JP4136150B2 - メモリバックアップ制御装置およびメモリバックアップ制御方法 - Google Patents

メモリバックアップ制御装置およびメモリバックアップ制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主電源とバックアップ電源と切り替えながらデータを保持するメモリに対して電源遮断および復帰を制御するメモリバックアップ制御装置およびメモリバックアップ制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、大容量のメモリを必要とするデータ処理装置あるいはデータ処理システムにおいて、データのバックアップ処理を実行する場合、記憶素子としてDRAM(ダイナミックRAM)などの揮発性メモリを用いる。そのDRAMのデータを保持するためデータをリストア(再書き込み)するリフレッシュ回路は、そのDRAMリフレッシュにおいてシステム動作時とバックアップ時を切り替えるセレクタと、システムの電源電圧を監視する電源電圧監視回路と、システムの電源電圧と同一の電圧を得るバックアップ電源回路とから構成される。
【0003】
このような構成において、従来、バックアップ動作への移行は、停電等による電源電圧の低下を電源電圧監視回路で検知した後、システムにリセットを出力すると同時にバックアップ用のリフレッシュ回路にセレクタを切り替え、バックアップ時だけ動作するリフレッシュ回路を起動するか、または、DRAMに接続されるRAS信号、CAS信号によりCBR(CAS Before RAS)タイミングを生成し、該DRAMのセルフリフレッシュを起動し、バックアップを行っていた。
【0004】
一方、電源復帰時は、電源電圧の復帰を電源電圧監視回路で検知した後、システムのリセットを解除すると同時に、DRAMリフレッシユ回路をバックアップ側からシステム側に前記セレクタを切り替えていた。その際、バックアップ制御移行復帰時のDRAM制御は、システムクロックと非同期のハードウエアタイミング信号を利用して行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のメモリバックアップ制御装置は上記のように構成されているので、第1に大容量のメモリを必要とするシステムにおいて、メモリ制御を高速に行うには限界があった。
【0006】
第2にRAS信号、CAS信号のCBRタイミングをハードウエアまたはゲートアレイで生成する必要があり、制御・処理の更なる簡素化と高速動作を実現することができないという問題点があった。
【0007】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、主電源の電圧低下状態を監視して、メモリアクセスの制御線から構成されるコマンド信号とCPUからのクロックイネーブル信号とによりシンクロナスDRAMに対するセルフリフレッシュをシステムクロックを分周した分周クロックに同期して起動制御することにより、クロック同期式のシンクロナスDRAMを用いたメモリシステムにおいて、メモリバックアップ動作の移行復帰制御の高速化とメモリのデータ保持の信頼性を向上できるメモリバックアップ制御装置およびメモリバックアップ制御方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る第1の発明は、コントローラ(図1に示すバスコントローラ1)がシンクロナスDRAM(図1に示すSDRAM11,12)に対するリフレッシュを主電源(図1に示す主電源6)またはバックアップ電源(図1に示すバックアップ電源7)の供給を受けて制御するメモリバックアップ制御装置であって、前記主電源の電源電圧の低下を検出して電源電圧低下検知信号を出力する電源電圧低下検知信号出力手段(図1に示す電源電圧監視回路5)と、前記電源電圧低下検知信号出力手段から出力される電源電圧低下検知信号に基づいてコントローラに対してセルフリフレッシュ開始要求信号を出力するセルフリフレッシュ開始要求信号出力手段(図1に示すタイミング・ロジック回路2)と、前記セルフリフレッシュ開始要求信号出力手段から出力される前記セルフリフレッシュ開始要求信号に基づいて前記コントローラのシステムクロックに同期するクロックイネーブル信号を出力するクロックイネーブル信号出力手段(図1に示すバスコントローラ1による)と、前記シンクロナスDRAMヘの制御線の組み合わせによるコマンド信号を前記シンクロナスDRAMに出力するコマンド信号出力手段(図1に示すバスコントローラ1のRAS,CS,CAS,WE等のアクセス制御信号を含む)と、前記セルフリフレッシュ開始要求信号に基づき、前記コントローラのシステムクロックの分周クロックを生成する分周クロック生成手段(図1に示す分周器18)と、前記分周クロック生成手段により生成された分周クロックに同期した前記クロックイネーブル信号と前記コマンド信号に基づき、前記シンクロナスDRAMのセルフリフレッシュを起動するセルフリフレッシュ制御手段(図1に示すバスコントローラ1,セレクタ10等を含む)とを有するものである。
【0009】
本発明に係る第2の発明は、前記電源電圧低下検知信号出力手段から出力される前記電源電圧低下検知信号に基づいてリセット信号を出力するリセット信号出力手段(図1に示すリセット回路3)と、前記クロックイネーブル信号による前記シンクロナスDRAMの初期設定動作終了に基づいてクロックイネーブル信号をマスクするクロックイネーブルマスク信号を出力するクロックイネーブルマスク信号出力手段(図1に示すバスコントローラ1)と、前記バックアップ電源の電圧と基準電圧とを比較してバックアップ電源電圧検出信号を出力する比較出力手段(図1に示す比較回路4)と、前記リセット信号出力手段から出力されるリセット信号と前記クロックイネーブルマスク信号との論理条件に基づいて前記クロックイネーブル信号と前記バックアップ電源電圧検出信号とを切り替える第1の切替手段(図1に示すセレクタ10)とを有するものである。
