JPH09164723A - カラープリンタ - Google Patents

カラープリンタ

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Publication number
JPH09164723A
JPH09164723A JP32465695A JP32465695A JPH09164723A JP H09164723 A JPH09164723 A JP H09164723A JP 32465695 A JP32465695 A JP 32465695A JP 32465695 A JP32465695 A JP 32465695A JP H09164723 A JPH09164723 A JP H09164723A
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JP
Japan
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micromirror
light
red
blue
color
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Application number
JP32465695A
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English (en)
Inventor
Atsushi Enomoto
淳 榎本
Hiroaki Nakamura
博明 中村
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/763,662 priority patent/US5933183A/en
Publication of JPH09164723A publication Critical patent/JPH09164723A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラープリンタの構成を簡単かつ小型化す
る。 【解決手段】 カラー空間光変調器10には、赤色マイ
クロミラーアレイ,緑色マイクロミラーアレイ,青色マ
イクロミラーアレイが隣接して平行に設けられている。
各マイクロミラーアレイは、特定の色光だけを反射する
ようにフイルタを形成した多数のマイクロミラーがライ
ン状に配列されている。各マイクロミラーは、メモリセ
ルに蓄えられた電荷による静電気力で傾斜して、光の反
射方向を変更する。データ書込み制御回路45は、1ラ
イン分の3色の画像データを1ビットのミラー駆動デー
タにそれぞれ変換して、カラー空間光変調器のSRAM
に書き込む。3色のマイクロミラーアレイから発生した
平行な3色のライン光は、投影レンズ26によって印画
紙27に投影される。印画紙27には、3色の画像が1
ラインずつプリントされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー画像を感光
材料に記録するカラープリンタに関し、更に詳しくは反
射方向が可変な微小サイズのミラーをライン状に配列し
た空間光変調器を用いたカラープリンタに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】感光材料例えば印画紙にカラー画像(文
字や線画も含む)を記録するカラープリンタとしては、
ネガフイルムの画像を印画紙に投影するカラー写真プリ
ンタが最も一般的である。最近では、画像データで表示
装置を駆動してカラー画像を感光材料に記録するカラー
プリンタが実用化されている。このカラープリンタに
は、CRT方式,レーザー方式,液晶方式等がある。
【0003】CRT方式には、赤色、緑色,青色の3本
のラスタを描く偏平なカラーCRTを用いて、3色線順
次で記録するラインタイプと、高精細度のモノクロCR
Tとカラーフイルタとを使用し、3色画像をモノクロで
順次表示するとともに、対応する色フイルタで赤色画
像,緑色画像,青色画像に変換し、3色面順次で記録す
るフレームタイプとがある。このCRT方式では、サイ
ズの大きなCRTと、複雑なCRT駆動回路とが必要と
なる。
【0004】レーザー方式は、3色のレーザーを発生す
るレーザー光源と、各色の画像データに応じてレーザー
の強度変調をそれぞれ行う空間光変調器とを用い、強度
変調された3色のレーザー光を合成してから、ポリゴン
ミラー等で合成レーザー光を印画紙の幅方向に走査して
カラー画像を1ラインずつプリントする。このレーザー
方式では、ドット単位でシリアルに強度変調することが
必要であるため、1ライン分の変調に時間がかかる。ま
た、1画素の露光時間が短いために、印画紙の相反則不
軌が発生し、原画に忠実な画像を再現することができな
い。更に、レーザー方式では面露光を行うことができな
い。
【0005】液晶方式は、多数のマイクロライトバルブ
をライン状に形成した液晶装置を空間光変調器として用
いるものである。この液晶方式では、透過率が低いので
明るい光源が必要であるとともに、開口率が低いので画
質が劣化するという問題がある。また、液晶装置は、環
境や経時によって特性が変動するので、階調の正確な制
御が困難である。
【0006】空間光変調器として、微小サイズのミラー
(以下、マイクロミラーという)を多数配列し、各マイ
クロミラーの傾斜を制御してスポット光を偏向するミラ
ー方式の空間光変調器が知られている。このミラー方式
の空間光変調器としては、メモリセルに蓄えた電荷によ
