JP4130702B2 - 少なくとも1つのガラス板を備えた少なくとも1つの窓を有する壁構造 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、内室を取り囲みかつ少なくとも1つの窓を備えた少なくとも1つの壁部分を有し、前記窓が、前記内室に隣接する少なくとも1つのガラス板を有している形式の壁構造に関する。
【0002】
【従来技術】
壁構造は例えば、運動及び処理すべき微粒子状又は場合によってはペースト状の原料を受容するための及び/又は微粒子状原料を介して案内されるガスをろ過するために用いられる容器を形成する。容器は特に、原料・流動層容器として構成できかつ、例えば薬剤を形成するのに用いられる微粒子状原料を受容し、流動化しかつ処理するための流動及びプロセス室を制限する。
【0003】
イギリス国特許第805812号明細書から公知の窓を備えた真空容器は、壁部分に解離不能に固定された支持リング、締め付けリングによって支持リングに締め付け固定されたガラス板及びガラス板を密に支持リングに結合するシールを有している。公知の原料・流動層容器は、少なくとも1つの円筒状又は円錐状の壁部分を有し、この壁部分には、単数又は複数の窓のために支持リングが配置されかつ短い管片を介して周壁に結合されている。単数又は複数の窓は、ガラス板を有し、このガラス板は、例えばイギリス国特許第805812号明細書から公知のガラス板と類似して締め付けリング及びねじによってゴム弾性的なシール、例えば偏平シールを間挿して取り外し可能に支持リングに固定されている。
【0004】
このような窓は管片の内側で、支持リングの所に及び特にシールの所に凹所、溝、ギャップ、亀裂等を有している。これにより部分的にエッジの鋭い縁部が生じかつ容器を介して流れるガスのために隙間容積を形成する。このような隙間容積においては原料流動時に原料粒子及び/又は埃及び/又はスプレー材料及び/又は別の汚染材料が堆積する。更に、公知の流動層装置では、粘着性のスプレー材料をスプレーする場合にしばしば、材料の堆積に基づき窓の縁部に存在する隙間容積から短時間でガラス板内面を大部分に亘って覆う又はほぼ完全に覆う層が形成され、これにより窓本来の目的を満たせなくする。更に、凹所、溝及び/又はギャップ及び/又は亀裂内で微生物が培養されるようになるという、危険が生ずる。
【0005】
流動層装置の容器内で処理される微粒子状原料が例えば薬剤を形成するために用いられ及び/又は有毒物質を含有する場合には、特に処理すべき原料の交換時に、各窓の締め付けリング、ガラス板及びシールを浄化のためにねじを緩めて壁構造から及び互いに分離しかつ浄化後再び壁構造に固定しなければならない。このことは、健康に害を及ぼす物質又はその他の有害物質により作業員及び周辺環境の汚染を生ぜしめる。更に、浄化を行う作業員が十分注意を払わないと浄化後製造される製品の質及び純度が悪化するようになる。窓の取り外し、浄化、乾燥及びこの後必要な取付けによって、作業が多くなりかつ多くの時間が必要になる。浄化後窓を再度取り付ける場合には、漏れが発生するという、危険が生ずる。更に、単数又は複数のシールは時折交換されねばならない。
【0006】
類似の問題点は、例えば原料を運動及び/又は処理するために及び/又は化学的な及び/又は生物学的な反応を実施するために及び/又は原料を介して案内されるガスをろ過及び除塵するために及び/又は液体をろ過するために用いられる別の容器の窓の場合にも生ずる。更に、類似の問題点は、液状の材料を案内する導管の窓の場合にも生ずる。
【0007】
ヨーロッパ特許公開第0365802号及びこれに相応するアメリカ合衆国特許第4961628号明細書から、鋼から成る環状のフレーム及びフレーム内に溶融されたガラス板を有する、窓を形成するために用いられる複合板が公知である。しかし、複合板の固定形式に関しては開示されていない。しかしながら実地から、このような複合板をねじ及び締め付けリングによって解離可能に固定しかつ少なくとも1つのゴム弾性的なシールによってシールすることは、公知である。
【0008】
日本国公開特許第60222744号明細書から公知の装置は、管を有しかつこの管を介して流れる微粒子を含有する空気流の測定を行うために用いられる。装置は、管の周壁から直角に突出する短い管片を有し、この管片は、管とは反対側の端部で支持リングを備えている。この支持リングには窓を形成するのに用いられるガラス板が固定されている。要約記載及び全ての構成部材を図示しない図面から、どのようにガラス板を支持リングに固定するか及びどのようにガラス板と支持リングとの結合部をシールするかは、不明である。
【0009】
管片は、管の周壁及びガラス板と共に空気流用の隙間容積を制限するので、窓において微粒子が堆積するようになる。日本国公開特許第60222744号明細書から公知の装置が図示されてないシールを有する場合、前述の装置のシールと類似の問題が生ずる。更に、日本国公開特許第60222744号明細書から公知の窓が、ガラス板を損傷することなく又は管から押し離すことなく、大きな温度変動及び周辺に比して管内室で生ずる大きな過圧又は負圧に耐えるか否かは、疑問である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、公知の壁構造の欠点を回避した、少なくとも1つの窓を有する壁構造を提供することにある。この場合特に、単数又は複数の窓の内側における汚染物の集積ができるだけ少なくされかつ単数又は複数の窓を取り外すことなしに良好に浄化できるようにする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記課題は本発明によれば、特許請求の範囲第1項の特徴部分に記載の本発明の壁構造によって解決された。