【0010】
本発明に係る第3の発明は、前記主電源の電圧復帰状態を検出して前記電源電圧低下検知信号を解除する信号解除手段(図1に示す電源電圧監視回路5)と、前記信号解除手段による電源電圧低下検知信号の解除に従い、前記リセット信号を解除するリセット信号解除手段(図1に示すタイミングロジック回路)と、前記コントローラおよび前記シンクロナスDRAMの初期設定後、バックアップ動作中かどうかを判別する判別手段(図1に示すバスコントローラ1)と、前記判別手段によりバックアップ動作中であると判別された場合には、前記セルフリフレッシュ開始要求信号を条件出力する条件出力手段(図1に示すタイミング・ロジック回路2)と、前記条件出力手段から条件出力される前記セルフリフレッシュ開始要求信号に従い、前記バックアップ電源電圧検出信号を前記クロックイネーブル信号に切り替える第2の切替手段(図1に示すセレクタ10)と、前記セルフリフレッシュ開始要求信号出力から一定時間後に、セルフリフレッシュ解除要求信号を出力するタイミング遅延出力手段(図1に示すバスコントローラ1)とを有するものである。
【0011】
本発明に係る第4の発明は、コントローラ(図1に示すバスコントローラ1)がシンクロナスDRAM(図1に示すSDRAM11,12)に対するリフレッシュを主電源(図1に示す主電源6)またはバックアップ電源(図1に示すバックアップ電源7)の供給を受けて制御するメモリバックアップ制御方法であって、前記主電源の電源電圧の低下を検出して電源電圧低下検知信号を出力する電源電圧低下検知信号出力工程(図8に示すステップ(2))と、前記電源電圧低下検知信号出力工程により出力される電源電圧低下検知信号に基づいてコントローラに対してセルフリフレッシュ開始要求信号を出力するセルフリフレッシュ開始要求信号出力工程(図8に示すステップ(5))と、前記セルフリフレッシュ開始要求信号出力工程により出力される前記セルフリフレッシュ開始要求信号に基づいて前記コントローラのシステムクロックに同期するクロックイネーブル信号を出力するクロックイネーブル信号出力工程(図8に示すステップ(7))と、前記シンクロナスDRAMヘの制御線の組み合わせによるコマンド信号を前記シンクロナスDRAMに出力するコマンド信号出力工程(図示しない)と、前記セルフリフレッシュ開始要求信号に基づき、前記コントローラのシステムクロックの分周クロックを生成する分周クロック生成工程(図8に示すステップ(6))と、前記分周クロック生成工程により生成された分周クロックに同期した前記クロックイネーブル信号と前記コマンド信号に基づき、前記シンクロナスDRAMのセルフリフレッシュを起動するセルフリフレッシュ起動工程(図8に示すステップ(8))とを有するものである。
【0012】
本発明に係る第5の発明は、コントローラ(図1に示すバスコントローラ1)がシンクロナスDRAM(図1に示すSDRAM11,12)に対するリフレッシュを主電源(図1に示す主電源6)またはバックアップ電源(図1に示すバックアップ電源7)の供給を受けて制御するメモリバックアップ制御方法であって、前記主電源の電圧復帰を検出して電源電圧低下検知信号を解除する解除工程(図9に示すステップ(3))と、前記解除工程により電源電圧低下検知信号が解除された後、リセット信号を解除するリセット信号解除工程(図9に示すステップ(4))と、前記コントローラおよび前記シンクロナスDRAMの初期設定後、バックアップ動作中かどうかを判定する判定工程(図9に示すステップ(7))と、前記判定工程によりバックアップ動作中であると判定された場合、前記セルフリフレッシュ開始要求信号を出力し、該セルフリフレッシュ開始要求信号に従い、クロックイネーブルマスク信号を出力して、前記リセット信号と前記クロックイネーブルマスク信号との論理条件に従い、バックアップ電源電圧検出信号を前記クロックイネーブル信号に切り替える第1切替工程(図9に示すステップ(12))と、前記セルフリフレッシュ開始要求信号出力から一定時間後に、セルフリフレッシュ解除要求信号を出力し、前記クロックイネーブル信号により、前記シンクロナスDRAMのセルフリフレッシュを解除するセルフリフレッシュ解除工程(図9に示すステップ(13))と、前記判定工程によりバックアップ動作中でないと判定された場合、前記セルフリフレッシュ開始要求を行わずにクロックイネーブルマスク信号を出力し、前記リセット信号と前記クロックイネーブルマスク信号との論理条件に従い、バックアップ電源電圧検出信号を前記クロックイネーブル信号に切り替える第2の切替工程(図9に示すステップ(18),(19))と、システムクロックを分周して前記シンクロナスDRAMへの分周クロックを生成する分周クロック生成工程(図9に示すステップ(9),(16))とを有するものである。
【0013】
