JP4135570B2 - ダストカバーの製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はサスペンション機構におけるショックアブソーバのピストンロッドを外周側から覆ってダスト浸入を防ぐダストカバーの製造方法に関し、詳しくは水抜路を有するダストカバーの製造方法に関する。
【0002】
【発明の背景】
従来、サスペンション機構におけるショックアブソーバのピストンロッドを外周側から覆うようにダストカバーを配し、ピストンロッドの摺動部へのダスト浸入を防止することが行われている。
【0003】
図8はその具体例を示している。
同図において200はショックアブソーバで、202はシリンダ、204はこのシリンダ202から上向きに突き出すピストンロッドである。
ピストンロッド204は、その上端部が段付部209と雄ねじ206及びナット208により、ラバーマウントとしてのストラットマウント210を介して車体パネル212に弾性結合されている。
尚214はベアリングで、216はバウンドストッパ、218はリバウンド側のストッパプレートである。
【0004】
220はショックアブソーバ200とともにサスペンション機構を成すコイルスプリングで、222はそのコイルスプリング220の上端を受ける金属製のスプリングシートである。
224は鍔付円筒形状をなしてピストンロッド204を外周側から覆う状態に配され、ピストンロッド204の摺動部Aへのダストの浸入を防止するゴム製のダストカバーである。
【0005】
この例のダストカバー224はコイルスプリングインシュレータとしての機能も兼ねたもので、蛇腹形状の本体筒部226と、上端部の環状の鍔部228を有しており、その鍔部228をコイルスプリング220の上端とスプリングシート222との間に介在させてそれらの間で振動絶縁する。
【0006】
このダストカバー224にあっては、鍔部228の内周側に厚肉部232が環状に形成されていて、その上面が段下り面230とされている。またその厚肉部232の下面は下向きに凸をなすテーパ面234とされている。
【0007】
スプリングシート222には、その上側に水が溜まるのを防止すべく水抜穴238が形成されている。
このようにスプリングシート222に水抜穴238を形成する点については、例えば下記特許文献1にも開示されている。
ここではスプリングシート222に凹陥部236が設けられていて、そこに水抜穴238が形成されている。
【0008】
図8に示すサスペンション機構においては、スプリングシート222に形成された水抜穴238によって、スプリングシート222の上に水が溜まるのを防止できるものの、この水抜穴238を通って落ちた浸入水がダストカバー224の外部へと逃げられず、ダストカバー224の内部を下向きに通ってピストンロッド204の摺動部Aに垂れ落ちてしまう問題を生ずる。
【0009】
この問題を解決する手段として、上記スプリングシートの水抜穴からの浸入水をダストカバー外部に排出する水抜路をダストカバーに設けることが考えられる。
その水抜路の形状、即ち水抜構造については種々のものが考えられるが、その一つとして本発明者等は図9に示すものを案出した。
【0010】
図9において、240は段下り面230に沿って環状に形成された周溝で、スプリングシート222の水抜穴238からの浸入水は一旦ここで受けられる。
242はダストカバー224を貫通する形態で設けられた水抜路で、この水抜路242は、周溝240の底面で開口する上開口244と、本体筒部226の軸心に沿って上開口244に続き下向きに延びる縦孔246と、その縦孔246の下端部においてダストカバー224、具体的には本体筒部226の外周面で開口する横向きの、詳しくは軸直角方向外向きの下開口248とを備えている。
【0011】
図9に示す水抜路242を備えたダストカバー224の場合、スプリングシート222の水抜穴238からの浸入水を、周溝240及び水抜路242を通じて良好に外部へと排出することができ、浸入水がピストンロッド204の摺動部A(図8参照)に垂れ落ちるのを有効に防止することができる。
【0012】
図9に示す水抜路242を有するダストカバー224は、通常図10に示す成形手法を用いて製造する。
