JP4120946B2

JP4120946B2 - 給油装置

Info

Publication number: JP4120946B2
Application number: JP2004310317A
Authority: JP
Inventors: 日吉龍野
Original assignee: Tatsuno Corp
Current assignee: Tatsuno Corp
Priority date: 2004-10-26
Filing date: 2004-10-26
Publication date: 2008-07-16
Anticipated expiration: 2024-10-26
Also published as: JP2006123911A

Description

本発明は、表示パネルに設けられる給油量表示器や各種機器を見易くできるとともに、外部から目立つように照明を改良した給油装置に関するものである。

近年の給油所に設置される給油装置は、その本体ケースの正面に設けられる表示パネルに、給油量を表示するための給油量表示器を配置する他に、給油単価、給油量及び給油金額等の給油設定データを入力するための各種機器を取付けて顧客に対する信頼性を高め、売上の向上を図ることができるようにしている。また、この種の地上設置型の給油装置は、本体ケースの上部に下方を照明するための照明器具を取り付けている。本出願人は、本体ケースの表示パネルに、給油量を表示する給油量表示器、給油設定データを入力するための機器、紙幣読取機、カードリーダ、プリンタ等の各種機器を取付け、かつ本体ケースの上部に照明器具を取り付けた給油装置を開示している（例えば、特許文献１参照。）。
特開２００２−２４９１９８号公報（第３〜４ページ、図１）

しかしながら、従来の給油装置は、各種機器の数が多くなるとともに表示パネルに配置するスペースが限られ、特に、顧客自身が給油作業を行なうセルフサービス式の地上設置型の給油装置では、各種機器を操作するための表示が小さくて見にくくなり、操作に戸惑うおそれがあった。また、本体ケースの上部に下方を照明する照明器具を取り付けているために、夜間における給油作業等が容易になるが、従来の照明器具では道路側を通る自動車から給油装置が目立ちにくいおそれがあった。

本発明は上記事情に鑑みなされたもので、表示パネルを大型化して各種機器を見易くできるとともに取付けの自由度を向上でき、かつ夜間においても道路側から目立ち易くできる給油装置を提供することを目的とする。

上記目的を達成するために請求項１に記載の発明にあっては、大人が給油エリア側から上に向いて見上げる２００〜２５０ｃｍの高さを有する矩形箱型のハウジングで、下部側が給油機構を収納する機器ケースに形成され、この機器ケースの上部側が表示部ケースに形成された本体ケースを有する地上設置型のハウジング本体を備え、前記表示部ケースは、前記本体ケースの正面側及び背面側の横幅で中央部から頂部までの部分が表示パネルの領域に形成され、さらに、前記本体ケースの頂部側の正面側及び背面側に取付けられたホース接続部に給油ノズルを有する給油ホースが吊り下げられ、前記本体ケースの頂部側と左右側面側の角部を覆う形状のカバー部の下部側は、前記表示パネルの下部から下に向かう程正面側及び背面側に突出する形状の傾斜部に形成され、該傾斜部に前記給油ノズルを掛けるノズル掛けが取付けられて、かつ前記表示パネルの上部側には夜間において目立つ照明部として、前記本体ケースの上部側が横長の矩形状の切り欠き部に形成され、この切り欠き部内に下方に向けて傾斜した照明板が配置されているとともに該照明板下部の前記本体ケース内に光の反射板が収納され、この反射板の上部に照明灯が取付けられていることを特徴とするものである。表示パネルを大型化して各種機器を見易くできるとともに取付けの自由度を向上でき、かつ表示パネルの上部側の照明部により夜間においても道路側から目立ち易くできる。また、表示パネルの下部から下に向かう程正面側及び背面側に突出する形状の傾斜部にノズル掛けを取付けることで、給油ノズルの掛け外しが容易になる。

大人が給油エリア側から上に向いて見上げる高さを有する矩形箱型のハウジングで、下部側が給油機構を収納する機器ケースに形成され、この機器ケースの上部側が表示部ケースに形成された本体ケースを有する地上設置型のハウジング本体を備え、表示部ケースには、本体ケースの横幅で中央部から頂部までの操作面側に向かう縦長の表示パネルに形成され、かつ表示パネルの上部側には夜間において目立つ照明部が形成されていることで、表示パネルを大型化して各種機器を見易くできるとともに取付けの自由度を向上でき、かつ表示パネルの上部側の照明部により夜間においても道路側から目立ち易くできる。

