JP4136862B2 - 画像表示装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像表示装置の製造方法に関する。
従来、所定の装置を構成する基板を製造する際、該基板を加熱処理する場合がある。
特許文献1(特開2003−59788号公報)には、該加熱処理を実行するための基板加熱装置が記載されている。
特許文献1に記載の基板加熱装置は、基板を加熱するための加熱プレートと、該加熱プレートを介して基板と対向するように配設された熱反射板と、該熱反射板を介して基板と対向するように配設されたステージとを含む。さらに、このステージには、冷却水が通るための通路が形成され、また、加熱プレートの周囲に熱反射リングが設けてある。
特許文献1に記載の基板加熱装置では、加熱プレートから発せられた熱が熱反射板で反射され、この反射された熱によっても基板が加熱されるので、基板の昇温速度を速くすることが可能となる。
特開2003−59788号公報
しかしながら、特許文献1に記載の基板加熱装置では、基板を冷却する際、基板から放出された熱が熱反射板によって反射され、反射された熱が再び基板に向かってしまうので、基板の冷却速度が遅くなるという問題が生じてしまう。
本発明の目的は、基板の加熱および基板の冷却を高速で行うことが可能な画像表示装置の製造方法を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明の画像表示装置の製造方法は、画像表示手段を内包する容器を備える画像表示装置の製造方法であって、前記容器の構成部材である基板を減圧雰囲気中で加熱冷却処理する工程を有し、該加熱冷却工程は、複数の発熱体を、該発熱体が互いに空間をあけて位置するように、前記基板と熱反射部材との間に配設し、該発熱体を発熱させて前記基板を加熱する加熱工程と、前記加熱工程の終了後、前記熱反射部材を動かすことによって、前記基板と対向する前記熱反射部材の面の面積を前記加熱工程における該面積よりも小さくして、前記基板を冷却する冷却工程と、前記冷却工程を行った基板を用いて、画像表示手段を内包する容器を形成する工程と、を含み、前記基板は、ガラス基材の一方の面にのみガラス部材が設けられており、前記加熱工程は、前記ガラス基材の前記ガラス部材が設けられていない他方の面のみが前記発熱体および前記熱反射部材と対向した状態で行われる、ことを特徴とする。
また、本発明の加熱冷却方法において、前記加熱工程は、前記熱反射部材が前記発熱体を介して前記基板と対向する位置に配置された状態で実行され、前記冷却工程は、前記熱反射部材が前記基板と対向しない位置に動かされた状態で実行されることが望ましい。
また、本発明の加熱冷却方法において、前記冷却工程は、前記熱反射部材の前記基板に対する角度前記加熱工程時の該角度から変わるように該熱反射部材が動かされた状態実行されるようにしてもよい。
また、本発明の加熱冷却方法において、前記熱反射部材は、所定の間隔で配置された複数の第1の熱反射部材と、移動可能な複数の第2の熱反射部材とを含み、前記加熱工程は、前記第2の熱反射部材が前記発熱体を介して前記基板と対向する位置に配置された状態で実行され、前記冷却工程は、前記基板と対向する第2の熱反射部材の面が前記第1の熱反射部材と重なるように該熱反射部材が動かされた状態で実行されるようにしてもよい。
また、本発明の加熱冷却方法において、前記発熱体及び前記熱反射部材を介して前記基板と対向する位置に冷却板が配置されていることが望ましい。
本発明によれば、基板の加熱と基板の冷却を高速に行うことが可能となる。
また、一方の面にのみ部材が設けられている基板において部材が設けられていない面により熱の授受を行うようにすれば、基板と部材との熱膨張差に起因する基板の破損を少なくすることが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
〔実施例1〕
図1は、本発明の第1の実施例の加熱冷却装置を模式的に示した断面図である。さらに言えば、図1は、加熱処理を実行する際の加熱冷却装置を模式的に示した断面図である。
図1において、加熱冷却装置は、発熱体4と、熱反射部材5と、チャンバ6と、冷却板7と、熱反射部材8とを含む。
チャンバ6内には、基材1の一方の面1aのみに部材2が設けられた基板3を支持するための複数の支持ピン(不図示)が設置されている。
加熱処理が施される基板3は、基材1の他方の面1bがチャンバ6内の支持ピンと接触するように、支持ピン上に載せられる。
