JP2003334553A - イオン水生成器 - Google Patents

イオン水生成器

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JP2003334553A
JP2003334553A JP2003064143A JP2003064143A JP2003334553A JP 2003334553 A JP2003334553 A JP 2003334553A JP 2003064143 A JP2003064143 A JP 2003064143A JP 2003064143 A JP2003064143 A JP 2003064143A JP 2003334553 A JP2003334553 A JP 2003334553A
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water
ion water
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discharge pipe
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JP2003064143A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Murahashi
利行 村橋
Mitsuyoshi Seki
充良 関
Yoshihiko Hikita
義彦 疋田
Hirotaka Takou
宏崇 田幸
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】設置場所の制約を受けないイオン水生成器を提
供する。特に、設置向きを変えられかつイオン水を供給
する吐水管の取廻しが楽なイオン水生成器を提供する。 【解決手段】イオン水を生成する電解槽を備えたイオン
水生成器であって、このイオン水生成器は、その本体の
少なくとも3面を設置面として選択可能とし、かつ、吐
水管と操作部とを設置面以外のいずれかの側面に配置し
てなり、この吐水管は、側面に斜めに配置した突設部と
この突設部に連通されたフレキシブルホースとから構成
され、さらに、突設部は、回転自在に設けられているこ
とを特徴とするイオン水生成器とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水を電気分解した
のちの酸性イオンリッチ水及び/又はアルカリイオンリ
ッチ水(以下、「イオン水」と称する)等のイオン水を
生成する電解槽を備えたイオン水生成器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のイオン水生成器100は、アルカ
リイオン水や酸性水のイオン水を生成する電解槽(図示
せず)と原水(水道水)の異物等を除去する浄水カート
リッジ(図示せず)を内蔵している。そして、このイオ
ン水生成器100は、台所用の家庭用器具として広く浸
透しつつある。特に、シンク26周辺に設置される据置
型が、家庭用イオン水生成器100の主流となってい
る。
【0003】図21に示すように、従来の据置型のイオ
ン水生成器100は、水栓23に接続した切替弁35か
ら分岐ホース11を介して、原水をイオン水生成器10
0内に導入し、内蔵した浄水カートリッジ(図示せず)
で浄化され、さらに電解槽(図示せず)でイオン分解処
理されたイオン水を吐水管4により吐出する。そして、
このような据置型のイオン水生成器100は、各社から
提案されている。(たとえば、非特許文献1を参照のこ
と)
【0004】
【非特許文献1】TOTO総合カタログ2001−20
02 P698
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来の据置型のイ
オン水生成器100は、流しのシンクトップ26a上に
設置して使用されるため、設置場所を確保する必要があ
る。しかしながら、流しのシンクトップ26aにおい
て、フラット面を有する部分は限られており、安定して
イオン水生成器100を配置することが困難な場合が少
なくない。さらに、流しのシンクトップ26aは、台所
で使用する他の備品を設置することにも利用されてい
る。この場合、さらにイオン水生成器100を設置する
空間は小さくなり、設置場所に制約を受けてしまう。
【0006】また、どこにどのように設置するかは、上
述した安定性のほかに、次の事項を考慮する必要があ
る。 (1)pH濃度を切り替えたりするために操作部3を前
面にして、操作部3を容易に操作する位置に配置するこ
と (2)イオン水生成器100に設けられた吐水管4から
シンク26内にイオン水を吐水できるように配置するこ