以下、本発明を図示の一実施形態により具体的に説明する。図１〜図３は本発明第1実施形態の給油装置を説明する図であり、図１は給油装置の正面図、図２は給油装置の側面図、図３は給油装置のＡ−Ａ線断面図、図４は機器構成を説明するブロック図である。

本第1実施形態の給油装置１０は、例えば、レギュラーガソリン、ハイオクガソリン及び軽油等のいずれかの油種を、給油エリアに面する正面側及び背面側から顧客あるいは従業員が操作して給油する地上設置型の装置であり、大人が給油エリア側から見上げる高さを有するハウジング本体１１を備えるものである。このハウジング本体１１は、アイランド上に設けられるベースプレート１２の上部に配置される本体ケース１３と、この本体ケース１３の上部側から下部側にかけて覆う形状に形成されたカバー部１４とから構成されている。この本体ケース１３内の下部側は、油種毎の給油ポンプや流量計等から構成される給油機構１５が収納された機器ケースに形成され、この機器ケースの上部側は、正面側及び背面側に後に詳細に説明する各種機器を取付けた表示パネル１６を有する表示部ケースに形成されており、給油エリアに対向する表示パネル１６側の正面側及び背面側が操作面側になっている。本体ケース１１の表示パネル１６の上部側は、後に詳細に説明するように、正面側及び背面側から夜間において目立つ照明部３６が形成されている。また、本体ケース１３の頂部側の正面側及び背面側には、油種毎の給油機構１５にそれぞれ配管で接続されたホース接続部１７が正面側及び背面側へ突出するよう取付けられている。それぞれのホース接続部１７の端部には、給油ノズル１９を有する給油ホース１８の一端部側が接続されて吊り下げられている。給油ノズル１９は、後に詳細に説明するカバー部１４に設けられたノズル掛け２０に掛けられるようになっている。このノズル掛け２０の近傍には、給油ノズル１０の掛け外しを検知するノズルスイッチ２１が取付けられている。

ハウジング本体１１の本体ケース１３は、例えば、横幅が１００〜１５０ｃｍ、奥行きが５０〜６０ｃｍ、高さが少なくとも大人が正面側または背面側の給油エリア側からやや上に向いて見上げる２００〜２５０ｃｍ程度で、ほぼ矩形箱型のハウジングに形成されている。この本体ケース１３の正面側及び背面側のほぼ横幅で中央部から頂部までの縦長の部分が、表示パネル１６の領域に形成されている。カバー部１４は、本体ケース１３の頂部側と左右側面側の角部とを覆う形状に形成され、下部側は表示パネル１６のやや下部から下に向かう程正面側及び背面側に突出する形状の傾斜部１４ａに形成され、この傾斜部１４ａの下端部が人の腰の下部側程度に位置し、かつ正面側及び背面側は表示パネル１６が見えるように大きな開口部１４ｂが形成されている。すなわち、ハウジング本体１１は、本体ケース１３の表示パネル１６がカバー部１４の開口部１４ｂから縦長に大きく見えるようになっている。カバー部１４の傾斜部１４ａには、それぞれのホース接続部１７から吊り下げられた給油ホース１８の端部に設けられた給油ノズル１９を掛けるノズル掛け２０が取付けられている。

