JP4123503B2 - プラスチックレンズ、及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート変性体を含有する有機ポリイソシアネートと、活性水素基含有化合物からなるプラスチックレンズ、及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プラスチックレンズは、無機ガラス製レンズに比べて、軽量性・安全性・成形性等に有利であるため、広く利用されている。特に眼鏡用レンズにおいては、ポリジエチレングリコールビスアリルカーボネート(CR−39)等が広く使用されていた。しかし、CR−39は屈折率が低いため、レンズが厚くなるという欠点がある。そこで、プラスチックレンズの高屈折率化の提案が、種々なされている。例えば、特開昭63−46213号公報に記載されている芳香族ポリイソシアネート化合物とポリチオール化合物とを反応させて得られるポリチオウレタン樹脂は、屈折率が高いことから、広く利用されるようになってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開昭55−13747号公報、特開昭63−23908号公報の方法では、プラスチックレンズの高屈折率化には限界があり、また耐水性、耐衝撃性も不十分であった。
【0004】
特開昭63−46213号公報に記載されているプラスチックレンズは、屈折率のよいポリチオウレタン系樹脂を用いている。しかし、ポリチオウレタン系樹脂は、耐湿性が十分でないことから、長期間の使用で吸水によりレンズの白濁や変形が生じることがあり、また耐衝撃性も不十分であった。
【0005】
プラスチックレンズの耐衝撃性を改良する手段として、脂環族イソシアネートと多官能ポリチオールからなるポリチオウレタン系樹脂を用いる方法や、脂肪族イソシアネートのイソシアヌレート変性体を用いたポリウレタン系樹脂を用いる方法が提案されている。しかし、このような方法で得られたプラスチックレンズの屈折率等の性能面で不十分であり、更に、該イソシアヌレート変性体が高粘度であるため、プラスチックレンズの作成時において混入した気泡の除去(いわゆる”脱泡”)に時間がかかるという生産効率の悪さという問題があり、実用上、まだ不十分なものであった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、鋭意検討の結果、特定の有機ポリイソシアネートを使用すること等により、上記の欠点を改良し、屈折率・耐熱性・耐湿性・耐衝撃性に優れ、脱泡が容易であるために生産効率も良く、かつ、良好な硬化性を有するプラスチックレンズ、及びその製造方法を見いだした。
【0007】
すなわち本発明は、(A)有機ポリイソシアネート、及び(B)2個以上の活性水素基を有する化合物、を有する組成物から得られるプラスチックレンズにおいて、(A)の有機ポリイソシアネートがヘキサメチレンジイソシアネートのみから得られるイソシアヌレート変性体を含有し、かつ、該変性体の25℃における動粘度が1600mm 2 /s 以下でイソシアネート基含量が22.5〜24.5質量%であること、(B)の2個以上の活性水素基を有する化合物における活性水素基が水酸基、メルカプト基から選択されること、イソシアネート基/活性水素基のモル比率が0.9〜1.2となるように(A)と(B)を混合すること、を特徴とするプラスチックレンズである。
【0008】
また、本発明は、(A)有機ポリイソシアネート、及び(B)2個以上の活性水素基を有する化合物、を有する組成物から得られるプラスチックレンズにおいて、(A)の有機ポリイソシアネートがヘキサメチレンジイソシアネートに対して0.1質量%の1,3−ブタンジオールで変性したイソシアネート基末端プレポリマーから得られるイソシアヌレート変性体を含有し、かつ、該変性体の25℃における動粘度が1600mm 2 /s以下でイソシアネート基含量が22.5〜24.5質量%であること、(B)の2個以上の活性水素基を有する化合物における活性水素基が水酸基、メルカプト基から選択されること、イソシアネート基/活性水素基のモル比率が0.9〜1.2となるように(A)と(B)を混合すること、を特徴とするプラスチックレンズ。
【0009】
本発明は、前記の(A)及び(B)を有する組成物をモールドに注入して、該組成物を加熱して硬化させること、を特徴とするプラスチックレンズの製造方法である。
【0010】
