JP4120731B2 - ゴルフボール - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空力的等方性が高く、均一な飛距離を実現し得るゴルフボール及びかかるゴルフボールを得るためのディンプル配列方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、ゴルフボール表面にディンプルを配置する場合、正8面体配列、正20面体配列等、正多面体配列が利用され、このように球面を正多面体分割することによって形成されるユニット、主として三角形ユニットに基づいてディンプルを配置することが行われてきた。この配列法は、ディンプル設計、金型作製をより容易に、かつある程度の空力的等方性を得る上で有効である。
【0003】
しかしながら、このような配列法においては、通常、各ユニット相互は、同じパターンにディンプルが配列され、同じパターンの繰り返しになる。つまり、パターンが規則的であり、ディンプルやディンプル間の土手部(ディンプルが形成されていない部分)が規則的に並ぶ。例えば、ディンプルと土手部が一列に並ぶものであるが、このように同じパターンの繰り返しを有するゴルフボールは、打撃点の違いによりボールの回転軸が異なると、空力的特性も異なるので、飛距離がばらつく問題がある。また、上記のようなユニットを基準とするディンプル配列法では、ディンプルを密に配置することには限度があり、最高の空力性能を発揮し得るとは言い難い。
【0004】
即ち、上記のようなユニットをもつ配列は、そのユニットが大きいため、ユニットとユニットとの境目が回転方向と一致した時とそうでない時とで、空力特性上大きな差が生じることが判ってきた。
【0005】
この差は、従来の配列法において最大ユニットと考えられる半球で考えた場合、極めて顕著であり、赤道方向の回転と経線方向の回転とで、得られるそれぞれの空力特性の差は人による実打テストでも認知できるほどであり、M/Cによるテスト結果で、その数値も明らかにされてきたものである。
【0006】
従って、このような空力特性の差を解消すべく、従来より種々の解決法が提案されているが、いずれも抜本的な対策となっておらず、配列ユニットを維持しながら補正するという非常に中途半端なもので、空力的等方性を大幅に改善する効果はみられない。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、空力的な異方性を抜本的に解決し得、空力的等方性を向上させ、均一な飛距離を実現したゴルフボール及びゴルフボールに対するディンプル配列方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、下記ゴルフボール及びゴルフボールへのディンプル配列方法を提供する。
【0009】
請求項1:
表面にユニットとなる複数ディンプル配列の規則性を排除した配列に基づいて多数のディンプルが配置されるゴルフボールであって、所定数のディンプルをコンピュータモデル上においてゴルフボール表面に初期配置し、次いで一のディンプルについて、このディンプルと隣接するディンプルとの形状間球面距離の自乗和が最小で、かつディンプル同士が重ならないように上記一のディンプルの移動、回転及びディンプル形状の拡大もしくは縮小のいずれか1又は2以上の変更を行い、更に他のディンプルについて上記変更を繰り返して、下記Sk値
【数2】
Figure 0004120731
(但し、
i,j,k:カウンター
Sk: 全ディンプルについて、隣接ディンプル間の距離の自乗和
全ディンプルについて最適化処理を施すたびにkに1を加える、
N: ディンプル総数、
Mi: i番目のディンプルに接するディンプル数、
ij: i番目のディンプルと、それに接するMi個の中のj番目のディンプルとの距離を示す。)
1500〜3700mm 2 の範囲にある収束判断値より小さい場合に上記変更操作を終了して、得られたディンプル配置をゴルフボールに対するディンプル配列とすることを特徴とするゴルフボール。
請求項2:
ディンプル形状が平面円形及び/又は非円形のものである請求項1記載のゴルフボール。
請求項3:
ディンプルが互いに直径及び/又は深さが異なる2種以上のものである請求項1又は2記載のゴルフボール。
請求項4:
