JP4130310B2 - インクジェットプリンタシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、インクジェットプリンタを複数のホスト装置で共用しているインクジェットプリンタシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、インクジェットプリンタは、印刷処理の休止状態が長く続くと、インクヘッドのノズル部内での乾燥によってインク粘度が上昇し、インクの吐出不良やノズルの目詰まりを起こしやすい。したがって、印刷処理の休止状態が長く続いた後の印刷処理の前には、インクヘッドのクリーニングなどの回復処理が必要となる。
【0003】
しかし、休止時間に関係なく、印刷処理の開始時等のタイミングで回復処理を行うと、休止時間が短いにもかかわらず不要な回復処理が行われる場合を生じる。このような場合には、無駄な回復処理の実行によって印刷処理を完了するまでの時間が遅延するだけでなく、回復処理時に使用されるインクや電力が浪費されることになる。
【0004】
この問題を解決するために、特開平7−009686号公報には、インクジェットプリンタの休止時間に応じて、警告情報の出力や回復処理を行ない、回復処理に要する時間やインクの消費を抑える技術が開示されている。但し、上記公報の技術は、電子機器が専用のインクジェットプリンタを搭載しているようなシステム、すなわち1つの電子機器と1つのインクジェットプリンタとによって構成されたシステムを前提としたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年のパソコンの普及とネットワークの発展により、複数のホスト装置(パソコンや電子機器など)で1つのインクジェットプリンタを共用するシステムが増えつつある。このようなシステムにおいては、各ホスト装置が、いつインクジェットプリンタを使用したかを記憶していても、それだけでは他のホスト装置によるインクジェットプリンタの使用状況は判らない。したがって、複数のホスト装置によって単一のインクジェットプリンタを共用する場合には、各ホスト装置が、正確なインクジェットプリンタの休止時間を割り出すことは困難であった。
【0006】
この発明の目的は、上記事情に鑑みてなされたものであり、複数のホスト装置でインクジェットプリンタを共用する場合でも、正確にインクジェットプリンタの休止時間が判り、インクジェットプリンタにおける回復処理を適正なタイミングで行うことができ、処理時間やインクの浪費を抑制することができるインクジェットプリンタシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の課題を解決するための手段として、以下の構成を備えている。
【0008】
(1) インクジェット方式の印刷処理を実行するインクヘッドと、前記インクヘッドのヘッドクリーニングを行なう回復処理部と、前回の印刷処理の完了時刻を記憶する記憶部と、前記インクヘッド、前記回復処理部、および前記記憶部を制御する制御部と、を有するインクジェットプリンタと、
現在時刻を計時する時計手段と、前記インクジェットプリンタの印刷処理の完了時に前記時計手段が計時している現在時刻を印刷処理の完了時刻として前記インクジェットプリンタに送信する印刷制御手段と、をそれぞれ有し、かつ、前記インクジェットプリンタとネットワークを介して接続される複数のホスト装置と、
を備えており、
前記ホスト装置の前記印刷制御手段は、印刷処理の開始時に、前回の印刷処理の完了時刻を前記記憶部から取得するとともに、前回の印刷処理の完了時刻から所定長さの基準時間が経過している場合に、前記インクジェットプリンタにヘッドクリーニング命令を送信する処理と、
前記記憶部から取得した前記前回の印刷処理の完了時刻が、前記時計手段が計時している現在時刻よりも後の時刻である場合には、前記インクジェットプリンタに対する印刷処理完了時刻の送信を取り止める処理と、を実行し、
前記インクジェットプリンタの前記制御部は、前記ホスト装置より受信した印刷処理の完了時刻が、前記記憶部に記憶されている前回の印刷処理の完了時刻以前の時刻である場合には、前記記憶部の記憶内容の書き換えを取り止める処理を実行し、さらに、
前記印刷制御手段は、印刷処理の完了時刻が、前記記憶部から取得した前記前回の印刷処理の完了時刻以前の時刻である場合には、前記ネットワークに接続される他のホスト装置にその旨を通知するとともに、通知を受けた他のホスト装置は、その旨の警告を行うことを特徴とする。