本発明の最大の特徴は、(A)有機ポリイソシアネートとして、HDIのイソシアヌレート変性体を含有し、かつ、該変性体の25℃における動粘度が1600mm 2 /s以下である有機ポリイソシアネートを用いることである。本発明者等は、プラスチックレンズを作成する際に混入するバブルが容易に脱泡することにより生産性を向上させ、かつ、従来とほぼ同等若しくはそれ以上の、屈折率・耐熱性・耐湿性・耐衝撃性といった要求される性能を十分に満たす、良好なプラスチックレンズ、及びその製造方法を発明するに至ったのである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明を更に詳しく説明する。本発明で使用する(A)有機ポリイソシアネートは、25℃における動粘度が1600mm 2 /s以下であるHDIのイソシアヌレート変性体を主成分としたものである。25℃における動粘度が1600mm 2 /sを越える場合は、数平均分子量が高くなる場合が多く、そのため高粘度となり、脱泡に要する時間が長くなる等の問題を生じやすい。
【0012】
また、前記(A)のイソシアネート基含量は、22.5〜24.5質量%である。イソシアネート基含量が22.5質量%未満の場合は、数平均分子量が高くなる場合が多く、そのため高粘度となり、脱泡に要する時間が長くなる等の問題が生じやすい。
【0013】
このHDIのイソシアヌレート変性体の製造方法としては、HDIを含有する有機ポリイソシアネートに、イソシアヌレート化触媒を添加してイソシアヌレート化反応を行い、所定の反応率となったときに触媒毒を加えて反応を停止し、更に好ましくは蒸留や抽出等により、残存モノマーを除去するという方法である。なお、後述する活性水素基含有化合物とのイソシアネート末端プレポリマーを用いる場合は、プレポリマー化反応とイソシアヌレート化反応との前後関係は、特に制限はないが、プレポリマー化反応を行ってからイソシアヌレート化反応を行うほうが、反応をコントロールしやすいので好ましい。
【0014】
イソシアヌレート反応時に用いる有機ポリイソシアネートは、HDIの純モノマーの他に、ヘキサメチレンジイソシアネートに対して0.1質量%の1,3−ブタンジオール(以下1,3−BD”と略称する)で変性したイソシアネート基末端プレポリマーが使用できる。
【0015】
イソシアヌレート化反応に用いられるイソシアヌレート化触媒としては、テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド、テトラエチルアンモニウムハイドロオキサイド、テトラブチルアンモニウムハイドロオキサイド等のテトラアルキルアンモニウムハイドロオキサイド、酢酸テトラメチルアンモニウム塩、酢酸テトラエチルアンモニウム塩、酢酸テトラブチルアンモニウム塩等の有機弱酸塩、トリメチルヒドロキシプロピルアンモニウムハイドロオキサイド、トリメチルヒドロキシエチルアンモニウムハイドロオキサイド、トリエチルヒドロキシプロピルアンモニウムハイドロオキサイド、トリエチルヒドロキシエチルアンモニウムハイドロオキサイド等のトリアルヒドロキシキルアンモニウムハイドロオキサイド、酢酸トリメチルヒドロキシプロピルアンモニウム塩、酢酸トリメチルヒドロキシエチルアンモニウム塩、酢酸トリエチルヒドロキシプロピルアンモニウム塩、酢酸トリエチルヒドロキシエチルアンモニウム塩等の有機弱酸塩、トリエチルアミン、トリエチレンジアミン等の三級アミン、酢酸、カプロン酸、オクチル酸、ミリスチン酸等のアルキルカルボン酸の金属塩等、公知の物は全て使用可能である。
【0016】
イソシアヌレート化触媒の添加量は、イソシアヌレート化するものに対して10〜1,000ppmの範囲から選択される。また、イソシアヌレート化反応が進みすぎると、ゲル化しやすくなるため、目的とする形状のものが得られなくなる。また、イソシアヌレート化反応は、初期の反応速度が非常に速いため、反応の進行を初期で停止することは、非常に難しい。このため、反応温度、触媒添加量、触媒添加方法等の反応条件を伸張に選択しなければならない。なお、イソシアヌレート化の反応温度は、20〜120℃、好ましくは30〜100℃、更に好ましくは40〜80℃である。また、触媒の添加方法としては、一括仕込みの他に、一定時間毎の分割添加等が挙げられる。
【0017】
イソシアヌレート化反応の停止に使用する触媒毒としては、リン酸、塩酸等の無機酸、スルホン酸、スルファミン酸基等を有する有機酸及びこれらのエステル類、アシルハライド等公知の物が使用できる。
【0018】