本発明に係る第6の発明は、コントローラがシンクロナスDRAMに対するリフレッシュを主電源またはバックアップ電源の供給を受けて制御するメモリバックアップ制御方法であって、前記主電源の電源電圧の低下を検出して電源電圧低下検知信号を出力する電源電圧低下検知工程と、前記電源電圧低下検知信号に基づいてセルフリフレッシュ開始要求信号を出力するセルフリフレッシュ開始要求工程と、通常動作時より消費電力を低減する低消費電力モードに移行する時、前記セルフリフレッシュ開始要求信号に従い、システムクロックを分周して前記シンクロナスDRAMへの分周クロックを生成する分周クロック生成工程(図8のステップ(6))を有し、前記分周クロック生成工程により生成された分周クロックに同期するクロックイネーブル信号とコマンド信号とに基づいて前記シンクロナスDRAMのセルフリフレッシュを起動するものである。
【0014】
本発明に係る第7の発明は、前記低消費電力モード時に、前記主電源の電圧が低下して前記電源電圧低下検知信号が出力される場合に、前記リセット信号と前記クロックイネーブルマスク信号との論理条件に従い、前記クロックイネーブル信号を前記バックアップ電源電圧検出信号に切り替えるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1実施形態を示すメモリのバックアップ制御装置の構成を説明するブロック図であり、例えばシンクロナスDRAM(以下SDRAM)のバックアップ制御装置に対応する。
【0016】
図1において、1はバスコントローラ、2はタイミング・ロジック回路で、タイミング回路と論理ゲートから構成される。3はリセット出力回路で、クロック監視機能を有する。なお、バスコントローラ1は、バスコントローラ機能を有するゲートアレイチップ等で構成される場合であっても、バスコントローラ機能がCPUにより構成される場合であっても、本発明を適用することができる。
【0017】
4は比較回路で、バックアップ電源7の電圧値と基準電圧値と比較し、その比較結果を出力する。5は電源電圧監視回路で、システムの主電源6の電圧変動をモニタして主電源の電圧低下状態および復帰状態を検知する。なお、主電源6はAC商用電源等からシステム電源を供給する。
【0018】
8は電圧変換回路で、バックアップ電源7からの電圧をSDRAM11,12の電源電圧に変換する。9はアドレスデコーダで、アドレスバスのアドレスを解読する。10はセレクタで、セレクト入力に基づきSDRAM11,12へのCKE信号をCPU側とバックアップ側とで切り替える。
【0019】
11,12はシンクロナスDRAM(SDRAM)で、供給されるシステムクロックSCKに同期してデータの書き込みまたは読み出しが実行される。13はAND論理ゲートで、バスコントローラ1からの/RESET信号とCKEM信号との論理積をとった結果をセレクタ10に出力する。14,15,16,17はOR論理ゲートで、該ゲート出力でSDRAM11,12の入出力データを制御する。18は分周器で、システムクロックSCKを1/Nに分周した分周システムクロックSCK/NをSDRAM11,12のクロック入力に供給する。
【0020】
図2は、図1に示したSDRAM11,12に対するセルフリフレッシュ移行コマンド(SELF)とセルフリフレッシュ解除コマンド(SELFX)とのタイミングを説明するタイミングチャートである。
【0021】
図において、tPDEは、セルフリフレッシュ終了時のCKE信号ホールド時間、tRCは、リフレッシュアクティブコマンド遅延時間を示す。
【0022】
図3は、図1に示したSDRAM11,12の詳細構成を示す回路図であり、一例として、×16ビット構成のSDRAMを示してある。
【0023】
図において、SDRAM11,12は、CKE端子と制御信号の組み合わせコマンドであるCS,RAS,CAS,WE,アドレス端子,システムクロックに同期するCLK端子で制御される。
【0024】
入出力データの制御は、入力マスク/出力ディスエーブルを下位ビット(D0〜7)、上位ビット(D8〜15)に対してDQML,DQMU信号により制御される。VBは、バックアップ電源7または該バックアップ電源7の電圧変換回路8の出力電源、及び主電源通電時は主電源6が供給される。
【0025】
図4は、図1に示したメモリバックアップ制御装置の動作を説明するタイミングチャートであり、電源遮断または停電時におけるバックアップ動作への移行を示すタイミングチャートに対応する。
【0026】
図1に示した主電源6がOFFしてSDRAM11,12への電源VCCが低下すると、電源電圧監視回路5から電源電圧低下検出信号(/PRST:/は負論理を示す)を「Low」出力し、タイミング・ロジック回路2では、該/PRST信号の「Low」を受けて、セルフリフレッシュ開始要求信号(SFRRQ:High)を出力する。
【0027】
バスコントローラ1は、該SRFRQ信号「High」に従い、CKE信号をクロックの立ち上がりに同期して「Low」にする。セレクタ10は主電源通電時、バスコントローラ1側に接続されるので、SDRAM11,12側のCKE端子も「Low」に切り替わる。同時に、図2に示すようにコマンド(セルフリフレッシュ移行コマンドSELF)を出力する。
【0028】
そして、SDRAM11,12のセルフリフレッシュ起動完了後、CKEM信号を「Low」にし、該CKEM信号と/RESET信号とのAND論理ゲート13のアンド出力であるCKESEL信号を「Low」にし、セレクタ10をバックアップ電源側(BALRM)に切り替える。
【0029】
その後、/RESET信号を「Low」にし、バックアップ動作に移行する。/PRST信号「Low」から/RESET信号「Low」までの時間t1は、タイミング・ロジック回路2で、CKEM信号「Low」出力以降に設定する。
【0030】
図5は、図1に示したメモリバックアップ制御装置の動作を説明するタイミングチャートであり、バックアップ動作が保持されている場合の電源通電後の復帰を示すタイミングチャートに対応する。