【0009】
この構成においては、印刷処理の完了時刻がインクジェットプリンタの記憶手段に更新的に記憶され、印刷処理が開始される際に記憶手段に記憶されている印刷処理の完了時刻と現在時刻とが比較され、比較結果に基づいてインクジェットプリンタに回復処理の実行命令が送信される。したがって、インクジェットプリンタが複数のホスト装置に共用される環境下であっても、インクジェットプリンタにおける前回の印刷処理の完了時刻が各ホスト装置において正確に認識され、この完了時刻と現在時刻との比較によって算出される印刷処理の正確な休止時間に基づいてインクジェットプリンタにおける回復処理を実行するか否かが的確に判断される。このため、印刷処理の休止時間が短く、回復処理が不必要な状況で回復処理が行われることがなく、回復処理時間やインク消費の無駄が回避される。
【0011】
また、印刷処理の完了時にホスト装置からインクジェットプリンタに対して印刷処理の完了時刻が送信される。したがって、インクジェットプリンタにおいて印刷処理の完了時刻を記憶しておくために、インクジェットプリンタに現在時刻を計時する手段を備える必要がない。
さらに、例えば、ホスト装置の時計手段が計時する現在時刻が正確な時刻よりも遅れている場合に、印刷処理の完了時にホスト装置の時計手段における現在時刻で記憶手段が記憶する完了時刻を更新すると、次に正確な現在時刻を計時している時計手段を有している別のホスト装置でインクジェットプリンタが使用された際に、印刷処理の休止時間が実際よりも長く判断され、不要な回復処理が行われる可能性がある。そこで、印刷処理の完了時にインクジェットプリンタから読み取った完了時刻が現在時刻より先の時刻である場合に、記憶手段の完了時刻を更新しないことにより、その後の印刷処理で休止時間が実際より長く判断されることがないので、不必要な回復処理がなくなる。
一方、ホスト装置の時計手段が計時する現在時刻が正確な時刻よりも進んでいる場合に、印刷処理の完了時にホスト装置の時計手段における現在時刻で記憶手段が記憶する完了時刻を更新すると、次に正確な現在時刻を計時している時計手段を有している別のホスト装置でインクジェットプリンタが使用された際に、印刷処理の休止時間が実際よりも短く判断され、必要な回復処理が行われないおそれがあるが、複数のホスト装置により共用されているインクジェットプリンタではインクの吐出不良やノズルの目詰まりを発生するまで印刷処理が休止されることは殆どないとして問題ない。したがって、休止時間が多少短く判断されても、インクジェットプリンタの動作不良や印字品位の低下を引き起こす要因とはならないと考えられる。これにより、ホスト装置側の時計の時間のばらつきにより、連続して使用されているにもかかわらず、回復処理が無駄に行われることがなくなる。
【0020】
また、例えば複数のホスト装置の各時計の現在時刻にばらつきがあって、印刷完了時に記憶手段に記憶させるべき時刻が、記憶手段が記憶している印刷処理の完了時刻よりも前の時刻である場合には、全てのホスト装置にその旨が通知される一方、ユーザにホスト装置の確認を促す警告が発せられる。したがって、正確な現在時刻に基づく回復処理の要否の判断ができないことが各ホスト装置において認識され、ユーザによって現在時刻の調整等の的確な処理が行われる。
【0022】
この構成においては、ホスト装置の時計手段が計時する現在時刻が一定時間毎に時計サーバが計時する正確な現在時刻によって更新される。したがって、複数のホスト装置間において計時されている現在時刻にばらつきが無くなり、印刷完了時に各ホスト装置からインクジェットプリンタに対して正確な現在時刻が印刷処理の完了時刻として記憶手段に記憶される。これにより、印刷処理の休止時間に基づいて回復処理の要否を判定する際に、記憶手段から読み出した完了時刻が各ホスト装置における現在時刻より先の時刻であるという矛盾が生じることがなく、回復処理の要否が正確に判断される。
【0025】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の第1の実施形態に係るインクジェットプリンタシステムの構成を示す図である。インクジェットプリンタシステム1は、1つのインクジェットプリンタ2とホスト装置である複数のホストパーソナルコンピュータ(以下、ホストPCという)3a,3b,…とがネットワーク上で接続されている。なお、図1においては、便宜上、複数のホストPCとして、3つのホストPC3a,3b,3cを例示してある。
【0026】
