JP4132413B2 - 汚染物質が付着した粒状体の処理方法 - Google Patents

汚染物質が付着した粒状体の処理方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、重金属類や油性分等で汚染された土壌や焼却炉から搬出された焼却灰などの汚染物質の付着した粒状体を細粒化し、上記細粒化された粒状体から汚染物質を含まないあるいは大部分を除去した粒状体を分離する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、化学工場や金属精錬工場等の工場近辺の土壌は、重金属類や有機塩素化合物あるいは油性分等で汚染されていることが問題視されている。また、海難事故等により海に流出した原油で汚染された海浜の土壌や、原油存在地盤のトンネル掘削に伴い搬出される掘削土には原油が付着しているため、その処理が困難となることがしばしばある。更には、産業廃棄物やリサイクルができない生ゴミ等の可燃物は焼却炉にて焼却され、焼却灰として廃棄物処分場に搬出されて埋設されるが、このような焼却灰には、重金属類や焼却過程で生じたダイオキシン等の汚染物質が付着している。そこで、上記汚染土壌から上記汚染物質を除去した後、石,砂,微粒分等を抽出して再利用する技術や、焼却灰から汚染物質を除去した後有効利用できる固体粒子を抽出するとともに、処分場に廃棄する焼却灰の減容化を図る技術の確立が望まれている。
【0003】
一般に、焼却灰は、粒径の小さな粒子同士が団粒状態となった粒状体であり、重金属類やダイオキシン類等の汚染物質は上記粒状体の表面だけでなく、個々の粒子の表面に付着していると考えられている。また、汚染土壌については、塊状になってはいるものの団粒化している部分が少なく、汚染物質は個々の粒子の表面に付着していると考えられている。
そこで、本出願人は、焼却灰のような団粒化された粒状体を種々の大きさの粒子に細粒化するとともに、上記各粒子の表面に付着している重金属類等の汚染物質を効率的に離脱し分離することのできる細粒化装置を提案している(特願平10−310429号)。これは、投入した処理材料を、処理空隙内で加水しながら、圧縮及び粒状体相互間の擦り合わせの力を作用させて、上記焼却灰を独立した粒子に分離するとともに、上記粒状体や粒子の表面に付着している異物を分離する細粒化手段を複数段に渡って設け、焼却灰が各細粒化手段を順次通過するようにするとともに、上記細粒化手段の処理空隙を下流段において次第に狭く設定し、上流段においては主に団粒状の粒状体を、個々の粒子を破壊することなくほぼ独立した粒子に分離して粒状化する解砕処理を行い、下流段においては主に上記粒状化された個々の粒子に対して、主に各粒子相互間の擦り合わせの力を作用させて、粒子同士の摩擦による相互研磨を行わせ、上記個々の粒子の表面に付着している異物を分離する解膠処理を行うようにしたもので、処理材料は上記焼却灰に限らず、上記汚染土壌であっても同様の処理によって上記土壌に付着した汚染物質を分離ことができる。なお、上記分離された重金属類等の汚染物質は処理水中に浮遊または溶解するので、上記処理後の粒状体の内汚染物質を含まない粒径の大きな粒状体には上記汚染物質がほとんど付着されていない。
【0004】
この細粒化装置で処理された粒状体を含む処理水は、液体供給槽に一時貯蔵された後、液体サイクロン等の分級手段によって種々の大きさの粒状体に分級される。このとき、汚染物質を含まない粒径の大きな粒状体は重金属類やダイオキシン類が分離され無害化されているので、セメント用の骨材等に再利用される。また、重金属やダイオキシン類等の微粒片を多く含む有害な汚泥は溶融固化等の処理を施し廃棄し、重金属類が溶解あるいは浮遊している汚水はキレート剤等の添加によって上記重金属類の不溶化塩を形成させ重金属類を不溶化することにより、上記重金属類を上記処理液から分離することで無害化し、再利用あるいは廃棄する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、液体サイクロンは、上部からは粒径の小さな粒子を含む処理水を排出し、下部排出口からは泥水状となった粒径の大きな粒子を排出するものであるが、実際には、1回の分級処理では、上記液体サイクロン上部からは粒径の大きな粒子の一部が排出されてしまう場合があり、粒径の大きな粒状体を確実に分離することが困難であった。
