JP4133086B2 - 除電装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、正負のイオンを生成する除電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
除電装置には、従来から特開2000−58290公報に開示されているものが挙げられる。これは、図5に示すように、電源51からの出力電圧を、正極性及び負極性の高電圧発生回路53,54(対をなす高電圧発生回路)に交互に供給して、これら高電圧発生回路53,54からの正負の高電圧を放電電極57に印加するものである。
【0003】
具体的には、スイッチ52a,52b(電源供給スイッチ)を介して電源51と両高電圧発生回路53,54とが接続され、これらスイッチ52a,52bは、スイッチ制御回路5からの制御信号により交互にオンされるようになっている。両高電圧発生回路53,54の出力端子の間には、互いに直列接続された2つの抵抗56a,56b(インピーダンス素子)が接続されており、この共通接続点に放電電極57が接続された構成とされている。その動作は、まず、スイッチ制御回路55により、スイッチ52aがオンされると、正極性の高電圧発生回路53のコンデンサ群53aが充電されることによって正の高電圧が生成される。そして、その出力電圧が抵抗56a,56bに印加され、負極性の高電圧発生回路54側に接続された抵抗56bの分担電圧が放電電極57に印加される。放電電極57では、印加電圧がコロナ放電の放電開始電圧に達するとコロナ放電が起こり正のイオンが発生する。
【0004】
一方、スイッチ52bがオンされると、負極性の高電圧発生回路54aのコンデンサ群54aが充電されることによって負の高電圧が生成される。そして、その出力電圧が抵抗56a,56bに印加され、正極性の高電圧発生回路に接続された抵抗56aの分担電圧が放電電極57に印加される。放電電極57では、印加電圧がコロナ放電の放電開始電圧に達するとコロナ放電が起こり負のイオンが発生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、放電電極57には、高電圧発生回路53,54の出力電圧よりも低い電圧しか印加されないため、放電開始電圧に相当する電圧を放電電極に印加するには、この放電開始電圧よりも高い電圧を出力しなければならない。これによって、高電圧発生回路53,54の出力電圧を無用に高くしなければならないという欠点がある。
【0006】
ところで、スイッチ52a,52bがオフされた側の高電発生回路53,54は電源51からの電源供給が絶たれて、コンデンサ群53a,54aが放電されるのであるが、放電が完了するまでは電源が接続された側の高電圧発生回路53,54の電圧出力による抵抗56a,56bへの印加電圧とは逆極性の電圧が印加されるため、結果として、放電電極への印加電圧の上昇が抑制される。ここで、コンデンサ群53a,54aの放電時間は電荷の通る抵抗56a,56bの抵抗値とコンデンサの静電容量との積で表される時定数に依存することから、電荷の通る抵抗56a、56bの抵抗値は、できれば低いほうが望ましい。
【0007】
しかしながら、上記構成では、2つの抵抗素子56a,56bを介してコンデンサ群53a,54aが放電されるので、その放電時間が長時間に亘り、電源が接続された側の高電圧発生回路53,54による放電電極27への印加電圧の上昇を大きく妨げてしまう。この結果、放電電極57の印加電圧が放電開始電圧に到達するまで長時間を要するから、イオンの生成時間が制限される、即ち、イオン生成量が減少してしまい、結局、除電能力を低下させている。
【0008】
そこで、上記の問題を解決したものに、特許第3028292号公報に開示されているものがある。これは、図6に示すように、正負の高圧電源61a,61bを有し、4つの高圧用のスイッチ62a〜62dをスイッチング動作させることにより、負荷63に正負の高電圧を交互に印加する構成とされている。
しかしながら、すべてのスイッチ62a〜62dを高圧用としなければならないから、装置全体が大型化してしまい、コスト高となるという欠点がある。
【0009】