と (3)水栓23からの分岐ホース11を分岐しイオン水
生成器100の決められた接手に接続すること (4)イオン水生成器100の電解槽でイオン分解する
ための電源36を確保すること などが挙げられる。このような条件も満足しつつ、イオ
ン水生成器100を流しのシンクトップ26a上に設置
する必要がある。そのため、このような設置場所の制約
により、イオン水生成器100の商品自体の魅力が半減
してしまうばかりか、購入意欲を低減し買い控えにも繋
がる可能性もある。また、どうにか設置することができ
たとしても、分岐ホース11や捨水ホース12の取廻し
によって、シンク26周りが煩雑となり、台所自体の使
用に対して、快適性を損ないかねないといった問題もあ
る。
【0007】そこで、本発明では、上記の問題点を解決
すべく、設置場所の制約を受けないイオン水生成器を提
供することにある。特に、設置向きを変えられかつイオ
ン水を供給する吐水管の取廻しが楽なイオン水生成器を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服するため
に、本発明の請求項1では、イオン水を生成する電解槽
を備えたイオン水生成器であって、このイオン水生成器
は、その本体の少なくとも3面を設置面として選択可能
とし、かつ、吐水管と操作部とを設置面以外のいずれか
の側面に配置してなり、この吐水管は、側面に斜めに配
置した突設部とこの突設部に連通されたフレキシブルホ
ースとから構成され、さらに、突設部は、回転自在に設
けられていることを特徴とするイオン水生成器とした。
【0009】これにより、使用者の台所事情にあわせ
て、使用者自身が選択して設置場所を決めて、イオン水
生成器を好きな向きに配置しても、吐水管の取廻しが楽
にすることができる。つまり、この発明により、突設部
を回転させて、イオン水生成器の本体から吐水管を斜め
前方下側に向けることができるのである。そのため、吐
水管の軌跡をできるだけ短くすることができる。したが
って、必要以上に吐水管を長くする必要がなく、吐水管
自体が邪魔になることがない。また、本発明のイオン水
生成器においては、さらに浄水カートリッジを内蔵して
ないイオン水生成器とすることがより好ましい。なお、
ここで言う「浄水カートリッジを内蔵してない」とは、
イオン水生成器本体内に浄水カートリッジを配置せず
に、イオン水生成器本体に外付けしている場合も含む。
【0010】本発明の請求項2では、前記突設部は、操
作部を有する側面に配置してなることを特徴とする請求
項1に記載のイオン水生成器とした。
【0011】これにより、いずれの側面を設置面として
採用したとしても、つねに操作部を使用者側に配置し、
操作性を損ねることはなく、吐水管からの吐水を得るこ
とができる。また、同一側面に吐水管と操作部を設ける
ことで、設置面とする側面を増やし、設置向きを自由に
選択することができる。そのため、設置の制約を低減す
ることができる。
【0012】本発明の請求項3では、イオン水を生成す
る電解槽を備えたイオン水生成器であって、このイオン
水生成器は、その本体の一側面に操作部を設けこの側面
に隣接する側面に吐水管を設けてなり、かつ、他の側面
のうち少なくとも3面を設置面として選択可能としてな
り、吐水管は、側面に垂直に配置した突設部とこの突設
部の側方に連通されたフレキシブルホースとから構成さ
れ、さらに突設部は、回転自在に設けられていることを
特徴とするイオン水生成器とした。
【0013】これにより、使用者の台所事情にあわせ
て、使用者自身が選択して設置場所を決めて、イオン水
生成器を好きな向きに配置しても、吐水管の取廻しが楽
にすることができる。つまり、この発明により、突設部
を回転させて、イオン水生成器の本体から吐水管を使用
側に向けることができる。そのため、必要以上に吐水管
を長くする必要がなく、吐水管自体が邪魔になることが
ない。
【0014】本発明の請求項4では、前記突設部は、所
定以下の回転力で回転しないようにするための回転抑制
手段を有していることを特徴とする請求項1乃至3のい
ずれか1つに記載のイオン水生成器とした。
【0015】これにより、吐水管の自重により突設部が
不用意に回転せずに、所定の向きに確実に保持すること
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明をよ
り具体的に説明する。図1、図2に本発明におけるイオ
ン水生成器1の実施例をそれぞれ示す。このイオン水生
成器1は、図15、図16に示すように、イオン水を生
成する電解槽31、操作部2、制御部33、電源基板
(トランス)32、添加ユニット13aを内部に備えて
いる。特に、このイオン水生成器1は、イオン水(アル
カリイオン水や酸性水)を生成する電解槽31と原水
