JP4136750B2 - 段差式循環搬送路を有する循環型飲食物搬送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、内側に少なくとも作業エリアがあり外側の方が低い位置で循環する複数の無端状の段差式循環搬送路にて飲食客に飲食物容器を提供する段差式循環搬送路を有する循環型飲食物搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、内側に少なくとも作業エリアがある段差式循環搬送路を有する循環型飲食物搬送装置は、外側にいる飲食客が飲食物容器を取りやすくするために、外側の循環搬送路が低い位置に、内側の循環搬送路が高い位置に配置されている。そのため、作業エリアから作業者が飲食物容器を供給する場合に、内側の循環搬送路への供給は容易に行えるが、外側の循環搬送路への供給は内側の循環搬送路を跨いで、外側の循環搬送路上の飲食物容器がないところを見計らって、或いは手で飲食物容器の流れをせき止めながら載置していた。
【0003】
このように外側の循環搬送路への供給においては、作業者は無理な体勢で飲食物容器の供給を強いられているので、内側の循環搬送路上の飲食物容器に触れたり、バランスを崩して手持ちの飲食物容器から飲食物を落下させることがしばしば起きていた。
【0004】
このような事態を回避するために、外側循環搬送路への飲食物容器の供給を人手によらずに効率よく行うものとして、特許文献1に記載の「回転飲食台における商品提供方法及びその装置」が知られている。このものは内外に循環搬送路としてのクレセントチェーンが二連に配設され、このクレセントチェーン上を巡回搬送する飲食物を、両クレセントチェーンの適所間に設けた連絡コンベアにより、内周クレセントチェーンから外周クレセントチェーンへ供給できるようにしたものである。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−333849号公報(段落0013−004 5,図1−3)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記特許文献1に記載のものは、内周クレセントチェーン(内側循環搬送路)の内側にいる作業者は作業エリアから一番近接した位置にある内周クレセントチェーンに飲食物を投入するだけで、人手を煩わさずに外周クレセントチェーン(外側循環搬送路)に送ることができ便利であった。しかしながら、飲食物容器が少なくなった外側循環搬送路上に、直ちに飲食物容器を供給したい場合にも、まずは内側の循環搬送路上に飲食物容器を置かなければならず、また内側循環搬送路に飲食物容器が充分ある場合には即時供給が困難であった。
【0007】
本発明は上記した課題に着目してなされたもので、人手を煩わすことなく飲食物容器を外側循環搬送路へ即時供給することができる段差式循環搬送路を有する循環型飲食物搬送装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の段差式循環搬送路を有する循環型飲食物搬送装置は、内側に少なくとも作業エリアがあり外側の方が低い位置で循環する複数の無端状の段差式循環搬送路にて飲食客に飲食物容器を提供する段差式循環搬送路を有する循環型飲食物搬送装置であって、
前記作業エリア側から外側の少なくとも一つの循環搬送路に向かって飲食物容器を供給することが可能な搬送装置が設けられ、前記搬送装置は、搬送先より高い位置にある内側循環搬送路の下部に形成したトンネルを挿通し、その先端が搬送先の外側の少なくとも一つの循環搬送路に近接配置されていることを特徴としている。
この特徴によれば、内側循環搬送路に飲食物容器が多く存在していても、搬送装置により飲食物容器を外側の循環搬送路側へ即時供給することができる。また内側循環搬送路は外側循環搬送路より高い位置にあるので、その段差部を利用して搬送装置を内側循環搬送路の下部に、例えば、トンネル状にして、作業エリアから外側循環搬送路に向けて配置できる。
【0010】
本発明の段差式循環搬送路を有する循環型飲食物搬送装置において、前記トンネルが形成された領域の内側循環搬送路は山状に形成されていることが好ましい。
このようにすれば、内側循環搬送路と外側循環搬送路との段差が大きくなくても、内側循環搬送路を山状にして部分的に高くすることで搬送装置の載置スペースを確保できる。
【0011】
本発明の段差式循環搬送路を有する循環型飲食物搬送装置において、前記搬送先循環搬送路の前記搬送装置との合流部上流側に飲食物容器の流れを遮る手段を有し、該手段は搬送装置からの飲食物容器が搬送先循環搬送路に合流する場合に作動することが好ましい。
