JP4123651B2 - 画像描画システム及び画像描画システムの制御方法 - Google Patents

画像描画システム及び画像描画システムの制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、画像描画システム及び画像描画システムの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、画像の描画を目的とした装置(以下「画像描画装置」と記す)では、予め生成された図形表示のための画像データを基にして、図形上に設定した移動点の位置をディスプレイ上に表示し、移動点の移動に伴って、画像データの書き換えを行うことによって表示画像のスクロールを行っている。このような画像描画装置では移動点の移動に伴って画像データの書き換えを短時間で行わなければならない。
いま、図12に示すように、連続した図形中の移動点の移動開始位置201がデイスプレイ上に表示されるとき、ディスプレイ上に表示される全体の領域(以下「ディスプレイ表示領域」と記す)がC0であるとする。このとき、ディスプレイ表示領域C0の1画面分の画像を1ブロックとすると、移動体の任意の移動に伴ってスムーズに画像のスクロールを行うためには、ディスプレイ表示領域C0及び隣接する8画面で計9ブロック分の大きさの画像B1〜B9が必要になる。この9ブロック分の画像B1〜B9に対応した画像データをDG1〜DG9とすると、画像データDG1〜DG9の記憶領域を予め画像描画装置内に設けておけば、移動点の移動に沿った画像の切換を行うことができる。
このような、スムーズなスクロールを可能にした画像描画装置には、例えば特開平6−88731号公報記載の装置が有る。
本公報記載の画像描画装置においては、図13に示すように、画像描画装置内に設けられたバッファメモリ211に画像データDG1〜DG9の記憶領域(以下DG記憶領域という)212と、ディスプレイ表示のために用いる画像データ(以下表示データDHという)の記憶領域(以下DH記憶領域という)213、214が設けられている。この画像データDG1〜DG9の記憶領域212には図12に示した、画像B1〜B9に対応した画像データDG1〜DG9がCD−ROMから転送され、記憶される。そして、ディスプレイ表示領域C0の表示に必要な表示データDHC0に該当する部分の画像データがDG記憶領域212からDH記憶領域213、或いは、214へ転送され、ディスプレイ上に表示される。このときDH記憶領域213と214は、一方がディスプレイ上に表示中の表示データDHを記憶しており、もう一方が次の表示データDHの生成に用いるための作業領域となる。
図12において移動開始位置201を含むディスプレイ表示領域C0が表示されている状態から、移動点が移動位置202まで移動することによって、ディスプレイ表示領域がC4までスクロールした時を考える。この場合には、バッファメモリ211のDG記憶領域212に画像B10〜B12の3ブロック分の画像に対応した画像データDG10〜DG12をCD−ROMから転送して、画像データDG1、DG4、DG7を削除することにより、画像B1〜B9の画像範囲を超えるようなスクロールを可能としていた。
しかし、本公報に記載の画像描画装置の場合、移動点を含む画像をディスプレイ上に表示するために、予め生成しておいた画像データをCD−ROM等の記憶媒体に記憶しておく必要があり、記録媒体として非常に大きな容量が必要となってしまう。
【0003】
このため、外部接続したホストコンピュータから画像データDGを生成するのに必要なコマンドデータを画像描画装置に転送して表示画像のスクロールを行うシステムが提案されている。
図14は、この画像描画装置220の構成を示すブロック図である。
図14に示すように、画像描画装置220はホストコンピュータ221から与えられたコマンドデータを基に、グラフィックディスプレイコントローラ222が画像データを生成し、バッファメモリ211に画像データを書き込む構成となっている。ここで図14の211は図13に示したバッファメモリ211と同じ記憶領域を有している。
ここで、この装置によって、図12に示すように、移動点の移動に伴ってスムーズな画像のスクロールを行うために必要な画像データDG1〜DG9を生成する場合を考えてみる。この場合、図15に示すように、まず画像B1分の処理が第1ルーチンであるステップS11に従って行われる。ここで、画像データDG1〜DG9を生成するのに必要なコマンドデータをDC1〜DC9とする。
▲1▼ ホストコンピュータ221から画像B1分のコマンドデータDC1が転送される(S11−1)。
▲2▼ 転送されてきたコマンドデータDC1を基にグラフィックディスプレイコントローラ222が画像B1分の画像データDG1の生成を行う(S11−2)。
▲3▼ 描画された画像データDG1をバッファメモリ211に取り込む(S11−3)。
