JP4124146B2 - 冷凍空調装置、冷凍空調装置の断熱材取り付け方法 - Google Patents
冷凍空調装置、冷凍空調装置の断熱材取り付け方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4124146B2 JP4124146B2 JP2004072603A JP2004072603A JP4124146B2 JP 4124146 B2 JP4124146 B2 JP 4124146B2 JP 2004072603 A JP2004072603 A JP 2004072603A JP 2004072603 A JP2004072603 A JP 2004072603A JP 4124146 B2 JP4124146 B2 JP 4124146B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refrigerant
- compressor
- temperature
- container
- pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 title claims description 263
- 238000005057 refrigeration Methods 0.000 title claims description 61
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 25
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 claims description 741
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 38
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 claims description 34
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 claims description 22
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 15
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 claims description 15
- 230000005855 radiation Effects 0.000 claims description 10
- 239000012774 insulation material Substances 0.000 claims 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 62
- 239000003570 air Substances 0.000 description 50
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 44
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 44
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 44
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 26
- 239000012080 ambient air Substances 0.000 description 23
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 22
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 20
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 19
- 239000003566 sealing material Substances 0.000 description 15
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 13
- 239000002826 coolant Substances 0.000 description 11
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 10
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 10
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 8
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 8
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 8
- 230000008859 change Effects 0.000 description 7
- 150000004996 alkyl benzenes Chemical class 0.000 description 5
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 5
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 5
- 230000008569 process Effects 0.000 description 5
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 5