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、除電能力を向上させつつ、小型・低コスト化を図ることができる除電装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、ともに、2つの整流手段を順方向に直列接続すると共に、両整流手段の共通接続点が第1のコンデンサを介して交流電源の一方の端子に接続され、両整流手段の直列回路の両端には第2のコンデンサが接続されると共にその第2のコンデンサの一端が前記交流電源の他方の端子に接続されてなり、前記第2のコンデンサの他端に連なる出力端子に正極性及び負極性の直流高電圧を出力する2つの倍電圧整流回路を備え、前記両倍電圧整流回路の各出力端子間に一対のインピーダンス素子を直列接続し、このインピーダンス素子の共通接続点に放電電極を設けてなると共に、前記両倍電圧整流回路はスイッチ制御手段により制御される電源供給スイッチを介して交互に前記交流電源の電源電圧を受給し、前記各倍電圧整流回路の電源電圧の受給時には、前記第1及び第2のコンデンサを充電しつつ前記出力端子間に直流電圧を出力することで前記放電電極にコロナ放電を発生させて正負のイオンを順次発生させるものにおいて、前記インピーダンス素子にはそれぞれにバイパス用スイッチを並列接続し、前記スイッチ制御手段は前記電源供給スイッチのオン作動により電源が供給されている側の前記倍電圧整流回路に接続されているインピーダンス素子のバイパス用スイッチをオン作動させるところに特徴を有する。
【0011】
請求項2の発明は、ともに、2つの整流手段を順方向に直列接続すると共に、両整流手段の共通接続点が第1のコンデンサを介して交流電源の一方の端子に接続され、両整流手段の直列回路の両端には第2のコンデンサが接続されると共にその第2のコンデンサの一端が前記交流電源の他方の端子に接続されてなり、前記第2のコンデンサの他端に連なる出力端子に正極性及び負極性の直流高電圧を出力する2つの倍電圧整流回路を備え、前記正極性の倍電圧整流回路の出力端子を放電用電極に接続するとともに、その出力端子と共通ラインとの間に一対のインピーダンス素子を直列接続し、前記負極性の倍電圧整流回路の出力端子を前記インピーダンス素子の共通接続点及び前記正極性の倍電圧整流回路の共通ラインに接続したものであって、前記インピーダンス素子にはそれぞれにバイパス用スイッチを並列接続し、前記スイッチ制御手段は前記電源供給スイッチのオン作動により電源が供給されていない側の前記高電圧発生回路に接続されているインピーダンス素子のバイパス用スイッチをオン作動させることで前記放電電極と前記共通ラインとの間にコロナ放電を発生させて正負のイオンを順次発生させるようにしたところに特徴を有する。
【0012】
請求項3の発明は、ともに、2つの整流手段を順方向に直列接続すると共に、両整流手段の共通接続点が第1のコンデンサを介して交流電源の一方の端子に接続され、両整流手段の直列回路の両端には第2のコンデンサが接続されると共にその第2のコンデンサの一端が前記交流電源の他方の端子に接続されてなり、前記第2のコンデンサの他端に連なる出力端子に正極性及び負極性の直流高電圧を出力する2つの倍電圧整流回路を備え、前記負極性の倍電圧整流回路の出力端子を放電用電極に接続するとともに、その出力端子と共通ラインとの間に一対のインピーダンス素子を直列接続し、前記正極性の倍電圧整流回路の出力端子を前記インピーダンス素子の共通接続点及び前記負極性の倍電圧整流回路の共通ラインに接続したものであって、前記インピーダンス素子にはそれぞれにバイパス用スイッチを並列接続し、前記スイッチ制御手段は前記電源供給スイッチのオン作動により電源が供給されていない側の前記高電圧発生回路に接続されているインピーダンス素子のバイパス用スイッチをオン作動させることで前記放電電極と前記共通ラインとの間にコロナ放電を発生させて正負のイオンを順次発生させるようにしたところに特徴を有する。
【0013】
