照明が当てられ、媒体は再び
露光する。空間光変調器52はその後、第三の変調器位
置88から横方向にずれた第四の変調器位置90に移動
する。この位置で媒体は露光する。その結果、書き込ま
れるデータの量は事実上4倍に増える。これは、画像の
解像度向上につながり、さらに画像を鮮明にする手段を
提供することにつながる。図6に大まかに示すように、
面積で25%というサブ開口部は、4ステップディザリ
ングについて最も高い映像品質を実現するが、変調器サ
イトの冗長性を得るためには、面積で25%より大きい
サブ開口率を用いるほうがよい。
【0054】サブ開口部を各セル内で対称に設けない
と、ディザリングは非常に難しくなる。たとえば、1つ
の変調器サイトの幅に相当する横方向への運動と変調器
サイト半分の垂直方向の運動が組み合わさりディザリン
グパターンを成すような異なる運動時間を使用できる。
しかし、このような運動は、画像アーチファクトを非常
に起こしやすい。この問題を避ける単純な方法は、最初
は奇数列だけを使って、次に偶数列だけを使ってそれぞ
れディザリングすることである。あるいは、ディザリン
グアルゴリズムは別のパターン、たとえば最初に偶数
列、次に奇数列をディザリングする方法に従ってもよ
い。
【0055】別の実施の形態において、空間光変調器5
2はディザリングしないままとする。しかし、図9で示
すように、共役像面28のひとつでディザリングが行わ
れる。この実施の形態において、サブ開口部を有するマ
スク184は、照明用光学装置11内の共役像面28に
設置される。マスク184は、空間光変調器52での変
調器サイトへの情報内容が更新される間にディザリング
される。これにより、サブ開口部を有する画像は記録さ
れる一方で、デバイスはサブ開口部を持つ必要がない。
中間像面を設けることも可能であるが、これは煩雑であ
る。
【0056】ディザリングを実現する別の手段は、マス
ク184を感光媒体160の直前の画像面に設置するこ
とである。この状態でマスク184はディザリングする
ことができ、その間、ディザイリング位置の間のデバイ
スに更新データが供給される。このようなディザリング
方法は、以前の中間像の方法と同じ効果を実現する。
【0057】図9の空間光変調器52と偏光ビームスプ
リッタ素子50の次に、印刷レンズアセンプリ132が
設置される。印刷レンズアセンブリ132は、感光媒体
160がある画像面150に、空間光変調器52の画像
を正しく縮小したものを供給する。印刷レンズアセンブ
リ132は、顕微鏡写真に必要な縮小用または拡大用
(診断画像に必要)に構成することができる。印刷レン
ズアセンブリ132のコンポーネントの構成は、プリン
タ100の使い方によって異なる。この配置の場合、同
じ照明用光学装置11と空間光変調器52のコンポーネ
ントは、プリンタ100の種類が違っても使用できる。
【0058】図1に開示する配置により設計された光学
システムは小型、低コスト、高効率であることがわかっ
ている。強力光源29および、反射型LCD空間光変調
器52とCOM品質の縮小用に最適化された印刷レンズ
アセンブリ132光学装置を備えた、これを支持する照
明用光学装置11を使った、図1に示すコンビネーショ
ンは、顕微鏡写真環境の解像度およびコントラストの要
件に適した高レベルの露光エネルギーを提供できる。さ
らに、光学アセンブリ10は高い露光エネルギーを提供
できるため、光学アセンブリ10により、プリンタ10
0は乾式媒体を使用でき、これによって性能面と環境面
での利点が得られる。
【0059】グレイスケール出力の実現 プリンタ100は十分な均等性を実現しながら、グレイ
スケール性能も保持する。空間光変調器52だけで、最
大8ビットのビット深さを受信できるが、変調器での8
ビットは媒体上の8ビットではない場合がある。さら
に、LCD変調器の場合、デバイスの縁部で若干のロー
ルオフまたはコントラスト劣化が見られることが知られ
ている。十分なグレースケールレンジを印刷し、さらに
深いビットを提供するために、本発明は、プロジェクシ
ョンディスプレイ用に設計された変調器52は一般に印
刷に求められるものより高速でデータを更新するという
事実を利用することができる。したがって、感光媒体1
60上に、ひとつの画像を一連の画像を重複させたもの
として形成することが可能である。最終画像を構成する
個々の画像は、情報内容と照明の両方の点において異な
っていてもよい。
【0060】空間光変調器52に同じ画像データを保持
し、光源29からの照明レベルを変えることにより、さ
らにビット深さを増すことが可能である。照明レベル
(および/または照射時間)を変えることにより、また
空間光変調器具52を制御するデータ内容を変更するこ
