JP4131301B2 - 電気制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電気機器、例えば、電動モータなどの電流の流れを制限するために利用できる電気制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
公知の電気制御装置には、一対の平行な固定接点アームおよび一対の可動接点アームが含まれている。可動接点アームは互いに直列に接続されている。電流は隣接し合う固定接点アームおよび可動接点アームにおいて逆方向に流れる。回路に過大電流が流れると、可動および固定の接点アームを通って流れる電流から生じた磁界間の反発によって、可動接点アームが電気回路を開く。こうした構造を有する電気制御装置は、米国特許明細書第5,073,764号に開示されている。他の公知の電気制御装置は、米国特許明細書第3,815,059号、同第4,810,841号、及び同第5,495,083号に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような事情から、本発明は、電動モータなどの電気機器を制御するための制御装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は各請求項に記載の構成を有している。本発明の電気制御装置は、電流制御装置を含んでいる。この電流制御装置は、二組の接点を含むことができる。各接点組の一つの接点は、可動接点アームに取り付けられる。可動接点アームは、磁界の間の反発の影響により可動となっている。
【0005】
可動接点アームは、好ましくは複数の薄板からなる積層体に配置されたスロットに沿って移動できる。この複数の薄板は、可動接点アームを通って流れる電流から生じる磁界を集中させる。制御装置が三相電動モータに用いられる場合、電流制御装置は一つの薄板積層体に形成されたスロット内に可動の接点アームを有する三つの電流制限スイッチ構体を含むことができる。
【0006】
発明の一実施形態では、分離板(スプリッタープレート)の第1列を電流制限スイッチ構体の一つの接点アームの移動路に沿って配置する。分離板の第2列を電流制限スイッチ構体の第2接点アームの移動路に沿って配置する。分離板は、電流制限スイッチ構体が「閉」状態から「開」状態に移動するとき、電気アークを受け取る。
【0007】
この分離板の1つは、モータスタータなどの機器を保護するバイパス回路に接続可能で、過大電流がこれらの機器を迂回して流れるようにする。共通の分離板を設けて、可動接点を通らずに分離板の二つの列間に直接、電流を導くようにすることも可能である。「閉」状態から「開」状態への接点の動作時に、薄板積層体のスロットの端部を少なくとも一部分塞ぐことで、電気アークと関連する高温ガスが分離板の方に直接向けられる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に従って構成された電動モータ42を制御する電気制御装置40を概略示している。なお、電気制御装置40は、電動モータ42以外の電気装置、例えばワイヤなどの制御に用いることもできる。電動モータ制御装置40は、モータの通常運転中に電流をモータ42に流す主回路44を含んでいる。
【0009】
主回路44には、公知のモータ回路保護装置または回路遮断器48が含まれている。モータ回路保護装置48は、主回路44を流れる過大な障害電流によって磁気的に作動する。モータ回路保護装置48が作動すると、主回路44が遮断されたまま保持される。
【0010】
また、主回路44は公知のモータスタータ50を有する。モータスタータ50には、開状態から閉状態に作動してモータ42を始動させる接触器52が含まれている。さらに、モータスタータ50は熱感応素子(thermal element) を有する過負荷リレー54を含む。過負荷リレー54の熱感応素子は素子を流れる電流の働きで過熱し、異常電流が発生した際にリレーを作動させて開成し、主回路44を通ってモータ42に流れる電流を遮断する。ある特定の公知の構造を有するモータスタータ50を図1に図示したが、このモータスタータ50は図とは異なる構造を有することも可能である。
【0011】
本発明に従って構成される電流制御装置60は主回路44に配置される。この電流制御装置60はモータ42への過大電流に素早く応答してモータスタータ50を保護する。電流制御装置60はモータ回路保護装置48が電流を遮断する前に、モータおよびモータスタータを流れる電流を遮断してモータスタータ50を保護する。
【0012】
電動モータ42に重大な故障が生じると、モータの構成部品の短絡により過大電流が生じる可能性がある。ほんのわずかの初期の予期された電流しかモータスタータ50を通じてモータに導かれない。これは電流制御装置60が、主回路44を急に開き、モータスタータ50を通る電流の流れを遮断してしまうためである。
【0013】
電動モータの通常運転中、三相交流が電力線64および66から電動モータ42へモータスタータ50および主回路44を介して導かれる。電力線64および66は、約277ボルトの電圧が可能な三相交流電の電源に接続されている。もちろん、他の交流電圧または直流電圧であっても利用しようとするなら可能である。電力線64,66は交流電源に接続されているが、説明の便宜上、ここでの電流は図1の68、70、72の矢印の向きであるとする。
【0014】
バイパス回路76は、モータ42へ過大電流が流れると、電流制御装置60を通じてモータスタータ50を迂回して電流を流すために設けられている。モータスタータ50を迂回した過大電流を導くことによって、バイパス回路76は、モータ42へ流れる過大電流によるダメージからモータスタータを保護する。しかし、バイパス回路72を設けず、過大電流から電動モータスタータ50を保護するために電流制御装置60だけを使うこともできる。バイパス回路76を設けない場合、急速に動作する電流制御装置60が主回路44を開いて、モータ回路保護装置48が過大電流の発生に応答する前に、モータスタータ50を通って電動モータ42へ流れる電流を遮断する。
【0015】
主回路44を通ってモータ42へ流れる過大電流が生じると、電流制御装置60はただちに作動する。電流制御装置60は作動すると、すぐに主回路44を開き、モータ42およびモータスタータ50を流れる電流を遮断する。さらに、電流制御装置60の作動により過大電流はモータスタータ50を迂回するバイパス回路76を通って流れる。
【0016】
電流制御装置60が作動すると、バイパス回路76は、モータ回路保護装置48および電流制御装置60を介して、モータ42を電力線64に接続する。電流制御装置60の作動後、モータ回路保護装置48が作動して電力線64,66間の電流の流れを遮断する。モータ回路保護装置48が開いてバイパス回路76および主回路44の両方を流れる電流を遮断する。モータ回路保護装置48が「開」または作動状態で保持された後、電流制御装置60は初期または停止状態に復帰する。
【0017】