請求項4の発明は、ともに、2つの整流手段を順方向に直列接続すると共に、両整流手段の共通接続点が第1コンデンサを介して交流電源の一方の端子に接続され、両整流手段の直列回路の両端には第2のコンデンサが接続されると共にその第2のコンデンサの一端が前記交流電源の他方の端子に接続されてなり、前記第2のコンデンサの他端に連なる出力端子に互いに電圧値が異なる正極性及び負極性の2種類の電圧を出力する2つの倍電圧整流回路を備え、前記負極性の倍電圧整流回路は前記交流電源の電源電圧を常に受給し、前記正極性の倍電圧整流回路はスイッチ制御手段により制御される電源供給スイッチを介して前記交流電源の電源電圧を間欠的に受給するようにされ、前記正極性の倍電圧整流回路の共通ラインが前記負極性の倍電圧整流回路の出力端子に接続されるとともに、両出力端子間にはインピーダンス素子とこれに並列接続されたバイパス用スイッチが接続され、前記両倍電圧整流回路の負極側の出力端子が共通接続され、前記正極性の倍電圧整流回路の正極側の出力端子には放電電極が設けられたものであって、前記バイパス用スイッチと前記電源供給スイッチとは互いに反転してオン・オフ作動を行うことで前記放電電極と前記共通ラインとの間にコロナ放電を生じさせて正負のイオンを順次発生させるようにしたところに特徴を有する。
【0014】
請求項5の発明は、ともに、2つの整流手段を順方向に直列接続すると共に、両整流手段の共通接続点が第1コンデンサを介して交流電源の一方の端子に接続され、両整流手段の直列回路の両端には第2のコンデンサが接続されると共にその第2のコンデンサの一端が前記交流電源の他方の端子に接続されてなり、前記第2のコンデンサの他端に連なる出力端子に互いに電圧値が異なる正極性及び負極性の2種類の電圧を出力する2つの倍電圧整流回路を備え、前記正極性の倍電圧整流回路は前記交流電源の電源電圧を常に受給し、前記負極性の倍電圧整流回路はスイッチ制御手段により制御される電源供給スイッチを介して前記交流電源の電源電圧を間欠的に受給するようにされ、前記負極性の倍電圧整流回路の共通ラインが前記正極性の倍電圧整流回路の出力端子に接続されるとともに、両出力端子間にはインピーダンス素子とこれに並列接続されたバイパス用スイッチが接続され、前記両倍電圧整流回路の正極側の出力端子が共通接続され、前記負極性の倍電圧整流回路の負極側の出力端子には放電電極が設けられたものであって、前記バイパス用スイッチと前記電源供給スイッチとは互いに反転してオン・オフ作動を行うことで前記放電電極と前記共通ラインとの間にコロナ放電を生じさせて正負のイオンを順次発生させるようにしたところに特徴を有する。
【0015】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
従来の除電装置では、高電圧発生回路からの出力電圧がインピーダンス素子により分担され、この分担電圧が放電電極に印加されるため、放電電極に印加すべき電圧よりも高い電圧を出力しなければならない。また、高電圧発生回路のコンデンサの放電は、その静電容量と蓄えられた電荷が通るインピーダンス素子の抵抗値との積で表される時定数に基づいた放電時間で放電が完了する。従って、従来の構成では2つのインピーダンス素子を介して放電されるので、時定数が大きくなり放電時間が長時間に亘る。ここで、コンデンサが放電中であるときには、このコンデンサにより、インピーダンス素子には電源が供給されている側の高電圧発生回路による印加電圧とは逆極性の電圧印加が生じ、結果として、この高電圧発生回路によるインピーダンス素子への印加電圧の電圧上昇が大きく妨げられてしまう。これによって、放電電極への印加電圧の電圧上昇が遅れて、放電開始電圧に至るまでの時間が長引き、イオン生成時間が短くなることによりイオン生成量が減少するという問題がある。
【0016】
この点、請求項1の発明では、電源供給スイッチのオン作動により電源が供給されている側の高電圧発生回路に接続されているインピーダンス素子のバイパス用スイッチをオン作動させているから、高電圧発生回路の出力電圧は電源が供給されていない側の高電圧発生回路の出力端子に接続されているインピーダンス素子及び出力端子に接続された整流手段により閉ループ形成される。すると、その出力電圧はインピーダンス素子に印加されることにより、このインピーダンスに並列に接続された放電電極間にも同等の電圧が印加され、もって、高電圧発生回路の出力電圧を無用に高くすることを回避することができる。