【0031】
図において、主電源6通電後、電源電圧監視回路5が電源電圧の復帰を検知すると、/PRST信号を「High」に解除し、該/PRST信号を受けてリセット出力回路3は/RESET信号を「High」に解除する。SDRAM11,12の初期設定後、システム側のみセルフリフレッシュ動作状態にするため、セレクタ10がSDRAM11,12へのCKE信号をバックアップ側(BALRM)に接続した状態で、セルフリフレッシュ開始要求(SRFRQ:High)を出力し、バスコントローラ1は該SRFRQ信号を受けて、CKE信号を「Low」出力する。
【0032】
その後、SDRAM11,12のセルフリフレッシュを解除するため、CKEM信号を「High」にし、セレクタ10をバスコントローラ1側に切り替える。再度、SRFRQ信号を「Low」にし、セルフリフレッシュ解除要求を出力する。SRFRQ信号「High」から「Low」までの時間t2は、タイミング・ロジック回路2で、CKEM信号「High」出力以降に設定する。該セルフリフレッシュ解除要求を受けて、バスコントローラ1はCKE信号を「High」、及び図2に示すようにセルフリフレッシュ解除コマンドSELFXを出力し、バックアップ動作から復帰する。
【0033】
図6は、図1に示したメモリバックアップ制御装置の動作を説明するタイミングチャートであり、バックアップ動作が保持されていない場合の電源通電後の復帰を示すタイミングチャートに対応する。
【0034】
図において、主電源6通電後、電源電圧監視回路5が電源電圧の復帰を検知すると、/PRST信号を「High」に解除し、該/PRST信号を受けてリセット出力回路3は/RESET信号を「High」に解除する。SDRAM11,12の初期設定後、CKEM信号を「High」にし、セレクタ10をバスコントローラ1側に切り替え、初期設定動作を完了する。
【0035】
図7は、図1に示したメモリバックアップ制御装置の動作を説明するタイミングチャートであり、低消費電力モード移行時、及び電源遮断または停電時におけるバックアップ動作への移行を示すタイミングチャートに対応する。
【0036】
図において、低消費電力モードヘの移行要因(ESS要因)をタイミング・ロジック回路2で受けとると、該タイミング・ロジック回路2からセルフリフレッシュ開始要求信号(SRFRQ:High)を出力する。バスコントローラ1は、該SRFRQ信号「High」に従い、CKE信号をクロックの立ち上がりに同期して「Low」にする。
【0037】
セレクタ10は主電源通電中の通常モード時は、バスコントローラ1側に接続されるので、SDRAM11,12側のCKE端子も「Low」に切り替わる。同時に、図2に示すようにコマンド(SELF)を出力し、SDRAM11,12のセルフリフレッシュを起動する。
【0038】
主電源6がOFFし、SDRAM11,12への電源VCCが低下すると、電源電圧監視回路5から電源電圧低下検出信号(/PRST信号)を「Low」出力し、タイミング・ロジック回路2では、低消費電力モード状態であるかをWDINH信号から判断し、低消費電力モードであると判断した場合、該/PRST信号「Low」を受けて、CKEM信号を「Low」にし、該CKEM信号と/RESET信号とのAND論理ゲート13のアンド出力であるCKESEL信号を「Low」にし、セレクタ10をバックアップ電源側(BALRM)に切り替える。
【0039】
その後、/RESET信号を「Low」にし、バックアップ動作に移行する。/PRST信号「Low」から/RESET信号「Low」までの時間t3は、タイミング・ロジック回路2で、CKEM信号「Low」出力以降に設定する。
【0040】
以下、図8に示すフローチャートを参照して、主電源6停止後のメモリバックアップ制御手順について説明する。
【0041】
図8は、本発明に係るメモリバックアップ制御装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、(1)〜(10)は各ステップを示す。
【0042】
まず、停電または電源遮断により主電源6がOFFすると(1)、SDRAM11,12への電源VCCの低下を電源電圧監視回路5が検知する(2)。該電源電圧監視回路5は、電源電圧低下検出信号(/PRST信号)を「Low」出力する(3)。
【0043】
次に、タイミング・ロジック回路2では、該/PRST信号「Low」を受けて、低消費電力モードであるかを該タイミング・ロジック回路2に入力されるWDINH信号により判断し(4)、NOならば、セルフリフレッシュ開始要求信号(SRFRQ:High)を出力する(5)。
【0044】
そして、バスコントローラ1は、該SRFRQ信号「High」に従い、CKE信号をクロックの立ち上がりに同期して「Low」にする(6)。この際、セレクタ10は主電源通電時、バスコントローラ1側に接続されるので、SDRAMll,12側のCKE端子も「Low」に切り替わる。同時に、図2に示すようにセルフリフレッシュコマンドSELFを出力し、SDRAM11,12のセルフリフレッシュを起動する(7)。
【0045】
そして、セルフリフレッシュ起動完了後、CKEM信号を「Low」にし(8)、該CKEM信号と/RESET信号とのアンド処理を行うAND論理ゲート13の出力であるCKESEL信号を「Low」にし、セレクタ10をバックアップ電源側(BALRM)に切り替える(9)。その後、/RESET信号を「Low」にし、バックアップ動作に移行する(10)。
【0046】