- CBENFWSGALASAD-UHFFFAOYSA-N Ozone Chemical compound [O-][O+]=O CBENFWSGALASAD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 3
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 3
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 3
- RTZKZFJDLAIYFH-UHFFFAOYSA-N Diethyl ether Chemical compound CCOCC RTZKZFJDLAIYFH-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229920006362 Teflon® Polymers 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 2
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 2
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 150000002148 esters Chemical class 0.000 description 1
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 1
- 239000010721 machine oil Substances 0.000 description 1
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 1
- 230000000704 physical effect Effects 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 239000002210 silicon-based material Substances 0.000 description 1
- 238000010792 warming Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Compressor (AREA)
Description
使用冷媒であるR32と能力を比較する比較対象冷媒としてR410A冷媒を設定し、前記使用冷媒の圧縮機冷媒吐出温度が前記比較対象冷媒の圧縮機冷媒吐出温度よりも高いとき、前記比較対象冷媒を循環させた時の前記配管又は前記容器の吸熱量Q1をその部分の表面積Aとその部分における配管系の熱通過率K1と圧縮機冷媒吐出温度と圧縮機冷媒吸入温度の温度差DT1の積とし、前記比較対象冷媒と前記使用冷媒の前記圧縮機冷媒吸入温度を同等として、前記比較対象冷媒の前記温度差DT1よりも大きくなる前記使用冷媒の前記温度差DT2の増大分に対して、前記使用冷媒を循環させる前記配管又は前記容器の熱通過率K2が前記比較対象冷媒を循環させる前記配管又は前記容器の熱通過率K1よりも減少するような材質又は厚さの低温側断熱材を前記配管又は前記容器に設けて、前記使用冷媒を循環させた時の前記低温側断熱材を含む前記配管又は前記容器の吸熱量Q2が前記比較対象冷媒を循環させた時の前記配管又は前記容器の吸熱量Q1以下になるになるとともに、圧縮機吸入の冷媒状態が乾き度1.0程度となるように構成したことを特徴とするものである。
図1は、本発明の実施の形態1に係る冷凍空調装置として例えば冷暖房運転が可能な空気調和機の構成を示す冷媒回路図であり、蒸発器の冷熱を利用する冷房運転の場合を示す。図1に示すように、冷媒を圧縮する圧縮機1、冷房運転と暖房運転とで冷媒の流れ方向を切り換える流路切換手段である四方弁2、凝縮器として動作して圧縮機1で圧縮された冷媒を凝縮する室外熱交換器3、室外熱交換器3で凝縮した冷媒を減圧すると共に冷媒の流量を制御する絞り装置である膨張弁4、蒸発器として動作して減圧した冷媒を蒸発し室内空気を冷却する室内熱交換器5、を冷媒配管で接続して冷媒回路を構成する。この冷媒回路の作動流体としてはGWPが小さいHFC系冷媒のR32、圧縮機摺動部を潤滑する冷凍機油(以下では、冷凍機油を単に油と記す)としてアルキルベンゼン油を封入し、冷凍空調装置を構成している。
冷房運転では、冷媒は圧縮機1で圧縮されて高温高圧となり、配管21、容器22、四方弁2、配管24、容器25を通って室外熱交換器3に流入する。室外熱交換器3で冷媒は凝縮し、高温の気液ニ相冷媒又は液冷媒になって室外熱交換器3から流出し、配管27、容器28を通過して膨張弁4で減圧される。膨張弁4で減圧された低温冷媒は、容器15、配管14を通って室内機33の室内熱交換器5に流入する。ここで冷媒は蒸発して乾き度1.0程度の冷媒ガスとなり、配管17、容器18を通って再び室外機34へ流入し、四方弁2、配管11、容器12、容器7、配管9を通って、圧縮機1の吸入口に循環する。室外送風機32は室外空気を室外熱交換器3に送風し、室内送風機31は室内空気を室内熱交換器5に送風して、冷媒と空気を熱交換させる。また、冷媒配管に複数設けられている容器22、25、28、15、18、12、7は、この冷凍サイクルを利用する用途等に応じて、循環冷媒量を制御する冷媒溜めや、冷媒音を防止するためのバッファー容器などとして設けられているもので、必ず備わっているとは限らない。
本実施の形態では、さらに低温冷媒が循環する配管及び容器のうちで圧縮機シェルに近接して配置される部分に、圧縮機シェルと熱的に分離するように低温側断熱材8を設けることで、吸入マフラー容器7の周囲の高温空気の熱量が吸入マフラー容器7の内部の低温冷媒へ熱移動するのを低減している。
Q = A・K・(TD−T) ・・・(1)
ただし、
1/K=1/hd+tc/λc+ti/λi+1/hs
A:吸入マフラー容器7の表面積(m2)
K:吸入マフラー容器7の熱通過率(W/K・m2)
