JP4130074B2 - 反応性染料組成物及びセルロース又はセルロース含有繊維の染色法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、反応性染料を用いてセルロース又はセルロース含有繊維を染色するための反応性染料組成物及び染色法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から種々の反応性染料が知られており、セルロース系繊維の染色分野に広く使用されている。例えば、モノクロロトリアジニル、モノフロロトリアジニル、フロロクロロピリミジニル、ジクロロキノキザニル、ビニルスルホニル、スルファトエチルスルホニル等の反応基を有する染料であり、これ等は多量の酸結合剤、例えば、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム等を用いて染浴のpHを10以上とし、100℃以下の温度にて染色されている。
【0003】
これに対し、特開昭58−186682では、本発明と同種の染料であるカルボキシピリジニオトリアジニル基を反応基とした反応性染料が提案されている。この反応性染料は、多量の酸結合剤を用いずに、染浴のpHを4〜10に保持するためのpH調整剤の存在下、100〜150℃の染色温度にてセルロース、或いはセルロース含有繊維を染色する反応性染料であり、この特性により種々の染色法が試みられてきた。例えば、無機塩の存在下、染浴pH中性付近にてセルロース繊維を染色する方法や、分散染料や酸性染料を併用して、ポリエステル/セルロース混合繊維、ポリアミド/セルロース混合繊維を一浴染色する方法等である。
この染色を行う際、黄色系反応性染料と赤色系反応性染料及び/又は青色系反応性染料を併用する配合染色において、次のようなカルボキシピリジニオトリアジニル基を反応基とする反応性染料が用いられてきた。例えば、C.I. Reactive Yellow 162、163、178、C.I. Reactive Red 221、C.I. Reactive Blue 216、217等である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の反応性染料を用いた配合染色においては、併用する染料の染着性の不一致に起因する染色再現性不良や均一染色性不良、或いは非固着染料の洗浄性不良による乾燥時の色移りトラブル発生等、問題が多く、これ等の問題は特に100℃付近での染色加工において顕著であった。
【0005】
黄色系反応性染料と赤色系反応性染料及び/又は青色系反応性染料を併用する配合染色において、90〜140℃の広い温度範囲で、無機塩濃度、染色浴比、染浴pH、染色温度、染色時間等の染色条件変動時の色相変化が小さく、染色再現性が優れ、また、非固着染料の洗浄性が優れ、染色物乾燥工程での非固着染料の色移りの問題もなく、更には各染料の染着性の一致による優れた配合相容性、を有し、加えて、耐光、汗耐光、耐塩素性等の優れた堅牢性を備え、熱変色性、フォトトロピー性等にも問題のない反応性染料組成物の開発およびセルロース又はセルロース含有繊維の染色法の開発が強く望まれている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述の従来技術の問題点、課題を解決するために本発明者等は鋭意研究の結果、特定の黄色系反応性染料と特定の赤色系反応性染料及び/又は特定の青色系反応性染料を含有する反応性染料組成物により、構成する各染料の染着性が一致し、セルロース又はセルロース含有繊維を再現性良く、且つ、非固着染料の洗浄性不良に起因するトラブルもなく、合理的に染色加工できる技術を見いだし、本発明を完成するに至った。即ち、本発明は、
【0007】
(1)下記(A)黄色系反応性染料と下記(B)赤色系反応性染料及び/又は下記(C)青色系反応性染料を含有する反応性染料組成物、
(A)黄色系反応性染料:遊離酸の形で一般式(1)で示される化合物の群から選ばれる少なくとも1種以上の化合物。
【0008】
【化30】
【0009】
(式(1)中、R1は水素原子またはメトキシ基を表し、R2は水素原子、メチル基、メトキシ基、アセチルアミノ基又はウレイド基を表し、R3は水素原子又はメトキシ基を表し、R4は水素原子、メチル基、アセチルアミノ基又はウレイド基を表し、mは2又は3を表す。)で表されるジスアゾ化合物。
