JP4130944B2 - 内視鏡 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、医療用、工業用等に用いられる内視鏡、特に電子内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
医療の分野では、消化管、気管等の検査や診断に、種々の内視鏡が使用されている。この内視鏡のうち、先端に撮像素子(CCD)を備え、この撮像素子から出力された画像信号を内蔵するケーブルにて内視鏡基端側へ伝送するとともに、光ファイバー束で構成されるライトガイドにより導光し、先端部を照明する構成の電子内視鏡が知られている。
【0003】
この電子内視鏡は、基端側を光源装置に接続して使用される。この場合、内視鏡の基端部は、ライトガイドを内蔵するライトガイドケーブルと撮像素子からの画像信号を伝送する画像信号ケーブルとに分岐し、これら両ケーブルの基端にそれぞれ設置された光源用コネクタおよび画像信号用コネクタを光源装置の対応する端子に接続するようになっている。
【0004】
そして、光源用コネクタと画像信号用コネクタとは、それぞれ別個のものであるため、光源装置への着脱操作も1つづつ行う必要があった。
【0005】
しかしながら、両コネクタを光源装置へ接続する際には、画像信号用コネクタを手で持ち、光源用コネクタを他方の手で持って光源装置へ接続した後、画像信号用コネクタを光源装置へ接続するという操作を行うので、両手で操作を行う必要があり、その操作性が悪く、特に、内視鏡の湾曲操作等を行う操作部を把持したまま、両コネクタの光源装置への接続を行うことができないという問題がある。この問題は、両コネクタを光源装置から取り外すときにも同様である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、基端側に複数のコネクタを有する場合にそれらの光源装置への着脱操作を容易に行うことができる内視鏡を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、下記(1)〜(6)の本発明により達成される。
【0008】
(1) 先端部に、被写体像を取り入れる画像取り入れ部を有し、基端側に光源装置へ接続される第1のコネクタと、第2のコネクタとを有する内視鏡であって、
前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとを分離・合体可能とする分離・合体手段を有し、
前記第1のコネクタは光源用コネクタであり、前記第2のコネクタは画像信号用コネクタであり、
前記分離・合体手段は、凹部および凸部からなる凹凸嵌合構造で構成され、
前記凹部および前記凸部は、それぞれ、前記光源用コネクタおよび前記画像信号用コネクタの前記光源装置への着脱方向と直交する方向に沿って延在し、当該方向に前記光源用コネクタと前記画像信号用コネクタとを相対的に移動することにより、前記光源用コネクタと前記画像信号用コネクタとを分離・合体するよう構成され、
前記光源用コネクタと前記画像信号用コネクタとを合体させた状態で、前記光源用コネクタを前記光源装置に接続し、その後、前記画像信号用コネクタを前記光源用コネクタから分離し、前記画像信号用コネクタを前記光源装置に接続するように構成され、
前記光源用コネクタと前記画像信号用コネクタとを合体させた状態での前記光源用コネクタと前記画像信号用コネクタの離間距離が、前記光源用コネクタおよび前記画像信号用コネクタをそれぞれ前記光源装置に接続した状態での前記光源用コネクタと前記画像信号用コネクタの離間距離よりも短いことを特徴とする内視鏡。
【0009】
(2) 先端部に、被写体像に応じた画像信号を出力する撮像素子を有し、基端側に光源装置に接続される第1のコネクタと、第2のコネクタとを有する内視鏡であって、
前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとを分離・合体可能とする分離・合体手段を有し、
前記第1のコネクタは光源用コネクタであり、前記第2のコネクタは画像信号用コネクタであり、
前記分離・合体手段は、凹部および凸部からなる凹凸嵌合構造で構成され、