ディンプルを平面に投影した時の面積が3〜30mm2である請求項1乃至3のいずれか1項記載のゴルフボール。
請求項5:
ディンプル形状が平面円形であり、そのディンプル直径が1.9〜6.2mm、ディンプル深さが0.1〜0.3mmである請求項1乃至4のいずれか1項記載のゴルフボール。
請求項6:
ディンプル数が300〜650個である請求項1乃至5のいずれか1項記載のゴルフボール。
請求項7:
ディンプル表面占有率が70〜85%である請求項1乃至6のいずれか1項記載のゴルフボール。
請求項8:
所定数のディンプルをコンピュータモデル上においてゴルフボール表面に初期配置する際、ディンプル相互が重なる場合、ディンプルの重なり面積が当該ディンプル面積の1/4以下となるように、ディンプル径を小さくするディンプル形状とする請求項1乃至7のいずれか1項記載のゴルフボール。
請求項9:
一のディンプルの移動、回転及びディンプル形状の拡大もしくは縮小のいずれか1又は2以上の変更を行った後、次に上記変更が行われる他のディンプルが、時計回り、反時計回り、螺旋的軌道、緯度、経度及びランダムの群から選ばれる順序で選択される請求項1乃至8のいずれか1項記載のゴルフボール。
【0014】
本発明のゴルフボールは、このようにディンプルがランダムに配列されているものであり、その表面にユニットとなる複数ディンプル配列の規則性を排除した配列であることにより、空力性能、空力的等方性共に改善されたものであり、特に打撃点の違いによって空力的特性を生じさせることが非常に少なく、打撃点の違いに関わりなく均一な飛距離を実現することができる。
【0015】
また、上記ディンプルの配列法によれば、箱に多数の球を入れて揺さぶると、ランダムでかつ稠密に詰まるものであるが、この現象を単純化したものをコンピュータ上でシミュレートし、上記収束条件を満たしたものを最終的な配列とするもので、本方法によれば、ディンプルがランダムでしかも稠密に配置され、上記のように空力性能、空力的等方性が改善したゴルフボールを簡単かつ確実に得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態及び実施例】
本発明のゴルフボールは、表面に多数のディンプルが形成されたものであり、これらディンプルが少なくとも半球面上において全体としてランダムに配置されているものである。
【0017】
本発明において、ディンプル配列は、従来の8面体、20面体等の正多面体配列のような規則性をもったものではなく、ディンプルの配置位置、ディンプル直径(大きさ)、ディンプルが平面非円形の場合における長径方向、土手部の位置や形状などがランダムであるものである。この場合、本発明において、全体としてランダムとは、隅々部分的に規則的であっても、全体的に見てランダムであれば、本発明でいうディンプルがランダム配置されているということができる。
【0018】
また、上記ランダムのディンプル配置は、少なくとも半球面上、好ましくは全球面上になされる。なお、ランダムのディンプル配置が半球上になされた場合、他方の半球上にはこれと同様のディンプル配置を行うことができる。
【0019】
本発明において、ディンプル形状としては、平面円形ディンプルでも、平面楕円形、三角形、ひし形、長方形、五角形以上の多角形、星形などの非円形ディンプルでもよいが、平面円形ディンプルが好ましく、また平面円形ディンプルと非円形ディンプルとが混在していてもよい。
【0020】
また、本発明において、ディンプルを平面に投影した場合における各ディンプルの面積は3〜30mm2、特に4〜18mm2であることが好ましい。この場合、平面円形ディンプルにおいては、その直径を1.9〜6.2mm、特に2.1〜4.8mmの範囲とすることが好ましい。更に、ディンプルの深さは0.1〜0.3mm、特に0.13〜0.25mmの範囲で選定することが好ましい。
【0021】
ディンプルの数は適宜選定されるが、300〜650個、より好ましくは318〜542個、更に好ましくは360〜500個とすることが推奨される。また、本発明において、ディンプルが形成されないと仮定した場合におけるゴルフボール球面の仮想表面積S0に対する、各ディンプルを平面に投影した場合における各ディンプルの面積の総合計S1の割合(100×S1/S0)、即ちディンプル表面占有率は50〜95%、より好ましくは65〜90%、更に好ましくは70〜85%であることが推奨される。
