JP4121724B2 - 反射特性測定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被測定物の画像を含む反射特性を測定する反射特性測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、各種産業分野において、色彩の重要性が高まっており、塗装、印刷、繊維、窯業、農林水産その他多くの分野においては、生産現場などで各種試料の分光反射率や色彩計算値などの測色データが利用されている。
【0003】
このような色彩を測定する測色計として、従来、分光反射率などを測定するための分光センサと、CCDなどが2次元的に配列されて構成される撮像素子の双方を備えたものが提案されている(特開平6−201472号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記分光センサに汎用されるシリコンダイオードなどの光電変換素子は、受光した光強度に応じたレベルの光電流を発生させるものであり、オペアンプとともに公知の電流電圧変換回路を構成することにより、16〜20ビットと広いダイナミックレンジを持つことができる。これに対して、撮像素子に汎用されるCCDは、受光した光強度に応じたレベルの電荷を蓄積するものであることから、各画素に蓄積可能な電荷量に制限があるために、8〜10ビット程度のごく狭いダイナミックレンジしか持つことができない。
【0005】
従って、撮像素子の露光量が一定値のままでは、高反射率から低反射率まで広いレンジを包含する被測定物を所定の高分解能で撮像することが困難という問題がある。
【0006】
近年、塗膜の意匠性を高めるために、微小フレーク状のアルミニウムや雲母などの光輝材を含有する光輝材含有塗膜を用いたメタリック塗装やパール塗装が自動車の塗装などに多く採用されているが、この光輝材含有塗膜を被測定物とする場合には、光輝材の種類、個々の塗膜によって撮像素子への入射光量が大きく異なることとなる。また、同一の塗膜内でも、光輝材の正反射光が入射する画素とそれ以外の画素とで入射光量が大きく異なる。従って、撮像素子の露光量が一定値のままでは、被測定物の2次元画像を好適に得ることが更に一層困難となってしまう。
【0007】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、反射特性測定のためのセンサと撮像素子の双方を備えた測定装置であって、その撮像素子の露光量を被測定物に応じて制御することにより被測定物の2次元画像を好適に得られるようにした反射特性測定装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、被測定物の測定域を少なくとも1つの特定方向から照明する照明手段と、この照明手段により照明された上記測定域からの反射光を受光し、当該測定域の反射率を測定する反射測定手段と、上記測定域の2次元画像を撮像する撮像手段と、上記反射特性測定手段により上記反射率の測定を行わせた後、上記撮像手段により上記測定域の撮像を行わせる測定制御手段と、上記反射率の測定結果を用いて上記撮像手段の露光量を決定する露光量制御手段とを備え、上記測定制御手段は、上記露光量制御手段により決定された露光量で上記撮像手段により上記測定域の撮像を行わせるものであることを特徴としている。
【0009】
この構成によれば、まず、被測定物の測定域が少なくとも1つの特定方向から照明され、照明された測定域からの反射光を受光して当該測定域の反射率が測定され、この反射率の測定結果を用いて撮像手段の露光量が決定されて、決定された露光量で測定域の2次元画像が撮像されることにより、被測定物に応じた露光量で撮像が行われることとなり、反射特性が大きく異なる被測定物であっても測定域の2次元画像が好適に得られることとなる。
【0010】
特に、被測定物が薄片状のアルミニウムやマイカなどからなる光輝材を含有する塗膜である場合には、光輝材の種類、個々の塗膜によって撮像素子への入射光量が大きく異なり、同一の塗膜内でも光輝材の正反射光が入射する画素とそれ以外の画素とで入射光量が大きく異なることになるが、その場合でも、被測定物に応じた露光量で撮像が行われるので、被測定物の好適な2次元画像が得られることとなる。
【0011】
また、上記露光量としては、撮像手段の露光時間を用いてもよく、照明手段の発光光量を用いてもよい。
【0012】