また、高電圧発生回路に電源が供給されていないときには、これに備えられた第1及び第2のコンデンサが、一方のインピーダンス素子と電源が供給されている側の高電圧発生回路の整流手段とを介して放電される。即ち、1つのインピーダンス素子により放電されるから、放電時間に関連する時定数が小さくなって短時間で放電される。これによって、電源が供給されている高電圧発生回路による放電電極への印加電圧の上昇が早くなり、短時間で放電開始電圧の電圧値に相当する電圧を放電電極に印加することが可能となると共に、消費電力を低く抑えることができる。
さらには、高電圧発生回路の出力側には2つのスイッチを設けるだけでよいから、高圧用のスイッチを設けることによる装置の大型化・コスト高を最小限に抑えることができる。
【0017】
<請求項2及び請求項3の発明>
請求項2及び請求項3の発明によれば、電源が供給されていない側の高電圧発生回路のコンデンサは、インピーダンス素子を介さずに放電されるから、一層短い時間で放電を完了することが可能となり、もって、他方の高電圧発生回路の電圧上昇を一層早くすることができる。
【0018】
<請求項4及び請求項5の発明>
請求項4及び請求項5の発明によれば、請求項2及び請求項3の発明の効果に加え、高圧側に設けられるバイパス用スイッチをさらに減らすことができるから、一層小型化・低コスト化を図ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>
本発明に係る除電装置の第1実施形態について図1及び図2を参照して説明する。
交流電源1にはa接点のスイッチ2a(請求項に記載の「電源供給スイッチ」に相当)を介して直流高電圧を出力する倍電圧整流回路3が接続されていると共に、同じくa接点のスイッチ2b(請求項に記載の「電源供給用スイッチ」に相当)を介して高電圧を出力する倍電圧整流回路4が接続されている。
【0020】
両倍電圧整流回路3,4はいわゆるコッククロフト・ウォルトン型の倍電圧整流回路である。その入力端子31,41にトランス32,42の二次巻線が接続され、第1及び第2のコンデンサ33,34,43,44が充電されるようになっている。このとき、入力端子31a,41aに接続された第1のコンデンサ33,43は交流電源1の電源電圧に一次巻線と二次巻線との巻き数比を乗した電圧で充電され、第2の出力端子36,46に接続されたコンデンサ34,44は2個の整流手段に相当するダイオード35,45により整流されて、第1のコンデンサ33,43の充電電圧の2倍の電圧が図示する極性でもって充電されるようになっている。そして、出力端子36,46からは第2のコンデンサ34,44の充電電圧が出力される。
【0021】
ここで、倍電圧整流回路3の負極側の出力端子36bと倍電圧整流回路4の正極側の出力端子46aはグランドライン(請求項に記載の「共通ライン」に相当)に接続されている。また、出力端子36a,46b間には互いに直列接続された電流制限用の抵抗5a,5b(請求項に記載の「インピーダンス素子」に相当)が接続されており、抵抗5a,5bにはb接点のスイッチ6a,6b(請求項に記載の「バイパス用スイッチ」に相当)が並列に接続されている。そして、抵抗素子5a,5bの共通接続点には放電電極7が接続されている。
【0022】
これらスイッチ2a,2b,6a,6bはスイッチ制御回路8から出力されるハイレベル「H」・ロウレベル「L」が交互に続くパルス状の制御信号に基づいてオン・オフ動作するようになっており、例えば、スイッチ制御回路8の出力信号レベルが「H」のときには、スイッチ2a,6aはNOT回路9が介されていることにより「L」の信号が入力されてオフされる一方、スイッチ2b、6bには「H」の信号が入力されてオンする。逆に、「L」の信号のときには、上記スイッチ2a,2b,6a,6bのオン・オフが入れ替わる(「スイッチ制御手段は電源供給スイッチのオン作動により電源が供給されている側の倍電圧整流回路に接続されているインピーダンス素子のバイパス用スイッチをオン作動させる」構成に相当)。
【0023】
以下、本実施形態の作用について説明する。
