JP2000228134A - 高圧開閉器 - Google Patents

高圧開閉器

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JP2000228134A
JP2000228134A JP11030978A JP3097899A JP2000228134A JP 2000228134 A JP2000228134 A JP 2000228134A JP 11030978 A JP11030978 A JP 11030978A JP 3097899 A JP3097899 A JP 3097899A JP 2000228134 A JP2000228134 A JP 2000228134A
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JP
Japan
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contact
finger
blade
voltage switch
blade contact
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JP11030978A
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English (en)
Inventor
Manabu Aoki
学 青木
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Takaoka Toko Co Ltd
Original Assignee
Takaoka Electric Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高圧開閉器において、短絡電流が通電したと
きの電磁力による各相のブレード接触子の振動を抑え、
通電不良を防ぐと同時に、投入開放動作の負荷を小さく
し、操作装置を小さくする。 【解決手段】 高圧開閉器1のタンク2内に、固定電極
5、フィンガー接触子6a、6b、ブレード接触子1
0、止め具13からなる接点部を設け、フィンガー接触
子6a、6bの開閉動作を妨げないように隙間を持って
設けた止め具13が、短絡電流によってブレード接触子
10が振動するときにフィンガー接触子6a、6bの動
きを規制し、フィンガー接触子6a、6bとブレード接
触子10の接触力を保持し、通電状態を良好に保つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接点としてブレー
ド接触子とフィンガー接触子を用いた高圧開閉器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図6、図7および図8にお
いて説明する。図6および図7において高圧開閉器20
1は、タンク202に電源ブッシング203と負荷ブッ
シング204とを設け、電源ブッシング203に固定電
極205を通電可能なように接続し、固定電極205に
フィンガー接触子206a、206bを、フィンガー接
触子206a、206bが開閉可能なようにピン20
7、接触ばね207aとともに設け、負荷ブッシング2
04にブレード接触子210を、回動可能なようにヒン
ジピン208、ヒンジばね208aとともに設けてい
る。投入開放動作は、図示しない操作装置を操作するこ
とによりメインシャフト211が回動し、絶縁リンク2
12を介してブレード接触子210を回動させ、投入開
放する。投入操作によってブレード接触子210が回動
し、フィンガー接触子206a、206bを押し拡げて
挟まれることにより投入状態(図7(b)で示す状態)
となり、開放操作によってブレード接触子210が移動
し、フィンガー接触子206a、206bから離れるこ
とにより開放状態(図7(a)で示す状態)となる。
【0003】高圧開閉器201の投入状態において、ブ
レード接触子210と固定電極205が、接触ばね20
7aの接触力によりフィンガー接触子206a、206
bに挟まれることにより通電する。このような高圧開閉
器201に短絡電流が通電すると各相電路間には電磁力
が発生し、各相電路間に吸引力、反発力が作用する。こ
の吸引力、反発力により各相のブレード接触子210は
振動し、この振動による変位が、接触ばね207aの接
触力によるフィンガー接触子206a、206bとブレ
ード接触子210との接触範囲を超えると、ブレード接
触子210がフィンガー接触子206a側に動いたとき
にブレード接触子210とフィンガー接触子206bが
開離し、隙間が生じる(図7(c)で示す状態)。この
隙間によって接触点数の減少、通電導体断面積の減少と
なり、通電不良となる。従来の高圧開閉器201は隙間
が生じることを防ぐために、接触ばね207aのばね荷
重を大きくして接触力を大きくしていた。
【0004】前記通電不良対策としての従来技術の他の
一例として図8の高圧開閉器301の構造がある。図8
において高圧開閉器301は、タンク302に電源ブッ
シング303と、負荷ブッシング304とを設け、電源
ブッシング303と負荷側ブッシング304の各々に固
定電極305を通電可能なように接続し、固定電極30
5にフィンガー接触子306a、306bを、フィンガ
ー接触子306a、306bが開閉可能なようにピン3