単相モータ回路保護装置48およびモータスタータ50の概略を図1に示したが、電力線64,66は三相交流電圧の電源であることがわかる。従って、電動モータ42、回路保護装置48、モータスタータ50および電流制御装置60は三相の構造を有している。電流制御装置60は、電動モータ42の三相のそれぞれと関連して、モータスタータ50を三相のそれぞれの過大電流から保護する。電流制御装置60は電流制限スイッチ構体80を含む。図1の略図では一つの電流制限スイッチ構体80しか示していないが、電流制御装置60には三つの電流制限スイッチ構体80、82、84が含まれる(図2および図3)。電動モータ42の三相のそれぞれに別々の電流制限スイッチ構体80、82、84がある。三つの電流制限スイッチ構体80、82、84は、同じ構造および運転モードを有している。三つの電流制限スイッチ構体80、82、84は、直列にモータ42および主回路44のモータスタータ50に接続されている。各電流制限スイッチ構体80、82、84は、電動モータの三相のうち一つ以上の相で過大電流からモータスタータ50を保護する働きをする。
【0018】
電流制限スイッチ構体
電流制限スイッチ構体80には二つの接点組、つまり左側の接点組(第2接点組)88(図1および図4参照)と右側の接点組(第1接点組)90がある。接点の左側と右側の各接点組88,90は、互いに直列に接続し、モータ42およびモータスタータ50と接続している(図1)。電動モータ42の通常運転中、左側と右側の各接点組88,90は閉状態である。電流はこの二つの接点組88,90を通ってモータ42に導かれ、電流の流れる向きは図1の矢印68、70、72で概略的に示すとおりとする。
【0019】
左側の接点組88(図1)は、固定接点アーム(第3導体)96に配置された固定接点(第1接点)94(図1、図8、図9)および可動接点アーム(第4導体)100に配置された可動接点(第2接点)98(図1、10、11)を含む。同様に、右側の接点組90(図1)は、固定接点アーム(第1導体)106に配置された固定接点(第1接点)104(図1、図3)および可動接点アーム(第2導体)110に配置された可動接点(第2接点)108を含む。
【0020】
可動接点アーム100,110は、コネクタ部(コネクタ手段)114(図1、図4、図10)により相互接続されている。接点アーム100,110およびコネクタ部114は、一つの導電材料、つまり銅で一体に構成される。可動接点アーム100,110およびコネクタ部114は、略U形状の一つの接触器または接点キャリア118を形成する。U形状接触器118は、可動接点アーム100,110に垂直なコネクタ部114を通って伸びる軸回りに回動する。
【0021】
コネクタ部114は、可動接点アーム100,110間の力および電流を伝達する。このように、コネクタ部114は、可動接点アーム100,110間の力を伝達して、開状態および閉状態の間の可動接点アーム100,110の回動を同時に行う。加えて、コネクタ部114は、電動モータ42の運転中に可動接点アーム100,110間に電流を流す(図1)。
【0022】
電動モータ42の運転中、左右の接点組88,90(図1)は閉じている。そのため、電流は、可動接点アーム100,110およびコネクタ部114を通って固定金属接点アーム96,106間に導かれる。電流の流れる向きを図1の70および72の矢印が示すとおりとすると、図1のように固定接点アーム106の上向きの電流は、図1に示す矢印のとおりとなる。この電流は、閉じた右側の接点組を通って可動接点アーム110に流れる。可動接点アーム110の電流の流れは下向きであり、図1の矢印の示すとおりである。
【0023】
電流は可動接点アーム110からコネクタ部114を横方向に伝わる。電流の流れる向きを図1の70と72の矢印の示すとおりとすると、電流はコネクタ部114を右から左へ横方向に流れ、図1の矢印の示すとおりとなる。そして電流は可動接点アーム100を閉じた左側の接点組88へ上向きに伝わる。その後、電流は固定接点アーム96を電動モータ42へ下向きに流れる。
【0024】
なお、図1の矢印で表される電流の流れる向きは一例にすぎない。電流の流れる向きはその後逆になる。これは電力線64,66が三相交流の電源に接続されているからである。図1で示す電流の流れる向きは、この装置の説明の便宜上、使用しているにすぎない。
【0025】
固定接点アーム96,106は、可動接点アーム100,110と隣接した配置になっている(図1および図4)。常に、可動接点アームの電流の流れは隣接する固定接点アームの電流の流れる向きと逆になっている。従って、隣接し合う固定および可動接点アームの電流の流れから生じる磁界は互いに反発したものとなる。この磁界間の反発によってU字形接触器118が、図3の実線で示す「閉」位置から図3の点線で示す「開」位置へ向けて回動するよう促される。バイアススプリング122によってU形状接触器118が図3の実線で示す「閉」位置へ促される。
【0026】
モータ42の通常運転中、モータへ流れる電流から発生した磁界はバイアススプリング122の影響に対抗してU形状接触器118を動かす力が不足している。ところが、電動モータ42の過大電流が生じると、モータ42に伝わる電流から生じる磁界の強さが増加する。この増加した磁界の強さにより、バイアススプリング122の影響に対抗して、図3の実線で示す「閉」位置から図3の点線で示す「開」位置へ磁界間の反発力が働き、U形状接触器118を回動させる。
【0027】
電流の流れる向きを図1の矢印70と72の示すとおりとすると、左側と右側の接点組88,90が閉状態であるモータ42の通常運転中、可動接点アーム100は、固定接点アーム96とおよそ平行かつ近接して伸びる。電流は、固定接点アーム96および可動接点アーム100を通って反対の向きに流れているため、固定接点アーム96を通って流れる電流から生じる磁界が、可動接点アーム100を通って流れる電流から生じる磁界と反発する。この両磁界間の磁力の反発力は、バイアススプリング122の影響に対抗して可動接点アーム100を動かすには不十分である。そのため、左側の接点組88は閉状態のままである。
【0028】
同じように、電動モータ42の通常運転中に、右側の可動接点アーム110は右側の固定接点アーム106と隣接かつおよそ平行に伸びている。このとき、電流はある向き、つまり下向きのときは、可動接点アーム110内を流れ、逆の向き、つまり上向きのときは、固定接点アーム106内を流れる。電流の流れが逆向きであるため、可動接点アーム110の電流から生じる磁界は固定接点アーム106の電流から生じる磁界と反発する。しかしながら、この磁界の強さはバイアススプリング122(図3)の影響に対抗して可動接点アーム110を動かすには不十分である。
【0029】
モータ42(図1)への過大電流の流れが生じると、固定接点アーム96,106ならびに可動接点アーム100,110を通して流れる電流から生じる磁界の強さが増加する。磁界間で結合された反発は、バイアススプリング122の影響に対抗して反時計回りの向き(図3参照)にU形状接触器118を回動させるのに十分となる。こうなると、接点の左側と右側の組88および90が開いて電動モータ42への過大電流の流れを遮断する。
【0030】
上述の説明は、三相電動モータ42の一相について電流制限スイッチ構体80に関連するものであるが、電動モータ42の他の二相についても電流制限スイッチ構体82,84(図2および3)は、電流制限スイッチ構体80と同じ構造を有することがわかる。従って、電動モータ42への過大電流が生じると、電流制限スイッチ構体80,82,84は全てに作動して、モータスタータ50を通って電動モータ42へ流れる過大電流の流れを直ちに遮断する。