図2は、上記インクジェットプリンタシステムに含まれるインクジェットプリンタ及びホストPCの構成を示すブロック図である。インクジェットプリンタ2は、インクヘッド21と、このインクヘッド21の回復処理(ヘッドクリーニング)を行う回復処理部22と、前回の印刷完了時刻を記憶する記憶部(不揮発性メモリ)23と、印刷や回復処理などを実行させる制御部24と、ホストPC3a〜3cのそれぞれとの通信に用いられる通信回路25とを備えている。
【0027】
インクヘッド21は、ノズル及び圧力発生素子(圧電素子や発熱抵抗体など)を有し、圧力発生素子が発生した圧力を介してノズルから記録媒体上にインクを吐出させることにより、文字や記号などの画像を印刷する。この印刷処理時にインクヘッド21は、図示しないドライブモータにより主走査方向(記録媒体の搬送方向に直交する方向)に移動する。なお、このドライブモータは、インクヘッドを移動させる機能だけでなく記録媒体を移動させる機能を備えたものであってもよい。
【0028】
回復処理部22は、制御部24により制御されてインクヘッド21の回復処理を行う。休止時間の判定については後述する。この回復処理は、例えば、インクヘッド21が記録媒体に対向しないイニシャル位置に位置している状態で、所定時間にわたって圧力発生素子を駆動し、ノズル等におけるインクの詰まりを解消する処理である。
【0029】
記憶部23は、印刷完了の際にホストPC3a〜3cから供給される現在時刻を、印刷処理の完了時刻として更新的に記憶する。なお、記憶部23は、インクジェットプリンタ2の主電源(図示せず)とは独立した電源電池(図示せず)によりパックアップされており、主電源が切断されても印刷処理の完了時刻を保持することができる。
【0030】
制御部24は、通信回路25を介してホストPC3a〜3cとの間でデータの送受信を行い、ホストPC3a〜3cのいずれかから送信された印刷要求を受信すると、印刷要求を送信したホストPCに対して記憶手段が記憶している完了時刻を含む印刷応答を送信する。制御部24は、印刷応答に応じて印刷要求を送信したホストPCが送信する印刷データに基づいて、インクヘッド21を駆動して印刷処理を実行する。また、制御部24は、受信した印刷データに回復処理命令が含まれる場合には、回復処理部22を介して回復処理を実行する。
【0031】
ホストPC3aは、時計31と、制御部32と、表示制御部33と、通信回路34とを備えている。時計31は、ポストPC3aの主電源(図示せず)とは独立した電源電池(図示せず)によりバックアップされており、主電源が切断されても現在時刻を計時することができる。
【0032】
制御部32は、図示しない記憶部に記憶されている処理プログラムに基づいて印刷データの作成処理を含む種々の処理を実行するとともに、この発明の印刷制御手段として機能する。このため、制御部32は休止時間算出部32a及び回復処理制御部32bを備えている。休止時間算出部32aは、時計31が計時している現在時刻とインクジェットプリンタ2から送信された完了時刻とを比較して、インクジェットプリンタ2の休止時間を算出する。回復処理制御部32bは、休止時間に基づいてインクジェットプリンタ2において回復処理が必要か否かを判断し、回復処理が必要であると判断した場合には通信回路34を介してインクジェットプリンタ2に対して回復処理命令を送信する。
【0033】
表示制御部33は、制御部32から出力された表示データに基づいて表示装置4aを駆動する。通信手段34は、インクジェットプリンタ2及び他のホストPC3b,3cとの通信に用いられている。
【0034】
なお、ホストPC3b,3cも基本的にホストPC3aと同様に構成されている。
【0035】
図3は、上記インクジェットプリンタシステム1に含まれるホストPCにおける印刷処理時の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、一例として、ホストPC3aにおいて作成された印刷データをインクジェットプリンタ2を用いて印刷する場合について説明したものである。ホストPC3aにおいて作成された印刷データについて印刷処理を行う場合には、ホストPC3aの制御部32は、先ず、インクジェットプリンタ2に対して印刷要求を送信する(101)。この印刷要求に対応してインクジェットプリンタ2の制御部24は、記憶部23に記憶されている完了時間をホストPC3aに送信する。制御部32は、完了時間を受信すると(102)、完了時刻と時計31が計時している現在時刻との差を印刷処理の休止時間として算出し(103)、算出した休止時間が有効な休止時間か否かを判断する(104)。