【0006】
本発明は、従来の問題点に鑑みてなされたもので、加水しながら細粒化処理された汚染物質が付着した粒状体中から、汚染物質を含まないあるいは大部分を除去した粒径の大きな粒状体を確実に分離する方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の発明は、汚染物質が付着した粒状体を加水しながら細粒化した後、液体サイクロンの液体供給槽に貯蔵し、上記液体供給槽の下部から送られてきた上記粒状体を含む処理水を液体サイクロンを用いて分級するとともに、上記液体サイクロンの上部から排出された粒径の小さな粒状体を含む処理水を、上記液体供給槽に戻すとともに、この液体供給槽の上澄み液を、処理水中の固形物を凝集沈殿させるシックナータンクに送って固形分離する汚染物質が付着した粒状体の処理方法において、上記液体供給槽は、上記細粒化された粒状体を貯蔵する液体供給槽の本体と上記液体サイクロンの上部から排出された粒径の小さな粒状体を含む処理水が戻されるシールタンクとを隔てるとともに、上部に上記本体の上澄み液を上記シールタンクに移動させる連絡口が設けられた隔壁と、上記シールタンクの上澄み液を上記シックナータンクに送る導入通路とを備え、上記本体の上澄み液が上記連絡口から上記シールタンクに移動し、上記シールタンクの上澄み液が上記導入通路を通って上記シックナータンクに送られることを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の汚染物質が付着した粒状体の処理方法は、液体サイクロンの下部から排出された泥水から粒径の大きな粒状体を分離した処理水も、上記液体供給槽に戻すようにしたことを特徴とする。
【0010】
請求項に記載の汚染物質が付着した粒状体の処理方法は、内周面に複数の外羽根を有する円筒状の回転ドラムと、外周面に複数の内羽根を有し上記回転ドラムの内部に回転ドラムに対し偏心して取付けられたロータとを備えた細粒化装置の上記回転ドラムと上記ロータとの処理空間に、汚染物質が付着した粒状体を投入し、加水しながら細粒化した後、液体サイクロンの液体供給槽に貯蔵するようにしたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づき説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係わる汚染土壌の処理システムの概要を示す図で、同図において、18は汚染土壌を投入する受入ホッパ、19は上記汚染土壌を搬送するベルトコンベア、20は上記ベルトコンベア19で送られてきた汚染土壌に対して加水しつつ解砕・解膠処理を行い汚染土壌をスラリー化して排出する細粒化装置、30は細粒化装置20から排出された汚染土壌から5mm以上の粒子を選別し分離する振動スクリーン、40は上記振動スクリーン30を通過した5mm以下の粒子含む泥状の汚染土壌を一時貯蔵するとともに、液体サイクロン51に処理水を供給するための液体供給槽であるフィードサンプ、50は上記液体サイクロン51を備え、フィードサンプ40から送られた汚染土壌を種々の大きさの粒子に分級するための分級手段、60は上記細粒化装置20及び上記フィードサンプ40に処理水を供給する給水部、70は上記分級手段50から排出される処理水を浄化する汚水処理部である。