本体ケース１３の表示パネル１６の正面側及び背面側のほぼ中央部には、給油量表示部３３が設けられている。この給油量表示部３３は、正面側及び背面側においてやや下方に向けて傾斜した表示面３５を有する全体として凹部状の部分が形成され、その表示面３５の内面側に給油量表示器３４が取り付けられている。すなわち、正面側及び背面側の操作面側から、表示パネル１６の中央部の傾斜した表示面３５に給油量表示器３４が見易く取り付けられている。また、給油量表示部３３の下部側の表示パネル１６には、油種、給油量、給油料金等の給油データ設定用機器であるタッチパネル２２、給油料金精算用機器であるカードリーダ／ライタ２６、紙幣読取機２５、釣銭放出機２４及び給油伝票印字用のプリンタ２３、セルフサービスの場合に顧客を人体検知センサ２８で検知してスピーカ２９で給油案内を行なうための機器、人体に帯電した静電気を手で接触することで除去するための静電除去部２７、あるいは事務所の事務員と連絡するインターホーン３２等の他の機器が取付けられている。また、表示部ケース内には、ノズルスイッチ２１の検知信号に基づいて給油機構１５を制御するとともに表示パネル１６に取付けられるカードリーダ２６、紙幣読取機２５、人体検知センサ２８、給油量表示器３４、タッチパネル２２、プリンタ２３、釣銭放出機２４、スピーカ２９及び大型情報表示装置３１の各部機器を全体的に制御する制御装置３０が収納されている。

照明部３６は、図１及び図３に示すように、正面側及び背面側の表示パネル１６の上部側において、本体ケース１３がやや横長の矩形状の切り欠き部が形成され、この切り欠き部内にそれぞれ正面側及び背面側のやや下方に向けて傾斜した照明板４０が配置されている。この照明板４０は、例えば、表面が白色で光を反射する板材料等から形成されている。この照明板４０下部の本体ケース１３は、切り欠き部に沿って上側を開口した浅い凹部状のケース部３７が形成され、このケース部３７内に光の反射板３８が収納され、この反射板３８の上部に照明灯３９が取り付けられている。この照明灯３９は、例えば、切り欠き部内の横方向に沿った長さの蛍光灯、またはＬＥＤ等の発光素子を横方向に多数配置したものでもよい。すなわち、反射板３８により反射された照明灯３９の光は、照明板４０により反射されて正面側及び背面側に向けられるようになっている。

以上説明したように、上記構成の第１実施形態の給油装置１０では、ハウジング本体１１の本体ケース１３の高さが少なくとも大人が正面側または背面側の給油エリア側からやや上に向いて見上げる程度で、ほぼ矩形箱型のハウジングに形成され、この本体ケース１３の正面側及び背面側のほぼ横幅で中央部から頂部までの縦長の部分が、表示パネル１６の領域に形成され、かつカバー部１４は、表示パネル１６が見えるように開口部１４ｂが形成されているため、表示パネル１６を大型化でき給油データ設定用機器、給油料金精算用機器あるいはその他の機器等の取付けの自由度を向上できるとともに、表示を見易くすることができる。特に、給油量表示部３３において、給油量表示器３４がやや下方に向けて傾斜した表示面３５に取り付けられているため、操作側から見易くなっている。また、表示パネル１６の上部側には、反射板３８により反射された照明灯３９の光が、照明板４０により反射されて正面側及び背面側に向けられる照明部３６が設けられているため、夜間において本体ケース１３の上部側が白く光った横長の帯状部分が見え、道路側を通る自動車から給油装置が目立ち易くなる。さらに、カバー部１４は、下部側が表示パネル１６のやや下部から下に向かう程正面側及び背面側に突出する形状の傾斜部１４ａに形成され、この傾斜部１４ａにノズル掛け２０が取付けられているこいとで、給油ノズル１９が取り易い場所に位置し、掛け外しが容易になり操作性を向上できる。

図５及び図６は本発明第２実施形態の給油装置を説明する図であり、図５は給油装置の正面図、図６は給油装置のＢ−Ｂ線断面図である。なお、第1実施形態に対応する部分及び部材は同一の符号を記し詳細の説明を省略する。

この第２実施形態の給油装置１０は、図５及び図６に示すように、照明部４１のみが異なるものであり、円筒面状に形成された照明板４２が切り欠き部内の上部側に配置されている。この照明板４２は、第１実施形態の照明板４０と異なり低く形成されているため、照明板４２の下部側と照明灯３７との間に、正面側から背面側を見通すことができる空間が形成されている。その他の構成は第１実施形態と同様である。