(水道水)の異物等を除去する浄水カートリッジ22と
を分離して、イオン水生成器1に電解槽31を配置し、
浄水カートリッジ22は独立して別体に形成している。
なお、このように浄水カートリッジを独立して別体に形
成することで、イオン水生成器をより薄型でさらにコン
パクトに形成することができる。
【0017】また、このイオン水生成器1は、その本体
の少なくとも3面を設置面15、18、19、(20)
として選択可能とすることで、台所事情に合わせて設置
形態を変えることができる。特に、イオン水生成器1
は、薄型の箱形状をしており、幅狭の長手の側面16に
操作部2を配置している。また、設置面としては、少な
くともこの操作部2を有する側面16に対向する側面1
8と、この操作部2を有する側面16に隣接する2側面
15、19、(20)とから選択できるように構成する
ことが好ましい。また、全側面15、16、17、1
8、19、20が平面形状にて形成されていると固定具
を用いずにも安定して配置することができる。さらに、
幅広の側面15、20を金属板で形成するとよい。さら
に、カルシウム等の溶質を添加する添加口13を操作部
2と同一側面16に設けている。なお、図1および図2
は、操作部2と対向する幅狭の長手の側面18を設置面
とした場合を示している。
【0018】また、図1に示すように、イオン水生成器
1のイオン水を使用者に供給する吐水管4は、操作部2
を有する側面16に配置するとよい。具体的には、この
吐水管4は、斜め方向(約45度)に突設させた突設部
5にフレキシブルホース6を接続している。そして、こ
の突設部5は360度回転自在に設けられている。
【0019】また、図2では、吐水管4を操作部2に隣
接した幅狭の短手の側面17に設けている。具体的に
は、筒状の突設部5をその側面17に垂直に設けてい
る。そして、この筒状の突設部5の側方にフレキシブル
ホース6を接続している。また、この突設部は360度
回転自在に設けられている。この場合、設置面は操作部
2を有する側面16と対向する側面18としている。
【0020】また、イオン水生成器1は、通水のための
導入口7と導出口8とを少なくとも2面にそれぞれ配置
し、一方の導入口7と導出口8とにそれぞれ分岐ホース
11と捨水ホース12を接手10を介して接続し、他方
の導入口7と導出口8とを塞ぎ蓋9で塞ぐようにしてい
る。図17には、導入口7と導出口8の部分断面図の概
略を示している。図示するように、通水路34を十字状
に形成し、通水路34の端部を各3つの側面15、1
7、20に設けている。側面17に接手10を接続して
おり、他の側面15、20には塞ぎ蓋9を設けている。
従って、どの側面を設置面にするかにより、接手10と
塞ぎ蓋9とを選択して、設置位置に支障なく水の導入出
力を可能にすることができる。
【0021】次に、図3は、イオン水生成器1の幅広の
側面15を設置面とした場合を示している。特に、出窓
カウンターや対面カウンタや吊棚にイオン水生成器1を
設置する場合に有効である。この場合、操作部2は使用
者側を向いており、操作しやすくさらに、上面がステン
レスなどの金属板を設けた側面とすると、上部へ台所用
の備品等の載置が可能となる。
【0022】次に図4は、操作部2の長手の側面16と
隣接する幅狭の短手の側面17を設置面とし縦置きとし
た場合を示している。特に幅の狭い場所に設置したいと
きに図示するように縦長に配置するとよい。この場合に
おいても、操作部2は、使用者側に向いており、操作し
やすい。
【0023】次に図5には、操作部2の表示を示してい
る。この操作部2は、イオン水のpHの切替やイオン水
生成器1の処理情報を表示している。アルカリイオン
水、清水(浄水)、酸性水の操作ボタン3がpHの順に
配列している。特に、使用者に分かりやすくするため
に、pHに応じて使用する対象物(用途)を表示してい
る。また、ランプ3aにより何を選択しているか分かる
ようにしている。なお、図5(A)では、図1乃至4に
示すように設置形態を変えた場合においても表示が使用
者に分かりやすくなるように斜めに表示している。この
ように操作部の表示を斜めにしていることで、3側面1
8、19、20のどの向きにイオン水生成器1を配置し
ても文字や表示が逆さまとなるようなことがなく、使用
者に不快感を与えることがない。また、図5(B)と図
5(C)の表示の2シートをシールとして用意してお
き、設置向きに合わせていずれかを選択して貼付するよ
うにしてもよい。
【0024】次に、図6および図7には、本発明のイオ
ン水生成器1を用いる場合の水栓23と浄水カートリッ
ジ22との組み合わせの一例を示す。図6は、台所のキ
ャビネット内に浄水カートリッジ22を収納し、台所の
シンク26に設置したビルトインタイプの浄水器用水栓