上記請求項1の構成において、撮像手段は、被測定物をほぼ法線方向から撮像することが好ましい。これによって、シェーディングの影響を低減することができ、測定域全体に亘って好適な2次元画像が得られることとなる。
【0013】
また、請求項2記載の発明は、上記反射測定手段は、三刺激値のうちの1つの特性に関する測色値を少なくとも測定するもので、上記露光量制御手段は、上記三刺激値のうちの1つの特性に関する測色値を用いて上記撮像手段の露光量を決定するもので、上記撮像手段は、上記三刺激値のうちの1つの特性にほぼ等しい分光透過特性を有するフィルタを介して上記測定域の撮像を行うものであることを特徴としている。
【0014】
この構成によれば、撮像手段により三刺激値のうちの1つの特性にほぼ等しい分光透過特性を有するフィルタを介して測定域の撮像が行われ、三刺激値のうちの1つの特性に関する測色値が少なくとも測定され、この1つの特性に関する測色値を用いて露光量が決定されることから、露光量は、測定域から撮像手段への平均的な入射光量に応じた値に決定されることとなり、これによって被測定物に応じた適切な露光量で撮像が行われることとなる。
【0015】
また、請求項3記載の発明は、予め設定された複数の露光量を記憶する記憶手段をさらに備え、上記露光量制御手段は、上記反射率の測定結果を用いて上記複数の露光量から1つの露光量を選択するものであることを特徴としている。
【0016】
この構成によれば、反射率の測定結果を用いて、予め設定された複数の露光量から1つの露光量が選択されることにより、露光量が簡易、かつ容易に短時間で決定されることとなる。
【0017】
また、請求項4記載の発明は、上記撮像手段により撮像された上記測定域の2次元画像に基づき被測定物の光輝感を算出する演算処理手段をさらに備えたことを特徴としている。
【0018】
この構成によれば、適切な露光量で撮像された被測定物の測定域の2次元画像に基づき被測定物の光輝感が算出されることにより、被測定物の光輝感の客観的な評価が精度良く行えることとなり、特に被測定物が光輝材を含有する塗膜である場合に有効である。
【0019】
また、上記請求項4の構成において、予め設定された複数の露光量を記憶する記憶手段を備え、反射特性の測定結果を用いて複数の露光量から1つの露光量を選択する場合に、複数の露光量の比率により2次元画像を正規化した上で光輝感を算出することにより、種々の被測定物の光輝感を容易に比較することが可能になる。
【0020】
また、請求項5記載の発明は、上記照明手段は、互いに異なる特定方向からそれぞれ上記測定域を照明する複数の照明部を備えたものであることを特徴としている。
【0021】
この構成によれば、種々の方向から照明されたときの被測定物の反射特性が求められることから、特に被測定物が光輝材を含有する塗膜である場合に、当該被測定物の特徴を示す反射特性を得ることが可能になる。
【0022】
【発明の実施の形態】
まず、図1を用いて本発明に係る反射特性測定装置により測定される被測定物の一例として光輝材含有塗膜について説明する。但し、本発明に係る反射特性測定装置により測定される被測定物は光輝材含有塗膜に限られない。
【0023】
被塗装物100は、金属製またはプラスチック製で、例えば自動車外板などからなる。図1(a)の単層塗膜101は、キラキラ感や干渉作用などの特殊効果を示す鱗片状のアルミニウムや雲母、雲母状酸化鉄、金属酸化物被覆雲母などのいわゆるメタリック顔料111を含有している。図1(b)の単層塗膜102は、このメタリック顔料111とソリッドカラー着色顔料112とを同一塗膜中に併用して構成されている。
【0024】
これらの単層塗膜101,102は、例えば、熱硬化性、あるいは常温硬化性の樹脂組成物にメタリック顔料111やソリッドカラー着色顔料112などを混合分散してなる有機溶剤系塗料または水系塗料を被塗装物100に直接、または下塗り塗装、さらには中塗り塗装を介して塗装することによって得られる。
【0025】
図1(c)の複層塗膜103,104は、被塗装物100にソリッドカラー着色顔料113を有する塗膜114を形成した後に、それぞれ単層塗膜101,102を積層塗装することで形成される。
【0026】
図1(d)の複層塗膜105,106,107,108は、それぞれ、単層塗膜101,102、複層塗膜103,104に、さらにクリヤー塗料115を塗装することで形成される。
【0027】
次に、図2〜図4を用いて、本発明に係る反射特性測定装置の一実施形態であるマルチアングル測色計の構成および機能について説明する。