図10において、250はダストカバー224の成形型で、本体筒部226の軸心と直角方向に型締・型開きされる割型とされている。
詳しくは、成形型250は上型252と下型254とを有していて、それらが図中上下に2分割されるようになっており、それら上型252及び下型254と中型256とによって、ダストカバー224に対応した形状の成形キャビティが形成されている。
【0013】
ここで中型256には、水抜路242における上開口244及び縦孔246を成形するための、本体筒部226の軸心方向に延びる成形ピン258が設けられ、また上型252及び下型254には、水抜路242における下開口248を成形するための成形突起260が本体筒部226の軸心と直角方向に突出する形態で設けられている。
【0014】
この成形方法では、未加硫のゴム材料をランナ262を通じて成形キャビティ内に注入する。そして所定時間加圧状態で加熱し、ダストカバー224を加硫成形する。
所定時間の加硫成形工程を終えたら、上型252及び下型254を図中上下方向に型開きして、加硫成形後のダストカバー224を中型256とともに軸心方向に抜き出す。
そして圧縮空気を噴き出し、蛇腹形状を有する本体筒部226を膨張させるなどとしてダストカバー224を中型256から取り出す。
【0015】
ところでこの成形方法の場合、図10(B)に示すように下開口248が完全に開放された状態で成形されず、薄い膜状のゴムばり264で同部分が閉鎖された形で成形されてしまう。
このようにゴムばり264が生じるのは、図10(A)に示す成形方法において、成形突起260を中型256の成形ピン258に完全に当接させるように設定できないことによる。
そのようにすると、成形突起260の突出高さが僅かでも高いと成形ピン258に成形突起260が突き当たってしまって、成形ピン258や成形突起260が損傷してしまうからである。
【0016】
その結果として、成形突起260と成形ピン258との間には微小な隙間が形成され、ダストカバー224の成形時にゴム材料がその隙間部分に回り込んで、そこに薄い膜状のゴムばり264を生じてしまうのである。
【0017】
そのため、図10(A)に示す成形方法を用いてダストカバー224を製造するには、ダストカバー224を成形型250から脱型した後において、下開口248の部分の膜状のゴムばり264を作業者がばり取鋏を用いて除去し、下開口248を開放状態とする作業が必要となる。
この作業は多大の手間と時間とを要し、このことによってダストカバー224の製造コストが高くなってしまうといった問題を生ずる。
【0018】
本発明のダストカバーの製造方法はこのような課題を解決するために案出されたものである。
尚このような形態の水抜路を有するダストカバーは従来提供されていないものであり、その製造方法については本発明者の知る限り従来提供されていない。
【0019】
【特許文献1】
特許第2959350号公報
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために案出された本発明のダストカバーの製造方法は、本体筒部と上端部の鍔部とを備えた鍔付きの筒状をなし、サスペンション機構におけるショックアブソーバのピストンロッドを外周側から覆うように配置されて該ピストンロッドの摺動部へのダスト浸入を防止するとともに、該鍔部をコイルスプリングの上端部と剛性のスプリングシートとの間に介在させて、それらの間で振動絶縁を行うコイルスプリングインシュレータを兼ねたダストカバーを製造するに際して、前記ダストカバーの形状を、前記スプリングシートの水抜穴からの浸入水をダストカバー外部に排出する水抜路を有する形状となすとともに、該水抜路は、該浸入水を導入させる上開口と、該上開口から前記本体筒部の軸心に沿って下向きに延びる縦孔と、該縦孔の下端部において該本体筒部の外周面で開口する、該本体筒部の軸心と直角方向の横向きの下開口とを備えたものとなし、該ダストカバーを成形するに際し、成形型として前記本体筒部の軸心と直角方向に型締・型開きされる割型を用いるとともに、該成形の際に、前記下開口を先端面で閉鎖して前記本体筒部の軸心と直角方向の横向きに突出する棒状の突出部を、該先端面が該下開口周りの部分に薄肉部で繋がる状態に前記ダストカバーと一体に成形し、該突出部付きで成形した該ダストカバーを前記成形型から脱型した後において、該突出部を該ダストカバーから除去することで該突出部にて閉鎖されていた該下開口を開放状態とすることを特徴とする(請求項1)。