23から分岐し本発明のイオン水生成器1を介在させる
組み合わせ例である。図7は、水栓23の先端に取り付
ける浄水カートリッジ22を内蔵した浄水器24の切替
弁35から水を供給し、本発明のイオン水生成器1を設
ける場合の組み合わせ例である。このように電解槽31
を備えたイオン水生成器1と、浄水カートリッジ22と
を分離して別体に設けることで、ビルトインの浄水器や
水栓23の先端に取り付ける浄水器24を購入した使用
者が、本発明のイオン水生成器1を購入すれば、その浄
水器24を無駄にすることなく利用して、アルカリイオ
ン水を得ることができるのである。そのため、浄水器2
4を購入している使用者がさらにアルカリイオン生成の
機能を追加したいときに低コストで購入することが可能
となり、購入意欲を促進させることができる。また、図
19に示すように、イオン水生成器1の側面に別体の浄
水カートリッジを外付けしてもよい。
【0025】次に、具体的に台所に本発明のイオン水生
成器1を設置した場合の使用状態を図を基に説明する。
図8および図9は、水栓23のスパウト25内に浄水カ
ートリッジ22を収納した場合において、このスパウト
25から分岐し、本発明のイオン水生成器1を介在させ
た使用状態である。図8および図9は、イオン水生成器
1をそれぞれ図1および図2に示すような設置の方法で
台所のシンク26の後方に配置している。操作部2が上
方に向いているため、前方の側面15に図5(B)に示
すような操作部2の表示シール2aをさらに貼付しても
よい。この場合、操作部2が見えなくとも、表示シール
2aを手がかりに操作部2の操作ボタン3を押すことが
できる。なお、イオン水生成器1の接手10に捨水ホー
ス12を接続している。
【0026】また、吐水管4もシンク26に向かって配
置されている。特に図8に示すイオン水生成器1の場
合、吐水管4は側面16に対して突設部5が回転自在と
なって斜め(45度)方向に向いている構成となってい
る。そのため、使用するシンク26側に突設部5を向け
る突設部5に連設したフレキシブルホース6をシンク2
6内に向けることができる。つまり、突設部5が回転自
在でしかも斜め方向に向いているため、イオン水生成器
1の設置形態(向き)を変えても、フレキシブルホース
6は常に突設部5からシンク26までを短い距離長でよ
く、必要以上に長くする必要がない。そのため、フレキ
シブルホース6の軌跡は緩やかとなり、台所使用時にフ
レキシブルホース6が邪魔になることがない。さらに、
この場合、吐水管4を操作部2と同一側面16に設けて
いるので、操作部2の側面16以外の5つの面15、1
7、18、19,20を設置面とすることができる。
【0027】また、図9に示すイオン水生成器1の場
合、吐水管4は操作部2を有する側面16に隣接する幅
狭の短手の側面17の操作部2よりに設けている。特
に、側面17に突設部5を回転自在に設け、フレキシブ
ルホースをその突設部5から90度向きを変えて設けて
いるため、設置の形態に合わせて、回転させて、フレキ
シブルホース6をシンク26内に設けることができる。
この場合も、フレキシブルホース6は常に突設部5から
シンク26までを短い距離長でよく、必要以上に長くす
る必要がない。そのため、フレキシブルホース6の軌跡
は緩やかとなり、台所使用時にフレキシブルホース6が
邪魔になることがない。
【0028】なお、図8、図9のいずれのイオン水生成
器においても、フレキシブルホース6で構成される吐水
管4の自重により突設部5が不用意に回転しないように
することが好ましい。そのため、突設部5を所定の向き
に保持できるようにするために、所定以下の回転力で回
転しない回転抑制手段をこの突設部5に設ける。具体的
な構成としては、突起部5の本体内に位置している部分
には、凹凸形状のスプライン5aが歯車状に形成されて
おり、このスプライン5aに係止する係止バネ5bなど
の付勢手段をカバー側に備えている。そして、スプライ
ン5aの凹部に係止バネ5bの先端が入り込み、この係
止バネ5bの付勢力により、フレキシブルホースの自重
により突設部5が不用意に回転せずに、突設部5を所定
の角度に保持することができる。このように回転抑制手
段を構成することで、係止バネ5bの付勢力に勝ったと
きのみに突設部5を回転させることができる。
【0029】次に、図10は、台所の出窓カウンター2
9などに図3に示すような設置の方法で台所に配置した
使用状態を示す。この場合、上方の側面20を台所の備
品を置くスペースとして利用することができる。この場
合も、操作部2は使用者側の前方に向けて、イオン水生
成器1を配置することができる。また、吐水管4もシン
ク26側に向けて利用することができるので、フレキシ
ブルホース6を必要以上に長くする必要がなく、台所使