【0031】
電流制限スイッチ構体80,82,84が、閉状態から作動後、モータ回路保護装置48は閉状態から開状態へ作動するのに十分な時間がある。モータ回路保護装置48が閉状態から開状態に作動すると、モータ回路保護装置はでラッチされる。モータ回路保護装置48が開くと、主回路44の電流が遮断される。
【0032】
モータ回路保護装置48は、電流制限スイッチ構体80,82,84と同時に作動するが、こうした装置よりも動作が遅い。電流制限スイッチ構体80,82,84が再び閉じることができるようになる前に、モータ回路保護装置48が開く。従って、各電流制限スイッチ構体80,82,84のバイアススプリング122に応じ、バイアススプリングによって電流制限スイッチ構体80,82,84が初期または閉状態に復帰しても、モータ42の電流の流れは遮断されたままである。
【0033】
薄板積層体
本発明の一つの特徴によると、電流制限スイッチ構体80,82,84は全て一つの薄板積層体130(図1、図3、図4)に配置された複数の薄板128と関連している。複数の薄板128は磁性体、特にスチールで形成されている。複数の薄板128は電流制限スイッチ構体80,82,84の固定接点アーム96,106ならびに可動接点アーム100,110を通って流れる電流から発生する磁束を集中させるものである。
【0034】
薄板積層体130は、三つ全ての電流制限スイッチ構体80,82,84の構成部品を囲む。このように、電流制限スイッチ構体80,82,84は共通の薄板積層体130を有し、この積層体は、三つ全ての電流制限スイッチ構体の磁束が集中するのに用いられる。三つの電流制限スイッチ構体80,82,84の共通の薄板積層体130を使うことで、電流制御装置60の剛性は増加する。さらに、一体型電流制御装置60の三つの電流制限スイッチ構体80,82,84の装置がそれを促進する。
【0035】
各電流制限スイッチ構体80,82,84の固定接点アーム96,106および可動接点アーム100,110は複数の薄板128内のスロットを通って伸びている。薄板積層体内のスロットは、各電流制限スイッチ構体の可動接点アーム100,110に近接するようにその大きさが決められる。
【0036】
可動接点アーム100,110(図4および図10)は、広い上端部132,134と狭い本体部136,138を有している。このように、U形状接触器118が開位置と閉位置との間を動く移動路に垂直に伸びる平面で見ると、上端部132,134は、本体部136,138よりも広い(図10)。上端部132,134と本体部136,138は、両方とも薄板積層体130のスロット内に配置されている。長方形の薄板積層体130内のスロットは、閉位置と開位置との間移動するとき、複数の薄板が可動接点アーム100,110にできるだけ接近するようにその大きさが決められている。
【0037】
単一の薄板積層体130は、下部の積層列142と上部の積層列144を含む(図4)。下部の積層列142は、比較的狭い構造のスロット150を有する鋼板の金属積層体148(図13)で形成されている。上部の積層列144(図4)は、比較的大きいスロット156を有する鋼板の金属積層体154(図12)で形成されている。上部の積層列144の積層体154内のスロット156は、比較的広く、可動のU形状接触器118の比較的広い上端部132,134(図10)を収容するようになっている。
【0038】
下部の積層列142(図4)を形成する積層体148のスロット150は比較的小さい。このように、下部の積層体148(図13)のスロット150は上部の積層体154のスロット156より実質的に狭いおよそ長方形の主部又は本体部160を有している。下部の積層体148の各スロット150は上部の積層体154(図12)のスロット156と同じ幅の端部162を有する。下部の積層体148のスロット150(図13)の広い端部162は可動接点アーム100,110の上端部132,134を上部の積層列144へ積層(図4参照)の下部の積層列142を介して上向きに装置に挿入できる。
【0039】
下部の積層列142の積層体148および下部の積層列144の積層体154を、一緒にして一組のスロットまたは開口166,168(図4)を形成する。固定接点アーム96,106と可動接点アーム100,110は、スロット166,168を通って伸びる。薄板積層体130のスロット166,168は、下部の積層体148および上部の積層体154のスロット150,156によって形成される。
【0040】
電流制限スイッチ構体80内のスロット166,168のみを図4に示したが、スロット166,168と同じ構造を有する一組のスロットが各電流制限スイッチ構体80,82,84の薄板積層体130にも形成される。電流制限スイッチ構体82,84の可動および固定の接点アームは、薄板積層体130のスロットを通って伸びる。これは、電流制限スイッチ構体80の固定接点アーム96,106と可動接点アーム100,110が、スロット166,168を通って伸びるのと同様である(図4)。
【0041】
U形状接触器118のコネクタ部114は、薄板積層体130の下に配置されている(図4)。U形状接触器118は、コネクタ部114を通り薄板積層体130の複数の薄板128の主側面に平行な方向に伸びる軸回りに回動する。U形状接触器が回動する軸は、可動接点アーム100,110の長手方向中心軸に対して垂直に伸びている。
【0042】
可動接点アーム100,110(図4)上の可動接点98,108(図1)は、スロット166,168内に配置されている。上端部132,134は、薄板積層体130のスロット166,168から上向きに突出している。固定接点アーム96,106(図1)上の固定接点94,104もまた、スロット166,168内に配置されている(図4)。
【0043】
長方形の薄板積層体130は、積層ハウジング172によって囲まれている(図4、図14、図15、図16)。長方形の積層ハウジング172は、電気的に絶縁された高分子材料で形成されている。積層ハウジング172は、下部/上部積層体148,154(図12および図13)内のスロット150,156を通って伸びる複数のスロット174(図14および図16)を有する。積層ハウジング172のスロット174は、ハウジングを通って伸びる(図16)。積層ハウジング172は、スロット150,156を通って伸び、互いに関連する積層体148,154の位置決めを行う。
【0044】
スロット174(図14および図15)は、U形状接触器118の可動接点アーム100,110上の上端部132,134(図10)と接触するストップ面178を有する。このストップ面178は、接点アーム100,110上の上端部132,134と接触して、開位置へ可動接点アーム100,110が急速に動いて急停止する間、本体部136,138に対して接点アームの上端部132,134が湾曲するのを防止する。したがって、ストップ面178(図15)が省略された場合には、上端部132,134(図10)の慣性により、図3の点線で示される接点アームが作動ストローク端に達するとき、可動接点アーム100,110が曲がることがある。
分離板構体