【0028】
このマルチアングル測色計1は、被測定物の試料面を互いに異なる方向から照明する3つの照明部を備えた多方向照明一方向受光光学系で、さらに被測定物の試料面を撮像する撮像部を備え、被測定物である光輝材含有塗膜の各照明方向での測色を行うとともに、その測色結果を用いて被測定物の反射率を推定し、その推定結果に応じた露光時間で撮像部により撮像を行い、被測定物の光輝感の評価値を求めるようにしたものである。
【0029】
図2(a)に示すように、このマルチアングル測色計1は、後述する図3の各構成要素が収容された箱形状の測定器本体2からなる。この測定器本体2は、底壁に穿設された測定用開口3と、表面適所に配設され、測定結果を示すディスプレイや操作スイッチなどを備えた操作表示パネル4とを備え、持ち運び可能なポータブル測色計を構成している。
【0030】
そして、図2(b)に示すように、マルチアングル測色計1の測定用開口3を被測定物5に向けて測定を行い、測定用開口3に対向する被測定物5の領域が測定域5aとなる。測定の際には、測定器本体2の中心軸2n(測定用開口3の法線)と測定域5aの法線5nとが一致するように、測定器本体2を被測定物5に対して配置する。
【0031】
図3において、マルチアングル測色計1は、上記操作表示パネル4を備えるとともに、第1照明部10と、第2照明部20と、第3照明部30と、受光部40と、撮像部50と、メモリ部60と、制御部70とを備えている。
【0032】
第1照明部10は、例えばキセノンフラッシュランプからなる光源11と、この光源11を発光させる発光回路12と、光源11からの光線を規制する規制板13と、コリメートレンズ14とから構成されている。
【0033】
発光回路12は、例えば、数百Vの直流高電圧を光源11の電極に印加するためのメインコンデンサ、このメインコンデンサを充電するための充電回路、光源11に密着して巻かれた金属ワイヤからなるトリガ電極に数万Vの交流高電圧を印加するためのトリガ発生回路、例えばIGBTからなる半導体スイッチ素子、この半導体スイッチ素子に駆動電圧を印加するための駆動回路からなる。
【0034】
そして、半導体スイッチ素子をオンにしておき、メインコンデンサにより光源11の両端電極に直流高電圧を印加した状態で、トリガ発生回路のトリガコンデンサによりトリガトランスを介してトリガ電極に交流高電圧を瞬間的に印加すると、光源11がトリガされ、メインコンデンサから直流電流が流れて発光することとなる。
【0035】
規制板13は、その開口13aがコリメートレンズ14の焦点に一致するように配置されており、規制板13の開口13aを通過した光源11からの光線は、コリメートレンズ14によってコリメートされて平行光線i1となって、被測定物5を照明する。
【0036】
第2、第3照明部20,30も、第1照明部10と同様に、それぞれ、光源21,31と、発光回路22,32と、規制板23,33と、コリメートレンズ24,34とから構成されており、規制板23,33の開口23a,33aを通過した光源21,31からの光線は、コリメートレンズ24,34によってコリメートされて平行光線i2,i3となって、被測定物5を照明する。
【0037】
受光部40は、被測定物5からの平行光線を集束する受光光学系41と、この受光光学系41の結像位置に配設され、入射光線を波長ごとに分離して光強度に応じた分光データを出力する分光部42とから構成されている。
【0038】
ここで、第1〜第3照明部10〜30および受光部40の配置について説明する。
【0039】
受光部40は、その光軸40Lが測定器本体2の中心軸2nに対して45°の方向に一致するように配置され、第1〜第3照明部10〜30および受光部40は、中心軸2nを含む同一の作用面上に配置されている。
【0040】
また、測定器本体2の中心軸2nに関して受光部40の光軸40Lと対称な方向である基準方向40Sを基準とし、中心軸2nのある側を正として、基準方向40Sからの角度により第1、第2、第3照明部10,20,30の配置を表わすと、第1、第2、第3照明部10,20,30は、それぞれ、その光軸10L,20L,30Lが、+15°,+45°,+110°の方向に一致するように配置されている。従って、中心軸2nと光軸30Lとは一致している。
【0041】
第1照明部10によりいわゆるハイライト方向の反射特性が得られ、第3照明部30によりいわゆるシェード方向の反射特性が得られる。
【0042】