(B)赤色系反応性染料:遊離酸の形で一般式(2)、一般式(3)で示される化合物の群から選ばれる少なくとも1種以上の化合物。
【0010】
【化31】
【0011】
(式(2)中、R5はCH3又はC2H5を、R6、R7は各々独立してH、Cl又はCH3を、Xは、
【0012】
【化32】
【0013】
又は、
【0014】
【化33】
【0015】
をそれぞれ表す。)で表されるアゾ化合物。
【0016】
【化34】
【0017】
〔式(3)中、Aは1〜2個のスルホン酸基又はカルボキシル基を有し、更にメチル基、メトキシ基又は塩素原子を有してもよいベンゼン核;1〜3個のスルホン酸基を有するナフタリン核を、R8,R9,R10は各々独立に水素原子又はメチル基を、nは1または2を、Yは、
【0018】
【化35】
【0019】
又は塩素原子を表し、Bは−(CH2)p−(pは2又は3を表す)、−C2H4OC2H4−、−CH2CH(OH)CH2−、
【0020】
【化36】
【0021】
(R11、R12、R13はそれぞれ独立に水素原子、メチル基、スルホン酸基又はカルボキシル基を表す。但し、
【0022】
【化37】
【0023】
の場合を除く)、
【0024】
【化38】
【0025】
(QはO、SO2、NHCO又はNHを表す)、
【0026】
【化39】
【0027】
又は、
【0028】
【化40】
【0029】
を表す。〕
で表されるアゾ化合物。
(C)青色系反応性染料:遊離酸の形で一般式(4)、一般式(6)で示される化合物の群から選ばれる少なくとも1種以上の化合物。
【0030】
【化41】
【0031】
〔式(4)中、Dは下記式(5)
【0032】
【化42】
【0033】
(式(5)中、ベンゼン核cはスルホン酸基又は塩素原子を持つことができる)で表されるホルマザン化合物の基を、tは0又は1を表す。そしてtが0のときR16は水素原子を、Eは前記のD又はメチル基、メトキシ基、スルホン酸基、又は塩素原子で置換されたフェニル基を表す。また、tが1のときR14、R15は水素原子又はメチル基を、Gは−C2H4−;−C2H4OC2H4−;メチル基、スルホン酸基、カルボキシル基又は塩素原子で置換されていてもよいフェニレン基;
【0034】
【化43】
【0035】
(JはO、SO2、NH又はNHCOを表す)、
【0036】
【化44】
【0037】
;
【0038】
【化45】
【0039】
;
【0040】
【化46】
【0041】
又は
【0042】
【化47】
【0043】
を、Zは、
【0044】
【化48】
【0045】
(カルボキシル基は3又は4位に結合している)又は塩素原子を、EはD;C1〜C2のアルキル基;メトキシ基、スルホン酸基又はカルボキシル基で置換されてもよいフェニル基を、R16は水素原子又はR16とEが一緒になって、
【0046】
【化49】
【0047】
基を表す。(但し、EがDであるときはR16は水素原子である。また、Gが
【0048】
【化50】
【0049】
であるときはEはDでない)〕
で表されるホルマザン化合物。
【0050】
【化51】
【0051】
〔式(6)中、Mはスルホン酸基、カルボキシル基、メチル基、メトキシ基、又は塩素原子で置換されてもよいフェニル基;1〜3個のスルホン酸基で置換されたナフチル基;カルボキシル基又はスルホン酸基で置換されてもよいC1〜C3のアルキル基又は水素原子を、R17は水素原子又はメチル基を表し、W1、W2はそれぞれ、
【0052】
【化52】
【0053】
(カルボキシル基は3又は4位に結合している)又は塩素原子を表す。但し、W1、W2の少なくとも一方は、
【0054】
【化53】
【0055】
(カルボキシル基は3又は4位に結合している)である。〕
で表されるジスアゾ化合物。
(2)(B)赤色系反応性染料が式(7)及び/又は式(8)で示される化合物を含有し、
【0056】
【化54】
【0057】
【化55】
【0058】
(C)青色系反応性染料が式(9)及び式(10)で示される化合物の混合物を含有する前項(1)に記載の反応性染料組成物、
【0059】
【化56】
【0060】
【化57】
【0061】
(3)(A)黄色系反応性染料が式(11)で示される化合物を含有し、
【0062】
【化58】
【0063】
(C)青色系反応性染料の前項(2)記載の式(9)と式(10)で示される化合物の混合比が50〜70:50〜30の混合物を含有する前項(2)に記載の反応性染料組成物、