【0012】
壁構造の別の有利な構成は、その他の請求項に記載されている。
【0013】
【発明の効果】
本発明によれば、単数又は複数の窓のフレームは、密にしかも解離不能に壁構造の単数又は複数の壁部分に結合されている。窓の単数又は複数のガラス板は、密に同様に有利には解離不能に当該窓のフレームに結合されている。この場合、解離不能な結合とは、単数又は複数のガラス板、フレーム及び窓を備えた壁部分がねじ又は迅速閉鎖部材又は運動によって解離可能な別の固定エレメントの解離によって互いに分離できないことを、意味する。従って、単数又は複数のガラス板、フレーム及び窓を備えた壁部分は、ガラス板及び/又は窓の別の構成部材及び/又は窓を有する壁部分の損傷を甘受してのみ互いに分離できるに過ぎない。
【0014】
窓の単数又は複数のガラス板は、例えば、(上述のヨーロッパ特許公開第0365802号及びアメリカ合衆国特許第4961628号明細書から公知であるように)窓のフレーム内への溶融によってフレームに結合されている。この場合、フレームはフレームによって取り囲まれる単数又は複数のガラス板と共に複合板を形成する。フレームは有利には、金属性の一体の部体から形成されかつ例えば、当該窓を有する壁部分に溶接される結合部材もしくは保持体に溶接されている。しかしながら、フレームを場合によっては壁部分に直接、例えば薄板から成る、軸線を取り囲む一体の周壁に溶接することができる。
【0015】
フレームは少なくとも1つの溶接結合部によって結合部材もしくは保持体を介して又は直接、即ち、不変にしかも密に単数又は複数の壁部分に結合される。溶接結合部は大きな力を吸収するので、壁構造によって取り囲まれる内室内では、窓を損傷することなしに、壁構造の周辺に比して大きな過圧又は負圧が支配することができる。更に、溶接結合部は、通常の室温に関連して、高い及び低い温度に対して並びに有機溶剤及び別の化学的な影響に対して耐性である。
【0016】
しかしながら場合によっては、壁部分にフレームを直接又は間接的に結合するのに用いられる単数又は複数の溶接結合部の代わりに、硬ろう接及び/又は軟ろう接及び/又は接着結合部を使用できる。
【0017】
本発明による壁構造では、窓の単数又は複数のガラス板及びフレームは、ゴム弾性的なシールを用いずに密に形状不変の、例えば金属性の壁部分に結合できる。これによって、内室を介して流れる流体のために凹所、溝、ギャップ、亀裂又は別の隙間容積が生じないように、窓を壁部分に固定できる。これにより、窓における少なくとも不所望の材料堆積が阻止又は回避されかつ窓の浄化能が改善される。内室に隣接する窓の内面及び窓に隣接する壁部分区分は、窓を取り外すことなしに申し分なく浄化され、この場合、内室内で浄化液体がスプレーされる。このような浄化によって、再生可能な純度が保証され、公知の窓において窓の取り外しに起因する汚染の危険が阻止されかつ浪費時間及び作業費用が減少される。
【0018】
【発明の実施の形態】
第1図で図示の流動層装置1は架台2を有していて、この架台2は、2本の垂直なコラムを有し、コラムの間には原料・流動層容器3が配置されている。容器3は、垂直な容器軸線4を規定しかつ容器軸線に対してほぼ回転対称的な壁構造5を有している。壁構造5は、上下方向に配置された解離可能及び/又は調節可能な多数の壁部分(図示の位置で互いに密に結合されている)、即ち、下方から上方にみて、底部・壁部分6、垂直方向に可動な壁部分7、ほぼ円筒状の接続・壁部分8、円錐状の原料室・壁部分9、円錐状の膨張室・壁部分10、円筒状のフィルタ室・壁部分11及びカバー・壁部分12を有している。
【0019】
ガス透過性のシーブ底部21は、容器3内に配置されている。シーブ底部21は、支承及び旋回手段22によって水平な旋回軸線を中心として旋回可能に接続・壁部分8に支承されていてかつ種種の旋回位置で固定可能である。シーブ底部21は、特に正規の水平な運転位置及びほぼ垂直な放出位置で固持可能である。更に容器3は、仕切壁を成す内側の壁部分25を有している。壁部分25は、フィルタ室・壁部分11の上半部内に配置され、この半部によって取り囲まれかつこれと結合されている。内側の壁部分25は、これに解離可能に固定された少なくとも1つのフィルタ27を有していて、この場合有利には、互いに間隔をおいて配置された少なくとも2つのフィルタ27が設けられている。
【0020】
壁部分6乃至12が互いに密に結合される場合、これら壁部分は協働して、周辺に対して閉じられた容器・内室28を形成する。正規の水平な運転位置を占めるシーブ底部21及び内側の壁部分25並びに壁部分25に固定されたフィルタ27は内室28を、シーブ底部21の下側に位置するガス分配室28a、シーブ底部21と内側の壁部分25との間に位置する流動及びプロセス室28b及び内側の壁部分25の上側に位置する純ガス室28cに分割している。
【0021】
底部・壁部分6はガス流入部29を備えている。フィルタ室・壁部分11には内側の壁部分25の上側でガス流出部30が配置されている。更に容器3は、流動及びプロセス室28b内に連通する原料流入部33及び底部・壁部分6の下端に配置された原料流出部34を有している。原料流入部及び原料流出部は、選択的に閉鎖可能でかつ開放可能な通路を有している。更に、少なくとも部分的に液状のスプレー材料を容器3内で流動する微粒子状原料の粒子にスプレーするために、流動及びプロセス室28b内に配置された、少なくとも1つのスプレー機構37を有するスプレー装置35が設けられていて、前記スプレー機構37は、少なくとも1つのノズルを備えている。