TD:圧縮機1からの冷媒の吐出温度又はそれに相当する温度として、ここでは吸入マフラー容器7の周囲空気温度(℃)
T:圧縮機1への冷媒の吸入温度又はそれに相当する温度(℃)
hd:吐出冷媒の熱伝達率(W/K・m2)
hs:吸入冷媒の熱伝達率(W/K・m2)
tc:吸入マフラー容器7の厚さ(m)
ti:断熱材8の厚さ(m)
λc:吸入マフラー容器7の熱伝導率(W/K・m)
λi:断熱材8の熱伝導率(W/K・m)
低温側断熱材8を設けることによる冷房能力損失割合の低減効果は、冷凍サイクルを用いたどのような冷凍空調装置、例えば空気調和機の他に冷蔵庫や除湿機などに適用しても、またどのような冷媒を用いても同様の効果が得られる。
例えば、図1に示すように、吸入マフラー容器7に低温側断熱材8を設けると共に、冷房運転時、室外機34内の雰囲気温度より温度が低い部分である、圧縮機1吸入口と四方弁2を接続する配管11及びこの配管上に存在する容器13や、膨張弁4下流でかつ蒸発器5との間に存在する配管14及び容器15の少なくとも一部や、蒸発器5と四方弁2との間に存在する配管17及び容器18の少なくとも一部を、低温側断熱材13、16、19で覆ってもよい。この時、これらの配管及び容器を覆う低温側断熱材は、圧縮機シェルを覆う圧縮機用断熱材6と分離させる。圧縮機シェルに圧縮機用断熱材6、低温冷媒が循環する部分に低温側断熱材13、16、19をそれぞれ設けることで、室外機34内の雰囲気温度が高温になっても、冷凍サイクルを循環する低温冷媒が通る配管及び容器の吸熱量が低減され、さらに大きな効果を得ることができる。
ただし、
1/K=1/hd+tc/λc+ti/λi+1/hs ・・(2−1)
Qmax:許容熱移動量(W)
A:低温側断熱材を設ける配管及び容器の表面積(m2)
K:低温側断熱材を設ける配管及び容器の内部と周囲空気との熱通過率(W/K・m2)
TD:圧縮機1からの冷媒の吐出温度又はそれに相当する温度、例えば低温側断熱材を設ける配管及び容器の周囲空気温度(℃)
T:圧縮機1への冷媒の吸入温度又はそれに相当する温度(℃)
hd:吐出冷媒の熱伝達率(W/K・m2)
hs:吸入冷媒の熱伝達率(W/K・m2)
tc:低温側断熱材を設ける配管及び容器の厚さ(m)
ti:低温側断熱材の厚さ(m)
λc:低温側断熱材を設ける配管及び容器の熱伝導率(W/K・m)
λi:低温側断熱材の熱伝導率(W/K・m)
なお、式(2−1)において、低温側断熱材の熱伝導率が非常に小さい場合、例えば低温側断熱材として真空断熱した部材で覆う場合(熱伝導率0.001W/K・m)や、非常に厚い断熱材料で覆う場合、式(2−1)は、近似的に下式(2−2)で表わされる。
1/K=ti/λi ・・・(2−2)
図4のステップST1で、冷房能力に対する許容損失割合を、例えば0.6%に設定する。次にステップST2では、実際に循環させる冷媒、この場合にはR32冷媒を用いて、圧縮機1の吸入口での冷媒乾き度が1.0程度になるように冷凍サイクルを構成し、圧縮機1から吐出される冷媒吐出温度又はそれに相当する温度を得る。この温度は、表1から97.8℃であり、圧縮機用断熱材6が設けられているとして、表2から冷媒吐出温度に相当する温度として吸入マフラー容器周囲温度の80℃とする。そして、定格能力2.8KWと許容損失割合(0.6%)から許容熱移動量として許容吸熱量16.8KWを得る。
ここで、ステップST1〜ステップST3では、空気調和機の定格能力に対する許容損失割合及び所定の冷媒乾き度条件から、冷媒回路における許容吸熱量を演算する熱量演算ステップである。
例えば図2に示したように吸入マフラー容器7に低温側断熱材8を設けるとし、A=0.033m2とすると、式(2)からK≦7.83となる。そこでλ=0.04W/m・Kの熱伝導率であるフェルト製断熱材を用いると、式(2−2)よりt≧5.2mmとなる。従ってだいたい厚さが6mm以上になるように吸入マフラー容器7に低温側断熱材8を設ければよい。
また、使用する冷媒の圧縮機吐出温度に応じて冷媒回路を覆う断熱材の表面積及び厚さを設定することで、システムCOPの向上を迅速にかつ有効効果的に図ることができる断熱材取り付け方法が得られる。
ステップST1で設定した損失割合は、表2でR410A冷媒の断熱材なしの場合の損失割合(0.7%)を考慮して、冷房能力に対する許容損失割合を0.6%として計算したが、この数値に限るものではない。許容損失割合はもちろん少ない方が望ましいが、冷凍空調装置の動作や用いる場所の状況に応じて、設定すればよい。常識的には1.0%程度以下が好ましい。
まず、既に動作している冷凍空調装置の場合の、四方弁2から圧縮機1の吸入に至る配管及び容器の冷媒流路の表面積をA1、四方弁2から圧縮機1の吸入に至る配管及び容器の冷媒流路の熱通過率をK1、圧縮機冷媒吐出温度又はそれに相当する温度をTD1、圧縮機冷媒吸入温度又はそれに相当する温度をT1とする。さらにR32冷媒を用いる時の圧縮機冷媒吐出温度又はそれに相当する温度をTD2とする。ここでR410A冷媒からR32冷媒に変更する場合、TD2>TD1である。圧縮機1の吸入状態は液圧縮を防止するように今までの装置と同等の乾き度にするとして、圧縮機冷媒吸入温度又はそれに相当する温度をT2=T1とする。そして式(3)を満足するように、四方弁2から圧縮機1の吸入口に至る配管及び容器の冷媒流路の表面積A2と、四方弁2から圧縮機1の吸入口に至る配管及び容器の冷媒流路の熱通過率K2とを設定する。
ただし、
1/K1=1/hd1+tc1/λc1+ti1/λi1+1/hs1
1/K2=1/hd2+tc2/λc2+ti2/λi2+1/hs2
hd:周囲空気(又は吐出冷媒)の熱伝達率(W/K・m2)
hs:吸入冷媒の熱伝達率(W/K・m2)
tc:低温側断熱材を設ける配管及び容器の厚さ(m)
ti:低温側断熱材の厚さ(m)
λc:低温側断熱材を設ける配管及び容器の熱伝導率(W/K・m2)
λi:低温側断熱材の熱伝導率(W/K・m2)