る静電気力でマイクロミラーを傾斜させるデジタルマイ
クロミラー装置(DMD)と、微小なピエゾ素子でマイ
クロミラーを傾斜させるピエゾ駆動式マイクロミラー装
置(AMA)等がある。このミラー方式の空間光変調器
は、減光率が小さく、また開口率も比較的に高いという
利点がある。
【0007】例えば、デジタルマイクロミラー装置で
は、スターティックRAM(SRAM)の各メモリセル
上に、集積化技術によって多数の微小なマイクロミラー
が揺動自在に設けられている。SRAMにデータを書き
込むと、各メモリセルに電荷が蓄えられ、この電荷の静
電気力によって、マイクロミラーが所定角度傾斜し、光
の反射方向を変えることができる。このデジタルマイク
ロミラー装置の原理や応用例については、月刊誌「O
plus E」の1994年10月号の第90頁〜第9
4頁に記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ミラー方式の空間光変
調器はモノクロ用であるから、従来のモノクロCRTを
用いたカラープリンタのように、白色光源と空間光変調
器との間にフイルタ装置を設けることが必要となる。こ
のフイルタ装置は、赤色,緑色,青色の3種類のフイル
タを取り付けたフイルタ円板と、フイルタ円板を回転さ
せるモータとから構成されているから、カラープリンタ
の構成が複雑となり、また大型化するという問題が生じ
る。
【0009】本発明は、小型で構成が簡単な、ミラー方
式の空間光変調器を利用したカラープリンタを提供する
ことを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のカラープリンタでは、傾斜が制御可
能な複数のマイクロミラーをライン状に配置した赤色マ
イクロミラーアレイと緑色マイクロミラーアレイと青色
マイクロミラーアレイとをそれぞれ少なくとも1列分備
え、赤色マイクロミラーアレイの各マイクロミラーには
赤色光を反射するフイルタが形成され、緑色マイクロミ
ラーアレイの各マイクロミラーには緑色光を反射するフ
イルタが形成され、青色マイクロミラーアレイの各マイ
クロミラーには青色光を反射するフイルタが形成された
カラー空間光変調手段と、1ライン分の赤色,青色,緑
色の画像データに応じて、第1ないし第3のマイクロミ
ラーアレイをそれぞれ駆動し、各マイクロミラーの傾斜
を制御する駆動手段と、カラー空間光変調手段に白色光
を照射する白色光源と、各マイクロミラーアレイで反射
された3色のライン光を感光材料上に投影する投影光学
系とを設けたものである。
【0011】請求項2記載のカラープリンタでは、隣接
して平行に配置されたN(Nは任意の自然数)列の赤色
マイクロミラーアレイと、N列の緑色マイクロミラーア
レイと、N列の青色マイクロミラーとがカラー空間光変
調手段に設けられている。
【0012】請求項3記載のカラープリンタでは、カラ
ー空間光変調手段が、隣接して平行に配置されたN(N
は任意の自然数)列の赤色マイクロミラーアレイを形成
した赤色空間光変調器と、N列の緑色マイクロミラーア
レイを形成した緑色空間光変調器と、N列の青色マイク
ロミラーアレイを形成した青色空間光変調器とで構成さ
れ、これらが隣接して平行配置されている。
【0013】請求項4及び6記載のカラープリンタで
は、色フイルタが形成されていない白黒用のマイクロミ
ラーアレイを更に設け、白黒画像(文字も含む)も記録
できるようにしたものである。この白黒用マイクロミラ
ーアレイは、ポストカードのように、1枚のハードコピ
ー内にカラー画像と白黒文字とを記録する場合等に用い
られる。勿論、白黒用マイクロミラーアレイだけを駆動
して、1枚のハードコピー内に白黒画像だけを記録して
もよい。
【0014】請求項5記載のカラープリンタでは、空間
光変調器毎に白色光源及び投影光学系を設け、感光材料
上で3色のライン光を合成するようにしたものである。
【0015】請求項7記載のカラープリンタでは、各マ
イクロミラー上にフイルタを設けずに、マイクロミラー
アレイの反射光路上にフイルタを設けたものである。白
色光源及び投影光学系は1個でもよいが、色毎に1個ず
つ設けてもよい。
【0016】請求項8記載のカラープリンタでは、各マ
イクロミラーアレイは、赤色光,緑色光,青色光のうち
対応する色光を照射する第1ないし第3の照明手段によ
って照明される。この照明手段は、白色光源とフイルタ
との組み合わせで構成する他に、特定の色光を放出する
光源例えばLED発光装置が用いられる。
【0017】
【作用】本発明のカラープリンタでは、マイクロミラー
上にフイルタを設け、又はマイクロミラーの入射光路も
しくは反射光路にフイルタを固定配置し、更には特定の
色光を発生する光源を用い、各マイクロミラーが有効反
射状態に傾いているときに、マイクロミラーアレイ毎に
定めた特定の色光を感光材料に向けて反射するから、3
色フイルタを出し入れするためのフイルタ装置が不要と
なる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、静電気力でマイクロミラ
ーが傾斜するカラー空間光変調器の概略を示すものであ
る。スターティックRAM(SRAM)3には、多数の
メモリセル4がライン状に形成されている。各メモリセ
ル4上に、マイクロミラー5が配置され、各マイクロミ
ラー5はポスト6で揺動自在になっている。マイクロミ
ラー5は、四角をしており、その一辺の長さLが例えば
16μmであり、導電性を有するアルミ等の金属薄膜で
作られている。これらのメモリセル4,マイクロミラー