【0022】
少なくとも1つの湿式・浄化装置もしくは洗浄装置41は、シーブ底部21の下側で底部・壁部分6に固定された保持体を有していて、この保持体は、ケーシング42及び少なくとも1つのスプレーノズルもしくは流出開口を備えた少なくとも1つのスプレー機構43を有している。少なくとも1つの湿式・浄化装置もしくは洗浄装置45は、シーブ底部21の上側並びにスプレー装置35の上側で膨張室・壁部分10に固定された保持体を有していて、この保持体は、ケーシング46及び少なくとも1つのスプレーノズルもしくは流出開口を備えた少なくとも1つのスプレー機構47を有している。
【0023】
ケーシング42,46は、ほぼ壁構造5の外部に配置されていてかつ周辺に対して密に閉鎖されたケーシング内室を有している。スプレー機構43,47は、水平方向に移動可能にケーシング42もしくは46内に案内されていてかつ選択的に待機位置又は第1図示の浄化位置にもたらされる。待機位置でスプレー機構はほぼ容器の内室28の外部でケーシング42もしくは46内を占める。この場合、ケーシングの内室は、例えばスプレー機構43及び47によって及び/又は付加的な閉鎖機構によってほぼ壁構造5の内面に合致して内室28に対して閉鎖される。
【0024】
浄化位置では各スプレー機構43及び47は、少なくとも部分的にガス分配室28aもしくは流動及びプロセス室28b内を占める。この場合、スプレー機構43及び47のスプレーノズルは、例えばほぼ容器軸線4付近を占める。スプレー機構43及び47は、スプレー機構に供給される浄化液体を例えば、かなり大きな立体角に亘って延びるスペース内にスプレーする。この場合、下側のスプレー機構43の単数又は複数のスプレーノズルもしくは流出開口は上方に向けられている。上側のスプレー機構47の単数又は複数のスプレーノズルもしくは流出開口は下方に向けられている。
【0025】
更に、内側の壁部分25は、少なくとも1つの湿式・浄化装置もしくは洗浄装置を有していて、この場合、容器軸線4の周りに分配された多数の湿式・浄化装置もしくは洗浄装置51及び容器軸線4に対して同軸的な大きな湿式・浄化装置もしくは洗浄装置55が設けられている。各湿式・浄化装置もしくは洗浄装置51,55は、ほぼ内側の壁部分25の上側で容器3内に位置するケーシング52もしくは56及びスプレー機構53もしくは57を有している。
【0026】
各ケーシングケーシング52,56は、純ガス室28cに対して密に閉鎖されたケーシング内室を制限している。各スプレー機構53,57は、所属のケーシング52もしくは56内に調節可能にかつ移動可能に案内されていてかつ選択的に待機位置及び第1図で図示の浄化位置にもたらされる。スプレー機構53,57は、待機位置でほぼ所属のケーシング内に位置しかつ内側の壁部分25の下面とほぼ又は正確に合致して位置している。浄化位置では各スプレー機構43,57は、少なくとも部分的に流動及びプロセス室28b内に位置する。この場合、スプレー機構53,57のスプレーノズルは、例えばほぼフィルタ27の上側の端部区分の高さに位置する。
【0027】
種種の湿式・浄化装置もしくは洗浄装置41,45,51,55のケーシング42,46,52,56は、浄化液体用の流入部を有している。各湿式・浄化装置もしくは洗浄装置は例えば、ばねを備えていてかつ、圧力をかけられた浄化液体が供給される際にスプレー機構がその待機位置から出発してばねにより生ぜしめられる戻し力に抗して浄化位置に移動せしめられるように、構成されている。この場合、スプレー機構は、浄化液体の供給が終了するまで、浄化位置に維持されかつスプレー機構はばねによって待機位置に戻し移動させられる。
【0028】
容器3は、壁構造5に配置された少なくとも1つの窓、即ち、流動及びプロセス室28bに隣接する複数の窓を備えている。容器3は、例えば、原料室・壁部分9に配置された窓61、膨張室・壁部分10に配置された2つの窓62,63及びフィルタ室・壁部分11に配置された2つの窓64を有している。窓61,63,64の端面は、平面図でみて円形輪郭を有している。窓62の端面は、平面図でみて縦長の輪郭を有している。各窓は少なくとも1つのガラス板を有している。窓61,62,64,65のガラス板は、作業員が流動及びプロセス室28b内部をのぞき込むことのできるのぞき窓として用いられる。
【0029】
窓63においてこの窓の外部及び容器3の外部に配置された照明装置67は、窓63のガラス板を介して光を容器・内室28内に射し込ませるために、少なくとも1つの電気的な光源を有している。照明装置67は場合によっては、作業員が照明装置に沿って窓63のガラス板を介して容器内をのぞき込むことができるように、構成しかつ配置することができる。更に、付加的な窓及び/又は照明装置(図示せず)を容器3に設けることができる。
【0030】
流動層装置1は、後除塵・容器73を備えた後除塵装置71を有している。後除塵・容器73の壁構造75はほぼ垂直な容器軸線74に対して回転対称的でありかつ互いに解離可能に結合された多数の壁部分、即ち、下向きに先細に構成されたほぼ円錐形の底部・壁部分76、ほぼ円筒状の壁部分77及び湾曲したカバー・壁部分78を有している。後除塵・容器73は、仕切壁を成す内側の壁部分79に固定されている。内側の壁部分79は少なくとも1つ、有利には複数のフィルタ81を有している。
【0031】