添え字1:冷媒1又は冷媒1を循環させた装置での各値
添え字2:冷媒2又は冷媒1を循環させた装置での各値
即ち、既に動作している冷凍空調装置の場合の、膨張弁4から蒸発器5の入口に至る配管及び容器の冷媒流路の表面積をA1、膨張弁4から蒸発器5の入口に至る配管及び容器の冷媒流路の熱通過率をK1、圧縮機冷媒吐出温度又はそれに相当する温度として室外機34内の周囲温度をTD1、圧縮機冷媒吸入温度又はそれに相当する温度として膨張弁4で低温になった冷媒の温度をT1とする。さらにR32冷媒を用いる時の圧縮機冷媒吐出温度又はそれに相当する温度として室外機34内の周囲温度をTD2とする。ここでR410A冷媒からR32冷媒に変更する場合、TD2>TD1である。圧縮機1の吸入状態は液圧縮を防止するように今までの装置と同等の乾き度にするとして、圧縮機冷媒吸入温度又はそれに相当する温度をT2=T1とする。そして式(3)を満足するように、膨張弁4から蒸発器5の入口に至る配管及び容器の冷媒流路の表面積A2を変更したり、膨張弁4から蒸発器5の入口に至る配管及び容器の冷媒流路の熱通過率K2となるように低温側断熱材16を設ける。
図4に示した工程では、能力に対する許容損失割合を予め設定して、これを満たすように断熱材を取りつけたが、同様の工程で、能力を比較する比較対象冷媒を設定して、使用冷媒の場合に比較対象冷媒での能力以下にならないように断熱材の取り付けてもよい。例えば、ステップST1〜ステップST3の熱量演算ステップでは、冷媒回路に使用する使用冷媒である例えばR32冷媒とは異なり、能力を比較する冷媒として例えばR410A冷媒を比較対象冷媒として設定し、所定の冷媒乾き度条件での比較対象冷媒の許容吸熱量を演算し、次の断熱材演算ステップ(ステップST4)では、熱量演算ステップで演算した許容吸熱量以下になるように、R32冷媒の冷媒回路の配管又は容器の表面を覆う低温側断熱材の表面積及び厚さを演算する。このステップST1〜ステップST4によって、圧縮機吐出温度のR32冷媒とR410A冷媒との温度差に応じて冷媒回路を覆う低温側断熱材の表面積及び厚さを設定しており、断熱材を適切で効果的に設けることができる。また断熱材を設けることで、吐出温度が高いR32冷媒の特徴を生かしつつ、高温冷媒から低温冷媒への熱移動を低減して冷房能力損失の低減を図ることができ、システムCOP向上を図ることができる。さらにR32冷媒でも冷凍サイクル運転状態の目安となる圧縮機吸入の冷媒状態は、従来冷媒R410Aと同等の乾き度1.0程度であり、圧縮機構部損傷を招く恐れもなく、信頼性確保を図ることができる空気調和機の断熱材取り付け方法が得られる。
このとき、冷媒回路のほぼ全体の配管又は容器を覆うように断熱材を設けると、吸熱量を極力小さくでき最もよい効果が得られるが、高価になったり、断熱材で覆う空間が必要となるので、吸熱量を考慮して少なくとも室外機34に格納される部分で、周囲空気の温度が高温になる部分に設けるとよい。
図5は、本発明の実施の形態2に係る冷凍空調装置として例えば冷暖房運転が可能な空気調和機の構成を示す冷媒回路図であり、凝縮器の温熱を利用する暖房運転の場合を示す。図5において、図1と同一符号は同一、又は相当部分であり、四方弁2内での冷媒流路の接続が異なっている。冷媒を圧縮する圧縮機1、冷房運転と暖房運転とで冷媒の流れ方向を切り換える四方弁2、凝縮器として動作して圧縮機1で圧縮された冷媒を凝縮し室内空気を加熱する室内熱交換器5、室内熱交換器5で凝縮した冷媒を減圧すると共に冷媒の流量を制御する絞り装置である膨張弁4、蒸発器として動作して減圧した冷媒を蒸発させる室外熱交換器3、を冷媒配管で接続して冷媒回路を構成する。この冷媒回路の作動流体としてはGWPが小さいHFC系冷媒のR32、圧縮機摺動部を潤滑する油としてアルキルベンゼン油を封入し、冷凍空調装置を構成している。
圧縮機用断熱材、低温側断熱材、高温側断熱材の材質と厚さの関係については、実施の形態1で記載したことと同様のことが言える。
暖房運転では、冷媒は圧縮機1で圧縮されて高温高圧となり、配管21、容器22、四方弁2、配管17、容器18を通って室内機33の室内熱交換器5に流入する。室内熱交換器5で冷媒は凝縮し、高温の気液ニ相冷媒又は液冷媒になって室内熱交換器5から流出し、室外機34の配管14、容器15を通過して膨張弁4で減圧される。膨張弁4で減圧された低温冷媒は、容器28、配管27を通って室外熱交換器3に流入する。ここで冷媒は蒸発して乾き度1.0程度の冷媒ガスとなり、配管24、容器25を通って四方弁2、配管11、容器12、容器7、配管9を通り、圧縮機1の吸入口に循環する。室外送風機32は室外空気を室外熱交換器3に送風し、室内送風機31は室内空気を室内熱交換器5に送風して、冷媒と空気を熱交換させる。また、冷媒配管に複数設けられている容器22、18、15、28、25、12、7は、この冷凍サイクルを利用する用途等に応じて、循環冷媒量を制御する冷媒溜めや、冷媒音を防止するためのバッファー容器などとして設けられているもので、必ず備わっているとは限らない。
Q = A・K・(TD−T) ・・・(4)
ただし、
1/K=1/hd+tc/λc+ti/λi+1/ha
A:圧縮機シェルの表面積(m2)
K:圧縮機シェルの熱通過率(W/K・m2)
TD:圧縮機冷媒吐出温度又はそれに相当する温度(℃)
T:圧縮機シェルの周囲空気温度又はそれに相当する温度(℃)
hd:吐出冷媒の熱伝達率(W/K・m2)
ha:周囲空気の熱伝達率(W/K・m2)
tc:圧縮機シェルの厚さ(m)
ti:圧縮機用断熱材6の厚さ(m)
λc:圧縮機シェルの熱伝導率(W/K・m)
λi:圧縮機用断熱材6の熱伝導率(W/K・m)
また、使用する冷媒の圧縮機吐出温度に応じて冷媒回路を覆う断熱材の表面積及び厚さを設定することで、システムCOPの向上を迅速にかつ有効効果的に図ることができる断熱材取り付け方法が得られる。