【0036】
この時、完了時刻が不明である場合や完了時刻が現在時刻よりも後の時刻である場合のように算出した休止時間が不適当である場合には、制御部32aは、休止時間として基準時間以上の所定値を設定するとともに(105)、警告処理を実行する(106)。ここに、基準時間とは、インクジェットプリンタ2における回復処理の要否の判断の基準となる時間であり、後述するように、インクジェットプリンタ2における印刷処理の休止時間が基準時間以上にわたって休止されている場合には回復処理が必要であると判断される。また、警告処理とは、インクジェットプリンタ2の記憶部23、又は、ホストPC3aの時計31が計時する現在時刻が正確でない旨を、ホストPC3aのユーザに認識させるためのものであり、例えば表示装置4aにその旨の表示画面を表示すること、又は、図外のスピーカにおいて警報を発することにより行われる。
【0037】
このように、算出した休止時間が不適性である場合に休止時間として基準時間以上の所定値を設定することにより、インクジェットプリンタ2の記憶部23に記憶されている完了時刻が不正確であるため、完了時刻の送信処理が正確に行われなかったため、又は、ホストPC3aの時計31が計時している現在時刻が不正確であるために、正確な休止時間が算出できない場合には回復処理が実行される。これによって、実際にはインクジェットプリンタ2において印刷処理が休止されていた場合を想定してインク詰まりによる画質の劣化を確実に防止することができる。
【0038】
次に、制御部32は、休止時間が基準時間を以上であるか否かを判断し(107)、休止時間が基準時間以上である場合にはインクジェットプリンタ2に対して回復処理命令を送信した後(108)、休止時間が基準時間未満である場合には直接に印刷データをインクジェットプリンタ2に送信する(109)。インクジェットプリンタ2は、回復処理命令を受信すると回復処理部22によるノズルにおけるインクの詰まりを解消するための処理を実行し、印刷データを受信すると記録媒体に対する印刷処理を実行する。
【0039】
このように、休止時間が基準時間以上である場合に、インクジェットプリンタ2において回復処理を実行することにより、印刷処理の休止中に生じたインク詰まりを解消した状態で印刷処理が実行され、記録媒体上における画像の印刷状態を良好に維持することができる。
【0040】
インクジェットプリンタ2における印刷処理が完了し、インクジェットプリンタ2から印刷完了データが送信されると(110)、制御部32は警告処理を実行していないことを条件に時計31が計時している現在時刻データをインクジェットプリンタ2に送信する(111,112)。インクジェットプリンタ2は、現在時刻データを受信すると、完了時刻データとして記憶部23に更新的に記憶する。
【0041】
このように、印刷処理の完了時刻をホストPC3aからインクジェットプリンタ2に供給することにより、ホストPCを構成するパーソナルコンピュータに一般的に備えられている時計によって印刷処理の完了時刻をインクジェットプリンタ2に設定することができ、インクジェットプリンタ2に新たに時計を備える必要がない。
【0042】
一方、算出した休止時間が不適性であるために警告処理を実行した場合には、制御部32は現在時刻データを送信することなく処理を終了する。これは、休止時間が不適性になる原因として、ホストPC3aの時計31が計時する現在時刻が正常でないことが考えられ、正常でない現在時刻をインクジェットプリンタ2に印刷処理の完了時刻として設定すると、他のホストPC3b,3cによる後の印刷処理時に休止時間を正確に算出することができなくなるためである。
【0043】
また、ホストPC3a〜3cにおける時計31か計時している現在時刻のばらつきにより、記憶部23に今回の完了時刻として記憶させる現在時刻が、既に記憶されている前回の終了時刻よりも以前の時刻となる場合がある。そこで、インクジェットプリンタ2の制御部24が、受信した現在時刻が記憶部23に記憶されている前回の終了時刻よりも以前の時刻である場合には、記憶手段23の記憶内容を受信した現在時刻で書き換えないようにする。
【0044】
例えば、ホストPC3aの時計31が計時している現在時刻が遅れている場合、その現在時刻を完了時刻として記憶部23に記憶させてしまうと、次に正確な時計31を持つ他のホストPCを使用する際に休止時間が長く判断されて不要な回復処理が行われてしまう。これに対して、上記のように、記憶部23の時刻を書き換えなければ、休止時間が長く判断されることがないので、不要な回復処理が実行されることはない。