【0012】
細粒化装置20は、図示しない排出口に設けられた約30mm以上の大型の金属類や挟雑物等の固形物を捕獲するための分級用の網21aを備え、ベルトコンベア19により搬送された汚染土壌に加水し、上記汚染土壌に対して粗い解砕処理を行う一次細粒化機21と、この一次細粒化機21で解砕された汚染土壌から10mm以上の粒状体を選別し分離する振動スクリーン22と、一次細粒化機21で解砕され振動スクリーン22を通過した10mm以下の粒状体となった汚染土壌に加水し、上記汚染土壌に対して更に解砕・解膠処理を行うための二次細粒化機23と、上記振動スクリーン22と二次細粒化機23との間に設けられ、上記振動スクリーン22を通過した粒状体含む処理水の水切り処理を行う水切装置24とを備えている。
分級手段50は、上記フィードサンプ40に貯蔵された5mm以下の粒子を含んだ泥状の汚染土壌から約50μm以下の粒子を処理水中に浮遊させて分離する液体サイクロン51と、この液体サイクロン51の底部から排出されスピゴットタンク52に一次貯蔵されたスラリーから約50μm以上の砂分を主体とした細粒砂等の粒子を分離する脱水振動スクリーン53と、上記フィードサンプ40の上部から供給された微粒片が浮遊した処理水中の固形物を凝集沈殿させるシックナータンク54と、上記シックナータンク54の底部に沈殿したスラリーを貯蔵するスラリー槽55と、上記スラリー槽55に貯蔵されたスラリーに脱水処理を施すための脱水機56とを備えている。
また、汚水処理部70は、処理水中に溶解あるいは浮遊している重金属類を不溶化する処理水槽71と、この処理水槽71で不溶化された重金属類等や油性分を吸着材で濾過し上記処理水を浄化する液体濾過装置72とを備えている。
【0013】
図2は、上記一次細粒化機21の構成を示す図で、(a)図は側面図、(b)図は(a)図のA−A断面図である。一次細粒化機21は、内周面に軸方向に沿って取付けられ、中心方向に突出する複数の外羽根11Wを有する円筒状の回転ドラム11と、外周面に軸方向に沿って取付けられ径方向に突出する複数の内羽根12Wを有し、上記回転ドラム11の内部に偏心して取付けられたロータ12とを備え、回転ドラム11の外周に設けられた環状歯車13をモータ14により、ロータ12の回転軸15を駆動機構16により、それぞれ互いに逆方向に回転させ、材料投入口17から投入された処理材料S(図(b)の斜線部)に圧縮及びせん断応力を作用させて上記処理材料Sを解砕したり解膠したりするもので、上記処理材料に作用する応力の大きさは、主に回転ドラム11とロータ12との間隔(ロータ12の偏心度)と、回転ドラム11及びロータ12のそれぞれの回転速度とにより調整するようにしている。
また、二次細粒化機23の構成は、上記一次細粒化機21とほぼ同様である。
【0014】
汚染土壌の粗い解砕を行う一次細粒化機21は、図3(a)に示すように、ロータ12の偏心量を小さくすることにより回転ドラム11とロータ12との間隔D1を比較的広くするとともに、回転速度を低速としている。また、汚染土壌の解膠処理を主体とする二次細粒化機23は、図3(b)に示すように、ロータ12の偏心量を大きくして回転ドラム11とロータ12との間隔D2を狭くし、更に、回転速度を上記一次細粒機21の速度よりも高速にするとともに、図4に示すように、下流側のロータ径を上流側のロータ径よりも大きくし、汚染土壌の処理空隙が下流方向において不連続にかつ狭くなるように構成されている。
【0015】
一次細粒化機21,二次細粒化機23中では、図5に示すように、処理空隙である回転ドラム11とロータ12との間隙に投入された汚染土壌Pは、回転ドラム11の外羽根11Wによって上方に掻き上げられるとともに、ロータ12の内羽根12Wによって下方に引き下げられるので、汚染土壌Pには圧縮応力とともにせん断応力が作用し、上記汚染土壌の団粒状の各粒状体は解砕・解膠される。