電流制限スイッチ構体80,82,84の各々は、分離板構体を含んでいる。即ち、電流制限スイッチ構体80は分離板構体184(図3)を含み、電流制限スイッチ構体82は分離板構体186を含み、そして電流制限スイッチ構体84は分離板構体188を含んでいる。分離板構体184,186,188は、全て同じ構造を有し、また互いに電気的に絶縁されている。分離板構体184,186,188は、電流制限スイッチ構体80,82,84の閉状態から開状態への操作において、電気アークを消すことを促進する。
【0045】
まったく同一の分離板構体184,186,188は、電流制限スイッチ構体80,82,84が閉状態から開状態へ共に動作するときに、電気アークを受け取る。分離板構体184,186,188は、導電材料からなる複数の平板状の平行分離板から形成される。電流制限スイッチ構体80,82,84の接点を開く際に、電気アークが分離板構体184,186,188内へ吹きやられ、比較的、消し易い複数の部分に分けられる。このことは、電流制限スイッチ構体80,82,84が閉状態から開状態に動作するとき、それらの接点間のアークを最小にする。
【0046】
本発明の特徴の一つによれば、分離板構体184,186,188の各々は、二組の離れた分離板の列を有する。したがって、分離板構体184は、分離板の左側列(第2列)194と分離板の右側列(第1列)196を含む(図1,図5ないし図7)。分離板の左側列194及び右側列196にある分離板は、互いに電気的に絶縁されている。そして、電気絶縁材料が分離板の左側列194と右側列196間に設けられる。
【0047】
共通回路あるいは短絡回路の分離板200(図4)は、分離板の左側列194及び右側列196間に延びている。共通分離板200は、閉状態から開状態へ可動接点アーム100,110の平行移動路の端部に近く配置される。共通分離板200は、分離板の左側列194と右側列196の分離板から、電気的に絶縁されている。しかし、可動接点アーム100,110(図1)の完全開状態の方への移動に際して、電気的エネルギーは、左側列の分離板から右側列の分離板へ共通分離板200によって導かれる。
【0048】
可動接点アーム100はその完全な開位置に接近するとき、電気アークは共通分離板200と分離板の左側列194との間に起こる。同様に、電気アークは、共通分離板200と分離板の右側列196との間に起こる。共通分離板200は、接点アーム100,110がそれらの完全な開位置に近づくとき、分離板の2つの列194,196間に電気的エネルギーを誘導することを可能にする。
【0049】
可動接点アーム100,110(図3及び11)は、金属(銅)アークランナ210,212を有し、それは可動接点98,108に近接した位置から分離板の左側列194と右側列196に近接した位置へ延びている。そして、右側可動接点アーム110(図3)のアークランナ212は、可動接点108に近い位置から、分離板構体184内の分離板の右側列196に近接した位置へ延びている。左側可動接点アーム100(図11)のアークランナ210は、可動接点98に近い位置から、分離板構体184内の分離板の左側列194に近接した位置へ延びている。
【0050】
図3において、実線で示される閉位置から点線で示される開位置へ可動接点アームが動くとき、電気アークは可動接点108からアークランナ212の上方へ(図3に示されるように)導かれる。この電気アークは、その時、分離板の右側列196に伸びる。電流制限スイッチ構体80の閉状態から開状態への動作中、アークは、左側可動接点アーム100のアークランナ210から分離板の左側列194(図1)へ移動する。アークランナ210,212は、分離板の左側列194と右側列196と協同して、電気アークの分離板の上方への移動、及び可動接点98,108から離れて可動接点アーム100,110への移動を促進する。
【0051】
ワンピースメタル(銅)の固定接点アーム96(図9),106(図3)は、それぞれアークランナ216(図9),218(図3)を有する。アークランナ216,218は、固定接点アーム96,106の上端部226(図9),228(図3)と、固定接点アーム96,106の胴部222,224とを接続する。電流制限スイッチ構体80が閉状態から開状態に動作すると、アークは分離板の左側列194へアークランナ216上を移動する。同時に、アークは分離板の右側列196へアークランナ218上を移動する。
【0052】
固定接点アーム96,106のアークランナ216,218に沿って、分離板の左右側列194,196への電気アークの上方への移動を助長するために、アークランナは分離板に関して上方かつ側方へ傾斜している。そして、アークランナ218(図3)は、図3に見られるように上方かつ右側へ傾斜している。本発明の実施例において、アークランナ218は、およそ45度の角度で上方及び右側へ傾いている。もちろん、アークランナ218は、必要であれば異なった角度で傾斜させることは可能である。
【0053】
固定接点アーム96,106の上方端部226,228(図9,図3)は、分離板の左側列194と右側列196に関して、近接して平行に間隔をおいて上方に伸びる。図3に示されるように、右側の固定接点アーム106の上方端部228は、分離板の右側列196の分離板に平行で、離れた位置で上方へ伸びる。左側固定接点アーム96の上端部226は、右側固定接点アーム106に対して図3に示されるのと同様に、分離板の左側列194に関して間隔をおいて平行に上方に伸びる。
【0054】
電流制限スイッチ構体80が図3に実線で示される閉状態から、図3に点線で示される開状態へ動作するとき、電気アークは、固定接点アーム106のアークランナ218に沿って上方に、分離板の右側列196に移動する。同時にそれと共に、アークは可動接点アーム110のアークランナ212に沿って上方に、分離板の右側列196に移動する。同時に、電気アークは、固定接点アームのアークランナ216(図9)に沿って上方へ、また、可動接点アーム100のアークランナ210(図11)に沿って上方に、分離板の左側列194(図1)へ移動することが可能である。
【0055】
分離板の離れた左側列194と右側列196(図1)は、平行に伸び、可動接点アーム100,110の移動経路に隣接して配置される。可動接点100,110の上端部の移動経路に隣接した、2個の、分離しかつ電気的に絶縁された分離板の各列194,196を備えることによって、接点アームがその開状態に移動するとき、電気アークは可動接点アーム100,110の双方から分離板の2列に導かれる。それ故、電流制限スイッチの閉状態から開状態への動作時に、固定接点94、104と可動接点94、104間の電気アークは、アークランナ210、212、216,218に沿って上方に、分離板構体184の分離板の左側列194,右側列196へ移動する。分離板構体186,188は、分離板構体184と同一の構成を有し、分離板構体184と同様に電気アークを受けるものと理解されるべきである。
【0056】
バイパス回路
本発明の他の特徴によれば、バイパス分離板286(図1,図6,図19)は、バイパス回路76(図1)に接続される。前述のように、バイパス回路76はモータスタータ50を迂回する過大電流が流れる。図1の矢印68,70,72に示されるように電流の方向を仮定すると、過大電流は矢印288の方向にバイパス回路76を介してバイパス分離板286へと導かれる。この電流はモータスタータ50を迂回して流れるのでモータスタータを通過しない。
【0057】