とにより、プリンタ100は一連の予備画像から複合画
像を構築することができる。情報内容と照明レベルの異
なる画像を重ねることで、複合画像のビット深さはさら
に増大する。
【0061】不均等性補償 本発明を使用すると、プリンタ100は、空間光変調器
52の縁部におけるロールオフ等の不均等性をある程度
修正できる。これを実現するひとつの方法が、空間光変
調器52に追加の画像データを供給し、空間光変調器5
2の外側の縁部にある個々の変調器サイト53だけを活
性化させることである。これらの追加された画像は露光
し、他の画像の上に重なり、こうして縁部での深さが増
す。たとえば、LCD空間光変調器52における一連の
画像を走査し、データマップを作り、すべての入力デー
タをLCD空間光変調器52の当初のマップと一緒にし
て画像を修正する方法がある。同様のテクニックを使
い、操作前にわかっている変調器の不均等性を調整する
ことが可能である。
【0062】別の実施の形態 プリンタ100の設計は、本発明の範囲を出ることな
く、さまざまな別の実施の形態を可能とする。図10と
図11には、別のコンポーネント配置が示されている。
コンポーネントの大きな変更点は以下のとおり。
【0063】(1)レンズレットアレイアセンブリ40
の代わりに、インテグレーティングバー222のような
別の均等化コンポーネントを使用する。レンズレットア
レイは一般に均等性に優れているが、インテグレーティ
ングバー222は単色印刷用、特にレーザー等の干渉性
の光源を使用した場合の代替品として適している。イン
テグレーティングバーは、干渉効果を抑えるのに役立
つ。
【0064】(2)別の光学アセンブリを使用する。偏
光ビームスプリッタ素子50の代わりに皮膜220を使
い、単色印刷用に十分なビーム分割能力を提供する。こ
の実施の形態によれば、偏光ビームスプリッタよりコス
ト安となる利点が得られる。皮膜は上述のように単色印
刷に適しているが、多色システムでは画像のアーチファ
クトを引き起こす可能性がある。特に、皮膜はビーム分
割キューブのような効率で光を消したり、方向を変える
ことができないばかりか、狭い波長範囲で干渉効果を示
す皮膜もある。たとえば、光学システムが630nmお
よび460nmといった同様に狭い波長範囲を持つとす
ると、異なる波長範囲における干渉効果により、変調器
での照明が顕著に不均等なものとなる。さらに、皮膜は
高い光学的強度を利用する用途のために設計されていな
いため、光の強度があまり重要とならないシステムにお
いて、より有益である。皮膜そのものは偏光を感知する
デバイスではないため、偏光子が必要であることに注意
すべきである。本発明の光学コンポーネント10を併用
した場合、第一の偏光子は偏光されていない入射光の5
0%を排除し、その後皮膜が残りの光のうち50%を排
除する。つまり、空間光変調器52は可能な照明のうち
25%しか受け取らない。上述のような光学コンポーネ
ント10において、光の強度に対する需要はあまり高く
なく、どの露光についても照明は単色であるため、皮膜
220を代用することが可能であることに注目するのは
有益といえる。
【0065】(3)別のビーム指向コンポーネントを使
用する。偏光ビームスプリッタ素子50または皮膜22
0以外に、光学アセンブリの適切な代用品とされるもの
には、単純な回転ミラーまたはプリズムがある。
【0066】(4)空間光変調器52に透過型LCDコ
ンポーネントを使用する。一部のCOM用途において、
透過型LCD空間光変調器を使い、十分な解像度とコン
トラストを得ることができる。図11にあるように、透
過型変調器50を使用することで、光学経路を曲げる必
要がなく、設計を簡素化できる。
【0067】LCDデバイスにはデジタル的にアドレス
でき、照明レベルを柔軟に変えることができるため、上
記の印刷方法により、COMプリンタにおいて使用した
場合、十分なビット深さと合理的タイミングが実現す
る。本発明によるプリンタを利用することにより、経済
的で一般的なLCD技術を使用し、低コスト、高解像度
印刷を、高い生産率で生産することができる。
【0068】反射型液晶技術の使用は、極めて高い解像
度の二次元印刷を可能にする。さらに、ディザリング、
特にサブ開口部を設けたディザリングにより、解像度は
一層向上し、変調器サイトの不良によるアーチファクト
を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による印刷装置を示す略図である。
【図2】 本発明による印刷装置のための光学コンポー
ネントを示す略図である。
【図3】 マルチサイト空間光変調器の前表面を示す平
面図である。
