JP4126022B2 - 収納家具扉の安全装置 - Google Patents

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本発明は、収納家具の扉の安全装置に関するものである。詳しくは揺動扉のラッチをはずす操作を規制するもので、いわゆるチャイルドロックと言われる安全装置の構造に関するものである。
従来キャビネット等の収納家具の前面開口部を開閉する扉は、引戸に比べて構造が簡単な揺動タイプの扉が多く見られる。扉の一側方をヒンジで軸支し、他側方にラッチを設けて戸枠の掛合部に掛合する構造である。扉を閉めることにより鉤部材は自動的にバネ等の力で戸枠の掛合部に掛合し、扉を開く時は鉤部材と一体的な操作部またはリンクした操作部を操作して掛合をはずすので、操作部は把手を兼ねている場合が多い。
特開平10−117870号公報 特開平09−184346号公報
しかし、従来の扉のラッチ構造では、上記特許文献1のように鍵により施錠、解錠を行うものや、特許文献2のように地震等で内部の収納物が倒れて内側から扉を押しても開かないが把手を引くと簡単に扉が開く構造の収納家具はあるが、子供等が容易に開くことのできない扉構造の収納家具はなかった。
このように従来、屋外に置く収納家具や事務所に置く収納家具では盗難を防ぐため鍵により施錠、解錠を行う扉構造が一般的である。しかし一般家庭の屋内に置く収納家具については最初から盗難を考慮していないため鍵施錠装置はなく、しかも使いやすさを追求した結果、より簡単な操作で扉を開けることができる。それは便利である反面、危険な状況が発生する場合も考えられる。
例えば、開いた扉が閉じる時に子供が指を詰めたり、扉が開いた衝撃で上段の棚板に載せていた品物が落下することも考えられる。また収納家具をベランダ等に設置した場合は、開いた扉が風で煽られて家具が転倒することも考えられる。このように簡単に扉を開けることができることにより通常の大人では考えられない問題が発生することがある。
解決しようとする問題点は、大人の目が届かない状況では扉を開けるための操作部(把手)を回動できなくすることと、その構造をより簡単な構造とすることである。
本発明は、扉の上下にわたる把手を設け、その把手の上下両端部に一対の鉤部材を設け、把手と鉤部材とを扉の上下方向の軸で回動可能に軸支すると共に、把手の回動を認否することで扉の開閉を規制する扉の安全装置であり、把手は、回動軸を中心とした棒状体とその棒状体の上下に渡って円周方向に張り出した操作片と前記操作片との隙間をあけて上下にわたって張り出したストッパー片からなり、前記操作片と扉の隙間にカムを正面から見えないように配置し、そのカムに前記ストッパー片に接触させることにより把手の回動を阻止する肉厚部と一定角度のみ回動可能とする肉薄部を選択可能に形成した。
よって子供が収納家具のある部屋で遊んでいるような場合は、カムの肉厚部を選択して把手のストッパーに接触させることで、把手の回動を阻止して扉が開かないようにできる。
また、前記カムは、扉に対して前後方向の軸で回転可能に軸支し、前記肉厚部の厚みは把手の回動を阻止するため操作片とストッパー片の隙間幅とほぼ同じ厚さに形成し、前記肉薄部の厚みは把手を一定角度のみ回動可能とするため肉厚部の厚みより薄く形成した。また一方に延長して形成したつまみの操作により、互いに隣合う面に形成した肉薄部と肉厚部を選択して操作片とストッパー片の間に臨ませる構造とした。
本発明の扉構造は、上記のように簡単な構造と操作で扉を開くことを規制できるので、幼い子供が意図せずして扉を開けて、その扉が他の子供の動作あるいは風により閉じて手や指を詰めるというような事故を未然に防ぐことができる。また扉が開いて収納家具の上部に収納していた収納物が落下して破損するまたは怪我をするような事故も未然に防止することができる。
