JP4124401B2 - 板の旋回装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、大略で平板状の板を水平旋回して回転した姿勢とする旋回装置に関し、特に、これに限定する意図では無いが、広幅かつ長尺の鋼板の複数枚を長辺の溶接により1枚にした、船体あるいは橋梁に用いられる大板を、90度回転させる大板旋回装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、船底,デッキ,橋梁などに、下パネルの上平面に複数のロンジを垂直に立てて溶接し、ロンジ上に上パネルを載せてそれらの間を溶接した鋼構造体が用いられる。この鋼構造体の組立では、例えば20m×30mのパネル(大板)上に、20m又は30mのロンジ(条材)を垂直に立てて位置決めし、ロンジの長手方向各点で水平隅肉溶接により仮付溶接し、所要本数のロンジを仮付けした後、本溶接を実施してロンジの全長を大板に溶接する。
【0003】
このような鋼構造体の製造ラインの一例を図1に示す。大板3の素材である広幅且つ長尺の鋼板が、その幅方向を搬送方向xに合わせて、搬送ライン1で、片面溶接装置2の直下に搬送されて、先行して搬送した鋼板と、長辺が溶接される。所要枚数を順次に溶接して出来た大板3は、配材装置5の場所に移される。そこでは、配材装置5を使用して、ロンジを大板上に配材し、自動溶接又は手溶接で、ロンジを大板に仮付溶接する。所要数のロンジを仮付溶接した大板は、ロンジ溶接装置6の場所に搬送して、そこでロンジ全長の溶接すなわち本溶接を行う。この種の組立て装置が、特公昭51−20381号公報および特公昭52−12999号公報に提示されている。
【0004】
図1に示す配材装置5は、y方向に平行にして図示しないスキッドに整然と並べられているロンジを、y方向に平行な姿勢を維持して保持し、大板上に運搬し、大板上の所要位置に位置決めする。したがつて、大板上でもロンジは、y方向に平行である。すなわち、ロンジの長手方向はy方向であり、大板の、y方向に延びる板継溶接線と平行である。
【0005】
ところが、大板上の溶接線に対してロンジが直交するように配材する要求がある場合がある。大板に適用するものではないが実開昭63−122759号公報の図面には、複数台の隅肉溶接機を支持する支持梁を門型架台に、垂直軸を中心に回転可に支持して、直交2方向y,xのいずれが条材の長手方向でも、溶接機支持梁を90度回転させることにより、隅肉溶接を可能にする溶接設備が開示されている。
【0006】
大板に対するロンジの配材に関しては、本出願人の特開平8−84939号公報がある。これにおいては、多数のロンジクランパを支持する水平支持梁を、走行台で垂直軸を中心に旋回可に吊り下げ支持して、大板に対してロンジを直交2方向y,xのいずれかに平行に配材しうる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、多数のロンジクランパを支持する水平支持梁を垂直軸を中心に旋回可に支持する機構は、回転支持部の構造を堅固にする必要があって機構が大型化して、設備が高価になる。
【0008】
本発明は、水平支持梁を垂直軸を中心に旋回駆動する配材装置を必要とせずに、条材を板に対して直行2方向のいずれの姿勢でも配置可能にする事を第1の目的とし、これを可及的に簡単および又は安価な、板支持が安定する機構で実現することを第2の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(1)垂直方向zに昇降する昇降架台(11,12,13);
該昇降架台に、x−y水平面上の、一点(16)を中心とする円周上に分散する形で配設された複数個の、回転軸が該円周の半径方向に延びたフリクションローラ(24)を含み、垂直方向zに伸縮しうる複数個の、板 (3) のx−y水平面を該フリクションローラ (24) で下支持するための、旋回支持装置(17,18);および、