一方、ステップ(4)で、低消費電力モードであるならば、ステップ(10)ヘ進み、セレクタ10の切り替え動作を実行する。
【0047】
以下、図9に示すフローチャートを参照して、主電源6通電後のメモリバックアップ制御手順について説明する。
【0048】
図9は、本発明に係るメモリバックアップ制御装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、(1)〜(17)は各ステップを示す。
【0049】
まず、主電源6が通電された後(1)、電源電圧監視回路5が電源電圧の復帰を検知すると(2)、/PRST信号を「High」に解除し(3)、該/PRST信号を受けてリセット出力回路3は/RESET信号を「High」に解除する(4)。
【0050】
そして、バスコントローラ1を初期化し(5)、SDRAM11,12の初期設定後(6)、バックアップ動作が保持されているかを、バックアップ電源7の比較回路4の出力であるBALRM信号により判断し(7)、YESならば、システム側のみセルフリフレッシュ動作状態にするため、セレクタ10がSDRAM11,12へのCKE信号をバックアップ側(BALRM)に接続した状態で、セルフリフレッシュ開始要求(SRFRQ信号:High)を出力し(8)、バスコントローラ1は該SRFRQ信号を受けて、SDRAM11,12に対する分周クロックを生成し(9)、CKE信号を「Low」出力する(10)。
【0051】
その後、SDRAM11,12のセルフリフレッシュを解除するため、CKEM信号を「High」にし(11)、セレクタ10をバスコントローラ1側に切り替える(12)。
【0052】
そして、再度、SRFRQ信号を「Low」にし、セルフリフレッシュ解除要求を出力し(13)、該セルフリフレッシュ解除要求を受けて、バスコントローラ1はCKE信号を「High」にし(14)、次に図2に示すようにセルフリフレッシュ解除コマンドを出力し(15)、分周クロックを生成してバックアップ動作から復帰し(16)、初期設定動作を完了する(17)。
【0053】
一方、ステップ(7)で、NO(バックアップ動作が保持されていない)ならば、CKEM信号を「High」にし(18)、セレクタ10をバックアップ側からバスコントローラ1側に切り替え(19)、ステップ(17)へ進み、初期設定動作を完了する。
【0054】
なお、図1に示す19で囲まれるタイミング・ロジック回路2、リセット出力回路3、比較回路4の全て、または一部を、1チップのゲートアレイで構成する場合も同様に考えられる。
【0055】
以下、図10に示すメモリマップを参照して本発明に係るメモリバックアップ制御装置を適用可能なデータ処理装置で読み出し可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
【0056】
図10は、本発明に係るメモリバックアップ制御装置を適用可能なデータ処理装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【0057】
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0058】
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0059】
本実施形態における図8,図9に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0060】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0061】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0062】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM等を用いることができる。
【0063】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0064】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る第1の発明によれば、コントローラがシンクロナスDRAMに対するリフレッシュを主電源またはバックアップ電源の供給を受けて制御するメモリバックアップ制御装置であって、前記主電源の電源電圧の低下を検出して電源電圧低下検知信号を出力する電源電圧低下検知信号出力手段と、前記電源電圧低下検知信号出力手段から出力される電源電圧低下検知信号に基づいてコントローラに対してセルフリフレッシュ開始要求信号を出力するセルフリフレッシュ開始要求信号出力手段と、前記セルフリフレッシュ開始要求信号出力手段から出力される前記セルフリフレッシュ開始要求信号に基づいて前記コントローラのシステムクロックに同期するクロックイネーブル信号を出力するクロックイネーブル信号出力手段と、前記シンクロナスDRAMヘの制御線の組み合わせによるコマンド信号を前記シンクロナスDRAMに出力するコマンド信号出力手段と、前記セルフリフレッシュ開始要求信号に基づき、前記コントローラのシステムクロックの分周クロックを生成する分周クロック生成手段と、前記分周クロック生成手段により生成された分周クロックに同期した前記クロックイネーブル信号と前記コマンド信号に基づき、前記シンクロナスDRAMのセルフリフレッシュを起動するセルフリフレッシュ制御手段とを有するので、従来のようにRAS、CAS信号のCBRタイミングをハードウエアまたはゲートアレイで生成する必要が無く、前記セルフリフレッシュ開始要求信号で、クロック同期のコマンド信号を入力でき、メモリバックアップ動作への移行制御と該バックアップ動作からの復帰制御の簡素化できるとともに、その制御処理速度を格段に高速化することができる。