本発明に用いる(B)2個以上の活性水素基を有する化合物は、数平均分子量が62〜1,000、好ましくは62〜500のものである。(B)の活性水素基は、反応性等を考慮して、水酸基、メルカプト基から選択されるものである。具体的には、以下に記載するポリオール、ポリチオール、ヒドロキシチオール、チオエーテルポリオールの単品又は混合物である。
【0019】
(B)の2個以上の活性水素基を有するポリオールとしては、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール(以下”1,2−PD”と略称する)、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール(以下”1,2−BD”と略称する)、1,3−ブタンジオール(以下”1,3−BD”と略称する)、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、2−メチル−1,5−ペンタンジオール(以下”2−MPD”と略称する)、3−メチル−1,5−ペンタンジオール(以下”3−MPD”と略称する)、ネオペンチルグリコール(以下”NPG”と略称する)、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、デカメチレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール(以下”DEPD”と略称する)、2−n−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール(以下”BEPD”と略称する)、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール(以下”TMPD”と略称する)、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール(以下”EHD”と略称する)、2−n−ヘキサデカン−1,2−エチレングリコール、2−n−エイコサン−1,2−エチレングリコール、2−n−オクタコサン−1,2−エチレングリコール、シクロヘキサン−1,4−ジオール、3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピオネート、ダイマー酸ジオール、ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS、水素添加ビスフェノールA、水素添加ビスフェノールF、水素添加ビスフェノールS、1,2−ビス(ヒドロキシメチル)ベンゼン、1,3−ビス(ヒドロキシメチル)ベンゼン、1,4−ビス(ヒドロキシメチル)ベンゼン、1,2−ビス(ヒドロキシエチル)ベンゼン、1,3−ビス(ヒドロキシエチル)ベンゼン、1,4−ビス(ヒドロキシエチル)ベンゼン、1,2−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、1,3−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、1,2−ビス(ヒドロキシエチル)シクロヘキサン、1,3−ビス(ヒドロキシエチル)シクロヘキサン、1,4−ビス(ヒドロキシエチル)シクロヘキサン、トリメチロールプロパン(以下”TMP”と略称する)、グリセリン、ヘキサントリオール、クオドロール、ペンタエリスリトール、ソルビトール、ヘキサントリオール、クオドロール等が挙げられる。また、これらのエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等のアルキレンオキサイド付加物も使用できる。これらは単独でも、二種類以上を混合して使用してもよい。
【0020】
(B)の2個以上の活性水素基を有するポリチオールとしては、メタンジチオール、1,2−エタンジチオール、1,1−プロパンジチオール、1,2−プロパンジチオール、1,3−プロパンジチオール、2,2−プロパンジチオール、1,6−ヘキサンジチオール、1,2,3−プロパントリチオール、テトラキス(メルカプトメチル)メタン、1,1−シクロヘキサンジチオール、1,2−シクロヘキサンジチオール、2,2−ジメチルプロパン−1,3−ジチオール、3,4−ジメトキシブタン−1,2−ジチオール、3,6−ジオキサオクタン−1,8−ジメルカプタン、2−メチルシクロヘキサン−2,3−ジチオール、ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタ−exo−cis−2,3−ジチオール、1,1−ビス(メルカプトメチル)シクロヘキサン、チオリンゴ酸ビス(2−メルカプトエチルエステル)、2,3−ジメルカプトコハク酸(2−メルカプトエチルエステル)、2,3−ジメルカプト−1−プロパノール(メルカプトアセテート)、2,3−ジメルカプト−1−プロパノール(メルカプトアセテート)、ジエチレングリコールビス(メルカプトアセテート)、ジエチレングリコールビス(メルカプトプロピオネート)、1,2−ジメルカプトプロピルメチルエーテル、2,3−ジメルカプトプロピルメチルエーテル、2,2−ビス(メルカプトメチル)−1,3−プロパンジチオール、ビス(2−メルカプトエチル)エーテル、エチレングリコールビス(2−メルカプトアセテート)、エチレングリコール−ビス(メルカプトプロピオネート)、トリメチロールプロパントリス(メルカプトアセテート)、トリメチロールプロパントリス(メルカプトプロピオネート)、ペンタエリスリトールテトラキス(メルカプトアセテート)(以下PETMAと略称する)、ペンタエリスリトールテトラキス(メルカプトプロピオネート)、1−(1′−メルカプトメチルチオ)−2,3−ジメルカプトプロパン、1−(2′−メルカプトエチルチオ)−2,3−ジメルカプトプロパン、1−(3′−メルカプトプロピルチオ)−2,3−ジメルカプトプロパン、1−(4′−メルカプトブチルチオ)−2,3−ジメルカプトプロパン、1−(5′−メルカプトペンチルチオ)−2,3−ジメルカプトプロパン、1−(6′−メルカプトヘキシルチオ)−2,3−ジメルカプトプロパン、1,2−ビス(1′−メルカプトメチルチオ)−3−メルカプトプロパン、1,2−ビス(2′−メルカプトエチルチオ)−3−メルカプトプロパン(以下BMETMPと略称する)、1,2−ビス(3′−メルカプトプロピルチオ)−3−メルカプトプロパン、1,2−ビス(4′−メルカプトブチルチオ)−3−メルカプトプロパン、1,2−ビス(5′−メルカプトペンチルチオ)−3−メルカプトプロパン、1,2−ビス(6′−メルカプトヘキシルチオ)−3−メルカプトプロパン、1,2,3−トリス(1′−メルカプトメチルチオ)プロパン、1,2,3−トリス(2′−メルカプトエチルチオ)プロパン(以下TMETPと略称する)、1,2,3−トリス(3′−メルカプトプロピルチオ)プロパン、1,2,3−トリス(4′−メルカプトブチルチオ)プロパン、1,2,3−トリス(5′−メルカプトペンチルチオ)プロパン、1,2,3−トリス(6′−メルカプトヘキシルチオ)プロパン等の脂肪族ポリチオール、1,2−ジメルカプトベンゼン、1,3−ジメルカプトベンゼン、1,4−ジメルカプトベンゼン、1,2−ビス(メルカプトメチル)ベンゼン、1,3−ビス(メルカプトメチル)ベンゼン(以下m−MXTと略称する)、1,4−ビス(メルカプトメチル)ベンゼン、1,2−ビス(メルカプトエチル)ベンゼン、1,3−ビス(メルカプトエチル)ベンゼン、1,4−ビス(メルカプトエチル)ベンゼン、1,2−ビス(メルカプトメチルオキシ)ベンゼン、1,3−ビス(メルカプトメチルオキシ)ベンゼン、1,4−ビス(メルカプトメチルオキシ)ベンゼン、1,2−ビス(メルカプトエチルオキシ)ベンゼン、1,3−ビス(メルカプトエチルオキシ)ベンゼン、1,4−ビス(メルカプトエチルオキシ)ベンゼン、1,2,3−トリメルカプトベンゼン、1,2,4−トリメルカプトベンゼン、1,3,5−トリメルカプトベンゼン、1,2,3−トリス(メルカプトメチル)ベンゼン、1,2,4−トリス(メルカプトメチル)ベンゼン、1,3,5−トリス(メルカプトメチル)ベンゼン、1,2,3−トリス(メルカプトエチル)ベンゼン、1,2,4−トリス(メルカプトエチル)ベンゼン、1,3,5−トリス(メルカプトエチル)ベンゼン、1,2,3−トリス(メルカプトメチルオキシ)ベンゼン、1,2,4−トリス(メルカプトメチルオキシ)ベンゼン、1,3,5−トリス(メルカプトメチルオキシ)ベンゼン、1,2,3−トリス(メルカプトエチルオキシ)ベンゼン、1,2,4−トリス(メルカプトエチルオキシ)ベンゼン、1,3,5−トリス(メルカプトエチルオキシ)ベンゼン、1,2,3,4−テトラメルカプトベンゼン、1,2,3,5−テトラメルカプトベンゼン、1,2,4,5−テトラメルカプトベンゼン、1,2,3,4−テトラキス(メルカプトメチル)ベンゼン、1,2,3,5−テトラキス(メルカプトメチル)ベンゼン、1,2,4,5−テトラキス(メルカプトメチル)ベンゼン、1,2,3,4−テトラキス(メルカプトエチル)ベンゼン、1,2,3,5−テトラキス(メルカプトエチル)ベンゼン、1,2,4,5−テトラキス(メルカプトエチル)ベンゼン、1,2,3,4−テトラキス(メルカプトエチル)ベンゼン、1,2,3,5−テトラキス(メルカプトメチルオキシ)ベンゼン、1,2,4,5−テトラキス(メルカプトメチルオキシ)ベンゼン、1,2,3,4−テトラキス(メルカプトエチルオキシ)ベンゼン、1,2,3,5−テトラキス(メルカプトエチルオキシ)ベンゼン、1,2,4,5−テトラキス(メルカプトエチルオキシ)ベンゼン、2,2′−ジメルカプトビフェニル、4,4′−ジメルカプトビフェニル、4,4′−ジメルカプトジベンジル、2,5−トルエンジチオール、3,4−トルエンジチオール、1,4−ナフタレンジチオール、1,5−ナフタレンジチオール、2,6−ナフタレンジチオール、2,7−ナフタレンジチオール、2,4−ジメチルベンゼン−1,3−ジチオール、4,5−ジメチルベンゼン−1,3−ジチオール、9,10−アントラセンジメタンチオール、1,3−ジ(4′−メトキシフェニル)プロパン−2,2−ジチオール、1,3−ジフェニルプロパン−2,2−ジチオール、フェニルメタン−1,1−ジチオール、2,4−ジ(4′−メルカプトフェニル)ペンタン等の芳香族ポリチオール、また、2,5−ジクロロベンゼン−1,3−ジチオール、1,3−ジ(4′−クロロフェニル)プロパン−2,2−ジチオール、3,4,5−トリブロモ−1,2−ジメルカプトベンゼン、2,3,4,6−テトラクロル−1,5−ビス(メルカプトメチル)ベンゼン等の塩素置換体、臭素置換体等のハロゲン置換芳香族ポリチオール、また、2−メチルアミノ−4,6−ジチオール−sym−トリアジン、2−エチルアミノ−4,6−ジチオール−sym−トリアジン、2−アミノ−4,6−ジチオール−sym−トリアジン、2−モルホリノ−4,6−ジチオール−sym−トリアジン、2−シクロヘキシルアミノ−4,6−ジチオール−sym−トリアジン、2−メトキシ−4,6−ジチオール−sym−トリアジン、2−フェノキシ−4,6−ジチオール−sym−トリアジン、2−チオベンゼンオキシ−4,6−ジチオール−sym−トリアジン、2−チオブチルオキシ−4,6−ジチオール−sym−トリアジン等の複素環を含有したポリチオール、更には1,2−ビス(メルカプトメチルチオ)ベンゼン、1,3−ビス(メルカプトメチルチオ)ベンゼン、1,4−ビス(メルカプトメチルチオ)ベンゼン、1,2−ビス(メルカプトエチルチオ)ベンゼン、1,3−ビス(メルカプトエチルチオ)ベンゼン、1,4−ビス(メルカプトエチルチオ)ベンゼン、1,2,3−トリス(メルカプトメチルチオ)ベンゼン、1,2,4−トリス(メルカプトメチルチオ)ベンゼン、1,3,5−トリス(メルカプトメチルチオ)ベンゼン、1,2,3−トリス(メルカプトエチルチオ)ベンゼン、1,2,4−トリス(メルカプトエチルチオ)ベンゼン、1,3,5−トリス(メルカプトエチルチオ)ベンゼン、1,2,3,4−テトラキス(メルカプトメチルチオ)ベンゼン、1,2,3,5−テトラキス(メルカプトメチルチオ)ベンゼン、1,2,4,5−テトラキス(メルカプトメチルチオ)ベンゼン、1,2,3,4−テトラキス(メルカプトエチルチオ)ベンゼン、1,2,3,5−テトラキス(メルカプトエチルチオ)ベンゼン、1,2,4,5−テトラキス(メルカプトエチルチオ)ベンゼン、ビス(4−メルカプトフェニル)スルフィド等、及びこれらの核アルキル化物等のメルカプト基以外に硫黄原子を含有する芳香族ポリチオール、ビス(メルカプトメチル)スルフィド、ビス(メルカプトエチル)スルフィド、ビス(メルカプトプロピル)スルフィド、ビス(メルカプトメチルチオ)メタン、ビス(2−メルカプトエチルチオ)メタン、ビス(3−メルカプトプロピル)メタン、1,2−ビス(メルカプトメチルチオ)エタン、1,2−(2−メルカプトエチルチオ)エタン、1,2−(3−メルカプトプロピル)エタン、1,3−ビス(メルカプトメチルチオ)プロパン、1,3−ビス(2−メルカプトエチルチオ)プロパン、1,3−ビス(3−メルカプトプロピルチオ)プロパン、1,2−ビス(2−メルカプトエチルチオ)−3−メルカプトプロパン、2−メルカプトエチルチオ−1,3−プロパンジチオール、1,2,3−トリス(メルカプトメチルチオ)プロパン、1,2,3−トリス(2−メルカプトエチルチオ)プロパン、1,2,3−トリス(3−メルカプトプロピルチオ)プロパン、テトラキス(メルカプトメチルチオメチル)メタン、テトラキス(2−メルカプトエチルチオメチル)メタン、テトラキス(3−メルカプトプロピルチオメチル)メタン、ビス(2,3−ジメルカプトプロピル)スルフィド、2,5−ジメルカプト−1,4−ジチアン、ビス(メルカプトメチル)ジスルフィド、ビス(メルカプトエチル)ジスルフィド、ビス(メルカプトプロピル)ジスルフィド等、及びこれらのチオグリコール酸及びメルカプトプロピオン酸のエステル、ヒドロキシメチルスルフィド−ビス(メルカプトアセテート)、ヒドロキシメチルスルフィド−ビス(メルカプトプロピオネート)、ヒドロキシエチルスルフィド−ビス(メルカプトアセテート)、ヒドロキシエチルスルフィド−ビス(メルカプトプロピオネート)、ヒドロキシプロピルスルフィド−ビス(メルカプトアセテート)、ヒドロキシプロピルスルフィド−ビス(メルカプトプロピオネート)、ヒドロキシメチルジスルフィド−ビス(メルカプトアセテート)、ヒドロキシメチルジスルフィド−ビス(メルカプトプロピオネート)、ヒドロキシエチルジスルフィド−ビス(メルカプトアセテート)、ヒドロキシエチルジスルフィド−ビス(メルカプトプロピオネート)、ヒドロキシプロピルジスルフィド−ビス(メルカプトアセテート)、ヒドロキシプロピルジスルフィド−ビス(メルカプトプロピオネート)、2−メルカプトエチルエーテル−ビス(メルカプトアセテート)、2−メルカプトエチルエーテル−ビス(メルカプトプロピオネート)、1,4−ジチアン−2,5−ジオール−ビス(メルカプトアセテート)、1,4−ジチアン−2,5−ジオール−ビス(メルカプトプロピオネート)、チオグリコール酸−ビス(2−メルカプトエチルエステル)、チオジプロピオン酸−ビス(2−メルカプトエチルエステル)、4,4−チオジブチル酸−ビス(2−メルカプトエチルエステル)、ジチオジグリコール酸−ビス(2−メルカプトエチルエステル)、ジチオジプロピオン酸−ビス(2−メルカプトエチルエステル)、4,4−ジチオジブチル酸−ビス(2−メルカプトエチルエステル)、チオジグリコール酸−ビス(2,3−ジメルカプトプロピルエステル)、チオジプロピオン酸−ビス(2,3−ジメルカプトプロピルエステル)、ジチオグリコール酸−ビス(2,3−ジメルカプトプロピルエステル)、ジチオジプロピオン酸(2,3−ジメルカプトプロピルエステル)等のメルカプト基以外に硫黄原子を含有する脂肪族ポリチオール、3,4−チオフェンジチオール、2,5−ビス(メルカプトメチル)テトラヒドロチオフェン、ビス(メルカプトメチル)−1,3−ジチオラン、2,5−ジメルカプト−1,3,4−チアジアゾール、2,5−ジメルカプト−1,4−ジチアン、2,5−ジメルカプトメチル−1,4−ジチアン等のメルカプト基以外に硫黄原子を含有する複素環化合物等が挙げられる。これらは単独でも、二種類以上を混合して使用してもよい。
【0021】
(B)の2個以上の活性水素基を有するヒドロキシチオールとしては、チオグリセロール、2,3−ジヒドロキシ−1−メルカプトブタン、2,3−ジヒドロキシ−1−メルカプトペンタン、3,4−ジヒドロキシ−1−メルカプトブタン、3,4−ジヒドロキシ−1−メルカプトペンタン、3,4−ジヒドロキシ−1−メルカプトヘキサン等のメルカプトジオ−ル化合物、2−ヒドロキシ−1,3−ジメルカプトプロパン、1−ヒドロキシ−2,3−ジメルカプトプロパン、2−ヒドロキシ−1,3−ジメルカプトブタン、1−ヒドロキシ−2,3−ジメルカプトブタン、2−ヒドロキシ−1,3−ジメルカプトペンタン、2−ヒドロキシ−1,3−ジメルカプトヘキサン、3−ヒドロキシ−1,4−ジメルカプトブタン、3−ヒドロキシ−1,4−ジメルカプトペンタン、3−ヒドロキシ−1,4−ジメルカプトヘキサン等のジメルカプトアルコール化合物等が挙げられる。これらは単独でも、二種類以上を混合して使用してもよい。
【0022】
(B)の2個以上の活性水素基を有するチオエーテルポリオールとしては、ジヒドロキシメチルチオエーテル、チオジエチレングリコール、チオジプロピレングリコール、前述のポリチオールのエチレンオキサイド又はプロピレンオキサイド付加物、前述のポリヒドロキシチオールのエチレンオキサイド又はプロピレンオキサイド付加物等が挙げられる。これらは単独でも、二種類以上を混合して使用してもよい。
【0023】