バイパス分離板286は、実質的に電力線64と同じ電位であり、電気アークが、左側の固定接点の組88における分離板286と固定接点アーム96(図1及び図8)の上部226との間に形成されるようになる。電気アークは、過大電流の初期と電流制限スイッチ構体80の閉状態から開状態への動作時に、固定接点アーム106(図3)の上部228と右側の接点組90のバイパス分離板286との間で消滅するようになる。アークは、右側の接点組90で消える時、モータスタータ50を通過する電流の流れは遮断される。これは接触器52の各接点およびモータスタータ50の過負荷リレー54の熱感応要素が損傷するのを最小限にする。
【0058】
電動モータ42(図1)へ過大電流が流れ始めると、電流制限スイッチ構体80,82,84が閉状態から開状態へ直ちに動作する。電流制限スイッチ構体80において、主回路44とモータスタータ50に流れる電流は、分離板の左側列194での電気アークを通して可動接点アーム100に流れねばならない。それから、この電流は連結部分114を介して右側の可動接点アーム110に流れるであろう。主回路44に流れる過大電流は、分離板の右側列196の部分および左側列194のすべての部分を介して、モータ42および固定接点アーム96に流れる。過大電流の大部分は、モータスタータ50を迂回してバイパス回路76からモータ42に流れて、モータスタータ50を保護する。
【0059】
主回路44,バイパス回路76への前述した電流の流れは、図1で矢印70,288で示す方向となるように仮定した。前述したように、電力線64,66は、交流電源に接続されている。それ故、いずれの時も、電流の方向は、図1の矢印70,288によって示した仮定の方向とは反対の方向であってよい。
【0060】
電流制限スイッチ構体82,84は、電流制限スイッチ構体80と同じ構造を有し、またバイパス過大電流が電流制限スイッチ構体80と同様に流れると理解されるべきである。
【0061】
分離板
分離板構体184には、各分離板の左側列194および右側列196に用いら4個の異なる分離板が設けられている。これら4個の分離板は、短い分離板292(図7,8)を含む。短い分離板292は、分離板の左側列194,右側列196において、固定接点アーム96,106(図1,図3)に隣接して配置される。短い分離板292は、固定接点96,106のアークランナ216(図9),218(図3)の間に間隙を有する。この間隙は、粒子が堆積するのを防止して固定接点96,106を分離板構体184に電気的に接続できないようにする。
【0062】
長い分離板294(図5,17)は、閉状態から開状態へ移動する可動接点アーム100,110の移動経路に沿って位置する分離板の左側列194,右側列196(図1)内に配置される。長い分離板294は、可動接点アームの移動経路の方へ、(図3,図5に見るように)下方へ伸びている。これは、分離板の左側列194と右側列196のいずれかに電気アークが移動することを助長するものである。
【0063】
バイパス分離板286(図6,図19)は、分離板の右側列196にのみ配置される。分離板の右側列196のみにバイパス分離板286を設けることによって(図6)、電気アークは分離板の左側列194内で消えようとする。これは、モータスタータ50(図1)ヘ過大電流が流れるのを急速に阻止する。
【0064】
共通回路あるいは短絡回路の分離板200(図4,図20)は、分離板の左側列194,右側列196の端部に隣接して配置される。電流制限スイッチ構体が開状態により接近するとき、可動接点アーム100,110と共通回路あるいは短絡回路の分離板200との間で、アークが起こる。アークを可動接点部材から取り除いて、電流は可動接点アーム100−110から短絡回路の分離板200に転流する。
【0065】
短い分離板292(図7,18),長い分離板294(図5,17),バイパス分離板286(図6,19)は、すべて電気絶縁材料から形成された一対の同一の取付板306,308に取り付けられている。平行な取付板306,308は複数の開口312(図21)を有し、それは長方形の取付板の長さ方向の向かい合う端部に沿って一列に配置される。分離板286,292,294は、取付板306,309(図22)の開口312(図21)に受け入れられる取付タブあるいは耳316(図17,図18,図19)を有する。取付タブ316は、平行な取付板306,308の開口312(図21)を通して、間隔をおいて平行な関係にある分離板286,292,294(図22,図23)を保持する。
【0066】
分離板の右側列196は、電流制限スイッチ構体ハウジング324(図3,図4)内に取り付けられる。分離板286,292,294の平らな主側面は、間隔をおいて離れている。分離板の平らな主側面は、静止接点アーム106の上端部228(図3)の平らな主側面と平行で、かつ間隔をおいて離れている。静止接点アーム106は、分離板の右側列196の右端(図2に見るように)に沿って伸びている。
【0067】
バイパス分離板286(図6,図19)は、分離板の右側列196内に配置されるので、バイパス分離板186へ固定接点アーム106(図3)の短絡の可能性を避けることが望ましい。接触器52が開かれ、バイパス分離板286への固定接点アーム106への短絡が起こったとき、バイパス分離板286を通して電力線64(図1)から固定接点アーム106およびモータ42ヘ、直接、電気的導通路ができる。2個の分離板は、離れて置かれた場合でも短絡が起こるのを避けるために分離板の右側列196を省くようになっていた。図22に点線で示される位置328,330では、分離板の右側列196から分離板が省かれている。
【0068】
図22の点線で示す328の位置での分離板の省略は、固定接点アーム106の上端部228(図3)と分離板の右側列196の最初の分離板との間に、比較的広い空間を提供する。点線330(図2)で示す位置での分離板の省略は、バイパス分離板286(図22,図23)に比較的大きな間隙をもって隣接する。それ故、バイパス分離板286が固定接点アーム106と短絡するような、粒子の堆積の可能性はほとんどない。
【0069】
バイパス分離板286に加えて、分離板の右側列196は、一対の分離板292(図7,図18,図22,図23)を含む。短い分離板292は、可動接点アーム(図3)の上端部134(図7,図10)を収容できる、比較的大きい、略V形状の開口336(図18)を有する。分離板の右側列の2個の短い分離板292は、互いに平行であり、バイパス分離板286へ伸びている。短い分離板292は、可動接点アーム110から間隔をおいてある低いエッジを有するので、短い分離板上への粒子の堆積の可能性は最小である。
【0070】
複数の長い分離板294(図5,17)は、分離板の右側列196(図22,図23)を構成している。比較的長い分離板294は、可動接点アーム110(図3,図5)の移動経路の下方へ伸びる。長い分離板294は、可動接点アーム上のアークランナから、分離板の右側列196の上方へのアークの移動を助長する。長い分離板294は、可動接点アーム110(図5)がその中を動く、比較的小さな中央開口338(図17)を有する。短い分離板292(図7,図18)は、接点アーム110(図3)がその中を動く、より大きな開口を有する。これは、可動接点アーム110から長い分離板294への電気アークの移動を促進するために、長い分離板294が、可動接点アーム110(図5)にかなり近接していることに起因する。