更に容器73は、少なくとも1つの湿式・浄化装置もしくは洗浄装置を有していて、この場合、例えば容器軸線74を中心として分配された若干の湿式・浄化装置もしくは洗浄装置85及び容器軸線4に対して同軸的な大きな湿式・浄化装置もしくは洗浄装置86が内側の壁部分79に解離可能に固定されている。フィルタ81及び湿式・浄化装置もしくは洗浄装置85,86は、フィルタ19及び湿式・浄化装置もしくは洗浄装置51,55と同じに又は類似に構成されている。
【0032】
壁部分76,77,78は、協働して内室89を周辺に対して密に閉鎖している。仕切壁として用いられる内側の壁部分79及びこれに固定されたフィルタ81は、内室86を粗ガス室89a及び純ガス室89bに分割し、この場合、粗ガス室89aは内側の壁部分79の下側にかつ純ガス室89bは内側の壁部分79の上側に設けられている。容器73は、粗ガス室89aに連通するガス流入部91、底部・壁部分76の下端に配置された選択的に閉鎖及び開放可能な流出部92及び純ガス室89bから導出されたガス流出部93を有している。壁部分77は少なくとも1つの窓94、例えば少なくとも2つのこのような窓を有している。
【0033】
更に流動層装置1は、プロセスガス、例えば空気を下方から上方に両容器3,73を介して案内するために、ガス案内手段を有している。ガス案内手段は、原料・流動層容器3のガス流入部29に接続されたガス導管(図示せず)、原料・流動層容器3のガス流出部30を後除塵・容器73のガス流入部91に接続するガス導管95及び後除塵装置のガス流出部93に接続される吸込み装置97を有している。更に、流動層装置1を監視ししかも作業員によって及び/又は自動的に制御できるようにするために、電気的及び空気力式の構成要素、即ち、ランプ、発光ダイオード、表示機器、場合によってはディスプレイ及びマニュアル操作可能なスイッチ並びに別の操作エレメントを備えた制御装置99を有している。
【0034】
次に、第2図、第3図及び第4図による窓64の1つの構成を説明する。
【0035】
窓64は、容器軸線4と直交する窓軸線101を規定する。壁部分11は、金属性の溶接可能な材料、有利にはステンレス鋼から成るほぼ円筒状の周壁103及び周壁端部でこれに解離不能にしかも密に溶接された環状フランジを有している。周壁103は、壁部分11に配置された各窓64のために穴103aを備えていて、この穴は、少なくとも部分的に周壁103の円筒状の主要区分から離反して多少外方に突出した接続区分103bによって制限されている。
【0036】
周壁103及び各接続区分103bは、互いに関連する一体の薄板部材から成りかつ内面103cを有している。壁部分11を製作する場合、各窓64のために本来完全に円筒状の周壁103に穴103aが備えられかつ次いで変形装置によって接続区分103bの少なくとも大部分が多少外向きに曲げられ、これにより、内面103cの、穴103aに隣接する縁部が、容器軸線4に対して平行でしかも窓軸線101に対して垂直な一平面内に位置せしめられかつ円を形成するようになる。接続区分103bは、窓軸線101を通って延びる断面でみて、少なくとも部分的に曲げられかつ例えば窓軸線101を通って延びる全ての断面でみて、湾曲した移行区分を介して連続的に、即ち、角部及びエッジなしに周壁103の円筒状の主要区分と関連する。
【0037】
窓64は、円形輪郭の鉱物ガラスから成る平らなガラス板105を備えた平らな複合板104を有している。ガラス板105は、容器内室28に隣接する平らな内面105a、この内面に対して平行な平らな外面105b及び円筒状の周面105cを有している。更に複合板104はフレーム106を有している。フレーム106は、金属性の溶接可能な材料、例えばステンレス鋼から成る円形のリングによって形成されている。環状のフレーム106の材料は、横断面でみて完全な四角形、即ち、直角な平行四辺形、例えば長方形である。
【0038】
フレーム106は、内室28に隣接する平らな内面106a、この内面に対して平行な平らな外面106b、ガラス板に面した、窓軸線に対して平行な円筒状の周面106c及びガラス板とは反対側の円筒状の周面106dを有している。ガラス板105は、周面105cでフレーム106の周面106cに接触しかつ解離不能にしかも密にフレームに結合、即ち、フレーム内に溶融されている。ガラス板105及びフレーム106は、同じ厚さでありかつ窓軸線101に対して平行に測定した厚さdを有している。
【0039】
フレーム106は、金属性の溶接可能な、つまりステンレス鋼から成る、本来周壁103及びフレーム106とは別個の結合部材もしくは保持体107を介して、解離不能にしかも密に接続区分103bに結合、即ち、詳細には溶接されている。結合部材もしくは保持体107は、円形の輪郭を有する一体のリングから形成されている。環状の結合部材107の材料は横断面U字形であるので、結合部材はU字形成形形状を有する。結合部材107は、窓軸線101を通って延びる断面でみて、円筒状のウエブ107aを有していて、このウエブは、結合部材の、窓軸線101から著しく離隔した制限部を成す。
【0040】
更に、結合部材107は、ウエブ107aから離反して内向きに窓軸線101に向けて突出する、窓軸線に対して直角な互いに平行な2つの脚部107b,107cを有している。脚部107bは、周壁103及び容器・内室28の近くに位置しかつ結合部材の内側の脚部を成す。これに相応して、脚部107cは、結合部材の外側の脚部を成す。内側の脚部107bは、内室28に隣接する結合部材内面107dの少なくとも大部分を成す。環状の結合部材107の外径は、少なくともほぼ穴103aの直径に等しい。結合部材107の内側の脚部107bは、ウエブ107aと関連した外端で、接続区分103bの、周壁103とは反対側の端部又は縁部に接触する。接続区分103bは、前記端部でもしくは内側及び外側でそれぞれ溶接結合部109もしくは110、即ち、溶接シームを介して、不動に、解離不能にしかも密に結合部材107に結合される。