5,ポスト6は、周知の集積化技術によって作製され
る。なお、この図1では、フイルタを省略してある。
【0019】図2に示すように、各マイクロミラー5の
ミラー面には、特定の波長域の光を吸収し、赤色光,緑
色光,青色光の1つを反射するフイルタ8が形成されて
いる。このフイルタ8は、蒸着,転写,貼着等によっ
て、マイクロミラー5に設けられる。フイルタ8として
は、色素フイルタ等の他に干渉フイルタを用いることが
できる。この干渉フイルタは薄膜層を重ね合わせた多層
薄膜による干渉を利用して、特定の色光を反射するか
ら、マイクロミラー5の代わりに、反射率が低い金属薄
膜を設けてもよい。勿論、マイクロミラー5に光吸収膜
を形成し、この上に干渉フイルタを設けてもよい。
【0020】電源がOFF状態では、図2(A)に示す
ように、マイクロミラー5は水平な状態にある。SRA
M3のメモリセル4に「0」のミラー駆動データを書き
込むと、(B)に示すように、マイクロミラー5はーθ
だけ傾く。「1」のミラー駆動データを書き込むと、
(C)に示すように、マイクロミラー5は+θだけ傾
く。ここで、角度の正負は、反時計方向を+とし、時計
方向をーとしている。また、この例では、+θのときに
反射光がプリントに利用されるから、有効反射状態とな
る。ーθでは、反射光がプリントに利用されないから、
無効反射状態となる。
【0021】図3は、カラー空間光変調器の一例を示す
ものである。カラー空間光変調器10は、赤色マイクロ
ミラーアレイ11,緑色マイクロミラーアレイ12,青
色マイクロミラーアレイ13が平行に配置されている。
各マイクロミラーアレイ11〜13は、図1及び図2に
示すように、静電気力によって傾斜するマイクロミラー
が一定ピッチでライン状に配置されている。なお、各色
のマイクロミラーアレイ12の間に、所定の間隔例えば
Lをあけてもよい。
【0022】赤色マイクロミラーアレイ11は、各マイ
クロミラーの上に、記号Rで示すように、赤色フイルタ
が形成されている。緑色マイクロミラーアレイ12は、
記号Gで示すように緑色フイルタが形成され、そして青
色マイクロミラーアレイ13は、記号Bで示すように青
色フイルタが形成されている。
【0023】図4は、カラー空間光変調器10を用いた
カラーラインプリンタを示すものである。白色光源20
から放出された白色光は、赤外線カットフイルタ21で
赤外線がカットされる。集光レンズ22は、カラー空間
光変調器10に白色光を集光させる。バランスフイルタ
23は、カラー空間光変調器10の全面が均一な照度に
照射されるようにシェーディング補正をする。
【0024】カラー空間光変調器10に入射した白色光
は、特定の色光以外がフイルタで吸収される。例えば、
赤色フイルタを設けたマイクロミラーでは、白色光のう
ち赤色光の一部が赤色フイルタの表面で反射され、残り
の赤色光は赤色フイルタを透過し、そしてマイクロミラ
ーで反射されて再び赤色フイルタを透過する。こうし
て、各マイクロミラーは、赤色スポット光を発生する。
【0025】カラー空間光変調器10には、3列のマイ
クロミラーアレイ11〜12が設けられているから、ラ
イン上に並んだ赤色スポット光による赤色ライン光と、
緑色ライン光と、青色ライン光とを発生する。各ライン
光は、印画紙27の幅方向に伸びており、また各マイク
ロミラーアレイ11〜12のマイクロミラーの個数をP
個とすると、P個のスポット光で構成される。
【0026】マイクロミラーが+θ傾いたときには有効
反射状態となり、投影レンズ26を介してカラー感光材
料例えば印画紙27に入射し、1個の画素として記録さ
れる。マイクロミラーが水平又はーθ傾いたときには無
効反射状態となり、スポット光は光吸収板25に向か
う。
【0027】カラー空間光変調器10で発生した赤色,
緑色,青色の3本のライン光は、投影レンズ26によっ
て、印画紙27上に隣接した状態で拡大投影される。投
影レンズ26の倍率をMとすると、各ラインの幅はM×
Lである。
【0028】光吸収板25には、印画紙27に記録され
る画像に対して色及び濃度が反転した画像の3色のライ
ン光が入射するから、この位置に移動自在な感光材料を
配置するとともに、その前に投影レンズを設ければ、印
画紙に記録される画像に対して、色及び濃度が反転した
画像を1ラインずつ記録することができる。なお、符号
28はバランスフイルタであり、符号29はマスクであ
る。
【0029】印画紙27は、搬送ローラ対30にニップ
されて、供給ロール31から所定量(M×L)ずつ間欠
的に引き出され、巻取りロール32に送られる。そし
て、印画紙27の停止中に、3色のラインが同時に印画
紙27に記録される。搬送ローラ30を回転させるため
のパルスモータ33は、ドライバ34を介してコントロ
ーラ35によって回転が制御される。
【0030】赤色画像メモリ41,緑色画像メモリ4
2,青色画像メモリ43には、1フレーム分の3色画像
データが書き込まれている。これらの3色画像データ
は、色毎に1ライン分ずれた状態で読み出され、ライン
メモリ44にそれぞれ書き込まれる。
【0031】図5に示すように、データ書込み制御回路
45は、ラインメモリ44から色毎に1ライン分の画像
データを読み出す。そして、コントローラ35からの書
込みタイミング信号に同期して、各画像データの上位ビ
ットから順番に取り出し、ミラー駆動データとしてカラ
ー空間光変調器10のSRAM3に書き込む。まず、第
1番目のタイミング信号に同期して、各画像データの最
上位ビットがミラー駆動データとしてSRAM3にパラ
レル又はシリアルに書き込まれる。次に、第2番目のタ