【0021】
請求項2のものは、請求項1において、前記ダストカバーは、(A)前記鍔部の内周側に形成された、前記本体筒部の軸心方向に厚肉をなす厚肉部と、(B)該厚肉部の上面に形成された周溝と、を有しており、前記水抜路が該厚肉部に形成されていて、前記上開口が該周溝の底面で開口するものであることを特徴とする。
【0023】
【作用及び発明の効果】
上記のように本発明は、ダストカバーの成形型として本体筒部の軸心と直角方向に型締・型開きされる割型を用いるとともに、成形に際して、水抜路における下開口を先端面で閉鎖して横向きに突出する棒状の突出部を、その先端面が下開口周りの部分に薄肉部で繋がる状態にダストカバーと一体に成形するもので、本発明によれば、その棒状の突出部付きで成形したダストカバーを成形型から脱型した後、その棒状の突出部を単に引っ張るなどしてダストカバーから取り除くことで、水抜路における下開口を容易に本来の開放状態とすることができる。
即ち本発明によれば、作業者がばり鋏を用いて膜状に残ったゴムばりを切除するといった、手間及び時間のかかる作業を省略することができ、これによりダストカバーの製造が容易となって、その製造コストを低減することが可能となる。
【0024】
本発明は、鍔部の内周側に厚肉部を有するとともに、その厚肉部の上面に周溝を有し、水抜路がその厚肉部に形成されていて水抜路における上開口が周溝の底面で開口する形態のダストカバーの製造方法として好適である(請求項2)。
【0026】
【実施例】
次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。
図1において10はショックアブソーバで、12はシリンダ、14はシリンダ12から突き出したピストンロッドである。
16はショックアブソーバ10とともにサスペンション機構を成すコイルスプリングで、18はその上端を受ける金属製のスプリングシート、20はゴム製のバウンドストッパである。
スプリングシート18は凹陥部22を有していて、そこに水抜穴24が周方向適数箇所に形成されている。
【0027】
26は鍔付きの円筒形状をなしてピストンロッド14を外周側から覆うゴム製のダストカバーで、蛇腹形状をなす本体筒部28と、その上端部の鍔部30とを有している。鍔部30は環状に形成されている。
ダストカバー26は、コイルスプリングインシュレータとしての機能も有するもので、その鍔部30をコイルスプリング16の上端とスプリングシート18との間に介在させて、それらの間で振動絶縁を行う。
【0028】
ダストカバー26には、図2にも示しているようにこの鍔部30の内周側において本体筒部28の軸心方向に厚肉をなす厚肉部34が形成されている。
この厚肉部34の上面は段下り面32とされており、またその下面は本体筒部28の軸心に対し傾斜した下向きに凸をなすテーパ面36とされている。
【0029】
段下り面32には、図2及び図3に明らかに示しているように周溝38が全周に亘り円環状に形成されている。
ここで周溝38の内周側の壁部40-1は、図2の部分拡大図に示しているように外周側の壁部40-2よりも僅かに高くされている。
【0030】
上記厚肉部34には、周方向に180°隔たった2箇所において、周溝44に受けた浸入水をダストカバー26の外部に排出する水抜路42が設けられている。
【0031】
本例においてこの水抜路42は、図2及び図3(A)に詳しく示しているように周溝38の底面で開口する上開口44と、本体筒部28の軸心に沿って上開口44に続き下向きに延びる縦孔46と、その縦孔46の下端部においてダストカバー26、具体的には本体筒部28の外周面で開口する横向きの、詳しくは軸直角方向外向きの下開口48とから成っている。
ここで厚肉部34は、図3(B)に示すように外周面が非蛇腹形状の段付きの円周面とされており、水抜路42における下開口48は、その段付きの円周面で横向きに開口している。
【0032】
このダストカバー26の場合、スプリングシート18の水抜穴24から下向きに落下した浸入水は、一旦周溝38に受けられた後、厚肉部34に形成された水抜路42を通じてダストカバー26の外部へと良好に排出される。