(4)前項(1)、(2)又は(3)に記載の反応性染料組成物を用いることを特徴とするセルロース又はセルロース含有繊維の染色法、
(5)前項(1)、(2)又は(3)に記載の(A)黄色系反応性染料と(B)赤色系反応性染料及び/又は(C)青色系反応性染料を用いることを特徴とするセルロース又はセルロース含有繊維の染色法、
(6)前項(4)又は(5)に記載の染色法において、染色浴pHが5〜9、染色温度が90〜140℃であることを特徴とするセルロース又はセルロース含有繊維の染色法、
(7)染色温度が95〜110℃である前項(6)に記載のセルロース又はセルロース含有繊維の染色法、
に関する。
【0064】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を詳細に説明する。
まず、本発明の反応性染料組成物に関して以下に記述する。
本願発明の反応性染料組成物は、(A)黄色系反応性染料と(B)赤色系反応性染料及び/又は(C)青色系反応性染料を配合することによって得られる。
本発明の反応性染料組成物は、黄色系反応性染料として前記一般式(1)で示される化合物の群から選ばれる少なくとも1種以上の化合物を含有し、その化合物は、例えば次のような方法で合成される。
遊離酸の形で一般式(12)
【0065】
【化59】
【0066】
(mは前記と同じ意味を表す。)で表される化合物をジアゾ化し、一般式(13)
【0067】
【化60】
【0068】
(式中、R1、R2は前記と同じ意味を表す。)で表される化合物とカップリング反応し、遊離酸の形で一般式(14)
【0069】
【化61】
【0070】
(式中、R1、R2、mは前記と同じ意味を表す。)で表される化合物を得る。
この反応は、ジアゾ化は塩酸と亜硝酸ナトリウムによる常法で、温度0〜20℃にて、カップリング反応は温度0〜30℃、pH3〜8にて行われる。
反応後、通常は、塩化ナトリウム等により塩析し、濾過、単離される。
一方、遊離酸の形で一般式(15)
【0071】
【化62】
【0072】
で表される化合物をジアゾ化し、一般式(16)
【0073】
【化63】
【0074】
(式中、R3、R4は前記と同じ意味を表す。)で表される化合物とカップリング反応し、遊離酸の形で一般式(17)
【0075】
【化64】
【0076】
(式中、R3、R4は前記と同じ意味を表す。)で表される化合物を得る。
この反応は、ジアゾ化は塩酸と亜硝酸ナトリウムによる常法で、温度0〜20℃にて、カップリング反応は温度0〜30℃、pH3〜8にて行われる。
次いで、塩化シアヌルと前記一般式(14)又は前記一般式(17)の化合物を任意の順序で縮合反応し、遊離酸の形で一般式(18)
【0077】
【化65】
【0078】
(式中、R1、R2、R3、R4、mは前記と同じ意味を表す。)で表される化合物を得る。
この反応は、第一の縮合は水中、通常、温度0〜30℃、pH2〜8にて、第二の縮合は温度30〜70℃、pH3〜8にて行われる。
次いで、前記一般式(18)の化合物とニコチン酸を反応させ、前記一般式(1)で表されるジスアゾ化合物を得る。
この反応は、水中にて、通常、温度80〜100℃、pH4〜7にて行われる。
前記一般式(1)で示される化合物の具体例を下表に示す。
【0079】
【0080】
本発明の反応性染料組成物に含有させるにあたり、一般式(1)で示される化合物の群の中でも、好ましくは式(11)で示される化合物である。
黄色系反応性染料として前記式(1)で示される化合物以外に、同種の反応基を有する他の黄色系反応性染料を併用することもできる。例えば、C.I. Reactive Yellow 162、163、178等である。
前記式(1)のジスアゾ化合物は、遊離酸の形、その塩の形及びそれ等の混合物の形であってもよい。好ましくは、アルカリ金属塩及びアルカリ土類金属塩であり、特に、Na塩、K塩およびLi塩等である。
通常は、必要に応じ、塩析等によりこれ等の塩の形で単離される。
【0081】
本発明の反応性染料組成物が含有しうる赤色系反応性染料としては、一般式(2)、一般式(3)で示される化合物の群から選ばれる少なくとも1種以上の化合物であり、好ましくは、式(7)及び/又は式(8)で示される化合物である。
更に、赤色系反応性染料としては、一般式(2)で示される化合物と一般式(3)で示される化合物の混合物でも良く、その際、一般式(2)で示される化合物の群の中でも好ましくは下記式(19)に示す化合物である。