撮像部50は、被測定物5を撮像するもので、被測定物5からの平行光線を集束する受光光学系51と、この受光光学系51の結像位置に受光面が配設され、例えばCCDからなる撮像素子(以下「画素」ともいう。)が2次元的に配置されてなるエリアセンサ52と、エリアセンサ52の前面に配設されたフィルタ53とから構成されている。フィルタ53は、本実施形態では例えば三刺激値X,Y,Zの等色関数x(λ),y(λ),z(λ)のうちの等色関数y(λ)に近似する分光透過特性を有している。
【0043】
この撮像部50は、受光部40に近接する上記作用面上に配置され、受光部40が受光する光線とほぼ平行な光線を受光するように配置されている。
【0044】
操作表示パネル4は、測定開始を指示するための測定スイッチ65、測定結果を表示するための例えば液晶表示パネルからなる表示部66などを備えている。
【0045】
メモリ部60は、RAMやEEPROMなどからなり、測定結果などを一時的に保管するとともに、制御部70を動作させるための制御プログラムや、この制御プログラムの一部として、予め設定された露光時間T1,T2,T3,T4などの固定データを記憶している。
【0046】
露光時間T1,T2,T3,T4は、本実施形態では例えば、T1=2・T2=4・T3=8・T4に設定されている。露光時間T1,T2,T3,T4での露光量の比率は、適当な反射率を有する試料を隣接する2つの露光時間で撮像部50により撮像することで予め求められ、メモリ部60に格納されている。この露光量の比率を用いて正規化することにより、種々の被測定物5を異なる露光時間で撮像した場合でも互いに比較することが可能になる。
【0047】
なお、メモリ部60に格納する露光時間は、4種類に限られない。また、露光時間の比率は、1:2:4:8に限られない。
【0048】
制御部70は、CPUやA/D変換器などの電子回路を備え、機能ブロックとして、測定制御部71と、演算処理部72とを備え、メモリ部60に格納されている制御プログラムに従って、マルチアングル測色計1の各部の動作を制御するものである。
【0049】
測定制御部71は、測定スイッチ65が操作されると、光源11,21,31を順次発光させて測色を行わせるものである。また、測定制御部71は、引き続いて光源11,31を発光させて、演算処理部72により設定された露光時間で撮像部50により被測定物5の撮像を行わせるものである。また、測定制御部71は、演算処理部72による算出結果を測定結果として表示部66に表示するものである。上記露光時間の制御は、本実施形態では例えば、エリアセンサ52のCCDの露光時間を制御する電子シャッタ機能により行われる。
【0050】
演算処理部72は、以下の機能▲1▼〜▲3▼を有する。
【0051】
▲1▼分光部42からの分光データを用いて、第1、第2、第3照明部10,20,30に対応する被測定物5の分光反射特性R1(λ),R2(λ),R3(λ)を求め、これらに基づき、第1照明部10に対応する三刺激値X1,Y1,Z1、第2照明部20に対応する三刺激値X2,Y2,Z2、第3照明部30に対応する三刺激値X3,Y3,Z3を算出する機能。
【0052】
▲2▼算出した三刺激値Y1,Y3に基づき、露光時間T1,T2,T3,T4のうちから、光源11,31を発光させたときにエリアセンサ52の露光時間として適切な値を選択して設定する機能。ここで、露光時間として適切な値とは、各画素が飽和せず、かつダイナミックレンジを有効に使える値を言い、例えば8ビット(0〜255)のデジタル値で表わす場合には、150〜200程度になるような値に設定すればよい。
【0053】
▲3▼光源11,31を発光させたときにエリアセンサ52から出力される画像データに基づき、それぞれ光輝感を定量的に評価する2次元パワースペクトル値αを算出する機能。
【0054】
この2次元パワースペクトル値αの算出について説明する。例えば光源11を発光させたときに、エリアセンサ52で撮像することにより図4(a)に示すような2次元画像が得られる。この2次元画像を、まず露光時間に応じた露光量の比率で正規化し、この正規化された2次元画像を2次元フーリエ変換することにより、図4(b)に示すようなパワースペクトル画像が得られる。このパワースペクトル画像は、中心が周波数0(直流成分)で、中心から周辺に離れるほど空間周波数が高くなっている。
【0055】