前記凹部および前記凸部は、それぞれ、前記光源用コネクタおよび前記画像信号用コネクタの前記光源装置への着脱方向と直交する方向に沿って延在し、当該方向に前記光源用コネクタと前記画像信号用コネクタとを相対的に移動することにより、前記光源用コネクタと前記画像信号用コネクタとを分離・合体するよう構成され、
前記光源用コネクタと前記画像信号用コネクタとを合体させた状態で、前記光源用コネクタを前記光源装置に接続し、その後、前記画像信号用コネクタを前記光源用コネクタから分離し、前記画像信号用コネクタを前記光源装置に接続するように構成され、
前記光源用コネクタと前記画像信号用コネクタとを合体させた状態での前記光源用コネクタと前記画像信号用コネクタの離間距離が、前記光源用コネクタおよび前記画像信号用コネクタをそれぞれ前記光源装置に接続した状態での前記光源用コネクタと前記画像信号用コネクタの離間距離よりも短いことを特徴とする内視鏡。
【0011】
(3) 接続ケーブルと、該接続ケーブルから分岐したライトガイドケーブルおよび画像信号ケーブルとを有し、前記光源用コネクタおよび前記画像信号用コネクタが、それぞれ、前記ライトガイドケーブルおよび前記画像信号ケーブルの端部に設置されている上記(1)または(2)に記載の内視鏡。
【0012】
(4) 前記画像信号用コネクタは、前記光源用コネクタから延長された画像信号ケーブルの端部に設置されている上記(1)または(2)に記載の内視鏡。
【0016】
(5) 前記分離・合体手段は、前記光源用コネクタの光源装置への着脱方向とほぼ直交する方向に前記光源用コネクタと前記画像信号用コネクタとを相対移動することによりこれらを分離・合体するものである上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の内視鏡。
【0017】
(6) 前記光源用コネクタと前記画像信号用コネクタは、その合体時に、前記光源用コネクタの光源装置への着脱方向への相対移動が阻止されるように構成されている上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の内視鏡。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の内視鏡を添付図面に示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。
【0019】
図1は、本発明の内視鏡の実施例を光源装置に接続した状態を示す斜視図、図2は、図1に示す内視鏡の光源装置への接続部の構造を示す側面図、図3は、図1に示す内視鏡および光源装置の内部構造を模式的に示す図(ブロック図)、図4〜図7は、それぞれ、本発明の内視鏡におけるコネクタ接続操作の一例を示す図である。
【0020】
これらの図に示すように、内視鏡1は、電子内視鏡であって、可撓性(柔軟性)を有する長尺物の内視鏡本体2と、内視鏡本体2の基端部に設けられた操作部20と、この操作部20に接続されている接続ケーブル(ユニバーサルケーブル)3と、この接続ケーブル3から分岐したライトガイドケーブル31および画像信号ケーブル32と、ライトガイドケーブル31の基端に設置された光源用コネクタ(第1のコネクタ)41と、画像信号ケーブル32の基端に設置された画像信号用コネクタ(第2のコネクタ)42とで構成されている。
【0021】
内視鏡本体2は、例えば食道、胃、十二指腸、大腸等の消化管や、気管、膀胱、膣、血管、胆管等の他の体腔内に挿入される部分であり、その先端部21に、観察部位における被写体像(例えば、消化管の内壁等)を撮像する撮像素子(CCD)22と、観察部位を照明する照明部23とを有している。
【0022】
撮像素子22の先端側には、観察系レンズ(対物レンズ)221が配設されている。この観察系レンズ221により被写体像を取り入れる画像取り入れ部が構成される。
【0023】
また、撮像素子22には、撮像素子22から出力された画像信号を伝送する信号線(画像信号ケーブル)24や、撮像素子22へ電力を供給する電力供給線が配線(接続)されている。
【0024】
また、照明部23は、その前面に配設した照明系レンズ232と、光ファイバー束よりなるライトガイド25の端面231とで構成されている。