イミング信号に同期して各画像データの第2番目のビッ
トが書き込まれる。
【0032】図5では、画像データが「101101」
であり、時間T1内で6個の書込みタイミング信号によ
って、1ビットずつ取り出されて、ミラー駆動データと
してSRAMに6回書き込まれる。ミラー駆動データが
「1」の場合に、マイクロミラーが有効反射状態とな
り、反射されたスポット光が印画紙27に投影される。
書込みタイミング信号の発生周期は半減しているから、
6ビットの画像データがパルス幅変調され、画像データ
の値の大きさに応じて、有効反射状態となる時間の合計
が変化する。
【0033】時間T1の経過後に、データ書込み制御回
路45は「0」をSRAMに書込んでSRAMをクリア
する。このクリアと同時又はその直後で、時間T2の間
で1ライン分の紙送りが行われる。これらの時間T1と
T2とによって、1ライン記録のサイクルが終了する。
【0034】次に、上記カラーラインプリンタの作用に
ついて説明する。プリントが指示されると、コントロー
ラ35は、カラー空間光変調器10をクリアすることを
データ書込み制御回路45に指示する。このデータ書込
み制御回路45は、「0」のミラー駆動データをSRA
M3の全てのメモリセルに書き込む。次に、コントロー
ラ35は、白色光源20を点灯させ、白色光でカラー空
間光変調器10を照明する。この際に、SRAM3の各
メモリセルには「0」が書き込まれているから、各マイ
クロミラーはーθ傾いた無効反射状態となっている。こ
のために、白色光源20からの入射光は、フイルタで特
定な色光だけが取り出されるが、光吸収板25に向けて
反射される。
【0035】カラー空間光変調器10は、青色マイクロ
ミラーアレイ13がプリント光軸46の左側で、赤色マ
イクロミラーアレイ11がプリント光軸46の右側に位
置している。この配置では、赤色マイクロミラーアレイ
11による赤色ライン光は、マスク29内で印画紙27
の上流側に投影され、青色マイクロミラーアレイ13に
よる青色ライン光は印画紙27の下流側に投影される。
このために、印画紙27上では、赤色に対して緑色が1
ライン分、そして青色が2ライン分ずれている。そこ
で、コントローラ35は、赤色画像メモリ41だけから
第1ライン目の赤色画像データを読み出してラインメモ
リ44に書き込む。次に、コントローラ35は、時間T
1内で6個の書込みタイミング信号を所定の間隔で発生
し、これらをデータ書込み制御回路45に送る。
【0036】データ書込み制御回路45が第1番目の書
込みタイミング信号を受け取ると、6ビットの赤色画像
データのうち最上位ビットをミラー駆動データとしてS
RAMに書き込む。この1ライン分の最上位ビットは、
赤色マイクロミラーアレイ11の各メモリセルに書き込
まれる。
【0037】赤色マイクロミラーアレイ11の各マイク
ロミラーは、最上位ビットに「1」が与えられている場
合に有効反射状態となり、入射した白色光の中から赤色
光を取り出し、赤色スポット光としてプリント光軸46
に向けて反射する。この赤色スポット光は、投影レンズ
26によって印画紙27に投影される。これにより、印
画紙27には、有効反射状態となったマイクロミラーで
反射され、ライン状に並んだ多数の赤色スポット光から
なる赤色ライン光が発生する。この第1番目の赤色ライ
ン光によって第1回の露光が行われる。
【0038】データ書込み制御回路45は、第2番目の
書込みタイミング信号によって、各赤色画像データのう
ち上から2番目のビットをミラー駆動データとして赤色
マイクロミラーアレイ11の各メモリセルに書き込む。
この書込みにより、赤色マイクロミラーアレイ11から
第2番目の赤色ライン光が発生し、これにより第2回の
露光が行われる。こうして、各マイクロミラーは、赤色
画像データに対応した6ビットの赤色ミラー駆動データ
により、最大6回分の露光が行われる。この各回の露光
時間は最下位ビットになるにつれて短くなる。
【0039】時間T1が経過すると、データ書込み制御
回路45は、「0」のミラー駆動データをSRAMに書
き込んでデータをクリアする。これとともに、時間T2
の間で、コントローラ35は、モータ33を回転させて
印画紙27を1記録ライン分だけ矢線方向に搬送する。
【0040】コントローラ35は、赤色画像メモリ41
から第2ライン目の赤色画像データを読み出し、そして
緑色画像メモリ42から第1ライン目の緑色画像データ
を読み出し、これらをラインメモリ44に書き込む。こ
れらの画像データは、前述したように、1ビットずつ取
り出され、ミラー駆動データとしてSRAMに送られ、
書込みタイミング信号によって書き込まれる。そして、
この画像データによって赤色マイクロミラーアレイ11
と緑色マイクロミラーアレイ12とが制御され、赤色と
緑色のライン光が隣接して印画紙27上に投影される。
ここで、緑色のライン光は、前回に赤色露光された記録
ラインに入射する。時間T1の間で、6回の書込み及び
露光が終了すると、SRAMのクリアと1ライン分の紙
送りが行われる。
【0041】紙送り後に、データ書込み制御回路45
は、第3ライン目の赤色画像データ,第2ライン目の緑
色画像データ,第1ライン目の青色画像データに対応し
た各ミラー駆動データをSRAMに書き込む。この場合
には、平行な3本のライン光が印画紙27に入射する。
以下同様にして、赤色,緑色,青色の3本のライン光を
同時に印画紙に入射して、赤色画像,緑色画像,青色画
像を1ラインずつ線順次で記録する。
【0042】3色線順次記録によって、印画紙27には