07、接触ばね307aとともに設け、各相のブレード
接触子310とメインシャフト311は固体絶縁物31
2により一体成型され、タンク302に回動可能に固定
されている。投入開放動作は、図示しない操作装置を操
作することによりメインシャフト311が回動し、絶縁
物312を介してブレード接触子310を回動させ、投
入開放する。投入操作によってブレード接触子310が
移動し、フィンガー接触子306a、306bを押し拡
げて挟まれることにより投入状態となり、開放操作によ
ってブレード接触子310が移動し、フィンガー接触子
306a、306bから離れることにより開放状態とな
る。高圧開閉器301の投入状態において、ブレード接
触子310と固定電極305が、接触ばね307aの接
触力によりフィンガー接触子306a、306bに挟ま
れることにより通電する。このような高圧開閉器301
に短絡電流が通電すると前述と同様に各相電路間には電
磁力が発生し、各相電路間に吸引力、反発力が作用す
る。この吸引力、反発力が作用しても、各相のブレード
接触子310は固体絶縁物312によりメインシャフト
311と一体成型されているため、振動することがな
く、通電不良を防止できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の図6で説明した
従来の高圧開閉器においては、接触力を大きくすると投
入開放の動作負荷が大きくなり、開閉器が大型化すると
同時に操作装置が大型化する。また図8で説明した従来
の高圧開閉器においては、接点箇所が1相当たり2箇所
になり大型化と同時にコスト高となる。また、ブレード
接触子を一体成形するための固体絶縁物により重量が大
きくなることで投入開放の動作負荷が大きくなって操作
装置が大型化する。また、各相充電部が絶縁物により直
接連結されるため、絶縁物沿面の絶縁不良が発生したと
きに、地絡となる前に短絡となり大きな事故となること
を防ぐために沿面距離を増やすために固体絶縁物に襞部
を設けていることがさらに重量の増加を招いている等の
課題があった。
【0006】本発明においては、投入開放動作負荷を大
きくすることなく、短絡電流通電時の各相電路間に作用
する吸引力、反発力によるブレード接触子の振動を最小
限に抑え、開閉器と操作装置の小さい高圧開閉器を提供
することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために、投入操作によってブレード接触子がフィ
ンガー接触子を押し拡げたときにはフィンガー接触子も
しくはブレード接触子には当接せず、短絡電流の電磁力
などによってブレード接触子が一方のフィンガー接触子
側に動いたときにそのフィンガー接触子もしくはブレー
ド接触子と当接し、ブレード接触子と他方のフィンガー
接触子が開離する前にフィンガー接触子とブレード接触
子の動きを規制する位置に止め具を設けたことを特徴と
する。
【0008】このようにすると、高圧開閉器に短絡電流
が通電したときの各相電路間に作用する吸引力、反発力
によるブレード接触子の振動を止め具で受け止めること
により、接触力を大きくすることや、各相間を絶縁物で
直接連結することなく、短絡電流通電時に各相のブレー
ド接触子の振動を抑えることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施の形態例を
図1、図2、図3、図4、図5にもとづいて説明する。
高圧開閉器1において、タンク2に電源ブッシング3
と、負荷ブッシング4とを設け、電源ブッシング3に固
定電極5を通電可能なように接続し、固定電極5にフィ
ンガー接触子6a、6bを、フィンガー接触子6a、6
bが開閉可能なようにピン7、接触ばね7aとともに設
け、負荷ブッシング4にブレード接触子10を、回動可
能なようにヒンジピン8、ヒンジばね8aとともに設
け、さらに止め具13を固定電極に固定して設けてい
る。投入開放動作は、図示しない操作装置を操作するこ
とによりメインシャフト11が回動し、絶縁リンク12
を介してブレード接触子10を回動させ、投入開放す
る。投入操作によってブレード接触子10が回動し、フ
ィンガー接触子6a、6bを押し拡げて挟まれることに
より投入状態(図3(b)で示す状態)となり、開放操
作によってブレード接触子10が移動し、フィンガー接
触子6a、6bから離れることにより開放状態(図3
(a)で示す状態)となる。止め具13は、投入操作に
よってブレード接触子10がフィンガー接触子6a、6
bを押し拡げたときにはフィンガー接触子6a、6bに
は当接せず、短絡電流の電磁力などによってブレード接
触子10がフィンガー接触子6a側に動いたときに、ブ
レード接触子10とフィンガー接触子6bが開離する前
にフィンガー接触子6aと当接し、フィンガー接触子6
a、6bとブレード接触子10の動きを規制する。止め
具13は短絡電流通電時に作用する吸引力、反発力に対
して十分な強度を持つ材料で作られた剛体である。止め
具13は、短絡電流通電時に作用する吸引力、反発力に
よるブレード接触子10の振動に併せて振動するフィン
ガー接触子6aまたは6bの動きを、ブレード接触子1
0とフィンガー接触子6bまたは6aが開離しないよう
に規制することにより、フィンガー接触子6a、6bと
ブレード接触子10の接触力を保持し、短絡電流通電時
でもフィンガー接触子6a、6bとブレード接触子10
の開離を防ぐ。
【0010】前記実施の形態例においては、ブレード接
