JP2002107691A - 複数の空間光変調器を用いて感光媒体にプリントする方法 - Google Patents

複数の空間光変調器を用いて感光媒体にプリントする方法

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JP2002107691A JP2001212261A JP2001212261A JP2002107691A JP 2002107691 A JP2002107691 A JP 2002107691A JP 2001212261 A JP2001212261 A JP 2001212261A JP 2001212261 A JP2001212261 A JP 2001212261A JP 2002107691 A JP2002107691 A JP 2002107691A
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beam splitter
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Sujatha Ramanujan
ラマニュジャン スジャーサ
David Kessler
ケスラー デビッド
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 媒体露光平面に画素密度の高いカラー画像を
提供し、かつ高サイト密度の空間光変調器を利用して、
感光媒体にディジタル画像を生成するプリント方法を提
供する。 【解決手段】 光源からの光は光学アセンブリを介して
偏光ビームスプリッタ80に結像する。偏光ビームスプ
リッタ80は、第1の偏光状態及び第2の偏光状態を生
成する。第1の偏光状態の光は、第1のフィルタ、さら
に第1の空間光変調器に向けられる。第1の空間光変調
器には第1の色信号が供給されて、第1の偏光光線を修
正し、第1の偏光光線は偏光ビームスプリッタを通過す
べく反射する。第2の偏光光線は第2のフィルタを通過
して第2の空間光変調器に達する。第2の色信号によ
り、前記第2の空間光変調器は、第2の変調光線を偏光
ビームスプリッタ80を通過するように反射する。第1
及び第2の変調光線は、プリントレンズ110を介して
感光媒体上に集束される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的に、光線を
空間的及び時間的に変調し、その変調光を感光媒体に結
像させる(imaging)方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、写真画像は、従来のフィルム
ベースの光学式プリンタを用いて印画紙にプリントされ
る。現在、写真業界はディジタルイメージングに移行し
つつある。ディジタルイメージング処理の1ステップに
おいては、ディジタルカメラから得た画像または従来の
写真用カメラで露光したスキャンフィルムを使用してデ
ィジタル画像ファイルを生成し、これを印画紙にプリン
トしている。
【0003】ディジタルプリント産業の発展に伴い、多
くのディジタルプリント方法が提案されている。ディジ
タルプリンティングに使用される初期の方法の1つに、
セントロニクス社のCRTレコーダなど、陰極線管(C
RT)ベースのプリンタがあったが、この技術は、蛍光
体及び電子ビームに関して複数の制限があり、8インチ
x10インチの写真プリントなど、大型フォーマットの
画像をプリントする場合、解像度が不十分であった。ま
た、CRTプリンタは概して高価であり、コストに敏感
な市場においては深刻な欠点である。さらに、CRTプ
リンタは、1時間あたり10,000プリント以上のフ
レームレートで動作する場合、媒体に対して赤色が十分
に露出しないという制限もあった。
【0004】ディジタルプリンティングの別の一般的な
アプローチは、米国特許第4,728,965号に示さ
れるようなレーザエンジンである。このような方式は、
一般に、赤、緑、青のレーザを用いるポリゴンミラーフ
ライングスポット方式である。ところが、青及び緑のレ
ーザの価格が依然として非常に高いため、レーザを用い
たシステムもCRTプリントと同様に高額になりやす
い。また、現在利用可能なレーザは小型化されていな
い。さらに、レーザ方式では、従来の写真技術に使用さ
れる印画紙が、相反則不軌のためにカラーレーザには適
さないという別の問題もある。高強度相反則不軌は、高
強度の光に短時間露光された場合の印画紙の感光度が小
さい現象である。例えば、フライングスポット式のプリ
ンタでは各画素をマイクロ秒の何分の一の時間露光す
る。一方、光学プリント方式では、全フレーム時間のあ
いだ用紙を露光し、これは秒という単位になり得る。し
たがって、レーザプリンタには特殊な用紙が必要にな
る。
【0005】より最近のアプローチでは、米国特許第
5,061,049号に示される、テキサスインスツル
メンツ社のディジタルマイクロミラーデバイス(DM
D)などの単一空間光変調器が使用される。空間光変調
器は、露光時間を長く確保できるとともにコスト面でも
かなりの利点があり、米国特許第5,521,748号
に開示されるプリンタなどのラインプリント方式から、
米国特許第5,652,661号に開示される方式など
のエリアプリント方式まで、種々の異なるプリントシス
テムに対して提案されている。米国特許第5,461,
411号に示されるテキサスインスツルメンツ社のDM
Dを用いる1つのプリント方法では、発光ダイオード
(LED)を光源に用いることにより、より長い露光時
間を確保できるなどの効果が提供される。(米国特許第
5,504,514号参照のこと。)しかしながら、こ
の技術は非常に特異的であり、汎用ができない。結果と
して、DMDが高額になるとともに高解像度に対するス
ケーラビリティ(拡張性)に乏しい。さらに、現在可能
な解像度ではすべてのプリント要求を十分には満たして
いない。
【0006】低コストによる別の解決としてLCD変調
器の使用がある。一般的に利用可能なLCD技術を用い
た写真プリンタの例が、米国特許第5,652,661
号、第5,701,185号、及び第5,745,15
6号に記載されている。例えば、これらの特許の大半、
例えば第5,652,661号及び第5,701,18
5号では、透過型LCD変調器が使用されている。この