用時にフレキシブルホース6が邪魔になることがない。
また、水栓23からの水供給用の導入口7と捨水を排水
するための導出口8を設置に合わせて、幅狭の側面17
側とすることができる。そのため、分岐ホース11や捨
水ホース12が邪魔となることもなく、また、がたつか
ないように安定して幅広の側面15を設置面としてイオ
ン水生成器1を設置できるとともに、上方の側面20の
全面を備品載置スペースとして利用することができる。
【0030】さらに、図11は、台所の出窓カウンター
29などに図4に示すような設置の方法で台所に配置し
た使用状態を示す。設置面の幅寸法が取れない場合に
は、このように縦型に配置して利用することができる。
この場合も、操作部2は使用者側の前方に向けて、イオ
ン水生成器1を配置することができる。また、吐水管4
もシンク26側に向けて利用することができるので、フ
レキシブルホース6を必要以上に長くする必要がなく、
台所使用時にフレキシブルホース6が邪魔になることが
ない。また、水栓23からの水供給用の導入口7と捨水
を排水するための導出口8を設置に合わせて、幅広の側
面20側とすることができる。そのため、分岐ホース1
1や捨水ホース12が邪魔となることもない。また、設
置面として、幅狭の側面17を選択し、その側面17に
は凹凸のない平面形状とすることができるため、がたつ
かないように安定してイオン水生成器1を設置すること
ができる。
【0031】次に、図12に、台所のシンク26と水栓
23と水栓23裏側のバックハンガ28等の配置寸法に
ついて説明する。シンク26の種類や水栓23の設置に
よって、台所のシンク26と水栓23と水栓23裏側の
バックハンガ28等の配置寸法が異なる。そのため、国
内メーカーの11社の上述する寸法を調査してみた。設
置した水栓23の裏側の寸法Aは、5mmから65mm
の範囲に設定されており、ほとんどが35mmから65
mm内であった。また、バックハンガ28まで含める
と、25mmから85mmの範囲に設定されており、ほ
とんどが50mm以上であった。つまり、本発明のイオ
ン水生成器1は、浄水カートリッジを別体に設け、薄型
形状のため設置形態を変えることができる。そのため、
水栓23の左右のスペースCと、さらにシンク横の狭い
スペースD(作業台でない方の狭いスペース)に設置ス
ペースがない場合であっても、なんらかの設置形態で水
栓23の裏側寸法AやB内に配置することができる。し
たがって、本発明のイオン水生成器1は、ほとんどの台
所に設置可能である。
【0032】次に、図13および図14に、イオン水生
成器1の固定具29を用いた場合の設置構造を示す。図
1や図2などで、イオン水生成器1の幅広の側面15、
20の四隅に固定具29を取付ける取付部14を設けて
いる。なお、イオン水生成器本体を左右に2分割してい
るため、この取付部14を用いて、左右2分割したカバ
ーを接続するようにしている。この取付部14と固定具
29を利用することで、さらに確実にイオン水生成器1
を設置することができる。次に具体的な設置例を図1
3、図14を用いて説明する。図13(A)は、固定具
29をネジ式としており、ネジの調整により段差のある
ところに安定して設置することができるようにしてい
る。図13(B)および(C)は、それぞれ長手の側面
および短手の側面を設置面とし縦置きした場合である。
このように設置面が小さい場合には、末広の固定具29
を用いてイオン水生成器1の取付部14にビス29aで
固定して設置面積を広くしてさらに倒れにくくしてもよ
い。図14は、設置するシンクトップ26a面がフラッ
トの場合に、壁に係止して、動かないように固定する場
合を示している。図14(A)は全体図、図14(B)
は、部分拡大図を示している。まず壁に壁固定片30を
固定し、図13(A)と同様の固定具29、29aをイ
オン水生成器1に固定し、壁固定片30に固定具29、
29aを係止している。なお、図示しないが、幅広の側
面20、(15)が平面形状のため、この取付部14を
利用して、イオン水生成器1を壁掛けにして利用するこ
とが可能である。
【0033】次に、図15にて、イオン水生成器1の内
部構造を示している。イオン水生成器1の本体を形成す
るカバー内に少なくともイオン水を生成する電解槽3
1、電源基板32、制御部33および操作部2とを備え
ている。そして、この電解槽31と、電源基板32、制
御部33および操作部2とを有する制御ユニットと、添
加ユニット13aと、水路を分岐する通水ベース部31
aとをカバーにそれぞれ取り付けている。特に、イオン
水生成器1は、図1に示すように薄型の箱形状として、
幅狭の側面16、17、18、19で左右に分割したカ
バーを重ね合わせることで本体を形成している。
【0034】そして、図19に示すように電解槽31の