このようにすれば、搬送装置上の供給飲食物容器の流れを止めることなく、合流部において搬送先循環搬送路に供給飲食物容器を投入することができる。
【0012】
本発明の段差式循環搬送路を有する循環型飲食物搬送装置において、前記搬送装置上の飲食物容器を搬送先循環搬送路へ合流させるか合流を中止するかを判断する手段、及び該判断に基づいて合流又は合流を中止する手段を有していることが好ましい。
このようにすれば、搬送先循環搬送路の飲食物容器の流れを止めることなく、スムーズに供給飲食物容器を合流させることができる。
【0013】
本発明の段差式循環搬送路を有する循環型飲食物搬送装置において、前記合流させる手段は前記搬送装置の駆動であり、合流を中止する手段は前記搬送装置の駆動停止であることが好ましい。
このようにすれば、強制停止させるストッパー体を使用することなく、スムーズに供給飲食物容器を合流させることができる。
【0015】
本発明の段差式循環搬送路を有する循環型飲食物搬送装置において、前記合流又は合流の中止を判断する手段は、前記搬送先循環搬送路の合流部近傍の飲食物容器の流れを監視する監視装置であることが好ましい。
このようにすれば、監視装置を用いることで、飲食物容器同士が衝突することなく、搬送先循環搬送路の飲食物容器の流れに合わせて供給飲食物容器を搬送先循環搬送路にスムーズに合流させることができる。
【0016】
本発明の段差式循環搬送路を有する循環型飲食物搬送装置において、前記複数の循環搬送路内は内外に3つ配置した3連式であることが好ましい。
このようにすれば、3連式のうち、例えば外側2箇所にそれぞれ搬送装置を用いて供給飲食物容器を供給することで、供給の効率化が図れる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0018】
図1は本発明の一実施形態であって、内側の作業エリアから外側の無端状の段差式循環搬送路に飲食物容器を供給する搬送装置を備えた循環型飲食物搬送装置の全体平面図、図2は同様に部分平面図、図3は図2のA−A拡大断面図、図4は図2のB−B断面図、図5は他の実施形態に係り搬送装置が存在する領域部分が山状に形成された循環型飲食物搬送装置の部分斜視図であり、図6は山状に形成された内側の無端状の段差式循環搬送路とその下方に配置される搬送装置との関係を示す部分側面図である。
【0019】
図1において、無端状の段差式循環搬送路(以下循環搬送路2と称する)は、飲食客エリア内に配置されてあって、駆動装置によって巡回駆動される無端状クレセントチェーンコンベヤ6で搬送され、互いに近接配置される平面視略矩形状の2つの内外循環搬送路2b、2aが構築されている。
【0020】
図1に示す2つの内外循環搬送路2b、2aは、単一または2つの駆動装置によって反対方向(或いは同一方向)に搬送されており、外側循環搬送路2aの周囲に、この外側循環搬送路2aに沿って飲食カウンター3と座席4が所定間隔で配設されており、内側循環搬送路2bによって囲まれる矩形状の領域は、飲食物としての鮨等を飲食物容器に載置して飲食客エリア側に提供する作業者などの作業エリアWとして構成されている。
【0021】
詳しくは、循環搬送路2の外側循環搬送路2aは、飲食客が飲食カウンター3側から手を延ばして飲食物容器Sを採り出すことができる低い高さ位置に設置され、内側循環搬送路2bも同様に飲食客が採り出し可能な外側循環搬送路2aより若干高い位置に設置されている。
【0022】
そして、内側の作業エリアWから上記のように構成された循環搬送路2の外側循環搬送路2aの側面には、内側の循環搬送路2bの下方を横切るように形成されたトンネル16を挿通させて後述する供給搬送装置1(以下、単に「搬送装置」という)の先端が近接配置され、搬送面同士が同一レベルになるように直交配置している。
【0023】
この外側循環搬送路2aに連絡する搬送装置1は、図3,4に示すように、短尺のベルトコンベヤで構成されており、前後に回転自在に軸支された一対のローラ12a,12bと前部ローラ12a後方の例えば単一の駆動源(例えばモータM)で駆動される駆動ローラ14に巻回された無端ベルト10が、例えば外側循環搬送路2aの搬送速度と同期する所定の搬送速度で前方に搬送できるように構成されている。
【0024】
そして、この搬送装置1は、手動による操作または自動により起動、停止できるように制御されており、手動操作の場合は、作業エリアWの作業者が外側循環搬送路2a上の飲食物容器Sの流れ量に応じて合流可能な時点で起動、停止操作を行うようになっている。