【0022】
更に、本発明において、ディンプル配置は、互いに直径及び/又は深さなどが異なる2種以上のディンプルを用いることが好ましいが、特に直径が互いに異なる3〜30種、より好ましくは3〜15種のディンプルを用いて行うことが好ましい。
【0023】
上述したディンプルがランダムに配置されたゴルフボールは、所定数のディンプルをコンピュータモデル上においてゴルフボール表面に初期配置し、次いで一のディンプルについて、このディンプルと隣接するディンプルとの形状間球面距離の自乗和が最小で、かつディンプル同士が重ならないように上記一のディンプルの移動、回転及びディンプル形状の拡大もしくは縮小のいずれか1又は2以上の変更を行い、更に他のディンプルについて上記変更を繰り返して、後述するSk値が所望の収束判断値より小さい場合に上記変更操作を終了して、得られたディンプル配置をゴルフボールに対するディンプル配列とするものである。
【0024】
この方法においては、ディンプル数及びディンプルの平面形状は予め設定し、このディンプル数、ディンプル平面形状においてディンプル配列を決定していくものである。この場合、ディンプルの直径(大きさ)は、ディンプル形状の最適化操作によって初期に設定した直径(大きさ)より変更されていくものであり、従って各ディンプルごとに直径(大きさ)が相違する場合があるが、金型製作等の面から、直径1.9〜6.2mm、より好ましくは2.1〜4.8mmの範囲内でディンプル直径を変更するか、あるいは上記直径範囲内でかつ2〜30種、より好ましくは2〜15種、更に好ましくは2〜10種のディンプルを選定して、この中でディンプル直径を変更することが好ましい。
【0025】
本発明において、上記ディンプル配列では、一のディンプルとこれと隣接するディンプルとの関係が重要であるが、本発明において、隣接するディンプルとは、以下のように定義される。即ち、図1に示したように、任意のディンプルD0に着目したとき、このディンプルD0とこれを取り囲むように配置された複数のディンプルD1〜D6とにおいて、ディンプルD0の中心とディンプルD1〜D6の中心又は図心とを結ぶ線分又はディンプルD0とディンプルD1〜D6とを結ぶ最短線分を垂直に2等分する平面群がディンプルD0を取り囲む最小多角筒状領域を形成する場合、この筒状領域を形成するのに用いたディンプルD1〜D6をディンプルD0に隣接すると定義する。この場合、図1において、ディンプルD7,D8はその2等分線が上記最小多角筒状領域を形成しないので、ディンプルD7,D8はディンプルD0に隣接しているとは言わない。なお、この定義は、図2に示すような異形ディンプルにも適用される。
【0026】
本発明において、ディンプル配置方法を更に具体的に説明すると以下の通りである。
【0027】
(1)ディンプルの初期配置
まず、コンピュータモデル上に、所定数のディンプルを初期配置する。初期配置の方法としては、ランダム関数を用いて適当に初期配置してもよく、あるいは8面体配列、20面体配列等の公知の配列法を用いて初期配置してもよい。この場合、公知の配列法により初期配置とした場合、収束時間がより短くなる。なお、ランダム関数を用いて適当に初期配置する場合、図3に示すように、ディンプルD相互が重なるケースが多々ある。この場合には、ディンプルの重なり面積が当該ディンプル面積の1/4以下となるように、ディンプル径を小さくするディンプル形状とすることが好ましい。
【0028】
(2)ディンプルi番の形状,配置最適化
次いで、上記初期配置から、着目するディンプルDiと隣接ディンプルとの形状間球面距離の自乗和が最小となるように、かつ、ディンプル同士が重ならないように、ディンプルDiに移動、回転、形状の拡大・縮小などの変更操作を与え、ディンプル間の距離の縮小を行う。この場合、ディンプルDiに対する変更操作は、例えば移動だけについてのみ行っても、移動だけの変更を行った後、他の変更操作を行ってもよく、あるいは同時に種々の変更操作を行ってもよい。
【0029】
なお、この操作を図4を参照して説明すると、ディンプルD0をその隣接ディンプルD1〜D6について、それらの形状間球面距離(中心間距離ではない)の自乗和
【数3】
Figure 0004120731
が最小となるように最適化を行うものである。
【0030】
次いで、次のディンプルを選択し、上記と同じ操作を行う。この場合、次のディンプルはどのように選択してもよく、例えば、(i)反時計回り、螺旋的軌道の順に選択する(なお、時計回りであってもよいことは勿論である)、(ii)緯度、経度の順に選択する、(iii)ランダムに選択する等の方法を採用することができる。
【0031】
(3)収束判断
以上のようにディンプルについて形状、配置最適化を行い、収束判断する。この判断は、下記Sk値と所望の収束判断値(epsa)との対比で行い、Sk<epsaであれば、収束終了と判断し、Sk≧epsaであれば、最初のディンプルに戻り、上記(2)のディンプルの形状、配置最適化操作を繰り返す。
【0032】
【数4】
Figure 0004120731
i,j,k:右下小文字はカウンター
Sk: 全ディンプルについて、隣接ディンプル間の距離の自乗和
全ディンプルについて最適化処理を施すたびにkに1を加える、
N: ディンプル総数、
Mi: i番目のディンプルに接するディンプル数、
ij: i番目のディンプルと、それに接するMi個の中のj番目のディンプルとの距離
【0033】
ここで、上記所望の収束判断値epsaは1500〜3700mm2の範囲から選定される。
【0034】
なお、Skの調和平均やその相対変化量をもって収束判断することもできる。
【0035】
なお、上記したディンプル配置方法のフローチャートを図5に示す。
【0036】
ここで、上記ディンプルの形状、配置最適化操作において、全ディンプル処理カウンターkごとに、移動、回転、拡大・縮小を選択して変えることが効果的である。
【0037】
また、重みの概念を導入することで予測可能な変形を施すことができる。
【0038】
更に、サポートピンの先端部によって形成されるディンプル等、移動させたくないディンプルの場合は、上記変更動作をスキップすることで固定することができる。
【0039】
なおまた、ゴルフボールの成形に際し、通常の2つ割金型を用いる場合など、赤道線(大円)を設ける必要がある場合は、該大円を境界条件とした半球を設計することができる。従って、上記ディンプル配置方法は、全球面について行っても、半球面について行ってもよく、半球面についてディンプル配置を行った場合、もう片方の半球面も同一のディンプル配置とすることができる。
【0040】
上述したディンプルの配列法では、ディンプルの深さは決定されないが、上記のようにディンプル配置を行った後、各ディンプルの大きさ等に応じて上述した範囲で適宜選定することができる。
【0041】
上記のようにディンプル配列が決定されて得られたゴルフボールは、上述したように、少なくとも半球面上にディンプルが全体としてランダムに配置されているもので、初期配置において正多面体配列を利用しても、その規則性がくずれ、ランダム配置となるものである。
【0042】
次に、本発明の具体例を図6〜10を参照して説明する。なお、図6〜10は、いずれもボールをポール側から見た平面図である。
【0043】
具体例
ディンプル平面形状を円形、全球面に配置するディンプル個数を392個とし、コンピュータ上でゴルフボール半球面上に図6に示すように初期配置を行った。この場合、図6の初期配置は、ディンプルが正8面体配列されたもので、ディンプルは直径が異なる7種(最小3.15mm、最大4.0mm)のものが用いられ、上述したようにディンプル総数392個(南,北半球各196個)である。
【0044】
この初期配置の状態において、図7に示したように、各ディンプル位置は図6のままとし、各ディンプルの直径をそれぞれ1/2に縮小した。これは、ディンプルが自由に動けるようにするために行ったものである。
【0045】
次いで、図8,9に示したように、半球面上の中央のディンプル、更にこのディンプルより反時計回りで螺旋的軌道の順に最初にディンプルの移動によるディンプル配置の最適化を行い、次に最初のディンプルに戻って同様の順番でディンプルの直径の拡大・縮小による形状最適化を行って、図10に示すディンプル配置を得た。
【0046】
ここで、図8は、図7のディンプルにつきディンプルの大きさと位置を動かし、ほぼ均等の配置とした状態であり、図9は、図8から更にディンプルの移動と拡大を繰り返し、ランダムかつ稠密にディンプルを詰めていく過程であり(収束の少し前)、図10は収束結果である。なお、この場合、このSk値は3000mm2であり、所望の収束判断値を3000mm2に設定し、Sk値がこれ以下であると判断して、上記形状、配置最適操作を終了した。
【0047】
なお、この図10のディンプル配列において、最小ディンプル直径は2mm、最大ディンプル直径は5mmであり、ディンプル占有率は80%であった。また、ディンプル深さは最小0.14mm、最大0.24mmとした。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、空力的等方性の高いゴルフボールが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】隣接するディンプルの定義を説明する説明図である。
【図2】異形ディンプルについて、隣接するディンプルの定義を説明する説明図である。
【図3】ディンプルの初期配置の一例を説明する説明図である。
【図4】ディンプルの形状間球面距離を説明する説明図である。
【図5】本発明のディンプル配列方法のフローチャート図である。
【図6】具体例において、ディンプルの初期配置を示す平面図である。
【図7】同初期配置においてディンプル直径を1/2に縮小した状態を示す平面図である。
【図8】図7からディンプルの大きさと位置を動かし、ほぼ均等配置とした状態を示す平面図である。
【図9】図8から更にディンプルの移動と拡大を繰り返した状態を示す平面図である。
【図10】最終的に得られた具体例のゴルフボールに対するディンプル配置を示す平面図である。

Claims (9)

  1. 表面にユニットとなる複数ディンプル配列の規則性を排除した配列に基づいて多数のディンプルが配置されるゴルフボールであって、所定数のディンプルをコンピュータモデル上においてゴルフボール表面に初期配置し、次いで一のディンプルについて、このディンプルと隣接するディンプルとの形状間球面距離の自乗和が最小で、かつディンプル同士が重ならないように上記一のディンプルの移動、回転及びディンプル形状の拡大もしくは縮小のいずれか1又は2以上の変更を行い、更に他のディンプルについて上記変更を繰り返して、下記Sk値
    Figure 0004120731
    (但し、
    i,j,k:カウンター
    Sk: 全ディンプルについて、隣接ディンプル間の距離の自乗和
    全ディンプルについて最適化処理を施すたびにkに1を加える、
    N: ディンプル総数、
    Mi: i番目のディンプルに接するディンプル数、
    ij: i番目のディンプルと、それに接するMi個の中のj番目のディンプルとの距離を示す。)
    1500〜3700mm 2 の範囲にある収束判断値より小さい場合に上記変更操作を終了して、得られたディンプル配置をゴルフボールに対するディンプル配列とすることを特徴とするゴルフボール。
  2. ディンプル形状が平面円形及び/又は非円形のものである請求項1記載のゴルフボール。
  3. ディンプルが互いに直径及び/又は深さが異なる2種以上のものである請求項1又は2記載のゴルフボール。
  4. ディンプルを平面に投影した時の面積が3〜30mm2である請求項1乃至3のいずれか1項記載のゴルフボール。
  5. ディンプル形状が平面円形であり、そのディンプル直径が1.9〜6.2mm、ディンプル深さが0.1〜0.3mmである請求項1乃至4のいずれか1項記載のゴルフボール。
  6. ディンプル数が300〜650個である請求項1乃至5のいずれか1項記載のゴルフボール。
  7. ディンプル表面占有率が70〜85%である請求項1乃至6のいずれか1項記載のゴルフボール。
  8. 所定数のディンプルをコンピュータモデル上においてゴルフボール表面に初期配置する際、ディンプル相互が重なる場合、ディンプルの重なり面積が当該ディンプル面積の1/4以下となるように、ディンプル径を小さくするディンプル形状とする請求項1乃至7のいずれか1項記載のゴルフボール。
  9. 一のディンプルの移動、回転及びディンプル形状の拡大もしくは縮小のいずれか1又は2以上の変更を行った後、次に上記変更が行われる他のディンプルが、時計回り、反時計回り、螺旋的軌道、緯度、経度及びランダムの群から選ばれる順序で選択される請求項1乃至8のいずれか1項記載のゴルフボール。
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