JP4132168B2 - パイプ等の長尺物の保持具 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、たとえば自動車の燃料パイプやブレーキパイプ、ホース或いはワイヤハーネスのような長尺物をパネルに保持するための長尺物保持具に関する。特に本発明は、異なる直径の長尺物を適宜に支障なく保持し、大径の長尺物は勿論のこと、小径の長尺物であってもがたつきなく保持することができる長尺物保持具に関する。
【0002】
【従来技術】
自動車において、この種の長尺物をパネルに保持するための保持具は、たとえば特開平7−310864号公報に記載されている。この公報に記載の長尺物保持具は、一種類の抜け止め片によって、異なる直径の複数の長尺物を支障なく保持することを可能にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の特開平7−310864号公報に記載の長尺物保持具は、異なる直径の長尺物について使用できるので便利であるが、小径の長尺物の保持において、保持したパイプ等の長尺物が多少ぐらつくのが観察された。
従って、本発明は、異なる直径の長尺物を保持できる利点を保ちながら、大径の長尺物も小径の長尺物もぐらつきなく保持する長尺物保持具を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、ほぼU字状の凹溝を備えたパイプ等の長尺物を保持する保持部と、該保持部に設けられ、前記凹溝の側壁の上端から凹溝内部に向けて斜めに延び先端で凹溝内にある長尺物に係合して長尺物を凹溝内に保持する長尺物保持用の弾性抜け止め片とを備えたパイプ等の長尺物の保持具であって、前記凹溝は、前記長尺物を収容する間隔を有する一対の側壁で形成されており、前記弾性抜け止め片は、前記一対の側壁の一方の側壁の上端から前記凹溝の底面に延びて形成されて該凹溝に受入れられた大径の長尺物に先端が係合する寸法の第1の抜け止め片と、前記一対の側壁の他方の側壁の上端から前記凹溝の底面に延びて形成されて凹溝に受入れられた小径の長尺物に先端が係合する寸法の第2の抜け止め片とから成り、前記凹溝の底面には、大径の長尺物を受入れる固定の第1の受け部と、小径の長尺物を受入れる可動の第2の受け部とが設けられ、前記第2受け部は、前記一方の側壁に連結されてこの連結部分を中心に旋回するようになっており、且つ、前記他方の側壁に向けて該他方の側壁との間の隙間を小さくする程に該他方の側壁に近接して延びており、前記第2受け部は、前記凹溝に受入れられた長尺物の底面に係合して該長尺物を少なくとも第2抜け止め片の先端側へ押圧するように付勢する弾性を有しており、前記他方の側壁には、前記第2受け部の自由端に隣接する位置に、該第2受け部自由端に向けて突出する突出部分が形成されて該第2受け部自由端と該他方の側壁との間の隙間を、前記第2受け部に受け入れられた小径の長尺物が前記側壁に離接する方向にぐらつくのを防止する小ささにしており、前記第2受け部の自由端は、凹溝内に長尺物がないとき、前記他方の側壁の前記突出部分より該側壁の上端側に位置するように形成されている、ことを特徴とする保持具を提供する。
【0005】
本発明の好ましい態様においては、第1受け部は、保持部の凹溝底面に長尺物の長手方向にみて両側に設けられ、第2受け部は、両第1受け部の間に設けられている。また、第2受け部は、凹溝内に長尺物がないとき、連結部分を中心に第1受け部の面より上方に旋回する弾性で付勢されており、大径の長尺物が凹溝に受入れられると、第1受け部面より更に下がるように旋回可能にできる。更に、第2受け部の背面には、前記他方の側壁に対して、第2受け部の旋回を滑らかにするガイドリブが形成され得る。また、第2受け部の自由端部に対向する前記他方の側壁の底面側部分には、大径長尺物の受入時の退避を容易にする凹部が形成されてもよい。
【0006】
本発明の更に好ましい態様においては、保持部の凹溝の一方の側壁に第1抜け止め片が形成され、該凹溝の他方の側壁に第2抜け止め片が対向して形成されており、第2抜け止め片は、第1抜け止め片より長く形成され、該第2抜け止め片は、大径の長尺物が凹溝に受入れられると、側壁面に向けて撓められる。また、第2抜け止め片の上面側には、凹溝に大径の長尺物が入って該第2抜け止め片が側壁面に向けて撓められるときに該大径長尺物に係合する抜け止めリブが形成されて得る。なお、保持部に一体成形されたパネル取付部を有し、長尺物をパネルに取付けるように構成できる。この場合、パネルにはスタッドが立設され、パネル取付部は、スタッドに係止する形状に形成されてもよい。また、パネル取付部は、ボルト及びナットによって、パネルに固定される形状に形成されてもよい。更に、保持部には複数の凹溝が並べて形成され、複数の長尺物を所定の間隔で並列に保持することもできる。