遊離酸の形で、
【0082】
【化66】
【0083】
一般式(3)で示される化合物と式(19)で示される化合物の混合比は、通常は50以上:49以下、好ましくは70以上:29以下である。
また、黄色系反応性染料同様、赤色系反応性染料として一般式(2)、一般式(3)で示される化合物以外に、同種の反応基を有する他の赤色系反応性染料を併用することもできる。
【0084】
本発明の反応性染料組成物が含有しうる青色系反応性染料としては、一般式(4)、一般式(6)で示される化合物の群から選ばれる少なくとも1種以上の化合物であり、好ましくは、式(9)で示される化合物と、前記式(10)で示される化合物の混合物である。更に好ましくは、前記式(9)の化合物と前記式(10)の化合物の混合比が50〜70:50〜30の混合物である。
また、黄色系、赤色系反応性染料同様、青色系反応性染料として一般式(4)、一般式(6)で示される化合物以外に、同種の反応基を有する他の青色系反応性染料を併用することもできる。
【0085】
前述した一般式(2)、(3)、(4)、(6)の化合物の合成は公知の方法、例えば、特開昭60−86169、特開昭60−90264、特開昭60−90265等に記載された方法により合成することができる。
それ等の化合物は、遊離酸の形、その塩の形およびそれ等の混合物の形であってもよい。好ましくは、アルカリ金属塩及びアルカリ土類金属塩であり、特に、Na塩、K塩およびLi塩等である。通常は、必要に応じ、塩析等によりこれ等の塩の形で単離される。
【0086】
本発明の反応性染料組成物において、染料の配合方法は特に制限されない。例えば、それぞれの染料を独立に製造し、その後配合する方法、製造時反応液で配合し、その後乾燥し、組成物とする方法、或いは染色時それぞれの染料を溶解し、溶液状態で組成物とする方法、更には染色浴にそれぞれの染料を溶解し、染色浴中で組成物とする方法等を採ることができる。その際の(A)黄色系反応性染料と(B)赤色系反応性染料及び/又は(C)青色系反応性染料の混合割合は、所望の色調に応じて適用され、特に制限はないが、染色再現性等の面で問題の発生し易い、例えば、茶色系色調の場合には、黄色系反応性染料:赤色系反応性染料:青色系反応性染料=40〜80:10〜40:5〜40、灰色系色調の場合には、同=10〜40:10〜20:50〜80、又、暗んだ緑色系色調の場合には、同=30〜60:0〜10:40〜70の混合割合で用いられるのが好ましい。
また、必要に応じ、本発明の反応性染料組成物中に公知の添加剤、例えば、濃度調整剤(無水硫酸ナトリウム等)、分散剤(デモール N:商品名、花王(株)製、タモール系分散剤、バニレックス RN:商品名、花王(株)製、リグニン系分散剤等)、還元防止剤(ポリミン L ニュー:商品名、日本化薬(株)製、還元防止剤、MSパウダー:商品名、明成化学(株)製、還元防止剤等)等を含有しても良い。
【0087】
次に、本発明の染色法に関して以下に示す。
本発明の染色法の対象となる繊維としては、木綿、麻、レーヨン、ポリノジック、キュプラ、リヨセル等のセルロース系繊維の単独または、これ等の混合繊維。更には、これ等と他繊維、例えば、ポリエステル繊維、アセテート繊維、ポリアクリロニトリル繊維、羊毛、絹、ナイロン等のポリアミド繊維等との混紡、または交織品を挙げることができる。
本発明の反応染料組成物を用いた染色法において、染色方法のそれ自体は公知の方法に従って行うことができる。
例えば、木綿等のセルロース繊維の染色においては、所望の色相および濃度に応じた本発明の反応性染料組成物、染色浴のpHを5〜9、好ましくは6〜8に保つためのpH調整剤、例えば、Kayaku Buffer P−7(商品名:日本化薬(株)製、pH調整剤) 0.1〜5g/l、無機塩として、例えば、無水硫酸ナトリウム 5〜100g/l、浴比1:5〜1:50にて染色浴を調製し、被染物を投入後、例えば20〜40分間にて通常95〜120℃まで昇温し、同温度で20〜60分間染色を行う。
このセルロース繊維の染色の際に用いられるpH調整剤として、染色中、温度変化等により経時的にpHが変化するpHスライド剤、例えば、Kayaslide PH−509又はKayaslide PH−608(何れも商品名:日本化薬(株)製、pH調整、pHスライド剤) 0.1〜5g/lを使用することもできる。