【0066】
第2の発明によれば、前記電源電圧低下検知信号出力手段から出力される前記電源電圧低下検知信号に基づいてリセット信号を出力するリセット信号出力手段と、前記クロックイネーブル信号による前記シンクロナスDRAMの初期設定動作終了に基づいてクロックイネーブル信号をマスクするクロックイネーブルマスク信号を出力するクロックイネーブルマスク信号出力手段と、前記バックアップ電源の電圧と基準電圧とを比較してバックアップ電源電圧検出信号を出力する比較出力手段と、前記リセット信号出力手段から出力されるリセット信号と前記クロックイネーブルマスク信号との論理条件に基づいて前記クロックイネーブル信号と前記バックアップ電源電圧検出信号とを切り替える第1の切替手段とを有するので、速やかにバックアップ電源側に切り替え動作を行えるので、切り替え時の信頼性を向上することができる。
【0067】
第3の発明によれば、前記主電源の電圧復帰状態を検出して前記電源電圧低下検知信号を解除する信号解除手段と、前記信号解除手段による電源電圧低下検知信号の解除に従い、前記リセット信号を解除するリセット信号解除手段と、前記コントローラおよび前記シンクロナスDRAMの初期設定後、バックアップ動作中かどうかを判別する判別手段と、前記判別手段によりバックアップ動作中であると判別された場合には、前記セルフリフレッシュ開始要求信号を条件出力する条件出力手段と、前記条件出力手段から条件出力される前記セルフリフレッシュ開始要求信号に従い、前記バックアップ電源電圧検出信号を前記クロックイネーブル信号に切り替える第2の切替手段と、前記セルフリフレッシュ開始要求信号出力から一定時間後に、セルフリフレッシュ解除要求信号を出力するタイミング遅延出力手段とを有するので、バックアップ動作中かの判断に従い、切替手段のタイミングを調整するだけで、システム側のセルフリフレッシュ開始要求時、解除要求時に対する処理を各々統一することができるので、処理の多様化を避けられ、電源通電時の復帰処理の信頼性を向上することができる。
【0068】
第4の発明によれば、コントローラがシンクロナスDRAMに対するリフレッシュを主電源またはバックアップ電源の供給を受けて制御するメモリバックアップ制御方法であって、前記主電源の電源電圧の低下を検出して電源電圧低下検知信号を出力する電源電圧低下検知信号出力工程と、前記電源電圧低下検知信号出力工程により出力される電源電圧低下検知信号に基づいてコントローラに対してセルフリフレッシュ開始要求信号を出力するセルフリフレッシュ開始要求信号出力工程と、前記セルフリフレッシュ開始要求信号出力工程により出力される前記セルフリフレッシュ開始要求信号に基づいて前記コントローラのシステムクロックに同期するクロックイネーブル信号を出力するクロックイネーブル信号出力工程と、前記シンクロナスDRAMヘの制御線の組み合わせによるコマンド信号を前記シンクロナスDRAMに出力するコマンド信号出力工程と、前記セルフリフレッシュ開始要求信号に基づき、前記コントローラのシステムクロックの分周クロックを生成する分周クロック生成工程と、前記分周クロック生成工程により生成された分周クロックに同期した前記クロックイネーブル信号と前記コマンド信号に基づき、前記シンクロナスDRAMのセルフリフレッシュを起動するセルフリフレッシュ起動工程とを有するので、電源OFFからバックアップ動作起動までの処理手順が、速やかに行えるので、バックアップ移行処理の信頼性を向上することができる。
【0069】
第5の発明によれば、コントローラがシンクロナスDRAMに対するリフレッシュを主電源またはバックアップ電源の供給を受けて制御するメモリバックアップ制御方法であって、前記主電源の電圧復帰を検出して電源電圧低下検知信号を解除する解除工程と、前記解除工程により電源電圧低下検知信号が解除された後、リセット信号を解除するリセット信号解除工程と、前記コントローラおよび前記シンクロナスDRAMの初期設定後、バックアップ動作中かどうかを判定する判定工程と、前記判定工程によりバックアップ動作中であると判定された場合、前記セルフリフレッシュ開始要求信号を出力し、該セルフリフレッシュ開始要求信号に従い、クロックイネーブルマスク信号を出力して、前記リセット信号と前記クロックイネーブルマスク信号との論理条件に従い、バックアップ電源電圧検出信号を前記クロックイネーブル信号に切り替える第1切替工程と、前記セルフリフレッシュ開始要求信号出力から一定時間後に、セルフリフレッシュ解除要求信号を出力し、前記クロックイネーブル信号により、前記シンクロナスDRAMのセルフリフレッシュを解除するセルフリフレッシュ解除工程と、前記判定工程によりバックアップ動作中でないと判定された場合、前記セルフリフレッシュ開始要求を行わずにクロックイネーブルマスク信号を出力し、前記リセット信号と前記クロックイネーブルマスク信号との論理条件に従い、バックアップ電源電圧検出信号を前記クロックイネーブル信号に切り替える第2の切替工程と、システムクロックを分周して前記シンクロナスDRAMへの分周クロックを生成する分周クロック生成工程とを有するので、切替処理のタイミングをセルフリフレッシュ開始要求前に行い、システム側のセルフリフレッシュ開始要求時、解除要求時に対する処理を各々統一することができ、処理の多様化を避けられ、電源ONからバックアップ動作復帰までの処理手順が、速やかに行え、バックアップ復帰処理の信頼性を向上することができる。