【0045】
逆に、ホスト3PC3aの時計31が計時している現在時刻が進んでいる場合、上記のような構成では必要な回復処理が行われないというおそれがある。しかし、インクジェットプリンタ2が、複数のホストPC3a〜3cにより共用されていることを考慮すれば、長時間使用されないことは殆ど考えられない。よって、不要な回復処理を防ぐことができるという、十分な効果が得られるので、上記のような設定を行うことに意義がある。
【0046】
なお、時計31の現在時刻がインクジェットプリンタ2から送信された完了時刻より以前の時刻である場合には、ホストPC3aの制御部32が警告処理(106)において、又は、インクジェットプリンタ2の制御部24が印刷処理の終了後に他のホストPC3b,3cに対して通知するようにし、通知を受けたホストPC3b,3cにおいて、表示装置又はスピーカにより警告を発生するとともに、印刷処理時に休止時間として基準時間以上の所定値を設定するようにしてもよい。
【0047】
これによって、システム1に含まれるホストPC3a〜3cのいずれかのユーザが、ホストPC3a〜3cの時計の再調整が必要であることを認識できるとともに、実際の休止時間が基準時間以上である場合を考慮して回復処理が実行されることになって画質の劣化を未然に防止できる。
【0048】
次に、インクジェットプリンタ2の休止時間と回復処理動作におけるインク吐出回数との関係について、簡単に述べる。
【0049】
比較的短い時間の範囲内(例えば8時間以内)では、休止時間とインク吐出回数とはほぼ比例関係となる。したがって、休止時間が長い場合には、インク吐出回数を多く設定する必要がある。逆に、短い場合には、インク吐出回数を少なく設定することができる。このような比例関係は、インクヘッド21あるいは使用インクの物理的あるいは化学的特性、さらに温度と湿度等の環境条件により決定される。
【0050】
また、長い時間の範囲内(例えば8時間以上)では、回復処理に必要なインク吐出回数が、休止時間とは関係無くほぼ一定となる。この一定の吐出回数は、インクヘッド21内の流路に存在しているインクのほとんどを排出して、新しいインクと置換する際に要するインクの吐出回数である。
【0051】
さらに、休止時間が、例えば、1か月以上もの長期にわたる場合には、インクヘッド21内の流路においてインクの固化が進んでしまっているので、物理的な方法で回復させなければならない。
【0052】
したがって、インクジェットプリンタシステム1においては、以上のような関係を考慮して、休止時間を互いに異なる値の複数の基準時間と比較するようにし、休止時間に応じた回復処理(インク吐出回数など)を決定するようにしてもよい。この場合には、休止時間が適正でない場合に休止時間として複数の基準時間のうちの最長の値の基準時間を設定するとともに、ユーザの手動作業による物理的な回復処理が完了するまで印刷処理の実行を中断することにより、休止時間が不明な場合にも画像の劣化をより確実に防止することができる。
【0053】
以上のように、この実施形態に係るインクジェットプリンタシステム1は、インクジェットプリンタ2側に記憶部23が設けられ、印刷完了時に、ホストPC3a〜3cに内蔵されている時計31の現在時刻が、記憶部23に完了時刻として更新的に記憶される。さらに、印刷を行う際には、ホストPC3a〜3cが、記憶部23に記憶されている完了時刻を読み出して現在時刻と比較することにより休止時間を判断し、この休止時間に応じた回復処理がインクジェットプリンタ2に指示される。
【0054】
このような構成により、複数のホストPC3a〜3cによってインクジェットプリンタ2を共用する場合にも、常にインクジェットプリンタ2内部に前回の印刷処理の完了時刻が保持されているので、この完了時刻を基準として正確なインクジェットプリンタ2の休止時間を割り出すことができる。これにより、休止時間が短くて、不必要なヘッドクリーニング処理を省略あるいは軽減することができ、経済的である。
【0055】
さらに、このインクジェットプリンタシステム1では、正確な休止時間を算出できない場合には休止時間を基準時間以上の所定時間として、ユーザーに警告する構成となっている。このように、休止時間が不明の場合、最悪を想定した処理を行うことができるので、動作不良や印字品位の低下を確実に防ぐことができる。
【0056】