本発明に用いる(B)活性水素基含有化合物に、1,2−PD、1,2−BD、1,3−BD、2−MPD、3−MPD、NPG、DEPD、BEPD、TMPD、EHD、テトラキス(メルカプトメチル)メタン、ジエチレングリコールビス(3−メルカプトプロピオネート)、トリメチロールプロパントリス(3−メルカプトプロピオネート)、ペンタエリスリトールテトラキス(3−メルカプトプロピオネート)、1,2−ビス(1′−メルカプトメチルチオ)−3−メルカプトプロパン、BMETMP、1,2,3−トリス(1′−メルカプトメチルチオ)プロパン、TMETP、1,2,3−トリス(3′−メルカプトプロピルチオ)プロパン、チオグリセロール、ジチオグリセロール、ジメルカプトプロパノール、PETMA、m−MXTを用いた場合は、好ましい結果を与えることが多い。
【0024】
更には、1,2−PD、1,2−BD、1,3−BD、2−MPD、3−MPD、NPG、DEPD、BEPD、TMPD、EHD、BMETMP、TMETP、PETMA、m−MXTを用いると、高屈折率のレンズが得られるので、特に好ましい。
【0025】
プラスチックレンズの成型方法は、(A)有機ポリイソシアネート、(B)活性水素基含有化合物、及び必要に応じてウレタン化触媒、添加剤を配合し、必要に応じて脱泡して、ガラス製又は金属製のモールドと樹脂ガスケットを組み合わせたモールドの中に注入して加熱硬化させるという方法等、公知の注型成型方法を用いることができる。なお、原料配合時に、成型品の取り出しを容易にするために、モールドを離型剤処理したり、(A)及び/又は(B)中に離型剤を混合してもよい。
【0026】
(A)有機ポリイソシアネートと(B)活性水素基含有化合物の混合比は、イソシアネート基/活性水素基のモル比率が0.9〜1.2の範囲が好ましく、0.92〜1.18の範囲が特に好ましい。イソシアネート基/活性水素基のモル比率が0.9〜1.2の範囲外のときは、高分子化、架橋構造導入量が不十分であり、本発明の目的とする高物性のプラスチックレンズが得られない。
【0027】
反応時間及び反応温度は、20〜150℃で0.5〜72時間、好ましくは30〜130℃で1〜50時間である。反応は、1段反応でもよいし、2段以上の多段反応でもよいが、熱履歴等を考慮すると多段反応が好ましい。反応温度や反応時間が上限を越えるとレンズに着色等の問題が生じ、プラスチックレンズとしては好ましくなくなる。
【0028】
本発明に用いることのできるウレタン化触媒としては、ジブチルチンジラウレート、ジメチルチンジクロライド、ステアリン酸ビスマス、オレイン酸ビスマス等の有機金属塩、トリエチルアミン、トリエチレンジアミン等の三級アミン等、公知のものが挙げられる。
【0029】
本発明に用いることのできる添加剤としては、紫外線吸収剤、酸化防止剤、着色防止剤、蛍光染料、分散性染料、潤滑剤、界面活性剤等が挙げられる。
【0030】
【実施例】
本発明について、実施例、比較例により更に詳細に説明するが、本発明はこれらにより何ら限定されるものではない。なお、実施例、比較例において「%」は全て「質量%」を意味する。
【0031】
実施例、比較例で得られた樹脂の屈折率、耐熱性、耐湿性、及び耐衝撃性は、下記の試験法によった。
屈折率 :プルフリッヒ屈折計を用い,20℃で測定した。
耐湿性 :直径70mm、厚さ2mmの成型品を85℃温水中に浸漬し1時間後、100時間後及び150時間後の吸水量を測定した。
耐衝撃性:デュポン衝撃試験機((株)安田精機製作所製)によって、サンプルサイズ3.5×3.5cmで、300gの錘を用い、50%が破壊される高さ(cm)を表した。
耐熱性 :得られたレンズを90℃雰囲気下で1週間加熱し、上記と同様の方法で耐衝撃性を測定した。
また、実施例、比較例で樹脂を得る際に、プラスチックレンズの生産性を確認すべく、室温で混合し始めた時点から混合液が完全に脱泡するまでに要する時間(以下、”脱泡時間”と略称する)を測定した。
【0032】
(HDIのイソシアヌレート変性体の合成)
合成例1撹拌機、温度計、還流冷却器及び窒素ガス導入管を備えた反応器に、HDIを2,000g仕込み、2−エチルヘキサン酸カリウムを0.20gを添加し、窒素雰囲気下で55℃にて3時間反応させ、イソシアネート基含量が43%になった時点で、触媒毒としてリン酸を0.12g添加し、更に2時間攪拌した。得られた反応液を、150℃・0.7kPaにて薄膜蒸留を行い、未反応のHDIを除去して、HDIのイソシアヌレート変性体を得た。これをイソシアネートAとする。イソシアネートAの25℃における動粘度は1,200mm 2 /s 、イソシアネート基含量は23.0%であった。
【0033】