【0025】
外側循環搬送路2aに搬送装置1が合流する合流部の所定距離上流側には、外側循環搬送路2a上の飲食物容器Sの通過を検出するためのセンサー18(例えば光センサー)を外側循環搬送路2aに沿って配設したり、或いは環搬送路2a上の合流部直前には飲食物容器Sの流れを遮る手段となるストッパー体としてロッド8aを搬送方向に対し直交する方向に進退移動させる流体圧シリンダ8を配設したりして、飲食物容器S、S’が互いに衝突しないように各種の合流手段が採用できるように構成されている。
【0026】
更に、搬送装置1が合流部に連絡する先端部には、作業エリアW側から供給される搬送装置1上先端に位置する供給飲食物容器S’を検出するためのセンサー(図示せず)が配置されており、このセンサーにより搬送装置1上先端に位置する供給飲食物容器S’を検出した時は、例えば、流体圧シリンダ8が作動してロッド8aを搬送方向に対し直交する方向に突出して外側循環搬送路2a上の飲食物容器Sの流れを滞留させ、供給飲食物容器S’を検出している間はこれら供給飲食物容器S’を優先させて合流させることができる。
【0027】
合流させる他の手段として、作業エリアW側から供給された供給飲食物容器S’が先端位置まで移動されてセンサーで検出された時に、センサー18を利用して、外側循環搬送路2a上の飲食物容器Sの流れの状況を判断し、その判断結果に応じて搬送装置1が自動的に駆動あるいは停止させて、或いは駆動はそのままにして上述のストッパー体を用いて搬送装置1上の供給飲食物容器S’の移動を止めて、合流時の飲食物容器の衝突を防ぐようにしてもよい。
【0028】
具体的には、上流側のセンサー18で飲食物容器Sが検出されてからその飲食物容器Sが合流地点にさしかかるまでに、例えば4秒掛かるとし、また搬送装置1側から供給された供給飲食物容器S’が先端位置から合流するまでに例えば2秒要するとした場合に、センサーにより搬送装置1上先端に位置する供給飲食物容器S’を検出した時点より4秒から2秒前にセンサー18が飲食物容器Sを検出していなければ、搬送装置1の駆動を継続して合流させることができる。そして、4秒から2秒前にセンサー18が飲食物容器Sを検出していれば、駆動を停止して衝突を避ける。このような作業は全てマイコン等の制御装置を用いて行われる。
【0029】
センサー18が飲食物容器Sを検出していて搬送装置1の駆動を停止した場合には、センサー18が飲食物容器Sを検出しなくなった時点から2秒連続して検知しなければ、飲食物容器Sを検出しなくなった時点から4秒後に搬送装置1を駆動させれば衝突することなく合流させることができる。ここで述べた衝突防止手段は一例であって、画像処理手段で飲食物容器Sを連続認識し、供給飲食物容器S’が合流可能か否かの判断を電算制御処理で行うこともできる。従って、本発明における合流時における衝突防止のために使用される監視装置とは、飲食物容器の有無を判断するセンサーでもよいし、画像処理を行うための撮影機であってもよく、要は、合流部近傍の飲食物容器の流れを監視するものであれば何でも含まれる。
【0030】
尚、上記実施形態では段差式循環搬送路2が、高さの異なる2つの内外循環搬送路2b、2aで構成した例に付き説明したが、外側に向けて順次高さが低くなる3つの循環搬送路で構成することもできる。このようにすれば、3つの循環搬送路のうち、例えば外側2箇所の循環搬送路にそれぞれ供給搬送装置1を用いて供給飲食物容器S’を供給することで、供給の効率化を図ることができる。
【0031】
次に、上記の実施形態に係る作用に付き図1〜図4を参照して説明する。
【0032】
先ず、内外に配置される2つの循環搬送路2b、2aから成る無端状の段差式循環搬送路2が駆動されると、内部の作業エリアWから内外の循環搬送路2b、2aに新しい鮨などを載置した複数の飲食物容器Sが順次供給されて循環搬送される。
【0033】
すなわち、2つの内外循環搬送路2b、2aに飲食物容器Sを供給するに際し、外側循環搬送路2aより高い内側の循環搬送路2bに飲食物容器Sを供給する場合は、作業エリアW内から作業者によって直接載置されるが、外側の循環搬送路2aに飲食物容器Sを供給する場合は、搬送装置1によって無端ベルト10上に載置された供給飲食物容器S’が順次自動的に順次供給される。
【0034】
そこで、搬送装置1上を前進移動して最初に載置した供給飲食物容器S’が、搬送装置1先端側にあるセンサーで検出されると、上述した手動自動の各種手段で合流が行われる。
【0035】