【0025】
信号線24は、内視鏡本体2内、すなわち管26内を通り、さらに操作部20内、接続ケーブル3内および画像信号ケーブル32内を経て、画像信号用コネクタ42の所定の端子に接続されている。
【0026】
また、ライトガイド25は、内視鏡本体2内、すなわち管26内を通り、さらに操作部20内、接続ケーブル3内およびライトガイドケーブル31内を経て、光源用コネクタ41に接続されている。
【0027】
接続ケーブル3、ライトガイドケーブル31および画像信号ケーブル32は、いずれも、可撓性(柔軟性)を有しており、任意の方向に湾曲することができる。
【0028】
操作部20に設置されたハンドル(図示せず)を操作すると、内視鏡本体2内に設置されたワイヤー(図示せず)が牽引されて、先端部21が2方向または4方向に湾曲し、観察視野の方向を変えることができる。
【0029】
このような内視鏡1は、後述する光源装置6に対し、光源用コネクタ41と光源装置6のソケット63aとの結合、および画像信号用コネクタ42と、光源装置6のソケット63bとの結合によって接続される。
【0030】
光源用コネクタ41および画像信号用コネクタ42は、これらを分離・合体可能とする分離・合体手段5を有している。本実施例における分離・合体手段5は、凹凸嵌合構造で構成されている。
【0031】
すなわち、光源用コネクタ41には、横断面が台形の凹部(アリ溝)51が形成され、一方、画像信号用コネクタ42には、凹部51に嵌合し得るほぼ同形状の凸部52が形成されている。この場合、凹部51および凸部52は、それぞれ、光源用コネクタ41および画像信号用コネクタ42の光源装置6への着脱方向(以下「コネクタ着脱方向」と言う)とほぼ直交する方向(図2中の紙面に垂直方向)に沿って延在し、当該方向に光源用コネクタ41と画像信号用コネクタ42とを相対的に移動することにより、両コネクタ41、42を分離・合体することができる。
【0032】
なお、凹部51は、光源用コネクタ41の図2中手前側の面および上面にのみ開放し、凸部52を図2中手前側から奥側へ向けて挿入し、最奥部まで挿入されたら、凸部52の端面に当接してそれ以上奥部側への移動が規制される。
【0033】
凹部51および凸部52が嵌合した状態、すなわち光源用コネクタ41および画像信号用コネクタ42の合体状態では、光源用コネクタ41および画像信号用コネクタ42は、その一方が他方から離間する方向(図2中上下方向)には移動せず、かつ、その一方が他方に対しコネクタ着脱方向に移動することも阻止される。これにより、例えば光源用コネクタ41のソケット63aに対する着脱操作の際に、光源用コネクタ41と画像信号用コネクタ42の合体状態が解除されたり、ずれを生じたりすることが防止される。
【0034】
コネクタ42内には、回路基板43が設置されている。この回路基板43は、撮像素子22に電力を供給する電力供給回路(撮像素子22を駆動する駆動回路)と、内視鏡1の画像特性のパラメータを補正して光源装置6の画像信号処理部64に適正な画像信号を出力するための補正回路(撮像素子22からの信号を処理する信号処理回路)とを有している。従って、用途や特性の異なる様々な内視鏡1を同一の光源装置6に接続しても、この回路基板43により、各内視鏡1の最も良好な画像状態を得ることができる。
【0035】
前記信号線24の基端は、回路基板43上の所定の端子に接続されている。この回路基板43の出力側は、コネクタ42の所定の接点端子に接続されている。
【0036】
光源装置6は、本体ケース61と、本体ケース61の正面に設置されている操作パネル62と、本体ケース61の正面側に設けられているソケット(接続部)63a、63bと、本体ケース61内に収納され、画像の信号処理等を行う画像信号処理部64と、ライトガイド25および照明部23を介して観察部位を照明するための照明光を供給する光源部65とで構成されている。
【0037】
画像信号処理部64は、A/D変換器64a、メモリ64b、D/A変換器64c、タイミングジェネレーター64dおよび画像処理回路64eを有している。この画像信号処理部64の入力側は、ソケット63aに接続されている。