【0041】
結合部材107の、窓軸線101に対して平行に測定した寸法は、ガラス板及びフレーム106の厚さに等しい。環状の結合部材107の内径は、ほぼフレーム106の外径に等しいので、フレーム106は、密に及び少なくともほぼ遊びなく結合部材107内に嵌め込まれる。
【0042】
ウエブ107aは、横断面でみて例えば、周壁103を形成する薄板とほぼ同じ厚さである。各脚部107b,107cは、横断面でみて、例えばほぼウエブ107aの厚さに等しい厚さsを有している。各脚部107b,107cは、横断面でみて、ウエブ107aの内面から測定した寸法又は高さhを有している。この寸法及び高さはほぼ、接続区分103bの、結合部材107に溶接された縁部とフレーム106の周面106dとの間隔に等しい。両脚部107b,107cの互いに向き合う面は、互いに間隔aを有している。
【0043】
脚部107b,107cの厚さsはほぼ、厚さdの最高で有利には25パーセント、最良には最高で15パーセント、例えばほぼ10パーセントである。脚部107b,107cの寸法又は高さhは、フレーム106の外径の有利には少なくとも5パーセント、例えばほぼ7パーセント乃至12パーセント、有利には間隔aの少なくとも50パーセント、例えばほぼ70パーセント乃至120パーセントである。フレーム106の外径は、例えばほぼ45mm乃至250mmである。厚さdは、フレーム106の外径及び所要の圧縮強度に関連して、例えばほぼ10mm乃至30mmである。この場合、厚さsは、例えばほぼ1mm乃至3mmである。
【0044】
脚部107b,107cの、ウエブ107aとは反対側の端部は、フレーム106の円筒状の周面106dの両縁部において周面106dに接触する。両脚部107b,107cの互いに反対側に面は、フレーム106の平らな両面106a,106bに少なくともほぼ整合する。両脚部107b,107cは、溶接結合部111,112、即ち、溶接シームを介して不動に、解離不能にしかも密にフレーム106に結合される。
【0045】
周壁103の内面及び内面105a,106a,107dは、種種の構成部材の結合個所で段を形成することなくしかも継ぎ目なく互いに接続される。窓64の内面105a,106a,107dは、周壁103の円筒状の主要区分の内面に対してほぼ及び例えば正確に接線方向である一平面内に位置している。この場合、周壁103の内面103cは、容器軸線4,101を通って延びる第2図で図示の断面図において、例えば接続区分103bにおいても窓64の平らな内面105a,106a,107dに対して直線的でしかも平行でありかつ溶接結合部109を介して一平面で連続的にしかも平滑に結合部材107の平らな内面107dに接続されている。
【0046】
容器軸線4に対して直角に窓軸線101を通って延びる第3図及び第4図で図示の断面でみて、接続区分103bの内面は、少なくとも区分毎に結合部材107の内面107dと角度を成している。この角度は、少なくとも90度、有利には90度乃至180度である。接続区分103bは、第3図及び第4図で図示の断面でみて、例えば多少S字形に湾曲しているので、内面はほぼ又は正確に直線的でありしかも結合部材107の内面107dに合致して接続されていてかつこの内面を連続的にかつ平滑に、即ち、エッジなしに周壁103の円筒状の主要区分の内面に接続している。従って、接続区分103bは、窓軸線101を通って延びる断面でみて、ほぼ結合部材107から離反して延びる方向に拡大している。
【0047】
環状のフレーム106とフレーム内に溶融されたガラス板105とを有する複合板は、例えば西ドイツ国、Wuppertal Herberts Industrieglas GmbH + Co. KG社から種種の寸法で市販されている。結合部材107は例えば、切削加工過程で内実の部体から製作される。つまり結合部材107は、一体の連続的な自体閉じられたリングを成す。容器を製作する場合、結合部材107は例えばまずフレーム106にかつ次いで周壁103に溶接される。溶接結合部109,110,111,112は、例えば防護ガスを使用してアーク溶接により形成される。溶接結合部109,111,112は、本来の溶接過程後更に研削及び研磨される。この場合、内面105a,106a,107dは、溶接結合部111と共に、連続的な互いに関連した平らな平滑な面を形成する。この面は、溶接結合部109において有利には少なくともほぼ平滑にしかも連続的に周壁103の内面103aに結合される。面105b,106b及び周壁103とは反対側の脚部107cの面は、溶接結合部112と共に、同様に連続的な互いに関連した平らな平滑な面を形成する。
【0048】
壁部分11に窓64を固定するための結合部材107が接続区分103b及びフレーム106に溶接される場合には、接続区分103b、結合部材107、フレーム106において変形及び応力が生ずる。溶接過程を適当に実施することによって、前記変形及び応力は比較的僅かに保たれる。更に、特に、結合部材107の比較的細長い脚部107b,107cは、接続区分103bとフレーム106との間で溶接時に生ずる変形及び応力を十分補償することができる。従って、窓の記述の構成によって、ガラス板は壁部分11と窓とを溶接する場合でもまた後で容器3を使用する場合でも、前述の変形及び応力に基づいて亀裂等により損傷されることはない。