前記昇降架台(11,12,13)で前記一点(16)を中心に旋回可能に支持され、前記昇降架台の上昇により、前記フリクションローラ(24)によって下支持される板(3)のx−y水平面に当接し該板 (3) に対する摩擦力が強く該板 (3) の横滑り防止効果が高い部材(36);
を備える板の旋回装置。
【0010】
なお、理解を容易にするためにカッコ内には、図面に示し後述する実施例の対応要素又は相当部材もしくは対応事項の記号を、参考までに付記した。以下も同様である。
【0011】
これによれば、昇降架台(11,12,13)を下位置すなわち退避位置においておき、板(3)が例えばx方向に搬送されて昇降架台の上方に来ると、昇降架台を上げて、フリクションローラ(24)で板(3)を下支持する。そしてフリクションローラ(24)の回転駆動もしくは板(3)の引き廻し又は押し廻しによって、板(3)を任意の角度回転させることが出来る。板(3)が前述の大板でそれに前述のロンジを配材する場合には、ロンジの長手方向がyで、これをxにするように旋回させることができない場合でも、大板を90度回転させることにより、ロンジの配材を、大板の溶接線(y方向)に直角な方向(x方向)にする事が出来る。すなわち、水平支持梁を垂直軸を中心に旋回駆動する配材装置を必要としない。
【0012】
板(3)が、そのx,y面上の場所によって厚みが異なる不等厚板である場合、例えば異厚片面溶接によって厚みが異なる鋼板を溶接して出来た大板、である場合でも、旋回支持装置(17,18)が垂直方向zに伸縮しうるので、実質上すべてのフリクションローラ(24)が板(3)の下面に当たって下支持するので、板(3)の支持が安定であり、旋回も滑らかである。
【0013】
x,y水平面に分布する複数の旋回支持装置(17,18)を介して、昇降架台(11,12,13)を上駆動して板(3)を下支持する構造は、簡単および安価な機構で実現できると共に、板(3)を安定に支持し且つ安定して旋回させることができる。
【0014】
横滑り防止効果が高い部材(36)が板(3)に当接するので、板(3)の下支持が安定すると共に、板(3)の直線移動すなわち横滑りを防ぐことができる。横滑り防止効果が高い部材(36)は、板の旋回中心である前記一点(16)を中心に旋回可能であるので、板の旋回を妨げない。
【0015】
【発明の実施の形態】
(2)前記昇降架台で前記一点を中心に旋回可能に支持され該一点を中心とするリング部材、を備え、前記横滑り防止効果が高い部材は該リング部材の上面にある、上記(1)に記載の板の旋回装置。
【0016】
(3)前記リング部材(15)を前記一点を中心に旋回可能に下支持および側面支持する下ガイドローラ(33)および側面ガイドローラ(34)ならびに上跳ねを防ぐ上止めローラ(35)、および、これらのローラを回転可能に支持するローラ基台(31)、を備える。
【0017】
横滑り防止効果が高い部材(36)が板(3)の下面に当たるのでフリクションが強く、板(3)の横滑り防止効果、とくに不等厚の大板の横滑り防止効果、が高い。
【0018】
(4)前記ローラ基台(31)を下支持するクッション部材(32)、を備える。これによれば、例えば板(3)が、不等厚の大板の場合、それが厚いところのクッション部材(32)は大きく縮み、薄いところのクッション部材(32)は縮みが少なく、自動的に支え荷重が均等になるように横滑り防止効果が高い部材(36)に圧接する。したがって、板(3)の横滑り止めの信頼性が高い。
【0019】
(5)旋回支持装置(17,18)は、出力軸に前記フリクションローラが結合した減速機(22),該減速機を回転駆動する電気モータ(23)、および、該減速機の基台(21)を支えるクッション部材(27)を含む。
【0020】
これによれば、板(3)は旋回支持装置(17,18)で旋回駆動される。例えば板(3)が、不等厚の大板の場合、それが厚いところの旋回支持装置のクッション部材(27)は大きく縮み、薄いところの旋回支持装置のクッション部材(27)は縮みが少なく、自動的に支え荷重が均等になるように旋回支持装置(17,18)が伸縮する。したがって、板(3)の支持が安定であり、旋回も滑らかである。