以下、本発明を図の具体例を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の扉構造を用いた収納家具の全体を示す斜視図である。収納家具Aは、床板A1、側面パネルA2、A2、背面パネル(図示なし)、屋根パネルA3からなる前面を開口した箱体であり、前記開口部を扉1で開閉する。扉1はその右側端部を、収納家具Aの開口周囲の戸枠に軸支し、左側端寄りに上下にわたる把手2と、その把手2の上下端部にそれぞれ鉤部材3、3を配置し、中央に前記把手2に隠れるように安全装置であるカム5を配置する。
図2は、安全装置がかかった状態の収納家具Aのラッチ部分の断面図(a)と左端付近の上半分を一部分解切断して示した正面図(b)である。
扉1は、左側端寄り外面に溝部11を形成し、その溝部11内に上下にわたる棒状体21とその棒状体21の上下にわたって円周方向右側に張り出した操作片22と前記操作片22との隙間をあけて上下にわたって張り出したストッパー片23からなる把手2と、その把手2の上下端部に配置された鉤部材3を有する。把手2と鉤部材3は回動軸4で扉1の上下端部にそれぞれ回動可能に軸支されている。
カム5は、図2(b)中で右下方向に延長形成したつまみ51と左側面に肉厚部52と上面に肉薄部53を形成し、前後方向の軸54で扉1に軸支し、正面からは前記把手2の操作片22に隠れて見えない状態で操作片22と扉1の溝部11の隙間で上下方向の任意位置に配置する。
前記肉厚部52は、図2(a)に示すように、把手2の操作片22とストッパー片23の隙間の幅とほぼ同じ厚さに形成し、この状態で肉厚部52の角がストッパー片23に接触しており把手2は回動できないのでラッチの鉤部材3は外すことができない。
図3は、安全装置を解除してラッチの鉤部材3を外した状態の収納家具Aのラッチ部分の断面図(a)と左端付近の上半分を一部分解切断して示した正面図(b)である。
カム5は、図2の状態から図中で反時計回りに90度回転させた状態で、肉厚部52が下方を向き肉薄部53が左側方を向いている。図3(a)に示すように前記肉薄部53は、その厚さが肉厚部52の半分以下でその薄くなった分だけ把手2は回動可能となるので、ラッチの鉤部材3は外すことができる。
図4は、図2と同じく安全装置がかかった状態の収納家具Aのラッチ部分および安全装置部分を一部分解して示した斜視図である。
図5は、安全装置を解除した状態の収納家具Aのラッチ部分および安全装置部分を一部分解して示した斜視図である。
本発明の扉の安全装置は、鍵による施錠解錠する錠前装置が不要な室内あるいはベランダ等に設置する収納家具を、子供特に幼児がいる家庭で使用する場合に、その効果がもっとも発揮できるものである。
全体の斜視図 要部を示す断面図および正面図 要部を示す断面図および正面図 要部を示す分解斜視図 要部を示す分解斜視図
符号の説明
A…収納家具
A1…床パネル
A2…側面パネル
A3…屋根パネル
1…扉
2…把手
21…棒状体
22…操作片
23…ストッパー片
3…鉤部材
4…回動軸
5…カム
51…つまみ
52…肉厚部
53…肉薄部

Claims (2)

  1. 左右どちらか一側端部を中心として揺動する扉の他方の端部寄りに上下にわたる把手を設け、その把手の上下両端部に一対の鉤部材を設け、把手の回動により鉤部材が戸枠の掛合部に掛合離脱するよう構成した収納家具の扉において、把手は、鉤部材を介して上下端部を扉の上下端部に軸支し、その回動軸を中心とした棒状体とその棒状体の上下にわたって円周方向に張り出した操作片と前記操作片との隙間をあけて上下にわたって張り出したストッパー片からなり、前記操作片と扉の隙間に配置したカムの肉厚部と肉薄部のどちらかを選択し把手の操作片とストッパー片の間に臨ませて、把手の回動を阻止、あるいは一定角度のみ回動可能とすることを特長とする収納家具扉の安全装置。
  2. 前記カムは、扉に対して前後方向の軸で回転可能に軸支し、互いに隣合う面に肉厚部と肉薄部を形成し、前記肉厚部の厚みは把手の回動を阻止するため操作片とストッパー片の隙間幅とほぼ同じに形成し、前記肉薄部の厚みは把手を一定角度のみ回動可能とするため肉厚部の厚みより薄く形成したことを特長とする請求項1記載の収納家具扉の安全装置。
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