合成例2合成例1と同様な装置に、HDIを2,000g仕込み、1,3−ブタンジオールを2g加えて窒素雰囲気下で55℃にて1時間反応させた。その後、2−エチルヘキサン酸カリウムを0.20gを添加し、窒素雰囲気下で55℃にて3時間反応させ、イソシアネート基含量が45.5%になった時点で、触媒毒としてリン酸を0.12g添加し、更に2時間攪拌した。得られた反応液を、150℃・0.7kPaにて薄膜蒸留を行い、未反応のHDIを除去して、HDIのイソシアヌレート変性体を得た。これをイソシアネートBとする。イソシアネートBの25℃における動粘度は1,000mm 2 /s 、イソシアネート基含量は23.3%であった。
【0034】
比較合成例合成例1と同様な装置に、HDIを2,000g仕込み、1,3
−ブタンジオールを32g加えて窒素雰囲気下で55℃にて2時間反応させた。その後、2−エチルヘキサン酸カリウムを0.10gを添加し、窒素雰囲気下で55℃にて2時間反応させ、イソシアネート基含量が42%になった時点で、触媒毒としてリン酸を0.06g添加し、更に2時間攪拌した。得られた反応液を、150℃・0.7kPaにて薄膜蒸留を行い、未反応のHDIを除去して、HDIのイソシアヌレート変性体を得た。これをイソシアネートCとする。イソシアネートCの25℃における動粘度は2,500mm 2 /s 、イソシアネート基含量は21.2%であった。
【0035】
実施例1イソシアネートAを100gと、TMPを24.4g、室温で混合し均一とした後、シリコン系焼付タイプの離型剤で処理したガラスモールドとテフロン(登録商標)製ガスケットからなるモールドに注入した。注入後、40℃で3時間、60℃で2時間、80℃で2時間、100℃で2時間加熱を行い、硬化させた。その際の脱泡時間、更に、得られたレンズの屈折率、耐湿性、耐衝撃性、及び耐熱性を表1に示した。
【0036】
実施例2〜6、比較例1〜6表1に示した原料を使用し、実施例1と同様の方法でプラスチックレンズを得た。得られたレンズの諸特性について、実施例を表1、比較例を表2に示す。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】
表1及び表2において用いた略号の意味は以下の通りである。
HDI :ヘキサメチレンジイソシアネートTMP :トリメチロールプロパンPETMA:ペンタエリスリトールテトラキス(メルカプトアセテート)
m−MXT:1,3−ビス(メルカプトメチル)ベンゼンDBTDL:ジブチルチンジラウレート
【0040】
【発明の効果】
本発明によって得られたプラスチックレンズは、屈折率、耐熱性、耐湿性、耐衝撃性に優れ、眼鏡レンズ、カメラレンズ及びその他の光学素子に好適である。また、脱泡が容易であることから、光学素子に好適なプラスチックレンズの生産性が著しく向上した。
Claims (3)
- (A)有機ポリイソシアネート、及び(B)2個以上の活性水素基を有する化合物、を有する組成物から得られるプラスチックレンズにおいて、(A)の有機ポリイソシアネートがヘキサメチレンジイソシアネートのみから得られるイソシアヌレート変性体を含有し、かつ、該変性体の25℃における動粘度が1600mm 2 /s 以下でイソシアネート基含量が22.5〜24.5質量%であること、(B)の2個以上の活性水素基を有する化合物における活性水素基が水酸基、メルカプト基から選択されること、イソシアネート基/活性水素基のモル比率が0.9〜1.2となるように(A)と(B)を混合すること、を特徴とするプラスチックレンズ。
- (A)有機ポリイソシアネート、及び(B)2個以上の活性水素基を有する化合物、を有する組成物から得られるプラスチックレンズにおいて、(A)の有機ポリイソシアネートがヘキサメチレンジイソシアネートに対して0.1質量%の1,3−ブタンジオールで変性したイソシアネート基末端プレポリマーから得られるイソシアヌレート変性体を含有し、かつ、該変性体の25℃における動粘度が1600mm 2 /s以下でイソシアネート基含量が22.5〜24.5質量%であること、(B)の2個以上の活性水素基を有する化合物における活性水素基が水酸基、メルカプト基から選択されること、イソシアネート基/活性水素基のモル比率が0.9〜1.2となるように(A)と(B)を混合すること、を特徴とするプラスチックレンズ。
- 請求項1又は請求項2に記載の組成物をモールドに注入して、該組成物を加熱して硬化させること、を特徴とするプラスチックレンズの製造方法。
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