まず、スイッチ制御回路8を作動させるとスイッチ2a,2b,6a,6bが所定の周期でオン・オフ動作する。スイッチ2a,6aがオンすると、倍電圧整流回路3の第1及び第2のコンデンサ33,34が充電されると共に、第2のコンデンサ34、抵抗5b及びダイオード45により閉ループが形成され、抵抗5bに放電電極が並列接続された形となる。すると、第2のコンデンサ34の充電電圧が抵抗素子5bと放電電極7とに印加される。
一方、スイッチ2b,6bがオンすると、倍電圧整流回路4の第1及び第2のコンデンサ43,44が充電されると共に、第2のコンデンサ44、抵抗5a及びダイオード35により閉ループが形成され、抵抗5aに放電電極が並列接続された形となる。すると、第2のコンデンサ34の充電電圧が抵抗素子5aと放電電極7とに印加される。これによって、放電電極7に正負の電圧が交互に印加され、その印加電圧が放電開始電圧に到達したことをもって、イオンが生成されるのである。
【0024】
ここで、スイッチ2a,6aがオフされた直後には、倍電圧整流回路3の第2のコンデンサ34が抵抗素子5a及びダイオード45を介して放電される。このとき、第2のコンデンサ34はその静電容量と蓄えられた電荷が通る抵抗5aの抵抗値との積で表される時定数に基づいた放電時間で放電が完了する。また、第2のコンデンサ34が放電中のときには、倍電圧整流回路4による抵抗5aの印加電圧とは逆極性の電圧印加が生じ、結果として、倍電圧整流回路4による抵抗5aへの印加電圧の電圧上昇が抑制され、所定の時間をかけて印加電圧が放電開始電圧に至る。
また、スイッチ2b,6bがオフされた直後には、倍電圧整流回路4の第2のコンデンサ44が抵抗素子5b及びダイオード35を介して放電される。このとき、第2のコンデンサ44はその静電容量と蓄えられた電荷が通る抵抗5bの抵抗値との積で表される時定数に基づいた放電時間で放電が完了する。また、第2のコンデンサ44が放電中であるときには、抵抗5bには倍電圧整流回路3による印加電圧とは逆極性の電圧印加が生じ、結果として、倍電圧整流回路3による抵抗5aへの印加電圧の電圧上昇が抑制され、所定の時間をかけて印加電圧が放電開始電圧に至る。
【0025】
以上、本実施形態の除電装置によれば、スイッチ2a,2b,6a,6bをオン・オフ動作することにより、倍電圧整流回路3,4の出力電圧を放電電極に印加することが可能となり、もって、倍電圧整流回路3,4の出力電圧を無用に高圧化することを回避することができる。
また、第2のコンデンサ34,44は抵抗素子5a,5bのどちらか一方の抵抗素子を介して放電されるのであるから、その放電時間を短縮することが可能となる。これによって、電圧出力する倍電圧整流回路による放電電極7への印加電圧の上昇が早まり、放電開始電圧により早く到達させることができる。また、どちらか一方の抵抗素子を介して放電するということは、その消費電力を低減することができるという効果も得られる。
さらには、高圧用スイッチはバイパス用スイッチ6a,6bのみであるから、高圧用スイッチの搭載を最小限に止め、低コスト化・小型化を図ることもできる。
【0026】
ちなみに、図2(B)に本実施形態における除電装置の出力電圧特性を示し、同図(A)に図5に示した従来の除電装置のものをそれぞれ示した。ちなみに、今回の実験では放電開始電圧が5kV以上、又は、−5kV以下とされている。これらから明かなように、従来の除電装置では、スイッチが切り替えられてから放電開始電圧に到達するまでの時間が約10m秒であったのに対し、本実施例の除電装置では約3m秒にまで改善することができた。
【0027】
<第2実施形態>
以下、第2実施形態について図3を参照して説明する。尚、第1実施形態と同一の構成についての説明は省略すると共に、同一の作用・効果の説明についても省略する。
本実施形態の除電装置は倍電圧整流回路3の負極側の出力端子36bと抵抗5a,5bの共通接続点と負極性の倍電圧整流回路4の負極側の出力端子46bとが接続されており、放電電極7が倍電圧整流回路3の正極側の出力端子36aに接続されているところと、抵抗5bがグランドラインに接続されているところと、スイッチ6bがNOT回路9を介してスイッチ制御回路8からの制御信号を受けるところが第1実施形態と異なる。