【0021】
(6)更に、前記昇降架台(11,12,13)に、x−y水平面上の、前記一点(16)を中心とする円周上に分散する形で配設された複数個の、回転軸が該円周の半径方向に延びた、前記板のx−y水平面を下支持するための、旋回受けローラ(40);を備える旋回装置。これによれば、分散配置した旋回支持装置(17,18)の間に旋回受けローラ(40)を配置して、旋回支持装置(17,18)の数を減らすことが出来る。
【0022】
(7)フリクションローラ(24)はタイヤ車輪である。タイヤ車輪は、弾力性が高くしかも摩擦力が高いので、不等厚の大板の旋回駆動に適する。
【0023】
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0024】
【実施例】
図1に示す鋼構造物製造ラインの、大板3のx方向搬送ライン上の、配材装置5の作業領域に、旋回装置4が設置されている。なお、大板3を旋回装置4でx,y面に平行な平面に沿って90度旋回させる場合、配材装置5は、ロンジ溶接装置6の直近の退避位置に駆動(x方向)される。
【0025】
図2に、旋回装置4の概要を示す。x方向の大板搬送ラインのy方向中央位置には、昇降架台12があり、それとの間にx方向の大板搬送ローラ列の配置空間を開けて、昇降架台11および13がある。これらの昇降架台11−13は、昇降ガイドローラで垂直方向zに昇降可に案内され、しかも、油圧ジャッキで、下方の退避位置から上方の作用位置に、またその逆に駆動される。
【0026】
中央の昇降架台12の中心点16はx方向の大板搬送ラインの中心にある。昇降架台11−13には、中心点16を中心とした比較的に短い半径の円周上に、一定ピッチで6個の旋回支持装置17があり、又、比較的に長い半径の円周上に、一定ピッチで12個の旋回支持装置18がある。これらの旋回支持装置17,18はすべて同一構造である。
【0027】
図3に、1つの旋回支持装置17を拡大して示す。図3の(a)は平面図(ただしタイヤ車輪24は水平破断)、(b)は中心点16側から見た正面図(ただしタイヤ車輪24は透視)、(c)は右側面図(ただしタイヤ車輪24は垂直破断)である。
【0028】
昇降架台12に固定された装置基板38には、ピン25で減速機基台21が、ヒンジ結合している。基台21の自由端すなわちピン25に回転自在に結合した端部に対向する反対側の端部には、クッション当片26が固着されており、この当片26と装置基板38との間に、厚肉円盤状の、弾力性および伸縮性が高い厚肉チューブ材の袋に空気を封入したエアークッション27がある。
【0029】
減速機基台21には減速機22が一体であり、その入力軸に電動モータ23の回転軸が結合している。減速機22の出力軸には、タイヤ車輪24の回転軸が結合している。タイヤ車輪24には空気が圧入されている。タイヤ車輪24は鋼板に対する摩擦力が大きくしかも弾力性が高い。
【0030】
旋回支持装置17およびその他の旋回支持装置も、タイヤ車輪24の回転中心軸が、中心点16を中心とする、x,y平面上の半径線に平行になるように、昇降架台11あるいは12,13に固定されている。したがって、大板3が来ているときに昇降架台11−13を作用位置に押し上げてタイヤ車輪で大板3を支えて大板3を持ち上げて、そして旋回支持装置(17)の電気モータ(23)を回転駆動すると、タイヤ車輪(24)に載った大板(3)が、中心点16を中心に回転する。タイヤ車輪24に弾力性があり、またエアークッション27に弾力性があるので、大板3が不等厚でも、全旋回支持装置(17,18)のタイヤ車輪24が大板3の下面に圧接して大板3を回転駆動する。例えば大板3が不等厚の場合、それが厚いところの旋回支持装置のクッション部材27は大きく縮み、薄いところの旋回支持装置のクッション部材27は縮みが少なく、自動的に支え荷重が均等になるように旋回支持装置(17,18)が伸縮する。したがって、大板3の支持が安定であり、旋回も滑らかである。
【0031】