ような方法は、プリンティング用の光学的設計が容易で
あるなどの利点がある一方、従来の透過型LCD技術の
使用にはいくつかの欠点がある。すなわち、透過型LC
D変調器は一般に開口率が低く、ガラス上に透過型電界
効果トランジスタ(TFT)を用いる技術では、多くの
プリントアプリケーションで望まれる画素間の均一性を
高めることができない。さらに、多数の画素を設けるた
めには、高解像度透過型LCDの多くが数インチに及ぶ
フットプリントを有することになるが、このように大き
いフットプリントではプリントレンズとの組み合わせが
非現実的である。結果として、透過型の技術を使用する
たいていのLCDプリンタは、解像度が低いか、プリン
トサイズが小さいかいずれかの制約がある。さらに、高
解像度の8インチx10インチ画像を少なくとも300
ppi(インチあたりの画素)でプリントするために
は、2400x3000画素が必要である。このような
高解像度を有する透過型LCD変調器は入手が難しい。
さらに、各画素は連続階調プリントを実現するため、フ
レームサイズ全体で均一に、グレイスケール深さを有さ
なければならないが、この技術においては不可能であ
る。
【0007】別の方法としては、ディスプレイ市場で幅
広く認められている反射型LCD変調器を利用する。反
射型LCD変調器のほとんどの活動は、投射型ディスプ
レイに関連づけられている。プロジェクタは、最大光束
がスクリーンで得られるよう最適化され、コントラスト
及び解像度は二次的に強調される。投射型ディスプレイ
の目的を達成するため、たいていの光学デザインでは、
高強度のランプ光源が使用される。さらに、多くのプロ
ジェクタデザインでは、米国特許第5,743,610
号に示されるように、各原色に対して1つ、計3つの反
射型LCD変調器が使用されているが、反射型LCD変
調器を3つ使用するとコストが高くなるとともにかさば
る。単一の反射型LCD変調器を用いるプロジェクタで
は、カラーシーケンシャルオペレーションが必要であ
る。高い発光効率を、カラーシーケンシャルの要件と組
み合わせて維持するためには、回転式カラーフィルタウ
ィールを使用することもあるが、これもまた大型の可動
部材であり、システムをさらに複雑化する。
【0008】最近、100:1以上の高コントラストを
有する高解像度の反射型LCDの出現により、以前では
不可能だったプリンティングの可能性が提供されるよう
になった。(米国特許第5,325,137号及び第
5,805,274号参照のこと。)詳細には、プリン
タは、赤、緑、及び青の発光ダイオードにより連続的に
照射される反射型LCD変調器を使用してもよい。反射
型LCD変調器は、サブアパーチャ処理され(sub-aper
tured)、2または3方向にディザリングを行って解像
度を高めてもよい。
【0009】ディザリングは、既存の完全でないフィル
ファクタのために、透過型LCDシステムに適用されて
きた。反射型のLCDプリント方式にディザリングを導
入することにより、フットプリントを小さく抑えつつ、
高解像度のプリントが可能になる。さらに、多くの反射
型LCD技術には高いフィルファクタが自然に存在する
ため、ディザリングを省略して、プリントイメージの連
続性を損なわないようにすることができる。
【0010】反射型LCDの使用により、プリンティン
グシステムのコストを大幅に低減できる。さらに、エリ
ア反射型LCD変調器(area reflective LCD modulato
r)の使用により、露光時間が十分な長さに設定され、
相反則不軌が回避またはかなりの程度低減される。投射
型ディスプレイ業界のニーズに応じてなされた反射型L
CD装置分野の進歩は、プリンティングアプリケーショ
ンにおいても利用されている。したがって、投射型ディ
スプレイ用にデザインされた反射型LCD変調器を、L
CD自体をほとんど修正することなく、プリンティング
デザインに組み込むことができる。さらに、既存の投射
型ディスプレイ装置に関して露光システム及びデータパ
スをデザインすることにより、廉価な製品アイテムをプ
リントエンジンに導入することができる。
【0011】反射型LCD技術のうち、上記デザインに
最適なのは、集積型の相補形金属酸化物半導体(CMO
S)バックプレーンを有するフットプリントの小さいデ
バイスである。このようなデバイスによるドライブの均
一性に加え、小型サイズにより、LCD技術を上回る画
像品質が得られる。主により低いコスト及び単一デバイ
ス方式の重量の理由から、投射型ディスプレイ業界では
単一の反射型LCDを組み込むべく発展してきた。(米
国特許第5,743,612号参照のこと。)LCD技
術のうち、シリコンバックプレーンを備える反射型LC
Dは、カラーシーケンシャル動作に必要な高速度の実現
に最適である。このような高速化は、投射型ディスプレ
イの目的であったためプリンティングには必須ではない
かもしれないが、この高速化を利用して、さらなるグレ
イスケール及びプリント方式に対する均一の補正を組む
込むことが可能になる。
【0012】反射型LCD変調器により、感光媒体に低
コストのディジタルプリントが可能になったが、高解像
度プリントという要求については十分な解決がなされて
いない。多くのアプリケーション、例えば医療用の像形
成では解像度は重大である。単一の反射型LCD変調器
では解像度が不十分であることが多い。そこで、複数画
像を合成して1つの画像を生成することにより、単一の
高解像度画像を生成することが必要になる。画像を合成
する場合、境界部分、または画像データが重複する領域
においてアーチファクトが存在しないのが望ましい。画
像データを並置または空間的に織り込むだけであれば、
従来のアプリケーションでも試みられているかもしれな
いが、反射型LCDによるこのような画像の重畳は、プ
リントエンジンのコストまたは生産性に妥協せず高画質
の画像を提供する。偏光ベースの変調を利用することに
より、プリントエンジンは、光学システムで既に利用可
能な光を利用できる。
【0013】投射型システムにおいては同様の方法が用
いられているが、反射型LCD及び2つの偏光は、プリ
ンティングの分野では使用されていない。特に、プリン
ティングに関する時間遅延により、縫い合わされた(合
成)画像に存在するアーチファクト、ならびに複数の変
調器間の差を補正できる。これらは、ソフトウェアの調