この処理が画像B2〜B9分についても第2ルーチンS12〜第9ルーチンS19で行われ、画像のスクロールに必要な画像データDG1〜DG9がバッファメモリに記憶されることとなる。このため、予め生成しておいた画像データをCD−ROM等の記憶媒体に記憶しておく必要がなくなり、記憶媒体として非常に大きな容量を持つことが必要なくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述してきた従来の画像描画装置では表示画面の滑らかなスクロールを行うため、常に表示画像の属するブロック及びそれに隣接するブロックの合計9ブロック分の画像データ記憶領域がバッファメモリ上に必要となってしまう。このため、バッファメモリには、大きな記憶領域が必要となってしまう。
【0005】
本発明は、以上の事情に鑑み、画像描画に必要なバッファメモリの容量を少なくし、且つ、滑らかな画像スクロールを可能とする画像描画システム及び画像描画システムの制御方法を提供することを目的とした。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した問題点の解決のために、本発明の画像描画システムは、表示領域を含む画像を描画するためのコマンドデータが外部のホスト装置より複数入力され、複数の前記コマンドデータを記憶するコマンドデータ記憶手段と、前記コマンドデータ記憶手段に記憶された複数のコマンドデータのうち、一のコマンドデータに基づいて、所定の描画領域に画像データを生成し、当該画像データのうち前記表示領域に対応する部分を部分画像データとして転送する処理を、前記コマンドデータ記憶手段に記憶された各コマンドデータに対して同じ前記描画領域を用いて行う描画手段と、前記描画手段によって転送された複数の部分画像データを表示画像データとして記憶する表示画像データ記憶手段と、前記表示画像データ記憶手段に記憶された表示画像データに基づいて表示を行う表示手段とを備えたことを特徴とする。請求項2に記載の画像描画システムは、請求項1に記載の特徴に加えて、前記表示領域の位置は、外部からの指定により変更され、前記表示手段における表示画像は、表示画面上で上下左右にスクロール表示されることを特徴とする。請求項3に記載の画像描画システムは、請求項1または請求項2に記載の特徴に加えて、前記表示領域における画像の大きさを1ブロックとした場合に、前記コマンドデータ記憶手段は、4ブロック分以上の画像を描画するために必要な数の前記コマンドデータを記憶することを特徴とする。請求項4に記載の画像描画システムは、請求項1に記載の特徴に加えて、前記表示領域の位置に対応する表示位置情報を前記ホスト装置に対して出力する表示位置情報出力手段、前記表示位置情報に基づいて前記ホスト装置より入力された新たな前記コマンドデータを前記コマンドデータ記憶手段に記憶させるコマンドデータ更新手段とを有することを特徴とする。請求項5に記載の画像描画システムは、請求項1ないし請求項4の何れかに記載の特徴に加えて、表示画像データ記憶手段は、第n表示タイミング(n:自然数)における前記表示画像データを記憶する第1表示画像データ記憶手段と、第(n+1)表示タイミングにおける前記表示画像データを記憶する第2表示画像データ記憶手段とを有し、前記表示手段は、前記第1表示画像データ記憶手段に格納された前記表示画像データおよび前記第2表示画像データ記憶手段に格納された前記表示画像データを表示タイミング毎に切り替えて用いることにより前記表示を行うことを特徴とする。請求項6に記載の画像描画しすてむの制御方法は、コマンドデータを記憶するコマンドデータ記憶装置を備えた画像描画システムの制御方法であって、
表示領域を含む画像を描画するためのコマンドデータが外部のホスト装置より複数入力され、複数の前記コマンドデータを前記コマンドデータ記憶装置に記憶させるコマンドデータ記憶過程と、前記コマンドデータ記憶手段に記憶された複数のコマンドデータのうち、一のコマンドデータに基づいて、所定の描画領域に画像データを生成し、当該画像データのうち前記表示領域に対応する部分を部分画像データとして転送する処理を、前記コマンドデータ記憶装置に記憶された各コマンドデータに対して同じ前記描画領域を用いて行う描画過程と、前記描画過程において転送された複数の部分画像データを表示画像データとして記憶する表示画像データ記憶過程と、前記表示画像データ記憶過程において記憶した表示画像データに基づいて表示を行う表示過程とを備えたことを特徴とする。請求項7に記載の画像描画システムの制御方法は、請求項6に記載の特徴に加えて、前記表示領域の位置に対応する表示位置情報を前記ホスト装置に対して出力する表示位置情報出力過程と、前記表示位置情報に基づいて前記ホスト装置より入力された新たな前記コマンドデータを前記コマンドデータ記憶装置に記憶させるコマンドデータ更新過程とを備えたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
[1]第1実施形態
[1.1]実施形態の構成
図1は本実施形態の基本構成を示すブロック図である。
図1において、本実施形態に係る画像描画システムは、ホストコンピュータ2と、画像描画部1、ディスプレイ8及び入力装置10から構成されている。
【0008】
ホストコンピュータ2は画像データの生成に必要なプログラムを含んだコマンドデータDCB及びこのコマンドデータDCBからディスプレイ表示領域の表示に必要な画像データ(以下表示データDHという)を生成する際の制御プログラムを含んだコマンドデータDCMを送出することが出来る装置である。