すなわち、図6(a)に示すように、粒子p同士が固着面rで固着されて団粒状態となっている汚染土壌の団粒状の各粒状体Pあるいは粒子同士が固着してはいないが大きさの大きい粒子pに対して圧縮応力及びせん断応力が作用すると、上記団粒状の各粒状体Pが上記固着面rのところから分かれてほぼ独立した細かな粒子pに粒状化される(解砕作用)とともに、上記各粒状体Pの表面に比較的弱く付着されていた重金属類等の汚染物質qが分離される。
また、図6(b)に示すように、粒状体あるいは粒子同士に擦り合わせ方向の力が作用すると、各粒子pの表面に付着された重金属類等の汚染物質qが剥離され粒子pから分離され(解膠作用)、上記分離された汚染物質qは処理水中に浮遊または溶解する。
なお、汚染土壌の処理においては、土粒子が団粒化していることが少ないと思われるので、一次細粒化機21,二次細粒化機23ともに、上記図6(b)に示す解膠作用が主となる。
【0016】
液体サイクロン51は、図7に示すように、筒状の本体51aの内壁に、種々の大きさの粒状体を含んだ液体を高速で噴射し、この液体が一次回転流と呼ばれる渦V1を形成しながら本体51aの内壁に沿って下部方向に移動する時に、本体51aの中央部の気圧が減少し、上記液体が二次回転流と呼ばれる渦V2を形成しながら上記一次回転流V1の内側から本体51aを上昇する現象を利用した分級装置である。液体サイクロン51に導入された液体に含まれている粒径の大きな粒子は、上記一次回転流V1により本体51aの内壁に衝突しながら下方に移動させられ、液体の一部とともに排出口管51bから排出される。一方、粒径の小さな粒子は上記二次回転流V2に運ばれて本体の上部方向に移動し、上昇管51cに吸い込まれて本体51aの上部から排出され、移送管51dを通って図示しないフィードサンプ40に戻される。この場合、粒径の大きな粒子が上昇管51cに吸い込まれて液体サイクロン51の上部から排出されることがある。
【0017】
また、図8(a)は、本発明に関わる液体供給装置であるフィードサンプ40の一構成例を示す模式図で、フィードサンプ40は、振動スクリーン30等から送られてくる5mm以下の粒子含む泥状の汚染土壌を貯蔵するフィードサンプ本体41と、上部及び下部で上記フィードサンプ本体41と連通する隔壁42を有し、液体サイクロン51の上部から排出される粒径の小さな粒子を貯蔵するシールタンク43と、フィードサンプ本体41の底部の粒径の大きな粒子を含む処理水を液体サイクロン51に圧送するポンプ40Pと、上記シールタンク43の上澄み液をシックナータンク54に送るための導入通路44とを備えている。
ここで、42aは隔壁42の上部連絡口で、図8(b)に示すように、フィードサンプ本体41の上澄み液は、上記上部連絡口42aからシールタンク43に移動し、上記シールタンク43の上澄み液は、上記導入通路44を通ってシックナータンク54に送られる。また、フィードサンプ本体41の底部の粒径の大きな粒子を含んだスラリーは、ポンプ40Pにより液体サイクロン51に送られ再び分級される。
【0018】
次に、本発明の汚染土壌の処理方法について説明する。
受入ホッパ18に投入された汚染土壌はベルトコンベア19により搬送され、細粒化装置20の一次細粒化機21に投入される。一次細粒化機21では、投入された汚染土壌に対して比較的広い処理空間内で加水しながら粗い解砕を行い、汚染土壌を個々の粒子を破壊することなく分離させつつ、上記汚染土壌を一次細粒化機21の下流側に移動させ、図示しない排出口から排出する。このとき、汚染土壌の表面に弱く付着している重金属類等の微粒片は剥離されて処理水中に浮遊する。また、容易に溶解する重金属類は上記処理水中に溶解する。
一次細粒化機21から排出された大型の金属類や挟雑物等の固形物は約30mmの分級用の網21aにより捕獲されて除去され、約30mm以下の粒状体となった汚染土壌は振動スクリーン22に送られ篩い分けされ10〜30mmの粒状体が分離される。