【0007】
【作用】
本発明においては、大径の長尺物が保持部の凹溝に挿入されると固定の第1受け部に長尺物の底面側が当接し、第1の抜け止め片の先端が長尺物の上面側に係合して長尺物を上下方向に固定し、また、長尺物の挿入のとき、第2抜け止め片が長尺物の側面によって撓められてその側面を押圧するように作用して、左右方向にも固定して、大径の長尺物のぐらつきを防止する。また、小径の長尺物が保持部の凹溝に挿入されると可動の第2受け部に長尺物の底面側が当接するとともに、第2受け部は長尺物を少なくとも第2抜け止め片の先端側へ押圧するように付勢する弾性を有しているので、第2の抜け止め片の先端が確実に長尺物の上面側に係合して長尺物を上下方向に固定し、また、第2受け部と該第2受け部の自由端部とそれに対向する凹溝の側壁との間の隙間は小さいので、左右方向にもぐらつきがなくなり、小径長尺物のぐらつきも防止する。従って、異なる直径の長尺物を保持できる利点を保ちながら、大径の長尺物も小径の長尺物もぐらつきなく保持することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1〜3において、本発明に係るパイプ等の長尺物の保持具1は、プラスチック材料により一体に成形される。図1は保持具1の平面図、図2は保持具1の正面図、図3は保持具1の底面図である。また、図4は図1のA−A線断面図、図5は図2のB−B線断面図である。この実施例に係る保持具1は、パネルにパイプ等の長尺物を取付ける機能を有し、パネルへの取付部2と、長尺物の保持部3とを有する。パネルへの取付部2は、パネルに溶接等により固定されたねじスタッドを受入れて該スタッドに係止する。取付部2は、長方形ブロックの形状で、パネルに面する側から反対側の面まで貫通してスタッドを挿入するための矩形断面の開口5を有する。開口5の中には、開口5の相対向する側に、互いに対をなしてスタッドのねじ溝に両側から係合するための2対の係止爪6、7が形成されている。なお、これらの係止爪6、7は、図1及び図3に明らかなように、長尺物の長手方向に延びる板状体で形成されており、また、開口5も長尺物の長手方向に延びる矩形の断面を持つように形成され、パネル上のスタッドの取付ピッチの誤差に対応できるようになっている。更に、開口5の下部には、保持具1がスタッドに完全に取付けられたときスタッドの先端によって起こされる1対の片9が設けられ、スタッドへの取付けが完全かどうかを知ることができるようになっている。
【0009】
取付部5の両側に、燃料パイプやブレーキパイプ、ワイヤハーネス等の長尺物を保持するための保持部3が設けられている。各保持部3は、上面から下方にほぼU字状に形成された凹溝10、11を有する。図示の例では、凹溝は、各保持部3に2個ずつ形成されているが、その数は1個でも、複数でも、任意でよい。各凹溝10(又は11)は、間隔をもって配置された一対の側壁13、14(又は側壁14、15)によって形成される。側壁13、14、15の各々の上端には、凹溝10、11の各々の内側に向けて斜めに延びる第1の抜け止め片17と第2の抜け止め片18とから成る一対の抜け止め片が形成されている。一対の抜け止め片の内の第1の抜け止め片17は、大径の長尺物19(図2に想像線で示す)を保持するものであり、大径の長尺物19に合わせて短く形成されている。また、第2抜け止め片18は、小径の長尺物21(図2に想像線で示す)を保持するものであり、小径の長尺物19に合わせて長く形成されている。これらの抜け止め片は、長尺物19(又は21)が凹溝10等に挿入されるとき、側壁13等に沿うように撓み挿入完了後には元の位置に復帰する弾性を有し、その先端が挿入された長尺物に係合して、長尺物の抜け止めを果たす。第1抜け止め片17は、保持部3の凹溝10(又は11)の一方の側壁14(又は15)の上端から凹溝の内側に向けて延びるように形成されている。第2抜け止め片18は、凹溝10(又は11)の他方の側壁13(又は14)の上端から凹溝の内側に向けて延びるように形成されている。第2抜け止め片18は、第1抜け止め片17より長く形成されて、大径の長尺物が凹溝に受入れられると、側壁面に向けて撓められる。
【0010】