詳しくは、周溝38の浸入水は水抜路42における上開口44から縦孔46へと流れ込み、続いてその下端の下開口48を通じてダストカバー26の外部、詳しくは本体筒部28の外部へと排出される。
【0033】
上記ダストカバー26を製造するための本例の製造方法では、その成形に際して図6及び図7に示す棒状の突出部50付きの状態でダストカバー26を成形する。
ここで棒状の突出部50は、その先端面が水抜路42における下開口48を閉鎖しており、薄肉部52でその周りの部分、即ちダストカバー26の側と繋がっている。
【0034】
図4はそのダストカバー26の成形方法を、図5は成形後における脱型方法をそれぞれ示しており、図6及び図7は棒状の突出部50を取り除いて下開口48を開放する方法を示している。
【0035】
先ず図4において、54はダストカバー26を成形するための成形型で、本体筒部28の軸心と直角方向に型締・型開きされる割型として構成されている。
具体的にはこの成形型54は、上型56と下型58と中型60とを有しており、それらによってダストカバー26に対応した形状の成形キャビティを形成している。
【0036】
中型60には、上記水抜路42における上開口44及び縦孔46を成形する、本体筒部28の軸心方向に延びる成形ピン62が設けられており、また上型56及び下型58には、図4の部分拡大図に示しているように、水抜路42における下開口48を成形するための成形突起64が、成形ピン62に向って突出する形態で設けられている。
【0037】
上型56及び下型58にはまた、上記棒状の突出部50を成形するための凹所66が設けられている。
尚これら凹所66は、水抜路42の位置に応じて互いに周方向に180°隔たる2箇所に設けられている。
【0038】
本例では、図4に示しているように未加硫のゴム材料をランナ68及びその分岐68-1,68-2を通じて成形キャビティに供給し、成形キャビティをゴム材料で充満させる。
【0039】
未加硫のゴム材料はまた、凹所66に対しても分岐68-3を通じても供給され、凹所66にゴム材料が充填される。
尚、図4では一方の凹所66、即ち上型56側の凹所66についてのみゴム材料供給用の分岐68-3が示してあるが、下型58側の凹所66に対しては、ゴム材料が上型56の側から下型58の側に図示しない通路を通じ回り込んで供給される。
【0040】
尚、上型56及び下型58の凹所66にゴム材料を供給する分岐ないし通路を特別に設けることをせず、それら凹所66に対しダストカバー26成形のための成形キャビティを通じゴム材料を供給するように成すこともできる。
【0041】
以上のようにして成形キャビティ及び凹所66にゴム材料を注入充填したところで、これを所定時間かけて加圧状態の下で加熱加硫する。
その後、図5に示しているように上型56と下型58とを図中上下方向に、即ち本体筒部28の軸心と直角方向に型開きする。このとき加硫成形されたダストカバー26は中型60の側に残る。
【0042】
そこで次にダストカバー26を中型60とともに上型56及び下型58に対し軸方向に抜き出した上、圧縮空気の噴出等によってダストカバー26を中型60から脱型する。
図5(III)はこのときの状態を示している。
【0043】
図5(III)及び図4に示しているように、このようにして脱型されたダストカバー26には、凹所66内で加硫成形された棒状の突出部50が一体に連結されている。
この棒状の突出部50は、図7(I)に拡大して詳しく示しているようにその先端面が水抜路42における下開口48を閉鎖し、且つその周縁部がダストカバー26における下開口48周りの部分に薄肉部52で繋がった状態となっている。
また棒状の突出部50は、その下開口48から本体筒部28の軸心と直角方向外方に突き出した形態をなしている。
【0044】
そこで本例では、ダストカバー26を加硫成形及び脱型後において、図6及び図7(II)に示しているように棒状の突出部50をその突き出し方向に引っ張って、これをダストカバー26から除去する。
【0045】
図7(III)はこのようにして棒状の突出部50をダストカバー26から除去した状態を示している。