触子10の振動を抑えるために、止め具13をフィンガ
ー接触子6a、6bに当接する構造としているが、他の
実施の形態として直接ブレード接触子10に当接する構
造としても良い。その場合の止め具13の構造取付状態
を図4に示す。また止め具13を固定電極5に固定して
設けているが、電源ブッシング3に固定して設けても良
い。その場合の止め具13の構造取付状態を図5に示
す。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の高圧開閉
器においては、投入操作によってブレード接触子がフィ
ンガー接触子を押し拡げたときにはフィンガー接触子に
は当接せず、短絡電流の電磁力などによってブレード接
触子が一方のフィンガー接触子側に動いたときに、ブレ
ード接触子と他方のフィンガー接触子が開離する前に該
一方のフィンガー接触子もしくはブレード接触子と当接
し、フィンガー接触子とブレード接触子の動きを規制す
る位置に止め具を設けたことにより、短絡電流が流れた
ときの電磁力による各相電路間の吸引力、反発力に起因
するブレード接触子の振動を抑えることができ、投入開
放動作負荷が小さく操作装置の小型化を実現した高圧開
閉器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態例を示す高圧開閉器の構
成図であり、(a)は正面断面図、(b)は側面断面図
である。
【図2】本発明の一実施の形態例を示す高圧開閉器の接
点部詳細図を示し、(a)は平面図、(b)は側面図で
ある。
【図3】本発明の一実施の形態例を示す高圧開閉器の接
点部動作状態図を示し、(a)は開放状態図、(b)は
投入状態図、(c)はブレード接触子の振動を規制して
いる状態図である。
【図4】本発明の一実施の形態例を示す高圧開閉器の接
点部詳細図を示し、(a)は平面図、(b)は側面図で
ある。
【図5】本発明の一実施の形態例を示す高圧開閉器の接
点部詳細側面図を示す。
【図6】従来の技術の一例を示す高圧開閉器の構成図で
あり、(a)は平面断面図、(b)は側面断面図を示
す。
【図7】従来の技術の一例を示す高圧開閉器の接点部動
作状態図を示し、(a)は開放状態図、(b)は投入状
態図、(c)はブレード接触子が振動し、片方のフィン
ガー接触子と開離している状態図である。
【図8】従来の高圧開閉器の一例を示す構成図であり、
(a)は平面図、(b)は側面図を示す。
【符号の説明】
1、201、301 高圧開閉器 2、202、302 タンク 3、203、303 電源ブッシング 3a 電極部分 4、204、304 負荷ブッシング 4a 電極部分 5、205、305 固定電極 6a、6b、206a、206b、306a、306b
フィンガー接触子 7、207、307 ピン 7a、207a、307a 接触ばね 8、208 ヒンジピン 8a、208a ヒンジばね 10、210、310 ブレード接触子 11、211、311 メインシャフト 12、212 絶縁リンク 13 止め具 312 固体絶縁物 313 襞部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各相の接点に1枚のブレード接触子と1
    組のフィンガー接触子とを用い、投入操作によってブレ
    ード接触子が移動し、フィンガー接触子を押し拡げて挟
    まれることにより投入状態となり、開放操作によってブ
    レード接触子が移動し、フィンガー接触子から離れるこ
    とにより開放状態となる高圧開閉器において、投入操作
    によってブレード接触子がフィンガー接触子を押し拡げ
    たときにはフィンガー接触子とブレード接触子には当接
    せず、短絡電流の電磁力などによってブレード接触子が
    一方のフィンガー接触子側に動いたときに、ブレード接
    触子と他方のフィンガー接触子が開離する前に前記一方
    のフィンガー接触子もしくはブレード接触子と当接し、
    フィンガー接触子とブレード接触子の動きを規制する位
    置に止め具を設けたことを特徴とする高圧開閉器。
JP11030978A 1999-02-09 1999-02-09 高圧開閉器 Pending JP2000228134A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007172849A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Takaoka Electric Mfg Co Ltd 高圧開閉器
CN103413717A (zh) * 2013-08-20 2013-11-27 湖北网安科技有限公司 带操动装置的户外柱上高压交流单相隔离开关

Cited By (3)

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JP2007172849A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Takaoka Electric Mfg Co Ltd 高圧開閉器
JP4591871B2 (ja) * 2005-12-19 2010-12-01 株式会社高岳製作所 高圧開閉器
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041015