【0049】
同様に円形の輪郭を有する窓61,63は有利には、壁部分9,11のほぼ円錐状の周壁に、次のように配置される、つまり、ガラス板、フレーム、結合部材もしくは保持体の平らな面が、当該窓の窓軸線及び容器軸線4を通って延びる垂直断面でみて、当該壁部分の円錐状の周壁の、前記軸線の最も近くに位置する区分に対して平行であるように、配置される。この場合、窓61,63の窓軸線は、90度とは異なる角度を成して容器軸線4に交差する。前記相違を度外視して、窓61,63は第2図及び第3図で図示の窓64と同じに又は類似に構成できる。
【0050】
第5図で別個に図示の窓62は、多数の、例えば4つの円形のガラス板125を備えた複合板124を有している。前記ガラス板の中心は、容器軸線4を通って延びる垂直な平面内に位置する直線上に位置している。窓62は、ガラス板125が溶融される4つの円形の穴を備えた縦長の一体のフレーム126を有している。フレーム126の周面は、長手方向に延びる互いに平行な直線的な2つの区分とこれに対を成して互いに結合される2つの半円形の区分とを有している。
【0051】
更に、フレーム126を取り囲む結合部材もしくは保持体127が設けられている。結合部材もしくは保持体127は、フレーム126の輪郭に相応して縦長のリングの形状を有している。更に、結合部材127は、結合部材107と類似に構成されていてかつ壁部分10の円錐状の周面及びフレーム126と類似に溶接されている。この場合、結合部材127の脚部の高さhは、有利にはフレーム126の幅の少なくとも5パーセント、例えば少なくとも7パーセントである。
【0052】
後除塵装置71の窓94は、窓64と同じに又は類似に構成されかつ固定されている。
【0053】
以下に、流動層装置1の運転形式を説明する。
【0054】
例えば薬剤を形成するのに用いられる微粒子状原料を容器3内で運動させかつ処理しようとする場合には、微粒子状原料の回分量が、一時的に開放される原料流入部33を介して流動及びプロセス室28b内に供給される。更に、空気から成るプロセスガスがガス流入部29を介してガス分配室28a内に吸い込まれ、このガス分配室28aからプロセスガスは上向きに水平位置を占めるシーブ底部21、流動及びプロセス室28b並びにフィルタ27を介して純ガス室28c内にかつ次いでガス流入部29を介して容器3から吸い出されて後除塵装置71を介して吸い込まれる。
【0055】
プロセスガスは微粒子状原料を流動させるので、この原料は流動層を形成する。この流動層は流動及びプロセス室28bの下側部分内を占める。原料流動時には、微粒子状原料を集塊させるために及び/又はコーティングするために、場合によってはスプレー機構37を介して少なくとも一時的に液状スプレー材料の少なくとも一部が原料粒子にスプレーされる。更に、粒子は流動時に乾燥される。湿式・浄化装置もしくは洗浄装置45,53のスプレー機構43,47は、原料流動時にほぼ完全に壁構造5の外部のケーシング42,46内を占める。湿式・浄化装置もしくは洗浄装置51,55のスプレー機構53,57は、ほぼ完全に流動及びプロセス室28bの上側に位置する。つまり、流動及びプロセス室28b及びガス分配室28aは、粒子を処理する場合湿式浄化に用いられるスプレー機構を使用しない。同様のことは、後除塵装置の粗ガス室89aにも該当する。
【0056】
微粒子状原料の流動時には、原料の粒子及び/又はこのような粒子の摩滅によって生ぜしめられる埃及び場合によってスプレー材料が、流動及びプロセス室28bに隣接する壁部分9,10,11及び窓61,62,63,64の内面に達する。窓において及び窓と窓を有する壁部分との結合部において、下方から上方に容器を介して流れるプロセスガスのために、シール、ギャップ又は亀裂ひいては別の隙間容積は存在しないので、埃又は他の汚染物の窓内面における堆積が減少されるようになる。実験から明らかなように、窓のガラス板は、粘着性のスプレー材料が原料粒子にスプレーされる場合ですら、長く透明状態で維持される。
【0057】
後除塵装置71の窓94の内面にも埃が達するが、同様に精々極めて僅かな量が堆積するに過ぎない。
【0058】
壁構造5の内面の一部及び流動層容器3内に位置する部分の少なくとも若干の部分が、時々及び特に処理される微粒子状原料及びこの原料から製造された製品を交換する際に、浄化液体によって浄化、即ち、洗浄される。この場合、容器の種種の壁部分は互いに密に結合された状態で維持される。湿式浄化のために湿式・浄化装置もしくは洗浄装置41,51,55に交互に又は同時に浄化液体が供給され、この浄化液体は、例えば400kpa乃至1´000kpaの圧力をかけられていてかつ摂氏0度乃至摂氏100度又は場合によっては摂氏150度までの温度を有している。
【0059】
浄化液体は例えば、所定の浄化段階のために洗剤又は別の浄化添加物を付加される水から成る。前もって待機位置に位置するスプレー機構43,47は、浄化液体によって容器・内室28内に第1図で図示の浄化位置に押しずらされる。同様に、浄化液体は、前もって待機位置に位置するスプレー機構53,57を下向きに第1図で図示の位置に押しずらす。この場合、湿式・浄化装置もしくは洗浄装置41,45,51,55のスプレー機構は、浄化液体をフィルタ27の外面、内側の壁部分25の下面、壁部分8乃至11の内面及び場合によっては壁部分6,7の内面及び内室28に隣接する窓61乃至64の内面にスプレーする。
【0060】