【0071】
バイパス分離板286は、割合に長い。このバイパス分離板は、バイパス分離板286から外方へ伸び、かつバイパス回路76(図1)に接続されているバイパスアーム340(図6,図19)を有する。
【0072】
分離板の左側列194はバイパス分離板を含まない。分離板の左側列194は、その端部で固定接点アーム96および6個の長い分離板294(図5,6)に隣接して取り付けられている、2個の短い分離板292を含む。2個の短い分離板292と6個の長い分離板294は、図21ないし図23に示す取付板306,308に相応する一対の取付板の開口312内に取り付けられている。
【0073】
バイパス回路76が備えられることが好ましいけれども、このバイパス回路76,バイパス分離板286は省略してもよい。もし、これを省略するならば、分離板の右側列196は分離板の左側列と同じ構造となるであろう。もし、バイパス分離板286が、分離板の右側列から省かれるのであれば、分離板の右側列はアークランナ218(図3)および6個の長い分離板294を収容するために、固定接点アーム106に隣接して一対の短い分離板292を含むであろう。もし、バイパス回路76およびバイパス分離板286が省かれるのであれば、電流制御装置60(図1)は、電動モータ42へ過大電流が流れ始めるときに主回路44を開くことによって、モータスタータ50を保護するであろう。
【0074】
共通分離板200(図4,図20)は、分離板の左側列194と右側列196の端部で、ハウジング324内の凹部326(図3)に取り付けられる。共通分離板200の部分298(図20)は、分離板の左側列194と一直線に並んでいる。共通分離板200の部分302は、分離板の右側列196と一直線に並んでいる。
【0075】
高温ガス流
閉状態から開状態へ電流制限スイッチ構体が動作するとき、アークは、固定接点アーム96,106と、可動接点アーム100,110と、分離板構体184との間に発生する。このアークが起こるとき、高温ガスが発生する。
【0076】
本発明の特徴によれば、スロット充填部材(第1,第2本体)360(図3)は、複数の薄板からなる下部積層体130に設けたスロット166,168(図4)内に設けられる。スロット充填部材360は、U形状の可動接触器118の上端部132,134(図4)が挿入される下部積層体148のスロットの比較的大きな部分162(図13)を満たす。
【0077】
スロット166,168の下方部をスロット充填部材360で塞ぐことによって、スロット166,168の下方部(図4に見られる)からの高温ガス流は、ほとんど塞がれる。このため、高温ガスは、分離板構体184の上方へ電気アークと共に移動することになる。分離板構体184への高温ガスの上方への流れは、固定接点アーム96,106と、分離板構体の上方へ移動する可動接点アーム100,110との間で、電気アークの移動を助長する。スロット充填部材360は、図4において、電流制限スイッチ構体80のみとの関連で示されているけれども、スロット充填部材360は、また、電流制限スイッチ構体82,84(図3)とも関連していることが理解される。
【0078】
本発明の特徴によれば、偏向体366がハウジング324(図4)の上部に取り付けられる。偏向体366は、ハウジング324から反対方向に高温ガスを偏向するアーチ形に曲がった偏向表面368,370を有する。それによって、分離板の左側列194と関連する高温ガスは、アーチ形偏向表面368(図4、図5、図6、図7)によって左方に向けられる。分離板の右側列196と関連する高温ガスは、アーチ形の偏向表面によって右方へ向けられる。偏向表面368、370の方へ高温ガスを上方へ流すことを推進することによって、ハウジング324の下方部への電気アークの下方移動は避けられる。
【0079】
ハウジング
ハウジング324は長方形の基部380(図4)を含む。電流制限スイッチ構体80に接続するリード線384,386(図1)は、この基部280(図4)上の端子388,390において固定接点アーム96,106と接続される。また、電流制限スイッチ構体82,84の端子がこの基部380に設けられる。その結果、基部380上に設けられた端子392,394(図2)は、主回路リード線に接続されて電流制限スイッチ構体82に接続される。また、基部380上に設けられた端子396,398は、リード線に接続されて電流制限スイッチ構体84に接続される。
【0080】
この基部380(図4)には、長方形のバネ取付板404が取り付けられる。バネ取付板404は、電流制限スイッチ構体80に設けた可動のU形状接触器118用のバネ122が取り付けられる突起406(図3)を有する。また、バネ取付板404は、電流制限スイッチ構体82,84用のバネを取り付けるための突起406も有している。
【0081】
ハウジング324の長方形の主部410(図3,図4)は、基部380から上方に伸びる。主部410は、締め金具414(図2)によって、ハウジング324の基部380と結合される。ハウジングの主部410は、積層のハウジング172とブロック130が受け入れられる、長方形の中央凹部418(図4)を有する。
【0082】
ハウジング324の上端部424(図4,図24,図25,図26)は、締め金具428(図2)によってハウジングの主部410と結合される。ハウジングの上端部424の下側側面432は、図24に示されている。長方形の凹部436が、分離板の左側列194を受けるために設けられている。第2の凹部438は、分離板の右側列196を受けるために備えられている。電気絶縁材料からなる壁あるいは基体439(図25)は、凹部436と438の間に配置される。壁439は積層ハウジング172(図5,図6,図7)とかみ合うように伸びており、分離板の左右側列194,196を互いに分離する。
【0083】
同様に、凹部440(図24)は、電流制限スイッチ構体82,84のための分離板構体186,188(図3)を受け入れるために備えられる。複数のスロット444は、高温ガスを電気アークと関連して、分離板構体184,186,188から偏向体366へ上方に移動し得るようにするために、上端部424の上壁内に設けられる。
【0084】
偏向体366は適当な締め金具によって、ハウジング324の上端部424にしっかりと結合される。偏向体366(図27)は、偏向体の表面368,370(図28,29)が形成される複数のスロットを含んでいる。スロット448はスロット450と交差して互いに接続されている。
【0085】
動作
電動モータ42(図1)の通常の動作中、電流は、電流制御装置60を介して、電力線64と66間に流れる。電流制御装置60は、3個の電流制限スイッチ構体80,82,84を含んでおり、各々がモータ42へ導かれる三相電流の各相のための電流制限スイッチ構体である。この時、電流制限スイッチ構体80,82,84の左右の接点組は閉じられており、電流はモータスタータ50を介して電力線64からモータ42へ(モータ42の各相へ)導かれる。
【0086】
モータ42へ過大電流が流れ始めると、モータの誤動作により、電流制限スイッチ構体80,82,84に反対方向の電流を流すことから磁界を発生させて、電流制限スイッチ構体を閉状態から開状態に動作させる。電流制限スイッチ構体80において、電流は固定接点アーム106の上方に、また可動接点アーム110の下方に導かれる。同様に、電流は可動接点アーム100の上方に、また固定接点アーム96の下方に導かれる。