振動スクリーン22を通過した10mm以下の粒状体を含む処理水は、水切装置24で水切り処理された後、二次細粒化機23に送られる。上記水切装置24から排出される微粒子を含んだ排水はフィードサンプ40に送られ一時貯蔵される。
【0019】
二次細粒化機23は、上述したように、一次細粒化機1よりも汚染土壌に作用する応力が大きいので、主に、汚染土壌の個々の粒子間の相互摩擦による解膠作用により、粘性の大きなカーボンや油性分や汚染土壌の個々の粒子に強く付着している重金属類の微粒片を離脱させることができる。このとき、二次細粒化機23では、水切り処理された処理材料に対して、上記汚染土壌の個々の粒子が互いに擦り合わせが行えるような適度の水を加水して上記解膠処理を行う。また、上記処理において、容易に溶解する重金属類は上記処理水中に溶解するとともに、汚染土壌の個々の粒子に強く付着していカーボンや油性分や重金属類等の汚染物質は上記粒子から分離されて処理水中に浮遊し、上記解砕・解膠処理された汚染土壌とともに二次細粒化機23の排出口から排出される。
また、二次細粒化機23は、下流側のロータ径を上流側のロータ径よりも大きくし、汚染土壌の処理空隙が下流方向において不連続にかつ狭く構成されているので、処理材料はスムーズには下流側に流れず一部の処理材料は上流側に戻されて滞留するので、処理材料の解膠処理が更に進行する。
【0020】
二次細粒化機23から排出された汚染土壌のスラリーと砂や砂礫等の粒子は、振動スクリーン30により5mm以上の粒子が篩い分され、5mm以下の粒状体はフィードサンプ40に一時貯蔵された後分級手段50に送られ、種々の大きさの粒状体に分級される。
フィードサンプ40に貯蔵された5mm以下の粒子を含んだ泥状の汚染土壌の内、フィードサンプ40の底部の粒径の大きな粒子を含んだスラリーは、分級手段50の液体サイクロン51に送られ分級される。液体サイクロン51では、約50μm以下の微粒子を処理水中に浮遊させて分離し、上記微粒片を含んだ処理水を、移送管51dを介して、フィードサンプ40に戻すとともに、液体サイクロン51の底部のスピゴットノズル4から排出される粒径の大きな粒子からなる固形分の多いスラリーはスピゴットタンク52に送られ一時貯蔵される。上記スラリーは、脱水振動スクリーン53により約50μm以上の砂分を主体とした粒子(細粒砂)が分離された後、フィードサンプ40のシールタンク43に戻される。このシールタンク43の上澄み液は、導入通路44を通ってシックナータンク54に送られる。
このように、液体サイクロン51で分級された微粒片を含んだ処理水と、脱水振動スクリーン53により細粒砂が分離された処理水とは、ともにフィードサンプ40に戻され、フィードサンプ40の底部の粒径の大きな粒子を含んだスラリーが再び液体サイクロン51で分級され、フィードサンプ40の上澄み液はシックナータンク54に送られる。したがって、シックナータンク54へは微粒片のみを含んだ処理水を供給することができる。
【0021】
シックナータンク54では、フィードサンプ40の導入通路44から供給された微粒片を含んだ処理水をタンク内でゆっくりと回転させ、上記処理水中の固形物を凝集沈殿させる固液分離を行う。上記シックナータンク54の上澄み液には、上述したように、汚染土壌から分離された重金属類や油性分が溶解あるいは浮遊しているので、汚水処理部70の処理水槽71に送られ処理される。この処理水槽71では、キレート剤等の添加によって上記重金属類の不溶化塩を形成させ重金属類を不溶化することにより、上記重金属類を上記処理液から分離する。
一方、シックナータンク54の底部に沈殿したスラリー状の汚染土壌は、スラリー槽55に一時貯蔵された後脱水機56に送り脱水し、図示しないフィルタプレスにより脱水ケーキを作製する。