人間が感じる光輝感に寄与するのは低周波数成分であるので、このパワースペクトル画像のうちで所定の低空間周波数領域を抽出すると、図4(c)に示す小円領域が得られる。この領域を全方向について積分した2次元パワースペクトル積分値αは、図4(d)における3次元表示の突出した部分の体積に相当し、この2次元パワースペクトル積分値αが目視観察による光輝感の評価との相関性が高いものとなる。
【0056】
すなわち、2次元パワースペクトル積分値αは、
α=∫fωP(f,ω)dfdω/P(0,0)
により求められる。但し、fは空間周波数を表わす線密度で、積分範囲は例えば0〜4.4本/mmである。ωは方向を表わす角度で、積分範囲は0〜2πである。また、P(f,ω)は2次元画像を2次元フーリエ変換することにより得られるパワースペクトル画像の強度、P(0,0)は当該パワースペクトル画像の中心強度である。
【0057】
次に、図5を用いて、このマルチアングル測色計1による測定手順について説明する。
【0058】
測定スイッチ65が操作されると図5のルーチンが開始され、まず、光源11,21,31が順次駆動されて、第1、第2、第3照明部10,20,30による分光反射特性R1(λ),R2(λ),R3(λ)が求められる(#100,#105,#110)。次いで、各分光反射特性を用いて、それぞれ測色値として三刺激値が求められる(#115)。
【0059】
次いで、第1照明部10による測色値Y1に基づき、ハイライト方向の露光時間が算出され(#120)、第3照明部30による測色値Y3に基づき、シェード方向の露光時間が算出される(#125)。
【0060】
次いで、第1照明部10の光源11が駆動されて、#120で算出された露光時間で撮像部50により画像データが求められ(#130)、次いで、第3照明部30の光源31が駆動されて、#125で算出された露光時間で撮像部50により画像データが求められる(#135)。
【0061】
次いで、各画像データについて、光輝感データとして、2次元パワースペクトル積分値αが求められ(#140)、最後に、算出された測色データおよび光輝感データが表示部66に表示される(#145)。
【0062】
このように、本実施形態によれば、各照明部10,30により被測定物5を照明したときに得られる分光反射特性に基づき、撮像部50の露光時間を決定するようにしているので、適切な露光時間で被測定物の撮像を行うことができる。これによって、被測定物5の光輝感を客観的に評価する2次元パワースペクトル積分値αを精度良く求めることができる。
【0063】
また、本実施形態によれば、エリアセンサ52の前面に三刺激値Yの等色関数y(λ)にほぼ等しい分光透過特性を有するフィルタ53を配設するとともに、分光反射特性から三刺激値Yを算出し、この算出した三刺激値Yに基づき露光時間を決定するようにしているので、適切な露光時間を確実に得ることができる。
【0064】
また、本実施形態によれば、メモリ部60に予め設定された露光時間T1,T2,T3,T4を記憶しておき、これらから算出した三刺激値Yに基づき露光時間を選択するようにしているので、容易、かつ簡易に、短時間で適切な露光時間を得ることができる。
【0065】
また、本実施形態によれば、異なる露光時間の間の露光量の比率を予め求めてメモリ部60に記憶しておき、エリアセンサ52により撮像された画像データを上記露光量の比率で正規化するようにしているので、2次元パワースペクトル積分値αにより、種々の被測定物5の光輝感を容易に比較することができる。
【0066】
また、本実施形態によれば、第1照明部10によりハイライト方向から照明されたときの画像データおよび第3照明部30によりシェード方向から照明されたときの画像データについて、それぞれ2次元パワースペクトル積分値αを求めるようにしているので、さらに一層好適に、被測定物5の光輝感を評価することができる。
【0067】
なお、本発明は、上記実施形態に限られず、以下に示す変形形態を採用することができる。
【0068】
(1)上記実施形態では、第1〜第3照明部10〜30は、図3に示すように、被測定物5をそれぞれ1方向から照明しているが、これに限られず、図6に示すように、被測定物5を環状に照明するようにしてもよい。
【0069】
第1照明部10は、複数(本変形形態では例えば16個)の光学ファイバからなる光学ファイバ群15をさらに備え、光源11からの光線は光学ファイバ群15の入射端15aに送り込まれる。そして、第1照明部10は、光線10aにより被測定物5の試料面を照射角度θ1で照明するものである。
【0070】