ホストコンピュータ2から送出されるコマンドデータDCB及びDCMについては後に詳細を説明する。
【0009】
入力装置10は移動点の移動命令(以下スクロール命令という)を出力する装置である。この入力装置10には、単にスクロール命令を送出するだけならジョイスティック等があり、カーナビゲーションシステムで本発明の画像描画装置を用いるのであれば自車位置を検出するGPS(Global Positioning System)等がある。
また、この入力装置10は、通信ライン61を介してホストコンピュータ2と接続されている。
【0010】
また、図1において画像描画部1は、ホストコンピュータ2との接続のためのインターフェース3と、コマンドデータDCB、DCM及び表示データDHの記憶領域としてのローカルバッファメモリ4と、ローカルバッファメモリ4に記憶されたコマンドデータDCB及びDCMを読み出し、実行して描画命令を出力するコマンドデータ処理回路5と、コマンドデータ処理回路5から出力された描画命令に基づいて画像データDGの生成を行う描画回路6と、表示データDHをデジタル/アナログ変換して得られる画像信号をディスプレイ8に出力する駆動回路7、を有する。
【0011】
インターフェース3は、通信ライン60を介してホストコンピュータ2と接続されている。
このインターフェース3には、例えば、USB(Universal Serial Bus)インターフェース、IEEE1394インターフェース等のシリアルインターフェース、SCSI(Small Computer System Interface)インターフェース、セントロニクスインターフェース等のパラレルインターフェースがある。
【0012】
ローカルバッファメモリ4はデータの読み込み/書き込みを自由に行える記憶領域が設けられている。そして、この記憶領域は大別して、ホストコンピュータ2からのコマンドデータDCB及びDCMを記憶しておくコマンドデータ記憶領域41及び、描画回路6の作業領域である描画領域42、表示データDHを記憶するための表示領域43からなっている。
これらコマンドデータ記憶領域41、描画領域42、表示領域43のローカルバッファメモリ4内での領域及びサイズは、ホストコンピュータ2から任意に設定することが可能である。
また、ローカルバッファメモリ4は接続ライン51を介してインターフェース3と接続されている。コマンドデータ記憶領域41、描画領域42、表示領域43については後に詳細を説明する。
【0013】
コマンドデータ処理回路5は、接続ライン52を介してローカルバッファメモリ4と、接続ライン58を介してインターフェース3と、接続ライン53を介して描画回路6と接続されている。
また、この描画回路6は、前記ローカルバッファメモリ4とは接続ライン54を介して接続され、更に接続ライン59を介してインターフェース3と接続されている。
【0014】
駆動回路7は接続ライン56を介して前記ローカルバッファメモリ4と接続されており、接続ライン57を介してディスプレイ8と接続されている。また、駆動回路7は、設定を行うためインターフェイス3とも接続されている。
【0015】
次に、図2はホストコンピュータ2内のホストメモリ20の記憶領域の構成を示した図である。図12に示すように、連続した図形中の移動点の移動開始位置201がデイスプレイ上に表示されるとき、ディスプレイ表示領域がC0であるとする。このとき、移動点の移動に伴ってC0の画像を各方向にスクロール可能とするためには、C0及び隣接する8画面で計9ブロック分の大きさの画像B1〜B9が必要になる。このため、図2に示すように、ホストコンピュータ2内のホストメモリ20には、計9ブロックの画像B1〜B9分の画像データDG1〜DG9を生成するのに必要なコマンドデータDCB1〜DCB9記憶領域21-1〜21-9(以下、DCB記憶領域という)が設けられている。
【0016】
一方、図2に示すように、ホストメモリ20には、コマンドデータDCB記憶領域21-1〜21-9の他に、表示データDHの生成を制御するコマンドデータDCMの記憶領域22を有している。図12に示す場合、このコマンドデータDCM記憶領域22には、ディスプレイ表示領域C0の表示データDHC0の生成を制御するコマンドデータDCMC0が記憶されている。
このコマンドデータDCMが行う制御については後に詳細を説明する。
【0017】
次に、図3(a)はディスプレイ8上に表示されるディスプレイ表示領域と画像B1〜B9との関係を示した図、(b)はローカルバッファメモリ4内のコマンドデータ記憶領域41及び描画領域42の構成を示した図である。
【0018】
ディスプレイ表示領域がC1であるとき、図3(a)においてディスプレイ表示領域C1は、画像B1、B2、B4、B5に跨っている。このとき、ディスプレイ表示領域C1は、画像B1の一部である部分画像A1、画像B2の一部である部分画像A2、画像B4の一部である部分画像A3、画像B5の一部である部分画像A4から構成されている。このため、ディスプレイ表示領域C1を全て表示するためには、画像B1、B2、B4、B5分の画像データDG1、DG2、DG4、DG5を生成するために、コマンドデータDCB1、DCB2、DCB4、DCB5の全てが必要になる。