染色工程終了後、水洗、湯洗の後、市販のソーピング剤 0.1〜5g/lを含むソーピング浴にて洗浄を行い、染色を終了する。
本発明の反応性染料組成物は、100℃近傍の低温領域においても高い染着性を示し、各種の染色条件が変動した場合においても色相変化が小さく染色再現性が優れ、且つ、非固着染料の洗浄性が優れることにより、乾燥工程での非固着染料の色移りの問題もなく染色できる。
加えて、本発明の反応性染料組成物は、セルロース系繊維同士の混合繊維、例えば、木綿/レーヨン混合繊維の同色加工において、両繊維の同色性が極めて優れている。
【0088】
本発明の反応性染料組成物は、染色浴pH5〜9、90〜140℃、好ましくは95〜110℃の温度領域にて安定的に高い染着性を有していることから、セルロース系繊維を含有する混合繊維、特にポリエステル繊維と木綿の混合繊維を分散染料の併用下、合理的に高温一浴染色する方法において有効である。
ポリエステル/木綿混合繊維の一浴染色は、例えば次の様に行われる。
所望の色相および濃度に応じた本発明の反応性染料組成物、及び分散染料併用下、染色浴のpHを5〜9、好ましくは、6〜8に保つためのpH調整剤、例えば、Kayaku Buffer P−7 0.1〜5g/l、無機塩として、例えば、無水硫酸ナトリウム 5〜80g/l、必要により、分散・均染剤、例えば、KP Leveller RP(商品名:日本化薬(株)製、分散・均染剤)0.1〜5g/l、浴比1:5〜1:50にて染色浴を調製し、被染物を投入後、例えば20〜40分間にて120〜140℃、まで昇温し、同温度で20〜60分間染色を行う。
染色工程終了後、水洗、湯洗の後、市販のソーピング剤 0.1〜5g/lを含むソーピング浴にて洗浄を行い、染色を終了する。
【0089】
また、羊毛、ナイロン、絹等のポリアミド繊維とセルロース系繊維を含有する混合繊維を、酸性染料との併用下、合理的に一浴染色する場合においても有効である。
ナイロン/木綿混合繊維の一浴染色は、例えば次の様に行われる。
所望の色相および濃度に応じた本発明の反応性染料組成物、及び酸性染料併用下、染色浴のpHを5〜9、好ましくは、6〜8に保つためのpH調整剤、例えば、Kayaku Buffer P−7 0.1〜5g/l、無機塩として、例えば、無水硫酸ナトリウム 5〜40g/l、必要により、ナイロン汚染防止剤、例えば、サンレジスト NR−100L(商品名:日華化学(株)製、ナイロン汚染防止剤)0.1〜5g/l、浴比1:5〜1:50にて染色浴を調製し、被染物を投入後、例えば20〜60分間にて95〜110℃まで昇温し、同温度で20〜60分間染色を行う。その間、必要により、無水硫酸ナトリウム 0〜40g/lを追加添加することもできる。
染色工程終了後、水洗、湯洗の後、市販のソーピング剤 0.1〜5g/lを含むソーピング浴にて洗浄を行い、染色を終了する。
この他、通常、染色浴pH酸性〜中性、概ね100℃の温度で染色される塩基性染料によるポリアクリロニトリル繊維とセルロース系繊維の混合繊維の一浴染色にも同様に有効である。
【0090】
本発明による染色を行う場合、pH調整剤、無機塩等は特に限定されず、例えば、pH調整剤としては、市販のpH調整剤の他、酢酸+酢酸ナトリウム、燐酸一ナトリウム+燐酸二ナトリウム、燐酸一カリウム+燐酸二ナトリウム、マレイン酸+ホウ砂、ホウ酸+ホウ砂系等であり、必要に応じ、これ等の単独、又は適宜組み合わせて用いることができる。無機塩としては、無水硫酸ナトリウムの他、塩化ナトリウム等の使用も可能である。
加えて、染色を行う際、必要に応じ、公知の染色助剤、例えば、分散剤(デモール N、バニレックス RN、KP Leveller RP:商品名、日本化薬(株)製、分散染料用分散・均染剤等)、均染剤(ニューボン TS:商品名、日華化学(株)製、特殊アニオン系ナイロン用均染剤、ミグレガール AM:商品名、センカ(株)製、分散染料用均染剤等)、キャリヤー剤(キャリヤー 430:商品名、日華化学(株)製、キャリヤー剤等)、金属イオン封鎖剤(カヤキレーター N−1:商品名、日本化薬(株)製、中性金属イオン封鎖剤等)、還元防止剤(ポリミン L ニュー、MSパウダー等)等を用いることができる。
【0091】
【実施例】
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明する。尚、実施例中、「部」、「%」は、特別の記載がない限り重量基準である。
【0092】
実施例1
表−1に示す化合物の組み合わせ及び使用量(部)、無水硫酸ナトリウム50部、pH調整剤Kayaku Buffer P−7 1部に水を加えて全容1000部の染浴を調製した。この時の染浴のpH値は7.2であった。この染浴に木綿メリヤス50部を投入し、40分間にて100℃まで昇温し、同温度で30分間染色した。染色後の残浴のpH値は7.0であった。
次いで、水洗、湯洗の後、市販のソーピング剤1部を含む水溶液1000部中で100℃にて10分間ソーピングの後、水洗、乾燥し、茶色の染色物を得た。
また、比較例1〜3として、表−1に示す化合物の組み合わせ及び使用量(部)を用いて、実施例1と同様の方法で染色を行い、茶色の染色物を得た。
【0093】
【0094】
比較例1〜3で用いた遊離酸の形で式(20)、式(21)、式(22)で表される化合物を次に示す。
【0095】
【化67】
【0096】
【化68】
【0097】
【化69】
【0098】
次に、染色条件依存性、固着効率、及び洗浄性の染色試験方法、判定方法につき記述する。
【0099】
染色条件依存性:
〔塩濃度依存〕
実施例1中の無水硫酸ナトリウム50部を25部に変更した以外は実施例1と同様の方法にて染色を行った。
判定法:無水硫酸ナトリウム50部使用時の染色物を基準に、無水硫酸ナトリウム25部使用時の染色物の色相差を目視判定した。
○:色相差小 △:色相差中 ×:色相差大
〔pH依存〕
実施例1中のpH調整剤Kayaku Buffer P−7 1部をホウ酸:ホウ砂(混合比7:3)1部に変更した以外は実施例1と同様の方法にて染色を行った。この時の染浴のpH値は8.3であった。また、染色後の残浴のpH値は8.0であった。
判定法:染浴pH7で得られた染色物を基準に、pH8で得られた染色物の色相差を目視判定した。
○:色相差小 △:色相差中 ×:色相差大
〔温度依存〕
実施例1中の染色温度100℃を95℃に変更した以外は実施例1と同様の方法にて染色を行った。
判定法:染色温度100℃で得られた染色物を基準に、95℃で得られた染色物の色相差を目視判定した。
○:色相差小 △:色相差中 ×:色相差大
【0100】
固着効率:
実施例1の方法に準じて染色を開始し、温度100℃にて30分間染色後に染色物を取り出し、直ちに脱水、乾燥し、未洗浄物を得た。
判定法:未洗浄物を基準に、実施例1で得られた洗浄後の染色物の色相差を目視判定した。
即ち、固着効率とは、染色布の固着染料/固着染料+非固着染料の割合を意味する。
○:色相差小、且つ濃度低下小
黄色系、赤色系、および青色系反応性染料の固着効率が何れも高いことを示している。
×:相当色相が青味、且つ濃度低下大
黄色系反応性染料の固着効率が低いことを示している。
配合染色において、或る色相成分の固着効率が低い場合、染色再現性不良となる。
【0101】
洗浄性:
実施例1の方法に準じて染色を開始し、温度100℃にて30分間染色後に染色物を取り出し、水洗の後、市販のソーピング剤1部を含む水溶液1000部中で95℃にて10分間ソーピングし、次に水洗して染色布を得た。直ちに湿潤状態のまま染色布を四つ折りにし、最上部に木綿ブロード(白布)を置き、上から130℃のアイロンにて3分間圧着熱処理した。
判定法:この熱処理による木綿ブロード(白布)への非固着染料の色移りの程度を目視判定した。
○:白布への非固着染料の色移り小、且つ、染色布と同系色の色移り。
×:特に黄色系非固着染料の色移り大。
洗浄性が不良であり、染色物乾燥工程での非固着染料の色移りが著しい場合、不均一染色、或いは堅牢度不良となる。
【0102】
実施例1および比較例1〜3についての染色条件依存性、固着効率、および洗浄性の比較結果を表−2に示す。
【0103】
【0104】
実施例1に示す化合物の組み合わせで染色を行った場合のみ、黄色系反応性染料、赤色系反応性染料及び青色系反応性染料の各成分の染着性が一致しており、塩濃度、染浴pH、染色温度等の染色条件が変動した場合においても色相変化が小さく、且つ固着効率も高く、染色再現性が優れていた。更に、非固着染料の色移りがなく、洗浄性も優れていた。加えて、染色途次での各成分の染着速度が一致しており、均一染色性も優れていた。
【0105】
実施例2〜11
実施例1の化合物の組み合わせ及び使用量(部)に替えて、表−3に示す化合物の組み合わせ及び使用量(部)を用いて、実施例1と同様の方法で染色を行った。