フルカラー画像が記録される。この1フレーム分の記録
が終了すると、印画紙27をフレーム間の余白分だけ送
る。これとともに、スキャナー,TVカメラ,ビデオ再
生機から、次のフレームを取り込み、画像メモリ41〜
43に書き込む。この書き込み後に、前述したように画
像メモリ41〜43から3色画像データを1ラインずつ
読み出して印画紙27にプリントする。
【0043】ここで、ポジーポジ方式の印画紙を用いる
場合には、ポジ画像の画像データを用いてカラー空間光
変調器10を制御する。ネガーポジ方式の一般的な印画
紙を用いる場合には、ネガ像の画像データを用いて印画
紙にネガ像を投影する。
【0044】図6は、画像データをミラー駆動データに
変換するデータ変換回路の別の実施形態を示す。ライン
メモリ44から、各色の画像データが1個ずつ取り出さ
れてコンパレータ50に送られる。このコンパレータ5
0は、比較データ発生回路51からの比較データと各画
像データとを比較してミラー駆動データに変換する。例
えば、前者が後者よりも小さいときには「0」のミラー
駆動データに変換し、前者が後者以上のときには「1」
のミラー駆動データに変換する。
【0045】画像データが例えば6ビットの場合には、
比較データ発生回路51は、十進法で1〜64の比較デ
ータを発生する。まず、比較データ発生回路51が最初
に「1」の比較データを発生してコンパレータ50に送
る。コンパレータ50は、1ライン分の画像データを画
素毎に順番に取り込み、「1」の比較データと比較し
て、1ライン分のミラー駆動データに変換する。
【0046】1ライン分の画像データの第1回目の比較
が終了すると、比較データ発生回路51は「2」の比較
データを発生する。コンパレータ50は、1ライン分の
画像データと比較データ「2」とを比較する。以下、同
様にして、「3」〜「64」の比較データを用いた比較
を行う。これにより、6ビットの画像データは、64回
比較されて64ビットのミラー駆動データに変換され
る。
【0047】図7では、ミラー駆動データを便宜上8ビ
ットで表してある。コンパレータ50から出力された8
ビットのミラー駆動データは、シフトレジスタアレイ5
2に送られる。このシフトレジスタアレイ52は、各マ
イクロミラーに対応したシフトレジスタから構成されて
いる。各シフトレジスタは、書込みタイミング信号によ
ってミラー駆動データを1ビットずつデータ書き込み制
御回路53に送り出す。この例では、ミラー駆動データ
が「11111100」であるから、マイクロミラーは
時間T3が有効反射状態となる。この時間T3は露光時
間であり、画像データの大きさに依存しているから、画
像データに応じた階調表現を行うことができる。なお、
書込みタイミング信号は、周期が一定である。
【0048】図8に示すデータ変換回路は、LUT(ル
ックアップテーブルメモリ)を用いている。LUT56
には、各画像データとミラー駆動データとの関係を表す
テーブルデータが書き込まれている。画像データから対
応するミラー駆動データを指定して読み出し、これをシ
フトレジスタアレイにセットする。図9に示す例では、
ミラー駆動データは、「1010101000」であ
り、1画素の記録中に4回露光が行われる。
【0049】図10は、各色のマイクロミラーアレイを
複数列設けたカラー空間光変調器を示すものである。カ
ラー空間光変調器60は、3列の赤色マイクロミラーア
レイ61a〜61cと、3列の緑色マイクロミラーアレ
イ62a〜62cと、3列の青色マイクロミラーアレイ
63a〜63cとが設けられている。このカラー空間光
変調器60では同じ色を同時に3ライン分記録するか
ら、プリントを高速で行うことができる。この場合に
は、紙送りも1回で3記録ライン分行う。なお、同じ色
のマイクロミラーアレイを隣接させ、別の色との間には
3ライン分の間隔を保ってもよい。
【0050】図11は、1列の青色マイクロミラーアレ
イ65を形成した青色空間光変調器66を示すものであ
る。この青色空間光変調器66と、緑色フイルタを設け
た緑色空間光変調器と、赤色フイルタを設けた赤色空間
光変調器とを並べて配置することにより、図4に示すカ
ラー空間光変調器10と同じ機能を得ることができる。
【0051】図12は、各空間変調器毎に白色光源と投
影レンズとを設けたカラーラインプリンタを示すもので
ある。白色光源68からの白色光は、集光レンズ69に
よって青色空間光変調器66を照明する。この青色空間
光変調器66で反射された青色ライン光は、投影レンズ
70によって印画紙27に投影される。また、白色光源
72,集光レンズ73,緑色空間光変調器74,投影レ
ンズ75によって、緑色ライン光が印画紙27に投影さ
れる。赤色空間光変調器78による赤色ライン光も同様
であるので、符号だけを付して説明を省略する。
【0052】この3色のライン光は、印画紙上でその幅
方向に伸びた1本のライン光80に合成されるから、3
色の画像メモリから同じラインの画像データを読み出す
ことができる。
【0053】投影レンズ70と79の光路は、印画紙2
7に対して傾斜しているから、ラインプリントではそれ
ほど影響はないが、面露光をする場合には、周辺で色ズ
レが発生することがある。そこで、印画紙27に対して
垂直な光路、すなわち、投影レンズ75の入射光路上
に、45度に傾斜した2個のダイクロイックミラー又は
ハーフミラーを配置し、各ミラーにマイクロミラーアレ
イからの反射光を入射させて3色の光を合成してから、
投影レンズ75に入射するのがよい。この場合には、投
影レンズ70,79が不要となる。