【0070】
第6の発明によれば、コントローラがシンクロナスDRAMに対するリフレッシュを主電源またはバックアップ電源の供給を受けて制御するメモリバックアップ制御方法であって、前記主電源の電源電圧の低下を検出して電源電圧低下検知信号を出力する電源電圧低下検知工程と、前記電源電圧低下検知信号に基づいてセルフリフレッシュ開始要求信号を出力するセルフリフレッシュ開始要求工程と、通常動作時より消費電力を低減する低消費電力モードに移行する時、前記セルフリフレッシュ開始要求信号に従い、システムクロックを分周して前記シンクロナスDRAMへの分周クロックを生成する分周クロック生成工程を有し、前記分周クロック生成工程により生成された分周クロックに同期するクロックイネーブル信号とコマンド信号とに基づいて前記シンクロナスDRAMのセルフリフレッシュを起動するので、低消費電力モード時も速やかにセルフリフレッシュ状態に移行でき、更にシステムの低消費電力に貢献できる。
【0071】
第7の発明によれば、前記低消費電力モード時に、前記主電源の電圧が低下して前記電源電圧低下検知信号が出力される場合に、前記リセット信号と前記クロックイネーブルマスク信号との論理条件に従い、前記クロックイネーブル信号を前記バックアップ電源電圧検出信号に切り替えるので、低消費電力モード時の電源遮断に対し、速やかにバックアップ動作に移行することができる。また、メモリ制御の高速化を図れるクロック同期式のシンクロナスDRAMを用いたシステムにおいて、メモリバックアップ動作の移行復帰制御の高速化と信頼性の向上を実現できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すメモリのバックアップ制御装置の構成を説明するブロック図である。
【図2】図1に示したSDRAMに対するセルフリフレッシュ移行コマンド(SELF)とセルフリフレッシュ解除コマンド(SELFX)とのタイミングを説明するタイミングチャートである。
【図3】図1に示したSDRAMの詳細構成を示す回路図である。
【図4】図1に示したメモリバックアップ制御装置の動作を説明するタイミングチャートである。
【図5】図1に示したメモリバックアップ制御装置の動作を説明するタイミングチャートである。
【図6】図1に示したメモリバックアップ制御装置の動作を説明するタイミングチャートである。
【図7】図1に示したメモリバックアップ制御装置の動作を説明するタイミングチャートである。
【図8】本発明に係るメモリバックアップ制御装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明に係るメモリバックアップ制御装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図10】本発明に係るメモリバックアップ制御装置を適用可能なデータ処理装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【符号の説明】
1 CPUまたはバス・コントローラ
2 タイミング・ロジック回路
3 リセット出力回路
4 比較回路
5 電源電圧監視回路
6 主電源
7 バックアップ電源
8 電圧変換回路
9 アドレスデコーダ
10 セレクタ
11,12 シンクロナスDRAM
13 AND論理ゲート
14,15,16,17 OR論理ゲート
18 クロック分周回路

Claims (7)

  1. コントローラがシンクロナスDRAMに対するリフレッシュを主電源またはバックアップ電源の供給を受けて制御するメモリバックアップ制御装置であって、
    前記主電源の電源電圧の低下を検出して電源電圧低下検知信号を出力する電源電圧低下検知信号出力手段と、
    前記電源電圧低下検知信号出力手段から出力される電源電圧低下検知信号に基づいてコントローラに対してセルフリフレッシュ開始要求信号を出力するセルフリフレッシュ開始要求信号出力手段と、
    前記セルフリフレッシュ開始要求信号出力手段から出力される前記セルフリフレッシュ開始要求信号に基づいて前記コントローラのシステムクロックに同期するクロックイネーブル信号を出力するクロックイネーブル信号出力手段と、
    前記シンクロナスDRAMヘの制御線の組み合わせによるコマンド信号を前記シンクロナスDRAMに出力するコマンド信号出力手段と、
    前記セルフリフレッシュ開始要求信号に基づき、前記コントローラのシステムクロックの分周クロックを生成する分周クロック生成手段と、
    前記分周クロック生成手段により生成された分周クロックに同期した前記クロックイネーブル信号と前記コマンド信号に基づき、前記シンクロナスDRAMのセルフリフレッシュを起動するセルフリフレッシュ制御手段と、を有することを特徴とするメモリバックアップ制御装置。
  2. 前記電源電圧低下検知信号出力手段から出力される前記電源電圧低下検知信号に基づいてリセット信号を出力するリセット信号出力手段と、
    前記クロックイネーブル信号による前記シンクロナスDRAMの初期設定動作終了に基づいてクロックイネーブル信号をマスクするクロックイネーブルマスク信号を出力するクロックイネーブルマスク信号出力手段と、
    前記バックアップ電源の電圧と基準電圧とを比較してバックアップ電源電圧検出信号を出力する比較出力手段と、
    前記リセット信号出力手段から出力されるリセット信号と前記クロックイネーブルマスク信号との論理条件に基づいて前記クロックイネーブル信号と前記バックアップ電源電圧検出信号とを切り替える第1の切替手段と、を有することを特徴とする請求項1記載のメモリバックアップ制御装置。