凹溝10、11の各々の底面には、大径の長尺物19を受入れる固定の第1の受け部22と、小径の長尺物21を受入れる可動の第2の受け部23とが設けられている。第1受け部22は、図1、図3及び図4に示されるように、保持部3の凹溝10、11の底面に長尺物の長手方向にみて端部となる両側に設けられている。第1受け部22の形状は、保持する長尺物の断面形状に合わせて形成されて長尺物の底面を確実に保持するようになっている。例えば、図示のように、円形断面の長尺物を受ける場合には円弧を成すように形成される。
【0011】
可動の第2受け部23は、各凹溝10(又は11)において、2つの第1受け部22の間に設けられている。第2受け部23は、凹溝10(又は11)の一方の側壁14(又は15)の底面側部分25に連結されて、連結部分25を中心に旋回するようになっている。第2受け部23は、他方の側壁13(又は14)に向けて他方の側壁13(又は14)との間の隙間を小さくする程に延びている。第2受け部23は、更に、凹溝に受入れられた長尺物の底面に係合して該長尺物を少なくとも第2抜け止め片18の先端側へ押圧するように付勢する弾性を有するのが望ましい。そのため、第2受け部23は、凹溝内に長尺物がないとき、連結部分25を中心に第1受け部22の上面より上方に旋回する弾性で付勢されている(図4参照)。第2受け部23は、大径の長尺物が凹溝に受入れられると、第1受け部22の上面より更に下がるように旋回可能に形成されている。かかる旋回を、他方の側壁13(又は14)に対して滑らかにする(すなわち引っ掛かりを解除する)ために、図3及び図4に図示のように、第2受け部23の背面には、ガイドリブ26が形成されている。更に、第2受け部23の形状も、保持する長尺物の断面形状に合わせて形成されて長尺物の底面を確実に保持するように形成されている。例えば、円形断面の長尺物の場合には円弧を成すように形成される。
【0012】
なお、第2受け部23の自由端と他方の側壁13(又は14)との間の隙間はできるだけ小さく形成されるのが望ましい。そのため、図4に図示のように、側壁14に突出部分27を形成し、第2受け部23の自由端29を、その突出部分27よりやや上側に位置するように形成する。このように形成することによって側壁14と第2受け部23とは完全に分離しつつ、側壁14の突出部分27と第2受け部23の自由端29との間の隙間を小径の長尺物21が挿入された状態で極めて小さくできる。
【0013】
かかる構成で成る長尺物の保持具1を用いて、長尺物をパネルに取付ける作業を図6及び図7に示す。図6において、保持具1には、複数のパイプ等の長尺物30が、保持部3の凹溝10、11に挿入されて保持される。保持具1は、これらの長尺物30は、その長手方向に所定間隔をもって、複数個、取付けられる。次に、複数の保持具1が取付けられた長尺物30が、例えば、自動車の艤装ラインに搬入されて、車体等のパネル31に溶接等によって立設されたねじスタッド33に対して、取付部2を、その開口にねじスタッド33を受入れるように、押し込む。この押し込みによって、保持具1の係止爪6、7がねじスタッド33に係止して保持具1がパネル31に取付けられるので、長尺物30がパネル31に取付けられる。
【0014】
長尺物は種々の外径を有する。保持具1は、これら種々の外径の長尺物をぐらつきなく保持する。図8は、小径の長尺物21を保持した様子を示す、図4と同様の図である。小径の長尺物21を凹溝11に押し込みつつ挿入すると、第1抜け止め片17及び第2抜け止め片18が、各側壁15及び14の側に撓んで、長尺物21が凹溝11へ受入れられる。また、この押し込みによって、第2受け部23も連結部分25を中心にして下方へ旋回するが、第1受け部22に長尺物が当接して旋回が停止し、第2受け部23の自由端29と側壁14の突出部分27との間の隙間が極めて小さい状態となり、長尺物21を第2抜け止め片18の先端側へ押圧するように付勢するとともに、第2受け部23は長尺物21の底面を受入れて保持する。従って、小径の長尺物21が凹溝11に挿入されると可動の第2受け部23に長尺物の底面側が当接するとともに、第2抜け止め片18の先端が確実に長尺物の上面側に係合して、長尺物21を上下方向すなわち図8のY方向に固定する。また、第2受け部23の自由端29と、対向する側壁14の突出部分27との間の隙間34は極めて小さいので、左右方向すなわち図のX方向にもぐらつきがなくなる。このようにして、小径の長尺物21のぐらつきを防止している。
【0015】