【0038】
また、光源部65は、ランプ電源65a、ランプ(光源)65bおよびランプ絞り65cを有している。ランプ電源65aからソケット63bまでの間に照明光の光路65dが形成され、該光路65dの途中にランプ絞り65cが設置されている。
【0039】
このような光源装置6には、モニタケーブル71を介してモニタ装置(CRT)7が接続され、このモニタ装置7にて、内視鏡1による画像を電子画像として見ることができる。
【0040】
なお、光源装置6およびモニタ装置7は、それぞれ、キャリアラック(カート)Rに装填、載置されている。
【0041】
次に、内視鏡1および光源装置6の作用を説明する。
[1] 内視鏡1は、普段(保管時、運搬時等の未使用時)は、光源用コネクタ41および画像信号用コネクタ42を合体させた状態としておく(図4参照)。
【0042】
[2] 内視鏡1を使用するに際しては、両コネクタ41、42の合体状態を維持したまま、一方のコネクタ、例えば光源用コネクタ41を片手で把持し、該コネクタ41に対応するソケット63bに接続(光学的に接続)する(図5参照)。このとき、両コネクタ41、42は、分離・合体手段5によりコネクタ着脱方向に対する移動が阻止されているため、光源用コネクタ41に対し画像信号用コネクタ42が離脱したりずれたりすることはない。
【0043】
[3] 次に、光源用コネクタ41を把持していた手で画像信号用コネクタ42に持ち替え、画像信号用コネクタ42を図2中手前側へ移動して、凹部51と凸部52との嵌合を解除し、両コネクタ41、42を分離する(図6参照)。このとき、画像信号用コネクタ42の光源用コネクタ41に対する移動方向は、コネクタ着脱方向と直交する方向であるため、この移動操作(コネクタ分離操作)に際し、光源用コネクタ41にコネクタ着脱方向への力が作用せず、光源用コネクタ41が誤ってソケット63bから抜けてしまうということが防止される。
【0044】
[4] 次に、光源用コネクタ41から分離した画像信号用コネクタ42を、そのまま、ソケット63aに接続(電気的に接続)する(図7参照)。
【0045】
上記[2]〜[4]の一連の操作(コネクタ接続操作)は、片手で行うことができる。従って、もう一方の手は、この操作の間自由に使うことができる。例えば、操作部20を把持したまま、上記[2]〜[4]の操作を行うことができる。
【0046】
[5] 内視鏡1を光源装置6から取り外す際には、まず、画像信号用コネクタ42を片手で把持し、ソケット63aから抜き取る。
【0047】
[6] 次に、ソケット63aから抜き取った画像信号用コネクタ42を光源用コネクタ41に対し図2中奥側へ移動して、凹部51と凸部52とを嵌合し、両コネクタ41、42を合体する。このとき、画像信号用コネクタ42の光源用コネクタ41に対する移動方向は、コネクタ着脱方向と直交する方向であるため、この移動操作(コネクタ合体操作)に際し、光源用コネクタ41にコネクタ着脱方向への力が作用せず、光源用コネクタ41が合体前に誤ってソケット63bから抜けてしまうということが防止される。
【0048】
[7] 次に、画像信号用コネクタ42を把持していた手で光源用コネクタ41に持ち替え、該コネクタ41をソケット63bから抜き取る。このとき、両コネクタ41、42は、分離・合体手段5によりコネクタ着脱方向に対する移動が阻止されているため、光源用コネクタ41に対し画像信号用コネクタ42が離脱したりずれたりすることはなく、両コネクタ41、42は、合体状態を維持したまま、光源装置6から取り外される。
【0049】
上記[5]〜[7]の一連の操作(コネクタ取り外し操作)も、片手で行うことができる。従って、もう一方の手は、この操作の間自由に使うことができる。例えば、操作部20を把持したまま、上記[5]〜[7]の操作を行うことができる。
【0050】
次に、内視鏡1による観察部位の観察について説明する。
常法に従い、内視鏡1の内視鏡本体2を消化管等の体腔内へ挿入する。この挿入操作に先立ち、以下のような照明および観察を行う。
【0051】
光源用コネクタ41および画像信号用コネクタ42を光源装置6に接続した状態で、操作パネル62のスイッチ操作により光源部65のランプ電源65aをオンすると、ランプ65bに電力が供給され、ランプ65bが点灯(駆動)する。