再度図2を参照する。中央の昇降架台12には正方形枠状のテーブル架台14が固着されており、これに、センターターンテーブルのリング部材15を旋回自在に案内する6個の案内装置19が、固定されている。これらの6個の案内装置19は、中心点16を中心とするリング部材15の円周に沿って分布している。
【0032】
図4に、センターターンテーブルを拡大して示す。そして図5に案内装置19を更に拡大して示す。図5の(a)は平面図、(b)は側面ガイドローラ34部の横断面図である。リング部材15は、中心点16を中心とする、横断面がI形の鋼リング15の上面に、接触摩擦が高く少し弾力性がある硬質ゴム36を積層したものである。
【0033】
図5を参照する。テーブル架台14に固定された案内装置基板39でエアークッション32が支持され、このエアークッション32にローラ基台31が載っている。装置基板39に立てた3本のピン37がローラ基台31を貫通し、これらのピン37でローラ基台31が、垂直方向zには摺動可ではあるが、xおよびy方向には移動不可に拘束されている。ローラ基台31には、リング部材15の下底を支える下ガイドローラ33,外側面に対向する側面ガイドローラ34、および、リング部材15の上跳ねを防ぐ上止めローラ35を装備している。リング部材15はしたがって、その周方向には旋回し得るが、x,y方向に直線移動し得ない。
【0034】
大板3が来ているときに昇降架台11−13を作用位置に押し上げると、タイヤ車輪が大板3に圧接すると共に、リング部材15の表層の硬質ゴム36が大板3に圧接する。旋回支持装置17の電気モータ23を回転駆動すると、タイヤ車輪24が回転して大板3が、中心点16を中心に旋回するが、このとき大板3に圧接したリング部材15が同じく旋回する。すなわちリング部材15は大板3の旋回を妨げない。リング部材15はx,y方向に直線移動し得ないので、大板3が直線移動すなわち横ずれ又は縦ずれをしようとしても、リング部材15がこれを阻止する。大板3に対するリング部材15の摩擦力が強く、板3の横滑り防止効果、とくに不等厚の大板の横滑り防止効果、が高い。
【0035】
図2を再度参照する。昇降架台11−13には更に、96個の旋回受けローラ40が分散設置されている。これらの旋回受けローラ40は、大板3の旋回時にその撓みを防止する。
【0036】
再度図1を参照する。配材装置5は、x方向搬送ラインの流れ方向に布設された1対のレール上を移動する門型走行台車に、2台の昇降用チェーンホイストでy方向に延びるガーダを吊下げ、このガーダにやはりy方向に延びるロンジ保持用フレームを装備し、このロンジ保持用フレームにはy方向に12箇所に分散してロンジを吸着保持するための電磁マグネットを装備し、しかも、y走行台車をガーダを抱く形でガーダに装着してそれに沿って走行するようにし、このy走行台車に、仮溶接用の溶接装置,ロンジを大板に押しつける圧下クランパ,大板に吸着する引上げ電磁マグネット、および、この引上げ電磁マグネットを上駆動する昇降装置を備えたものである。
【0037】
配材装置5は、垂直軸を中心に旋回するビームを備えないので、x方向の搬送ライン上の配材装置5の作業領域に、長手軸をy方向としてロンジを準備する必要がある。
【0038】
大板3に組付けるロンジは、x方向搬送ライン1の外で、すなわちオフラインで、5〜6本のロンジを受け入れることができるスキッドに、立てて配置し、このスキッドを図示しないクレーンでx方向搬送ライン上の配材装置5の作業領域に搬送し、ロンジの長手方向をy方向に実質上平行にして降ろすことにより、配材装置5の作業領域に準備する。
【0039】
ロンジの長手方向を大板3の片面溶接線と平行にして大板3上に配材する時には、大板3は旋回させる必要が無いので、片面溶接装置2で大板3を製造すると、大板3を配材装置5の作業領域に搬送し、そして上述のようにロンジを配材装置5の作業領域に準備し、そして配材装置5でロンジを大板3上に配材し、仮付溶接する。このとき、配材装置5のy走行台車を仮付位置の上空に置き、圧下クランパでロンジを大板3に向けて押下すると同時に、引上げ電磁マグネットを大板3に吸着させて昇降装置で引上げ電磁マグネットを上駆動して大板3を持ち上げ、これにより大板3にロンジを密着させて、そこを仮付溶接する。