例えば、顧客から特定の供給飲食物容器S’が注文された場合には、流体圧シリンダ8を作動させてロッド8aを搬送方向に対し前進させて外側循環搬送路2a上を循環移送される飲食物容器Sが一時的に強制停止する手段を選択すれば、搬送装置1の停止がないので早く外側の循環搬送路2a側に送ることができる。
【0036】
上記のように構成された段差式循環搬送路を有する循環型飲食物搬送装置によれば、作業エリアW側から外側循環搬送路2aに向かって供給飲食物容器S’を供給することが可能となっているので、内側循環搬送路2bに多くの飲食物容器Sが存在していても、搬送装置1により供給飲食物容器S’を外側循環搬送路2aへ即時供給することができる。
【0037】
また、外側循環搬送路2aより高い位置にある内側循環搬送路2bの下部には、内側循環搬送路2bを横切るトンネル16が形成されているので、作業エリアWからトンネル16を介して搬送装置1を外側循環搬送路2aに向けて配置することができる。
【0038】
更に、搬送装置1上の供給飲食物容器S’を外側循環搬送路2aへ合流させる場合に、外側循環搬送路2aの合流部上流側に飲食物容器Sの流れを遮るストッパー体となる流体圧シリンダ8のロッド8aが配置されているので、搬送装置1の駆動を停止させずに供給飲食物容器S’を外側循環搬送路2aに合流させることができ、合流部において飲食物容器Sと供給飲食物容器S’とが衝突することなく搬送装置1によって外側循環搬送路2aに投入することができる。
【0039】
そして、搬送装置1上の供給飲食物容器S’を外側循環搬送路2aへ合流させる場合に、搬送装置1上の供給飲食物容器S’を合流させるか合流を中止するかを判断し、この判断に基づいて合流又は合流を中止する制御装置を用いれば、外側循環搬送路2aの飲食物容器Sの流れを止めることなく、スムーズに飲食物容器を合流させることができる。
【0040】
次に、本発明の他の実施形態に付き図5、図6を参照して説明する。
【0041】
図5および図6には、無端状の段差式循環搬送路(以下循環搬送路20と称する)が示されており、この循環搬送路20は、上記実施形態と同様に外側循環搬送路20aに沿って、図1に示すような飲食カウンターと座席が所定間隔で配設されており、内側循環搬送路20bによって囲まれる矩形状の領域は、飲食物としての鮨等を飲食物容器に載置して飲食客エリア側に提供する作業者などの作業エリアWとして構成されている。
【0042】
外側循環搬送路20aは、飲食客が飲食カウンター側から手を延ばして飲食物容器Sを採り出すことができる低い高さ位置に設置され、内側循環搬送路20bは同様に飲食客が採り出し可能に外側循環搬送路20aより若干高い高さ位置に設置されている。
【0043】
この循環搬送路20では、外側循環搬送路20aに対する内側循環搬送路20bの段差部となる高低差が少ない構造となっているので、内側循環搬送路20bの下部領域にベルトコンベヤ28を通過させるためのトンネルを形成することが困難なことから、その領域部分を山状に形成した上でトンネル26が形成されている。
【0044】
そこで、前記実施形態と同様に、内側の作業エリアWから外側循環搬送路20aに供給飲食物容器S’を供給すべく、トンネル26内部にベルトコンベヤ28を通してその先端を外側循環搬送路20aの側面に近接させた状態で、その搬送面が外側循環搬送路20aと同一レベルになるよう直交配置されている。
【0045】
詳しくは、内側循環搬送路20bの山状に形成された領域部分は、所定高さの平坦な頂部搬送路22と頂部搬送路22の両側に形成された一対の傾斜搬送路22a,22bで形成され、頂部搬送路22と両傾斜搬送路22a,22b上には無端状クレセントチェーンコンベヤ6が走行可能に配置された構成となっている。
【0046】
従って、上記のように構築された段差式循環搬送路を有する循環型飲食物搬送装置によれば、内側循環搬送路20bと外側循環搬送路20aとの段差が大きくなくても、内側循環搬送路20bの領域部分を山状に構成して部分的に高くすることでベルトコンベヤ28を通過させるトンネル26を形成するためのスペースを確保することができる。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、次のような効果を奏することができる。
【0048】
(a)請求項1記載の発明によれば、内側循環搬送路に飲食物容器が多く存在していても、搬送装置により飲食物容器を外側の循環搬送路側へ即時供給することができる。また内側循環搬送路は外側循環搬送路より高い位置にあるので、その段差部を利用して搬送装置を内側循環搬送路の下部に、例えば、トンネル状にして、作業エリアから外側循環搬送路に向けて配置できる。