【0052】
このランプ65bから発せられた光は、ランプ絞り65cの開度により所定の光量に調整される。すなわち、このランプ絞り65cの絞り値は、内視鏡の種類(使用部位等)等に応じ、所定の絞り値に設定される。
【0053】
例えば、胃において使用する内視鏡では、観察距離を離して使用することがあるため、光量を比較的多くし、また、大腸において使用する内視鏡では、観察距離が接近して使用することがほとんどであるため、光量を比較的少なくする。
【0054】
内視鏡1に固有のパラメータを示す信号(情報)が回路基板43から光源装置6に入力され、その情報等に基づいてランプ絞り65cの絞り値が適宜決定され、実行される。
【0055】
ランプ絞り65cを通過した光は、ソケット63b、光源用コネクタ41およびライトガイド25を通り、照明系レンズ232を経て照射される。この場合、ライトガイド25の端面231から出射した光は、照明系レンズ232により、所定の照射範囲に照射されるように調整され、これにより観察部位を含む領域に照射され、照明する。
【0056】
前記照明光により照明された観察部位からの反射光(被写体像)は、観察系レンズ221により、撮像素子22の受光面上に結像するように導かれ、この被写体像が撮像素子22により撮像される。
【0057】
撮像素子22では、撮像された被写体像に応じた画像信号が出力され、この画像信号は、信号線24を介して回路基板43の補正回路(信号処理回路)へ入力される。
【0058】
回路基板43の補正回路では、この画像信号に対し、所定の補正(信号処理)を行う。すなわち、光源装置6での画像処理に適合する画像信号となるように、画像特性のパラメータを補正する。
【0059】
この補正された画像信号は、画像信号用コネクタ42およびソケット63aを介し、光源装置6内のA/D変換器64aへ入力され、アナログ信号からデジタル信号に変換される。このデジタル画像信号(画像データ)は、一旦メモリ64bに記憶される。
【0060】
このデジタル画像信号は、モニタ装置7の所定の表示タイミングに同期するように、タイミングジェネレーター64dから出力される同期信号に基づいてメモリ64bから読み出され、D/A変換器64cにてデジタル信号からアナログ信号に変換される。
【0061】
このアナログ画像信号は、画像処理回路64eにおいて、例えば、出力画像信号の輝度を一定にするような画像信号のゲイン(増幅率)の補正や、輪郭強調等の画像処理がなされ、モニタケーブル71を介し、モニタ装置7に入力される。
【0062】
モニタ装置7では、撮像素子22で撮像された画像(電子画像)、すなわち動画の内視鏡モニタ画像が表示される。
【0063】
また、タイミングジェネレーター64dから出力される同期信号により、メモリ64bに記憶されている同一画像のデジタル画像信号を繰り返し読み出して出力することで、内視鏡モニタ画像を静止画とすることも可能である。
【0064】
図8は、本発明の内視鏡の他の実施例を示す側面図である。以下、図8に示す内視鏡1を、前述した内視鏡1との相違点について説明する。
【0065】
図8に示す内視鏡1は、操作部20と光源用コネクタ41とが接続ケーブル3で接続されており、また、光源用コネクタ41からは、画像信号ケーブル32が延長され、その端部は画像信号用コネクタ42に接続されている。
【0066】
信号線24は、内視鏡本体2内(管26内)、操作部20内、接続ケーブル3内、画像信号用コネクタ42内および画像信号ケーブル32内を経て、画像信号用コネクタ42の所定の端子に接続されている。
【0067】
また、ライトガイド25は、内視鏡本体2内(管26内)、操作部20内、接続ケーブル3内を経て、光源用コネクタ41に接続されている。
【0068】
この内視鏡1においても、両コネクタ41、42に設けられた分離・合体手段5の構成、作用等は、前記と同様である。
【0069】
前述した各実施例は、電子内視鏡(ビデオスコープ)であるが、本発明は、これに限らず、他の実施例として、内視鏡本体にライトガイド(ライトガイド用光ファイバー束)およびイメージガイド(イメージガイド用光ファイバー束)が内蔵され、被写体像を光学的に導く内視鏡(ファイバースコープ)であってもよい。