【0054】図13は、複数列の青色マイクロミラーア
レイを隣接して配置した青色空間光変調器84を示すも
のである。この例では、8本の青色マイクロミラーが設
けられ、各青色マイクロミラーはマトリクスに配置され
ている。この青色空間光変調器84は、1フレーム分の
青色画像を表示することができるから、面露光を行うこ
とができる。この場合には、青色空間光変調器84は、
緑色空間光変調器と赤色空間光変調器と一緒に用いら
れ、図12に示すように、それぞれに白色光源と投影レ
ンズとを設けて、印画紙上に1フレーム分の3色画像を
同時にプリントする。
【0055】各マイクロミラー上にフイルタを直接に形
成する他に、マイクロミラーの入射光路又は反射光路上
にフイルタを配置してもよい。図14は、入射光路にフ
イルタを配置した実施形態を示すものであり、図13と
同じものには同じ符号を付してある。赤色用,緑色用,
青色用のデジタルマイクロミラー装置86〜88が設け
られている。これらのデジタルマイクロミラー装置86
〜88には、1列分のマイクロミラーアレイが設けられ
ている。勿論、デジタルマイクロミラー装置86〜88
に、複数列のマイクロミラーアレイを設けてもよく、更
には面露光をするために多数列のマイクロミラーアレイ
を設けてもよい。
【0056】各マイクロミラーアレイには、図2に示す
フイルタ8が形成されていない。代わりに赤色用デジタ
ルマイクロミラー装置86の入射光路には、白色光から
赤色光だけを取り出すための赤色フイルタ89が配置さ
れている。緑色用デジタルマイクロミラー装置87の入
射光路には緑色フイルタ90が配置され、また青色用デ
ジタルマイクロミラー装置88の入射光路には青色フイ
ルタ91が配置されている。
【0057】3個のデジタルマイクロミラー装置86〜
88から反射され、印画紙27の幅方向に伸びた赤色ラ
イン光,緑色ライン光,青色ライン光は、印画上27上
の同じ位置に入射して合成される。なお、図4に示す実
施形態の場合には、マイクロミラー上の色フイルタを省
略し、代わりに例えば印画紙27に密着する位置に、3
本の色フイルタを平行に配置してもよい。
【0058】なお、白色光源とフイルタとを組み合わせ
る他に、赤色光を発生する赤色光源,緑色光を発生する
緑色光源,青色光を発生する青色光源を用いてもよい。
こうすると、フイルタが不要となるので、構成が簡単と
なる。このような色光源としては、LED発光装置等を
用いることができる。
【0059】ポストカード等では、挨拶文や住所等の白
黒文字がカラー画像と一緒にプリントされる。そこで、
カラー画像を記録するための空間光変調器の他に、白黒
用の空間光変調器を設けるのがよい。図15では、カラ
ー画像を記録するためのカラー空間光変調器10と、文
字等の白黒画像を記録するためのデジタルマイクロミラ
ー装置94とが設けられている。
【0060】カラー空間光変調器10は、図4で説明し
たように、マイクロミラーにフイルタを形成した3本の
マイクロミラーアレイが設けられており、赤色ライン
光,緑色ライン光,青色ライン光を発生する。デジタル
マイクロミラー装置94の各マイクロミラーにはフイル
タが形成されていないので、3本の白色ライン光を発生
する。この白色ライン光によって、印画紙27に文字等
を記録することができる。なお、図4,図11,図14
に示す実施形態にも、デジタルマイクロミラー装置を設
けて、カラー画像の他に白黒画像を記録することができ
るようにしてもよい。
【0061】ミラー方式のカラー空間光変調器として
は、デジタルマイクロミラー装置の他に、微小なピエゾ
素子でマイクロミラーを変位させるピエゾ駆動式マイク
ロミラー装置等を用いることができる。
【0062】本発明のカラープリンタは、スキャナーや
ビデオ再生機等から取り込んだ画像データをそのまま用
いてプリントする他に、取り込んだ画像データを合成等
の画像処理をしてからプリントしてもよい。例えば、順
次入力された画像をその都度プリントする他に、プリン
トした各画像の画像データを間引きして縮小画像とする
とともにマトリクスに配列して合成画像を作成し、これ
をインデックスシートとしてプリントしてもよい。勿
論、2台のカラープリンタを用い、同じ画像データを入
力するが、一方のカラープリンタはそのままプリント
し、他方のカラープリンタは画像合成して、例えばイン
デックスシートを作成してもよい。
【0063】本発明のカラープリンタは、写真フイルム
の画像を印画紙に投影してプリントする在来の写真プリ
ンタと組み合わせることができる。例えば、本発明のカ
ラープリンタを第1プリント部とし、在来の写真プリン
タを第2プリント部として一体化してもよいし、独立し
た2つのプリンタが連動するように組み合わせてもよ
い。
【0064】一体化する場合は、2つのプリント部の露
光位置を共通にしてもよいし、各プリント部毎に別個の
露光位置を設けてもよい。また、2つのプリント部は、
同じ感光材料にプリントしてもよいし、それぞれ別個の
感光材料にプリントしてもよい。なお、露光位置を共通
にした上で、各プリント部で異なった感光材料に露光す
る場合には、2個のマガジンに収納した各感光材料を選
択的に引き出して露光位置に送り込むようにする。こう
すると、給紙部以外は共通に使用することができるか
ら、装置をコンパクト化することができる。
【0065】露光位置が同じ場合には、第1プリント部
の写真像と、第2プリント部の文字やイラスト像とを同
じ画面内に重ね焼きすることで、例えばポストカードを
作成することができる。更に、第1プリント部にスキャ
ナーを設けて、写真プリントする各コマを読み取ってイ