スイッチ2a,2b,6a,6bの動作は、スイッチ制御回路8の制御信号レベルが「H」のときには、スイッチ2a,6bはオフされる一方、スイッチ2b、6aはオンされ、逆に、制御信号が「L」のときには、上記スイッチ2a,2b,6a,6bのオン・オフが入れ替わる。即ち、スイッチ2a,6bとスイッチ2b、6aとは反転してオン・オフ動作がなされる。
【0028】
以下、本実施形態の作用について説明する。
まず、スイッチ制御回路8を作動させるとスイッチ2a、2b、6a、6bが所定の周期でオン・オフ動作する。スイッチ2a,6bがオンすると、倍電圧整流回路3の第1及び第2のコンデンサ33,34が充電される。そして、コンデンサ34の充電電圧は抵抗素子5aと放電電極7とに印加される。
一方、スイッチ2b,6aがオンすると、倍電圧整流回路4の第1及び第2のコンデンサ43,44が充電される。そして、第2のコンデンサ44の充電電圧が抵抗素子5bと放電電極7とに印加される。これによって、放電電極7に正負の電圧が交互に印加され、印加電圧が放電開始電圧に到達したことをもって、イオンが生成されるのである。
【0029】
ここで、スイッチ2a,6bがオフされた直後には、倍電圧整流回路3のコンデンサ34がスイッチ6a及びダイオード45を介してグランドラインに向かって放電され、スイッチ2b,6aがオフされた直後には、倍電圧整流回路4のコンデンサ44がスイッチ6b及びダイオード35を介してグランドラインに向かって放電される。
【0030】
本実施形態では、第2のコンデンサ34,44は抵抗素子5a,5bを介することなく放電されるから、放電電極への印加電圧の上昇が抑制されるということが無く、直ちに、放電開始電圧に至るから、イオン生成時間を長くすることができイオンの生成量を増加させること可能となる。また、抵抗素子5a,5bを介さずに放電するから、消費電力を大幅に低減することができる。
【0031】
<第3実施形態>
以下、第3実施形態について図4を参照して説明する。尚、第2実施形態と同一の構成についての説明は省略すると共に、同一の作用・効果の説明についても省略する。
本実施形態の除電装置は、スイッチ2bが除かれて倍電圧整流回路4(請求項に記載の「第1の倍電圧整流回路」に相当)が交流電源1に直接に接続され、抵抗素子5b及びスイッチ6bが除かれているところと、スイッチ6aがNOT回路9を介してスイッチ制御回路8からの出力信号を受ける構成とされており、また、倍電圧整流回路3はコンデンサ33、34及びダイオード35からなる昇圧部を二段重ねて構成しているところが第2実施形態と異なる。
また、倍電圧整流回路3(請求項に記載の「第2の倍電圧整流回路」に相当)の出力電圧の絶対値は負極性の倍電圧整流回路4の出力電圧の絶対値の2倍とされている。
【0032】
以下、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態の除電装置では、常には、倍電圧整流回路4に交流電源からの電圧が供給されて、放電電極に負の高電圧が出力されている。スイッチ2aがオンすると、正極性の倍電圧整流回路3のコンデンサ33,34が充電され、負極性の倍電圧整流回路4の出力電圧の2倍の電圧が出力されるから、放電電極7には負の高電圧の絶対値と同一電圧である正の電圧が印加される。また、スイッチ2aがオフとなると、正極性の倍電圧整流回路3のコンデンサ33,34はスイッチ6aを介して倍電圧整流回路4のグランドラインに向かって直ちに放電される。これにより、負の電圧を基準として正の電圧が周期的に印加されるのである。
【0033】
本実施形態によれば、高圧用のスイッチを1つとすることができるから、除電装置の小型化・低コスト化が一層可能となる。
【0034】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、倍電圧整流回路としては、コッククロフト・ウォルトン型の倍電圧整流回路に限らず、コンデンサを充電することによって高電圧を発生させる倍電圧発生回路であれば良い。
(2)また、上記実施形態とも、倍電圧整流回路3,4の出力端子36,46の接続を反転させる構成としても良い。