【0070】
この場合、第1および第2のコネクタは、共に光源用コネクタである。すなわち、照明光の光量を増加するため等に、2つの光源(ランプ)を有し、各光源からの光を、それぞれ、第1のコネクタおよび第2のコネクタを介して内視鏡に供給することができる。この実施例においても、前記と同様の分離・合体手段が設けられている。
【0071】
この実施例では、万一、一方の光源がランプ切れ等により点灯不能となっても、他方の光源の点灯により、観察の続行が可能となる。この場合、光源の発光光量は、通常の1/2となるが、絞りの開度を大きくすること等により必要な光量を確保することができる。また、この内視鏡は、この視野観察が可能なうちに、代替内視鏡への交換に充分対処することができる。
【0072】
また、両光源の輝度は、同一でも異なるものでもよい。後者の場合、例えば、2つの光源は、通常使用される大出力のメイン光源と、非常時に使用される小出力の非常用光源とで構成することができる。この構成では、メイン光源が消灯すると、非常用光源が自動的に点灯する。
【0073】
以上、本発明の内視鏡を、各実施例に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。
【0074】
本発明の内視鏡は、第1のコネクタと第2のコネクタの合体状態を維持するロック機構を有しているものでもよい。
【0075】
本発明における分離・合体手段は、前述した各実施例で示したような凹凸嵌合構造で構成されるものに限らず、例えば、磁石による吸着や、粘着テープまたはマジックテープによる結合により合体するものでもよい。
【0076】
また、コネクタの数は、3個以上であってもよく、そのうちの少なくとも2個以上の間で前述したような分離・合体手段による分離・合体が可能であればよい。
そして、各コネクタの用途も、前述した実施例に示すものに限定されない。
【0077】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の内視鏡によれば、コネクタ同士を分離・合体可能としたことにより、それらの光源装置への着脱操作を容易に行うことができ、特に、その操作を片手で行うことができるので、他方の手を自由に使うことができる。
【0078】
また、分離・合体手段の操作方向等を工夫することにより、コネクタの着脱操作の際にコネクタ同士の合体が解除されたり、コネクタの合体操作の際にコネクタがソケットから抜けたりする等の不都合が生じない。
【0079】
また、内視鏡の保管、運搬等の際に、コネクタ同士を合体させ、まとめておくことができるので、便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内視鏡の実施例を光源装置に接続した状態を示す斜視図である。
【図2】図1に示す内視鏡の接続部の構成を示す側面図である。
【図3】図1に示す内視鏡および当該内視鏡を接続する光源装置の内部構造を模式的に示す図(ブロック図)である。
【図4】本発明の内視鏡におけるコネクタ接続操作の一例を示す図である。
【図5】本発明の内視鏡におけるコネクタ接続操作の一例を示す図である。
【図6】本発明の内視鏡におけるコネクタ接続操作の一例を示す図である。
【図7】本発明の内視鏡におけるコネクタ接続操作の一例を示す図である。
【図8】本発明の内視鏡の他の実施例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 内視鏡
2 内視鏡本体
20 操作部
21 先端部
22 撮像素子
221 観察系レンズ
23 照明部
231 端面
232 照明系レンズ
24 信号線
25 ライトガイド
26 管
3 接続ケーブル
31 ライトガイドケーブル
32 画像信号ケーブル
41 光源用コネクタ
42 画像信号用コネクタ
5 分離・合体手段
51 凹部
52 凸部
6 光源装置
61 本体ケース
62 操作パネル
63a、63b ソケット
64 画像信号処理部
64a A/D変換器
64b メモリ
64c D/A変換器
64d タイミングジェネレーター
64e 画像処理回路