ンデックス画像を作成し、1本分の写真フイルムのプリ
ント後に、インデックスシートを第2プリント部で作成
してもよい。この場合に、写真フイルムのプリントと、
インデックスシートとを同じ感光材料を用いて作成する
他に、別々の感光材料を用いて作成してもよい。
【0066】また、2種類のプリント部は、露光位置が
違っているが、同じ画面にプリントする場合には、上流
と下流とで同じ画面にプリントすることで、例えばポス
トカードを作成することができる。また、同じ感光材料
上で別々の画面にプリントする場合としては、第1プリ
ント部にスキャナーを設けて各コマを読み取り、補正が
不要でそのままプリントできるコマに対しては、第1プ
リント部でプリントし、覆焼き等の画像処理が必要なコ
マに対しては第2プリント部でプリントすることが挙げ
られる。
【0067】露光位置と感光材料とが違う場合の利用例
として、第1プリント部で写真フイルムをプリントする
とともに、写真フイルムの各コマをスキャナーで読み取
ってインデックス画像を作成し、これを第2プリント部
で別の感光材料にプリントすることが挙げられる。
【0068】本発明のカラープリンタと写真プリンタと
を別体とし、写真プリンタでは写真フイルムを焼付露光
するとともに、写真プリンタに搭載したスキャナーで写
真フイルムの各コマを読み取り、得られたビデオ信号を
本発明のカラープリンタに送り、ここでインデックスプ
リントを作成してもよい。
【0069】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、各マイクロ
ミラー対応して特定波長域の色光を取り出すフイルタを
設けたから、3色フイルタを出し入れするためのフイル
タ装置が不要となり、カラープリンタの構造を簡単に
し、かつ小型化することができる。また、マイクロミラ
ーの変位時間は20μsと極めて速いが、フイルタの切
り換え速度は極端に遅いから、プリント時間が長くなっ
てしまうが、本発明ではフイルタの出し入れをしていな
いから、プリント時間が遅くなることはない。
【0070】また、フイルタと組み合わせてカラー画像
を記録するミラーアレイの他に、フイルタを使用しない
マイクロミラーアレイを設けたから、カラー画像の他に
白黒画像を記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラー空間光変調器の説明図である。
【図2】マイクロミラーの動作を示す説明図である。
【図3】3色のマイクロミラーアレイを設けたカラー空
間光変調器の説明図である。
【図4】本発明のカラーラインプリンタの概略図であ
る。
【図5】1ラインの記録状態を示す信号波形図である。
【図6】コンパレータを用いたデータ変換回路の一例を
示すブロック図である。
【図7】図6に示すデータ変換回路による1ラインの記
録状態を示す信号波形図である。
【図8】LUTを用いたデータ変換回路の一例を示すブ
ロック図である。
【図9】図8に示すデータ変換回路による1ラインの記
録状態を示す信号波形図である。
【図10】各色のマイクロミラーアレイをそれぞれ複数
列設けたカラー空間光変調器の説明図である。
【図11】青色空間光変調器を示す説明図である。
【図12】3色のライン光を同じ位置に露光するカラー
ラインプリンタの説明図である。
【図13】青色マイクロミラーをマトリクスに配列した
青色空間光変調器の説明図である。
【図14】色フイルタを光路中に配置したカラーライン
プリンタの説明図である。
【図15】カラー画像と白黒画像の両方を記録すること
ができるカラーラインプリンタを示す説明図である。
【符号の説明】
3 SRAM 4 メモリセル 5 マイクロミラー 8 フイルタ 10 カラー空間光変調器 11 赤色マイクロミラーアレイ 12 緑色マイクロミラーアレイ 13 青色マイクロミラーアレイ 20 白色光源 26 投影レンズ 27 印画紙 60 カラー空間光変調器 66,84 青色空間光変調器 74 緑色空間光変調器 78 赤色空間光変調器 86〜87,94 デジタルマイクロミラー装置 89〜91 フイルタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾斜が制御可能な複数のマイクロミラー
    をライン状に配置した赤色マイクロミラーアレイと緑色
    マイクロミラーアレイと青色マイクロミラーアレイとを
    それぞれ少なくとも1列分備え、赤色マイクロミラーア
    レイの各マイクロミラーには赤色光を反射するフイルタ
    が形成され、緑色マイクロミラーアレイの各マイクロミ
    ラーには緑色光を反射するフイルタが形成され、青色マ
    イクロミラーアレイの各マイクロミラーには青色光を反
    射するフイルタが形成されたカラー空間光変調手段と、 1ライン分の赤色,青色,緑色の画像データに応じて、
    第1ないし第3のマイクロミラーアレイをそれぞれ駆動
    し、各マイクロミラーの傾斜を制御する駆動手段と、 カラー空間光変調手段に白色光を照射する白色光源と、 各マイクロミラーアレイで反射された3色のライン光を
    感光材料上に投影する投影光学系とを設けたことを特徴
    とするカラープリンタ。
  2. 【請求項2】 前記カラー空間光変調手段は、平行に配
    置されたN(Nは任意の自然数)列の赤色マイクロミラ
    ーアレイと、N列の緑色マイクロミラーアレイと、N列
    の青色マイクロミラーとを備えていることを特徴とする
    請求項1記載のカラープリンタ。