図9は、大径の長尺物19を保持した様子を示す、図4と同様の図である。大径の長尺物19を凹溝11に押し込みつつ挿入すると、第1抜け止め片17及び第2抜け止め片18が、各側壁15及び14の側に撓んで、長尺物21が凹溝11へ受入れられる。この押し込みによって、第2受け部23も連結部分25を中心にして下方へ旋回する。この下方への押し込みすなわち大径長尺物19の受入時の退避を容易にするように、第2受け部23の自由端29に対向する側壁14の底面側部分には、図9の斜線で示す区域に、逃げ用の凹部41が形成されてもよい。押し込みは、大径長尺物19の底面が、固定の第1受け部22の上面に当接するまで続けられる。大径長尺物19の底面側が第1受け部22に当接すると、側壁15の側に撓んでいた第1抜け止め片17が元の位置に復帰して、第1抜け止め片17の先端が長尺物の上面側に弾性をもって係合する。従って、大径長尺物19は、上下方向すなわち図9のY方向には移動しないように保持される。また、大径長尺物19の挿入のとき、第2抜け止め片18は長尺物の側面によって撓められており、この撓みは押し込み力を解除しても大径長尺物19によってそのまま維持されるので、撓められた第2抜け止め片18は長尺物の側面を押圧するように作用す。従って、大径長尺物19は、左右方向すなわち図9のX方向にも移動しないように保持され、これによって、大径の長尺物のぐらつきも防止する。なお、第2抜け止め片18の上面側には、凹溝11に大径長尺物19が入って第2抜け止め片18が側壁14面に向けて撓められるとき、大径長尺物に係合する抜け止めリブ42が形成されていてもよい。
【0016】
図10及び図11は、本発明の長尺物保持具の変形例を示している。図10の保持具35は、保持部しかなく、パネルへの取付部を有しない。この保持具35は、宙に浮いた状態にあるパイプ等の複数の長尺物を、所定の間隔で並列に保持するのに用いることができる。また、図11の保持具37は、保持部3に隣接した取付部38が、ボルト及びナットによって、パネルに固定できる形状に形成されており、ボルト貫通穴39が取付部38に形成されている。
【0017】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の長尺物保持具は、大径の長尺物が保持部の凹溝に挿入されると固定の第1受け部に長尺物の底面側が当接し、第1の抜け止め片の先端が長尺物の上面側に係合して長尺物を上下方向に固定し、また、長尺物の挿入のとき、第2抜け止め片が長尺物の側面によって撓められてその側面を押圧するように作用して、左右方向にも固定して、大径の長尺物のぐらつきを防止しており、小径の長尺物が保持部の凹溝に挿入されると可動の第2受け部に長尺物の底面側が当接するとともに、第2の抜け止め片の先端が確実に長尺物の上面側に係合して長尺物を上下方向に固定し、第2受け部と該第2受け部の自由端部とそれに対向する凹溝の側壁との間の隙間は極めて小さいので、左右方向にもぐらつきがなくなり、小径長尺物のぐらつきも防止している。従って、異なる直径の長尺物を保持できる利点を保ちながら、大径の長尺物も小径の長尺物もぐらつきなく保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る長尺物保持具の平面図である。
【図2】図1に示す保持具の正面図である。
【図3】図1に示す保持具の底面図である。
【図4】図1のA−A線における断面図である。
【図5】図2のB−B線における断面図である。
【図6】図1の保持具に長尺物を取付ける様子を示す正面図である。
【図7】図6の保持具を用いてパネルに長尺物を取付ける様子を示す正面図である。
【図8】図1の保持具に小径の長尺物を取付ける様子を示す、図4と同様の断面図である。
【図9】図1の保持具に大径の長尺物を取付ける様子を示す、図4と同様の断面図である。
【図10】本発明の第2の実施例に係る保持具の正面図である。
【図11】本発明の第3の実施例に係る保持具の正面図である。
【符号の説明】
1 保持具
2 パネルへの取付部
3 長尺物の保持部
5 開口
6、7 係止爪
10、11 凹溝
13〜15 側壁
17 第1抜け止め片
18 第2抜け止め片
19 大径長尺物
21 小径長尺物
22 第1受け部
23 第2受け部
25 第2受け部の連結部分
26 ガイドリブ
27 突出部分
29 第2受け部の自由端
31 パネル
33 ねじスタッド
34 側壁の突出部分と第2受け部の自由端との間の隙間
35、37 保持具
38 取付部
41 退避用凹部

Claims (11)