【0106】
【0107】
実施例2で用いた遊離酸の形で式(23)で表される化合物を次に示す。
【0108】
【化70】
【0109】
得られた染色物の色相は、実施例8が暗んだ桃色、実施例9が紺色、実施例10が緋赤色、実施例11が緑色、他の実施例は茶色であった。
実施例2〜11の何れの組み合わせについても、染色途次での各色相成分の染着速度が一致しており、固着効率も高く、更に洗浄性も優れていた。
得られた染色物は、均一染色性が優れ、また耐光、汗耐光、塩素水等の諸堅牢度も優れていた。
【0110】
実施例12〜15
表−4に示す、化合物の組み合わせ及び使用量(部)、無水硫酸ナトリウム50部、pHスライド剤Kayaslide PH−509(商品名:日本化薬(株)製)1部に水を加えて全容1000部の染浴を調製した。この時の染浴のpH値は5.2であった。この染浴に木綿メリヤス50部を投入し、40分間にて95℃まで昇温し、同温度で30分間染色した。染色後の残浴のpH値は8.7であった。
次いで、水洗、湯洗の後、市販のソーピング剤1部を含む水溶液1000部中で100℃にて10分間ソーピングの後、水洗、乾燥し、染色物を得た。
【0111】
【0112】
得られた染色物の色相は、実施例12、13、が茶色、実施例14が緋赤色、実施例15が緑色であった。
実施例12〜15の何れの組み合わせについても、染色途次での各色相成分の染着速度一致しており、固着効率も高く、更に洗浄性も優れていた。
得られた染色物は、均一染色性が優れ、また耐光、汗耐光、塩素水等の諸堅牢度も優れていた。
【0113】
実施例16〜19
前記、表−4に示す、化合物の組み合わせ及び使用量(部)、無水硫酸ナトリウム50部、pH調整剤Kayaku Buffer P−7 1部に水を加えて全容1000部の染浴を調製した。この時の染浴のpH値は7.2であった。この染浴に木綿メリヤス50部を投入し、40分間にて120℃まで昇温し、同温度で30分間染色を行った。染色後の残浴のpH値は6.9であった。
次いで、水洗、湯洗の後、市販のソーピング剤1部を含む水溶液1000部中で100℃にて10分間ソーピングの後、水洗、乾燥し、染色物を得た。
得られた染色物の色相は、実施例16、17、が茶色、実施例18が緋赤色、実施例19が緑色であった。
実施例16〜19の何れの組み合わせについても、染色途次での各色相成分の染着速度一致しており、固着効率も高く、更に洗浄性も優れていた。
得られた染色物は、均一染色性が優れ、また耐光、汗耐光、塩素水等の諸堅牢度も優れていた。
【0114】
実施例20
表−5に示す、化合物の組み合わせ及び使用量(部)、無水硫酸ナトリウム50部、pH調整剤Kayaku Buffer P−7 1部に水を加えて全容1000部の染浴を調製した。この時の染浴のpH値は7.2であった。この染浴に木綿とレーヨン(50%/50%)の交編品50部を投入し、40分間にて100℃まで昇温し、同温度で30分間染色した。染色後の残浴のpH値は7.0であった。
次いで、水洗、湯洗の後、市販のソーピング剤1部を含む水溶液1000部中で100℃にて10分間ソーピングの後、水洗、乾燥し、染色物を得た。
また、比較例4、5として、表−5に示す化合物の組み合わせ及び使用量(部)を用いて、実施例20と同様の方法で染色を行い、染色物を得た。
【0115】
【0116】
木綿/レーヨンの同色性:
判定法:木綿部とレーヨン部の一浴染色における両繊維の同色性を目視判定した。
○:同色性優れる ×:同色性不良
【0117】
実施例20および比較例4,5についての両繊維の染色物の色相及び同色性を表−6に示す。
【0118】
【0119】
実施例20に示す化合物の組み合わせで染色を行った場合のみ、黄色系反応性染料、赤色系反応性染料及び青色系反応性染料の各成分のレーヨン繊維への染着性が一致しており、木綿とレーヨンの一浴染色における両繊維の同色性が極めて優れていた。本発明の反応性染料組成物は 木綿/レーヨンの混紡、交織品の同色染色加工に極めて有効である。
【0120】
実施例21