上流側に通水ベース部31aを取付け、通水ベース部3
1aとカルシウム等の溶質を添加口13から添加する添
加ユニット13aとをホース37aにて接続し、さらに添
加ユニット13aと電解槽31とをホース37bにて接
続し、電解槽31で電解されたイオン水(アルカリイオ
ン水または酸性水)を吐水する吐水管4を接続する突設
部5を通水ベース部31aに取付ている。また、この突
設部5には、凹凸形状のスプライン5aが歯車状に形成
されており、このスプライン5aに係止する係止バネ5
bをカバー側に備えている。そして、スプライン5aの
凹部に係止バネ5bの先端が入り込み、この係止バネ5
bの付勢力により、フレキシブルホースの自重により突
設部5が不用意に回転せずに、突設部5を所定の角度に
保持することができる。なお、捨て水は、電解槽31か
ら通水ベース部31aを介して捨水ホース12(図19
では図示せず)にて排水する。さらに、図19では、浄
水カートリッジ22を通水ベース部31aの上流側に取
り付けている。なお、この浄水カートリッジ22は、カ
ートリッジ交換用蓋22aを取り外して、内部に配置し
ているカートリッジ本体を交換することができるように
なっている。
【0035】これらの電解槽31と、通水ベース部31
aと、添加ユニット13aと、突設部5と、ホース37
a、、37bとを通水可能に接続した後、図20に示す
ように、外観を形成するカバー1aにそれぞれが重なり
合わないようにねじ止めして取り付ける。さらに、制御
ユニット(図20において詳細構造は省略している)を
カバー内にネジとめする。さらに制御ユニットの電力を
供給するための電源コードをカーバー1aの切欠部に固
定する。そして、操作部2をカバー1aの側面切欠部に
差込むように取り付ける。そして、各機能部に通電可能
に配線をする。そして、他方のカバー1bを覆うように
被せ、4隅の取付部にブッシュを締め込んで、組立を完
了する。
【0036】このようにこのカバーの一方に電解槽31
と、電源基板32と制御部33と操作部2を有する制御
ユニットとをそれぞれ重なり合わないように取付けるこ
とでスリム化を実現することができる。そして、カバー
とカバーとを重ね合わせ、対向する両幅広の側面15、
20の4隅に設けた取付部14により、カバー同士を接
続している。さらに、この取付け部に固定具を取付け可
能としている。なお、ここでは、最良の実施例として、
制御部33および電源基板32を一体的にユニット化し
て形成し、組み立て性を向上させているが、それぞれを
取り付けてもよい。また、電源基板32および制御部3
3と、操作部2と、を別々に取り付けているが、全てを
1つのユニットとして形成しておき取り付けても良い。
【0037】さらに、図16に、イオン水生成器1のブ
ロック図を示す。水道水を水栓23の先端に設けた切換
弁35で水栓23のスパウト25から吐水するかイオン
水生成器1に分水するかを選択する。そして、イオン水
生成器1側に分水した場合、その分水を浄水カートリッ
ジ22を介してイオン水生成器1の本体内に搬送する。
さらに、操作部2で設定された情報を制御部33に送
り、この制御部33からの信号を受け、水温サーミスタ
で温度を検知し、さらに流量センサで流量を検知し、さ
らにカルシウムの添加口13を経由して、電解槽31に
水を供給する。そして、この電解槽31で水を電解し、
アルカリイオン水または酸性水が吐出管4より放出され
る。そして、そのときに発生した不要な水を捨水ホース
12で排水する。なお、図は、アルカリイオン水1を吐
水管4から吐水する場合を示している。
【0038】イオン水生成器1に設ける電解槽31は、
無隔膜電解槽を採用することが好ましい。これにより、
供給電力が小さくで済み、電源基板(トランス)32の
サイズをコンパクトにすることができるため、イオン水
生成器1をより薄型にすることができるのである。本発
明のイオン水生成器1は、約40mmという薄型を実現
することが可能となった。そのため、上述したようにほ
とんどの台所に制約なく設置することができる。
【0039】なお、これに対して、図18には電解槽3
1として隔膜ありの電解槽を用いた場合の例を示す。こ
の場合、水を電解するためには無隔膜電解槽に比べ供給
電力を多く必要とするため、電源基板(トランス)32
が大きくなる。そのため、この電源基板32をイオン水
生成器1の本体とは別体に設けて、本体の薄型を実現す
ることができる。
【0040】上述した本実施例においては操作部9と電
源コードを異なる平面上に構成しているが、設置面の自
由度を向上させる目的で同一平面上に構成することも可
能であることは言うまでも無い。
【0041】
【発明の効果】以上の本件発明により、設置場所の制約
を受けないイオン水生成器を提供することができる。特