整により補償できる。この方法は、投射型ディスプレイ
などのアプリケーション、特に動画のイメージングでは
難しい。さらにプリンティングシステムでは、合成画像
の生成に用いられる3色すべてを、投射型システムのよ
うに同時に表示する必要がない。
【0014】変調器プリンティングシステムは、グレイ
スケールを達成するために種々の方法を取り入れること
ができる。テキサスインスツルメンツ社は、米国特許第
5,721,622号及び5,461,410号に示さ
れる、ラインアレイを用いて十分に作用する時間遅延統
合方式(time delayed integration system)を使用し
ている。この方法は、合理的な速度で十分なグレイレベ
ルを提供できるが、ラインプリンティング時間遅延統合
(TDI)方法は、レジストレーションの問題及びソフ
トイメージ(soft images)の問題を生む可能性がある。
米国特許第5,754,305号に示されるデザインな
ど、透過型LCDの周辺で特に別の方法が提案されてい
る。
【0015】感光媒体は波長の異なる光に対して異なる
反応を示すので、ある色は別の色より像生成に長い時間
かかる。例えば、感光媒体に赤を結像するために必要な
時間は、青または緑に要する時間より長い。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】感光媒体を複数の色に
対して露光するために必要な時間が低減できれば望まし
い。また、既存の技術の使用により、写真画像の解像度
を高め、十分なグレイスケールを維持しながら相反性不
軌を低減することが望ましい。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、ハロゲ
ン化銀(AgX)プリントシステムにおいて、媒体露光平
面に画素密度の高いカラー画像を提供し、かつ高サイト
密度の空間光変調器を利用して、感光媒体にディジタル
画像を生成する手段を提供する。
【0018】要約すると、本発明の1態様によれば、感
光媒体にプリントする方法は、光源からの光を光学アセ
ンブリを介して偏光ビームスプリッタに結像させるステ
ップを含む。偏光ビームスプリッタは、第1の偏光状態
及び第2の偏光状態を生成する。第1の偏光は、第1の
フィルタ及び第1の空間光変調器に向けられる。第1の
空間光変調器には第1の色信号が供給され、偏光ビーム
スプリッタを介して反射した第1の偏光ビームを変調す
る。第2の偏光は第2のフィルタを通過して第2の空間
光変調器に達する。第2の色信号により、前記第2の空
間光変調器が偏光ビームスプリッタを介して第2の変調
光線を反射する。第1及び第2の変調光線は、プリント
レンズを通過して感光媒体上に集束される。発光ダイオ
ード光源は、発光した色を連続的に偏光子、空間均一化
光学系、及び偏光ビームスプリッタを通過させ、空間光
変調器の平面において本質的にテレセントリックな(te
lecentric)照射を生成する。空間光変調器は、2次元
において複数の変調器サイト(modulator sites)から
構成される。個々の変調器サイトが入射光の偏光状態を
回転させ、反射光は偏光ビームスプリッタキューブを再
び通過する。続いて、光は、プリントレンズアセンブリ
及びさらなる偏光素子を通過して媒体平面上に結像され
る。媒体は、2次元カラー画像に関して、カラーシーケ
ンシャル方式で露光され、その後第2の位置まで移動し
て、新たな画像がプリントされる。
【0019】第1の実施形態においては、プリンタは、
感光媒体を露光する複数の波長により照射される、少な
くとも2つの反射型液晶ディスプレイデバイスを組み込
んでいる。第1の構成では、2つのLCDはビームスプ
リッタキューブの対向する小面(facets)に配置されて
いる。複合LEDまたは白色光源からの白色照射が、偏
光ビームスプリッタキューブによりTE及びTMの偏光
状態に分割される。キューブの1小面は赤色フィルタま
たはダイクロイック(dichroic)を備え、他の小面は切
換えまたは回転を行う青および緑のフィルタまたは青/
緑ダイクロイック含む。赤色フィルタを通過した光は、
画像の赤色内容に対応するデータがアドレスしたLCD
を照射し、青色及び緑色フィルタを通過した光は、画像
の青及び緑色の内容のデータがアドレスしたLCDを照
射する。両小面からの光は単一のプリントレンズを通過
して像平面にて再結合する。赤色に要する露光時間がよ
り長いため、赤色の照射時間に要する時間内に、青及び
緑のデータを順次フラッシュできる。そして、媒体が露
光され、移動する。
【0020】第2の主要な実施形態においては、ハロゲ
ンランプなどの別の光源がカラーフィルタに関連して使
用される。第3の実施形態においては、画像を並置して
プリントすることにより二倍のスループットが得られ
る。
【0021】本発明、及びその目的及び効果は、以下に
示す好ましい実施形態の詳細な説明においてさらに明ら
かになる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1には、総括して符号10で表
されるプリンタが示されている。写真プリンタは、発光
ダイオード(LED)アレイ25、均一化光学系45、
偏光ビームスプリッタ80、反射型LCD変調器90、
この反射型LCD変調器90に画像情報を提供するデー
タパス(図示せず)及びプリントレンズアセンブリ11
0から構成される。写真プリントシステム10は、像平
面130に位置する感光媒体140上に2次元画像を提
供する。
【0023】LEDアレイ25は、2次元のアレイ状に
配置されている。各LEDは、赤、青、緑の3つの異な
る波長のいずれかひとつを発光する。LED12は通常
円形の開口部に設けられ、発光される色が開口部の周囲
に均一に拡散するよう配置されている。所与の波長にて
発光するLEDの相対数は、その光が像形成する媒体の
感度により決まる。例えば、アレイには、赤のLEDを
4つ、緑と青のLEDを2つずつ含んでもよい。LED
は、発光のかなりの部分が照明光学系75の集光開口部
において捕捉できるような間隔で並べられている。さら
に、エミッタのリダンダンシーにより、任意の個別LE
D中の異常に対するシステムの感度が低下する。
【0024】LED12は、パルス化されたカラーシー
ケンシャル方法で作動する。任意の所与の画像に対し、