また、図3(a)からも分かるように、ディスプレイ表示領域を全て表示するためには最低1ブロック、最大4ブロック分の画像を描画するのに必要なDCBが必要になる。このため、ローカルバッファメモリ4内のコマンドデータ記憶領域41には4ブロック分の画像を描画するのに必要なDCBの記憶領域41-1が設けられている。例えば、図3(a)の場合には、図3(b)に示すように、画像B1、B2、B4、B5を描画するために、コマンドデータDCB1、DCB2、DCB4、DCB5が書き込まれている。
【0019】
また、コマンドデータ記憶領域41には、このDCB記憶領域41-1の他に、表示データDHの生成を制御するコマンドデータDCMの記憶領域41-2も設けられている。
図3(a)に示す場合、ディスプレイ表示領域がC1の場合には、このコマンドデータDCM記憶領域22にはコマンドデータDCMC1が記憶されている。
【0020】
次に、図3(b)において描画領域42は、描画回路6がコマンドデータDCBから画像データDGを生成するための作業領域として用いられる。
【0021】
次に、図4はローカルバッファメモリ4内の描画領域42と表示領域43の構成を示した図である。図4において表示領域43は2ブロック分の表示データDHの記憶領域43-1、43-2が設けられている。これら表示データDH記憶領域43-1、43-2は、それぞれ交互に書き込み/読み込みが可能であり、表示データDH記憶領域43-1で読み込みが行われている間、表示データDH記憶領域43-2に書き込みを行うというように動作することが可能である。
例えば、図3(a)の場合には、画像データDG1、DG2、DG4、DG5のうち、ディスプレイ表示領域C1を表示するのに必要な表示データDHC1が描画領域42から転送された画像データによって生成されている。
【0022】
[1.2]実施形態に係る描画命令コマンドデータの構成
描画回路6では画像データDGを生成するために、各ブロック毎の画像上で座標を決定して描画を行うが、描画過程において実際に表示に供されるデータを表示データDH記憶領域43-1、43-2に書き込む。
いま、各ブロック毎の画像上の座標は(Xi、Yi)で表されるので、点A(X1、Y1)、点B(X2、Y2)の2点を含む青い直線を表示するためには画像データDGとして、コマンドデータDCBに基づいて、2点の座標に対応する2画素を結ぶ間の点のデータが必要となる。
ここで、本実施形態における、この点A(X1、Y1)、点B(X2、Y2)の2点間を結ぶ線分を青で描画する場合のコマンドデータDCBを図5に示す。図5のステップS2は点A(X1、Y1)の座標を指定するコマンド、ステップS3は点B(X2、Y2)の座標を指定し、点A(X1、Y1)、点B(X2、Y2)を結ぶ線上に位置する画素を描画させるコマンド、ステップS1はステップS3で指定された画素の色を青に指定するコマンドである。
【0023】
また、点A(X1、Y1)、点B(X2、Y2)、点C(X3、Y3)の3点を結ぶ三角形の内部を赤で塗りつぶす描画を行う場合のコマンドデータDCBを図6に示す。ここで図6のステップS2-2は点A(X1、Y1)の座標を指定するコマンド、ステップS2-3は点B(X2、Y2)の座標を指定するコマンド、S2-4は点C(X3、Y3)の座標を指定し、点A(X1、Y1)、点B(X2、Y2)、点C(X3、Y3)を結ぶ三角形の領域に含まれる画素を塗りつぶすコマンド、ステップS2-1はステップS2-4で指定された画素の色を赤に指定するコマンドである。
【0024】
[2]実施形態の動作
図7はディスプレイ上に画像を表示する場合のフローチャートである。
いま、図12に示すように移動点が移動開始位置201にあり、ディスプレイ上に初めてディスプレイ表示領域としてC0が表示される場合を考える。このとき、入力装置10のスクロール命令に従って、移動点の移動に伴ったスクロールを可能とするためには、ディスプレイ表示領域C0及び隣接する8画面で計9ブロック分の大きさの画像B1〜B9が必要になる。このときディスプレイ上には以下のようにしてディスプレイ表示領域C0が表示されることとなる。
【0025】
まず、ホストコンピュータ2によって、移動点の移動開始位置201が画像B1〜B9のいずれの画像上にあるかが検出される(ステップS101)。移動点の位置が検出されると、ホストコンピュータ2は、スクロールに必要なコマンドデータDCBを検出し、このコマンドデータDCBが、ホストメモリ20内に記憶済みか否かを確認する(ステップS102、S103)。しかし、初めて画像が表示される状態ではホストメモリ内にコマンドデータDCBは記憶されていないため、画像B1〜B9を描画するためのコマンドデータDCB1〜DCB9及びDCMC0がホストコンピュータ2で生成され、ホストメモリ20の記憶領域21-1〜21-9及び22に記憶される(ステップS104、S105)。コマンドデータDCMC0が生成されると、ホストコンピュータ2は、そのコマンドデータDCMC0を、画像描画部1に転送する(ステップS106)。コマンドデータDCMC0が転送されると、コマンドデータ処理回路5は、ローカルバッファメモリ4に対してアクセスし、コマンドデータDCB5がコマンドデータ記憶領域41に記憶されていないことを確認する(ステップS108)。コマンドデータ処理回路5はコマンドデータDCB5が記憶されていないことを確認するとコマンドデータDCB5の転送命令をホストコンピュータ2に対し出力する(ステップS109)。この転送命令を受けるとホストコンピュータ2はローカルバッファメモリ4に対しコマンドデータDCB5の転送を行う(ステップS110)。