例えば、ある冷媒が充填されて動作している冷凍空調装置に対し、GWPが小さく、オゾン層保護もできる冷媒として効果のあるR32冷媒に変更する場合、四方弁2から圧縮機1の吸入口に至る配管及び容器の冷媒流路の表面積及びこれらの熱通過率を、以下のようにして決める。
まず、既に動作している冷凍空調装置の場合の、圧縮機1と圧縮機1の吐出口から凝縮器5に至る配管及び容器の冷媒流路の表面積をA1、その部分の冷媒流路の熱通過率をK1、圧縮機冷媒吐出温度又はそれに相当する温度をTD1、配管及び容器の周囲空気温度またはそれに相当する温度をT1とする。さらにR32冷媒を用いる時の圧縮機冷媒吐出温度又はそれに相当する温度をTD2とする。ここでR410A冷媒からR32冷媒に変更する場合、TD2>TD1である。圧縮機1の吸入状態は液圧縮を防止するように今までの装置と同等の乾き度にするとして、R410A冷媒とR32冷媒の場合の周囲空気温度は同等とする。そして式(5)を満足するように、圧縮機1と圧縮機1の吐出口から凝縮器5に至る配管及び容器の冷媒流路の表面積A2と、この部分の熱通過率K2とを設定する。
ただし、
1/K1=1/h1+tc1/λc1+ti1/λi1+1/ha1
1/K2=1/h2+tc2/λc2+ti2/λi2+1/ha2
h:吐出冷媒の熱伝達率(W/K・m2)
ha:周囲空気の熱伝達率(W/K・m2)
tc:圧縮機用断熱材及び高温側断熱材を設ける配管及び容器の厚さ(m)
ti:圧縮機用断熱材及び高温側断熱材の厚さ(m)
λc:圧縮機用断熱材及び高温側断熱材を設ける配管及び容器の熱伝導率(W/K・m)
λi:圧縮機用断熱材及び高温側断熱材の熱伝導率(W/K・m)
添え字1:冷媒1又は冷媒1を循環させた装置での各値
添え字2:冷媒2又は冷媒1を循環させた装置での各値
即ち、既に動作している冷凍空調装置の場合の、凝縮器5の出口から膨張弁4に至る配管及び容器の冷媒流路の表面積をA1、凝縮器5の出口から膨張弁4に至る配管及び容器の冷媒流路の熱通過率をK1、圧縮機冷媒吐出温度又はそれに相当する温度として室外機34内の周囲温度をTD1、圧縮機冷媒吸入温度又はそれに相当する温度として膨張弁4で低温になった冷媒の温度をT1とする。さらにR32冷媒を用いる時の圧縮機冷媒吐出温度又はそれに相当する温度として室外機34内の周囲温度をTD2とする。ここでR410A冷媒からR32冷媒に変更する場合、TD2>TD1である。圧縮機1の吸入状態は液圧縮を防止するように今までの装置と同等の乾き度にするとして、圧縮機冷媒吸入温度又はそれに相当する温度をT2=T1とする。そして式(5)を満足するように、凝縮器5の出口から膨張弁4に至る配管及び容器の冷媒流路の表面積A2を変更したり、凝縮器5の出口から膨張弁4に至る配管及び容器の冷媒流路の熱通過率K2となるように低温側断熱材16を設ける。
図4と同様の工程でこの場合の断熱材取り付け方法を説明すると、ステップST1〜ステップST3の熱量演算ステップでは、冷媒回路に使用する使用冷媒である例えばR32冷媒とは異なり、能力を比較する冷媒として例えばR410A冷媒を比較対象冷媒として設定し、所定の冷媒乾き度条件での比較対象冷媒の許容放熱量を演算し、次の断熱材演算ステップ(ステップST4)では、熱量演算ステップで演算した許容放熱量以下になるように、R32冷媒の冷媒回路の配管又は容器の表面を覆う高温側断熱材の表面積及び厚さを演算する。図4と同様のステップST1〜ステップST4によって、圧縮機吐出温度のR32冷媒とR410A冷媒との温度差に応じて冷媒回路を覆う高温側断熱材の表面積及び厚さを設定しており、断熱材を適切で効果的に設けることができる。また断熱材を設けることで、吐出温度が高いR32冷媒の特徴を生かしつつ、高温冷媒から低温冷媒への熱移動を低減して冷房能力損失の低減を図ることができ、システムCOP向上を図ることができる。さらにR32冷媒でも冷凍サイクル運転状態の目安となる圧縮機吸入の冷媒状態は、従来冷媒R410Aと同等の乾き度1.0程度であり、圧縮機構部損傷を招く恐れもなく、信頼性確保を図ることができる空気調和機の断熱材取り付け方法が得られる。
このとき、冷媒回路のほぼ全体の配管又は容器を覆うように断熱材を設けると、放熱量を極力小さくでき最もよい効果が得られるが、高価になったり、断熱材で覆う空間が必要となるので、放熱量を考慮して少なくとも圧縮機1の吐出口から温熱を利用する部分である凝縮器5に至る配管又は容器に設けるとよい。
ただし、式(1)、(4)からも明かではあるが、表面積が大きい容器は大きな熱容量となるので、配管及び容器の少なくとも一部に断熱材を設ける際、この熱容量の大きな配管及び容器に設けるのが好ましい。通常、容器は配管よりも表面積が大きいため、配管よりも容器に断熱材を設ける方が大きな効果を得ることができる。
また、実施の形態1、実施の形態2では式(3)、式(5)に基づいてR410A冷媒からR32冷媒に入れ替える場合について説明したが、冷媒を限るものではない。冷媒1から、冷媒1よりも吐出温度の高くなる冷媒2に冷媒を変更する際に、これらの式に基づくことで、冷房又は暖房の能力損失を低下させずに、断熱材を設ける部分の表面積とか断熱材の材質とか断熱材の厚さを決定することができる。
本発明の実施の形態3は、実施の形態1や実施の形態2に係る冷凍空調装置のように、蒸発器での冷熱を利用する運転と凝縮器での温熱を利用する運転を有し、それぞれの運転で冷媒の流路を切換える際、流路切換に用いる四方弁の構成に関するものである。図1、図5に示した四方弁2は、その内部において高温冷媒の流路と低温冷媒の流路を仕切ると共に、2つの入口側冷媒流路と2つの出口側冷媒流路を有し、入口側冷媒流路と出口側冷媒流路の接続を暖房運転と冷房運転の運転モードによって切換えることができるように構成する。図6は本実施の形態に係る四方弁2を分解して示す斜視図、図7は図6のVII−VII線における縦断面図、図8は図6のVIII−VIII線における横断面図である。また、図7は図8のVII−VII線における断面に該当する。図8では外周に存在するシール材や弁本体カバーを省略し、弁体のみを示す。