LED群が波長順に起動される。例えば、赤のLEDを
作動状態(オン)にしてから非作動状態(オフ)にし、
次に青のLEDをオンにしてオフにし、そして緑のLE
Dをオンにしてオフにする。所定波長に対する任意の作
動周期は一連のパルスにより構成されるが、この連続パ
ルスは時間長または振幅が異なる可能性がある。パルス
の長さ及び時間は、グレイスケールを定めるために画像
ごとに必要な照明のレベル、及び光レベルと照明時間に
対する感光媒体140の感度により決定する。なお、あ
る種の感光媒体には、モノクロ照明だけが要求される。
これらの感光媒体には、写真印画紙、マイクロフィル
ム、及び湿性(ウェット)と乾性(ドライ)いずれの感
光媒体をも含むが、これらに限定されない。このような
場合には、単一波長のLEDが用いられ、カラーシーケ
ンスは用いられない。なお、LEDは低コストのアプリ
ケーションに適しているが、速度またはスループットが
より重要であるアプリケーションの場合、LEDの一部
または全部をレーザに置換えることが可能である。
【0025】各LED12は、共役平面65、すなわち
変調器平面67において均一かつ本質的にテレセントリ
ックに反射型LCD変調器90の領域が照射されるよう
に、照明光学系75によってマッピングされる。このよ
うなデザインは、プリンティングアプリケーションに特
有であるが、これは、照明の均一性及び画像の均一性の
要件が、投射型ディスプレイよりもプリンティングにお
いてはるかに厳しいためである。より詳細には、照明の
端部におけるロールオフに対する公差は、投射型の方が
はるかに大きい。テレセントリックの特性(telecentri
city)は、LCDの動作に関する制約により、像平面1
30における画像の均一性を維持するために必要であ
る。図1に示される共役平面65は、明細書全体を通じ
て参照されている。
【0026】照明光学系75は、ほぼ正方形または矩形
の開口を照明すべくデザインされている。一般に、軸方
向に対称の成分が照明に用いられる。LED12に続
き、小型レンズアレイ50に光を結像する視野レンズ3
0と視野レンズ60とを含む均一化光学系45が設けら
れている。中間共役平面65において、光は、小型レン
ズアレイ50の第1の部分における素子と同数の部分に
分割される。これら個々の光部分が、小型レンズアレイ
50の第2の部分及び視野レンズ60により重畳され拡
大される。集光レンズ70は、偏光ビームスプリッタ8
0の直前に配置されている。
【0027】単一の反射型LCD変調器イメージングシ
ステムでは、偏光ビームスプリッタ80の手前において
線形偏光子40を照明光学系75に組み込んでもよい。
しかしながら、複数のデバイスを照明するデザインのシ
ステムでは、単に光源によって生成される多数の偏光状
態を利用することにより、2つの別々の偏光状態を組み
込むように光学系を修正することができる。LED12
からの光はランダムに偏光される。この結果、第1の偏
光状態の光は偏光ビームスプリッタ80を通過し、第2
の偏光状態の光は直角方向に向けられる。小型レンズア
レイ50から各変調器平面までの距離は、各パスで等距
離である。
【0028】図2及び図3には、本発明で使用される反
射型LCD変調器90の上面図及び側面図が示されてい
る。反射型LCD変調器90は、個々に変調可能な複数
の変調器サイト(modulator sites)92から構成され
る。光は、LCD52の上部表面及び液晶材料54を通
過し、変調器のバックプレーン56から遠ざかる方向に
反射して、変調器を通過して戻る。ある変調器サイト9
2が「オン」すなわち明るい場合、反射型LCD変調器
を通過する光の移動の間に、光の偏光状態は回転する。
理想的には光の偏光状態は90度回転するが、この角度
の回転を実現するのは難しい。一方、所与の変調器サイ
トが「オフ」すなわち暗い場合には、光の偏光状態は回
転しない。変調されない、すなわち回転されていない光
は、偏光ビームスプリッタ80をまっすぐに通過せず、
偏光ビームスプリッタ80によって、感光媒体140の
平面から遠ざかるように向けられる。なお、反射型LC
D変調器90によって回転した光の偏光状態は、楕円偏
光になる可能性があるが、図1に示すように、線形偏光
子120を通過すると、光は線形性を回復する。LCD
にて色の識別が必要であれば、カラーフィルタ57、カ
ラーフィルタアレイ、または切換え可能なカラーフィル
タを図3に示すようにデバイスと一体形成することがで
きる。
【0029】再び図1を参照すると反射型LCD変調器
90および偏光ビームスプリッタ80に続き、プリント
レンズアセンブリ110及び線形偏光子120が設けら
れている。レンズアセンブリは、感光媒体140が位置
する像平面130に対し、反射型LCD変調器90の画
像の正確な拡大または縮小を提供する。プリントレンズ
アセンブリは、媒体平面における所与の画像サイズに関
連して画像を拡大すべくデザインされている。媒体平面
にて像形成が行われると、プリンタは媒体を次の位置に
移動し、次の画像が記録される。複数の波長で画像が生
成される任意の媒体に関する任意のシステムでは、合成
3色画像を「画像」と呼ぶ。
【0030】反射型偏光変調器の最も入手しやすい選択
肢が、反射型液晶変調器である。このような変調器は、
もともと投射型ディスプレイでの使用が開発されたもの
で、4000x2000の変調器サイトという高解像度
を実現できる。現在、対角線0.9インチという小さい
フットプリントで、1200x1600の解像度が可能
である。これらの高解像度反射型LCD変調器は、しば
しば、ねじれネマティックLCDまたはホメオロトピッ
ク配列反射型LCD変調器である。一方、投射型ディス
プレイには、強誘電体などの他の種類の反射型LCD変
調器がしばしば用いられる。これらのLCDの主な特徴
には、高解像度、全3原色における高コントラスト(1
00:1以上)、1秒あたり70フレーム以上の高速フ
レームレート、90%以上の高開口率が含まれる。さら
に、CMOSバックプレーンを組み込むことにより、ア
レイ全体での均一性が増す。LCDはまた、パルス幅変
調またはアナログオペレーションのいずれかにより8ビ
ットグレイスケールを生成できる。いずれの場合にも、
プリントシステムにデータをディジタルで導入してもよ
い。これらの特性は、反射型LCD変調器が、反射型プ