【0087】
電動モータ42に過大電流が流れ始めると、反対方向の電流が増大することから生じる磁界によって、電流が増加する。これは、可動接点アーム100,110と固定接点アーム96,106との間に、反発力を増加させる。これら磁界の反発力は、可動接点アーム100,110に、電流制限スイッチ構体80を開成するために、固定接点アーム96,106を離れさせようとする。
【0088】
本発明の特徴によれば、三相電流用の制限スイッチ構体80,82,84(図3)において、反対側の電流から生じる磁界は、1つの薄板積層体130によって集中される。この積層体130は、電流制限スイッチ構体80,82,84の各々の部分の回りに延在している。かくして、電流制限スイッチ構体80の固定接点アーム96,106と可動接点アーム100,110は、薄板積層体130に設けたスロット166,168(図4)を貫通して伸びている。同様に、電流制限スイッチ構体82,84のための固定接点アームも、薄板積層体130内のスロットを貫通して伸びている。
【0089】
分離板構体184,186,188は、電流制限スイッチ構体80,82,84(図3)と関連して設けられている。分離板構体184は、分離板の左側列194および右側列196(図1,図5〜図7)を含んでいる。共通分離板200(図4)は、分離板の左側列194および右側列196の一端部に沿って伸びている。分離板の右側列196は、バイパス回路76に接続されるバイパス分離板286を含んでいる。
【0090】
電流制限スイッチ構体80は、過大電流が流れ始めると閉状態から開状態に急速に動作する。電流制限スイッチ構体80が開かれると、電気アークが固定接点アーム96,106と可動接点アーム100,110から、分離板の左側列194および右側列196(図1)に導かれる。このとき、電流は、バイパス分離板286に接続されているバイパス回路76を介して、モータスタータ50を迂回してバイパスする。可動接点アーム100,110が動いて開状態になると、電気アークは共通分離板200へ伸びる。これは、可動接点から短絡する分離板200へ電流が流れていることになる。また、電流はバイパス分離板286へ向きを変える。
【0091】
また、電流制限スイッチ構体82,84も、過大電流が流れ初めると閉状態から開状態に動作する。電流制限スイッチ構体80,82,84は、電動モータ42の三相すべてを保護する。電流制限スイッチ構体80,82,84は、すべて同じ構造と操作モードを有する。また、装置60も、バイパス回路なしでモータスタータ50への有害な電流を阻止するために有効である。
【0092】
結論
電動モータ42のような機器用の制御装置40は、電流制御装置60を有している。この電流制御装置60は、2つの接点組88,90を含んでよい。各接点組88,90の一方の接点は、可動接点アーム100,110に取り付けられる。可動接点アーム100,110は、磁界間で反対磁界の影響下でも可動である。
【0093】
可動接点アーム100,110は、複数の薄板128の積層体130に配置されたスロット166,168に沿って有効に移動可能である。複数の薄板128は、可動接点アーム100,110を介して導かれる電流から生じる磁界を集中させる。制御装置40は三相モータ42で使用され、電流制御装置60は接点アーム100,110を有する3個の電流制限スイッチ構体を含み、上記接点アームは複数の薄板128の積層体130内に形成されたスロット166,168内で移動できる。
【0094】
本発明の一実施形態では、分離板の第1の列(左側列)194が、電流制限スイッチ構体80の接点アーム100の一つの移動経路に沿って配置されている。分離板の第2の列(右側列)196は、電流制限スイッチ構体80の第2の接点アーム110の移動経路に沿って配置されている。分離板194,196は、電流制限スイッチ構体80が閉状態から開状態に動作するとき、電気アークを受け取る。
【0095】
分離板の一つ286は、バイパス回路76に接続され、この回路は装置を迂回して過大電流を流すことにより、モータスタータ50等の装置を保護する。共通分離板は可動接点を介するよりむしろ分離板の左右の列194,196間に直接、電流を導くために備えられる。接点88,90が閉状態から開状態へ動作中、電気アークと関連する高温ガスは、薄板積層体130内のスロット166,168の少なくとも部分的にブロックする端部によって、分離板の各列194,196の方へ向けられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により構成された電動モータ制御装置の略図である。
【図2】本発明により構成され図1の電動モータ制御装置に利用される電流制御装置の一部切り欠き平面図である。
【図3】電流制御装置の複数のスイッチ構体および複数の分離板構体間の関係を示す、図2の参照線3−3に沿った断面図である。
【図4】一つの分離板構体の共通のまたは短絡分離板および電流制御装置の一つのスイッチ構体の間の関係を示す、図2の線4−4に沿った断面図である。
【図5】一つの分離板構体の一対の長い分離板を示す、図3の線5−5に沿った部分断面図である。
【図6】バイパス分離板と一つの分離板構体の長い分離板を示す、図2の線6−6に沿った部分断面図である。
【図7】一つの分離板構体の短い分離板を示す、図2の線7−7に沿った部分断面図である。
【図8】一つのスイッチ構体に使われる固定接点アームまたは導体の拡大平面図である。
【図9】固定接点アームの構造をさらに示す、図8の線9−9に沿った側面図である。
【図10】一つのスイッチ構体に使われる一対のアームまたは導体を有する可動接点部材の立面図である。
【図11】一つの可動接点アームの構造をさらに示す、図10の線11−11に沿った断面図である。
【図12】図2の電流制御装置に使われる上部の積層の平面図である。
【図13】図2の電流制御装置に使われる低部の積層の平面図である。
【図14】図12および13の薄板積層体を囲むハウジングの平面図である。
【図15】薄板積層体のハウジングの構造をさらに示す、図14の線15−15に沿った断面図である。
【図16】薄板積層体のハウジングの構造をさらに示す、図14の線16−16に沿った断面図である。
【図17】図5の長い分離板の一つの平面図である。
【図18】図7の短い分離板の一つの平面図である。
【図19】図6のバイパス分離板の平面図である。
【図20】図4の共通の分離板の平面図である。
【図21】図3の分離板構体の一つにおける図17、18、19の分離板を保持する一対の取り付けプレートの一つの平面図である。
【図22】図17、18、19の分離板および図21の一対の取り付けプレートを含む分離板構体の一部の平面図である。
【図23】分離板および取り付けプレートの一つの関係をさらに示す、図22の線23−23に沿った側面図である。
【図24】図2の電流制御装置のハウジングの上端またはキャップ部の底面図である。
【図25】ハウジングのキャップ部の構造をさらに示す、図24の線25−25に沿った断面図である。
【図26】ハウジングのキャップ部の構造をさらに示す、図24の線26−26に沿った部分断面図である。
【図27】電流制御装置のハウジングの一部を形成する偏向体の側面図である。