に、設置向きを変えられかつイオン水を供給する吐水管
の取廻しが楽なイオン水生成器を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における一実施の形態であるイオン水生
成器を示す。
【図2】本発明における他の一実施の形態であるイオン
水生成器を示す。
【図3】図1のイオン水生成器の幅広の側面を設置面と
した場合の斜視図を示す。
【図4】図1のイオン水生成器の縦長に設置した場合の
斜視図を示す。
【図5】図1および図2の操作部の表示を示す。
【図6】本発明のイオン水生成器と浄水カートリッジと
水栓との組み合わせを示す。
【図7】本発明のイオン水生成器と水栓のスパウトに取
り付けられた浄水器との組み合わせを示す。
【図8】図1のイオン水生成器を台所に設置した使用状
態を示す。
【図9】図2のイオン水生成器を台所に設置した使用状
態を示す。
【図10】図1のイオン水生成器を台所に設置した別の
使用状態を示す。
【図11】図1のイオン水生成器を台所に設置した別の
使用状態を示す。
【図12】台所の平面図の配置寸法を示す。
【図13】イオン水生成器の設置構造を示す。
【図14】イオン水生成器の設置構造を示す。
【図15】図1のイオン水生成器の内部構造を示す。
【図16】本発明におけるイオン水生成器のブロック図
を示す。
【図17】本発明におけるイオン水生成器の通水路を示
す拡大一部断面図を示す。
【図18】トランスをイオン水生成器本体とは別に設け
た場合を示す。
【図19】別体の浄水カートリッジを外付けしたイオン
水生成器の組立手順を示す。
【図20】別体の浄水カートリッジを外付けしたイオン
水生成器の組立手順を示す。
【図21】従来のイオン水生成器の使用状態を示す。
【符号の説明】
1イオン水生成器 2操作部 3操作ボタン 4吐水管 5突設部 6フレキシブルホース 7導入口 8導出口 9塞ぎ蓋 10接手 11分岐ホース 12捨水ホース 13添加口 14取付部 15幅広の一側面 16幅狭(長手)の一側面 17幅狭(短手)の一側面 18幅狭(長手)の他側面 19幅狭(短手)の他側面 20幅広の他側面 21電源コード 22浄水カートリッジ 23水栓 24浄水器 25スパウト 26シンク 27出窓カウンター 28バックハンガー 29固定具 30壁固定片 31電解槽 32電源基板 33制御部 34通水路 35切替弁 36電源 100従来のイオン水生成器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 疋田 義彦 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号東陶機器株式会社内 (72)発明者 田幸 宏崇 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 4D061 DA03 DB07 DB08 EA02 EB16 EB37 EB38 FA13 GA02 GB22

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イオン水を生成する電解槽を備えたイオン
    水生成器であって、このイオン水生成器は、その本体の
    少なくとも3面を設置面として選択可能とし、かつ、吐
    水管と操作部とを設置面以外のいずれかの側面に配置し
    てなり、この吐水管は、側面に斜めに配置した突設部と
    この突設部に連通されたフレキシブルホースとから構成
    され、さらに、突設部は、回転自在に設けられているこ
    とを特徴とするイオン水生成器。
  2. 【請求項2】前記突設部は、操作部を有する側面に配置
    してなることを特徴とする請求項1に記載のイオン水生
    成器。
  3. 【請求項3】イオン水を生成する電解槽を備えたイオン
    水生成器であって、このイオン水生成器は、その本体の
    一側面に操作部を設けこの側面に隣接する側面に吐水管
    を設けてなり、かつ、他の側面のうち少なくとも3面を
    設置面として選択可能としてなり、吐水管は、側面に垂
    直に配置した突設部とこの突設部の側方に連通されたフ
    レキシブルホースとから構成され、さらに突設部は、回
    転自在に設けられていることを特徴とするイオン水生成
    器。
  4. 【請求項4】前記突設部は、所定以下の回転力で回転し
    ないようにするための回転抑制手段を有していることを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載のイオ
    ン水生成器。
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