さらに、ホストPC3a〜3cが有する時計31に、計時している現在時刻が正常でないものある場合でも、上述したように、インクジェットプリンタ2の制御部24が記憶部23の完了時刻を書き換えないことにより、休止時間が短いにもかかわらず休止時間が長いと判断されて、無駄な回復処理が行われることを防ぐことができる。
【0057】
図4は、この発明の第2の実施形態に係るインクジェットプリンタシステムの構成を示す図である。この実施形態に係るインクジェットプリンタシステム10は、図1に示した構成に比較して、ネットワーク上に、時計サーバ5を追加したものである。この時計サーバ5は、ホストPC30a〜PC30cが備える時計31の校正に用いるための正確な現在時刻を計時している。
【0058】
図5は、上記第2の実施形態に係るインクジェットプリンタシステムに含まれるインクジェットプリンタ及びホストPCの構成を示すブロック図である。ホストPC30aは、図2に示したホストPC3aに比較して時計制御部35を追加したものである。なお、システム10に含まれる他のホストPC30b,30cもホストPC30aと同様に構成されている。
【0059】
この実施形態に係るインクジェットプリンタシステム10においては、ホストPC30a自身が、一定時間毎に、時計サーバ5から正確な現在時刻を信号として受信し、時計制御部35が時計31が計時する現在時刻を時計サーバ5が計時している現在時刻に一致するように校正させるようになっている。例えば、1時間毎に時計サーバ5からホストPC30aの時計制御部35に正確な時間が供給され、この時計制御部35により時計31の時刻が書き換えられる。
【0060】
この処理によって、システム10内の全てのホストPC30a〜30cの時計31を、時計サーバ5を用いて正確な時刻に合わせることにより、ホストPC30a〜30cの時計31の現在時刻にばらつきがなくなる。したがって、印刷完了時に、正確な完了時刻を記憶部23に記憶させることができる。これにより、次の印刷処理を開始する際、ホストPC30a〜30cの制御部32内の休止時間算出部32aは、正確な完了時刻と正確な現在時刻とから正確な休止時間を算出することができる。
【0061】
また、休止時間を算出する際に、記憶部23にこれから記憶させる現在時刻が、既に記憶されている前回の印刷完了時刻よりも以前の時刻であるという問題も生じない。これにより、休止時間算出部32aは、正しい休止時間を算出することができるので、必要な回復処理のみを実行するようにインクジェットプリンタ2に指示することができる。
【0062】
なお、この実施形態においては印刷完了時にホストPC30a〜30cの時計31が計時している現在時刻を完了時刻としてインクジェットプリンタ2の記憶部23に記憶させていたが、印刷完了時における時計サーバ5が計時している現在時刻をインクジェットプリンタ2に送信するようにしてもよい。
【0063】
この場合、印刷完了時に時計サーバ5が計時している現在時刻が完了時刻として記憶部23に記憶されるので、インクジェットプリンタ2には正確な完了時刻が保持されることになる。したがって、次の印刷を開始する際に、休止時間算出部32aにより、正確な休止時間が算出される。これに応じて、回復処理制御部32bにより回復処理が正確に判断され、制御部24が回復処理部22を介して回復処理を実行させる。
【0064】
また、ホストPC30a〜30cは、印刷データをインクジェットプリンタ2に送信した後、印刷完了時刻をインクジェットプリンタ2に書き込む必要がないので、印刷の完了を監視しておく必要がなくなる。したがって、ホストPC30a〜30cにおいて印刷データの送信後にインクジェットプリンタ2における印刷処理が完了するまでの間において印刷処理プログラムを継続して実行する必要がなく、ホストPC30a〜30cにおける他の処理プログラムを早期に開始することができ、ホストPC30a〜30cの稼働効率が向上する。
【0065】
【発明の効果】
この発明によれば、以下のような効果を奏することができる。
【0066】
(1) 印刷処理の完了時刻をインクジェットプリンタの記憶手段に更新的に記憶し、印刷処理が開始される際に記憶手段に記憶されている印刷処理の完了時刻と現在時刻との比較結果に基づいてインクジェットプリンタに回復処理の実行命令を送信することにより、インクジェットプリンタが複数のホスト装置に共用される環境下であっても、インクジェットプリンタにおける前回の印刷処理の完了時刻を各ホスト装置において正確に認識することができ、この完了時刻と現在時刻との比較によって算出される印刷処理の正確な休止時間に基づいてインクジェットプリンタにおける回復処理を実行するか否かを的確に判断することができる。このため、印刷処理の休止時間が短く、回復処理が不必要な状況で回復処理が行われることがなく、回復処理時間やインク消費の無駄を回避できる。