上記構成の第２実施形態の給油装置１０では、表示パネル１６の上部側には、反射板３８により反射された照明灯３７の光が、照明板４２により反射されて正面側及び背面側に向けられる照明部４１が設けられているため、夜間において本体ケース１３の上部側が白く光った横長の帯状部分が見え、道路側を通る自動車から給油装置が目立ち易くなる。この実施形態では、特に、照明板４２が低い円筒面状に形成されているため、第１実施形態より細い横長の帯状部分の下部側に見通すことができる空間が形成されている。その他は第１実施形態と同様の作用を有する。

図７は本発明の他の実施形態の照明灯を説明する図である。この実施形態では、第１及び第２実施形態の２本の照明灯３９に代えて、発光ダイオード（ＬＥＤ）４３を２列横方向に沿って多数配置したものである。この実施形態では、蛍光灯等に代えて発光ダイオード４３の使用が可能になる。また、このような発光ダイオード４３は、２本の照明灯３９に代えて１列横方向に沿って多数配置してもよく、さらに、発光ダイオード４３の発光色を、白、赤、青等にすることで色を変えて使用することが可能になる。

なお、上記実施形態において、ハウジング本体１１の高さが少なくとも大人が給油エリア側から上に向いて見上げる高さを有する矩形箱型のハウジングに形成されていればよく、横幅や奥行きは実施形態に限定されず、給油できる油種も任意にできる。また、カバー部１４は、本体ケース１３と一体的に形成することもできる。さらに、表示パネル１６に取付けられる機器は、給油量表示器２１以外に、給油データ設定用機器あるいは給油料金精算用の各種機器を取付けることができる。

表示パネルを大型化して各種機器を見易くできるとともに取付けの自由度を向上でき、かつ夜間においても道路側から目立ち易くできる給油装置に利用することができる。

本発明第１実施形態の給油装置の正面図である。本発明第１実施形態の給油装置の側面図である。本発明第１実施形態の給油装置のＡ−Ａ線断面図である。本発明第１実施形態の給油装置の機器構成を説明するブロック図である。本発明第２実施形態の給油装置の正面図である。本発明第２実施形態の給油装置のＢ−Ｂ線断面図である。本発明の他の実施形態の照明灯を説明する図である。

符号の説明

１０給油装置
１１ハウジング本体
１２ベースプレート
１３本体ケース
１４カバー部
１４ａ傾斜部
１４ｂ開口部
１５給油機構
１６表示パネル
１７ホース接続部
１８給油ホース
１９給油ノズル
２０ノズル掛け
２１ノズルスイッチ
２２タッチパネル
２３プリンタ
２４釣銭放出機
２５紙幣読取機
２６カードリーダ／ライタ
２７静電除去部
２８人体検知センサ
３０制御装置
３２インターホーン
３３給油量表示部
３４給油量表示器
３５表示面
３６照明部
３７ケース部
３８反射板
３９照明灯
４０照明板
４１照明部
４２照明板
４３発光ダイオード

Claims

大人が給油エリア側から上に向いて見上げる２００〜２５０ｃｍの高さを有する矩形箱型のハウジングで、下部側が給油機構を収納する機器ケースに形成され、この機器ケースの上部側が表示部ケースに形成された本体ケースを有する地上設置型のハウジング本体を備え、前記表示部ケースは、前記本体ケースの正面側及び背面側の横幅で中央部から頂部までの部分が表示パネルの領域に形成され、さらに、前記本体ケースの頂部側の正面側及び背面側に取付けられたホース接続部に給油ノズルを有する給油ホースが吊り下げられ、前記本体ケースの頂部側と左右側面側の角部を覆う形状のカバー部の下部側は、前記表示パネルの下部から下に向かう程正面側及び背面側に突出する形状の傾斜部に形成され、該傾斜部に前記給油ノズルを掛けるノズル掛けが取付けられて、かつ前記表示パネルの上部側には夜間において目立つ照明部として、前記本体ケースの上部側が横長の矩形状の切り欠き部に形成され、この切り欠き部内に下方に向けて傾斜した照明板が配置されているとともに該照明板下部の前記本体ケース内に光の反射板が収納され、この反射板の上部に照明灯が取付けられていることを特徴とする給油装置。