図7(III)に示しているように、棒状の突出部50を除去することによって、その先端面で塞がれていた下開口48がここにおいて開放状態となり、水抜路42がダストカバー26における厚肉部34を内外方向に貫通した状態となる。
【0046】
上記のような本例の製造方法によれば、棒状の突出部50付きで成形したダストカバー26を成形型54から脱型した後、棒状の突出部50を単に引っ張るなどしてダストカバー26から取り除くことで、水抜路42における下開口48を容易に本来の開放状態とすることができる。
即ち本例によれば、作業者がばり鋏を用いて膜状に残ったゴムばりを切除するといった手間及び時間のかかる作業を省略することができ、しかも棒状の突出部50を単に引っ張るだけで容易に薄肉部52の部分でダストカバーから分離し、取り除くことができる。
これによりダストカバー26の製造が容易となってその製造コストを低減することが可能となる。
【0047】
以上本発明の実施例を詳述したがこれはあくまで一例示であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた態様で実施可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例である製造方法の適用対象となるダストカバーをその周辺部とともに示す断面図である。
【図2】同ダストカバーの斜視図である。
【図3】同ダストカバーの平面構成と上部の側面構成を水抜路の要部断面形状とともに示す図である。
【図4】同実施例の製造方法の要部工程の説明図である。
【図5】図4に続く要部工程の説明図である。
【図6】図5に続く要部工程の説明図である。
【図7】図6の要部工程の手順を拡大して更に詳しく示す図である。
【図8】従来用いられているダストカバーを周辺部とともに示す断面図である。
【図9】図8のダストカバーの一部切欠き斜視図である。
【図10】ダストカバーの従来の製造方法及びその不具合を示す図である。
【符号の説明】
10 ショックアブソーバ
14 ピストンロッド
16 コイルスプリング
18 スプリングシート
24 水抜穴
26 ダストカバー
28 本体筒部
30 鍔部
32 段下り面
34 厚肉部
38 周溝
42 水抜路
44 上開口
46 縦孔
48 下開口
50 突出部
52 薄肉部
54 成形型

Claims (2)

  1. 本体筒部と上端部の鍔部とを備えた鍔付きの筒状をなし、サスペンション機構におけるショックアブソーバのピストンロッドを外周側から覆うように配置されて該ピストンロッドの摺動部へのダスト浸入を防止するとともに、該鍔部をコイルスプリングの上端部と剛性のスプリングシートとの間に介在させて、それらの間で振動絶縁を行うコイルスプリングインシュレータを兼ねたダストカバーを製造するに際して、
    前記ダストカバーの形状を、前記スプリングシートの水抜穴からの浸入水をダストカバー外部に排出する水抜路を有する形状となすとともに、該水抜路は、該浸入水を導入させる上開口と、該上開口から前記本体筒部の軸心に沿って下向きに延びる縦孔と、該縦孔の下端部において該本体筒部の外周面で開口する、該本体筒部の軸心と直角方向の横向きの下開口とを備えたものとなし、
    該ダストカバーを成形するに際し、成形型として前記本体筒部の軸心と直角方向に型締・型開きされる割型を用いるとともに、該成形の際に、前記下開口を先端面で閉鎖して前記本体筒部の軸心と直角方向の横向きに突出する棒状の突出部を、該先端面が該下開口周りの部分に薄肉部で繋がる状態に前記ダストカバーと一体に成形し、該突出部付きで成形した該ダストカバーを前記成形型から脱型した後において、該突出部を該ダストカバーから除去することで該突出部にて閉鎖されていた該下開口を開放状態とすることを特徴とするダストカバーの製造方法。
  2. 請求項1において、前記ダストカバーは、(A)前記鍔部の内周側に形成された、前記本体筒部の軸心方向に厚肉をなす厚肉部と、(B)該厚肉部の上面に形成された周溝と、を有しており、前記水抜路が該厚肉部に形成されていて、前記上開口が該周溝の底面で開口するものであることを特徴とするダストカバーの製造方法。
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