(3)また、上記実施形態では、交流電源を用いた構成を示したが、インバータにより直流を交流に変換して倍電圧整流回路3,4に供給する構成としてもよい。
【0035】
(4)また、上記第2実施形態では、倍電圧整流回路3の出力端子36aに放電電極7を接続するとともに、出力端子36aとグランドラインとの間に一対の抵抗5a,5bを直列接続し、倍電圧整流回路4の出力端子46bを抵抗5a,5bの共通接続点及び倍電圧整流回路3の出力端子36bに接続した構成としていた。これに代わって、倍電圧整流回路4の出力端子46bに放電電極7を接続するとともに、出力端子46bとグランドラインとの間に抵抗5a,5bを直列接続し、倍電圧整流回路3の出力端子36aを抵抗5a,5bの共通接続点及び倍電圧整流回路4の出力端子46aに接続する構成であってもよい。
(5)また、上記第3実施形態では、倍電圧整流回路3の出力端子36bが倍電圧整流回路4の出力端子46bに接続されるとともに、出力端子36a,36b間に抵抗5aとこれに並列接続されたスイッチ6aが接続されており、倍電圧整流回路3の出力端子36aに放電電極7を設けた構成としていた。これに代わって、倍電圧整流回路4の出力端子46aを倍電圧整流回路3の出力端子36aに接続し、出力端子46a,46b間に抵抗5aとこれに並列接続されたスイッチ6aを接続し、倍電圧整流回路4の出力端子46aに放電電極7を設ける構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る除電装置の回路図
【図2】第1実施形態の除電装置と従来の除電装置の出力電圧波形を示した図
【図3】第2実施形態の除電装置の回路図
【図4】第3実施形態の除電装置の回路図
【図5】従来の除電装置の回路図
【図6】従来の除電装置の回路図
【符号の説明】
1…電源
2a,2b,6a,6b…スイッチ
3,4…倍電圧整流回路
33,34,43,44…コンデンサ
5a,5b…抵抗素子
7…放電電極
8…スイッチ制御回路
Claims (5)
- ともに、2つの整流手段を順方向に直列接続すると共に、両整流手段の共通接続点が第1のコンデンサを介して交流電源の一方の端子に接続され、両整流手段の直列回路の両端には第2のコンデンサが接続されると共にその第2のコンデンサの一端が前記交流電源の他方の端子に接続されてなり、前記第2のコンデンサの他端に連なる出力端子に正極性及び負極性の直流高電圧を出力する2つの倍電圧整流回路を備え、前記両倍電圧整流回路の各出力端子間に一対のインピーダンス素子を直列接続し、このインピーダンス素子の共通接続点に放電電極を設けてなると共に、前記両倍電圧整流回路はスイッチ制御手段により制御される電源供給スイッチを介して交互に前記交流電源の電源電圧を受給し、前記各倍電圧整流回路の電源電圧の受給時には、前記第1及び第2のコンデンサを充電しつつ前記出力端子間に直流電圧を出力することで前記放電電極にコロナ放電を発生させて正負のイオンを順次発生させるものにおいて、
前記インピーダンス素子にはそれぞれにバイパス用スイッチを並列接続し、前記スイッチ制御手段は前記電源供給スイッチのオン作動により電源が供給されている側の前記倍電圧整流回路に接続されているインピーダンス素子のバイパス用スイッチをオン作動させることを特徴とする除電装置。 - ともに、2つの整流手段を順方向に直列接続すると共に、両整流手段の共通接続点が第1のコンデンサを介して交流電源の一方の端子に接続され、両整流手段の直列回路の両端には第2のコンデンサが接続されると共にその第2のコンデンサの一端が前記交流電源の他方の端子に接続されてなり、前記第2のコンデンサの他端に連なる出力端子に正極性及び負極性の直流高電圧を出力する2つの倍電圧整流回路を備え、前記正極性の倍電圧整流回路の出力端子を放電用電極に接続するとともに、その出力端子と共通ラインとの間に一対のインピーダンス素子を直列接続し、前記負極性の倍電圧整流回路の出力端子を前記インピーダンス素子の共通接続点及び前記正極性の倍電圧整流回路の共通ラインに接続したものであって、