【0026】
以上のようにしてローカルバッファメモリ4内のコマンドデータ記憶領域41に記憶されたコマンドデータDCB5は、コマンドデータ処理回路5によって読み込まれ、コマンドデータ処理回路5と描画回路6によって各種描画処理が行われる(ステップS111〜S118)。このようにして、表示データDHC0が生成され、ディスプレイ上に表示されることとなる。このステップS111〜S118については後に詳細を説明する。
【0027】
表示データDHC0が生成され、ディスプレイ上に表示されると、描画回路6は表示画面フラグMを反転させる(ステップS119、S120)。
この表示画面フラグMは、表示データDH記憶領域43-1、43-2の切り換え制御に用いられ、表示画面フラグMが反転すると、表示データDHの作業領域が43-1から43-2へ切り換わるように制御される。
つまり、電源投入後のセットアップ時に表示画面フラグMを0と設定しておくと、表示データDHC0が生成され、ステップS119で表示画面フラグMが反転すると次に表示される表示データDHの生成には、表示データDH記憶領域43-2が使用されることとなる。
【0028】
次に、図8(a)はディスプレイ8上に表示されるディスプレイ表示領域と画像B1〜B9との関係を示した図、(b)はディスプレイ表示領域がC1の場合のホストコンピュータ2内のホストメモリ20の構成及び、ローカルバッファメモリ4内のコマンドデータ記憶領域41の構成を示した図、(c)はディスプレイ表示領域がC1の画像B1、B2、B4、B5との関係を示した図である。
ここで図8において図3(a)と同様の部分には同一の符号を付すものとする。
【0029】
図8(a)において移動開始位置201を含むディスプレイ表示領域C0が表示されている状態から入力装置10のスクロール命令に従って、移動点が移動位置203まで移動し、ディスプレイ上にC1が表示された場合を図7に沿って説明する。
【0030】
図8(a)において、ディスプレイ表示領域C1は、画像B1の一部である部分画像A1、画像B2の一部である部分画像A2、画像B4の一部である部分画像A3、画像B5の一部である部分画像A4から構成されている。
いま部分画像A1〜A4の画像データを、部分画像データDGA1〜DGA4とすると、ディスプレイ表示領域C1の表示データDHC1は以下の手順によって生成される。
【0031】
まず、入力装置10からのスクロール命令が通信ライン61を介してホストコンピュータ2に出力される。このスクロール命令を受けるとホストコンピュータ2はステップS101を実行して、スクロール命令に従った移動点の移動位置203が画像B1〜B9のいずれの画像上にあるかを検出する。
そして、図8(a)において移動点の移動位置203を含んだディスプレイ表示領域C1を表示するための表示データDHC1の生成に必要なコマンドデータDCBがコマンドデータDCB1、DCB2、DCB4、DCB5であることが検出される(ステップS102)。
【0032】
ステップS102によって表示データDHC1の生成に必要なコマンドデータDCBが検出されると、ホストコンピュータ2はコマンドデータDCB1〜DCB9がホストメモリ20内に記憶済みのため、コマンドデータDCB1、DCB2、DCB4、DCB5が記憶されていると判断する(ステップS103)。
そして、ホストコンピュータ2はホストメモリ20内にコマンドデータDCB1、DCB2、DCB4、DCB5が記憶されていると判断すると、ステップS105を実行し表示データDHC1の生成を制御するコマンドデータDCMC1の生成を行う。コマンドデータDCMC1が生成されると、コマンドデータDCMC1をローカルバッファメモリ4及びコマンドデータ処理回路5に転送する(ステップS106)。
【0033】
コマンドデータDCMC1が転送されると、コマンドデータ処理回路5は、ローカルバッファメモリ4に対してアクセスし、コマンドデータDCB1、DCB2、DCB4、DCB5がコマンドデータ記憶領域41に記憶済みか否かを判断する(ステップS108)。しかし、コマンドデータ記憶領域41にはコマンドデータDCB5以外のコマンドデータDCB1、DCB2、DCB4が存在しないためコマンドデータ処理回路5はコマンドデータDCB1、DCB2、DCB4の転送命令をホストコンピュータ2に対し出力する(ステップS109)。この転送命令を受けるとホストコンピュータ2はローカルバッファメモリ4に対しコマンドデータDCB1、DCB2、DCB4の転送を行う(ステップS110)。
【0034】