  3. 【請求項3】 前記カラー空間光変調手段は、N(Nは
    任意の自然数)列の赤色マイクロミラーアレイを形成
    し、各マイクロミラーがマトリクスに配置されるように
    した赤色空間光変調器と、N(Nは任意の自然数)列の
    緑色マイクロミラーアレイを形成し、各マイクロミラー
    がマトリクスに配置されるようにした緑色空間光変調器
    と、N(Nは任意の自然数)列の青色マイクロミラーア
    レイを形成し、各マイクロミラーがマトリクスに配置さ
    れるようにした青色空間光変調器とを備えていることを
    特徴とする請求項1記載のカラープリンタ。
  4. 【請求項4】 更に、画像データに応じて傾斜が制御可
    能な複数のマイクロミラーをライン状に配列した少なく
    とも1列のマイクロミラーアレイを設け、白黒画像を感
    光材料に記録可能としたことを特徴する請求項1記載の
    カラープリンタ。
  5. 【請求項5】 傾斜が制御可能な複数のマイクロミラー
    をライン状に配置した赤色マイクロミラーアレイを少な
    くとも1列分備え、各マイクロミラーには赤色光を反射
    するフイルタが形成された赤色空間光変調手段と、 傾斜が制御可能な複数のマイクロミラーをライン状に配
    置した緑色マイクロミラーアレイを少なくとも1列分備
    え、各マイクロミラーには緑色光を反射するフイルタが
    形成された緑色空間光変調手段と、 傾斜が制御可能な複数のマイクロミラーをライン状に配
    置した青色マイクロミラーアレイを少なくとも1列分備
    え、各マイクロミラーには青色光を反射するフイルタが
    形成された青色空間光変調手段と、 1ライン分の赤色,緑色,青色の3種類の画像データに
    応じて、赤色,緑色,青色空間光変調手段をそれぞれ駆
    動して、各マイクロミラーの傾斜を制御する駆動手段
    と、 赤色,緑色,青色の3種類の空間光変調手段に白色光を
    それぞれ照射する3個の白色光源と、 赤色,緑色,青色の3種類の空間光変調手段で反射され
    た3色のライン光を感光材料上にそれぞれ投影する3個
    の投影光学系とを設けたことを特徴とするカラープリン
    タ。
  6. 【請求項6】 更に、画像データに応じて傾斜が制御可
    能な複数のマイクロミラーをライン状に配列した少なく
    とも1列のマイクロミラーアレイを設け、白黒画像を感
    光材料に記録可能としたことを特徴する請求項5記載の
    カラープリンタ。
  7. 【請求項7】 画像データに応じて傾斜が制御可能な複
    数のマイクロミラーをライン状に配列し、赤色,緑色,
    青色の3色に対応してそれぞれ少なくとも1列分ずつ設
    けた第1ないし第3のマイクロミラーアレイと、 第1ないし第3のマイクロミラーアレイに白色光を照射
    する少なくとも1個の光源手段と、 各マイクロミラーアレイの反射光路に配置され、各マイ
    クロミラーで反射された白色光を、赤色光,緑色光,青
    色光のうちの対応する色光に変換するフイルタ手段と、 フイルタ手段を透過した赤色光,緑色光,青色光を感光
    材料上に投影する投影光学系とを設けたことを特徴とす
    るカラープリンタ。
  8. 【請求項8】 画像データに応じて傾斜が制御可能な複
    数のマイクロミラーをライン状に配列し、赤色,緑色,
    青色の3色に対応してそれぞれ少なくとも1列分ずつ設
    けた第1ないし第3のマイクロミラーアレイと、 第1ないし第3のマイクロミラーアレイに、赤色光,緑
    色光,青色光のうち対応する色光を照射する第1ないし
    第3の照明手段と、 各マイクロミラーアレイで反射された3色光を感光材料
    上に投影する投影光学系とを設けたことを特徴とするカ
    ラープリンタ。
JP32465695A 1995-12-12 1995-12-13 カラープリンタ Pending JPH09164723A (ja)

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JP32465695A JPH09164723A (ja) 1995-12-13 1995-12-13 カラープリンタ
US08/763,662 US5933183A (en) 1995-12-12 1996-12-11 Color spatial light modulator and color printer using the same

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6456359B1 (en) 1998-08-04 2002-09-24 Noritsu Koki Co, Ltd Photograph printing device
US7195163B2 (en) 2001-10-16 2007-03-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Laser scanning unit

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US6456359B1 (en) 1998-08-04 2002-09-24 Noritsu Koki Co, Ltd Photograph printing device
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