  1. ほぼU字状の凹溝を備えたパイプ等の長尺物を保持する保持部と、該保持部に設けられ、前記凹溝の側壁の上端から凹溝内部に向けて斜めに延び先端で凹溝内にある長尺物に係合して長尺物を凹溝内に保持する長尺物保持用の弾性抜け止め片とを備えたパイプ等の長尺物の保持具において、
    前記凹溝は、前記長尺物を収容する間隔を有する一対の側壁で形成されており、
    前記弾性抜け止め片は、前記一対の側壁の一方の側壁の上端から前記凹溝の底面に延びて形成されて該凹溝に受入れられた大径の長尺物に先端が係合する寸法の第1の抜け止め片と、前記一対の側壁の他方の側壁の上端から前記凹溝の底面に延びて形成されて凹溝に受入れられた小径の長尺物に先端が係合する寸法の第2の抜け止め片とから成り、
    前記凹溝の底面には、大径の長尺物を受入れる固定の第1の受け部と、小径の長尺物を受入れる可動の第2の受け部とが設けられ、
    前記第2受け部は、前記一方の側壁に連結されてこの連結部分を中心に旋回するようになっており、且つ、前記他方の側壁に向けて該他方の側壁との間の隙間を小さくする程に該他方の側壁に近接して延びており、
    前記第2受け部は、前記凹溝に受入れられた長尺物の底面に係合して該長尺物を少なくとも第2抜け止め片の先端側へ押圧するように付勢する弾性を有しており、
    前記他方の側壁には、前記第2受け部の自由端に隣接する位置に、該第2受け部自由端に向けて突出する突出部分が形成されて該第2受け部自由端と該他方の側壁との間の隙間を、前記第2受け部に受け入れられた小径の長尺物が前記側壁に離接する方向にぐらつくのを防止する小ささにしており、
    前記第2受け部の自由端は、凹溝内に長尺物がないとき、前記他方の側壁の前記突出部分より該側壁の上端側に位置するように形成されている、
    ことを特徴とする保持具。
  2. 請求項1に記載の保持具において、前記第1受け部は、保持部の凹溝底面に長尺物の長手方向にみて両側に設けられ、前記第2受け部は、両第1受け部の間に設けられていることを特徴とする保持具。
  3. 請求項2に記載の保持具において、前記第2受け部は、凹溝内に長尺物がないとき、前記連結部分を中心に第1受け部の面より上方に旋回する弾性で付勢されており、大径の長尺物が凹溝に受入れられると、前記第1受け部面より更に下がるように旋回可能であることを特徴とする保持具。
  4. 請求項3に記載の保持具において、前記第2受け部の背面には、前記他方の側壁に対して、第2受け部の旋回を滑らかにするガイドリブが形成されていることを特徴とする保持具。
  5. 請求項3に記載の保持具において、前記第2受け部の自由端部に対向する前記他方の側壁の底面側部分には、大径長尺物の受入時の退避を容易にする凹部が形成されていることを特徴とする保持具。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の保持具において、保持部の凹溝の前記一方の側壁に前記第1抜け止め片が形成され、該凹溝の前記他方の側壁に前記第2抜け止め片が対向して形成されており、第2抜け止め片は、第1抜け止め片より長く形成され、該第2抜け止め片は、大径の長尺物が凹溝に受入れられると、側壁面に向けて撓められることを特徴とする保持具。
  7. 請求項6に記載の保持具において、前記第2抜け止め片の上面側には、凹溝に大径の長尺物が入って該第2抜け止め片が側壁面に向けて撓められるときに該大径長尺物に係合する抜け止めリブが形成されていることを特徴とする保持具。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の保持具において、保持部に一体成形されたパネル取付部を有し、長尺物をパネルに取付けるように構成されていることを特徴とする保持具。
  9. 請求項8に記載の保持具において、パネルにはスタッドが立設されており、前記パネル取付部は、前記スタッドに係止する形状に形成されていることを特徴とする保持具。
  10. 請求項8に記載の保持具において、パネル取付部は、ボルト及びナットによって、パネルに固定される形状に形成されていることを特徴とする保持具。
  11. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の保持具において、前記保持部には複数の凹溝が並べて形成され、複数の長尺物を所定の間隔で並列に保持することを特徴とする保持具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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