  3. 前記主電源の電圧復帰状態を検出して前記電源電圧低下検知信号を解除する信号解除手段と、
    前記信号解除手段による電源電圧低下検知信号の解除に従い、前記リセット信号を解除するリセット信号解除手段と、
    前記コントローラおよび前記シンクロナスDRAMの初期設定後、バックアップ動作中かどうかを判別する判別手段と、
    前記判別手段によりバックアップ動作中であると判別された場合には、前記セルフリフレッシュ開始要求信号を条件出力する条件出力手段と、
    前記条件出力手段から条件出力される前記セルフリフレッシュ開始要求信号に従い、前記バックアップ電源電圧検出信号を前記クロックイネーブル信号に切り替える第2の切替手段と、
    前記セルフリフレッシュ開始要求信号出力から一定時間後に、セルフリフレッシュ解除要求信号を出力するタイミング遅延出力手段と、を有することを特徴とする請求項2記載のメモリバックアップ制御装置。
  4. コントローラがシンクロナスDRAMに対するリフレッシュを主電源またはバックアップ電源の供給を受けて制御するメモリバックアップ制御方法であって、
    前記主電源の電源電圧の低下を検出して電源電圧低下検知信号を出力する電源電圧低下検知信号出力工程と、
    前記電源電圧低下検知信号出力工程により出力される電源電圧低下検知信号に基づいてコントローラに対してセルフリフレッシュ開始要求信号を出力するセルフリフレッシュ開始要求信号出力工程と、
    前記セルフリフレッシュ開始要求信号出力工程により出力される前記セルフリフレッシュ開始要求信号に基づいて前記コントローラのシステムクロックに同期するクロックイネーブル信号を出力するクロックイネーブル信号出力工程と、
    前記シンクロナスDRAMヘの制御線の組み合わせによるコマンド信号を前記シンクロナスDRAMに出力するコマンド信号出力工程と、
    前記セルフリフレッシュ開始要求信号に基づき、前記コントローラのシステムクロックの分周クロックを生成する分周クロック生成工程と、
    前記分周クロック生成工程により生成された分周クロックに同期した前記クロックイネーブル信号と前記コマンド信号に基づき、前記シンクロナスDRAMのセルフリフレッシュを起動するセルフリフレッシュ起動工程と、を有することを特徴とするメモリバックアップ制御方法。
  5. コントローラがシンクロナスDRAMに対するリフレッシュを主電源またはバックアップ電源の供給を受けて制御するメモリバックアップ制御方法であって、
    前記主電源の電圧復帰を検出して電源電圧低下検知信号を解除する解除工程と、
    前記解除工程により電源電圧低下検知信号が解除された後、リセット信号を解除するリセット信号解除工程と、
    前記コントローラおよび前記シンクロナスDRAMの初期設定後、バックアップ動作中かどうかを判定する判定工程と、
    前記判定工程によりバックアップ動作中であると判定された場合、前記セルフリフレッシュ開始要求信号を出力し、該セルフリフレッシュ開始要求信号に従い、クロックイネーブルマスク信号を出力して、前記リセット信号と前記クロックイネーブルマスク信号との論理条件に従い、バックアップ電源電圧検出信号を前記クロックイネーブル信号に切り替える第1切替工程と、
    前記セルフリフレッシュ開始要求信号出力から一定時間後に、セルフリフレッシュ解除要求信号を出力し、前記クロックイネーブル信号により、前記シンクロナスDRAMのセルフリフレッシュを解除するセルフリフレッシュ解除工程と、
    前記判定工程によりバックアップ動作中でないと判定された場合、前記セルフリフレッシュ開始要求を行わずにクロックイネーブルマスク信号を出力し、前記リセット信号と前記クロックイネーブルマスク信号との論理条件に従い、バックアップ電源電圧検出信号を前記クロックイネーブル信号に切り替える第2の切替工程と、
    システムクロックを分周して前記シンクロナスDRAMへの分周クロックを生成する分周クロック生成工程と、
    を有することを特徴とするメモリバックアップ制御方法。
  6. コントローラがシンクロナスDRAMに対するリフレッシュを主電源またはバックアップ電源の供給を受けて制御するメモリバックアップ制御方法であって、
    前記主電源の電源電圧の低下を検出して電源電圧低下検知信号を出力する電源電圧低下検知工程と、
    前記電源電圧低下検知信号に基づいてセルフリフレッシュ開始要求信号を出力するセルフリフレッシュ開始要求工程と、
    通常動作時より消費電力を低減する低消費電力モードに移行する時、前記セルフリフレッシュ開始要求信号に従い、システムクロックを分周して前記シンクロナスDRAMへの分周クロックを生成する分周クロック生成工程を有し、
    前記分周クロック生成工程により生成された分周クロックに同期するクロックイネーブル信号とコマンド信号とに基づいて前記シンクロナスDRAMのセルフリフレッシュを起動することを特徴とするメモリバックアップ制御方法。
  7. 前記低消費電力モード時に、前記主電源の電圧が低下して前記電源電圧低下検知信号が出力される場合に、前記リセット信号と前記クロックイネーブルマスク信号との論理条件に従い、前記クロックイネーブル信号を前記バックアップ電源電圧検出信号に切り替えることを特徴とする請求項6記載のメモリバックアップ制御方法。
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