以上のようにしてローカルバッファメモリ4内のコマンドデータ記憶領域41に記憶されたコマンドデータDCB1、DCB2、DCB4、DCB5は、コマンドデータ処理回路5によって読み込まれ、コマンドデータ処理回路5と描画回路6によって各種描画処理が行われることになる(ステップS111〜S119)。
【0035】
次に図7のステップS111〜S119について、もう少し詳しく述べることにする。図9は、表示データDHC1を生成する際にコマンドデータ処理回路5及び描画回路6内で行われるデータ処理を示した図である。まず、ステップS111において、部分画像データDGA1〜DGA4=DGAXとなる、Xという変数を定義し、この変数Xを1に設定する。この設定が成されると、図9(1)に示すように、コマンドデータ処理回路5は、コマンドデータDCB1をローカルバッファメモリ4から読み取り、描画回路6に対し画像データDG1の描画命令を送出する(ステップS112)。描画回路6は、画像データDG1の描画命令を受けると、描画領域42に対し画像データDG1の生成を行う(ステップS113)。
画像データDG1の生成が終了するとコマンドデータ処理回路5は、生成した画像データDG1のどの部分が部分画像データDGA1に該当するのかをコマンドデータDCMC1から読み取り、描画回路6に対し、部分画像データDGA1の転送命令を送出する(ステップS114)。そして描画回路6は、部分画像データDGA1の転送命令に従って、部分画像データDGA1を表示領域43の対象位置へと転送する(ステップS115)。部分画像データDGA1の転送後、画像データDG1は、必要なくなるので、同じ描画領域42に次の画像データを生成する。同様に部分画像データDGA2、DGA3、DGA4についても、ステップS112〜S116のルーチンが繰り返されることになる。
このようにして、部分画像データDGA1、DGA2、DGA3、DGA4についての、描画が終了し表示データDHC1が表示領域43に記憶されると、表示データDHC1は駆動回路7によって、デジタル/アナログ変換されディスプレイ8上に表示画像が表示される(ステップS119)。その後、描画回路6は表示画面フラグMを反転させる(ステップS120)。
このようにして、ディスプレイ表示領域C1分の表示データDHC1が生成される。
【0036】
同様に、ディスプレイ表示領域C0分の表示データDHC0を生成する場合について説明する。表示データDHC0を生成する場合には、ディスプレイ表示領域C0が画像B5に完全に一致しているため、ディスプレイ表示画像C0の部分画像の全体もまた画像B5と一致している状態にある。
この場合、ディスプレイ表示領域C0の部分画像の全てをA1(=画像B5)とし、この部分画像A1の画像データを、部分画像データDGA1とすると、表示データDHC0を生成するためには、部分画像データDGA1のみが必要なためステップS117で他に必要な部分画像データは無いと判断され、ステップS112〜S116のルーチンは、それ以上繰り返されることなくステップS119へと進む。
【0037】
次に、図10はディスプレイ表示領域と画像B1、B2、B4、B5との関係を示した図である。図10において移動点の移動位置203を含むディスプレイ表示領域C1が表示されている状態から入力装置10のスクロール命令に従って、移動点が移動位置204まで移動することによって、ディスプレイ表示領域がC2までスクロールした場合を考える。
図10に示す場合、ディスプレイ表示領域C2は画像B1、B2、B4、B5内に有るので、表示データDHC1の生成時に既にコマンドデータ記憶領域41に書き込まれた、コマンドデータDCB1、DCB2、DCB4、DCB5を用いて表示データDHC2を生成することが可能である。
このとき、ステップS114でディスプレイ表示領域C2の部分画像A1’、A2’、A3’、A4’に対応するようにし、表示領域43に転送することによって表示データDHC2を生成することが出来る。
【0038】
次に、C1が、画像ブロックB1、B2、B4、B5外のC3へ画像スクロールしたときについて説明する。図11(a)はディスプレイ表示領域C3と画像B1〜B9との関係を示した図、(b)はディスプレイ表示領域がC3の場合のホストメモリ20の構成及びコマンドデータ記憶領域41の構成を示した図、(c)はディスプレイ表示領域C3と画像B1、B2、B4、B5との関係を示した図である。ここで図11において図7と同様の部分には同一の符号を付すものとする。
【0039】
図11(a)において移動開始位置203を含むディスプレイ表示領域C1が表示されている状態から入力装置10のスクロール命令に従って、移動点が移動位置205まで移動することによって、ディスプレイ表示領域がC3までスクロールしたとき、ディスプレイ表示領域C3は画像データB2、B3、B5、B6に跨っている。
この場合、ディスプレイ表示領域C3は、画像B2の一部である部分画像A1’’、画像B3の一部である部分画像A2’’、画像B5の一部である部分画像A3’’、画像B6の一部である部分画像A4’’から構成されている。