浄化液体は、例えば原料流出部34を介して容器3から導出される。この浄化時には、流動及びプロセス室28bに隣接する壁部分及び窓の内面は、容器3を開放することなしに、十分浄化される。壁構造5に解離不能に固定された窓は、浄化時に当然壁構造に残される。窓の構成及び容器3の壁部分と窓の結合は、湿式浄化の際に窓に達する浄化液体が窓において流下し易くするのに寄与する。
【0061】
後除塵装置71の粗ガス室89aに隣接する壁構造の内面及び後除塵・容器73の窓及び後除塵・容器73内に設けられたフィルタ81は、湿式・浄化装置もしくは洗浄装置85,86を用いて類似の形式で浄化される。
【0062】
第6図で図示の結合部材もしくは保持体137は、自体閉じられたリングを成しかつ例えば結合部材107のように円形輪郭を又は結合部材127のように縦長輪郭を有しかつ結合部材107もしくは127の代わりに用いられる。結合部材107はウエブ137aと互いに平行な2つの脚部137b,137cとを備えたU字形成形形状を有している。前記脚部は、互いに平行な平らな面によって制限される。しかしながら、各脚部137b,137cのそれぞれ他方の脚部に面した面に、脚部に沿って延びる少なくとも1つの溝及び例えば2つ又はそれ以上の溝を備えられる。この場合、脚部は各溝において収縮部137dを有している。保持体137は、結合部材107のために詳述したのと類似の形式で、壁部分及び窓のフレームに溶接される。
【0063】
流動層装置1は、別の形式で変えることができる。例えば、窓62の4つの円形のガラス板125を縦長の単一のガラス板に代えることができる。
【0064】
更に、シーブ底部の代わりにロータを有する原料容器を設けることもできる。前記ロータは、垂直な容器軸線を中心として回転可能でありかつ、上面にほぼ平らな水平な面を備えたディスクを有している。この場合、ロータはプロセス室の下側の制限部を成し、このプロセス室内では、少なくとも一時的にディスクに載着する微粒子状原料が運動しかつ処理される。原料容器の壁構造は、プロセス室に隣接する記述の形式で構成された少なくとも1つの窓を有している。
【0065】
これの代わりに、少なくとも1つの窓を備えた容器は、場合によっては微粒子状原料を運動させるためのドラム又はペースト状の原料を混合及び/又は湿式造粒するための撹拌装置を有することができる。
【0066】
更に、容器は、圧力がま(Autoklav)、発酵装置(Fermenter)又は別の反応容器として又は何らかの別の目的のために構成することができる。
【0067】
更に、本発明の形式で少なくとも1つの窓を、容器の底部・壁部分又はカバー・壁部分に属するほぼ平らな及び/又は湾曲した薄板片と結合することができる。
【0068】
更に場合によっては、液状の材料(例えば流体及び/又は微粒子状原料)を案内する導管の壁部に、窓を備えることもできる。この窓は、例えば接線方向で導管の円筒状の周面に又は半径方向で導管片の端部に配置されかつ導管の壁部分に溶接される。
【0069】
更に、窓のフレームに、窓の単数又は複数のガラス板から突出する少なくとも1つの脚部を備え、この脚部を残りのフレームと共に一体の部体から構成することもできる。この場合、横断面U字形の結合部材を省きかつフレームの単数又は複数の脚部を例えば壁部分の薄板から形成された周壁又は別の薄板片に溶接することができる。
【0070】
流動層装置の別の構成部材のために(特に、湿式・浄化装置もしくは洗浄装置51,55,85,86、フィルタ並びにガス浄化装置及びシーブ底部の構成及びシール)、スイス国特許出願第3706/95号、3707/95号及び3709/95号明細書を参照されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 原料・流動層容器及び後除塵装置を備えた流動層装置を示す図。
【図2】原料・流動層容器の円形の窓及び円筒状の壁部分の垂直断面図。
【図3】第2図で図示の壁部分及びこれに配置された窓の水平断面図。
【図4】 第3図の一部の拡大図。
【図5】第1図で図示の縦長の多数のガラス板を有する窓の側面図。
【図6】窓の結合部材の変化実施例の横断面図。
【符号の説明】
1 流動層装置
3 原料・流動層容器
4,74 容器軸線
5 壁構造
6,7,8,9,10,11,77 壁部分
27,81 フィルタ
28,89 容器・内室
41,45,51,55,85,86 湿式・浄化装置もしくは洗浄装置
61,62,63,64,94 窓
103b 接続区分
103 周壁
103c,105a,106a 107d 内面
105,125 ガラス板
105c,106d 周面
106,126 フレーム
107,127,137 結合部材
107a ウエブ
107b,107c 脚部
111,112 結合部
Claims (13)
- 容器(3,73)または導管の内室(28,89)を取り囲むための壁構造であって、該壁構造の少なくとも1つの壁部分(9,10,11,77)が、内室(28,89)に隣接した内面(103c)を有しており、さらに該壁部分(9,10,11,77)が、少なくとも1つの窓(61,62,63,64,94)を有しており、該窓(61,62,63,64,94)が、前記内室(28,89)に隣接した内面(105a)と周面(105c)とを備えた、少なくとも1つのガラス板(105,125)を有している形式のものにおいて、前記窓(61,62,63,64,94)が、該窓にそれぞれ対応する前記ガラス板(105,125)を取り囲む、密に前記ガラス板の周面(105c)に結合されたフレーム(106,126)を有していて、該フレームが、前記内室(28,89)に隣接する内面(