【0050】
(b)請求項2記載の発明によれば、内側循環搬送路と外側循環搬送路との段差が大きくなくても、内側循環搬送路を山状にして部分的に高くすることで搬送装置の載置スペースを確保できる。
【0051】
(c)請求項3記載の発明によれば、搬送装置上の供給飲食物容器の流れを止めることなく、合流部において搬送先循環搬送路に供給飲食物容器を投入することができる。
【0052】
(d)請求項4記載の発明によれば、搬送先循環搬送路の飲食物容器の流れを止めることなく、スムーズに供給飲食物容器を合流させることができる。
【0053】
(e)請求項5記載の発明によれば、強制停止させるストッパー体を使用することなく、スムーズに供給飲食物容器を合流させることができる。
【0055】
(f)請求項6記載の発明によれば、監視装置を用いることで、飲食物容器同士が衝突することなく、搬送先循環搬送路の飲食物容器の流れに合わせて供給飲食物容器を搬送先循環搬送路にスムーズに合流させることができる。
【0056】
(g)請求項7記載の発明によれば、3連式のうち、例えば外側2箇所にそれぞれ搬送装置を用いて供給飲食物容器を供給することで、供給の効率化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であって、内側の作業エリアから外側の無端状の段差式循環搬送路に飲食物容器を供給する搬送装置を備えた循環型飲食物搬送装置の全体平面図である。
【図2】同様に部分平面図である。
【図3】図2のA−A拡大断面図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
【図5】他の実施形態に係り搬送装置が存在する領域部分が山状に形成された循環型飲食物搬送装置の部分斜視図である。
【図6】山状に形成された内側の無端状の段差式循環搬送路とその下方に配置される搬送装置との関係を示す部分側面図である。
【符号の説明】
1 供給搬送装置(搬送装置)
2 無端状の段差式循環搬送路
2a 外側循環搬送路
2b 内側循環搬送路
3 飲食カウンター
4 座席
6 無端状クレセントチェーンコンベヤ
8 流体圧シリンダ(ストッパー体)
8a ロッド
10 無端ベルト
12a 前部ローラ
12b 後部ローラ
14 駆動ローラ
16 トンネル
18 センサー
20 無端状の段差式循環搬送路
20a 外側循環搬送路
20b 内側循環搬送路
22 頂部搬送路
22a,22b 傾斜搬送路
26 トンネル
28 ベルトコンベヤ
M モータ
S 飲食物容器
S’ 供給飲食物容器
W 作業エリア
Claims (7)
- 内側に少なくとも作業エリアがあり外側の方が低い位置で循環する複数の無端状の段差式循環搬送路にて飲食客に飲食物容器を提供する段差式循環搬送路を有する循環型飲食物搬送装置であって、
前記作業エリア側から外側の少なくとも一つの循環搬送路に向かって飲食物容器を供給することが可能な搬送装置が設けられ、前記搬送装置は、搬送先より高い位置にある内側循環搬送路の下部に形成したトンネルを挿通し、その先端が搬送先の外側の少なくとも一つの循環搬送路に近接配置されていることを特徴とする段差式循環搬送路を有する循環型飲食物搬送装置。 - 前記トンネルが形成された領域の内側循環搬送路は山状に形成されている請求項1に記載の段差式循環搬送路を有する循環型飲食物搬送装置。
- 前記搬送先循環搬送路の前記搬送装置との合流部上流側に飲食物容器の流れを遮る手段を有し、該手段は搬送装置からの飲食物容器が搬送先循環搬送路に合流する場合に作動する請求項1または2に記載の段差式循環搬送路を有する循環型飲食物搬送装置。
- 前記搬送装置上の飲食物容器を搬送先循環搬送路へ合流させるか合流を中止するかを判断する手段、及び該判断に基づいて合流又は合流を中止する手段を有している請求項1または2に記載の段差式循環搬送路を有する循環型飲食物搬送装置。
- 前記合流させる手段は前記搬送装置の駆動であり、合流を中止する手段は前記搬送装置の駆動停止である請求項4に記載の段差式循環搬送路を有する循環型飲食物搬送装置。
- 前記合流又は合流の中止を判断する手段は、前記搬送先循環搬送路の合流部近傍の飲食物容器の流れを監視する監視装置である請求項4または5に記載の段差式循環搬送路を有する循環型飲食物搬送装置。
- 前記複数の段差式循環搬送路内は内外に3つ配置した3連式である請求項1ないし6の何れかに記載の段差式循環搬送路を有する循環型飲食物搬送装置。
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