いま部分画像A’’1〜A’’4の画像データを、部分画像データDGA''1〜DGA''4とする。このとき、ディスプレイ表示領域C3の表示データDHC3を生成しようとするときは、図7のステップS101〜S107までは、表示データDHC1を生成した際の手順と全く同様にルーチンが実行される。
そしてステップS108においてコマンドデータDCB3及びDCB6が足りないと判断され、ホストメモリ20からコマンドデータDCB3及びDCB6がローカルバッファメモリ4に転送される。その後、ステップS115までが実行され、表示データDHC3に対応した部分画像データDGA''1〜DGA''4が表示領域43に転送されることによって、表示データDHC3が生成される。
【0040】
一方、図12に示すようにディスプレイ表示領域が画像B1〜B9の範囲外のC4にスクロールしてしまったときを考える。この場合、図8のステップS103において画像B10〜B12を描画するために、コマンドデータDCB10〜DCB12が生成され、このコマンドデータDCB10及びDCB11が、ローカルバッファメモリ4に転送される。このようにして、ホストメモリ20に記憶されているコマンドデータDCBで描画出来る画像の範囲を超えたスクロールが行われた場合でも、画像のスクロールが可能となる。
【0041】
以上に述べてきたように、画像のスクロールが成された場合に、ローカルバッファメモリ4内のDCB記憶領域41-1に記憶されたコマンドデータDCBの全てを上書きする必要はなく、一部のみを書き換えればよい。このため、コマンドデータDCBの転送時間を短縮でき、高速での画像スクロールにも対応できるようになる。
【0042】
一方、本実施形態においてはディスプレイ8上に表示される画像がカラー表示であるためローカルバッファメモリ4内の描画領域42に転送される画像データは1ピクセル当たり8bitの深さを持たせることにより、256階調、すなわち、1670万色の表示が可能となる。しかし、描画領域42に書き込む際にはカラー表示用の画像データとはせずに1bitで書込むことによってローカルバッファメモリ4の容量は更に小さくすることも可能となる。この場合、表示領域43に表示データDHを転送する際にディスプレイ8上に表示される色及び、階調を図5或いは、図6に示した、SET−FOREGROUND−COLORコマンドによって指定された色に従って、各画素に対応した描画回路6中のSET−FOREGROUND−COLORレジスタに記憶された色としてカラー表示用の表示データDHとする。
【0043】
また、本実施形態においては画像表示用のディスプレイ8を画像描画部1に外部接続した構成としているが、当然内蔵しても構わない。
同様に、本実施形態においては入力装置10をホストコンピュータ2に外付けした構成としているが、画像描画部1、或いは、ホストコンピュータ2に内蔵しても構わない。
【0044】
また、本実施形態においては、図7のステップS104においてホストコンピュータ2が生成したコマンドデータDCBを画像描画部1側からの転送命令に従ってホストコンピュータ2側から画像描画部1側に転送するルーチンとなっている(ステップS109、S110)。しかし、画像描画部1側からの転送要求を受けることなく、予め表示画像の表示に必要なコマンドデータDCBを画像描画部1に転送するルーチンにしても構わない。
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば、画像描画に必要なメモリ容量を少なくし、且つ、滑らかな画像スクロールを可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像描画装置の基本構成を示すブロック図である。
【図2】 図2はホストコンピュータ2内のホストメモリ20の記憶領域の構成を示した図である。
【図3】(a)はディスプレイ表示領域C1と画像B1、B2、B4、B5との関係を示した図である。
(b)はローカルバッファメモリ4内のコマンドデータ記憶領域41及び描画領域42の構成を示した図である。
【図4】 ローカルバッファメモリ4内の描画領域42及び表示領域43の構成を示した図である。
【図5】 点A(X1、Y1)、点B(X2、Y2)の2点間を結ぶ線分を青で描画する描画命令コマンドデータである。
【図6】 点A(X1、Y1)、点B(X2、Y2)、点C(X3、Y3)の3画素を結ぶ三角形の内部を赤で塗りつぶす描画を行う場合の描画命令コマンドデータである。
【図7】 ディスプレイ上に画像を表示する場合のフローチャートである。
【図8】(a)は、ディスプレイ表示領域と画像B1〜B9との関係を示した図である。
(b)はディスプレイ表示領域がC1の場合のホストメモリ20の構成及び、ローカルバッファメモリ4内のコマンドデータ記憶領域41の構成を示した図である。
(c)はディスプレイ表示領域とC1の画像B1、B2、B4、B5との関係を示した図である。
【図9】 コマンドデータ処理回路5及び、描画回路6内で行われるデータ処理を示した図である。
【図10】 ディスプレイ表示領域と画像B1、B2、B4、B5との関係を示した図である。
【図11】(a)はディスプレイ表示領域C3と画像B1〜B9との関係を示した図である。
(b)はディスプレイ表示領域がC3の場合のホストメモリ20の構成及びコマンドデータ記憶領域41の構成を示した図である。