65 光源部
65a ランプ電源
65b ランプ
65c ランプ絞り
65d 光路
7 モニタ
71 モニタケーブル
R キャリアラック
Claims (6)
- 先端部に、被写体像を取り入れる画像取り入れ部を有し、基端側に光源装置へ接続される第1のコネクタと、第2のコネクタとを有する内視鏡であって、
前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとを分離・合体可能とする分離・合体手段を有し、
前記第1のコネクタは光源用コネクタであり、前記第2のコネクタは画像信号用コネクタであり、
前記分離・合体手段は、凹部および凸部からなる凹凸嵌合構造で構成され、
前記凹部および前記凸部は、それぞれ、前記光源用コネクタおよび前記画像信号用コネクタの前記光源装置への着脱方向と直交する方向に沿って延在し、当該方向に前記光源用コネクタと前記画像信号用コネクタとを相対的に移動することにより、前記光源用コネクタと前記画像信号用コネクタとを分離・合体するよう構成され、
前記光源用コネクタと前記画像信号用コネクタとを合体させた状態で、前記光源用コネクタを前記光源装置に接続し、その後、前記画像信号用コネクタを前記光源用コネクタから分離し、前記画像信号用コネクタを前記光源装置に接続するように構成され、
前記光源用コネクタと前記画像信号用コネクタとを合体させた状態での前記光源用コネクタと前記画像信号用コネクタの離間距離が、前記光源用コネクタおよび前記画像信号用コネクタをそれぞれ前記光源装置に接続した状態での前記光源用コネクタと前記画像信号用コネクタの離間距離よりも短いことを特徴とする内視鏡。 - 先端部に、被写体像に応じた画像信号を出力する撮像素子を有し、基端側に光源装置に接続される第1のコネクタと、第2のコネクタとを有する内視鏡であって、
前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとを分離・合体可能とする分離・合体手段を有し、
前記第1のコネクタは光源用コネクタであり、前記第2のコネクタは画像信号用コネクタであり、
前記分離・合体手段は、凹部および凸部からなる凹凸嵌合構造で構成され、
前記凹部および前記凸部は、それぞれ、前記光源用コネクタおよび前記画像信号用コネクタの前記光源装置への着脱方向と直交する方向に沿って延在し、当該方向に前記光源用コネクタと前記画像信号用コネクタとを相対的に移動することにより、前記光源用コネクタと前記画像信号用コネクタとを分離・合体するよう構成され、
前記光源用コネクタと前記画像信号用コネクタとを合体させた状態で、前記光源用コネクタを前記光源装置に接続し、その後、前記画像信号用コネクタを前記光源用コネクタから分離し、前記画像信号用コネクタを前記光源装置に接続するように構成され、
前記光源用コネクタと前記画像信号用コネクタとを合体させた状態での前記光源用コネクタと前記画像信号用コネクタの離間距離が、前記光源用コネクタおよび前記画像信号用コネクタをそれぞれ前記光源装置に接続した状態での前記光源用コネクタと前記画像信号用コネクタの離間距離よりも短いことを特徴とする内視鏡。 - 接続ケーブルと、該接続ケーブルから分岐したライトガイドケーブルおよび画像信号ケーブルとを有し、前記光源用コネクタおよび前記画像信号用コネクタが、それぞれ、前記ライトガイドケーブルおよび前記画像信号ケーブルの端部に設置されている請求項1または2に記載の内視鏡。
- 前記画像信号用コネクタは、前記光源用コネクタから延長された画像信号ケーブルの端部に設置されている請求項1または2に記載の内視鏡。
- 前記分離・合体手段は、前記光源用コネクタの光源装置への着脱方向とほぼ直交する方向に前記光源用コネクタと前記画像信号用コネクタとを相対移動することによりこれらを分離・合体するものである請求項1ないし4のいずれかに記載の内視鏡。
- 前記光源用コネクタと前記画像信号用コネクタは、その合体時に、前記光源用コネクタの光源装置への着脱方向への相対移動が阻止されるように構成されている請求項1ないし5のいずれかに記載の内視鏡。
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