【図28】偏向体の構造をさらに示す、図27の線28−28に沿った底面図である。
【図29】偏向体の構造をさらに示す、図28の線29−29に沿った部分断面図である。
【符号の説明】
40 電気制御装置
42 電動モータ
44 主回路
50 モータスタータ
60 電流制御装置
76 バイパス回路
80,82,84 電流制限スイッチ構体
88,90 接点組
94,104 固定接点
96,106 固定接点アーム
98,108 可動接点
100,110 可動接点アーム
114 コネクタ部
130 薄板積層体
150,156 スロット
184,186,188 分離板構体

Claims (4)

  1. 第1,第2の接点組(90,88) と、 前記第1接点組(90)の第1接点(104) と接続する第1導体(106) と、 この第1導体(106) に対して移動可能でかつ前記第1接点組(90)の第2接点(108) と接続する第2導体(110) と、前記第2接点組(88)の第1接点(94)と接続する第3導体(96)と、 この第3導体(96)に対して移動可能でかつ前記第2接点組(88)の第2接点(98)と接続する第4導体(100) とを備え、
    前記第2導体(110) が、前記第1接点(104) と前記第2接点(108) を接触させる初期位置にあるとき、 前記第1,第2導体(106,110) は、互いに隣接して配置されて電流が互いに反対方向に流れるようにし、
    前記第4導体(100) が、前記第2接点組(88)の第1接点(94)と第2接点(88)を接触させる初期位置にあるとき、 前記第3,第4導体(96,100)は、互いに隣接して配置されて電流が互いに反対方向に流れるようにし、
    前記第2,第4導体(110,100) は、前記第1,第2,第3,第4導体を通って流れる電流により生じる磁界間の反発作用を受けて、前記第1,第3導体(106,96)に対して移動可能であり、さらに、
    磁化し得る材料で形成されて薄板積層体(130) として配置される複数の薄板(128) を有し、前記薄板積層体(130) は、第1,第2のスロット(150,156) を形成する面手段を含んでおり、
    前記第2導体(110) は、前記第1導体(106) に対して前記第2導体が動いている間、前記薄板積層体が前記第2導体から生じる磁界を集中させることができるように、 前記薄板積層体(130) の前記第1スロット(150,156) 内に少なくとも一部が配置されかつこの第1スロットに沿って移動可能であり、
    前記第4導体(100) は、前記第3導体(96)に対して前記第4導体が動いている間、前記薄板積層体が前記第4導体から生じる磁界を集中させることができるように、 前記薄板積層体(130) の前記第2スロット(150,156) 内に少なくとも一部が配置されかつこの第2スロットに沿って移動可能であり、さらに、
    前記第2,第4導体(110,100) 間に電流を導いて、これらの導体(110,100) 間に力を伝達して、前記第2,第4導体が共に前記薄板積層体(130) に対して移動するように、前記第2,第4導体間に伸びたコネクタ手段(114) を備え
    さらに、第1導体 (106) に対して第2導体 (110) を移動する経路に沿って一列に配置されて、 第1接点組 (90) の第1接点 (104) との接続から離れて前記第1接点組 (90) の第2接点 (108) が移動するときに電気アークを受け取る、分離板の第1列 (196) と、第3導体 (96) に対して第4導体 (100) を移動する経路に沿って一列に配置されて、 第2接点組 (88) の第1接点 (94) との接続から離れて前記第2接点組の第2接点 (98) が移動するときに電気アークを受け取る、分離板の第2列 (194) と、
    分離板の第1,第2列 (194,196) の間の電気エネルギーを導く短絡回路の分離板 (200) をさらに含み、前記短絡回路の分離板 (200) は、前記分離板の第1列 (196) と整列する第1部分 (302) と、 前記分離板の第2列 (194) と整列する第2部分 (298) と、 前記第1,第2部分 (298,302) と接続してこれらの部分間に電流を導く電気導体 (300) とを含んでいることを特徴とする電気制御装置。
  2. 薄板積層体 (130) の第1スロット (150,156) 内に少なくとも一部が配置され、分離板の第1列から離れる方向に前記第1スロットを通るガスの流れを遅らせるための電気絶縁材料からなる第1本体 (360) と、 前記薄板積層体 (130) の第2スロット (150,156) に少なくとも一部が配置され、 前記分離板の第2列から離れる方向に前記第2スロットを通るガスの流れを遅らせるための電気絶縁材料からなる第2本体 (360) とをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の装置
  3. 分離板の第1列 (196) の1つの分離板 (286) が、第1導体 (106) に対して第2導体 (110 ) が移動する間、電流が流れるバイパス回路( 76 )に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の装置
  4. 第2導体 (110) は、少なくとも一部が第1スロット (150,156) に配置されかつ前記第1スロットに沿って前記第2導体 (110) の移動路を横切る方向に第1の幅を有する上端部 (134) を有し、第1接点組 (90) の第2接点 (108) は、前記第2導体 (100) の上端部 (134) に配置され、前記第2導体は、前記第1スロット (150,156) に少なくとも一部が配置され、前記第1スロットに沿って前記第2導体の移動路を横切る方向に第2の幅を有する本体部 (138) を有し、前記第2の幅は、前記第1の幅よりも狭く、前記第1スロット (150,156) は、前記第2導体 (110) の上端部 (134) が沿って移動する第1部分 (156) と、 前記第2導体の本体部 (138) が沿って移動する第2部分 (150) とを有し、前記第1スロットの第1部分 (156) は、前記第1スロットの第2部分 (150) よりも広く、第4導体 (100) は、第2スロット (150,156) に少なくとも一部が配置され、 前記第2スロットに沿って前記第4導体の移動路を横切る方向に第3の幅を有する上端部 (132) を有し、第2接点組 (88) の第2接点 (98) は、前記第4導体 (100) の上端部 (132) に配置され、前記第4導体 (100) は、前記第2スロットの第2部分 (150) に少なくとも一部が配置され、 前記第2スロットに沿って前記第4導体の移動路を横切る方向に第4の幅を有する本体部 (136) を有し、前記第4の幅は、前記第3の幅よりも狭く、前記第2スロット (150,156) は、前記第4導体の上端部 (136) が沿って動く第1部分 (156) と、 前記第4導体の前記本体部が沿って動く第2部分 (150) とを有し、前記第2スロットの第1部分 (156) は、前記第2スロットの第2部分 (150) よりも広いことを特徴とする請求項1に記載の装置
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