同様に、第2、第3照明部20,30は、それぞれ、複数(本変形形態では例えば16個)の光学ファイバからなる光学ファイバ群25,35をさらに備え、光源21,31からの光線は光学ファイバ群25,35の入射端25a,35aに送り込まれる。そして、第2、第3照明部20,30は、光線20a,30aにより被測定物5の試料面を照射角度θ2(>θ1),θ3(>θ2)で照明するものである。本変形形態では、例えばθ1=75°,θ2=45°,θ3=25°である。
【0071】
なお、説明の便宜上、図6(a)では、光学ファイバ群15,25,35をそれぞれ紙面内の2個のみ示し、図6(b)では、光学ファイバ群25のみを示している。
【0072】
図6の形態における第1、第2、第3照明部10,20,30の照射角度について言い換えると、各照明部10,20,30は、受光部40の光軸、すなわち法線2nと被測定物5の試料面との交点近傍を照明しており、同一の照射角度で試料面を照明する照明部、すなわち照明部10,20,30の各光学ファイバ群15,25,35は、それぞれ、例えば図6(b)に示すように、上記交点Pを頂点とする直円錐Aの側面Bに沿って被測定物5を照明している。
【0073】
また、異なる照射角度で試料面を照明する照明部、すなわち光学ファイバ群15と光学ファイバ群25と光学ファイバ群35とは、互いにテーパ角度の異なる直円錐の側面に沿って被測定物5を照明している。
【0074】
この構成によれば、受光部40および撮像部50ともに被測定物5を法線方向から観察するようにしているので、シェーディングの影響を低減でき、測定域全域に亘って好適な2次元画像を得ることができる。
【0075】
なお、光学ファイバ群15,25,35の射出端の近傍にそれぞれコリメートレンズを配設し、上記実施形態と同様に、被測定物5を平行光線により照明するようにしてもよい。さらに、受光部40および撮像部50にそれぞれ受光光学系を配設し、被測定物5からの反射光を受光するようにしてもよい。この場合、受光部40は、被測定物5からの反射光のうちの平行光線を受光することが好ましい。
【0076】
(2)第1〜第3照明部10〜30の配置は、上記実施形態に限られず、多方向照明一方向受光光学系で照明部の配置が図3と異なる形態でもよい。例えば中心軸2nのある側を正として、基準方向40Sからの角度により第1〜第3照明部10〜30の配置を表わしたときに、第1、第2、第3照明部10,20,30は、それぞれ、その光軸10L,20L,30Lが+25°,+45°,+75°の方向に一致するように配置したものでもよい。この形態でも、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0077】
(3)上記実施形態のように多方向照明一方向受光光学系に限られず、一方向照明多方向受光光学系でもよい。但し、この場合には、1つの受光部は、被測定物のほぼ法線方向の反射光を受光するように構成するとともに、撮像部を当該受光部の近傍に配置して被測定物をほぼ法線方向に撮像するように構成するのが好ましい。この構成によれば、上記受光部の測色結果を用いて撮像部の露光量を決定することにより、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0078】
(4)上記実施形態では、エリアセンサ52の露光時間を変えることで露光量を制御するようにしているが、これに限られず、各光源11,31の発光時間を変えて発光光量を制御することにより、エリアセンサ52の露光量を制御するようにしてもよい。これは、例えば光源11の発光開始後に半導体スイッチ素子をオフにするタイミングを制御することで、光源11の発光時間を制御することができる。この形態でも、上記実施形態と同様に、エリアセンサ52の露光量を制御することができる。
【0079】
(5)上記実施形態では、被測定物として光輝材含有塗膜を用いて説明しているが、本発明は、他の被測定物の反射特性測定にも適用することができ、その場合には、1つの照明部を備えればよく、複数の照明部を備える必要はない。
【0080】
また、上記実施形態では、被測定物の分光反射特性を測定しているが、これに限られず、三刺激値を測定する刺激値直読型としてもよい。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、反射率の測定結果を用いて撮像手段の露光量を決定し、決定された露光量で測定域の2次元画像を撮像するようにしているので、被測定物に応じた露光量で撮像を行うことができ、反射特性が大きく異なる被測定物であっても、その測定域の好適な2次元画像を得ることができる。