(c)はディスプレイ表示領域C3と画像B1、B2、B4、B5との関係を示した図である。
【図12】 ディスプレイ表示領域C0、C4と画像B1〜B9との関係を示した図である。
【図13】 従来の画像描画装置内に設けられたバッファメモリ211の構成を示す図である。
【図14】 従来の画像描画装置の基本構成を示すブロック図である。
【図15】 従来の画像描画装置における画像描画のためのフローチャートである。
【符号の説明】
1:画像描画装置
2:ホストコンピュータ
3:インターフェース
4:ローカルバッファメモリ
5:コマンドデータ処理回路
6:描画回路
7:駆動回路
8:ディスプレイ
41:コマンドデータ記憶領域
41-1:描画命令コマンドデータ記憶領域
41-2:描画制御コマンドデータ記憶領域
42:描画領域
43:表示領域
43-1、43-2:画像データ記憶領域
B1〜B9:画像ブロック
C1〜C3:ディスプレイ表示画像

Claims (7)

  1. 表示領域を含む画像を描画するためのコマンドデータが外部のホスト装置より複数入力され、複数の前記コマンドデータを記憶するコマンドデータ記憶手段と、
    前記コマンドデータ記憶手段に記憶された複数のコマンドデータのうち、一のコマンドデータに基づいて、所定の描画領域に画像データを生成し、当該画像データのうち前記表示領域に対応する部分を部分画像データとして転送する処理を、前記コマンドデータ記憶手段に記憶された各コマンドデータに対して同じ前記描画領域を用いて行う描画手段と、
    前記描画手段によって転送された複数の部分画像データを表示画像データとして記憶する表示画像データ記憶手段と、
    前記表示画像データ記憶手段に記憶された表示画像データに基づいて表示を行う表示手段と
    を備えたことを特徴とする画像描画システム。
  2. 請求項1記載の画像描画システムにおいて、
    前記表示領域の位置は、外部からの指定により変更され、
    前記表示手段における表示画像は、表示画面上で上下左右にスクロール表示される
    ことを特徴とする画像描画システム。
  3. 請求項1または請求項2記載の画像描画システムにおいて、
    前記表示領域における画像の大きさを1ブロックとした場合に、前記コマンドデータ記憶手段は、4ブロック分以上の画像を描画するために必要な数の前記コマンドデータを記憶する
    ことを特徴とする画像描画システム。
  4. 請求項1記載の画像描画システムにおいて、
    前記表示領域の位置に対応する表示位置情報を前記ホスト装置に対して出力する表示位置情報出力手段
    前記表示位置情報に基づいて前記ホスト装置より入力された新たな前記コマンドデータを前記コマンドデータ記憶手段に記憶させるコマンドデータ更新手段と
    を有することを特徴とする画像描画システム。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像描画システムにおいて、
    表示画像データ記憶手段は、第n表示タイミング(n:自然数)における前記表示画像データを記憶する第1表示画像データ記憶手段と、第(n+1)表示タイミングにおける前記表示画像データを記憶する第2表示画像データ記憶手段とを有し、
    前記表示手段は、前記第1表示画像データ記憶手段に格納された前記表示画像データおよび前記第2表示画像データ記憶手段に格納された前記表示画像データを表示タイミング毎に切り替えて用いることにより前記表示を行う
    ことを特徴とする画像描画システム。
  6. コマンドデータを記憶するコマンドデータ記憶装置を備えた画像描画システムの制御方法であって、
    表示領域を含む画像を描画するためのコマンドデータが外部のホスト装置より複数入力され、複数の前記コマンドデータを前記コマンドデータ記憶装置に記憶させるコマンドデータ記憶過程と、
    前記コマンドデータ記憶手段に記憶された複数のコマンドデータのうち、一のコマンドデータに基づいて、所定の描画領域に画像データを生成し、当該画像データのうち前記表示領域に対応する部分を部分画像データとして転送する処理を、前記コマンドデータ記憶装置に記憶された各コマンドデータに対して同じ前記描画領域を用いて行う描画過程と、
    前記描画過程において転送された複数の部分画像データを表示画像データとして記憶する表示画像データ記憶過程と、
    前記表示画像データ記憶過程において記憶した表示画像データに基づいて表示を行う表示過程と
    を備えたことを特徴とする画像描画システムの制御方法。
  7. 請求項6記載の画像描画システムの制御方法において、
    前記表示領域の位置に対応する表示位置情報を前記ホスト装置に対して出力する表示位置情報出力過程と、
    前記表示位置情報に基づいて前記ホスト装置より入力された新たな前記コマンドデータを前記コマンドデータ記憶装置に記憶させるコマンドデータ更新過程
    を備えたことを特徴とする画像描画システムの制御方法。
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