発熱体4は、基材1の他方の面1bがチャンバ6内の支持ピンと接触するように基板3が支持ピン上に載せられた際に、基板3の他方の面1bと対向する位置に設置されている。
冷却板7は、基材1の他方の面1bがチャンバ6内の支持ピンと接触するように基板3が支持ピン上に載せられた際に、発熱体4を介して基板3の他方の面1bと対向する位置に配置される。また、冷却板7には水配管や空冷配管などの冷却機能(不図示)が設けられており、冷却板7を所定の温度に冷却することが可能である。
熱反射部材5は、冷却板7より熱放射率が小さく、また、移動可能である。
発熱体4が基板3に熱を与える際には、熱反射部材5は、発熱体4と冷却板7との間に配置される。よって、発熱体4が基板3に熱を与える際には、熱反射部材5は、発熱体4から発せられた熱を反射し、該反射熱によって基板3に熱を与え、かつ、発熱体4から発せられた熱が冷却板7に直接届くことを防止する。なお、この状態における基板3と対向する熱反射部材5の面の面積の大きさを第1の大きさとする。
また、基板3を冷却する際には、熱反射部材5は、矢印A方向に移動させられ、熱反射部材5が発熱体4と冷却板7との間に存在しなくなる。よって、基板3を冷却する際には、冷却板7は発熱体4を介して基板3の他方の面1bと対向するようになる。なお、この状態における基板3と対向する熱反射部材5の面の面積の大きさ(具体的には、この状態において基板3と対向する熱反射部材5の面は存在しないので、該面の面積の大きさは0となる。)を第2の大きさとする。
熱反射部材8は、チャンバ6内に固定されている。熱反射部材8は、基板3と発熱体4とを囲むように配設されている。
チャンバ6にはチャンバ内を減圧するための真空ポンプ(不図示)が附設されており、この真空ポンプの動作によりチャンバ6内の気体がチャンバ6外に排出され、チャンバ6内に減圧雰囲気が形成される。
図2は、冷却処理を実行する際の加熱冷却装置を模式的に示した断面図である。なお、図2において、図1に示したものと同一構成のものには同一符号を附してある。
図2において、熱反射部材5は、発熱体4と冷却板7との間に配置されておらず、冷却板7は基板3の他方の面1bと対向した状態となっている。
次に、図1および図2とを参照して第1の実施例の動作を説明する。
加熱処理が施される基板3は、基材1の他方の面1bがチャンバ6内の支持ピンと接触するようにチャンバ6内の支持ピン上に載せられる。また、熱反射部材5は、図1に示すように、発熱体4と冷却板7との間に配置される。よって、基板3と発熱体4とは、熱反射部材5と熱反射部材8とによって囲まれる。
チャンバ6に附設された真空ポンプにより、チャンバ6内の気体が排出され、チャンバ6内に減圧雰囲気が形成される。
続いて、発熱体4が発熱し、基板3を加熱処理する。発熱体4を発熱させた際、発熱体4から発せられた熱のうち熱反射部材5に向かった熱は、熱反射部材5によって反射され、反射された熱は基板3を加熱する。つまり、基板3は、発熱体4によって加熱されるとともに、熱反射部材5によっても加熱される。なお、基板3は、熱反射部材8によっても加熱される。
加熱処理が終了すると、熱反射部材5が、矢印A方向に移動し、図2に示したように、熱反射部材5が発熱体4と冷却板7との間に存在しなくなる。また、発熱体4の発熱が停止する。よって、基板3は、冷却板7により冷却される。
本実施例は、熱反射部材5により発熱体4が発する熱を反射させて基板3を加熱するので、熱反射部材5が存在しない状態よりも加熱効率が向上する。
さらに、基板3の冷却を行う際には、熱反射部材5を移動させることによって、基板3と対向する熱反射部材5の面の広さを加熱時の熱反射部材5の面の広さよりも狭くしているので、基板3から発せられた熱が熱反射部材5によって再び基板3に供給されることを少なくすることが可能となる。
特に、本実施例では、冷却工程は、熱反射部材5が基板3と対向しない位置に配置された状態で実行されるので、冷却工程中に基板3から発せられた熱が熱反射部材5によって再び基板3に供給されることを防止することが可能となる。
また、基板3の冷却を行う際に、基板3と対向する熱反射部材5の面の広さを加熱時の熱反射部材5の面の広さよりも狭くすることにより、熱反射部材5より熱放射率が大きい冷却板7により基板3を冷却することが可能となる。
特に、本実施例では、冷却工程は、基板3と冷却板7との間に熱反射部材5が存在しない状態で実行されるので、冷却板7による基板3の冷却を効率よく行うことが可能となる。
したがって、本実施例によれば、基板3の加熱および冷却とのそれぞれを高速で行うことが可能となる。