そこで、配管61を圧縮機の吐出口と接続し、配管63を圧縮機1の吸入口に接続し、配管64を室外熱交換器3と接続し、配管62を室内熱交換器5と接続する。このとき、冷房運転では配管61から配管64へ高温冷媒が流れ、配管62から配管63へ低温冷媒が流れる。一方、暖房運転では配管61から配管62へ高温冷媒が流れ、配管64から配管63へ低温冷媒が流れる。
この実施の形態で記載した四方弁は、実施の形態1や実施の形態2に示した冷凍空調装置に適用してもよいし、また、他の冷凍空調装置に適用することもできる。特に低温冷媒と高温冷媒とが循環する冷媒回路で、その温度差が大きい場合に効果的である。
A2・K2・(TD2−T2)≦A1・K1・(TD1−T1)
1/Kj=1/hdj+tc/λc+ti/λi+1/hsj
A:表面積、K:配管系の熱通過率、TD:圧縮機冷媒吐出温度又はそれに相当する温度、T:圧縮機冷媒吸入温度又はそれに相当する温度、h:冷媒熱伝達率、t:厚さ、λ:熱伝導率、添え字1:冷媒1、添え字2:冷媒2、ただしTD2>TD1、T2=T1、添え字c:配管および容器、添え字i:断熱材、添え字d:吐出冷媒、添え字s:吸入冷媒、添え字j:1又は2。
A2・K2・(TD2−T2)≦A1・K1・(TD1−T1)
1/Kj=1/hdj+tc/λc+ti/λi+1/hLj
A:表面積、K:配管系の熱通過率、TD:圧縮機冷媒吐出温度又はそれに相当する温度、T:膨張弁下流から蒸発器入口に至る冷媒温度、h:冷媒熱伝達率、t:厚さ、λ:熱伝導率、添え字1:冷媒1、添え字2:冷媒2、ただしTD2>TD1、T2=T1、添え字c:配管および容器、添え字i:断熱材、添え字d:吐出冷媒、添え字L:膨張弁下流から蒸発器入口に至る冷媒、添え字j:1又は2。
A2・K2・(TD2−Ta)≦A1・K1・(TD1−Ta)
1/Kj=1/hj+tc/λc+ti/λi+1/ha
A:表面積、K:配管系の熱通過率、TD:圧縮機冷媒吐出温度またはそれに相当する温度、Ta:周囲空気温度またはそれに相当する温度、h:冷媒熱伝達率、t:厚さ、λ:熱伝導率、添え字1:冷媒1、添え字2:冷媒2、ただしTD2>TD1、添え字c:配管および容器、添え字i:断熱材、添え字j:1または2、添え字a:周囲空気。
2 四方弁
3 室外熱交換器(凝縮器、蒸発器)
4 絞り装置
5 室内熱交換器(蒸発器、凝縮器)
6 圧縮機用断熱材
9、11、14、17、21、24、27 配管
7、12、15、18、22、25、28 容器
8、13 低温側断熱材
23 高温側断熱材
51 弁体
52 駆動手段
54 押え込み部材
55 弁座
56 回転軸
57 冷媒流路
58 シール材
60 シール材
61、62、63、64 冷媒配管。
Claims (5)
- 圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を配管で接続し、冷媒としてR32冷媒を用いる冷媒回路と、少なくとも前記圧縮機、前記凝縮器、前記絞り装置を格納する筐体と、前記蒸発器での冷熱を利用するときの前記蒸発器から前記圧縮機の吸入口に至る配管又はその間の冷媒回路を形成する容器の少なくとも前記筐体内に収納される前記配管又は前記容器を、前記圧縮機と熱的に分離するように覆う低温側断熱材と、を備え
使用冷媒であるR32と能力を比較する比較対象冷媒としてR410A冷媒を設定し、前記使用冷媒の圧縮機冷媒吐出温度が前記比較対象冷媒の圧縮機冷媒吐出温度よりも高いとき、前記比較対象冷媒を循環させた時の前記配管又は前記容器の吸熱量Q1をその部分の表面積Aとその部分における配管系の熱通過率K1と圧縮機冷媒吐出温度と圧縮機冷媒吸入温度の温度差DT1の積とし、前記比較対象冷媒と前記使用冷媒の前記圧縮機冷媒吸入温度を同等として、前記比較対象冷媒の前記温度差DT1よりも大きくなる前記使用冷媒の前記温度差DT2の増大分に対して、前記使用冷媒を循環させる前記配管又は前記容器の熱通過率K2が前記比較対象冷媒を循環させる前記配管又は前記容器の熱通過率K1よりも減少するような材質又は厚さの低温側断熱材を前記配管又は前記容器に設けて、前記使用冷媒を循環させた時の前記低温側断熱材を含む前記配管又は前記容器の吸熱量Q2が前記比較対象冷媒を循環させた時の前記配管又は前記容器の吸熱量Q1以下になるとともに、圧縮機吸入の冷媒状態が乾き度1.0程度となるように構成したことを特徴とする冷凍空調装置。 - 前記圧縮機の吐出口から前記凝縮器に至る配管又はその間の冷媒回路を形成する容器の少なくとも前記筐体内に収納される前記配管又は前記容器を覆う高温側断熱材と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の冷凍空調装置。
- 圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を配管で接続し、冷媒としてR32冷媒を用いる冷媒回路と、前記圧縮機を覆う圧縮機用断熱材と、前記凝縮器での温熱を利用するときの前記圧縮機の吐出口と前記凝縮器に至る配管又はその間の冷媒回路を形成する容器を覆う高温側断熱材と、を備え、
使用冷媒であるR32と能力を比較する比較対象冷媒としてR410A冷媒を設定し、前記使用冷媒の圧縮機冷媒吐出温度が前記比較対象冷媒の圧縮機冷媒吐出温度よりも高いとき、前記比較対象冷媒を循環させた時の前記配管又は前記容器の吸熱量Q1をその部分の表面積Aとその部分における配管系の熱通過率K1と圧縮機冷媒吐出温度と圧縮機冷媒吸入温度の温度差DT1の積とし、前記比較対象冷媒と前記使用冷媒の前記配管又は前記容器外の空気温度を同等として、前記比較対象冷媒の前記温度差DT1よりも大きくなる前記使用冷媒の前記温度差DT2の増大分に対して、前記使用冷媒を循環させる前記配管又は前記容器の熱通過率K2が前記比較対象冷媒を循環させる前記配管又は前記容器の熱通過率K1よりも減少するような材質又は厚さの高温側断熱材を前記配管又は前記容器に設けて、前記使用冷媒を循環させた時の前記高温側断熱材を含む前記配管又は前記容器の放熱量Q2が、前記比較対象冷媒を循環させた時の前記配管又は前記容器の放熱量Q1以下になるになるとともに、圧縮機吸入の冷媒状態が乾き度1.0程度となるように構成したことを特徴とする冷凍空調装置。 - 前記絞り装置から前記圧縮機の吸入口に至る配管又はその間の冷媒回路を形成する容器を覆う低温側断熱材と、を備えたことを特徴とする請求項3に記載の冷凍空調装置。