リントシステムに使用される優れた選択肢であることを
保証する。
【0031】反射型LCD変調器90は、多数の異なる
構成に設計できる。低コストプリントシステムを実現で
きるのは、カラーシーケンシャルモードで使用される単
一チップシステムである。このようなLCDは、しばし
ば、より高速のバックプレーン及びわずかに異なる液晶
組成を組み込み、カラーシーケンシャル用に特別にデザ
インしてもよいし、あるいは1秒あたり60〜70フレ
ームのバックプレーンを有する単一チップにすることも
できる。プリンティングでは、高フレームレートは必須
ではなく、結果である画像のビット深さ(bit depth)
を低減することが多いため、プリンティングには後者で
十分である。しかしながら、多くの液晶が全3原色波長
に対して同一の基本結晶である一方で、特定の印加電圧
または液晶の厚さのいずれかのため、3つの波長で動作
が異なる場合もある。より詳細には、所与の液晶組成、
深さ、及び印加電圧に対し、結果としての入射光線にお
ける偏光回転は波長とともに変化する可能性がある。変
調の効率及びコントラストは3色間で異なる。この光学
システムは、回転した偏光状態で光を結像(イメージン
グ)及び透過するよう設計されているが、回転の程度は
波長の関数として変化する。明るい、すなわち「オン」
状態では、この回転の差がシステムの効率に影響する。
言い換えれば、実際に変調されて媒体平面上で結像され
る入射光の割合が変わる。波長効率におけるこの差は、
照射強度、及び露光時間を変えることにより補償でき
る。また、媒体の要求するパワー密度は、波長によって
異なる。暗い、すなわち「オフ」状態では、より大きな
問題が発生する。オフ状態では、光の偏光状態は回転せ
ず、光は偏光ビームスプリッタ80を通過すべく向けら
れて結像してはならない。光の偏光状態が実際に回転し
ている場合には、イメージングシステムを通過して光が
漏れ、コントラストが減少する。さらに、カラーシーケ
ンシャルシステムで得られる以上のスループットを要求
するアプリケーションもある。このようなアプリケーシ
ョンでは、マルチチッププリンティングが適当である。
【0032】本発明は、2次元反射偏光ベースの反射型
LCD変調器用にデザインされている。図4には、複数
反射型LCD変調器ベースの光学システムが示されてい
る。入射光122は、偏光ビームスプリッタ80により
反射型LCD変調器90に再び指向するs偏光状態12
4を含む。一方、p偏光状態128は、偏光ビームスプ
リッタ80を通過して反射型LCD変調器95に達す
る。このように、光学システムは、変調器における光の
強度を低減することなく、よってシステムの生産性を損
なうことなく、複数の反射型LCD変調器90,95を
利用する。各反射型LCDに衝突した光は、変調され、
偏光ビームスプリッタ80を通過して反射する(点線1
26,129)。反射型LCDからの変調光は、偏光ビ
ームスプリッタ80を通過し、プリントレンズアセンブ
リ110に達し、その後、像平面130において感光媒
体140に結像する。偏光ビームスプリッタキューブ8
0には、広帯域コーティング104,106が必要であ
る。このキューブにカラーフィルタ手段を含むのが効果
的な場合もある。
【0033】反射型LCD変調器90,95に向けられ
た光は、本質的にテレセントリックである。本発明のこ
の態様では、投射型ディスプレイに一般に使用されるシ
ステムとは別にこれを設定する。衝突光がテレセントリ
ックでないと、異なる入射光角を通過する変調が均一で
なくなり、コントラストが極度に低下する。
【0034】反射型LCD変調器90に衝突する光は、
s偏光状態124であり、反射型LCD変調器90にて
変調されて、p偏光され126て反射し、偏光ビームス
プリッタ80を通過して像平面に達する。一方、反射型
LCD変調器95に照射する光は、p偏光状態128で
あり、反射型LCD変調器95にて変調され、反射して
s偏光され129、偏光ビームスプリッタ80を通過し
て像平面130にて像形成する。像平面に指向する光は
互いに反対の偏光状態であるため、偏光ビームスプリッ
タ80と像平面とのあいだに偏光検出素子を省くことが
できる。
【0035】アプリケーションによっては、一方の反射
型LCD変調器において他方のLCD変調器のデータの
逆数であるデータを設ける必要がある場合もある。デー
タが反転していれば、一方の反射型LCD変調器からの
像平面における像は、他方の反射型LCD変調器からの
データのネガティブである。かかるシステムでは、偏光
ビームスプリッタより後に設けた偏光子47により、一
方の像をそのまま通過させ、偏光状態及びデータが反転
したLCDからのデータを更に修正する。これにより、
画像データに対するさらなる制御が可能であるが、この
ような制御は煩わしく、不必要であることも多い。
【0036】さらに、図4の反射型LCD変調器はそれ
ぞれ、初期偏光状態が反対の光に関して動作するので、
2つの変調器で作動電圧が異なる可能性がある。第1の
変調器においてs偏光がp偏光に変換され、第2の変調
器においてp偏光がs偏光に変化されるのが理想的であ
るが、偏光の回転は変調器において完璧ではないので、
アドレス指定に注意して、各デバイスで十分な変調が得
られるようにしなければならない。
【0037】なお、偏光ビームスプリッタ80及び複数
の反射型LCD変調器の使用を特徴とするすべての実施
形態において、2つの反射型LCD変調器の使用を中心
に説明する。しかしながら、このアプローチは、多数の
反射型LCD変調器に一般化することができる。これ
は、変調ビームスプリッタ80の各小面には、複数のL
CDのための十分な領域があるからである。さらに、複
数の偏光ビームスプリッタ及びXプリズム(x-prism
s)を使用して、複数のデバイスを組み込んでもよい。
説明を簡単にするため、ここでは、2つの反射型LCD
変調器について説明する。
【0038】投射型ディスプレイとデザイン及び実施法
を区別する本発明の1側面は、プリンティングに要求さ
れるコントラストである。特に、感光媒体は、特定色に
対して30:1という低いコントラストを要求する場合
もある。さらに、データが照射される媒体は一般に青色
光により敏感であるため、一般に、赤色光に対するコン
トラストの要件は、青色光に要求される要件よりもより
厳しい。投射型ディスプレイシステムでは、100:1
以上のコントラストがしばしば要求される。さらに、コ
ントラストの要件は、3色すべてにおいて同じように厳
しく、これらの差のデザインとの関連(design impicat
ion)が大きい。2つのLCDの場合、イメージングシ
ステムにおいてキューブを通過する光の漏れ量は、単一
LCDシステムの2倍になる。いずれの偏光状態でも光
が漏れると、コントラストが低下する。単一LCDシス
テムでは、線形偏光子をキューブの後に配置し漏洩を除
去するが、このような解決法は2つのLCDシステムに
は通用しない。互いに逆の偏光状態で動作する2つの別
々の変調器を使用する場合、偏光ビームスプリッタの後
に偏光補償素子を使用することができない。例えば、反
射型LCD変調器95からのp偏光漏れを除去すべく偏
光子を配置すると、反射型LCD変調器95のコントラ
ストが増加するが、同時に反射型変調器90からのピー
ク光レベル及びコントラストが低下する。プリンティン
グアプリケーションでは、コントラストの損失は大問題
でない場合もある。例えば、コントラストは140:1
から60:1に減少する場合もある。後者のコントラス
トでも多くの写真媒体の十分に範囲内ではあるが、平均
的な投射システムではこれは低すぎる。
【0039】本発明と投射型ディスプレイの別の大きな
相違は、独立した色要件にある。赤色光のプリントに要
求されるコントラストは、他の色に要求されるコントラ
ストよりもしばしば大きいので、カラーシーケンシャル
システムは達成可能な目的である。より詳細には、主と
して赤色光を中心に設計されたデバイス及び光学系は、
青及び緑のスペクトルにおいても十分である。よって、
単一チップのカラーシーケンシャルシステムは、特別な
LCDを必要とせず、色分離された投射用に設計された
デバイスを用いて実施できる。しかしながら、LCDの
バックプレーン電圧を、照明波長の関数として変化させ
る必要があるかもしれない。
【0040】図4に示される本発明の実施形態では、2
つの独立した反射型LCD変調器90,95によって媒
体140に生成された個々の画像は重複し、個々の画像
の変位がゼロの状態で見当合わせされる。反射型LCD
変調器90,95の中心100,102は、偏光ビーム
スプリッタの小面112,114とそれぞれ一直線上に
並んでいる。このようなシステムにおいて、解像度は増
加しないが、媒体における正味の光レベルを増加させる
ことにより、生産性を高め、プリントに必要な時間が短
縮する。さらに、サイト欠陥をカバーまたは補償するこ
ともできる。各変調器により表示される画像情報を同一
にして2倍のパワーを得てもよいし、あるいは変調器で
画像情報を変え、更なるビット深さを生成してもよい。
【0041】全ての色においてコントラストが不十分な
場合もある。このような場合には、偏光補償器を各反射
型LCD変調器90,95の光学ビームパスに挿入し
て、図6に示すように、光の偏光状態を修正してもよ
い。偏光ビームスプリッタ80の手前の光学パス中に、
各LCDの前方に補償器を配置して、特に光のオフ状態
を修正してもよい。しかしながら、各波長に対して真に
効率的なデザインにするには、システムには、各LCD
の前方に3つの補償器が順次、照明のタイミングで必要
となる。
【0042】スループットを最適化するために、所与の
LCD90に対応するプリンタの1チャネルを使用し
て、媒体の反応が最も遅い色及び対応データを変調器に
結像させ、もう一方のLCD95を使用して、3色シス
テムの残りの2色及び対応データを順次変調器にて結像
する。照明の目的で、照明が真に連続的に起こらないこ
とが求められ、赤、緑、青のLEDは同時にオンする。
あるいは、露光の最も遅い色を必要な時間だけオンし、
残りの色を順次オンする。LCD90においては、所望
の色に対応するカラーフィルタ85を用いて残りの2色
を排除する。第2のLCD95においては、ターレット
に設けられたフィルタ、すなわち切換え可能なフィルタ
87を用いて、残りの2波長を連続的に透過させる。な
お、いずれのLCD90,95とも、回転または切換え
が可能なフィルタを組込むことにより、複数(3以上が
可能)の波長に対応することができる。フィルタはLC
Dに取り込んでもよい。LCDが色を切換える場合に
は、LCDのバックプレーン電圧及び動作条件(ゲイ
ン、オフセットなど)も、照明波長の関数として変えて
もよい。
【0043】説明した実施形態では、フィルタは液晶に
近接して配置されている。特に2色システムの場合に
は、フィルタをビームスプリッタキューブに組込むこと
も可能である。あるいは、キューブを、フィルムを備え
たあるいは備えないペリクルビームスプリッタと置き換
えることもできる。ペリクルビームスプリッタの場合、
ビームスプリッタが偏光素子を備えるか、あるいはペリ
クルの前方または後方に偏光子を配置しなければならな
い。
【0044】プリントシステムの解像度を高めるため
に、LCDの組み合わせを用いてもよい。2次元変調器
でプリントする際の問題の1つは、変調器サイト欠陥
(modulator site defects)の影響である。別の考えら
れる問題としては、より大きいプリントサイズの場合に
解像度を高める必要がある。これらの問題はいずれもデ
ィザードプリンティング(dithered printing)により
対処できる。フルアパーチャLCDのディザリングは、
変調器90を1つの位置で像形成し、変調器90を変調
器サイト距離だけずらして再度位置決めし、再び像形成
する。これにより、複数の画像が互いに重複して生成さ
れる。複数の画像を重複させることにより、システム
は、変調器サイトの欠陥またはドロップアウトを修正す
るリダンダンシーを獲得する。さらに、位置間でデータ
を補間し更新することにより、有効な解像度が高まる。
特定ディザリングの一例が図5(a)から(d)に示さ
れている。まず、変調器90を所与の位置230に配置
して、変調器サイト240を位置合わせして像形成する
(図4a)。次に、前の位置230から、変調器サイト
の半分だけ横方向にずれた第2の位置250(図4b)
に変調器90を移動し、位置250において像形成す
る。次に、前の位置250から変調器サイトの半分だけ
縦方向にずれた位置、すなわち最初の位置230から斜
めにずれた位置(図4c)に変調器90をずらす。変調
器サイト240を照射して、媒体を再び露光する。続い
て、第3の位置260から横方向にずれた4番目の位置
270(図4d)に変調器90を移動し、この位置で媒
体を露光する。実際に、書き込まれたデータ量は4倍に
増加する。これにより、解像度が増し、画像をよりシャ
ープにする手段が得られる。開口率が高い場合には、単
に1対角線方向にディザリングを行うだけで、同様の結
果を得ることもできる。
【0045】1つのLCDを用いたプリンティングの場
合、デバイス自体が、画素対画素ベースで、ある程度の
サブアパーチャを保証する。このため、ギャップ領域が
上書きされていれば、画像における実際のデータ内容は
二倍になる。
【0046】ディザリングでは、各変調器の2方向の動
きが必要になる。一般的な反射型LCD変調器の場合、
各動きは約5umから20umのあいだである。この動
きを実現するために、さまざまなアクチュエータまたは
モーションアセンブリを利用できる。例えば、アセンブ
リは2つの圧電アクチュエータを使用できる。複数チッ
プシステムでは、LCDが同時に同じ距離だけディザリ
ングされれば、複雑さが低減する。しかしながら、露光
要件が異なるために、ディザメカニズムは簡単には同期
化できない。さらに、サイズが類似するデバイスについ
てイメージングされた画素を適切に位置合わせするため
に、類似するデバイスではディザ距離を同じにしなけれ
ばならないが、LCDが異なれば、距離も異なる可能性
がある。
【0047】図6に示される別の実施形態では、光源
は、ハロゲンランプなどの白色光源でもよい。像形成が
カラーシーケンシャルではなく、フィルタを用いて波長
を分類するので、光源を白色光源にすることができる。
【0048】図7に示される第3の実施形態では、各L
CD90,95中心がビームスプリッタキューブの中心
112,114から大きくずれている。このシステムは
カラーシーケンシャルモードを使用し、各デバイスは
赤、緑、青のデータを連続的にプリントする。(LE
D、レーザまたはフィルタつきの白色光源を使用でき
る)デバイスをずらして、画像を「マルチアップ(mult
iup)」でプリントするので、有効スループットは、単
一チップカラーシーケンシャルシステムの2倍である。
この結果得られる媒体平面での画像が図8に示される。
感光媒体140上の画像は、2つの個別画像150,1
60から構成される。画像150,160は、異なるフ
ォーマットの画像を同時に供給すべく、同じ方向に向け
られる必要はない。このアプローチを小面に沿った多数
のLCDに対して一般化し、ビームスプリッタキューブ
の長さを実現することが可能である。
【0049】すべての実施形態に適用可能な、このプリ
ントシステムの主要な側面の一つにグレイスケールを保
持しつつ十分な均一性を達成するために使用される手段
がある。反射型LCD変調器90は単独で、8ビットの
ビット深さまで受信可能である。変調器に対して8ビッ
トでも、媒体では8ビットに変換されない。十分なグレ
イスケールをプリントするためには、さらなるビット深
さを提供しなければならない。さらに、反射型LCD変
調器は、デバイスの端部においてある程度のロールオフ
またはコントラストの損失があることが知られている。
これらの問題のいずれにも対処するために、プリントシ
ステムは、投射型ディスプレイ用にデザインされた変調
器は一般にプリンティングに要求されるより速くデータ
をリフレッシュするという事実を利用している。この結
果、単一色の画像を、所与のカラーの連続画像の重畳
(super position)として、媒体に生成できる。この最
終画像を構成する個々の画像は、情報内容及び照明のい
ずれもが異なる。
【0050】まず、各変調器に対するすべての画像は、
3基本色成分に分解される。画像の赤色内容に対応する
情報が変調器に表示される。各色において、画像データ
の複数フレームが変調器に表示される。許容可能なフレ
ームが変調器に表示されると、第1の照明パルスが利用
される。最初のデータフレームの記録に続いて、次のフ
レームが変調器に表示される。後続フレームの照明レベ
ルは、媒体における密度要件に応じて変更される。同様
に、必要な数のフレームが変調器に導入され、対応して
調節された照明で、媒体にて像形成される。変調器にお
いて同一の画像データを維持し、照明レベルだけを変え
ることにより、さらなるビット深さが導入できる。照明
レベルと照明期間の少なくともいずれかを変更し、かつ
情報内容を変えることにより、システムは一連の予備画
像(preliminary images)から合成画像を生成できる。
異なる情報内容及び異なる照明レベルの所与の色の画像
を重ね合わせることにより、合成画像にさらなるビット
深さが提供される。所与の色がプリントされると、次の
色に対応するデータ及び照明で、同じ手順が繰り返され
る。
【0051】複数の画像から、バランスのとれた合成画
像を生成するには、アーチファクトの削減とグレイスケ
ールの生成のいずれにおいても多くの課題がある。複数
のLCDを使用する場合、各LCDの透過及びグレイス
ケールプロファイルをマッピングしなければならない。
各LCDに送信された画像データは、システムの照射に
対して、そのデバイスの特性を反映しなければならな
い。例えば、図4の反射型LCD変調器90は、反射型
LCD変調器95より高い透過特性を有するかもしれな
い。対応する画像データは、この不一致を反映し、これ
を釣り合わせなければならない。このような不一致をつ
り合せるための方法が複数ある。第1に、各デバイに
は、その光電応答曲線に応じてロードする(load)こと
ができる。LCD52の上部表面及びLCDのバックプ
レーンの電圧は独立的に設定できる。2つのデバイスに
対し、コード値を別々にマッピングできる。例えば、反
射型LCD変調器95が同等の透過特性を有さない場
合、または反射型LCD変調器95に達するまたはここ
から発する正味の光レベルが反射型LCD変調器90よ
り低い場合には、反射型LCD変調器90に対して駆動
電子部170により供給されるコード値またはグレイス
ケール値200は、実際には、反射型LCD変調器95
に対して駆動電子部180により供給されるコード値ま
たはグレイスケール値200に比べて、パルス幅方式で
はより短いパルス長、またはアナログ方式ではより低い
駆動電圧である可能性がある。このような場合、修正が
必要である。各デバイスは、それ自体のグレイスケール
較正を必要とする。これは、14から16ビットテーブ
ルを8ビットデバイスにマッピングするデバイスに可能
であり、2つのデバイスでマッピングが異なる状態で、
同一のドライバボードを使用してもよい。織り合わせ画
像の場合、この均衡が主たる調整である。
【0052】イメージングシステムの第2の課題は、プ
リントにおける不均一性の修正である。露光システムに
より、変調器端部におけるロールオフなどの不均一性を
一部修正できる。これを実行する1つの方法は、端部の
変調器サイトのみを作動させる変調器に対してさらなる
画像データを導入する方法である。これらの画像を露光
して他の画像に重畳することにより、端部領域にさらな
る深さを与える。1つの方法としては、反射型LCD変
調器90,95において得た一連の画像をスキャンし、
データマップを作成し、すべての入力データを反射型L
CD変調器90,95の初期マップと混合して(convol
ve)画像を修正する。同様の技術を使用して、動作以前
に知られている変調器の不均一性を調整することができ
る。
【0053】さらに、画像品質及びアーチファクトの問
題もある。各デバイスには、それぞれのグレイスケール
及び個別の均一性マップが必要である。画像を並置また
は貼り合わせる場合、イメージデータはグレイスケール
を反映する必要があり、重複する領域は、画像の非重複
領域と釣り合せる必要がある。
【0054】複数のLCDを使用する実施形態の場合、
グレイスケールを両デバイスの関数として確立する必要
がある。これには、その領域に異なる電気光学曲線(e-
o curve)、あるいは単にコード値の異なるマッピング
が必要になる場合もある。このようなアルゴリズムで
は、複数の露光を使用して、重複データを非重複データ
から分離する必要があるかもしれない。これができない
場合には、合成画像が、非重複領域と同じグレイスケー
ルを生成するように、画像データを調節またはオフセッ
トすべきである。
【0055】ディザリングを用いる場合には、グレイス
ケールの生成、均一性の修正、及びアーチファクトの低
減を、ディザの関数としてマッピングすべきである。反
射型LCD変調器のディジタルアドレス能力(addressa
bility)及びパルス化されたLED照明方法により、こ
のプリンティングアプローチは、写真プリンタにおける
使用に十分なビット深さ及び合理的なタイミングを提供
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 2次元の帯(swath)をプリントする反射型
LCD変調器システムの概略図である。
【図2】 反射型LCD変調器の上面図である。
【図3】 反射型LCD変調器の側断面図である。
【図4】 偏光ビームスプリッタ及び2つの反射型LC
D変調器を利用する、反射型LCD変調器ベースのプリ
ントシステムの概略図である。
【図5】 (a)から(d)は、像平面における4ステ
ップのディザを示す図である。
【図6】 偏光ビームスプリッタ、2つの反射型LCD
変調器、及び白色光源を利用する、反射型LCD変調器
ベースのプリントシステムの概略図である。
【図7】 偏光ビームスプリッタ及び2つの反射型LC
D変調器を並置して利用する、反射型LCD変調器ベー
スのプリントシステムの概略図である。
【図8】 複数画像の像平面を示す図である。
【符号の説明】
10 プリンタ、12 LED、25 LEDアレイ、
45 均一化光学系、47 偏光子、52 LCD、5
4 液晶材料、 56 バックプレーン、57カラーフ
ィルタ、75 照明光学系、80 偏光ビームスプリッ
タ、85 カラーフィルタ、87 切換え可能フィル
タ、90,95 反射型LCD変調器、92 変調器サ
イト、110 プリントレンズアセンブリ、130 像
平面、140 感光媒体、170,180 駆動電子
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H088 EA37 HA12 HA18 HA20 HA21 HA24 HA28 MA20 2H106 AA01 AA71 AA85 AB04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光媒体に2次元の帯状の領域をプリン
    トする方法であって、 光源からの光を光学アセンブリを介して結像させるステ
    ップと、 前記光学アセンブリからの光に偏光ビームスプリッタ素
    子を通過させ、前記光の第1の偏光状態及び前記光の第
    2の偏光状態を生成するステップと、 前記第1の偏光を第1のフィルタに向けるステップと、 前記第1のフィルタからの第1の偏光を第1の空間光変
    調器に送り、前記第1の空間光変調器にて本質的にテレ
    セントリックの照明を生成するステップと、 前記第1の空間光変調器に第1の色信号を供給し、第1
    の変調された光線を生成するステップと、 前記第1の変調光線を、プリントレンズアセンブリを介
    して前記感光媒体上に結像させるステップと、 前記第2の偏光を第2のフィルタに向けるステップと、 前記第2のフィルタからの第2の偏光を第2の空間光変
    調器に送り、前記第2の空間光変調器にて本質的にテレ
    セントリックの照明を生成するステップと、 前記第2の空間光変調器に第2の色信号を供給し、第2
    の変調された光線を生成するステップと、 前記第2の変調光線を、プリントレンズアセンブリを介
    して前記感光媒体上に結像させるステップと、 を含む方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、 前記第2の空間光変調器に第3の色信号を供給するステ
    ップと、 前記第2の変調光線をプリントレンズアセンブリを介し
    て前記感光媒体上に像形成させるステップと、 をさらに含む方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の方法において、前記第
    2の色信号と前記第2の色信号は、前記第1の色信号と
    同時に処理されることを特徴とする方法。
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