JP4128118B2 - コンバインの穀粒回収装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コンバインに装備される穀粒回収装置に関する。
コンバインの穀粒回収装置としては、脱穀装置で選別回収した穀粒を脱穀装置に立設したスクリュー式の揚穀装置で揚送して、脱穀装置の横側に配備した穀粒タンクに投入するとともに、穀粒タンクに貯留した穀粒を、タンク底部に配備した排出スクリューによって搬出するよう構成し、前記穀粒タンクを、前記底スクリューを装備して固定された基部ケースと、この基部ケースに上方から脱着自在に嵌合連結されるタンク本体とで構成し、タンク本体を取外して脱穀装置の穀粒タンク側を大きく開放することで、脱穀装置側面での各種メンテナンス作業、例えば、2番還元装置や揚穀装置の清掃など、を容易に行うことができるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−89411号公報
タンク本体を脱着自在に構成した上記従来構造においては、基部ケースに嵌合連結したタンク本体を起立姿勢に保持するために、脱穀装置に立設固定された揚穀装置の上端部とタンク本体とを連結するためにバックル式の連結具をタンク本体に取付けており、部品点数および組み付け工数が増えて穀粒タンクの製造コストが高いものとなっていた。
また、上記従来構造においては、穀粒タンクの外に位置する揚穀装置の上端から排出した穀粒を穀粒タンクの内部に広く拡散投入するために、揚穀装置における搬送筒の上端に先拡がり状に形成された吐出ケースを取り付けるとともに、揚穀装置に内装したスクリューの上端にスクリュー径よりも大径の排出羽根を脱着自在に取付け、前記吐出ケースの先端部を穀粒タンクの側面に形成した開口に差込むとともに、吐出ケースの外周に設けた接続用フランジを穀粒タンクの外側面に当て付けるようにしており、揚穀装置の吐出部の加工コストが高いものとなっていた。
また、コンバイン作業では、穀粒タンクが満杯になるたびに機体を畦際に寄せて、農道に待機しているトラックなどの運搬車両に回収穀粒を排出することになり、穀粒タンクの容量が小さいほど貯留穀粒の排出頻度が高くなり作業能率が低下する。そこで、タンク容量をできるだけ増量して回収貯留した穀粒を排出回数を減らすことが要望されている。
本発明は、このような実情に着目してなされたものであって、タンク本体を脱着する構造の穀粒タンクにおける容量増大を図るとともに、そのための構造を利用して製造コストの低減をも図ることを目的としている。
第1の発明に係るコンバインの穀粒回収装置は、脱穀装置で選別回収した穀粒を脱穀装置に立設したスクリュー式の揚穀装置で揚送して、脱穀装置の横側に配備した穀粒タンクに投入するとともに、穀粒タンクに貯留した穀粒を、タンク底部に配備した底スクリューによって搬出するよう構成し、前記穀粒タンクを、前記底スクリューを装備して固定された基部ケースと、この基部ケースに上方から脱着自在に嵌合連結されるタンク本体とで構成したコンバインの穀粒回収装置において、
前記タンク本体の上部に、脱穀装置側に張り出した膨出部を形成し、この膨出部の下面をタンク内方側ほど低位となる傾斜面に形成するとともに、この傾斜面に前記揚穀装置の搬送筒が挿抜される開口を形成して、搬送筒の上端に形成した排出口をタンク内に位置させ、
前記揚穀装置の搬送筒部分には、前記膨出部の傾斜した下面を下方から受け止め支持するように前記傾斜した下面に沿う傾斜面を有した当て板を取り付けてあることを特徴とする。
上記構成によると、タンク本体の上部に形成した膨出部の分だけタンク容量が増大する。また、この膨出部の下面に形成した開口に揚穀装置の上部を挿入することで、下端部を基部ケースに嵌合連結したタンク本体の上部を揚穀装置で支持することができ、揚穀装置とタンク本体とを連結する連結具を省略することが可能となる。
また、揚穀装置の上部がタンク内に在るので、揚穀装置に内装したスクリューの上端部に大径の排出羽根を取付けたり、特別な拡散用の吐出ケースを揚穀装置の搬送筒に取付けなくても、搬送筒に内装したスクリューの上端にスクリュー径と同径の排出羽根を取付けて、搬送筒の上端側面に設けた吐出口から排出飛散させるだけでタンク内への拡散投入が可能となる。
従って、第1の発明によると、タンク本体の膨出部に揚穀装置を挿入支持することで、揚穀装置とタンク本体とを連結する連結具を不要にすることができるとともに、揚穀装置上端部の構造を簡素化することができ、タンク本体を脱着する構造の穀粒タンクにおける容量増大を図るとともに、そのための構造を利用して製造コストの低減をも図ることが可能となった。
第2の発明に係るコンバインの穀粒回収装置は、第1の発明において、
前記揚穀装置の搬送筒に内装されたスクリューの上端に排出羽根を設けるとともに、この排出羽根にひねり角をもって傾斜させてあることを特徴とする。
上記構成によると、排出羽根に上向きのひねり角を与えることで、排出羽根の径が揚穀装置のスクリューの径と同程度でも、穀粒の飛散距離を大きくして揚穀装置挿入位置から遠い箇所にまで十分飛散させることができる。