前記インピーダンス素子にはそれぞれにバイパス用スイッチを並列接続し、前記スイッチ制御手段は前記電源供給スイッチのオン作動により電源が供給されていない側の前記高電圧発生回路に接続されているインピーダンス素子のバイパス用スイッチをオン作動させることで前記放電電極と前記共通ラインとの間にコロナ放電を発生させて正負のイオンを順次発生させるようにしたことを特徴とする除電装置。 - ともに、2つの整流手段を順方向に直列接続すると共に、両整流手段の共通接続点が第1のコンデンサを介して交流電源の一方の端子に接続され、両整流手段の直列回路の両端には第2のコンデンサが接続されると共にその第2のコンデンサの一端が前記交流電源の他方の端子に接続されてなり、前記第2のコンデンサの他端に連なる出力端子に正極性及び負極性の直流高電圧を出力する2つの倍電圧整流回路を備え、前記負極性の倍電圧整流回路の出力端子を放電用電極に接続するとともに、その出力端子と共通ラインとの間に一対のインピーダンス素子を直列接続し、前記正極性の倍電圧整流回路の出力端子を前記インピーダンス素子の共通接続点及び前記負極性の倍電圧整流回路の共通ラインに接続したものであって、
前記インピーダンス素子にはそれぞれにバイパス用スイッチを並列接続し、前記スイッチ制御手段は前記電源供給スイッチのオン作動により電源が供給されていない側の前記高電圧発生回路に接続されているインピーダンス素子のバイパス用スイッチをオン作動させることで前記放電電極と前記共通ラインとの間にコロナ放電を発生させて正負のイオンを順次発生させるようにしたことを特徴とする除電装置。 - ともに、2つの整流手段を順方向に直列接続すると共に、両整流手段の共通接続点が第1コンデンサを介して交流電源の一方の端子に接続され、両整流手段の直列回路の両端には第2のコンデンサが接続されると共にその第2のコンデンサの一端が前記交流電源の他方の端子に接続されてなり、前記第2のコンデンサの他端に連なる出力端子に互いに電圧値が異なる正極性及び負極性の2種類の電圧を出力する2つの倍電圧整流回路を備え、
前記負極性の倍電圧整流回路は前記交流電源の電源電圧を常に受給し、前記正極性の倍電圧整流回路はスイッチ制御手段により制御される電源供給スイッチを介して前記交流電源の電源電圧を間欠的に受給するようにされ、前記正極性の倍電圧整流回路の共通ラインが前記負極性の倍電圧整流回路の出力端子に接続されるとともに、両出力端子間にはインピーダンス素子とこれに並列接続されたバイパス用スイッチが接続され、前記両倍電圧整流回路の負極側の出力端子が共通接続され、前記正極性の倍電圧整流回路の正極側の出力端子には放電電極が設けられたものであって、前記バイパス用スイッチと前記電源供給スイッチとは互いに反転してオン・オフ作動を行うことで前記放電電極と前記共通ラインとの間にコロナ放電を生じさせて正負のイオンを順次発生させるようにしたことを特徴とする除電装置。 - ともに、2つの整流手段を順方向に直列接続すると共に、両整流手段の共通接続点が第1コンデンサを介して交流電源の一方の端子に接続され、両整流手段の直列回路の両端には第2のコンデンサが接続されると共にその第2のコンデンサの一端が前記交流電源の他方の端子に接続されてなり、前記第2のコンデンサの他端に連なる出力端子に互いに電圧値が異なる正極性及び負極性の2種類の電圧を出力する2つの倍電圧整流回路を備え、
前記正極性の倍電圧整流回路は前記交流電源の電源電圧を常に受給し、前記負極性の倍電圧整流回路はスイッチ制御手段により制御される電源供給スイッチを介して前記交流電源の電源電圧を間欠的に受給するようにされ、前記負極性の倍電圧整流回路の共通ラインが前記正極性の倍電圧整流回路の出力端子に接続されるとともに、両出力端子間にはインピーダンス素子とこれに並列接続されたバイパス用スイッチが接続され、前記両倍電圧整流回路の正極側の出力端子が共通接続され、前記負極性の倍電圧整流回路の負極側の出力端子には放電電極が設けられたものであって、前記バイパス用スイッチと前記電源供給スイッチとは互いに反転してオン・オフ作動を行うことで前記放電電極と前記共通ラインとの間にコロナ放電を生じさせて正負のイオンを順次発生させるようにしたことを特徴とする除電装置。
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