- 圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を配管で接続し、冷媒としてR32冷媒を用いる冷媒回路と、を有する冷凍空調装置において、使用冷媒であるR32と能力を比較する比較対象冷媒としてR410Aを設定し、冷媒乾き度が1.0程度の条件での、前記比較対象冷媒の前記冷媒回路における許容吸熱量又は許容放熱量を演算する熱量演算ステップと、前記熱量演算ステップで演算した前記許容吸熱量又は前記許容放熱量程度以下になるように、前記使用冷媒の前記冷媒回路の配管又は容器の表面を覆う断熱材の表面積及び厚さを演算する断熱材演算ステップと、を備え、前記圧縮機吐出温度の前記使用冷媒と前記比較対象冷媒との温度差に応じて前記冷媒回路を覆う前記断熱材の表面積及び厚さを設定することを特徴とする冷凍空調装置の断熱材取り付け方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004072603A JP4124146B2 (ja) | 2004-03-15 | 2004-03-15 | 冷凍空調装置、冷凍空調装置の断熱材取り付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004072603A JP4124146B2 (ja) | 2004-03-15 | 2004-03-15 | 冷凍空調装置、冷凍空調装置の断熱材取り付け方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005257232A JP2005257232A (ja) | 2005-09-22 |
JP4124146B2 true JP4124146B2 (ja) | 2008-07-23 |
Family
ID=35083125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004072603A Expired - Lifetime JP4124146B2 (ja) | 2004-03-15 | 2004-03-15 | 冷凍空調装置、冷凍空調装置の断熱材取り付け方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4124146B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7939697B2 (en) | 2003-12-25 | 2011-05-10 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Fluorinating agent and method for producing fluorine-containing compound using the same |
EP2977692A1 (en) | 2014-07-23 | 2016-01-27 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Compressor system and air conditioner including the same |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007192440A (ja) * | 2006-01-18 | 2007-08-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ヒートポンプ給湯機 |
JP5070773B2 (ja) * | 2006-09-01 | 2012-11-14 | 富士電機株式会社 | 冷却装置 |
JP2008133978A (ja) * | 2006-11-27 | 2008-06-12 | Daikin Ind Ltd | 冷凍装置 |
JP2008196797A (ja) * | 2007-02-14 | 2008-08-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ヒートポンプ給湯機 |
JP2008224072A (ja) * | 2007-03-09 | 2008-09-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ヒートポンプ給湯機 |
EP2538125A3 (en) * | 2008-12-26 | 2013-02-20 | Mitsubishi Electric Corporation | Vacuum heat insulating material, heat insulating box using vacuum heat insulating material, refrigerator, refrigerating/air-conditioning apparatus, water heater, equipments, and manufacturing method of vacuum heat insulating material |
CN102575804A (zh) | 2009-10-16 | 2012-07-11 | 三菱电机株式会社 | 真空隔热材的芯材的制造装置以及真空隔热材的制造方法以及真空隔热材以及冰箱 |
WO2011045947A1 (ja) | 2009-10-16 | 2011-04-21 | 三菱電機株式会社 | 真空断熱材及び冷蔵庫 |