また、脱水機56で脱水された処理水も上記処理水槽71に送られ、重金属類を不溶化した後、液体濾過装置72に送られる。液体濾過装置72では、上記処理水を活性炭等の吸着材で濾過して重金属類を除去して浄化し、上記重金属類を捕獲した吸着材は最終処分場に送られ処理される。
【0022】
このように、本実施の形態では、汚染物質が付着した粒状体を含む処理水をフィードサンプ40に一時貯蔵した後、液体サイクロン51を用いて分級するとともに、上記液体サイクロン51の上部から排出される粒径の小さな粒状体を含む処理水と、上記液体サイクロン51で分離された粒径の大きな粒状体を含む泥水から脱水振動スクリーン53で上記粒径の大きな粒状体を分離した処理水とを、再びフィードサンプ40に戻し、上記フィードサンプ40の底部の粒径の大きな粒子を含んだスラリーを再び液体サイクロン51で分級するようにしたので、液体サイクロン51の上部から排出された粒径の大きな粒状体を確実に分級することができる。
また、汚染土壌等の粒状体を、内周面に複数の外羽根11Wを有する円筒状の回転ドラム11と、外周面に複数の内羽根12Wを有し上記回転ドラム11の内部に偏心して取付けられたロータ12とを備えた一次細粒化機21と二次細粒化機23とにより解砕・解膠処理したので、上記粒状体を効率良く粒状化することができるととともに、上記粒状体の個々の粒子に付着している異物を確実にかつ効率的に分離することができる。
【0023】
なお、上記実施の形態では、汚染土壌の処理方法について説明したが、処理材料が焼却灰あるいは焼却灰を含む汚染土壌である場合にも同様の処理システムで処理することができる。この場合には、焼却灰が団粒化しているので、一次細粒化機21と二次細粒化機23とは、上記図6(a),(b)に示すような解砕・解膠作用を処理材料に対して行う。
また、上記例では、一次細粒化機21と二次細粒化機23とを備えた細粒化装置20により解砕・解膠処理した汚染物質が付着した粒状体を液体サイクロン51により分級したが、細粒化装置20の構成はこれに限るものではない。例えば、上記二次細粒化機23と同様の構成の、処理空隙が下流方向において不連続にかつ狭くなるように構成された1台の細粒化装置で細粒化処理を行ってもよいし、一般の破砕機を使用し汚染物質が付着した粒状体を加水しながら細粒化してもよい。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、汚染物質が付着した粒状体を加水しながら細粒化した後、液体サイクロンの液体供給槽に貯蔵し、上記液体供給槽の下部から送られてきた上記粒状体を含む処理水を液体サイクロンを用いて分級するとともに、上記液体サイクロンの上部から排出された粒径の小さな粒状体を含む処理水を、上記液体供給槽に戻すとともに、この液体供給槽の上澄み液を、処理水中の固形物を凝集沈殿させるシックナータンクに送って固形分離する際に、上記液体供給槽に、上記細粒化された粒状体を貯蔵する液体供給槽の本体と上記液体サイクロンの上部から排出された粒径の小さな粒状体を含む処理水が戻されるシールタンクとを隔てるとともに、上部に上記本体の上澄み液を上記シールタンクに移動させる連絡口が設けられた隔壁を設けるとともに、上記シールタンクの上澄み液を上記シックナータンクに送る導入通路とを設けて、上記本体の上澄み液が上記連絡口から上記シールタンクに移動し、上記シールタンクの上澄み液が上記導入通路を通って上記シックナータンクに送られるようにしたので、液体サイクロンの上部から上記粒径の小さな粒状体に混入されて排出された粒径の大きな粒状体も再度分級することができ、粒径の大きな粒状体を効率良く分級することができる。
【0025】
請求項2に記載の発明によれば、液体サイクロンの下部から排出された泥水から粒径の大きな粒状体を分離した処理水も、上記液体供給槽に戻すようにしたので、分級効果を更に向上させることができる。
【0027】
請求項に記載の発明によれば、内周面に複数の外羽根を有する円筒状の回転ドラムと、外周面に複数の内羽根を有し上記回転ドラムの内部に回転ドラムに対し偏心して取付けられたロータとを備えた細粒化装置の上記回転ドラムと上記ロータとの処理空間に、汚染物質が付着した粒状体を投入し、加水しながら細粒化した後、液体サイクロンの液体供給槽に貯蔵するようにしたので、液体サイクロンに投入する汚染土壌等の粒状体を効率良く粒状化することができるととともに、上記粒状体の個々の粒子に付着している異物を確実にかつ効率的に分離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係わる汚染土壌の処理システムの概要を示す図である。
【図2】 本実施の形態に係わる一次細粒化機の構成を示す図である。
【図3】 一次細粒化機及び二次細粒化機の回転ドラムとロータとの位置関係を示す図である。
【図4】 本実施の形態に係わる二次細粒化機の構成を示す図である。
【図5】 本実施の形態に係わる解砕・解膠処理を説明する図である。
【図6】 本実施の形態に係わる解砕・解膠作用を説明する図である。
【図7】 液体サイクロンの構成を示す模式図である。
【図8】 本実施の形態に係わるフィードサンプの構成を示す図である。
【符号の説明】
11 回転ドラム、11W 外羽根、12 ロータ、12W 内羽根、13 環状歯車、14 モータ、15 ロータの回転軸、16 駆動機構、17 材料投入口、 18 受入ホッパ、19 ベルトコンベア、20 細粒化装置、21 一次細粒化機、22 振動スクリーン、23 二次細粒化機、24 水切装置、30 振動スクリーン、40 フィードサンプ、50 分級手段、51 液体サイクロン、52 スピゴットタンク、53 脱水振動スクリーン、54 シックナータンク、55 スラリー槽、56 脱水機、60 給水部、70 汚水処理部、71 処理水槽、72 液体濾過装置。

Claims (3)

  1. 汚染物質が付着した粒状体を加水しながら細粒化した後、液体サイクロンの液体供給槽に貯蔵し、上記液体供給槽の下部から送られてきた上記粒状体を含む処理水を液体サイクロンを用いて分級するとともに、上記液体サイクロンの上部から排出された粒径の小さな粒状体を含む処理水を、上記液体供給槽に戻すとともに、この液体供給槽の上澄み液を、処理水中の固形物を凝集沈殿させるシックナータンクに送って固形分離する汚染物質が付着した粒状体の処理方法において、上記液体供給槽は、上記細粒化された粒状体を貯蔵する液体供給槽の本体と上記液体サイクロンの上部から排出された粒径の小さな粒状体を含む処理水が戻されるシールタンクとを隔てるとともに、上部に上記本体の上澄み液を上記シールタンクに移動させる連絡口が設けられた隔壁と、上記シールタンクの上澄み液を上記シックナータンクに送る導入通路とを備え、上記本体の上澄み液が上記連絡口から上記シールタンクに移動し、上記シールタンクの上澄み液が上記導入通路を通って上記シックナータンクに送られることを特徴とする汚染物質が付着した粒状体の処理方法。
  2. 液体サイクロンの下部から排出された泥水から粒径の大きな粒状体を分離した処理水を、上記液体供給槽に戻すようにしたことを特徴とする請求項1記載の汚染物質が付着した粒状体の処理方法。
  3. 内周面に複数の外羽根を有する円筒状の回転ドラムと、外周面に複数の内羽根を有し上記回転ドラムの内部に回転ドラムに対し偏心して取付けられたロータとを備えた細粒化装置の上記回転ドラムと上記ロータとの処理空間に、汚染物質が付着した粒状体を投入し、加水しながら細粒化したことを特徴とする請求項1記載の汚染物質が付着した粒状体の処理方法。
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