【図4】 運動コントローラ、液晶空間光変調器、カバ
ーガラス、偏光補償コンポーネントを有する反射型変調
器の断面図である。
【図5】 4つの異なる画像位置を用いた無孔空間光変
調器をディザリングする(dithering;振動さ
せる)効果を示す図である。
【図6】 サブ開口部を持つ変調器の前表面を示す平面
図である。
【図7】 反射型空間光変調器の断面図である。
【図8】 4つの異なる画像位置を用いた開口部を持つ
空間光変調器をディザリングする効果を示す図である。
【図9】 本発明による印刷装置のための光学コンポー
ネントを示す略図であり、ディザーマスクを含めるため
の中間画像平面を有する。
【図10】 本発明による印刷装置のための光学コンポ
ーネントを示す略図であり、光学アセンブリを別の配置
にしたものである。
【図11】 本発明による印刷装置のための光学コンポ
ーネントを示す略図であり、透過型LCDを利用した別
の配置を示す。
【符号の説明】
10 光学コンポーネント、11 照明用光学装置、2
9 光源、35 インテグレータアセンブリ、36,4
2,44 視野レンズ、37 レンズ、38光学線形偏
光子、40 レンズレットアレイアセンブリ、40a,
40b レンズレットアレイ、52 空間光変調器、5
4,70,72 アクチュエータ、74 カバーガラ
ス、76 偏光補償装置、100 プリンタ、132
印刷レンズアセンブリ、134 偏光子、160 感光
媒体、202 フィルム供給装置、 204 露光部、
206 プロセッサ、208 画像形成フィルム保管ユ
ニット、210 制御論理プロセッサ、212 媒体取
扱いサブシステム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/19 H04N 1/04 102 5C072 (72)発明者 スジャーサ ラマニュジャン アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ピッツ フォード セダーウッド サークル 18 (72)発明者 ダン エス タルボット アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ロチェ スター ポスト オフィス ボックス 92988 Fターム(参考) 2C362 BA28 BA82 BA85 CB07 CB12 CB71 2H088 EA47 HA06 HA18 HA25 HA28 2H091 FA08Z FA29X FA41Z FD06 GA11 MA10 2H099 AA00 BA09 CA11 2H106 AA34 AA46 AB04 AB95 BH00 5C072 AA03 BA16 CA07 DA02 HA02 UA16 VA03

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル画像データから感光媒体に画像
    を記録するための単色印刷装置であって、 (a)単色光源と、 (b)前記光源から放出される光の波面を均等化する均
    等化装置と、 (c)前記均等化装置によって均等化された光をろ光
    し、所定の偏光状態を有する偏光ビームを供給する偏光
    子と、 (d)前記偏光ビームの前記偏光状態を変えて、印刷の
    ための露光ビームを供給することができ、各々の個別要
    素の状態は前記デジタル画像データに従って制御される
    複数の個別要素を有する空間光変調器と、 (e)前記変調器へ前記偏光ビームの方向付けを行い、
    及び前記空間光変調器からの前記露光ビームの方向付け
    を行う光学アセンブリと、 (f)前記露光ビームを前記感光媒体上へと方向付ける
    レンズアセンブリと、を備えることを特徴とする単色印
    刷装置。
JP2001229639A 2000-08-01 2001-07-30 空間光変調器を用いた単色画像印刷装置 Pending JP2002187309A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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US09/630,419 US6552740B1 (en) 2000-08-01 2000-08-01 Method and apparatus for printing monochromatic imaging using a spatial light modulator
US09/630,419 2000-08-01

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