従って、第2の発明によると、第1の発明の上記効果をもたらすとともに、タンク内への穀粒の投入充填を確実に行うことができ、増量されたタンク容量を十分活用した穀粒回収が可能となる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に、自脱型コンバインの右側から見た側面図が、また、図2に、その平面図がそれぞれ示されている。このコンバインは、左右一対のクローラ走行装置1で走行する走行機体2の前部に2条刈り仕様の刈取り部3が昇降自在に連結され、前記走行機体2の右側前部に運転部4と原動部5とが配備されるとともに、走行機体2の左側に脱穀装置6、その右側に穀粒タンク7がそれぞれ搭載さ、刈取り部3で刈取った穀稈を脱穀装置6で脱穀処理し、選別回収された穀粒をスクリュー式の揚穀装置8によって揚送して穀粒タンク7に投入し、貯留した穀粒を、タンク底部に備えた底スクリュー9およびスクリュー式のアンローダ10によって排出する周知の構造が採用されている。
図3に示すように、この穀粒タンク7は、前記底スクリュー9を備えた下すぼまり状の基部ケース11と、これに上方から嵌合連結されるタンク本体12とから構成されており、基部ケース11の後端部に前記アンローダ10における縦搬送部10Aの下端部が連結されて、底スクリュー9と縦搬送部10Aに内装された図示しない縦送りスクリューとが連動連結されている。
前記タンク本体12は樹脂成型されたものであり、その上部に脱穀装置6側に向けて張り出した膨出部14が形成されている。膨出部14の下面14aはタンク内方に向けて下がる傾斜面となっており、この下面14aに形成した開口15に前記揚穀装置8の上部が下方から挿入されている。
揚穀装置8は、円筒状の搬送筒8aに揚送用のスクリュー8bが組み込まれて構成されており、搬送筒8aの上部がタンク本体12の前記開口15に挿入された時に、膨出部14の傾斜下面14aを下方から受け止め支持する当て板16が搬送筒8aに外嵌固着されるとともに、当て板16の上面には膨出部14の下面14aに押圧されるシール用のスポンジ17が貼り付けられている。
また、搬送筒8aの上端側面には周方向適当位相に亘る排出口18が形成されるとともに、内装されたスクリュー8bの上端には前記排出口18に対向する上下幅の排出羽根19が固着されている。この排出羽根19は、スクリュー8bと同径に構成されるとともに、スクリュー回転方向に対して上向きとなるひねり角をもって傾斜されており、穀粒を上向きに飛散放出することで大きい放擲距離が得られるようになっている。
タンク本体12は基部ケース11と揚穀装置8に挿入支持されているだけで上方へ簡単に抜き外すことができるものであるが、収穫作業中は、前記アンローダ10における横搬送部10Bを受け台20に支持される格納位置にまで下降させることで、横搬送部10Bを上下に揺動させる電動式の伸縮装置21がタンク本12の上面に十分接近して、タンク本体12の上方変位を接当阻止するようになっており、収穫作業中の機体動揺などによってタンク本体12がずれ動くことが防止されている。
満杯になった穀粒タンク7から穀粒を排出する際には、アンローダ10の横搬送部10Bを任意に旋回し、かつ、上下に揺動させて横搬送部先端の吐出筒22を運搬車両の上にまで移動させることになり、伸縮装置21によるタンク本体12の接当規制作用はなくなるが、排出作業中は機体は停止していて動揺することがないので上方移動の規制がなくても特に問題はない。
なお、アンローダ10における横搬送部10Bの先端に設けた吐出筒22は横向きの支点a周りに揺動して任意の揺動角度で摩擦保持できるように構成されており、運搬車両の荷台への穀粒積込み時に、作業者が吐出筒22の揺動角度を変更して吐出方向を変更することで、アンローダ全体を移動操作しなくても運搬車両の上での積込み位置をある程度の範囲で変更して偏りのない積込みが行えるようになっている。なお、図6に示すように、吐出筒22と縦搬送部10Aとに亘って牽制ワイヤ23が張設されており、吐出筒22を先端側に振り出し揺動させたままで横搬送部10Bを上方に揺動すると、吐出筒22が水平に近づいて穀粒の流出が阻まれて詰まることになるが、横搬送部10Bが設定角度以上に上方に揺動されると牽制ワイヤ23が引張されて吐出筒22が相対的に根元側に引き寄せ揺動され、吐出筒内での詰まりの発生を未然に回避するよう構成されている。
コンバインの全体側面図 コンバインの全体平面図 穀粒タンクの縦断背面図 分離状態を示す穀粒タンクの縦断背面図 揚穀装置の斜視図 アンローダの側面図
符号の説明
6 脱穀装置
7 穀粒タンク
8 揚穀装置
8a 搬送筒
8b スクリュー
14 膨出部
14a 下面
15 開口
16 当て板
18 排出口
19 排出羽根

Claims (2)

  1. 脱穀装置で選別回収した穀粒を脱穀装置に立設したスクリュー式の揚穀装置で揚送して、脱穀装置の横側に配備した穀粒タンクに投入するとともに、穀粒タンクに貯留した穀粒を、タンク底部に配備した底スクリューによって搬出するよう構成し、前記穀粒タンクを、前記底スクリューを装備して固定された基部ケースと、この基部ケースに上方から脱着自在に嵌合連結されるタンク本体とで構成したコンバインの穀粒回収装置において、
    前記タンク本体の上部に、脱穀装置側に張り出した膨出部を形成し、この膨出部の下面をタンク内方側ほど低位となる傾斜面に形成するとともに、この傾斜面に前記揚穀装置の搬送筒が挿抜される開口を形成して、搬送筒の上端に形成した排出口をタンク内に位置させ、
    前記揚穀装置の搬送筒部分には、前記膨出部の傾斜した下面を下方から受け止め支持するように前記傾斜した下面に沿う傾斜面を有した当て板を取り付けてあることを特徴とするコンバインの穀粒回収装置。
  2. 前記揚穀装置の搬送筒に内装されたスクリューの上端に排出羽根を設けるとともに、この排出羽根にひねり角をもって傾斜させてあることを特徴とする請求項1記載のコンバインの穀粒回収装置。
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