以下、本実施例の具体的な一例を示す。なお、本実施例は、以下に示す一例に限られるものではない。
基材1として縦600mm、横900mm、厚さ2.8mmのガラスを用い、基材1上に設置された部材として縦800mm、横5mm、厚さ0.5mmのガラスを用い、熱反射部材5、8として銅の表面をペーパー仕上げした部材を用い、熱反射部材5、8で囲まれた領域を幅1000mm奥行700mmとした。
冷却板7として、表面をブラスト処理したSUSを用い、この冷却板7は基板3と水平となる方向に移動可能であり、水配管(不図示)により常に冷却されている。基板3を加熱する発熱体4としては、シースヒーターを使用した。
次に、上記のような部材を用いた場合の具体的な動作の一例を説明する。なお、本実施例は、以下に示す一例に限られるものではない。
図1に示すように、基板3は位置決めをして支持ピン(不図示)の上に載せられる。基板3の載置後、チャンバ6内を2×10-6Paまで排気した。
チャンバ6内が減圧された後、ヒーター4を10分間発熱させて750℃まで加熱した。
ヒーター4の加熱により基板3は400℃まで加熱され、この状態で30分間保持し、基板3の脱ガスをした。
次に、基板3の他方の面に対向配置された熱反射部材5を基板3と水平となる方向(図1の矢印A方向)に移動させ、図2に示すように、基板3の他方の面と冷却板7とが対面するようにした。その後ヒーター4をオフにして基板3を冷却した。
以上の方法で基板3の加熱冷却処理を行ったところ、加熱工程中は熱反射部材5によりヒーター4の熱が反射され基板3の加熱効率が良く、熱反射部材5を設けない場合よりも基板3の昇温速度が速くなった。
また、冷却工程中は、基板3と対向する熱反射部材5の面の広さを加熱時の熱反射部材5の面の広さよりも狭くして熱反射部材5よりも熱吸収率の大きい冷却板7により基板3を冷却されるため、基板3の冷却効率が良く、基板3と対向する熱反射部材5の面の広さを加熱時の面の広さと同じにした場合に比べて基板3の冷却速度が速くなった。
さらに、上記の方法で基板3の加熱冷却処理を行ったところ、基板3は、表面状態の均一な面(本実施例では、部材2が設置されていない面1b)により熱の授受を行うため、基板3において部材2が設置されている側の面1aと部材2との間で温度差がつきにくく、基材1と部材2との熱膨張差による基板3の破損が起こらなかった。
したがって、本実施例によれば、基板3の破損がなく、昇温速度、冷却速度ともに速くすることができ、基板3の歩留まりが良く、加熱処理時間の短縮が可能となる。
なお、本実施例では、加熱工程時には熱反射部材5を発熱体4を介して基板3と対向する位置に配置し、冷却工程時には熱反射部材5を基板3と対向しない位置に配置することによって、冷却工程時において、基板3と対向する熱反射部材5の面の広さを加熱時の熱反射部材5の面の広さよりも狭くするようにしたが、冷却工程時において、基板3と対向する熱反射部材5の面の広さを加熱時の熱反射部材5の面の広さよりも狭くする手法は、上記に限らず適宜変更可能である。
〔実施例2〕
次に、本発明の第2の実施例を説明する。本実施例は、冷却工程時において、基板3と対向する熱反射部材の面の広さを加熱時の該面の広さよりも狭くする他の手法を示した例である。
図3および図4は、本発明の第2の実施例の加熱冷却装置を模式的に示した断面図である。さらに言えば、図3は、加熱処理を実行する際の加熱冷却装置を模式的に示した断面図であり、図4は、冷却処理を実行する際の加熱冷却装置を模式的に示した断面図である。なお、図3および図4において、図1に示したものと同一構成のものには同一符号を附してある。
図3および図4において、加熱冷却装置は、発熱体4と、チャンバ6と、冷却板7と、熱反射部材8と、熱反射部材9とを含む。
熱反射部材9は、軸91を回転軸として矢印B方向(図4参照)に回転可能であり、また、冷却板7より熱放射率が小さい。
発熱体4が基板3に熱を与える際には、熱反射部材9は、発熱体4から発せられた熱が熱反射部材9によって最も多く基板3に反射されるように、図3に示したように熱反射部材9の一方の面9aが基板3の他方の面1bと水平となる位置に固定される。
また、基板3を冷却する際には、基板3と対向する熱反射部材9の面の広さを加熱時の該面の広さよりも狭くして、基板3が冷却板7によって冷却されるように、図4に示したように熱反射部材9の一方の面9aが基板3の他方の面1bと垂直となる位置に固定される。
次に、図3および図4とを参照して第2の実施例の動作を説明する。