式(11)の化合物0.4部、式(7)の化合物0.1部、式(9)の化合物0.07、式(10)の化合物0.05部、及びポリエステル側用分散染料として、Kayalon Microester Yellow AQ−LE(商品名:日本化薬(株)製、分散染料) 0.22部、Kayalon Microester Red AQ−LE(商品名:日本化薬(株)製、分散染料) 0.15部、Kayalon Microester Blue AQ−LE(商品名:日本化薬(株)製、分散染料) 0.05部、無水硫酸ナトリウム60部、pH調整剤Kayaku Buffer P−7 1部、に水を加えて全容1000部の染浴を調製した。この時の染浴のpH値は7.2であった。この染浴に木綿/ポリエステル混紡品50部を投入し、40分間にて130℃まで昇温し、同温度で40分間染色した。染色後の残浴のpH値は6.9であった。
次いで、水洗、湯洗の後、市販のソーピング剤1部を含む水溶液1000部中で100℃にて10分間ソーピングの後、水洗、乾燥し、黄味がかった茶色の染色物を得た。
この方法においても、洗浄工程での洗浄性が優れ、得られた染色物は、木綿側、ポリエステル側ともに均一に染色され、耐光、汗耐光、耐洗濯堅牢度等の諸堅牢度も優れていた。
【0121】
実施例22
式(11)の化合物1部、式(7)の化合物0.35部、式(9)の化合物0.16、式(10)の化合物0.11部、及びナイロン側用酸性染料として、Kayanol Yellow NFG(商品名:日本化薬(株)製、酸性染料)0.3部、Kayanol Floxine NK(商品名:日本化薬(株)製、酸性染料) 0.16部、Kayanol Blue N2G(商品名:日本化薬(株)製、酸性染料) 0.09部、無水硫酸ナトリウム60部、pH調整剤Kayaku Buffer P−7 1部、に水を加えて全容1000部の染浴を調製した。この時の染浴のpH値は7.3であった。この染浴に木綿/ナイロン混紡品50部を投入し、40分間にて100℃まで昇温し、同温度で40分間染色した。染色後の残浴のpH値は7.1であった。
次いで、水洗、湯洗の後、市販のソーピング剤1部を含む水溶液1000部中で80℃にて10分間ソーピングの後、水洗、乾燥し、茶色の染色物を得た。
この方法においても、洗浄工程での洗浄性が優れ、得られた染色物は、木綿側、ナイロン側ともに均一に染色され、耐光、汗耐光堅牢度も優れていた。
【0122】
実施例23
黄色系反応性染料として式(11)の化合物50%:赤色系反応性染料として式(7)の化合物25%:青色系反応性染料として式(9)の化合物15%及び式(10)の化合物10%の混合割合にて混合し、本発明の反応性染料組成物を得た。
この反応性染料組成物0.5部を用いて、実施例1と同様の方法で染色を行い、茶色の染色物を得た。
実施例23の反応性染料組成物を用いた方法についても、染色途次での各色相成分の染着速度が一致しており、固着効率も高く、更に洗浄性も優れていた。
得られた染色物は、均一染色性が優れ、また耐光、汗耐光、塩素水等の諸堅牢度も優れていた。
【0123】
【発明の効果】
本発明の反応性染料組成物を用いることにより、セルロース又はセルロース含有繊維を、優れた再現性、優れた洗浄性のもと、更には均染性良く、且つ高堅牢度に染色加工できる。
Claims (7)
- 下記(A)黄色系反応性染料と下記(B)赤色系反応性染料及び/又は下記(C)青色系反応性染料を含有する反応性染料組成物。
(A)黄色系反応性染料:遊離酸の形で一般式(1)で示される化合物の群から選ばれる少なくとも1種以上の化合物。
(B)赤色系反応性染料:遊離酸の形で一般式(2)、一般式(3)で示される化合物の群から選ばれる少なくとも1種以上の化合物。
で表されるアゾ化合物。
(C)青色系反応性染料:遊離酸の形で一般式(4)、一般式(6)で示される化合物の群から選ばれる少なくとも1種以上の化合物。
で表されるホルマザン化合物。
で表されるジスアゾ化合物。 - 請求項1、2又は3に記載の反応性染料組成物を用いることを特徴とするセルロース又はセルロース含有繊維の染色法。
- 請求項1、2又は3に記載の(A)黄色系反応性染料と(B)赤色系反応性染料及び/又は(C)青色系反応性染料を用いることを特徴とするセルロース又はセルロース含有繊維の染色法。
- 請求項4又は請求項5に記載の染色法において、染色浴pHが5〜9、染色温度が90〜140℃であることを特徴とするセルロース又はセルロース含有繊維の染色法。
- 染色温度が95〜110℃である請求項6記載のセルロース又はセルロース含有繊維の染色法。
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