US9103482B2 (en) | 2009-10-19 | 2015-08-11 | Mitsubishi Electric Corporation | Vacuum heat insulating material, heat insulating box, refrigerator, refrigerating/air-conditioning apparatus, water heater, appliance, and manufacturing method of vacuum heat insulating material |
WO2014128830A1 (ja) * | 2013-02-19 | 2014-08-28 | 三菱電機株式会社 | 空気調和装置 |
JP2014181837A (ja) * | 2013-03-19 | 2014-09-29 | Hitachi Appliances Inc | 空気調和機 |
JP7139850B2 (ja) * | 2018-09-28 | 2022-09-21 | 株式会社富士通ゼネラル | 冷凍サイクル装置 |
-
2004
- 2004-03-15 JP JP2004072603A patent/JP4124146B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7939697B2 (en) | 2003-12-25 | 2011-05-10 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Fluorinating agent and method for producing fluorine-containing compound using the same |
EP2977692A1 (en) | 2014-07-23 | 2016-01-27 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Compressor system and air conditioner including the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005257232A (ja) | 2005-09-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4124146B2 (ja) | 冷凍空調装置、冷凍空調装置の断熱材取り付け方法 | |
CN110770516A (zh) | 传热系统 | |
US8020405B2 (en) | Air conditioning apparatus | |
WO2002046663A1 (fr) | Refrigerateur | |
WO2013027757A1 (ja) | 複合二元冷凍サイクル装置 | |
JP2005337700A (ja) | 冷媒冷却回路 | |
JP4577188B2 (ja) | 冷却装置 | |
JP2017161115A (ja) | 空調給湯システム | |
WO2018181057A1 (ja) | 冷凍装置 | |
JP2013249986A (ja) | 空気調和装置 | |
US6385995B1 (en) | Apparatus having a refrigeration circuit | |
JP4651452B2 (ja) | 冷凍空調装置 | |
JP5217945B2 (ja) | 冷凍サイクル装置 | |
CN106403095B (zh) | 热生成单元 | |
JP5599514B2 (ja) | 二段圧縮機及びヒートポンプ装置 | |
EP1329675A2 (en) | Refrigerating cycle of air-conditioner | |
JP2009063247A (ja) | 冷凍サイクル装置およびそれに用いる流体機械 | |
JP6310077B2 (ja) | 熱源システム | |
JP6854979B2 (ja) | 冷凍サイクル装置 | |
JP2004333092A (ja) | 冷凍冷蔵庫 | |
US8156756B2 (en) | Fluid machine | |
JP2017161164A (ja) | 空調給湯システム | |
WO2024204631A1 (ja) | 冷凍サイクルシステム | |
CN113272598A (zh) | 空调机 | |
JP7350892B2 (ja) | 空気調和装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050829 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070821 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071022 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071211 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080130 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080415 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080428 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4124146 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140516 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |