JP4120428B2 - イオン水生成器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水を電気分解しイオン水を生成する電解槽を備えたイオン水生成器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のイオン水生成器100は、イオン水を生成する電解槽(図示せず)と原水(水道水)の異物等を除去する浄水カートリッジ(図示せず)を内蔵している。
そして、このイオン水生成器100は、台所用の家庭用器具として広く浸透しつつある。特に、シンク26周辺に設置される据置型が、家庭用イオン水生成器100の主流となっている。
【0003】
図20に示すように、従来の据置型のイオン水生成器100は、水栓23に接続した切替弁35から分岐ホース11を介して、原水をイオン水生成器100内に導入し、内蔵した浄水カートリッジ(図示せず)で浄化され、さらに電解槽(図示せず)でイオン分解処理されたイオン水を吐水管4により吐出する。そして、このような据置型のイオン水生成器100は、各社から提案されている。(たとえば、非特許文献1を参照のこと)
【0004】
【非特許文献1】
TOTO総合カタログ2001−2002 P698
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この従来の据置型のイオン水生成器100は、流しのシンクトップ26a上に設置して使用されるため、設置場所を確保する必要がある。
しかしながら、流しのシンクトップ26aにおいて、フラット面を有する部分は限られており、安定してイオン水生成器100を配置することが困難な場合が少なくない。
さらに、流しのシンクトップ26aは、台所で使用する他の備品を設置することにも利用されている。この場合、さらにイオン水生成器100を設置する空間は小さくなり、設置場所に制約を受けてしまう。
【0006】
また、どこにどのように設置するかは、上述した安定性のほかに、次の事項を考慮する必要がある。
(1)pH濃度を切り替えたりするために操作部3を前面にして、操作部3を容易に操作する位置に配置すること
(2)イオン水生成器100に設けられた吐水管4からシンク26内にイオン水を吐水できるように配置すること
(3)水栓23からの分岐ホース11を分岐しイオン水生成器100の決められた接手に接続すること
(4)イオン水生成器100の電解槽でイオン分解するための電源36を確保すること
などが挙げられる。
このような条件も満足しつつ、イオン水生成器100を流しのシンクトップ26a上に設置する必要がある。そのため、このような設置場所の制約により、イオン水生成器100の商品自体の魅力が半減してしまうばかりか、購入意欲を低減し買い控えにも繋がる可能性もある。
また、どうにか設置することができたとしても、分岐ホース11や捨水ホース12の取廻しによって、シンク26周りが煩雑となり、台所自体の使用に対して、快適性を損ないかねないといった問題もある。
【0007】
そこで、本発明では、上記の問題点を解決すべく、設置場所の制約を受けないイオン水生成器を提供することにある。そして、台所の使用に対して、さらに快適性を向上させることができるイオン水生成器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を克服するために、本発明の請求項1では、イオン水を生成する電解槽を備えたイオン水生成器であって、このイオン水生成器は、薄型の箱形状をしており、この箱形状の幅狭の側面に操作部を配置し、かつ、前記設置面は、少なくとも、この操作部を有する幅狭の側面に対向する幅狭の側面と、この操作部を有する幅狭の側面に隣接する幅狭の側面と幅広の側面と、から選択してなり、更に、通水のための導入口と捨水を排水するための導出口とを少なくとも2面にそれぞれ配置し、一方の導入口と導出口とにホースを接続し、他方の導入口と導出口とに塞ぎ蓋で塞ぐことを特徴とするイオン水生成器とした。
【0009】
これにより、使用者の台所事情にあわせて、使用者自身が選択して設置場所を決めて、イオン水生成器を好きな向きに配置することができる。特に、イオン水を生成する電解槽と原水(水道水)の異物等を除去する浄水カートリッジとを分離して、イオン水生成器には電解槽を配置し、浄水カートリッジはイオン水生成器には設けず別体として設けることで、イオン水生成器の形状をさらにスリムにすることができ、設置場所の制約を低減することができる。
また、さらに、電解槽を無隔膜電解槽とすることで、電解に必要な電力を供給するトランスを小さくすることができるため、さらにスリムにすることができる。
また、本発明のイオン水生成器においては、さらに浄水カートリッジを内蔵してないイオン水生成器とすることがより好ましい。なお、ここで言う「浄水カートリッジを内蔵してない」とは、イオン水生成器本体内に浄水カートリッジを配置せずに、イオン水生成器本体に外付けしている場合も含む。
【0011】
これにより、いずれの側面を設置面として採用したとしても、つねに操作部を使用者側に配置することができ、操作性を損ねることはない。そのため、設置場所の制限を低減することができる。特に薄型の矩形状とし、幅狭の長手の側面に操作部を設けることで、さらに設置性と操作性を向上させることができる。
【0015】
これにより、イオン水生成器を好きな向きに配置しても、その配置に対してイオン水生成器に接続する通水のためのホースの接続面を決められるので、ホースの取廻しが容易に行なえ、イオン水生成器を設置する際にホースが邪魔になることがない。
【0020】
本発明の請求項では、前記イオン水生成器の幅広の側面が金属板で形成されていることを特徴とするイオン水生成器とした。
【0021】
これにより、イオン水生成器の強度を確保することができる。つまり、前述のように設置に自由度を持たせているため、幅広の側面を設置面とした場合、イオン水生成器の上となる幅広の側面に台所の小物を載置することができる。そのため、イオン水生成器を設置しても、小物を置いておくスペースを確保することができ、台所の快適性を向上することができる。
【0022】
本発明の請求項では、前記イオン水生成器のイオン水を使用者に供給する吐水管は、操作部を有する面に接続してなることを特徴とするイオン水生成器とした。
【0023】
これにより、いずれの側面を設置面として採用したとしても、つねに操作部を使用者側に配置することができ、操作性を損ねることはなく、さらに吐水管の取廻しも楽に行なえ、容易にイオン水を吐水することができ、使用勝手のよいイオン水生成器を提供することができる。
【0024】
本発明の請求項では、前記吐水管は、側面に斜めに配置した突設部とこの突設部に連通されたフレキシブルホースとから構成され、さらに、突設部は、回転自在に設けられていることを特徴とするイオン水生成器とした。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して本発明をより具体的に説明する。
図1、図2に本発明におけるイオン水生成器1の実施例をそれぞれ示す。
このイオン水生成器1は、図15、図16に示すように、イオン水を生成する電解槽31、制御部33、電源基板(トランス)32を内部に備えている。特に、このイオン水生成器1は、イオン水(アルカリイオン水や酸性水)を生成する電解槽31と原水(水道水)の異物等を除去する浄水カートリッジ22とを分離して、イオン水生成器1に電解槽31を配置し、浄水カートリッジ22は独立して別体に形成している。このように浄水カートリッジを独立して別体に形成することで、イオン水生成器をより薄型でさらにコンパクトに形成することができる。
【0027】
また、このイオン水生成器1は、その本体の少なくとも3面を設置面15、18、19、(20)として選択可能とすることで、台所事情に合わせて設置形態を変えることができる。
特に、イオン水生成器1は、薄型の箱形状をしており、幅狭の長手の側面16に操作部2を配置している。また、設置面としては、少なくともこの操作部2を有する側面16に対向する側面18と、この操作部2を有する側面16に隣接する2側面15、19、(20)とから選択できるように構成することが好ましい。
また、全側面15、16、17、18、19、20が平面形状にて形成されていると固定具を用いずにも安定して配置することができる。
さらに、幅広の側面15、20を金属板で形成するとよい。さらに、カルシウム等の溶質を添加する添加口13を操作部2と同一側面16に設けている。
なお、図1および図2は、操作部2と対向する幅狭の長手の側面18を設置面とした場合を示している。
【0028】
また、図1に示すように、イオン水生成器1のイオン水を使用者に供給する吐水管4は、操作部2を有する側面16に配置するとよい。
具体的には、この吐水管4は、斜め方向(約45度)に突設させた突設部5にフレキシブルホース6を接続している。そして、この突設部5は360度回転自在に設けられている。
【0029】
また、図2では、吐水管4を操作部2に隣接した幅狭の短手の側面17に設けている。具体的には、筒状の突設部5をその側面17に垂直に設けている。そして、この筒状の突設部5の側面にフレキシブルホース6を接続している。また、この突設部は360度回転自在に設けられている。この場合、設置面は操作部2を有する側面16と対向する側面18としている。
【0030】
また、イオン水生成器1は、通水のための導入口7と導出口8とを少なくとも2面にそれぞれ配置し、一方の導入口7と導出口8とにそれぞれ分岐ホース11と捨水ホース12を接手10を介して接続し、他方の導入口7と導出口8とを塞ぎ蓋9で塞ぐようにしている。
図17には、導入口7と導出口8の部分断面図の概略を示している。
図示するように、通水路34を十字状に形成し、通水路34の端部を各3つの側面15、17、20に設けている。側面17に接手10を接続しており、他の側面15、20には塞ぎ蓋9を設けている。従って、どの側面を設置面にするかにより、接手10と塞ぎ蓋9とを選択して、設置位置に支障なく水の導入出力を可能にすることができる。
【0031】
図3は、イオン水生成器1の幅広の側面15を設置面とした場合を示している。特に、出窓カウンターや対面カウンタや吊棚にイオン水生成器1を設置する場合に有効である。
この場合、操作部2は使用者側を向いており、操作しやすくさらに、上面がステンレスなどの金属板を設けた側面とすると、上部へ台所用の備品等の載置が可能となる。
【0032】
次に図4は、操作部2の長手の側面16と隣接する幅狭の短手の側面17を設置面とし縦置きとした場合を示している。特に幅の狭い場所に設置したいときに図示するように縦長に配置するとよい。この場合においても、操作部2は、使用者側に向いており、操作しやすい。
【0033】
図5は、操作部2の表示を示している。
この操作部2は、イオン水のpHの切替やイオン水生成器1の処理情報を表示している。アルカリイオン水、清水(浄水)、酸性水の操作ボタン3がpHの順に配列している。特に、使用者に分かりやすくするために、pHに応じて使用する対象物を表示している。
また、ランプ3aにより何を選択しているか分かるようにしている。
なお、図5(A)では、図1乃至4に示すように設置形態を変えた場合においても表示が使用者に分かりやすくなるように斜めに表示している。
このように操作部の表示を斜めにしていることで、3側面18、19、20のどの向きにイオン水生成器1を配置しても文字が逆さまとなるようなことがなく、使用者に不快感を与えることがない。また、図5(B)と図5(C)の表示の2シートをシールとして用意しておき、設置向きに合わせていずれかを選択して貼付するようにしてもよい。
【0034】
図6および図7には、本発明のイオン水生成器1を用いる場合の水栓23と浄水カートリッジ22との組み合わせの一例を示す。
図6は、台所のキャビネット内に浄水カートリッジ22を収納し、台所のシンク26に設置したビルトインタイプの浄水器用水栓23から分岐し本発明のイオン水生成器1を介在させる組み合わせ例である。
図7は、水栓23の先端に取り付ける浄水カートリッジ22を内蔵した浄水器24の切替弁35から水を供給し、本発明のイオン水生成器1を設ける場合の組み合わせ例である。
このように電解槽31を備えたイオン水生成器1と、浄水カートリッジ22とを分離して別体に設けることで、ビルトインの浄水器や水栓23の先端に取り付ける浄水器24を購入した使用者が本発明のイオン水生成器1を利用すれば、その浄水器24を無駄にすることなく利用して、清水の他にアルカリイオン水を得ることができる。そのため、浄水器24を購入している使用者がさらにアルカリイオン生成の機能を追加したいときに低コストで購入することが可能となり、購入意欲を促進させることができる。
また、図19に示すように、イオン水生成器1の側面に別体の浄水カートリッジを外付けしてもよい。
【0035】
次に、具体的に台所に本発明のイオン水生成器1を設置した場合の使用状態を図を基に説明する。
図8および図9は、水栓23のスパウト25内に浄水カートリッジ22を収納した場合において、このスパウト25から分岐し、本発明のイオン水生成器1を介在させた使用状態である。図8および図9は、イオン水生成器1をそれぞれ図1および図2に示すような設置の方法で台所のシンク26の後方に配置している。
操作部2が上方に向いているため、前方の側面15に図5(B)に示すような操作部2の表示シール2aをさらに貼付してもよい。この場合、操作部2が見えなくとも、表示シール2aを手がかりに操作部2の操作ボタン3を押すことができる。
なお、イオン水生成器1の接手10に捨水ホース12を接続している。
【0036】
また、吐水管4もシンク26に向かって配置されている。特に図8に示すイオン水生成器1の場合、吐水管4は側面16に対して突設部5が回転自在となって斜め(45度)方向に向いている構成となっている。そのため、使用するシンク26側に突設部5を向ける突設部5に連設したフレキシブルホース6をシンク26内に向けることができる。つまり、突設部5が回転自在でしかも斜め方向に向いているため、イオン水生成器1の設置形態(向き)を変えても、フレキシブルホース6は常に突設部5からシンク26までを短い距離長でよく、必要以上に長くする必要がない。そのため、フレキシブルホース6の軌跡は緩やかとなり、台所使用時にフレキシブルホース6が邪魔になることがない。さらに、この場合、吐水管4を操作部2と同一側面16に設けているので、操作部2の側面16以外の5つの面15、17、18、19,20を設置面とすることができる。
【0037】
また、図9に示すイオン水生成器1の場合、吐水管4は操作部2を有する側面16に隣接する幅狭の短手の側面17の操作部2よりに設けている。特に、側面17に突設部5を回転自在に設け、フレキシブルホースをその突設部5から90度向きを変えて設けているため、フレキシブルホースを設置の形態に合わせて回転させることによりシンク26内に設けることができる。この場合も、フレキシブルホース6は常に突設部5からシンク26までを短い距離長でよく、必要以上に長くする必要がない。そのため、フレキシブルホース6の軌跡は緩やかとなり、台所使用時にフレキシブルホース6が邪魔になることがない。
【0038】
図10は、台所の出窓カウンター29などに図3に示すような設置の方法で台所に配置した使用状態を示す。この場合、上方の側面20を台所の備品を置くスペースとして利用することができる。この場合も、操作部2は使用者側の前方に向けて、イオン水生成器1を配置することができる。また、吐水管4もシンク26側に向けて利用することができるので、フレキシブルホース6を必要以上に長くする必要がなく、台所使用時にフレキシブルホース6が邪魔になることがない。また、水栓23からの水供給用の導入口7と捨水を排水するための導出口8を設置に合わせて、幅狭の側面17側とすることができる。そのため、分岐ホース11や捨水ホース12が邪魔となることもなく、また、がたつかないように安定して幅広の側面15を設置面としてイオン水生成器1を設置できるとともに、上方の側面20の全面を備品載置スペースとして利用することができる。
【0039】
図11は、台所の出窓カウンター29などに図4に示すような設置の方法で台所に配置した使用状態を示す。設置面の幅寸法が取れない場合には、このように縦型に配置して利用することができる。この場合も、操作部2は使用者側の前方に向けて、イオン水生成器1を配置することができる。また、吐水管4もシンク26側に向けて利用することができるので、フレキシブルホース6を必要以上に長くする必要がなく、台所使用時にフレキシブルホース6が邪魔になることがない。また、水栓23からの水供給用の導入口7と捨水を排水するための導出口8を設置に合わせて、幅広の側面20側とすることができる。そのため、分岐ホース11や捨水ホース12が邪魔となることもない。また、設置面として、幅狭の側面17を選択し、その側面17には凹凸のない平面形状とすることができるため、がたつかないように安定してイオン水生成器1を設置することができる。
【0040】
次に、図12に、台所のシンク26と水栓23と水栓23裏側のバックハンガ28等の配置寸法について説明する。シンク26の種類や水栓23の設置によって、台所のシンク26と水栓23と水栓23裏側のバックハンガ28等の配置寸法が異なる。そのため、国内メーカーの11社の上述する寸法を調査してみた。設置した水栓23の裏側の寸法Aは、5mmから65mmの範囲に設定されており、ほとんどが35mmから65mm内であった。また、バックハンガ28まで含めると、25mmから85mmの範囲に設定されており、ほとんどが50mm以上であった。
つまり、本発明のイオン水生成器1は、浄水カートリッジを別体に設け、薄型形状のため設置形態を変えることができる。そのため、水栓23の左右のスペースCと、さらにシンク横の狭いスペースD(作業台でない方の狭いスペース)に設置スペースがない場合であっても、なんらかの設置形態で水栓23の裏側寸法AやB内に配置することができる。したがって、本発明のイオン水生成器1は、ほとんどの台所に設置可能である。
【0041】
次に、図13および図14に、イオン水生成器1の固定具29を用いた場合の設置構造を示す。
図1や図2などで、イオン水生成器1の幅広の側面15、20の四隅に固定具29を取付ける取付部14を設けている。なお、イオン水生成器本体を左右に2分割しているため、この取付部14を用いて、左右2分割したカバーを接続するようにしている。この取付部14と固定具29を利用することで、さらに確実にイオン水生成器1を設置することができる。
次に具体的な設置例を図13、図14を用いて説明する。図13(A)は、固定具29をネジ式としており、ネジの調整により段差のあるところに安定して設置することができるようにしている。図13(B)および(C)は、それぞれ長手の側面および短手の側面を設置面とし縦置きした場合である。このように設置面が小さい場合には、末広の固定具29を用いてイオン水生成器1の取付部14にビス29aで固定して設置面積を広くしてさらに倒れにくくしてもよい。図14は、設置するシンクトップ26a面がフラットの場合に、壁に係止して、動かないように固定する場合を示している。図14(A)は全体図、図14(B)は、部分拡大図を示している。まず壁に壁固定片30を固定し、図13(A)と同様の固定具29、29aをイオン水生成器1に固定し、壁固定片30に固定具29、29aを係止している。なお、図示しないが、幅広の側面20、(15)が平面形状のため、この取付部14を利用して、イオン水生成器1を壁掛けにして利用することが可能である。
【0042】
次に、図15にて、イオン水生成器1の内部構造を示している。
イオン水生成器1の本体を形成するカバー内に少なくともイオン水を生成する電解槽31、電源基板32、制御部33および操作部2とを備えている。そして、この電解槽31と、電源基板32、制御部33および操作部2とを有する制御ユニットと、添加ユニット13aと、水路を分岐する通水ベース部31aとをカバーにそれぞれ取り付けている。特に、イオン水生成器1は、図1に示すように薄型の箱形状として、幅狭の側面16、17、18、19で左右に分割したカバーを重ね合わせることで本体を形成している。
【0043】
そして、図19に示すように電解槽31の上流側に通水ベース部31aを取付け、通水ベース部31aとカルシウム等の溶質を添加口13から添加する添加ユニット13aとをホース37aにて接続し、さらに添加ユニット13aと電解槽31とをホース37bにて接続し、電解槽31で電解されたイオン水(アルカリイオン水または酸性水)を吐水する吐水管4を接続する突設部5を通水ベース部31aに取付ている。また、この突設部5には、凹凸形状のスプライン5aが歯車状に形成されており、このスプライン5aに係止する係止バネ5bをカバー側に備えている。そして、スプライン5aの凹部に係止バネ5bの先端が入り込み、この係止バネ5bの付勢力により、フレキシブルホースの自重により突設部5が不用意に回転せずに、突設部5を所定の角度に保持することができる。なお、捨て水は、電解槽31から通水ベース部31aを介して捨水ホース12(図19では図示せず)にて排水する。
さらに、図19では、浄水カートリッジ22を通水ベース部31aの上流側に取り付けている。なお、この浄水カートリッジ22は、カートリッジ交換用蓋22aを取り外して、内部に配置しているカートリッジ本体を交換することができるようになっている。
【0044】
これらの電解槽31と、通水ベース部31aと、添加ユニット13aと、突設部5と、ホース37a、、37bとを通水可能に接続した後、図20に示すように、外観を形成するカバー1aにそれぞれが重なり合わないようにねじ止めして取り付ける。さらに、制御ユニット(図20において詳細構造は省略している)をカバー内にネジとめする。さらに制御ユニットの電力を供給するための電源コードをカーバー1aの切欠部に固定する。
そして、操作部2をカバー1aの側面切欠部に差込むように取り付ける。そして、各機能部に通電可能に配線をする。
そして、他方のカバー1bを覆うように被せ、4隅の取付部にブッシュを締め込んで、組立を完了する。
【0045】
このようにこのカバーの一方に電解槽31と、電源基板32と制御部33と操作部2を有する制御ユニットとをそれぞれ重なり合わないように取付けることでスリム化を実現することができる。そして、カバーとカバーとを重ね合わせ、対向する両幅広の側面15、20の4隅に設けた取付部14により、カバー同士を接続している。さらに、この取付け部に固定具を取付け可能としている。
なお、ここでは、最良の実施例として、制御部33および電源基板32を一体的にユニット化して形成し、組み立て性を向上させているが、それぞれを取り付けてもよい。また、電源基板32および制御部33と、操作部2と、を別々に取り付けているが、全てを1つのユニットとして形成しておき取り付けても良い。
【0046】
さらに、図16に、イオン水生成器1のブロック図を示す。水道水を水栓23の先端に設けた切換弁35で水栓23のスパウト25から吐水するかイオン水生成器1に分水するかを選択する。そして、イオン水生成器1側に分水した場合、その分水を浄水カートリッジ22を介してイオン水生成器1の本体内に搬送する。さらに、操作部2で設定された情報を制御部33に送り、この制御部33からの信号を受け、水温サーミスタで温度を検知し、さらに流量センサで流量を検知し、さらにカルシウムの添加口13を経由して、電解槽31に水を供給する。そして、この電解槽31で水を電解し、アルカリイオン水または酸性水が吐出管4より放出される。そして、そのときに発生した不要な水を捨水ホース12で排水する。なお、図は、アルカリイオン水1を吐水管4から吐水する場合を示している。
【0047】
イオン水生成器1に設ける電解槽31は、無隔膜電解槽を採用することが好ましい。これにより、供給電力が小さくで済み、電源基板(トランス)32のサイズをコンパクトにすることができるため、イオン水生成器1をより薄型にすることができるのである。本発明のイオン水生成器1は、約40mmという薄型を実現することが可能となった。そのため、上述したようにほとんどの台所に制約なく設置することができる。
【0048】
なお、これに対して、図18には電解槽31として隔膜ありの電解槽を用いた場合の例を示す。この場合、水を電解するためには無隔膜電解槽に比べ供給電力を多く必要とするため、電源基板(トランス)32が大きくなる。そのため、この電源基板32をイオン水生成器1の本体とは別体に設けて、本体の薄型を実現することができる。
【0049】
上述した本実施例においては操作部9と電源コードを異なる平面上に構成しているが、設置面の自由度を向上させる目的で同一平面上に構成することも可能であることは言うまでも無い。
【0050】
【発明の効果】
以上の本件発明により、設置場所の制約を受けないイオン水生成器を提供することができる。そして、台所自体の使用に対して、さらに快適性を向上させることができるイオン水生成器を提供することができる。つまり、設置形態を変形させ、色々な台所事情に対応することができるので、使用者にとって魅力のある、使い勝手の良いイオン水生成器を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における一実施の形態であるイオン水生成器を示す。
【図2】本発明における他の一実施の形態であるイオン水生成器を示す。
【図3】図1のイオン水生成器の幅広の側面を設置面とした場合の斜視図を示す。
【図4】図1のイオン水生成器の縦長に設置した場合の斜視図を示す。
【図5】図1および図2の操作部の表示を示す。
【図6】本発明のイオン水生成器と浄水カートリッジと水栓との組み合わせを示す。
【図7】本発明のイオン水生成器と水栓のスパウトに取り付けられた浄水器との組み合わせを示す。
【図8】図1のイオン水生成器を台所に設置した使用状態を示す。
【図9】図2のイオン水生成器を台所に設置した使用状態を示す。
【図10】図1のイオン水生成器を台所に設置した別の使用状態を示す。
【図11】図1のイオン水生成器を台所に設置した別の使用状態を示す。
【図12】台所の平面図の配置寸法を示す。
【図13】イオン水生成器の設置構造を示す。
【図14】イオン水生成器の設置構造を示す。
【図15】図1のイオン水生成器の内部構造を示す。
【図16】本発明におけるイオン水生成器のブロック図を示す。
【図17】本発明におけるイオン水生成器の通水路を示す拡大一部断面図を示す。
【図18】トランスをイオン水生成器本体とは別に設けた場合を示す。
【図19】別体の浄水カートリッジを外付けしたイオン水生成器の組立手順を示す。
【図20】別体の浄水カートリッジを外付けしたイオン水生成器の組立手順を示す。
【図21】従来のイオン水生成器の使用状態を示す。
【符号の説明】
1 イオン水生成器
2 操作部
3 操作ボタン
4 吐水管
5 突設部
6 フレキシブルホース
7 導入口
8 導出口
9 塞ぎ蓋
10 接手
11 分岐ホース
12 捨水ホース
13 添加口
14 取付部
15 幅広の一側面
16 幅狭(長手)の一側面
17 幅狭(短手)の一側面
18 幅狭(長手)の他側面
19 幅狭(短手)の他側面
20 幅広の他側面
21 電源コード
22 浄水カートリッジ
23 水栓
24 浄水器
25 スパウト
26 シンク
27 出窓カウンター
28 バックハンガー
29 固定具
30 壁固定片
31 電解槽
32 電源基板
33 制御部
34 通水路
35 切替弁
36 電源
100 従来のイオン水生成器

Claims (4)

  1. イオン水を生成する電解槽を備えたイオン水生成器であって、このイオン水生成器は、薄型の箱形状をしており、この箱形状の幅狭の側面に操作部を配置し、かつ、前記設置面は、少なくとも、この操作部を有する幅狭の側面に対向する幅狭の側面と、この操作部を有する幅狭の側面に隣接する幅狭の側面と幅広の側面と、から選択してなり、更に、通水のための導入口と捨水を排水するための導出口とを少なくとも2面にそれぞれ配置し、一方の導入口と導出口とにホースを接続し、他方の導入口と導出口とに塞ぎ蓋で塞ぐことを特徴とするイオン水生成器。
  2. 前記イオン水生成器の幅広の側面が金属板で形成されていることを特徴とする請求項1に記載のイオン水生成器。
  3. 前記イオン水生成器のイオン水を使用者に供給する吐水管は、操作部を有する面に接続してなることを特徴とする請求項1又は2のいずれか1つに記載のイオン水生成器。
  4. 前記吐水管は、側面に斜めに配置した突設部とこの突設部に連通されたフレキシブルホースとから構成され、さらに、突設部は、回転自在に設けられていることを特徴とする請求項に記載のイオン水生成器。
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