加熱処理が施される基板3は、基材1の他方の面がチャンバ6内の支持ピンと接触するようにチャンバ6内の支持ピン上に載せられる。また、熱反射部材9は、発熱体4から発せられた熱が熱反射部材9によって最も多く基板3に反射されるように、図3に示したように熱反射部材9の一方の面9aが基板3の他方の面1bと水平となる位置に固定される。
チャンバ6に附設された真空ポンプにより、チャンバ6内の気体が排出され、チャンバ6内に減圧雰囲気が形成される。
続いて、発熱体4が発熱し、基板3を加熱処理する。発熱体4を発熱させた際、発熱体4から発せられた熱のうち熱反射部材9に向かった熱は、熱反射部材9によって反射され、反射された熱は基板3を加熱する。つまり、基板3は、発熱体4によって加熱されるとともに、熱反射部材9によっても加熱される。
加熱処理が終了すると、基板3の熱が冷却板7によって冷却されるように、図4に示したように熱反射部材9の一方の面9aが基板3の他方の面1bと垂直となる位置に固定される。また、発熱体4の発熱が停止する。よって、基板3は、冷却板7により冷却される。
本実施例は、熱反射部材9により発熱体4が発する熱を反射させて基板3を加熱するので、熱反射部材9が存在しない状態よりも加熱効率が向上する。さらに、基板3の冷却を行う際には、軸91を中心に熱反射部材9を回転させることによって、熱反射部材9より熱放射率が大きい冷却板7を用いて基板3を冷却することが可能となる。したがって、加熱と冷却とのそれぞれを高速で行うことが可能となる。
〔実施例3〕
次に、本発明の第3の実施例を説明する。本実施例は、冷却工程時において、基板3と対向する熱反射部材の面の広さを加熱時の該面の広さよりも狭くする他の手法を示した例である。
図5および図6は、本発明の第3の実施例の加熱冷却装置を模式的に示した断面図である。さらに言えば、図5は、加熱処理を実行する際の加熱冷却装置を模式的に示した断面図であり、図6は、冷却処理を実行する際の加熱冷却装置を模式的に示した断面図である。なお、図5および図6において、図1に示したものと同一構成のものには同一符号を附してある。
図5および図6において、加熱冷却装置は、発熱体4と、チャンバ6と、冷却板7と、熱反射部材8と、第1の熱反射部材としての熱反射部材10aと、第2の熱反射部材としての熱反射部材10bとを含む。
熱反射部材10aは、チャンバ6内に固定され、冷却板7より熱放射率が小さい。
熱反射部材10bは、基板3の他方の面1bと水平な方向に移動可能であり、また、冷却板7より熱放射率が小さい。
発熱体4が基板3に熱を与える際には、発熱体4から発せられた熱が熱反射部材10aと熱反射部材10bによって最も多く基板3に反射されるように、図5に示したように熱反射部材10bは熱反射部材10a間に配置される。換言すると、発熱体4が基板3に熱を与える際には、熱反射部材10bは、熱反射部材10aを介さず発熱体4を介して基板3と対向する位置に配置される。
また、基板3を冷却する際には、基板3の熱が冷却板7によって冷却されるように、図6に示したように熱反射部材10bの基板3と対向する面10b1が熱反射部材10aと重なる位置に配置され、熱反射部材10aの間から基板3の熱が冷却板7に伝わる。
次に、図5および図6とを参照して第3の実施例の動作を説明する。
加熱処理が施される基板3は、基材1の他方の面がチャンバ6内の支持ピンと接触するようにチャンバ6内の支持ピン上に載せられる。また、熱反射部材10bは、発熱体4から発せられた熱が熱反射部材10aおよび熱反射部材10bによって最も多く基板3に反射されるように、図5に示したように熱反射部材10bは熱反射部材10a間に配置される。
チャンバ6に附設された真空ポンプにより、チャンバ6内の気体が排出され、チャンバ6内に減圧雰囲気が形成される。
続いて、発熱体4が発熱し、基板3を加熱処理する。発熱体4を発熱させた際、発熱体4から発せられた熱のうち熱反射部材10aまたは熱反射部材10bに向かった熱は、熱反射部材10aまたは熱反射部材10bによって反射され、反射された熱は基板3を加熱する。つまり、基板3は、発熱体4によって加熱されるとともに、熱反射部材10aおよび熱反射部材10bによっても加熱される。
加熱処理が終了すると、基板3の熱が冷却板7によって冷却されるように、図6に示したように熱反射部材10bが熱反射部材10aと重なる位置に配置され、熱反射部材10aの間から基板3の熱が冷却板7に伝わる。