【0040】
ロンジの長手方向を大板3の片面溶接線に直角にして大板3上に配材する時には、大板3は90度旋回させる必要があるので、片面溶接装置2で大板3を製造すると、配材装置5をロンジ溶接装置6に直近の退避位置に置いて、大板3を配材装置5の作業領域にある旋回装置4上に搬送し、そして昇降架台11−13を作用位置まで上駆動し、そして旋回支持装置17,18で大板3を90度旋回させる。そして昇降架台11−13を退避位置まで下げて、配材装置5を作業位置に駆動して、上述のロンジ配材および仮付溶接を行う。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は、大板にロンジを溶接した鋼構造物を製造するラインの概要を示す平面図、(b)は、側面図である。
【図2】 図1に示す旋回装置4の主要部を拡大して示す平面図である。
【図3】 (a)は図2に示す旋回支持装置17の拡大平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。
【図4】 図2に示すリング部材15の拡大平面図である。
【図5】 (a)は図4に示す案内装置19の拡大平面図、(b)は(a)に示す側面ガイドローラ34部での案内装置19の横断面図である。
【符号の説明】
1:x搬送ライン 2:片面溶接装置
3:大板 4:旋回装置
5:配材装置 6:ロンジ溶接装置
11−13昇降架台 14:テーブル架台
15:リング部材 16:中心点
17,18:旋回支持装置
19:案内装置 21:基台
22:減速機 23:電動モータ
24:タイヤ車輪 25:ピン
26:クッション当片
27:エァークッション
31:ローラ基台 32:エァークッション
33:下ガイドローラ
34:側面ガイドローラ
35:上止めローラ 36:硬質ゴム
37:ピン 38:旋回支持装置基板
39:案内装置基板 40:旋回受けローラ

Claims (7)

  1. 垂直方向zに昇降する昇降架台;
    該昇降架台に、x−y水平面上の、一点を中心とする円周上に分散する形で配設された複数個の、回転軸が該円周の半径方向に延びたフリクションローラを含み、垂直方向zに伸縮しうる複数個の、板のx−y水平面を該フリクションローラで下支持するための、旋回支持装置;および、
    前記昇降架台で前記一点を中心に旋回可能に支持され、前記昇降架台の上昇により、前記フリクションローラによって下支持される板のx−y水平面に当接し、該板に対する摩擦力が強く該板の横滑り防止効果が高い部材;
    を備える板の旋回装置。
  2. 前記昇降架台で前記一点を中心に旋回可能に支持され該一点を中心とするリング部材、を備え、前記横滑り防止効果が高い部材は該リング部材の上面にある、請求項1に記載の板の旋回装置。
  3. 前記リング部材を前記一点を中心に旋回可能に下支持および側面支持する下ガイドローラおよび側面ガイドローラならびに上跳ねを防ぐ上止めローラ、および、これらのローラを回転可能に支持するローラ基台、を備える、請求項2記載の旋回装置。
  4. 前記ローラ基台を下支持するクッション部材、を備える、請求項3記載の旋回装置。
  5. 旋回支持装置は、出力軸に前記フリクションローラが結合した減速機,該減速機を回転駆動する電気モータ、および、該減速機の基台を支えるクッション部材を含む、請求項1乃至4のいずれか1つに記載の、板の旋回装置。
  6. 更に、前記昇降架台に、x−y水平面上の、前記一点を中心とする円周上に分散する形で配設された複数個の、回転軸が該円周の半径方向に延びた、前記板のx−y水平面を下支持するための、旋回受けローラ;を備える、請求項1乃至5のいずれか1つに記載の旋回装置。
  7. フリクションローラはタイヤ車輪である、請求項1乃至6のいずれか1つに記載の板の旋回装置。
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