また、印刷処理の完了時にホスト装置からインクジェットプリンタに対して印刷処理の完了時刻を送信することにより、インクジェットプリンタにおいて印刷処理の完了時刻を記憶しておくために、インクジェットプリンタに現在時刻を計時する手段を備える必要がなく、コストの上昇を防止することができる。
さらに、印刷処理の完了時にインクジェットプリンタから読み取った完了時刻が現在時刻より先の時刻である場合に、記憶手段の完了時刻を更新しないことにより、その後の印刷処理で休止時間が実際より長く判断されることを防止し、不必要な回復処理を実行しないようにすることができる。
【0070】
(2) 複数のホスト装置の各時計の現在時刻にばらつきがあって、印刷完了時に記憶手段に記憶させるべき時刻が、記憶手段が記憶している印刷処理の完了時刻よりも前の時刻である場合に、全てのホスト装置にその旨を通知する一方、ユーザにホスト装置の確認を促す警告を発生することにより、正確な現在時刻に基づく回復処理の要否の判断ができないことが各ホスト装置において確実に認識することができ、ユーザに現在時刻の調整等の的確な処理を行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係るインクジェットプリンタシステムの構成図である。
【図2】同インクジェットプリンタシステムに含まれるインクジェットプリンタ及びホストPCの構成を示すブロック図である。
【図3】同ホストPCの印刷処理時における処理手順を示すフローチャートである。
【図4】この発明の第2の実施形態に係るインクジェットプリンタシステムの構成図である。
【図5】同インクジェットプリンタシステムに含まれるインクジェットプリンタ及びホストPCの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,10−インクジェットプリンタシステム
2−インクジェットプリンタ
3a,3b,3c−ホスト装置
5−時計サーバ
23−記憶部
24−制御部
31−時計
32−印刷制御部
32a−休止時間算出部
32b−回復処理制御部
35−時計制御部
Claims (1)
- インクジェット方式の印刷処理を実行するインクヘッドと、前記インクヘッドのヘッドクリーニングを行なう回復処理部と、前回の印刷処理の完了時刻を記憶する記憶部と、前記インクヘッド、前記回復処理部、および前記記憶部を制御する制御部と、を有するインクジェットプリンタと、
現在時刻を計時する時計手段と、前記インクジェットプリンタの印刷処理の完了時に前記時計手段が計時している現在時刻を印刷処理の完了時刻として前記インクジェットプリンタに送信する印刷制御手段と、をそれぞれ有し、かつ、前記インクジェットプリンタとネットワークを介して接続される複数のホスト装置と、
を備えており、
前記ホスト装置の前記印刷制御手段は、印刷処理の開始時に、前回の印刷処理の完了時刻を前記記憶部から取得するとともに、前回の印刷処理の完了時刻から所定長さの基準時間が経過している場合に、前記インクジェットプリンタにヘッドクリーニング命令を送信する処理と、
前記記憶部から取得した前記前回の印刷処理の完了時刻が、前記時計手段が計時している現在時刻よりも後の時刻である場合には、前記インクジェットプリンタに対する印刷処理完了時刻の送信を取り止める処理と、を実行し、
前記インクジェットプリンタの前記制御部は、前記ホスト装置より受信した印刷処理の完了時刻が、前記記憶部に記憶されている前回の印刷処理の完了時刻以前の時刻である場合には、前記記憶部の記憶内容の書き換えを取り止める処理を実行し、さらに、
前記印刷制御手段は、印刷処理の完了時刻が、前記記憶部から取得した前記前回の印刷処理の完了時刻以前の時刻である場合には、前記ネットワークに接続される他のホスト装置にその旨を通知するとともに、通知を受けた他のホスト装置は、その旨の警告を行うことを特徴とするインクジェットプリンタシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001120939A JP4130310B2 (ja) | 2000-05-22 | 2001-04-19 | インクジェットプリンタシステム |
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