106a)を有しており、前記窓(61,62,63,64,94)のために、それぞれ該窓のフレーム(106,126)を取り囲む、もともと壁部分(9,10,11,77)及びフレーム(106,126)とは別個である結合部材(107,127,137)が設けられており、該結合部材(107,127,137)が、組立ての完了した壁において前記内室(28,89)に隣接する内面(107d)を有していて、少なくとも1つの結合部(111,112)によってフレーム(106,126)に密にしかも解離不能に結合されており、さらに前記結合部材(107,127,137)が、前記フレームから間隔をおいて位置する少なくとも1つの結合部(109,110)によって、前記壁部分(9,10,11,77)に密にしかも解離不能に結合されており、各窓(61,62,63,64,94)の前記ガラス板(105,125)の内面(105a)と、当該窓に対応するフレーム(106,126)の内面(106a)と、当該窓に対応するフレーム(106,126)に隣接した結合部材(107,127,137)の内面(107d)と、壁部分(9,10,11,77)の内面(103c)とが、段部を形成することなくしかも継ぎ目なく互いに結合されていることを特徴とする、壁構造。
- 前記ガラス板(105,125)が、非ゴム弾性的な材料から成るフレーム(106,126)と、非ゴム弾性的な材料から成る結合部材(107,127,237)とによって、前記壁部分(9,10,11,77)に結合されている、請求項1記載の壁構造。
- 前記壁部分(9,10,11,77)と、フレーム(106,126)と、前記結合部材(107,127,137)とが、金属材料から形成されている、請求項1又は2記載の壁構造。
- フレーム(106,126)が前記結合部材(107,127,137)と溶接されており、該結合部材(107,127,137)が壁部分(9,10,11,77)と溶接されている、請求項3記載の壁構造。
- 前記窓(61,62,63,94)の前記ガラス板(105,125)及びフレーム(106,126)が、互いに解離不能に結合されていてかつ協働して平らな複合板(104,124)を形成している、請求項1から4までのいずれか1項記載の壁構造。
- 各窓(61,62,63,64,94)に属する前記ガラス板(105,125)の内面(105a)と、当該窓(61,62,63,64,94)に属するフレーム(106,126)の内面(106a)と、当該窓(61,62,63,64,94)に属する結合部材(107,127,137)の内面(107d)とが、平らでありかつ共通の平面内に位置している、請求項1から5までのいずれか1項記載の壁構造。
- 前記窓(61,62,63,64,94)の結合部材(107,127,137)が、ウエブ(107a)及び該ウエブから離反してフレーム(106,126)に向けて突出する2つの脚部(107b,107c)を有していて、該脚部の1つが内室(28,89)に隣接している、請求項1から6までのいずれか1項記載の壁構造。
- 結合部材(107,127)の両脚部(107b,107c)が、フレーム(106,126)の周面(107d)に突き合わされており、前記内室(28,89)に隣接した方の脚部(107b)が、前記内室(28,89)に隣接した平らな面を有しており、他方の脚部(107c)の、前記内室(28,89)から遠い方の側が同じく平らな面を有しており、両脚部(107b、107c)の前記平らな面が互いに平行である、請求項7記載の壁構造。
- 結合部材(107,127,137)が横断面U字形でありかつ内室(28,89)に隣接する脚部(107b)の、ウエブ(107a)に関連した端部において壁部分(9,10,11,77)に結合されている、請求項7又は8記載の壁構造。
- 両脚部(107b,107c)が、相互間隔(a)を置いて位置する互いに向かい合う面を有しており、各脚部(107b,107c)が、横断面でみて、ウエブ(107a)の、フレーム(106,126)に面した面と、脚部(107b,107c)の、ウエブ(107a)とは反対側の端部との間で測定された高さ(h)は、前記相互間隔(a)の少なくとも50パーセントであり、各脚部(107b,107c)の厚さ(s)が、最高で高さ(h)の25パーセントである、請求項7から9までのいずれか1項記載の壁構造。
- 前記壁部分(9,10,11,77)が、軸線(4)を取り囲み、一体の周壁(103)を有していて、該周壁が、前記窓(61,62,63,64,94)の結合部材(107,127,137)に結合されている、請求項1から10までのいずれか1項記載の壁構造。
- 浄化液体を内室(28,89)内でスプレーしかつこれによって内室(28,89)に隣接する、前記壁部分(9,10,11,77)及び窓(61,62,63,64,94)の内面を浄化するために、少なくとも1つの浄化装置(41,45,,51,55,85,86)が設けられている、請求項1から11までのいずれか1項記載の壁構造。
- 請求項1から12までのいずれか1項記載の壁構造(5,75)と、該壁構造(5,75)により取り囲まれた内室(28,89)とを備えた容器において、内室(28,89)が、微粒子状原料を受容、流動化及び処理するためのプロセス室(28b)を有しており、かつプロセス室(28b)内に含まれている微粒子状原料を介して案内されるガスをろ過するのに用いられる少なくとも1つのフィルタ(27,81)を含んでいることを特徴とする容器。
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