【0082】
請求項2の発明によれば、三刺激値のうちの1つの特性にほぼ等しい分光透過特性を有するフィルタを介して測定域の撮像を行うとともに、上記1つの特性に関する測色値を用いて露光量を決定するようにしているので、被測定物に応じた適切な露光量で撮像を行うことができる。
【0083】
請求項3の発明によれば、反射率の測定結果を用いて、予め設定された複数の露光量から1つの露光量を選択するようにしているので、露光量を簡易、かつ容易に短時間で決定することができる。
【0084】
請求項4の発明によれば、撮像手段により適切な露光時間で撮像された被測定物の測定域の2次元画像に基づき被測定物の光輝感を算出するようにしているので、光輝感を精度良く求めることができる。
【0085】
請求項5の発明によれば、互いに異なる特定方向からそれぞれ被測定物の測定域を照明するようにしているので、種々の方向から照明されたときの被測定物の反射特性を求めることができ、特に被測定物が光輝材を含有する塗膜である場合に、当該被測定物の特徴を示す反射特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 被塗装物に塗装された光輝材含有塗膜の例を示す断面図で、(a)(b)は単層塗膜を示し、(c)(d)は複層塗膜を示している。
【図2】 (a)は本発明に係る反射特性測定装置の一実施形態であるマルチアングル測色計の外観を示す斜視図、(b)は同マルチアングル測色計の測定器本体の中心軸と測定試料の試料面との角度を説明する模式図である。
【図3】 同マルチアングル測色計の光学系および電気的構成を示す図である。
【図4】 (a)〜(d)は光輝感の定量的な評価値を求める手法を説明する図である。
【図5】 本マルチアングル測色計による測定手順を示すフローチャートである。
【図6】 (a)は被測定物を環状に照明する形態の光学系および電気的構成を示す図、(b)は照明部による照射角度を説明する図である。
【符号の説明】
10 第1照明部
20 第2照明部
30 第3照明部
40 受光部(反射特性測定手段)
50 撮像部
52 エリアセンサ
53 フィルタ
60 メモリ部(記憶手段)
70 制御部
71 測定制御部
72 演算処理部(反射特性測定手段、露光量制御手段)

Claims (5)

  1. 被測定物の測定域を少なくとも1つの特定方向から照明する照明手段と、
    この照明手段により照明された上記測定域からの反射光を受光し、当該測定域の反射率を測定する反射測定手段と、
    上記測定域の2次元画像を撮像する撮像手段と、
    上記反射測定手段により上記反射率の測定を行わせた後、上記撮像手段により上記測定域の撮像を行わせる測定制御手段と、
    上記反射率の測定結果を用いて上記撮像手段の露光量を決定する露光量制御手段とを備え、
    上記測定制御手段は、上記露光量制御手段により決定された露光量で上記撮像手段により上記測定域の撮像を行わせるものであることを特徴とする反射特性測定装置。
  2. 上記反射測定手段は、三刺激値のうちの1つの特性に関する測色値を少なくとも測定するもので、上記露光量制御手段は、上記三刺激値のうちの1つの特性に関する測色値を用いて上記撮像手段の露光量を決定するもので、上記撮像手段は、上記三刺激値のうちの1つの特性にほぼ等しい分光透過特性を有するフィルタを介して上記測定域の撮像を行うものであることを特徴とする請求項1記載の反射特性測定装置。
  3. 予め設定された複数の露光量を記憶する記憶手段をさらに備え、上記露光量制御手段は、上記反射率の測定結果を用いて上記複数の露光量から1つの露光量を選択するものであることを特徴とする請求項1または2記載の反射特性測定装置。
  4. 上記撮像手段により撮像された上記測定域の2次元画像に基づき被測定物の光輝感を算出する演算処理手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の反射特性測定装置。
  5. 上記照明手段は、互いに異なる特定方向からそれぞれ上記測定域を照明する複数の照明部を備えたものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の反射特性測定装置。
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