本実施例は、熱反射部材10aおよび熱反射部材10bにより発熱体4が発する熱を反射させて基板3を加熱するので、熱反射部材10aおよび熱反射部材10bが存在しない状態よりも加熱効率が向上する。さらに、基板3の冷却を行う際には、熱反射部材10bが熱反射部材10aと重なる位置に配置されることによって、熱反射部材10bより熱放射率が大きい冷却板7により基板3が冷却されることが可能となる。したがって、加熱と冷却とのそれぞれを高速で行うことが可能となる。
なお、本発明は上記の各実施例に限定されるものではなく、種々の変更が可能であることはいうまでもない。
例えば、基板3として、画像表示部を内包する容器を構成する基板を用いてもよい。換言すると、画像表示部と、該画像表示部を内包する容器とを含む画像表示装置の製造方法において、画像表示部を内包する容器を構成する基板を上記の方法によって加熱処理および冷却処理するようにしてもよい。この場合、画像表示部を内包する容器を構成する基板を高速で加熱および冷却でき、かつ、加熱時に基板が破損してしまう可能性を低くできる。
また、例えば、各実施例において冷却板7を省略してもよい。この場合、冷却板7を設けてある場合に比べて基板3の冷却速度は遅くなるが、熱反射部材が加熱工程時の状態のままで冷却工程を行う場合に比べれば、基板3の冷却速度は速くなる。
本発明の一実施例の加熱冷却装置を示した断面図である。 図1に示した加熱冷却装置の他の形態を示した断面図である。 本発明の他の実施例の加熱冷却装置を示した断面図である。 図3に示した加熱冷却装置の他の形態を示した断面図である。 本発明のさらに他の実施例の加熱冷却装置を示した断面図である。 図5に示した加熱冷却装置の他の形態を示した断面図である。
符号の説明
1 基材
1a 一方の面
1b 他方の面
2 部材
3 基板
4 発熱体
5 熱反射部材
6 チャンバ
7 冷却板
8 熱反射部材
9 熱反射部材
91 軸
9a 面
10a 熱反射部材
10b 熱反射部材
10b1 面

Claims (5)

  1. 画像表示手段を内包する容器を備える画像表示装置の製造方法であって、
    前記容器の構成部材である基板を減圧雰囲気中で加熱冷却処理する工程を有し、該加熱冷却工程は、
    複数の発熱体を、該発熱体が互いに空間をあけて位置するように、前記基板と熱反射部材との間に配設し、該発熱体を発熱させて前記基板を加熱する加熱工程と、
    前記加熱工程の終了後、前記熱反射部材を動かすことによって、前記基板と対向する前記熱反射部材の面の面積を前記加熱工程における該面積よりも小さくして、前記基板を冷却する冷却工程と、
    前記冷却工程を行った基板を用いて、画像表示手段を内包する容器を形成する工程と、
    を含み、
    前記基板は、ガラス基材の一方の面にのみガラス部材が設けられており、前記加熱工程は、前記ガラス基材の前記ガラス部材が設けられていない他方の面のみが前記発熱体および前記熱反射部材と対向した状態で行われる、
    ことを特徴とする画像表示装置の製造方法。
  2. 請求項1に記載の画像表示装置の製造方法において、
    前記加熱工程は、前記熱反射部材が前記発熱体を介して前記基板と対向する位置に配置された状態で実行され、
    前記冷却工程は、前記熱反射部材が前記基板と対向しない位置に動かされた状態で実行されることを特徴とする画像表示装置の製造方法。
  3. 請求項1に記載の画像表示装置の製造方法において、
    前記冷却工程は、前記熱反射部材の前記基板に対する角度が前記加熱工程時の該角度から変わるように該熱反射部材が動かされた状態で実行されることを特徴とする画像表示装置の製造方法。
  4. 請求項1に記載の画像表示装置の製造方法において、
    前記熱反射部材は、所定の間隔で配置された複数の第1の熱反射部材と、移動可能な複数の第2の熱反射部材とを含み、
    前記加熱工程は、前記第2の熱反射部材が前記発熱体を介して前記基板と対向する位置に配置された状態で実行され、
    前記冷却工程は、前記基板と対向する第2の熱反射部材の面が前記第1の熱反射部材と重なるように該熱反射部材が動かされた状態で実行されることを特徴とする画像表示装置の製造方法。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1つに記載の画像表示装置の製造方法において、
    前記発熱体及び前記熱反射部材を介して前記基板と対向する位置に冷却板が配置されていることを特徴とする画像表示装置の製造方法。
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